JPH09128918A - サーボトラックライタ - Google Patents

サーボトラックライタ

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Publication number
JPH09128918A
JPH09128918A JP28365395A JP28365395A JPH09128918A JP H09128918 A JPH09128918 A JP H09128918A JP 28365395 A JP28365395 A JP 28365395A JP 28365395 A JP28365395 A JP 28365395A JP H09128918 A JPH09128918 A JP H09128918A
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JP
Japan
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magnetic disk
head
signal
diffraction grating
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP28365395A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Etsuno
俊治 越野
Yoshihiro Yokoyama
嘉広 横山
Yoshio Umeda
善雄 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28365395A priority Critical patent/JPH09128918A/ja
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーンルーム外でサーボ信号の書き込み作
業を行うことができ、かつ、磁気ヘッドの位置を高精度
に検出することのできるサーボトラックライタを提供す
る。 【解決手段】 筐体106の内部に磁気ディスク101
を回動可能に設ける。筐体106の内部に、回転中心軸
103を中心として回転する駆動手段104を設ける。
駆動手段104に、第1のアーム105を介して磁気ヘ
ッド102を取り付ける。駆動手段104に、第2のア
ーム123を介して回折格子1を取り付ける。第2のア
ーム123を、磁気ディスク101の回転軌跡の範囲外
に延伸して設け、回折格子1を、回転中心軸103を中
心として磁気ディスク101の回動範囲外で磁気ヘッド
102と一体的に移動させる。回折格子1の上方に光学
検知手段を設け、回折格子1の移動量を検知する。回折
格子1の移動量に応じて制御手段3により駆動手段10
4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置等の記録装置にサーボ情報を書き込むためのサー
ボトラックライタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のサーボトラックライタとして
は、例えば特開平2−121166号公報、特開平6−
275033号公報等に開示されたものが知られてい
る。
【0003】以下、従来のサーボトラックライタについ
て説明する。図7は従来のサーボトラックライタを示す
概略斜視図である。図7に示すように、磁気ディスク装
置100の筐体106には、その内部に磁気ディスク1
01が設けられており、この磁気ディスク101は図示
しない駆動手段によって駆動されて回動する。また、筐
体106の内部には、回転中心軸103を中心として回
転駆動する第1の駆動手段104が設けられている。第
1の駆動手段104には、アーム105を介して磁気ヘ
ッド102が取り付けられている。そして、第1の駆動
手段104によってアーム105を回転中心軸103を
中心として回転させれば、磁気ヘッド102を磁気ディ
スク101の略半径方向に移動させることができる。
【0004】磁気ディスク101に情報を記録し、又は
磁気ディスク101に記録された情報を再生するために
は、磁気ディスク101の同心円上に数μmの間隔で設
定されたトラック110の中心付近に磁気ヘッド102
を高精度に位置決めする必要がある。このため、磁気デ
ィスク装置においては、例えば図8に示すように、情報
記録領域に先立ってサーボ領域が設けられており、この
サーボ領域に製造工程で予め記録されたサーボ信号11
1に基づいて磁気ヘッド102を位置決め制御するよう
にされている。
【0005】筐体106の上面には、第1の駆動手段1
04の近傍に円弧状の第1の挿入口108が開口されて
おり、この第1の挿入口108には外部からアーム10
5を押圧するためのプッシュピン107が挿入されてい
る。また、筐体106の外部には、回転中心軸103を
中心として回転駆動する第2の駆動手段109が設けら
れており、この第2の駆動手段109により第1の挿入
口108内でプッシュピン107を移動させることがで
きる。また、アーム105は、プッシュピン107を矢
印Aの方向に押圧するように構成され、プッシュピン1
07の動きに追従するようにされている。プッシュピン
107の上端部には、プッシュピン107と一体的に移
動するプリズム112が設けられている。そして、レー
ザ測長器113からこのプリズム112にレーザ光を入
射し、その反射光を再びレーザ測長器113によって受
光することにより、プッシュピン107の位置を検知す
ることができる。また、制御手段114は、レーザ測長
