JPH09131289A - こんにゃく製洗浄具及びその製造方法 - Google Patents

こんにゃく製洗浄具及びその製造方法

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JPH09131289A
JPH09131289A JP31754595A JP31754595A JPH09131289A JP H09131289 A JPH09131289 A JP H09131289A JP 31754595 A JP31754595 A JP 31754595A JP 31754595 A JP31754595 A JP 31754595A JP H09131289 A JPH09131289 A JP H09131289A
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JP
Japan
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konjac
composition
freezing
sol
cleaning tool
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JP31754595A
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English (en)
Inventor
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的に色・硬さ等の性状を変え、消費者の
視覚に強く訴えたり、消費者の要求に合わせたりしたこ
んにゃく製洗浄具を提供する。 【解決手段】 こんにゃくを凍結した後、解凍すること
により得られる、弾力性のある多孔質のこんにゃく製洗
浄具であって、凍結処理前のこんにゃくが、配合組成の
異なる2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を組合せ、
成形、ゲル化し、一体化したものよりなる、部分的に性
状の異なるものである。凍結処理前のこんにゃくは、配
合組成の異なる2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を
組合せ、全量同時に成形するか、あるいは先に成形した
組成物のゲル化前に、その外面に接触させて、別の組成
物を成形、ゲル化するよう、時間差をおいて順次成形す
るかして、一体化することにより、製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は一体ではあるが、
色・硬さ等が少なくとも2種以上の部分よりなるところ
の、部分的に性状の異なるこんにゃく製洗浄具及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1を参考にして説明する。こんにゃ
くを凍結した後、解凍すると、弾力性のある多孔質のス
ポンジ状の物体に変化することは古くから知られてい
る。このスポンジ状こんにゃく(以下こんにゃくスポン
ジ5と呼称する)はウレタンフォーム等と比較して、含
水時の肌触りがよいため、図1に示すように、洗顔用、
特に乳児の洗顔・入浴用具として用いられている。
【0003】しかしながら上記従来のこんにゃくスポン
ジ5は、一般に一様な白色や灰色であり、脱色すること
はあっても、赤色その他の顔料等で、意図的に着色され
たものはない。もちろん2種以上の色よりなるよう色分
けしたものもない。従って外観が極めて単純であって、
消費者の視覚に訴えるものが弱く、合成樹脂製の色彩豊
かな洗浄具に対して外観面で劣ると言う問題点がある。
【0004】また、硬さあるいは肌触りの点について
も、同質且つ一様であって、単に含水時の肌触りがよい
と言うだけで、その他消費者の要求に合った特色を合わ
せ持っておらず、商品的価値に欠けると言う問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、上記従来のこんにゃくスポンジは、一般に一様な
白色や灰色であり、外観が極めて単純で消費者の視覚に
強く訴えるものがないこと、また硬さあるいは肌触りの
点についても、同質且つ一様であって他に格別の特色が
ないことであって、本発明は上記課題を解決した、部分
的に色・硬さ等の性状を変え、消費者の視覚に強く訴え
たり、消費者の要求に合わせたりしたこんにゃく製洗浄
具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 第1の発明は、こんに
ゃくを凍結した後、解凍することにより得られる、弾力
性のある多孔質のこんにゃくスポンジよりなるこんにゃ
く製洗浄具であって、凍結処理前のこんにゃくが、配合
組成の異なる2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を組
合せ、成形、ゲル化し、一体化したものよりなる、部分
的に性状の異なるものである。
【0007】第2の発明は、第1の発明において凍結処
理前のこんにゃくが、顔料あるいは染料の種類および/
または配合割合が異なる2種類以上のゾル状こんにゃく
組成物を部分的に色彩が異なるよう組合せ、成形し、一
体化したものよりなるものである。
