JPH09130701A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH09130701A
JPH09130701A JP28330495A JP28330495A JPH09130701A JP H09130701 A JPH09130701 A JP H09130701A JP 28330495 A JP28330495 A JP 28330495A JP 28330495 A JP28330495 A JP 28330495A JP H09130701 A JPH09130701 A JP H09130701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
display device
display devices
image
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28330495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Takemura
裕夫 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28330495A priority Critical patent/JPH09130701A/ja
Publication of JPH09130701A publication Critical patent/JPH09130701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、平面型ディスプレイ・デバイスを
用い簡易な構成で高精細な大画面表示を可能とし得る画
像表示装置を提供するものである。 【解決手段】略四角形状に形成され周囲の1片または連
続する2片に駆動部11b〜14bが配置された平面型
の画像表示デバイス11〜14を複数個備え、この複数
の画像表示デバイス11〜14を、その駆動部11b〜
14bを覆って階段状に順次重ね合わされるように並設
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば液晶ディ
スプレイ・デバイスやプラズマ・ディスプレイ・デバイ
ス等の平面型ディスプレイ・デバイスを複数個用いて大
画面表示を可能とした画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、従来のCRT
(Cathode Ray Tube)に代わって、液晶ディスプレイ・
デバイスやプラズマ・ディスプレイ・デバイス等に代表
される平面型ディスプレイ・デバイスが、将来の薄型画
像表示システムを構築するための主流になってきてい
る。そして、現在では、さらに迫力ある画像を再現する
ために、大型で立体画像を表示することができる画像表
示システムの開発も盛んに行なわれている。
【0003】しかしながら、この種の画像表示システム
の場合、例えばHDTV(High Difinition Televisio
n)に相当する画像を表示する場合には、水平方向20
00画素×垂直方向1000画素という、合計200万
個もの画素を集積して1枚の画像に形成することが必要
となるが、このような膨大な数の画素を1つの欠陥もな
いように作成することは、非常に困難なことである。さ
らに、UDTV(UltraDifinition Television )のよ
うに、水平方向4000画素×垂直方向2000画素と
いう、合計で800万個もの画素を必要とするシステム
を製作することは実際上不可能となる。
【0004】一方、多数のCRTを並べて大画面の画像
を得るシステムとしては、従来よりビデオ・ウォールが
知られている。このビデオ・ウォールは、投射型の40
インチ程度のCRTディスプレイを縦横に継ぎ目なく並
べ、全体で1枚の画像を表示しようとするものである。
ところが、このビデオ・ウォールでは、システムの規模
(特に奥行き)が大きく重量も重くなり、業務用として
しか利用されにくいものとなっている。また、レジスト
レーションなどの色ずれや、画像の歪みなどの問題もあ
り、高解像度の画像を得ることも困難である。
【0005】なお、立体画像を表示するシステムとして
は、ドームオムニマックッスが知られている。このドー
ムオムニマックッスは、カナダのオムニマックッス社が
製作しているもので、半円球状のドームスクリーンに7
0mmフィルムで制作された高精細度のカラー映画を投
影するシステムである。このドームオムニマックッスに
よれば、大画面で確かに迫力のある立体画像を演出する
ことができるが、この種の立体画像表示方式をテレビジ
ョンシステムを用いて実現することは到底不可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、液晶デ
ィスプレイ・デバイスやプラズマ・ディスプレイ・デバ
イス等に代表される平面型ディスプレイ・デバイスを用
いた画像表示システムでは、大画面表示には不向きであ
るという問題を有している。また、CRTディスプレイ
を用いたビデオ・ウォールのような画像表示システム
は、大規模化し難くしかも高解像度の画像を得ることが
困難であるという不都合がある。