器113の測長値に基づいて第2の駆動手段109を制
御する。
【0006】筐体106の側面には第2の挿入口115
が開口されており、この第2の挿入口115には外部か
らクロックヘッド120が挿入されている。このクロッ
クヘッド120は磁気ディスク101の最外周付近に配
置されている。そして、磁気ディスク101の回転と同
期したクロック信号がクロック信号発生手段116によ
って生成され、このクロック信号がクロックヘッド12
0によって磁気ディスク101に書き込まれる。また、
クロック信号に同期したサーボ信号がサーボ信号発生手
段117によって生成され、このサーボ信号が磁気ヘッ
ド102によって磁気ディスク101に書き込まれる。
【0007】以下、上記のように構成されたサーボトラ
ックライタの動作について説明する。まず、磁気ディス
ク101が図示しない駆動手段によって駆動されて一定
の回転速度に達すると、磁気ディスク101の回転と同
期した信号がクロックヘッド120によって磁気ディス
ク101の最外周付近に書き込まれる。次いで、この書
き込まれた信号が再びクロックヘッド120によって再
生される。このとき、磁気ディスク101の一周に所定
のパルス数の信号が書き込まれていなければ、クロック
ヘッド120によって再度信号の書き込み作業が繰り返
される。一方、磁気ディスク101の一周に所定のパル
ス数の信号が書き込まれていれば、再生した信号に基づ
いてクロック信号生成手段116により磁気ディスク1
01の回転と同期したクロック信号が生成される。
【0008】一方、磁気ヘッド102は、アーム105
がプッシュピン107によって押圧されることにより、
磁気ディスク101の最外周付近の所定の位置へ移動す
る。磁気ヘッド102の位置は、レーザ測長器113の
測長値に基づいて推定される。そして、この推定値に応
じて制御手段114によりプッシュピン107の移動量
が制御され、磁気ヘッド102の位置制御が行われる。
【0009】磁気ヘッド102が磁気ディスク101の
最外周付近の所定の位置に位置決めされると、サーボ信
号発生手段117によってクロック信号に同期したサー
ボ信号が生成される。そして、磁気ヘッド102によっ
てこのサーボ信号が磁気ディスク101に書き込まれ
る。サーボ信号の書き込みが磁気ディスク101の全周
にわたって行われると、再び磁気ヘッド102が磁気デ
ィスク101の内周側の所定の位置に位置制御され、同
様にしてサーボ信号の書き込みが行われる。以上の作業
が磁気ディスク101全面にわたって行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成では、第1及び第2の挿入口108、115
からの粉塵の侵入を防止するために、サーボ信号の書き
込み作業をクリーンルーム内で行わねばならず、作業効
率が悪いという問題点がある。また、挿入口を開口する
ことによって筐体106の剛性が低下し、磁気ディスク
装置100の耐衝撃性及び耐振動性が低下するという問
題点がある。
【0011】また、プッシュピンによってアームを押圧
する構成を採用しているため、プッシュピンとアームと
のスティックスリップ等によってアームが振動し、磁気
ヘッドの位置決め精度が低下するという問題点がある。
また、プッシュピンに高い加工精度が要求されるために
コストが高く、プッシュピンとアームとの摩擦による磨
耗粉が発生し、また、プッシュピンの押圧力によってア
ームが撓むといった問題点もある。
【0012】また、クロックヘッド120を用いる構成
を採用していることにより、磁気ディスク101の最外
周付近がクロック信号の記録領域に使用されるので、情
報の記録領域が減少し、磁気ディスク101の記録容量
が小さくなるという問題点もある。さらに、クロック信
号の記録等の工程が必要となるために、磁気ディスク装
置の生産性が低下するという問題点もある。
【0013】上述した問題点の一部に対する解決手段
が、特開平4−351767号、特開平5−23230
7号、特開平5−198110号の各公報において提案
されている。図9に、これらの公報に示されている概略
構成図を示す。
【0014】図9に示すように、磁気ヘッド102が取
り付けられたアーム105には回折格子122が固定さ
れており、回折格子122は磁気ヘッド102と一体的
に移動するようにされている。また、回折格子122の
上方には光学検知手段121が設けられており、これに
より回折格子120の位置を光学的に検出することがで
きるようにされている。尚、図7に示す部材と同一の機
能を有する部材には同一の符号を付し、その説明は省略
する。
【0015】この場合、磁気ヘッド102は、駆動手段
104によって移動され、光学検知手段121によって
検知された検知信号に応じて移動量が制御され、位置決
めがなされる。このため、上述したプッシュピン107
(図7)が不要となるので、プッシュピン107を用い
ることによる問題点は解決される。また、プッシュピン
107を磁気ディスク装置100内に挿入するための挿
入口108を開口する必要がないので、筐体106の剛
性が高くなり、磁気ディスク装置100の耐衝撃性及び
耐振動性が向上する。
【0016】しかし、この方式においても、クロック信
号をクロックヘッド120によって磁気ディスク101
に書き込む必要があるので、クロックヘッド114の挿
入口115を筐体106に開口しなければならない。こ
のため、磁気ディスク装置100を完全に密閉した状態
でサーボ信号を書き込むことはできないので、サーボ信
号の書き込み作業を依然としてクリーンルーム内で行う
