JPH09128775A - コイルアセンブリ及び二軸アクチュエータ - Google Patents

コイルアセンブリ及び二軸アクチュエータ

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JPH09128775A
JPH09128775A JP28132195A JP28132195A JPH09128775A JP H09128775 A JPH09128775 A JP H09128775A JP 28132195 A JP28132195 A JP 28132195A JP 28132195 A JP28132195 A JP 28132195A JP H09128775 A JPH09128775 A JP H09128775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
tracking
focusing
resin
biaxial actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP28132195A
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English (en)
Inventor
Koji Mimori
幸治 三森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速アクセスが可能な剛性を備えたコイルア
センブリと周波数特性に優れた二軸アクチュエータを提
供する。 【解決手段】 コイルボビン3にフォーカシング用コイ
ル6を巻装し、その上にトラッキング用コイル7を巻装
し、トラッキング用コイル7の空芯部7aから、樹脂1
0を充填したコイルアセンブリ9及びこのコイルアセン
ブリ9を組み込んだ二軸アクチュエータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルアセンブリ
及び二軸アクチュエータに関し、詳しくは記録媒体上に
情報信号を記録もしくは記録媒体から情報信号を再生す
るために使用される光学ピックアップ用の二軸アクチュ
エータとその二軸アクチュエータに用いられるコイルア
センブリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光学ピックアップ用の
二軸アクチュエータは、光ディスクのような情報記録媒
体の信号を記録再生するために使用されている。そし
て、この二軸アクチュエータは、支持部材に設けられた
対物レンズを、フォーカシング方向及びトラッキング方
向の二方向に対して移動させ得るようになっている。
【0003】このような二軸アクチュエータは例えば図
2に示すように構成されている。すなわち図2におい
て、二軸アクチュエータ1は、対物レンズ2aを保持す
るレンズホルダ2bと、このレンズホルダ2bに対し
て、接着剤等によって取付けられたコイルボビン3を含
んでいる。
【0004】レンズホルダ2bは固定部4に対して、一
端がこの固定部4に固着された弾性部材(板バネ)5に
よって、情報記録媒体に対して二方向、すなわち矢印A
で示すトラッキング方向及び、図面に垂直な(B方向)
フォーカシング方向に移動可能に支持されている。 ま
た、コイルボビン3には、フォーカシング用コイル6が
その周囲に巻回され、またコイルボビン3の一側面に形
成された一対のフック6aにトラッキング用コイル7が
巻回されている。
【0005】そして、固定部4を取り付けた基体の上面
であって、二軸アクチュエータ1の下部に断面がU字状
の磁性体から成るヨーク8が配置され、ヨーク8の内側
には永久磁石8aが貼着してあり、ヨーク8のピースの
一方はコイルボビン3の中央の中空部8b内に挿通さ
れ、他方のピースはレンズホルダー2bに設けたヨーク
挿通孔8cに挿通されている。これにより、ヨーク8の
ピース間の磁路にフォーカシング用コイル6、トラッキ
ング用コイル7が置かれ励磁される。
【0006】この構成により、外部から、各コイルに駆
動電圧が供給されて、フォーカシング用コイル6に図面
中のB方向の力が発生し、トラッキング用コイル7に図
面中A方向の力が発生し、レンズホルダ2bに取り付け
られた対物レンズ2aがフォーカシング方向及びトラッ
キング方向に対して適宜移動されるようになっている。
【0007】この種、光学ピックアップ等に用いられて
いる二軸アクチュエータは最近、CD−ROM(データ
記録再生用のコンパクトディスク)にも用途が広がり、
アクセス速度の高速化に伴い、次のような特性が要求さ
れている。 高速トラッキングに対応できる応答性を備えること。 高速トラッキングに耐える機械的強度を備えること。 トラッキング用コイルの駆動電流の許容値が大なるこ
と。
【0008】については、従来の構造の二軸アクチュ
エータを用いて6倍速と云った高速のアクセスを行う
と、機械的強度の不足が生じ、図3に示すような、トラ
ッキング動作時にコイルアセンブリが変形し正確なトラ
ッキングができなくなる。また、の要求については、
例えば図4の実線に示すような16kHzのような低い
位置に共振周波数が存在すると、同様に正確なトラッキ
ングが出来ないと云った問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、剛性
が高く、周波数特性に優れた高速のアクセスができるコ
イルアセンブリと二軸アクチュエータを提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに請求項1の発明に係るコイルアセンブリは、断面ロ
字状のコイルボビンを備え、コイルボビンの周囲にフォ
ーカシング用コイルを巻装し、フォーカシング用コイル
の上に一対のトラッキング用コイルを巻装し、トラッキ
ング用コイルの空芯部より樹脂を注入し、トラッキング
用コイルとフォーカシング用コイルの接合面と、フォー
カシング用コイルのコーナー部に樹脂を充填した構成と
し、高速アクセス時に歪みを生じない、高い剛性を得
た。
【0011】請求項2の発明に係る二軸アクチュエータ
は、請求項1に記載の前記コイルアセンブリを組み込ん
だ構成とし、高速アクセスが可能な剛性と周波数特性を
得た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、本発明の
コイルアセンブリと二軸アクチュエータの実施の形態に
ついて、その構造と作用効果について詳細に説明する。
【0013】図1は本発明に係るコイルアセンブリであ