【0007】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、平面型ディスプレイ・デバイスを用い簡
易な構成で高精細な大画面表示を可能とし得る極めて良
好な画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像表示
装置は、略四角形状に形成され周囲の連続する2片に駆
動部が配置された平面型の画像表示デバイスを複数個備
え、この複数の画像表示デバイスを、駆動部を覆って階
段状に順次重ね合わされるように並設したものである。
【0009】また、この発明に係る画像表示装置は、略
四角形状に形成され周囲の1片に駆動部が配置された平
面型の画像表示デバイスを複数個備え、この複数の画像
表示デバイスを、駆動部を覆って階段状に順次重ね合わ
されるように並設したものである。
【0010】上記のような構成によれば、複数の画像表
示デバイスを、駆動部を覆って階段状に順次重ね合わさ
れるように並設したので、平面型ディスプレイ・デバイ
スを用い簡易な構成で高精細な大画面表示を可能とする
ことができる。特に、高精度で複雑な表示デバイスや、
高速で動作し消費電力も大きく複雑な信号処理回路等を
使うことなく、迫力があって効果の大きな大画面画像を
手軽に得ることができる。
【0011】また、従来の液晶デバイスを組み合わせる
際に問題となっていた、画像の継ぎ目の表示できない部
分(通常、黒い線となってしまう部分)を細くすること
ができ、大画面で観賞する際に、実用上、障害とならな
い程度に軽減できる効果もある。さらに、従来、不可能
であった、超大画面の画像も得ることができ、大人数で
一度に同じ画像を観賞する場合に有効となる。また、従
来の平面的な画像表示装置では得られなかった、奥行き
のある立体画像が容易に得られるという効果もある。
【0012】さらに、立体画像を表示する際には、立体
効果を一層高め迫力ある画像を得ることができる。ま
た、鑑賞者が歩きながら見るなど、移動しながら見る場
合に自然に感じられるという効果も得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1におい
て、符号11〜14は、それぞれ平面型の画像表示デバ
イスであり、例えば液晶表示デバイスやプラズマ表示デ
バイス等が想定されている。これら4枚の画像表示デバ
イス11〜14は、それぞれ、画像が表示される略長方
形状に形成された画像表示領域11a〜14aを有して
いる。そして、各画像表示デバイス11〜14は、その
画像表示領域11a〜14aの周囲の連続する2片に、
駆動部11b〜14b(図中斜線で示す)が配置されて
いる。
【0014】ここで、4枚の画像表示デバイス11〜1
4のうち、画像表示デバイス11と画像表示デバイス1
4とは、同じ構造のデバイスである。つまり、画像表示
デバイス11は、その画像表示領域11aに対して図中
上部から左側部にかけて駆動部11bが配置される構造
となっており、画像表示デバイス14は、画像表示デバ
イス11を180°回転させて上下を反転させて配置し
たものである。
【0015】また、他の画像表示デバイス12と画像表
示デバイス13とも、同じ構造のデバイスである。つま
り、画像表示デバイス12は、その画像表示領域12a
に対して図中上部から右側部にかけて駆動部12bが配
置される構造となっており、画像表示デバイス13は、
画像表示デバイス12を180°回転させて上下を反転
させて配置したものである。
【0016】そして、これら4枚の画像表示デバイス1
1〜14は、その画像表示領域11a〜14aのうち駆
動部11b〜14bの配置されていない2片を、互いに
接近させるように配置されている。要するに、この図1
に示す画像表示装置は、2種類の画像表示デバイス11
と12を、それぞれ2枚づつ使用することにより構成さ
れている。
【0017】このように構成された4枚の画像表示デバ
イス11〜14に、それぞれ1画面分の映像信号を分配
して与えることにより、4倍の画面に1画面分の画像を
表示することが可能となる。また、各画像表示デバイス
11〜14同士の継ぎ目は、十分に接近して配置するこ
とにより、少し離れた位置から観賞した場合、ほとんど
わからないようにすることができる。
【0018】図2は、4枚の画像表示デバイス11〜1
4にそれぞれ映像信号を分配して与えるための分配手段
を示している。すなわち、入力端子15に供給された映
像信号は、第1のスイッチング回路16に供給される。
この第1のスイッチング回路16は、パルス入力端子1
7に供給された1フィールドの周波数fV (59.94
Hz)の2倍の周波数2fV (119.88Hz)を有
するパルス信号に基づいてスイッチング動作を行なうこ
とにより、1フィールドの映像信号の有効走査線240
本を、前半の120本と後半の120本とに分離してい
る。つまり、入力端子15に供給された映像信号を、垂
直方向上半分の映像信号と下半分の映像信号とに分離し
て、第2のスイッチング回路18に出力している。
【0019】この第2のスイッチング回路18は、パル
ス入力端子19に供給された水平周波数fH (15.7
4kHz)の2倍の周波数2fH (31.48kHz)
を有するパルス信号に基づいてスイッチング動作を行な