必要がある。
【0017】また、回折格子122を用いることによっ
て、以下のような問題が新たに発生する。まず、磁気ヘ
ッド102の位置を高精度に検知するためには回折格子
122を可能な限り磁気ヘッド102に接近させて設け
る必要があるが、このように回折格子122を磁気ヘッ
ド102に接近させて設けると、回折格子122の移動
距離が増加し、回折格子122の一部がアーム105か
らはみ出してしまう。このため、磁気ディスク101の
回転に伴う気流の影響を受けて回折格子120が振動
し、光学検知手段121による磁気ヘッド102の位置
検出精度が低下してしまう。また、図9に示すような複
数の磁気ヘッド102を備えた磁気ディスク装置100
の場合には、回折格子122を固定したアーム105の
みが変形して磁気ディスク101と磁気ヘッド102と
の間の距離が変化するため、記録及び再生信号の出力が
変化してしまう。さらに、アーム105に回折格子12
2を固定することによってアーム105の慣性質量が増
加するため、磁気ヘッド102の移動速度が低下してし
まう。
【0018】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するため、クリーンルーム外でサーボ信号の書き込み
作業を行うことができ、かつ、磁気ヘッドの位置を高精
度に検出することのできる磁気ディスク装置及びサーボ
トラックライタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るサーボトラックライタの構成は、磁気
ディスクと、所定の回転中心軸を中心として回動可能に
設けられ、前記磁気ディスクに情報を記録する磁気ヘッ
ドと、前記磁気ヘッドを駆動する駆動手段とを備えた磁
気ディスク装置と、前記磁気ヘッドと一体的に移動可能
に設けられた回折格子と、前記磁気ディスク装置の外部
に設けられ、前記回折格子の移動量を光学的に検知する
光学検知手段と、前記光学検知手段の検知信号に応じて
前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたサーボトラ
ックライタであって、前記回折格子を前記磁気ディスク
の回動範囲外に設けたことを特徴とする。
【0020】また、前記本発明の構成においては、回折
格子の回転半径が磁気ヘッドの回転半径よりも大きいの
が好ましい。また、前記本発明の構成においては、回折
格子が、所定の回転中心軸に対して磁気ヘッドと略反対
方向に設けられているのが好ましい。
【0021】また、前記本発明の構成においては、回折
格子が、所定の回転中心軸と略平行に形成された受光面
を有するのが好ましい。また、前記本発明の構成におい
ては、磁気ヘッドが、磁気ディスクに情報を記録する記
録ヘッドと、前記磁気ディスクに記録された情報を再生
する再生ヘッドとからなり、前記記録ヘッドによって前
記磁気ディスクにクロック信号を書き込むクロック信号
書込手段と、隣接するトラックに書き込まれたクロック
信号を前記再生ヘッドによって再生するクロック信号再
生手段と、前記再生信号と同期させて前記記録ヘッドに
サーボ信号を発生するサーボ信号発生手段とがさらに備
わっているのが好ましい。
【0022】また、前記本発明の構成においては、磁気
ディスクと連動して設けられ、前記磁気ディスクの回転
角度を検知する回転角度検知手段と、前記回転角度検知
手段の検知信号に同期させて磁気ヘッドにサーボ信号を
発生させるサーボ信号発生手段とがさらに備わっている
のが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】前記本発明の構成によれば、磁気
ディスクと、所定の回転中心軸を中心として回動可能に
設けられ、前記磁気ディスクに情報を記録する磁気ヘッ
ドと、前記磁気ヘッドを駆動する駆動手段とを備えた磁
気ディスク装置と、前記磁気ヘッドと一体的に移動可能
に設けられた回折格子と、前記磁気ディスク装置の外部
に設けられ、前記回折格子の移動量を光学的に検知する
光学検知手段と、前記光学検知手段の検知信号に応じて
前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたサーボトラ
ックライタであって、前記回折格子を前記磁気ディスク
の回動範囲外に設けたことにより、回折格子が磁気ディ
スクの回転による気流の影響を受けて振動することはな
いので、光学検知手段によって磁気ヘッド位置を高精度
に検知することができる。その結果、サーボ信号の位置
精度が向上する。
【0024】また、前記本発明の構成において、回折格
子の回転半径が磁気ヘッドの回転半径よりも大きいとい
う好ましい例によれば、回折格子の移動量を磁気ヘッド
の移動量よりも大きくすることができる。このため、回
折格子の格子間隔を大きく設定することができるので、
低コストの回折格子を用いることができる。
【0025】また、前記本発明の構成において、回折格
子が、所定の回転中心軸に対して磁気ヘッドと略反対方
向に設けられているという好ましい例によれば、磁気ヘ
ッドを取り付けたアームが撓むことはないので、磁気ヘ
ッドは磁気ディスクに対して所定の距離を保つことがで
きる。その結果、記録及び再生信号の出力が変化するこ
とはない。また、回折格子をアームに対するカウンタバ
ランスとして用いることにより、アームの慣性質量が増
加することはないので、磁気ヘッドを高速で移動させる
ことができる。
【0026】また、前記本発明の構成において、回折格
子が、所定の回転中心軸と略平行に形成された受光面を
有するという好ましい例によれば、回折格子の投影面積
