JPH09128409A - データ検索装置および方法、情報記憶媒体 - Google Patents

データ検索装置および方法、情報記憶媒体

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JPH09128409A
JPH09128409A JP8165448A JP16544896A JPH09128409A JP H09128409 A JPH09128409 A JP H09128409A JP 8165448 A JP8165448 A JP 8165448A JP 16544896 A JP16544896 A JP 16544896A JP H09128409 A JPH09128409 A JP H09128409A
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雅子 広瀬
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哲也 酒寄
Yuichi Kojima
裕一 小島
Naoko Satou
奈穂子 佐藤
Makoto Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザとの対話により検索条件を設定してデ
ータファイルを検索する場合に、ユーザの要望に完全に
整合するデータファイルが存在しなくとも、ユーザの要
望に近似したデータファイルを提供できるようにする。 【解決手段】 条件記憶手段8が複数の入力データを検
索条件として一時記憶すると、データ検索手段5が検索
条件に整合するデータファイルをデータベース6から検
索する。この検索件数が“0”の場合、対話制御部4に
より条件記憶手段8の複数の記憶データを順次変更して
検索件数が“1”以上の検索条件を検出し、この検索件
数が“1”以上の検索条件をデータ出力装置7によりユ
ーザに出力する。このため、ユーザの要望に完全に整合
するデータファイルが存在しなくとも、ユーザの要望に
近似したデータファイルが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観光案内などのデ
ータファイルを対話形式で検索するデータ検索装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、観光案内をユーザに提供するデー
タ検索装置などが実用化されており、例えば、観光名所
などに設置されている。
【0003】このようなデータ検索装置は、一般的にタ
ッチパネルを有しており、このタッチパネルにガイダン
スと共に複数のメニューが表示される。複数のメニュー
は検索条件となる選択枝であり、ガイダンスはメニュー
の選択を誘導するものである。例えば、京都の観光案内
の場合、ガイダンスは“希望の観光先を指定して下さ
い”などと表示され、メニューは“寺,庭園,伝統産
業,…”などと表示される。
【0004】ユーザが所望のメニューを選択すると、次
のガイダンスとメニューとが表示されるので、このよう
な動作を繰り返し、ユーザが選択した複数のメニューに
より検索条件が確立されると、これに整合するデータフ
ァイルがデータベースから検出される。このように検出
されたデータファイルはタッチパネルの表示によりユー
ザに提供されるが、検索結果が“0”の場合はデータを
提供できない旨のガイダンスが表示される。
【0005】なお、上述したタッチパネルは、一般ユー
ザでも適切なデータを入力操作することができるが、そ
の使用に適さない状況もあり、例えば、電話機による観
光案内などには利用できない。そこで、上述のようなデ
ータ検索装置に音声認識装置と音声合成装置とを設け、
ユーザとの各種データの入出力を音声で実行することが
検討されている。例えば、「音声対話システムにおける
談話処理に基づいたキーワード予測」小林著(人工知能
学会研究資料,92,4)には、観光案内を提供する音声対
話システムが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような対話形式
のデータ検索装置は、必要な検索条件が確立されるよう
にユーザを誘導するので、機械操作に不慣れな一般ユー
ザでもデータファイルの検索作業を実行することができ
る。
【0007】しかし、上述のように検索結果が“0”の
場合は、ユーザにデータファイルを提供することができ
ない。このような場合、検索条件を適切に変更すればデ
ータファイルを提供できることが多いが、検索条件を適
切に変更することは一般ユーザには困難であり、ユーザ
に無用に操作を繰り返させるようなことが発生する。