うことにより、映像信号の1水平走査線を前半部分と後
半部分とに分離している。つまり、上下に分離された映
像信号それぞれを、水平方向の左半分と右半分とに分離
している。
【0020】このため、入力端子15に供給された映像
信号は、垂直方向上半分でかつ水平方向左半分の第1の
成分と、垂直方向上半分でかつ水平方向右半分の第2の
成分と、垂直方向下半分でかつ水平方向左半分の第3の
成分と、垂直方向下半分でかつ水平方向右半分の第4の
成分との、4つの成分に分離される。
【0021】そして、第1の成分は、出力端子20を介
して画像表示デバイス11に供給され、第2の成分は、
出力端子21を介して画像表示デバイス12に供給さ
れ、第3の成分は、出力端子22を介して画像表示デバ
イス13に供給され、第4の成分は、出力端子23を介
して画像表示デバイス14に供給され、それぞれの画像
表示デバイス11〜14で画像表示される。
【0022】なお、図2に示した構成の分配手段では、
各画像表示デバイス11〜14にかなり高周波数の映像
信号が加えられることになり、各画像表示デバイス11
〜14で高速走査を行なう必要が生じる。すなわち、各
画像表示デバイス11〜14は、それぞれ1/4フィー
ルド期間で一度走査した後、残りの3/4フィールド期
間は一度も走査に寄与していないことになる。
【0023】そこで、図3に示すように、第2のスイッ
チング回路18から出力される第1乃至第4の成分を、
それぞれ画像メモリ24〜27に蓄えるようにしてお
き、画像メモリ24〜27から読み出して画像表示デバ
イス11〜14に一斉に供給するときに1/4倍の低速
度にする。このようにすることにより、各画像表示デバ
イス11〜14には、並列的に映像信号が表示されるよ
うになり、明るくフリッカーのない鮮明な画像が得られ
ることになる。
【0024】さらに、各画像表示デバイス11〜14に
は、入力端子15に供給された元の映像信号の1/4の
低速度で画像表示させればよいので、例えばHDTV対
応の映像信号を、通常のNTSC(National Televisio
n System Committee)方式の映像信号が表示可能な画像
表示デバイスで表示することができるという効果が生じ
る。
【0025】次に、図4(a)は、2枚の画像表示デバ
イス11,13を縦に組み合わせて画面を構成した状態
を示している。この場合、駆動部11b,13bは、全
画面の図中上下及び左側に配置される。また、図4
(b)は、2枚の画像表示デバイス12,14を縦に組
み合わせて画面を構成した状態を示している。この場
合、駆動部12b,14bは、全画面の図中上下及び右
側に配置される。
【0026】さらに、図5(a)は、2枚の画像表示デ
バイス11,12を横に組み合わせて画面を構成した状
態を示している。この場合、駆動部11b,12bは、
全画面の図中左右及び上側に配置される。また、図5
(b)は、2枚の画像表示デバイス13,14を横に組
み合わせて画面を構成した状態を示している。この場
合、駆動部13b,14bは、全画面の図中左右及び下
側に配置される。
【0027】図4及び図5に示した構成において、各画
像表示デバイス11〜14のアスペクト比がそれぞれ
4:3であれば、図4では縦長、図5では横長の画面を
構築することができる。さらに、2枚の画像表示デバイ
スを縦または横に組み合わせたときに、アスペクト比が
4:3の画面が構築されるように、各画像表示デバイス
11〜14の形状を設定しておくようにしてもよい。
【0028】図6(a),(b)は、水平方向に8枚、
垂直方向に8枚の、合計64枚の画像表示デバイスを並
べることにより、大画面表示を行なった例を示してい
る。この場合、図1に示したように配列された4つの画
像表示デバイス11〜14を中心部に設置し、それらの
駆動部11b〜14bを覆うように、新たな画像表示デ
バイス28,28,……を重ね合わせ、さらに、その新
たな画像表示デバイス28,28,……の駆動部を覆う
ように、他の新たな画像表示デバイス28,28,……
を重ね合わせるという構成を繰り返すことで、大画面を
構成している。
【0029】図6(a)は、同図(b)をA−A線で切
り、矢印で示す方向に見た状態を示している。すなわ
ち、中心となる画像デバイス13,14が最も奥に配置
され、周辺部に近付くにつれて手前側に浮き出すように
複数の画像表示デバイス28,28,……が順次重ね合
わされて配置されている。このような構成によれば、全
体的に凹面鏡のような形状の画像表示装置が構築され、
奥行き感のある画像表示ができるので、立体感のある迫
力ある画像を再現することができる。また、正面から観
賞すると、画像表示デバイス28,28,……同士の継
ぎ目がほとんど気にならず、自然な画像表示が行なえる
ようになる。
【0030】図7は、これら64枚の画像表示デバイス
11〜14,28,28,……にそれぞれ映像信号を分
配して与えるための分配手段を示している。すなわち、
入力端子29に供給された映像信号は、第1のスイッチ
ング回路30に供給される。この第1のスイッチング回
路30は、パルス入力端子31に供給された1フィール
ドの周波数fV (59.94Hz)の8倍の周波数8f
V (479.52Hz)を有するパルス信号に基づいて