が小さくなるので、磁気ディスク装置の小型化が図られ
る。
【0027】また、前記本発明の構成において、磁気ヘ
ッドが、磁気ディスクに情報を記録する記録ヘッドと、
前記磁気ディスクに記録された情報を再生する再生ヘッ
ドとからなり、前記記録ヘッドによって前記磁気ディス
クにクロック信号を書き込むクロック信号書込手段と、
隣接するトラックに書き込まれたクロック信号を前記再
生ヘッドによって再生するクロック信号再生手段と、前
記再生信号と同期させて前記記録ヘッドにサーボ信号を
発生するサーボ信号発生手段とがさらに備わっていると
いう好ましい例によれば、クロックヘッドを用いること
なく磁気ヘッドによってクロック信号を発生させること
ができるので、磁気ディスク装置の筐体にプッシュピン
及びクロックヘッドの挿入口を開口する必要がない。そ
の結果、磁気ディスク装置を完全に密閉した状態でサー
ボ信号を書き込むことができるので、クリーンルーム外
でサーボ信号の書き込み作業を行うことができる。従っ
て、サーボ信号を書き込む際の作業効率が向上する。ま
た、上記のように磁気ディスク装置の筐体に挿入口を開
口する必要がないので、磁気ディスク装置の剛性が高く
なり、耐衝撃性、耐振動性が向上する。さらに、特別に
クロックヘッドを設ける必要がないので、磁気ディスク
装置の製造コストが低減する。
【0028】また、前記本発明の構成において、磁気デ
ィスクと連動して設けられ、前記磁気ディスクの回転角
度を検知する回転角度検知手段と、前記回転角度検知手
段の検知信号に同期させて磁気ヘッドにサーボ信号を発
生させるサーボ信号発生手段とがさらに備わっていると
いう好ましい例によれば、クロック信号を磁気ディスク
に書き込む必要がないので、情報の記録領域を増加させ
て、磁気ディスクの記録容量を大きくすることができる
と共に、磁気ディスク装置の生産性が向上する。また、
磁気ディスク装置の筐体にプッシュピン及びクロックヘ
ッドの挿入口を開口する必要がないので、磁気ディスク
装置を完全に密閉した状態でサーボ信号を書き込むこと
ができる。その結果、クリーンルーム外でサーボ信号の
書き込み作業を行うことができるので、サーボ信号を書
き込む際の作業効率が向上する。
【0029】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。 〈第1の実施例〉図1は本発明に係るサーボトラックラ
イタの第1の実施例を示す概略平面図、図2は本発明に
係るサーボトラックライタの第1の実施例を示す概略断
面図である。図1、図2に示すように、磁気ディスク装
置100の筐体106には、その内部に磁気ディスク1
01が設けられており、この磁気ディスク101は図示
しない駆動手段によって駆動されて回動する。また、筐
体106の内部には、回転中心軸103を中心として回
転する駆動手段104が設けられている。この駆動手段
104には、第1のアーム105を介して磁気ヘッド1
02が取り付けられている。そして、駆動手段104に
よって第1のアーム105を回転中心軸103を中心と
して回転させれば、磁気ヘッド102を磁気ディスク1
01の略半径方向に移動させることができる。
【0030】また、駆動手段104には、第1のアーム
105よりも長い第2のアーム123を介して回折格子
1が取り付けられている。このように、回折格子1の回
転半径は磁気ヘッド102の回転半径よりも大きく設定
されている。回折格子1の回転半径を磁気ヘッド102
の回転半径よりも大きく設定すれば、回折格子1の移動
量を磁気ヘッド102の移動量よりも大きくすることが
できるので、回折格子1の格子間隔を大きく設定するこ
とができる。その結果、低コストの回折格子を用いるこ
とができる。また、第2のアーム123は、第1のアー
ム105と所定の角度を保って設けられている。このた
め、回折格子1を、回転中心軸103を中心として磁気
ディスク101の回動範囲外(図1の矢印Bの範囲)で
磁気ヘッド102と一体的に移動させることができる。
【0031】回折格子1の上方には、レーザ光を出射
し、回折格子1で反射した光を受光する光学検知手段2
が設けられており、これにより回折格子1の移動量を検
知することができるようにされている。制御手段3は、
光学検知手段2からの検知信号に基づいて駆動手段10
4を制御する。
【0032】従来技術と同様に、筐体106の側面には
挿入口が開口されており、この挿入口には外部からクロ
ックヘッドが挿入されている。このクロックヘッドは磁
気ディスク101の最外周付近に配置されている。そし
て、磁気ディスク101の回転と同期したクロック信号
がクロック信号発生手段によって生成され、このクロッ
ク信号がクロックヘッドによって磁気ディスク101に
書き込まれる。また、クロック信号に同期したサーボ信
号がサーボ信号発生手段によって生成され、このサーボ
信号が磁気ヘッド102によって磁気ディスク101に
書き込まれる。
【0033】以下、上記のように構成されたサーボトラ
ックライタの動作について説明する。まず、磁気ディス
ク101が図示しない駆動手段によって駆動されて一定
の回転速度に達すると、磁気ディスク101の回転と同
期した信号がクロックヘッドによって磁気ディスク10
1の最外周付近に書き込まれる。次いで、この書き込ま
れた信号が再びクロックヘッドによって再生される。こ
のとき、磁気ディスク101の一周に所定のパルス数の
信号が書き込まれていなければ、クロックヘッドによっ
て再度信号の書き込み作業が繰り返される。一方、磁気
ディスク101の一周に所定のパルス数の信号が書き込