【0008】第3の発明は、第1の発明において凍結処
理前のこんにゃくが、こんにゃくの濃度あるいは気泡形
成材/剤の配合割合が異なる2種以上のゾル状こんにゃ
く組成物を部分的に硬さが異なるよう組合せ、成形し、
一体化したものよりなるものである。
【0009】第4の発明は、第1の発明において凍凍結
処理前のこんにゃくが、繊維、多糖類等の添加物の種類
および/または配合割合が異なる2種類以上のゾル状こ
んにゃく組成物を部分的に硬さが異なるよう組合せ、成
形し、一体化したものよりなるものである。
【0010】第5の発明は、こんにゃくを凍結した後、
解凍することにより得られる、弾力性のある多孔質のこ
んにゃくスポンジよりなるこんにゃく製洗浄具の製造方
法であって、部分的に性状の異なるこんにゃく製洗浄具
を得るため、凍結処理前のこんにゃくを配合組成の異な
る2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を組合せ、全量
同時に成形するか、あるいは先に成形した組成物のゲル
化前に、その外面に接触させて、別の組成物を成形、ゲ
ル化するよう、時間差をおいて順次成形するかして、接
着剤を介さず一体化することにより製造するものであ
る。
【0011】第6の発明は、接着剤を介して一体化する
ことを除き、第5の発明の構成と同じものである。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態例につい
て、図2乃至図6により説明すると、こんにゃくを凍結
した後に解凍することにより得られるところの弾力性の
ある多孔質のこんにゃく製スポンジであって、部分的に
性状の異なるこんにゃく製洗浄具を製造するために、凍
結処理前の配合組成の異なる2種類以上のゾル状こんに
ゃく組成物を組合せ、成形、ゲル化し、一体化したもの
を用いる。
【0013】上記部分的に性状の異なるこんにゃく製洗
浄具の製造に当って、予め凍結処理前の配合組成の異な
る2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を組合せ、全量
同時に成形するか、あるいは先に成形した組成物のゲル
化前に、その外面に接触させて、次の組成物を成形、ゲ
ル化するよう、時間差をおいて順次成形するかして、接
着剤を介さず一体化したり接着剤を介して一体化したり
する。
【0014】また、凍結処理前のこんにゃくとして、顔
料あるいは染料の種類および/または配合割合が異なる
2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を部分的に色彩が
異なるよう組合せ、成形し、一体化したものを使用す
る。図2乃至図4において、1aは無着色部分、1bは
着色部分である。
【0015】さらに、凍結処理前のこんにゃくとして、
こんにゃくの濃度あるいは気泡形成材/剤の配合割合が
異なる2種以上のゾル状こんにゃく組成物を部分的に硬
さが異なるよう組合せ、成形し、一体化したものを使用
してもよい。
【0016】さらにまた、凍結処理前のこんにゃくとし
て、繊維、多糖類等の添加物の種類および/または配合
割合が異なる2種類以上のゾル状こんにゃく組成物を部
分的に硬さが異なるよう組合せ、成形し、一体化したも
のを使用することも出来る。図5及び図6において、2
aは柔らかい部分、2bは硬い部分である。
【0017】
【実施例1】 こんにゃく精粉100重量部に水3,0
50重量部、気泡形成材3,140重量部、2.2%水
酸化カルシウム懸濁液250重量部を加え、さらに赤色
顔料を添加した後、図3に示す中心部の三角柱状部分3
に、また上記配合から赤色顔料を除いたものを周囲楕円
柱部分4にそれぞれ配置した状態に連続製蒟機で同時押
出し、同一断面形状の模様を持つ楕円柱を作り、適当な
厚さに裁断し、これを熱湯中で加熱したうえ、凍結・解
凍・脱水することによって、無着色部分1aの中心部に
赤色着色部分1bを持つ、一体のこんにゃくスポンジが
得られた。
【0018】
【実施例2】 こんにゃく精粉100重量部に水3,0
50重量部、気泡形成材3,140重量部、2.2%水
酸化カルシウム懸濁液250重量部を加えたものと、こ
んにゃく精粉100重量部に水3,430重量部、気泡
形成材4,360重量部、1.8%水酸化カルシウム懸
濁液310重量部を加えたものとを楕円柱部分を2等分
する同形の半楕円柱部分を形成するように連続製蒟機で
同時押出し、同形の半楕円柱部分よりなる楕円柱を作
り、適当な厚さに裁断し、これを熱湯中で加熱したう
え、凍結・解凍・脱水することによって、図5に示すよ
うに、半楕円柱の柔らかい部分2aと半楕円柱の硬い部
分2bよりなる、一体の楕円柱状のこんにゃくスポンジ
が得られた。
【0019】
【実施例3】 実施例2同様の配合のものを、一方の組
成物を先に成形し、先に成形したもののゲル化前に、そ
の外面に接触させて、他方の組成物を成形、ゲル化する
よう、時間差をおいて順次成形すると、接着剤を介さず
一体化することが出来、これを熱湯中で加熱したうえ、
凍結・解凍・脱水することによって、接着剤なしに、半
楕円柱の柔らかい部分2aと半楕円柱の硬い部分2bよ
りなる、一体のこんにゃくスポンジが得られた。
【0020】
【比較例】 上記実施例1及び2の配合のものを、一方
の配合割合のものを押出した後、20分程度遅れて、既