スイッチング動作を行なうことにより、1フィールドの
映像信号を垂直方向に8分割して、第2のスイッチング
回路32に出力している。
【0031】この第2のスイッチング回路32は、パル
ス入力端子33に供給された水平周波数fH (15.7
4kHz)の8倍の周波数8fH (125.92kH
z)を有するパルス信号に基づいてスイッチング動作を
行なうことにより、垂直方向に8分割された映像信号そ
れぞれを水平方向に8分割している。つまり、入力端子
29に供給された映像信号は、垂直方向及び水平方向に
それぞれ8分割されることにより、64個の成分に分離
される。
【0032】そして、この第2のスイッチング回路32
から出力される64個に分割された映像信号成分は、そ
れぞれ画像メモリ34,34,……に一旦蓄えられた
後、画像メモリ34,34,……から読み出され、出力
端子35,35,……を介して各対応する画像表示デバ
イス11〜14,28,28,……に一斉に供給され、
画像表示に供される。
【0033】ここで、図8(a),(b)は、上記64
枚の画像表示デバイス11〜14,28,28,……を
用いた画像表示装置で、立体画像を表示させる場合の構
成を示している。この場合、各画像表示デバイス11〜
14,28,28,……は、全て液晶表示板36とす
る。これら各液晶表示板36の表面には、それぞれ水平
方向2画素に対応したレンチキュラー37が設置されて
いる。そして、各液晶表示板36には、図8(b)に示
すように、左眼に対応する映像信号Lと右眼に対応する
映像信号Rとが、水平方向に1画素づつ交互に縦縞状に
表示されるように供給される。
【0034】このように、図6に示した凹面鏡状の画像
表示装置に立体画像を表示させるようにすると、画像表
示面自体が凹面鏡状に深さを持っているので、立体画像
の効果がより一層発揮されるようになる。なお、立体画
像表示を実現する手段としては、図8に示したレンチキ
ュラー37を用いる方式に限らず、例えば左右の眼に対
応する画像を交互に表示し眼鏡をかけて立体画像を見る
時分割方式や、左右の眼に対応する画像にそれぞれ異な
る偏向を持たせ、偏向眼鏡で左右の画像を分離して観賞
する偏向眼鏡方式など、種々の方式を用いることができ
る。
【0035】次に、図9は、この発明の第2の実施の形
態を示している。図9において、符号38〜41は、そ
れぞれ平面型の画像表示デバイスであり、例えば液晶表
示デバイスやプラズマ表示デバイス等が想定されてい
る。これら4枚の画像表示デバイス38〜41は、それ
ぞれ、画像が表示される略長方形状に形成された画像表
示領域38a〜41aを有している。そして、各画像表
示デバイス38〜41には、その画像表示領域38a〜
41aの周囲の短い方の1片に、駆動部38b〜41b
(図中斜線で示す)が配置されている。
【0036】これら4枚の画像表示デバイス38〜41
は、その駆動部38b〜41bを左右両側に向け、画像
表示領域38a〜41aを互いに接近させるように配置
されている。このように、画像表示領域38a〜41a
の周囲の短い方の1片にのみ駆動部38b〜41bを配
置することにより、同じ構造の画像表示デバイス38〜
41を用いてその4倍の画面を構築することができる。
【0037】図10(a),(b)は、上記の画像表示
デバイス38〜41を、水平方向に8枚、垂直方向に8
枚の、合計64枚並べることにより、大画面表示を行な
った例を示している。この場合、図9に示したように配
列された4つの画像表示デバイス38〜41を中心部に
設置し、それらの駆動部38b〜41bを覆うように、
新たな画像表示デバイス42,42,……を重ね合わ
せ、さらに、その新たな画像表示デバイス42,42,
……の駆動部を覆うように、他の新たな画像表示デバイ
ス42,42,……を重ね合わせるという構成を繰り返
すことで、大画面を構成している。
【0038】図10(a)は、同図(b)をB−B線で
切り、矢印で示す方向に見た状態を示している。すなわ
ち、中心となる画像デバイス40,41が最も奥に配置
され、周辺部に近付くにつれて手前側に浮き出すように
複数の画像表示デバイス42,42,……が順次重ね合
わされて配置されている。このような構成によれば、凹
面鏡状ではないが、全体的にシリンドリカル状あるいは
蒲鉾状の画像表示装置が構築され、やはり奥行き感のあ
る画像表示ができるので、立体感のある迫力ある画像を
再現することができる。また、正面から観賞すると、画
像表示デバイス42,42,……同士の継ぎ目がほとん
ど気にならず、自然な画像表示が行なえるようになる。
【0039】なお、図11は、各画像表示デバイス38
〜41,42,42,……の他の並べ方を示すもので、
図10(b)をB−B線で切り、矢印で示す方向に見た
状態を示している。すなわち、図中右側の画像表示デバ
イス42を一番奥に配置し、その駆動部42bを覆うよ
うに他の画像表示デバイス42を重ね合わせて配置する
という階段状の構成を繰り返すことで、平面的な大画面
を構築している。
【0040】また、図12(a)に示すように、複数の
画像表示デバイス43,43,……を、それらの駆動部
(2片でも1片でもよい)を覆うように重ね合わせる際
に、同図(b)に示すように、若干の傾斜θを持たせる
ようにすれば、全体的になだらかに湾曲した凹面状の表