まれていれば、再生した信号に基づいてクロック信号生
成手段により磁気ディスク101の回転と同期したクロ
ック信号が生成される。
【0034】一方、光学検知手段2は回折格子1にレー
ザ光を入射し、その反射光によって回折格子1の移動量
を検知し、その検知信号を制御手段3に伝達する。制御
手段3は、磁気ヘッド102の移動量に対応する回折格
子1の移動量を予め記憶しており、受け取った検知信号
に基づいて磁気ヘッド102の移動量を決定し、駆動手
段104を制御する。これにより、磁気ヘッド102が
磁気ディスク101の最外周付近の所定の位置に高精度
に位置決めされる。磁気ヘッド102が磁気ディスク1
01の最外周付近の所定の位置に位置決めされると、サ
ーボ信号発生手段によってクロック信号に同期したサー
ボ信号が生成される。そして、磁気ヘッド102によっ
てこのサーボ信号が磁気ディスク101に書き込まれ
る。サーボ信号の書き込みが磁気ディスク101の全周
にわたって行われると、再び磁気ヘッド102が磁気デ
ィスク101の内周側の所定の位置に位置制御され、同
様にしてサーボ信号の書き込みが行われる。以上の作業
が磁気ディスク101全面にわたって行われる。以上の
ようにしてサーボ信号を磁気ディスク101に書き込む
際には、回折格子1は磁気ヘッド102の移動に伴って
図1の矢印Bの範囲を移動する。本実施例においては、
この範囲が磁気ディスク101の回動範囲外に設定され
ているため、回折格子1が磁気ディスク101の回転に
よる気流の影響を受けて振動することはない。その結
果、光学検知手段2によって磁気ヘッド102の位置を
高精度に検知することができるので、サーボ信号の位置
精度が向上する。
【0035】尚、本実施例においては、回折格子1を、
磁気ヘッド102が取り付けられた第1のアーム105
と所定の角度を保って設けられた第2のアーム123の
先端に固定しているが、必ずしもこの構成に限定される
ものではなく、回転中心軸103付近で第1のアーム1
05に固定してもよい。回折格子1は、磁気ヘッド10
2と常に同一の回転角度だけ移動し、かつその移動範囲
が磁気ディスク101の回動範囲外に設けられていれば
よく、各々の磁気ディスク装置に適した構成とすること
ができる。
【0036】〈第2の実施例〉図3は本発明に係るサー
ボトラックライタの第2の実施例を示す概略平面図であ
る。
【0037】図3に示すように、磁気ディスク装置10
0の筐体106には、その内部に磁気ディスク101が
設けられており、この磁気ディスク101は図示しない
駆動手段によって駆動されて回動する。また、筐体10
6の内部には、回転中心軸103を中心として回転する
駆動手段104が設けられている。この駆動手段104
には、アーム105を介して磁気ヘッド102が取り付
けられている。そして、駆動手段104によってアーム
105を回転中心軸103を中心として回転させれば、
磁気ヘッド102を磁気ディスク101の略半径方向に
移動させることができる。
【0038】また、駆動手段104には、回転中心軸1
03に対して磁気ヘッド102と略反対方向に回折格子
1が設けられている。これにより、磁気ヘッド102を
取り付けたアーム105が撓むことはないので、磁気ヘ
ッド102は磁気ディスク101に対して所定の距離を
保つことができる。その結果、記録及び再生信号の出力
が変化することはない。
【0039】通常、この種の磁気ディスク装置において
は、回転中心軸103に対して磁気ヘッド102側と駆
動手段104側の重量が略等しくなるようにアーム10
5が形成されている。本実施例においては、回折格子1
をアーム105に固定した時にこの釣り合いが保たれる
ように、アーム105の駆動手段104側の重量が小さ
く設定されている。このように、回折格子1をアーム1
05に対するカウンタバランスとして用いることによ
り、アーム105の慣性質量が増加することはないの
で、磁気ヘッド102を高速で移動させることができ
る。
【0040】上記第1の実施例と同様に、回折格子1の
上方には、レーザ光を出射し、回折格子1で反射した光
を受光する光学検知手段が設けられており、これにより
回折格子1の移動量を検知することができるようにされ
ている。そして、回折格子1の移動量に応じて制御手段
により駆動手段104が制御される。また、筐体106
の側面には挿入口が開口されており、この挿入口には外
部からクロックヘッドが挿入されている。このクロック
ヘッドは磁気ディスク101の最外周付近に配置されて
いる。そして、磁気ディスク101の回転と同期したク
ロック信号がクロック信号発生手段によって生成され、
このクロック信号がクロックヘッドによって磁気ディス
ク101に書き込まれる。また、クロック信号に同期し
たサーボ信号がサーボ信号発生手段によって生成され、
このサーボ信号が磁気ヘッド102によって磁気ディス
ク101に書き込まれる。
【0041】以下、上記のように構成されたサーボトラ
ックライタにおける磁気ヘッドの位置決め動作について
説明する。まず、上記第1の実施例と同様に、図示しな
い光学検知手段が回折格子1にレーザ光を入射し、その
反射光によって回折格子1の移動量を検知し、その検知
信号を図示しない制御手段に伝達する。制御手段は、磁
気ヘッド102の移動量に対応する回折格子1の移動量
を予め記憶しており、受け取った検知信号に基づいて磁
気ヘッド102の移動量を決定し、駆動手段104を制
御する。これにより、磁気ヘッド102が磁気ディスク
101の所定の位置に高精度に位置決めされる。
【0042】〈第3の実施例〉図4は本発明に係るサー