り、(a)は斜視図、(b)は樹脂を注入中の平面図で
ある。まず、液晶ポリマー等の樹脂で断面ロ字状で周囲
に溝3bと一側面に溝3bを跨いで、二対のフック3a
を形成したコイルボビン3を用意し、溝3bにはフォー
カシング用コイル6を巻装する、また二対のフック3a
に夫々トラッキング用コイル7を巻装する。
【0014】そして、(b)に示すごとく、トラッキン
グ用コイル7の空芯部7aからフォーカシング用コイル
6に低粘度のエポキシ樹脂等の樹脂10をデスペンサ1
1により注入する。すると、樹脂10はフォーカシング
用コイル6の一側面6aからトラッキング用コイル7と
の接合面6b、フォーカシング用コイル6のコーナー部
6cまで充填される。
【0015】樹脂10としては、例えば熱硬化型のエポ
キシ樹脂を選び、常温で800psi程度の低粘度のも
のとする。さらに含浸を促進し、硬化するために加熱炉
の中で90℃で20分間、100℃で15分間、120
℃で10分間加熱した。
【0016】そして、このように構成したコイルアセン
ブリ9は特にコーナー部6cの剛性を高くでき、二軸ア
クチュエータ1に組み込み動作させた際、従来のような
コイルボビン3に歪みを生じることがない。また、周波
数特性が図4の点線で示すごとく高周波領域で、共振点
が18kHzといった高い所に移動しトラッキング特性
を改善できた。また、トラッキング用コイル7にも樹脂
が充填された結果、耐熱性が向上し、コイルの許容電流
が大きくできた。しかも、樹脂10はトラッキング用コ
イル7の空芯部7aを中心に充填されているので、トラ
ッキング特性に支障がない。
【0017】また、樹脂10は部分的に充填しているの
で、コイルアセンブリ9全体を樹脂で充填する場合に比
し、重量の増大もない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば高速アクセスが可能な剛性の高い、またトラッ
キング用コイルの許容電流の大きいコイルアセンブリ及
び二軸アクチュエータが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイルアセンブリ、(a)斜視図、
(b)樹脂を注入中の平面図。
【図2】通常の二軸アクチュエータの平面図。
【図3】トラッキング動作中の従来の二軸アクチュエー
タの平面図。
【図4】従来と本発明の二軸アクチュエータの周波数特
性の比較グラフ。
【符号の説明】
1 二軸アクチュエータ 2a 対物レンズ 2b レンズホルダ 3 コイルボビン 3a フック 3b 溝 4 固定部 5 弾性部材 6 フォーカシング用コイル 6a 一側面 6b トラッキング用コイルとの接合面 6c コーナー部 7 トラッキング用コイル 7a 空芯部 8 ヨーク 8a 永久磁石 8b 中空部 8c ヨーク挿通孔 9 コイルアセンブリ 10 樹脂 11 ディスペンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ロ字状のコイルボビンを備え、 前記コイルボビンの周囲にフォーカシング用コイルを巻
    装し、 前記フォーカシング用コイルの上に一対のトラッキング
    用コイルを巻装し、 前記トラッキング用コイルの空芯部より樹脂を注入し、 前記トラッキング用コイルと前記フォーカシング用コイ
    ルの接合面と、フォーカシング用コイルのコーナー部に
    樹脂を充填した事を特徴とするコイルアセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前記コイルアセンブリ
    を組み込んだ二軸アクチュエータ。
JP28132195A 1995-10-30 1995-10-30 コイルアセンブリ及び二軸アクチュエータ Pending JPH09128775A (ja)

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JP28132195A JPH09128775A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 コイルアセンブリ及び二軸アクチュエータ

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JPH09128775A true JPH09128775A (ja) 1997-05-16

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ID=17637482

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JP28132195A Pending JPH09128775A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 コイルアセンブリ及び二軸アクチュエータ

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JP (1) JPH09128775A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130024877A1 (en) * 2011-07-19 2013-01-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Objective lens holder, objective lens driving device using the same, optical pickup device, and method for manufacturing objective lens driving device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130024877A1 (en) * 2011-07-19 2013-01-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Objective lens holder, objective lens driving device using the same, optical pickup device, and method for manufacturing objective lens driving device

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