示画面を構築することができる。
【0041】さらに、図13(a)に示すように、複数
の画像表示デバイス44,44,……を、それらの駆動
部(2片でも1片でもよい)のない部分同士で接続する
場合にも、同図(b)に示すように、若干の傾斜θを持
たせるようにすれば、全体的になだらかに湾曲した凹面
状の表示画面を構築することができる。また、予め傾斜
角θが分かっていれば、図13(c)に示すように、画
像表示デバイス44,44同士の接続面を傾斜角θに合
わせて切断しておき、ぴったりと組み合わせることによ
り、継ぎ目を目立たなくすることができる。
【0042】図12及び図13で述べたことを応用し
て、多数の画像表示デバイスを組み合わせることによ
り、図14に示すように、全体的にパラボラ型の大画面
を構築することができ、迫力ある画像表示を観賞するこ
とができるようになる。
【0043】また、図15(a)に示すように、画像表
示デバイス44,44同士のなす傾きの度合いを変化さ
せるようにしてもよい。このようにすると、画像のコン
テンツに応じて、表示画面を大きくしたり形状を変えた
りすることができ、特殊な迫力のある効果を生み出すこ
とが可能となる。例えば、暗いトンネルから抜け出て、
列車が大平原に出てきたときに、表示画面を大きく広げ
るようにすれば、広々とした感覚を一層大きく演出する
ことができる。
【0044】図15(b)に示すものは、画像表示デバ
イス44,44同士を相互にスライドさせるように構成
した例を示している。画像に伴なう音楽に合わせて、画
像表示デバイス44,44を移動させるようにすると、
音楽と画像の効果を複合させて従来にない新鮮な演出を
再現することができる。さらに、このようにスライド可
能にすると、システム全体持ち運びするとき、あるいは
講演が終了して翌日に備えるとき等、収納スペースを節
約することができ便利である。
【0045】次に、図16(a)は、画像表示デバイス
45の表面ガラス45aの端面を、斜めにカットした例
を示している。このようにすることにより、このカット
面を通して端の画像が見えるようになる。このため、複
数の画像表示デバイス45により構築された大画面を斜
め方向から観賞した場合でも、各画像表示デバイス45
のエッジ部分が暗くならずに済み、画面全体が一体感の
ある画像を表示することができるようになる。
【0046】さらに、図16(b)に示すように、画像
表示デバイス45の表面ガラス45aの端面を、斜めに
カットするのではなく、円弧状に処理することも可能で
ある。このようにすれば、さらに視野角が広がるので、
大画面を斜め方向から観賞する場合の障害を一層軽減す
ることができる。なお、この発明は上記した各実施の形
態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
平面型ディスプレイ・デバイスを用い簡易な構成で高精
細な大画面表示を可能とし得る極めて良好な画像表示装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像表示装置の第1の実施の形
態を示すもので、複数の画像表示デバイスの並べ方の第
1の例を示す平面図。
【図2】同第1の実施の形態で使用される分配手段の一
例を示すブロック構成図。
【図3】同第1の実施の形態で使用される分配手段の他
の例を示すブロック構成図。
【図4】同第1の実施の形態における複数の画像表示デ
バイスの並べ方の第2の例を示す平面図。
【図5】同第1の実施の形態における複数の画像表示デ
バイスの並べ方の第3の例を示す平面図。
【図6】同第1の実施の形態における複数の画像表示デ
バイスの並べ方の第4の例を示す図。
【図7】同第4の例で使用される分配手段の一例を示す
ブロック構成図。
【図8】同第1の実施の形態における立体画像表示を実
現する手段を示す図。
【図9】この発明に係る画像表示装置の第2の実施の形
態を示すもので、複数の画像表示デバイスの並べ方の第
1の例を示す平面図。
【図10】同第2の実施の形態における複数の画像表示
デバイスの並べ方の第2の例を示す図。
【図11】同第2の実施の形態における複数の画像表示
デバイスの並べ方の第3の例を示す図。
【図12】同複数の画像表示デバイスの並べ方の一例を
示す図。
【図13】同複数の画像表示デバイスの並べ方の他の例
を示す図。
【図14】同複数の画像表示デバイスで構築された大画
面の概略を示す斜視図。
【図15】同複数の画像表示デバイス同士の接続部分の
変形例を示す図。
【図16】同画像表示デバイスの表面ガラスの端面の処
理を示す図。
【符号の説明】
11〜14…画像表示デバイス、 15…入力端子、 16…第1のスイッチング回路、 17…パルス入力端子、 18…第2のスイッチング回路、 19…パルス入力端子、 20〜23…出力端子、 24〜27…画像メモリ、 28…画像表示デバイス、 29…入力端子、 30…第1のスイッチング回路、 31…パルス入力端子、 32…第2のスイッチング回路、 33…パルス入力端子、 34…画像メモリ、 35…出力端子、 36…液晶表示板、 37…レンチキュラー、 38〜45…画像表示デバイス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略四角形状に形成され周囲の連続する2