ボトラックライタの第3の実施例を示す概略断面図であ
る。
【0043】図4に示すように、磁気ディスク装置10
0の筐体106には、その内部に磁気ディスク101が
設けられており、この磁気ディスク101は図示しない
駆動手段によって駆動されて回動する。また、筐体10
6の内部には、回転中心軸103を中心として回転する
駆動手段104が設けられている。この駆動手段104
には、アーム105を介して磁気ヘッド102が取り付
けられている。そして、駆動手段104によってアーム
105を回転中心軸103を中心として回転させれば、
磁気ヘッド102を磁気ディスク101の略半径方向に
移動させることができる。
【0044】また、駆動手段104には、回転中心軸1
03に対して磁気ヘッド102と略反対方向に回折格子
1が設けられている。回折格子1の受光面は回転中心軸
103と平行に形成されている。すなわち、回折格子1
の受光面は水平方向を向いている。このように、回折格
子1の受光面が水平方向を向いていることにより、回折
格子1の投影面積が小さくなるので、回折格子1を用い
て上記第1及び第2の実施例と同様の効果が得られると
同時に、磁気ディスク装置の小型化が図られる。回折格
子1の受光面側には、回折格子1と対向して光学検知検
知手段2が設けられており、これにより回折格子1の移
動量を検知することができるようにされている。そし
て、回折格子1の移動量に基づいて制御手段3により駆
動手段104が制御される。
【0045】また、上記第1の実施例と同様に、筐体1
06の側面には挿入口が開口されており、この挿入口に
は外部からクロックヘッドが挿入されている。このクロ
ックヘッドは磁気ディスク101の最外周付近に配置さ
れている。そして、磁気ディスク101の回転と同期し
たクロック信号がクロック信号発生手段によって生成さ
れ、このクロック信号がクロックヘッドによって磁気デ
ィスク101に書き込まれる。また、クロック信号に同
期したサーボ信号がサーボ信号発生手段によって生成さ
れ、このサーボ信号が磁気ヘッド102によって磁気デ
ィスク101に書き込まれる。
【0046】以下、上記のように構成されたサーボトラ
ックライタにおける磁気ヘッドの位置決め動作について
説明する。まず、上記第2の実施例と同様に、光学検知
手段2が回折格子1にレーザ光を入射する。本実施例に
おいては、回折格子1の受光面が水平方向を向いている
ので、レーザ光も水平方向に入射され、その反射光も水
平方向に反射されて光学検知手段2に到達する。光学検
知手段2は、この反射光によって回折格子1の移動量を
検知し、その検知信号を制御手段3に伝達する。制御手
段3は、磁気ヘッド102の移動量に対応する回折格子
1の移動量を予め記憶しており、受け取った検出信号に
基づいて磁気ヘッド2の移動量を決定し、駆動手段10
4を制御して磁気ヘッド2を高精度に位置決めする。
【0047】〈第4の実施例〉図5は本発明に係るサー
ボトラックライタの第4の実施例におけるサーボ信号の
書込手順を説明するための図である。図5において、4
は記録ヘッド、5は例えばMR素子によって形成される
再生ヘッドである。記録ヘッド4及び再生ヘッド5は一
体的に移動し、矢印Cで示す磁気ディスク101の回転
方向に対して再生ヘッド5が先行するように配置されて
いる。以下、記録ヘッド4と再生ヘッド5が一体的に移
動する場合には、両ヘッドを合わせて磁気ヘッド102
と記載する。また、図5において斜線で示した領域は、
記録ヘッド4によって信号が記録された領域を示す。
【0048】本実施例のサーボトラックライタは、クロ
ックヘッドが設けられておらず、また、上記のように磁
気ヘッド2が記録ヘッド4と再生ヘッド5の2つのヘッ
ドによって構成されている以外は、上記第1の実施例
(図1、図2)と同様の構成を備えている。
【0049】以下、図1、図2、図5を参照しながら、
サーボ信号の書き込み手順について説明する。まず、上
記第1の実施例と同様に、光学検知手段2が回折格子1
にレーザ光を入射し、その反射光によって回折格子1の
移動量を検知し、その検知信号を制御手段3に伝達す
る。制御手段3は、磁気ヘッド102の移動量に対応す
る回折格子1の移動量を予め記憶しており、受け取った
検知信号に基づいて磁気ヘッド102の移動量を決定
し、駆動手段104を制御する。これにより、磁気ヘッ
ド102(記録ヘッド4及び再生ヘッド5)が磁気ディ
スク101の最外周の所定の位置(以下「0トラック」
と記載する)に高精度に位置決めされる。次いで、記録
ヘッド4に一定周波数のパルス信号が付与され、図5
(a)に示すように、磁気ディスク101の回転に伴っ
て0トラックの全周にわたって略等間隔の信号(0トラ
ック信号)が記録される。
【0050】次いで、図5(b)に示すように、磁気ヘ
ッド2はトラック幅の1/2の距離だけ移動して位置決
めされ、磁気ディスク101の回転に伴って0トラック
に書き込まれた信号が再生ヘッド4によって再生され
る。この再生信号に基づいて磁気ディスク101の回転
と同期したクロック信号が図示しないクロック発生手段
によって生成される。記録ヘッド5は、このクロック信
号に基づいて0トラック信号と同期したサーボ信号を磁
気ディスク101の全周にわたって記録する。
【0051】上記の工程が終了すると、図5(c)に示
すように、再び磁気ヘッド2がトラック幅の1/2の距
離だけ移動して位置決めされ、続いて再生ヘッド4が記
録ヘッド5によって記録された隣接するサーボ信号を再
生する。この再生信号に基づいて磁気ディスク101の
回転と同期したクロック信号が図示しないクロック発生