【0008】また、上述のようなデータ検索装置では、
検索条件に必要な複数のメニューの全部が入力されない
とデータファイルを検索できないが、ユーザがメニュー
の全部を指定できない場合もある。例えば、日数と行先
とを検索条件として観光案内のデータファイルを検索す
るデータ検索装置に対し、ユーザは、行先のみ要望が決
まっており、日数はどうでも良いような場合もある。
【0009】このような場合、ユーザが日数まで指定し
ないとデータ検索装置はデータファイルを検索すること
ができず、ユーザの要望する行先のデータファイルが存
在しても、日数の指定が適切でないと検索結果は“0”
となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ータ検索装置は、各種データが入力されるデータ入力装
置と、各種データを出力するデータ出力装置と、各種の
データファイルが予め設定されたデータベースと、複数
の入力データを検索条件として一時記憶する条件記憶手
段と、検索条件に整合するデータファイルを検索するデ
ータ検索手段と、検索結果のデータファイルをデータ出
力装置に出力させる結果出力手段と、データ検索手段の
検索件数が“0”の場合に条件記憶手段の複数の記憶デ
ータを順次変更して検索件数が“1”以上の検索条件を
検出する条件変更手段と、検索件数が“1”以上の検索
条件をデータ出力装置に出力させる条件提案手段と、を
有する。従って、ユーザの要望に完全に整合するデータ
ファイルが存在しなくとも、ユーザの要望に近似したデ
ータファイルが提供される。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
データ検索装置において、データ出力装置が条件提案手
段の検索条件を出力した状態で、データ入力装置に肯定
が入力されると対応する検索結果をデータ出力装置に出
力させ、否定が入力されると条件提案手段の他の検索条
件を出力させる動作制御手段を設けた。従って、ユーザ
が要望した検索条件を変更してデータファイルを提供す
る際、この変更した検索条件の可否をユーザが選択する
ことができ、否定された場合も次の検索条件が提供され
る。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
データ検索装置において、データベースは、検索条件を
形成する入力データの属性がデータファイルに予め設定
されており、検索条件の構造が複数の入力データの各々
の属性で予め設定された構造記憶手段を設け、データ検
索手段は、検索条件に入力データが不足した状態でもデ
ータファイルを検索し、検索されたデータファイルから
検索条件の形成に不足している入力データと同一の属性
を検出してデータ出力装置に出力させる属性出力手段を
設けた。従って、ユーザが検索条件を完全に入力しなく
とも、入力データに対応するデータファイルが検索さ
れ、このデータファイルがユーザに提案される。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
データ検索装置において、データベースは、データファ
イルが有する複数の属性の各々に重要度が予め設定され
ており、結果出力手段は、検索結果が複数の場合に重要
度が高いデータファイルを優先的に出力する。従って、
ユーザの要望に近似したデータファイルを選択する際、
重要度が高いデータファイルが優先される。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
データ検索装置において、検索条件となる複数の入力デ
ータの要望の度合を判定する要望判定手段を設け、判定
された要望の度合が低い入力データを条件変更手段に優
先的に変更させる変更制御手段を設けた。従って、ユー
ザの要望に近似したデータファイルを検索する際、ユー
ザの要望の度合が反映される。
【0015】請求項6記載の発明では、請求項1,2,
3,4または5記載のデータ検索装置において、データ
入力装置は、各種データが音声入力される音声認識装置
を有するので、ユーザは発声によりデータ入力装置に各
種データを入力することができる。
【0016】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5または6記載のデータ検索装置において、デ
ータ出力装置は、各種データを音声出力する音声合成装
置を有するので、ユーザにはデータ出力装置の出力音声
により各種データが提供される。
【0017】請求項8記載の発明では、請求項2記載の
データ検索装置において、データ入力装置は、各種デー
タが音声入力される音声認識装置を有し、動作制御手段