    片に駆動部が配置された平面型の画像表示デバイスを複
    数個備え、前記複数の画像表示デバイスは、前記駆動部
    を覆って階段状に順次重ね合わされるように並設される
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像表示デバイスは、中央部
    に位置する前記画像表示デバイスが奥側となり、周辺部
    に位置する前記画像表示デバイスが手前側となるよう
    に、階段状に順次重ね合わされることを特徴とする請求
    項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 略四角形状に形成され周囲の1片に駆動
    部が配置された平面型の画像表示デバイスを複数個備
    え、前記複数の画像表示デバイスは、前記駆動部を覆っ
    て階段状に順次重ね合わされるように並設されることを
    特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の画像表示デバイスは、一方の
    端部に位置する前記画像表示デバイスが奥側となり、他
    方の端部に位置する前記画像表示デバイスが手前側とな
    るように、階段状に順次重ね合わされることを特徴とす
    る請求項3記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の画像表示デバイスは、画像表
    示面方向に傾斜角をもって重ね合わされることを特徴と
    する請求項2及び4いずれかに記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示デバイスは、その表示面に
    水平方向に2画素周期のレンチキュラーが設置され、水
    平方向に2画素周期で左眼及び右眼に対応した映像信号
    が表示されることを特徴とする請求項1及び3いずれか
    に記載の画像表示装置。
JP28330495A 1995-10-31 1995-10-31 画像表示装置 Pending JPH09130701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28330495A JPH09130701A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28330495A JPH09130701A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09130701A true JPH09130701A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17663727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28330495A Pending JPH09130701A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09130701A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297066A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法
KR100365311B1 (ko) * 2000-11-22 2002-12-18 김시환 접이식 멀티 디스플레이장치의 케이스
JP2005509904A (ja) * 2001-11-10 2005-04-14 イメージ ポータル リミテッド ディスプレイ
WO2006057801A2 (en) * 2004-11-23 2006-06-01 Eastman Kodak Company Tiled oled display
JP2007114694A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Pioneer Electronic Corp 表示装置および表示方法
JP2008545164A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 インダストリアル テクノロジー リサーチ インスティチュート 電子標識のためのタイル状ディスプレイ
WO2010106782A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 シャープ株式会社 表示装置および表示装置の製造方法
WO2010125921A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 日本精機株式会社 発光表示装置
KR101063882B1 (ko) * 2009-03-13 2011-09-15 한국과학기술원 폴딩형 다기능 디스플레이 장치
EP3236454A1 (en) * 2016-04-18 2017-10-25 LG Electronics Inc. Display device

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100365311B1 (ko) * 2000-11-22 2002-12-18 김시환 접이식 멀티 디스플레이장치의 케이스
