JPH07171066A - コンニャク製洗浄具及びその製造方法 - Google Patents

コンニャク製洗浄具及びその製造方法

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JPH07171066A
JPH07171066A JP6071395A JP7139594A JPH07171066A JP H07171066 A JPH07171066 A JP H07171066A JP 6071395 A JP6071395 A JP 6071395A JP 7139594 A JP7139594 A JP 7139594A JP H07171066 A JPH07171066 A JP H07171066A
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JP
Japan
Prior art keywords
konjak
thread
laminate
filamentous
sponge
Prior art date
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Application number
JP6071395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Fusamitsu Fujii
房光 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication of JPH07171066A publication Critical patent/JPH07171066A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の方法に比べて、著しく短い製造時間
(加熱時間・ゲル溶出時間)で、スキン層がなく、水切
れがよく、空隙構造が均一、しかもその大きさも調整可
能で、弾力性に富むスポンジ様コンニャク製洗浄具を製
造可能なスポンジ様コンニャク製洗浄具及びその製造方
法を提供する。 【構成】 ゲル化してないコンニャクを糸状に押出し、
得られた糸状コンニャクの積層体を加熱し、ゲル化する
こと、及びゲル化した糸状のコンニャクの積層体を凍結
し、解凍することよりなるスポンジ様コンニャク製洗浄
具及びその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造の容易で、品質に
優れたコンニャク製洗浄具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンニャクを凍結後、解凍すると
スポンジ様になり、それが食用に或いは洗浄具として使
用されているのは公知の事実である。ただし、このスポ
ンジ様コンニャクはスキン層を有している。一方気泡形
成用ゲル粒を使用して、スキン層のないコンニャクスポ
ンジを得る方法が提案されている。
【0003】従って、上記従来のコンニャクを凍結し、
解凍して得られるスポンジ様のものは、表面にスキン層
が生じ、水切れが悪いため、カビが発生しやすく且つ気
泡構造が不均一である。気泡形成用ゲル粒を使用して、
スキン層のないコンニャクスポンジを製造するために
は、ゲル粒を混入する操作が必要であり、煩雑であるう
え、ゲル粒を溶出させるために長時間を要する等、それ
ぞれ問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のスポンジ様コンニャクの製造方法に
は、表面にスキン層が生じたり、製造に長時間を要した
りすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1及び第2の発明は、
ゲル化してないコンニャクを糸状に押出し、積層し、得
られた糸状のコンニャクの積層体を加熱し、ゲル化する
こと及びゲル化した糸状のコンニャクの積層体を凍結
し、解凍することよりなるスポンジ様コンニャク製洗浄
具及びその製造方法である。
【0006】第3及び第4の発明は、芯材としてゲル化
してないコンニャクに繊維を糸状に共押出し、積層し、
得られた繊維入り糸状のコンニャクの積層体を加熱し、
ゲル化すること及びゲル化した糸状のコンニャク積層体
を凍結し、解凍することよりなるスポンジ様コンニャク
製洗浄具及びその製造方法である。
【0007】第5及び第6の発明は、ゲル化してないコ
ンニャクを糸状に押出し、平面上に配列すると共に、そ
の平面上に配列された糸状コンニャクの上に、更にゲル
化してないコンニャクを糸状に押出し、配列する操作を
繰返すことにより、接する各層間の角度が20〜90度