は、入力音声の状態から肯定と否定とを判定する。従っ
て、ユーザの自然な発言から肯定と否定とを取り込むこ
とができる。
【0018】請求項9記載の発明では、請求項7記載の
データ検索装置において、データ出力装置は、長時間の
データ処理の実行中に所定の音声を出力するので、デー
タ処理が長時間でもユーザに不信感を抱かせることがな
い。
【0019】請求項10記載の発明のデータ検索方法
は、各種のデータファイルを読出自在に予め設定してお
き、複数の入力データを検索条件として一時記憶し、検
索条件に整合するデータファイルを検索し、この検索件
数が“1”以上の場合には検索されたデータファイルを
出力し、検索件数が“0”の場合には一時記憶された検
索条件を順次変更して検索件数が“1”以上の検索条件
を検出し、この検索件数が“1”以上の検索条件を出力
するようにした。従って、ユーザの要望に完全に整合す
るデータファイルが存在しなくとも、ユーザの要望に近
似したデータファイルが提供される。
【0020】請求項11記載の発明の情報記憶媒体は、
各種のデータファイルが予め設定されたデータベース
と、各種データが入力されるデータ入力装置と、各種デ
ータを出力するデータ出力装置と、各種データを一時記
憶するデータ記憶装置と、各種のデータ処理を実行する
コンピュータと、このコンピュータが読み取って対応す
る動作を実行するプログラムが予め書き込まれた情報記
憶媒体と、を備えたデータ検索装置において、複数の入
力データを検索条件として前記データ記憶装置に一時記
憶させること、検索条件に整合するデータファイルを前
記データベースから検索すること、検索結果のデータフ
ァイルを前記データ出力装置に出力させること、検索件
数が“0”の場合に前記データ記憶装置の複数の記憶デ
ータを順次変更して検索件数が“1”以上の検索条件を
検出すること、検索件数が“1”以上の検索条件を前記
データ出力装置に出力させること、を前記コンピュータ
に実行させるプログラムが書き込まれている。従って、
このプログラムをコンピュータに読み取らせて動作させ
れば、このコンピュータはデータ検索装置として機能
し、ユーザの要望に完全に整合するデータファイルが存
在しなくとも、ユーザの要望に近似したデータファイル
を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図7に基づいて以下に説明する。ここでデータ検
索装置として例示する観光案内システム1は、音声対話
によりユーザに観光案内を提供する。
【0022】本実施の形態の観光案内システム1は、図
2に示すように、ハードウェアとしてコンピュータであ
るCPU(Central Processing Unit)101を有してお
り、このCPU101には、バスライン102により、
ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Acce
ss Memory)104、CD(Compact Disk)−ROM105
が装填されるCD−ROMドライブ106、キーボード
107、ディスプレイ108、マイクロフォン109、
スピーカ110、フォトセンサ111、等が接続されて
いる。
【0023】本実施の形態の観光案内システム1は、前
記CPU101に各種の処理動作を実行させるプログラ
ム等のソフトウェアが予め設定されており、このような
ソフトウェアは、例えば、情報記憶媒体である前記RO
M103や前記RAM104や前記CD−ROM105
に予め書き込まれている。
【0024】このため、本実施の形態の観光案内システ
ム1では、図1に示すように、データ入力装置である音
声認識装置2にキーワード辞書3が接続されており、前
記音声認識装置2には対話制御部4が接続されている。
この対話制御部4には、データ検索手段であるデータ検
索部5が接続されており、このデータ検索部5にはデー
タベース6が接続されている。前記対話制御部4には、
データ出力装置である音声合成装置7と、条件記憶手段
でありデータ記憶装置でもあるスロット8も接続されて
おり、このスロット8は前記データ検索部5にも接続さ
れている。
【0025】前記キーワード辞書3は、例えば、前記R
AM104等の情報記憶媒体にソフトウェアとして予め
書き込まれており、音声認識に利用される多数の単語が
予め格納されている。この単語は、図4に示すように、
観光名所の名称からなり、読みと属性とが設定されてい
る。前記音声認識装置2は、ハードウェアとして前記マ
イクロフォン109や前記CPU101などを有してお
り、ユーザから音声が入力されると、これを前記キーワ
ード辞書3の単語として認識する。前記音声合成装置7