JP2002297066A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法
JP2005509904A (ja) * 2001-11-10 2005-04-14 イメージ ポータル リミテッド ディスプレイ
WO2006057801A2 (en) * 2004-11-23 2006-06-01 Eastman Kodak Company Tiled oled display
WO2006057801A3 (en) * 2004-11-23 2006-11-09 Eastman Kodak Co Tiled oled display
JP2008545164A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 インダストリアル テクノロジー リサーチ インスティチュート 電子標識のためのタイル状ディスプレイ
JP2007114694A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Pioneer Electronic Corp 表示装置および表示方法
KR101063882B1 (ko) * 2009-03-13 2011-09-15 한국과학기술원 폴딩형 다기능 디스플레이 장치
US8690414B2 (en) 2009-03-18 2014-04-08 Sharp Kabushiki Kaisha Display device with light guide element overlapping peripherial display region of display panel
WO2010106782A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 シャープ株式会社 表示装置および表示装置の製造方法
JP5237437B2 (ja) * 2009-03-18 2013-07-17 シャープ株式会社 表示装置
WO2010125921A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 日本精機株式会社 発光表示装置
EP3236454A1 (en) * 2016-04-18 2017-10-25 LG Electronics Inc. Display device
CN107346640A (zh) * 2016-04-18 2017-11-14 Lg 电子株式会社 显示装置
US10390445B2 (en) 2016-04-18 2019-08-20 Lg Electronics Inc. Display device
CN107346640B (zh) * 2016-04-18 2020-08-25 Lg 电子株式会社 显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101365218B1 (ko) 3차원 영상표시장치 및 이를 이용한 영상표시방법
US6771231B2 (en) Apparatus for displaying a stereoscopic two-dimensional image and method therefor
US5828410A (en) Video-wall viewing-angle enhancement system
US7760429B2 (en) Multiple mode display device
EP0571363B1 (en) Solid state 360 degree viewing apparatus
WO1996027992A2 (en) Three-dimensional image display system
JPH09504616A (ja) 情報の2次元および3次元表示のための光学システム
JPH0580875B2 (ja)
JPH09130701A (ja) 画像表示装置
EP1938592A2 (en) A 3d display with an improved pixel structure (pixelsplitting)
JPH07302063A (ja) 表示装置
JPH07104212A (ja) 立体映像表示装置
JPH0340692A (ja) 立体画像表示方法
JP2953433B2 (ja) 立体表示装置
JPS62160437A (ja) 投影画像の重畳方法
JPH0365943A (ja) 立体表示装置
JP2565232B2 (ja) テ−ブル形立体映像装置
JPS63102572A (ja) 画像投影用原画構造
JP2744478B2 (ja) 立体表示装置
JPH0413385A (ja) 高精細度投影式ディスプレイ装置
JP4189761B2 (ja) パノラマ立体画像方式
JPH09247589A (ja) マルチ画像拡大装置
Kim Recent development of 3D display technology for new market
JPH0678341A (ja) 画像装置
JP3011623B2 (ja) 投写型立体映像表示装置