になる糸状のコンニャクの積層体を形成すること、得ら
れた糸状のコンニャクの積層体を加熱し、ゲル化するこ
と及びゲル化した糸状のコンニャクの積層体を凍結し、
解凍することよりなるスポンジ様コンニャク製洗浄具及
びその製造方法である。
【0008】第7及び第8の発明は、上記第5及び第6
の発明の構成に加えて、ゲル化してないコンニャクを糸
状に押出すに当たって、芯材として、ゲル化してないコ
ンニャクに繊維を糸状に共押出することよりなるもので
ある。
【0009】
【実施例】実施例について説明すると、具体的には、ス
ポンジ様コンニャク製洗浄具を次のように製造する。す
なわち、先ずコンニャク粉40グラムを蒸留水1000
グラムに溶解し、コンニャク粉溶液を調製する。別に水
酸化カルシウム4グラムを蒸留水50グラムに懸濁して
水酸化カルシウム懸濁液(いわゆる石灰水)を調製す
る。次いで、この水酸化カルシウム懸濁液と前記コンニ
ャク粉溶液とを混合し、コンニャク・水酸化カルシウム
混合液を調製する。
【0010】
【実施例1】ゲル化してないコンニャク・水酸化カルシ
ウム混合液を、第1及び第2の発明では、シリンジを用
い1.5ミリの糸状に押出し積層するこのとき、糸状の
コンニャクができるだけ平行に接しないように注意する
(平行に接する部分が5ミリ以下であることが望まし
い)。この糸状のコンニャク積層体を積層後、30分放
置したのち、沸騰水中で30分間加熱し、ゲル化する。
最後に水に浸漬し、−5度で凍結させ、72時間後解凍
すると弾力性に富む多孔性(スポンジ様)のコンニャク
製洗浄具が得られる。
【0011】
【実施例2】ゲル化していないコンニャク・水酸化カル
シウム混合液を、第5及び第6の発明では、シリンジを
用い、1.5ミリの糸状に押出し、平面上に一定間隔
(3ミリ)に配列すると共に、その平面上に配列された
糸状コンニャクの上に、更に、ゲル化してないコンニャ
クを下層に対し角度90度になるように糸状に押出し、
平面上に一定間隔(3ミリ)に配列する操作を繰返すこ
とにより、接する各層間の角度が90度になる糸状のコ
ンニャクの積層体を形成する。糸状のコンニャクの積層
体は、積層後、30分放置したのち、沸騰水中で30分
間加熱し、ゲル化する。最後に、水に浸漬し、−5度で
凍結させ、72時間後、解凍すると、弾力性に富む、多
孔性(スポンジ様)のコンニャク製洗浄具が得られる。
【0012】実施例の積層状態を図1〜6に示す。ま
た、その他の積層例を図7〜12に示す。本発明はこれ
ら積層例のみに限定されるものではない。なお、10は
糸状コンニヤク、11は積層体である。第3・第4及び
第7・第8の発明では、上記第1・第2及び第5・第6
の発明の構成に加えて、ゲル化してないコンニャク・水
酸化カルシウム混合液を糸状に押出すに当たって、芯材
として、ゲル化してないコンニャクに繊維を糸状に共押
出することによって、補強する。
【0013】作用について説明すると、スポンジ様コン
ニャク製洗浄具は、スキン層がなく、水切れがよく、空
隙の大きさも調整可能であり、製造時間(加熱時間・ゲ
ル溶出時間)が従来の方法に比べて著しく短縮出来る。
また、糸状コンニャクの芯部に繊維を配した場合、製品
の強度を大きく出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
従来の方法に比べて、著しく短い製造時間で、スキン層
がなく、水切れがよく、また、糸状コンニャクを規則的
に配列した場合には、空隙構造が均一、しかもその大き
さも調整可能であり、弾力性に富むスポンジ様コンニャ
ク製洗浄具が得られる。また、糸状コンニャクの芯部に
繊維を配した場合、製品の強度を大きく出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】図1のB視図横である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】図4のC視図である。
【図6】図4のD視図である。
【図7】積層体の第1例である。
【図8】積層体の第2例である。
【図9】積層体の第3例である。
【図10】積層体の第4例である。
【図11】積層体の第5例である。
【図12】積層体の第6例である。
【符号の説明】
10 糸状コンニャク 11 積層体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル化してないコンニャクを糸状に押出
    し、積層し、得られた糸状のコンニャクの積層体を加熱
    し、ゲル化すること及びゲル化した糸状のコンニャクの
    積層体を凍結し、解凍することにより構成されたスポン
    ジ様コンニャク製洗浄具。
  2. 【請求項2】 ゲル化してないコンニャクを糸状に押出