は、前記スピーカ110や前記CPU101などを有し
ており、前記対話制御部4から伝送される各種データを
ユーザに音声出力する。
【0026】前記対話制御部4は、前記CPU101な
どを有しており、詳細には後述するように、各種のデー
タ制御を実行する。前記スロット8は、前記RAM10
4に所定の記憶領域として形成されており、図5に示す
ように、検索条件を一時記憶する。この検索条件は、前
記音声認識装置2に入力される複数の単語からなり、こ
こでは一つの日程と複数の対象からなる。これらの項目
は各々がスタックとして形成されており、前記対話制御
部4により格納される。
【0027】前記データベース6は、前記RAM104
等の情報記憶媒体にソフトウェアとして予め書き込まれ
ており、複数のデータファイルが予め設定されている。
これらのデータファイルは、観光案内に対応した内容
で、図6に示すように、ここではコース名毎に日程と対
象とが設定されている。前記データ検索部5は、前記C
PU101などを有しており、前記スロット8に一時記
憶された検索条件に整合するデータファイルを前記デー
タベース6から検索する。
【0028】上述した観光案内システム1は、結果出力
手段、条件変更手段、条件提案手段、動作制御手段、を
有している。前記結果出力手段は、前記対話制御部4を
有しており、前記データ検索部5が前記データベース6
から検索したデータファイルを前記音声合成装置7によ
り音声出力させる。この場合、データファイルはコース
名などからなるが、前記音声合成装置7は、コースを提
案する会話としてデータファイルを音声出力する。
【0029】前記条件変更手段は、前記データ検索部5
の検索件数が“0”の場合に、前記対話制御部4により
前記スロット8の複数の記憶データを順次変更し、検索
件数が“1”以上の検索条件を検出する。このデータ処
理は既存の各種手法が利用でき、例えば、完全一致でな
い場合でもデータ検索を実現する、前方一致、後方一
致、多数決、ランダム処理、などが利用される。
【0030】前記条件提案手段は、前記対話制御部4を
有しており、上述のように検出された検索件数が“1”
以上の検索条件を、前記音声合成装置7により音声出力
させる。この場合も、検索条件は日程などの項目からな
るが、前記音声合成装置7は、変更した項目を提案する
会話として検索条件を音声出力する。
【0031】前記動作制御手段も、前記対話制御部4を
有しており、前記音声合成装置7が前記条件提案手段の
検索条件を音声出力した状態で、前記音声認識装置2に
ユーザから肯定の音声が入力されると、対応する検索結
果を前記音声合成装置7により音声出力させる。一方、
前記音声合成装置7が前記条件提案手段の検索条件を音
声出力した状態で、前記音声認識装置2にユーザから否
定の音声が入力されると、前記条件提案手段の他の検索
条件を出力させる。この場合、肯定や否定の音声は、一
般ユーザにより任意に発声されるので、前記音声認識装
置2は、多様な音声を認識して肯定や否定を判定する。
【0032】本実施の形態の観光案内システム1の各部
は、必要により前記マイクロフォン109や前記スピー
カ110等のハードウェアを利用して実現されるが、そ
の主体は前記RAM104等に書き込まれたソフトウェ
アに対応して前記CPU101が動作することにより実
現されている。
【0033】このように前記RAM104には、前記マ
イクロフォン109にユーザから入力された音声を前記
キーワード辞書3の単語として認識すること、このよう
に認識された単語を検索条件として前記スロット8に一
時記憶させること、このように一時記憶された検索条件
に整合するデータファイルを前記データベース6から検
索すること、この検索結果のデータファイルを観光案内
として前記スピーカ110からユーザに音声出力させる
こと、を前記CPU101に実行させる制御プログラム
が予め書き込まれている。
【0034】さらに、データファイルの検索件数が
“0”の場合に、前記スロット8の複数の記憶データを
順次変更して検索件数が“1”以上の検索条件を検出す
ること、この検索条件を前記スピーカ110からユーザ
に音声出力させること、を前記CPU101に実行させ
る制御プログラムも書き込まれている。また、このよう
に検索条件を音声出力した状態で、ユーザから肯定の音
声が前記マイクロフォン109に入力されると、対応す
る検索結果のデータファイルを前記スピーカ110から
ユーザに音声出力させること、ユーザから否定の音声が
前記マイクロフォン109に入力されると、他の検索条
件を前記スピーカ110からユーザに音声出力させて上