にゲル化した先に押出し成形したものに接触させて、残
りの配合割合のものを押出し、同様の処理を行い、こん
にゃくスポンジを作ったが、先に成形したものと後で成
形したものとは一体化出来なかった。なお、接着剤を介
在させれば、一体化可能である。
【0021】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、部分的に色・硬さ等の性状を変え、消費者の視覚に
強く訴えたり、消費者の要求に合わせたりしたこんにゃ
く製洗浄具を容易に製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の第1形態例を示す斜視図であ
る。
【図3】 本発明の実施の第2形態例を示す斜視図であ
る。
【図4】 本発明の実施の第3形態例を示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明の実施の第4形態例を示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明の実施の第5形態例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a 無着色部分 1b 着色部分 2a 柔らかい部分 2b 硬い部分 3 三角柱状部分 4 周囲楕円柱部分 5 こんにゃく製スポンジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こんにゃくを凍結した後、解凍すること
    により得られる、弾力性のある多孔質のこんにゃくスポ
    ンジよりなるこんにゃく製洗浄具において、凍結処理前
    のこんにゃくが、配合組成の異なる2種類以上のゾル状
    こんにゃく組成物を組合せ、成形、ゲル化し、一体化し
    たものよりなる部分的に性状の異なるこんにゃく製洗浄
    具。
  2. 【請求項2】 凍結処理前のこんにゃくが、顔料あるい
    は染料の種類および/または配合割合が異なる2種類以
    上のゾル状こんにゃく組成物を部分的に色彩が異なるよ
    う組合せ、成形し、一体化したものよりなる、請求項1
    記載のこんにゃく製洗浄具。
  3. 【請求項3】 凍結処理前のこんにゃくが、こんにゃく
    の濃度あるいは気泡形成材/剤の配合割合が異なる2種
    以上のゾル状こんにゃく組成物を部分的に硬さが異なる
    よう組合せ、成形し、一体化したものよりなる、請求項
    1記載のこんにゃく製洗浄具。
  4. 【請求項4】 凍結処理前のこんにゃくが、繊維、多糖
    類等の添加物の種類および/または配合割合が異なる2
    種類以上のゾル状こんにゃく組成物を部分的に硬さが異
    なるよう組合せ、成形し、一体化したものよりなる、請
    求項1記載のこんにゃく製洗浄具。
  5. 【請求項5】 こんにゃくを凍結した後、解凍すること
    により得られる、弾力性のある多孔質のこんにゃくスポ
    ンジよりなるこんにゃく製洗浄具の製造方法において、
    部分的に性状の異なるこんにゃく製洗浄具を得るため、
    凍結処理前のこんにゃくを配合組成の異なる2種類以上
    のゾル状こんにゃく組成物を組合せ、全量同時に成形す
    るか、あるいは先に成形した組成物のゲル化前に、その
    外面に接触させて、別の組成物を成形、ゲル化するよ
    う、時間差をおいて順次成形するかして、接着剤を介さ
    ず一体化することにより製造する、部分的に性状の異な
    るこんにゃく製洗浄具の製造方法。
  6. 【請求項6】 こんにゃくを凍結した後、解凍すること
    により得られる、弾力性のある多孔質のこんにゃくスポ
    ンジよりなるこんにゃく製洗浄具の製造方法において、
    部分的に性状の異なるこんにゃく製洗浄具を得るため、
    凍結処理前のこんにゃくを配合組成の異なる2種類以上
    のゾル状こんにゃく組成物を組合せ、全量同時に成形す
    るか、あるいは先に成形した組成物のゲル化前に、その
    外面に接触させて、別の組成物を成形、ゲル化するよ
    う、時間差をおいて順次成形するかして、接着剤を介し
    て一体化することにより製造する、部分的に性状の異な
    るこんにゃく製洗浄具の製造方法。
JP31754595A 1995-11-09 1995-11-09 こんにゃく製洗浄具及びその製造方法 Pending JPH09131289A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654775A (ja) * 1991-10-23 1994-03-01 Hiroshi Yamamoto 拭き具の製造方法
JPH0670582B2 (ja) * 1989-05-02 1994-09-07 宇宙開発事業団 開口部を有する光学センサの電磁シールド方式
JPH07171066A (ja) * 1993-10-29 1995-07-11 Nishikawa Rubber Co Ltd コンニャク製洗浄具及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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