手段によって生成され、このクロック信号に同期した信
号が記録ヘッド5によって磁気ディスク101に書き込
まれる。
【0052】次いで、図5(d)に示すように、磁気ヘ
ッド2は、さらにトラック幅の1/2の距離だけ移動し
て位置決めされる。再生ヘッド4は、先刻記録された信
号(図5(c))を再生し、この再生信号に基づいて磁
気ディスク101の回転と同期したクロック信号が図示
しないクロック発生手段によって生成される。記録ヘッ
ド5は先刻記録した信号を消去すると同時に、クロック
信号に同期させて隣接するサーボ信号と180゜だけ位
相が異なる信号を磁気ディスク101に書き込む。
【0053】以上の工程を繰り返せば、隣接するトラッ
クに同期したサーボ信号を位相をずらして精度良く記録
することができる。以上のように本実施例の構成によれ
ば、磁気ヘッド2の位置決めを上記第1の実施例と同様
にして行うことができると共に、クロックヘッドを用い
ることなく磁気ヘッド102によってクロック信号を発
生させることができるので、筐体106にプッシュピン
及びクロックヘッドの挿入口を開口する必要がない。そ
の結果、磁気ディスク装置を完全に密閉した状態でサー
ボ信号を書き込むことができるので、クリーンルーム外
でサーボ信号の書き込み作業を行うことができる。従っ
て、サーボ信号を書き込む際の作業効率が向上する。ま
た、上記したように筐体106に挿入口を開口する必要
がないので、磁気ディスク装置の剛性が高くなり、耐衝
撃性、耐振動性が向上する。さらに、特別にクロックヘ
ッドを設ける必要がないので、製造コストが低減する。
【0054】尚、本実施例においては、隣接するトラッ
クに記録したサーボ信号に基づいてクロック信号を発生
させているが、再生したサーボ信号を公知の技術によっ
て分割し、高周波数のクロック信号を発生させれば、隣
接するトラックに同期したサーボ信号をさらに高精度に
書き込むことができる。また、サーボ信号の未記録領域
にクロック信号発生用の高周波数の信号をも書き込み、
この信号も同時に再生して高精度のクロック信号を発生
させることができ、本発明を適宜変形して用いることが
できる。
【0055】〈第5の実施例〉図6は本発明に係るサー
ボトラックライタの第5の実施例を示す概略断面図であ
る。
【0056】図6に示すように、磁気ディスク装置10
0の筐体106には、その内部に磁気ディスク101が
設けられており、この磁気ディスク101は図示しない
駆動手段によって駆動されて回動する。また、筐体10
6の内部には、回転中心軸103を中心として回転する
駆動手段104が設けられている。この駆動手段104
には、アーム105を介して磁気ヘッド102が取り付
けられている。そして、駆動手段104によってアーム
105を回転中心軸103を中心として回転させれば、
磁気ヘッド102を磁気ディスク101の略半径方向に
移動させることができる。また、駆動手段104には、
回転中心軸103に対して磁気ヘッド102と略反対方
向には折格子1が設けられている。回折格子1の受光面
は回転中心軸103と平行に形成されている。また、回
折格子1の受光面側には、回折格子1と対向して光学検
知検知手段2が設けられており、これにより回折格子1
の移動量を検知することができるようにされている。そ
して、回折格子1の移動量に基づいて制御手段3により
駆動手段104が制御され、磁気ヘッド102が所定の
位置に位置決めされる。
【0057】また、筐体106の下面には、磁気ディス
ク101と連動してエンコーダ7が設けられており、こ
のエンコーダ7によって磁気ディスク101の回転角度
に応じたパルス信号を発生させることができるようにさ
れている。エンコーダ7と磁気ディスク101との連結
部は、筐体106に固定された図示しないシール部材に
よって密閉されており、外部から磁気ディスク装置10
0内に粉塵が侵入することはない。
【0058】以下、上記のように構成されたサーボトラ
ックライタの動作について説明する。まず、上記第3の
実施例と同様に、光学検知手段2は回折格子1にレーザ
光を入射し、その反射光によって回折格子1の移動量を
検知し、その検知信号を制御手段3に伝達する。制御手
段3は、磁気ヘッド2の移動量に対応する回折格子1の
移動量を予め記憶しており、受け取った位置信号に基づ
いて磁気ヘッド2の移動量を決定し、駆動手段104を
制御して磁気ヘッド2を高精度に位置決めする。
【0059】一方、エンコーダ7は磁気ディスク101
と一体的に回転し、磁気ディスク101の回転角度に応
じたパルス信号を発生させる。クロック信号発生手段1
16は、このパルス信号に基づいてクロック信号を発生
させる。サーボ信号発生手段117は、クロック信号に
同期したサーボ信号を発生させ、磁気ディスク102に
よって磁気ディスク101への書き込みが行われる。こ
れにより、磁気ディスク101の回転に同期したサーボ
信号が磁気ディスク101に高精度に書き込まれる。
【0060】以上のように、本実施例の構成によれば、
クロックヘッドの挿入口が不要となるので、上記第1の
実施例で示した構成等と組み合わせることにより、磁気
ディスク装置100を完全に密閉した状態でサーボ信号
を書き込むことができる。その結果、クリーンルーム外
でサーボ信号の書き込み作業を行うことができるので、
サーボ信号を書き込む際の作業効率が向上する。また、
クロック信号を磁気ディスクに書き込む必要がないの
で、情報の記録領域を増加させて、磁気ディスクの記録
容量を大きくすることができると共に、磁気ディスク装
置の生産性が向上する。
【0061】尚、本実施例においては、クロック信号を