    し、積層し、得られた糸状のコンニャクの積層体を加熱
    し、ゲル化すること及びゲル化した糸状のコンニャクの
    積層体を凍結し、解凍することよりなるスポンジ様コン
    ニャク製洗浄具の製造方法。
  3. 【請求項3】 芯材としてゲル化してないコンニャクに
    繊維を糸状に共押出し、積層し、得られた繊維入り糸状
    のコンニャクの積層体を加熱し、ゲル化すること及びゲ
    ル化した糸状のコンニャク積層体を凍結し、解凍するこ
    とにより構成されたスポンジ様コンニャク製洗浄具。
  4. 【請求項4】 芯材としてゲル化してないコンニャクに
    繊維を糸状に共押出し、積層し、得られた繊維入り糸状
    のコンニャクの積層体を加熱し、ゲル化すること及びゲ
    ル化した糸状のコンニャク積層体を凍結し、解凍するこ
    とよりなるスポンジ様コンニャク製洗浄具の製造方法。
  5. 【請求項5】 ゲル化してないコンニャクを糸状に押出
    し、平面上に配列すると共に、その平面上に配列された
    糸状コンニャクの上に、更にゲル化してないコンニャク
    を糸状に押出し、配列する操作を繰返すことにより、接
    する各層間の角度が20〜90度になる糸状のコンニャ
    クの積層体を形成すること、得られた糸状のコンニャク
    の積層体を加熱し、ゲル化すること、及びゲル化した糸
    状のコンニャクの積層体を凍結し、解凍することにより
    構成されたスポンジ様コンニャク製洗浄具。
  6. 【請求項6】 ゲル化してないコンニャクを糸状に押出
    し、平面上に配列すると共に、その平面上に配列された
    糸状コンニャクの上に、更にゲル化してないコンニャク
    を糸状に押出し、配列する操作を繰返すことにより、接
    する各層間の角度が20〜90度になる糸状のコンニャ
    クの積層体を形成すること、得られた糸状のコンニャク
    の積層体を加熱し、ゲル化すること、及びゲル化した糸
    状のコンニャクの積層体を凍結し、解凍することよりな
    るスポンジ様コンニャク製洗浄具の製造方法。
  7. 【請求項7】 芯材として、ゲル化してないコンニャク
    に繊維を糸状に共押出し、平面上に配列すると共に、そ
    の平面上に配列された繊維入りの糸状のコンニャクの上
    に、更にゲル化してない繊維入りのコンニャクを糸状に
    押出し、配列する操作を繰返すことにより、接する各層
    間の角度が20〜90度になる繊維入り糸状のコンニャ
    クの積層体を形成すること、得られた繊維入り糸状のコ
    ンニャクの積層体を加熱し、ゲル化すること、及びゲル
    化した糸状のコンニャクの積層体を凍結し、解凍するこ
    とにより構成されたスポンジ様コンニャク製洗浄具。
  8. 【請求項8】 芯材として、ゲル化してないコンニャク
    に繊維を糸状に共押出し、平面上に配列すると共に、そ
    の平面上に配列された繊維入りの糸状のコンニャクの上
    に、更にゲル化してない繊維入りのコンニャクを糸状に
    押出し、配列する操作を繰返すことにより、接する各層
    間の角度が20〜90度になる繊維入り糸状のコンニャ
    クの積層体を形成すること、得られた繊維入り糸状のコ
    ンニャクの積層体を加熱し、ゲル化すること、及びゲル
    化した糸状のコンニャクの積層体を凍結し、解凍するこ
    とよりなるスポンジ様コンニャク製洗浄具の製造方法。
JP6071395A 1993-10-29 1994-03-15 コンニャク製洗浄具及びその製造方法 Pending JPH07171066A (ja)

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JP5-294124 1993-10-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09131289A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Nishikawa Rubber Co Ltd こんにゃく製洗浄具及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09131289A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Nishikawa Rubber Co Ltd こんにゃく製洗浄具及びその製造方法

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