磁気ディスク101と連結したエンコーダによって生成
しているが、必ずしもこの構成に限定されるものではな
く、磁気ディスク101の駆動手段に磁気ディスク装置
の回転角度検出手段を設けるようにしてもよい。
【0062】また、上記第1〜第5の実施例の構成を適
宜組み合わせて用いれば、さらに優れた効果が発揮され
る。また、上記第1〜第5の実施例においては、制御手
段3を磁気ディスク装置100の外部に設けているが、
必ずしもこの構成に限定されるものではなく、制御手段
3を磁気ディスク装置100内に設けるようにしてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ディスク装置を完全に密閉した状態でサーボ信号を
書き込むことができるので、クリーンルーム外でサーボ
信号の書き込み作業を行うことができ、その結果、サー
ボ信号を書き込む際の作業効率が向上する。また、回折
格子の振動、回折格子による磁気ヘッドの移動速度の低
下及びアームの撓みを防止することができるので、高
速、高精度に磁気ヘッドの位置決めを行うことができ、
その結果、サーボ信号の位置精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーボトラックライタの第1の実
施例を示す概略平面図である。
【図2】本発明に係るサーボトラックライタの第1の実
施例を示す概略断面図である。
【図3】本発明に係るサーボトラックライタの第2の実
施例を示す概略平面図である。
【図4】本発明に係るサーボトラックライタの第3の実
施例を示す概略断面図である。
【図5】本発明に係るサーボトラックライタの第4の実
施例におけるサーボ信号の書き込み手順を示す説明図で
ある。
【図6】本発明に係るサーボトラックライタの第5の実
施例を示す概略断面図である。
【図7】従来技術におけるサーボトラックライタの一例
を示す概略斜視図である。
【図8】従来技術における磁気ディスク上のサーボ信号
の配置を示す説明図である。
【図9】従来技術におけるサーボトラックライタの他の
一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 回折格子 2 光学検知手段 3 制御手段 4 再生ヘッド 5 記録ヘッド 6 エンコーダ 101 磁気ディスク 102 磁気ヘッド 104 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクと、所定の回転中心軸を中
    心として回動可能に設けられ、前記磁気ディスクに情報
    を記録する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを駆動する駆
    動手段とを備えた磁気ディスク装置と、前記磁気ヘッド
    と一体的に移動可能に設けられた回折格子と、前記磁気
    ディスク装置の外部に設けられ、前記回折格子の移動量
    を光学的に検知する光学検知手段と、前記光学検知手段
    の検知信号に応じて前記駆動手段を制御する制御手段と
    を備えたサーボトラックライタであって、前記回折格子
    を前記磁気ディスクの回動範囲外に設けたことを特徴と
    するサーボトラックライタ。
  2. 【請求項2】 回折格子の回転半径が磁気ヘッドの回転
    半径よりも大きい請求項1に記載のサーボトラックライ
    タ。
  3. 【請求項3】 回折格子が、所定の回転中心軸に対して
    磁気ヘッドと略反対方向に設けられた請求項1に記載の
    サーボトラックライタ。
  4. 【請求項4】 回折格子が、所定の回転中心軸と略平行
    に形成された受光面を有する請求項1又は3に記載のサ
    ーボトラックライタ。
  5. 【請求項5】 磁気ヘッドが、磁気ディスクに情報を記
    録する記録ヘッドと、前記磁気ディスクに記録された情
    報を再生する再生ヘッドとからなり、前記記録ヘッドに
    よって前記磁気ディスクにクロック信号を書き込むクロ
    ック信号書込手段と、隣接するトラックに書き込まれた
    クロック信号を前記再生ヘッドによって再生するクロッ
    ク信号再生手段と、前記再生信号と同期させて前記記録
    ヘッドにサーボ信号を発生するサーボ信号発生手段とが
    さらに備わった請求項1、3又は4に記載のサーボトラ
    ックライタ。
  6. 【請求項6】 磁気ディスクと連動して設けられ、前記
    磁気ディスクの回転角度を検知する回転角度検知手段
    と、前記回転角度検知手段の検知信号に同期させて磁気
    ヘッドにサーボ信号を発生させるサーボ信号発生手段と
    がさらに備わった請求項1、3又は4に記載のサーボト
    ラックライタ。
JP28365395A 1995-10-31 1995-10-31 サーボトラックライタ Pending JPH09128918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003526870A (ja) * 2000-03-06 2003-09-09 ザイラテックス・テクノロジー・リミテッド クロック・データを記憶媒体に書き込むための方法および装置
JP2004527865A (ja) * 2000-10-24 2004-09-09 シーゲイト テクノロジー エルエルシー ディスク駆動機構上にサーボおよびクロック・フィールドの自己書込みを行う回路

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