述の状態に復帰すること、を前記CPU101に実行さ
せる制御プログラムも書き込まれている。
【0035】このような構成において、上述した観光案
内システム1は、ユーザと音声対話することにより、観
光案内を検索してユーザに提供する。そして、検索結果
が“0”の場合、検索結果が“1”以上となる検索条件
を模索し、これをユーザに提案する。この提案をユーザ
が肯定した場合は検索結果の観光案内を提供し、ユーザ
が否定した場合は次の検索条件を提案する。
【0036】このような観光案内システム1によるデー
タ検索方法の処理動作を、図7を参考に以下に説明す
る。この観光案内システム1は、例えば、観光案内を実
行する地域の街角などに設置され、一般ユーザの接近を
フォトセンサ111により検知すると、音声合成装置7
により“京都観光案内システムです。観光案内を致しま
す”などのガイダンスをユーザに音声出力する(ステッ
プS1)。例えば、ユーザが“有名なところを数箇所観
光したい。清水寺と金閣寺と延暦寺はぜひ見たいなぁ”
と発言した場合、この音声から音声認識装置2は“清水
寺,金閣寺,延暦寺”の三つの単語を認識する。
【0037】これらの単語は検索条件の一部として対話
制御部4によりスロット8に格納されるので、対話制御
部4は検索条件の残りの項目である日程の質問を音声合
成装置7によりユーザに音声出力する。そこで、音声合
成装置7は“日程はどのくらいですか?”などのガイダ
ンスをユーザに音声出力するので、ユーザが“一日で
す”などと発言すると、この音声から音声認識装置2は
“一日”の単語を認識する。この単語が対話制御部4に
よりスロット8に格納されると、検索条件が完成するの
で(ステップS2)、データ検索部5は検索条件により
データベース6から観光案内のデータファイルを検索す
る(ステップS3)。
【0038】ここで検索条件に整合するデータファイル
が検索されれば(ステップS4)、この観光案内が適切
な会話として音声合成装置7によりユーザに音声出力さ
れるが(ステップS5)、図4に示すように、上述した
検索条件に整合するデータファイルはデータベース6に
設定されていない。この場合、データ検索部5の検索件
数は“0”となるので、対話制御部4は、検索条件を形
成するスロット8の複数の記憶データを順次変更し(ス
テップS6,S7)、検索件数が“1”以上の検索条件
を検出する。
【0039】検索条件を形成する複数の記憶データは、
図3に示すように、日程が一日で対象が三つの寺からな
るが、図4に示すように、これに近似したデータファイ
ルとしては、日程が二日で対象が三つの寺の“二日間寺
巡り”と、日程が一日で対象が二つの寺の“一日寺巡
り”とがある。この場合、検索条件の“一日”を“二
日”に変更すれば“二日間寺巡り”のデータファイルが
検索され、検索条件の“延暦寺”を削除すれば“一日寺
巡り”のデータファイルが検索される。
【0040】そこで、対話制御部4は、例えば、検索条
件の“一日”を“二日”に変更し、これを音声合成装置
7により“その日程では短いです。二日あれば、それら
を余裕を持って観光できますよ”などと音声出力させる
(ステップS8)。このような状態で、ユーザが“じゃ
…そうしようかな”などと発言した場合、これを音声認
識装置2は肯定の発声として認識する(ステップS
9)。この場合、対話制御部4は、変更した検索条件に
整合する観光案内のデータファイルである“二日間寺巡
り”を、音声合成装置7により“それでは、二日間寺巡
りコースを御案内しましょう…”などと音声出力させる
(ステップS5)。
【0041】一方、ユーザが“ちょっと困るな…”など
と発言した場合、これを音声認識装置2は否定の発声と
して認識する(ステップS9)。この場合、対話制御部
4は、検索条件の他の項目である“延暦寺”を削除し、
これを音声合成装置7により“その日程では全ては見ら
れません。清水寺と金閣寺なら一日で廻れますよ”など
と音声出力させ、(ステップS8)これが肯定されれ
ば、“それでは、一日寺巡りコースを御案内しましょう
…”なる音声出力により“一日寺巡り”の観光案内をユ
ーザに提供する(ステップS9,S5)。
【0042】なお、これも否定された場合には、上述の
ような処理動作を繰り返し(ステップS6〜S9)、肯
定が得られることなくデータファイルがネタ切れた場合
には、観光案内が出来ない旨のガイダンスを音声出力し
て初期状態に復帰する。ここで、上述した観光案内シス
テム1とユーザとの会話内容を以下に順番に列記する。
【0043】 装置 “京都観光案内システムです。観光案内を致しま
す” ユーザ“有名なところを数箇所観光したい。
【0044】 清水寺と金閣寺と延暦寺はぜひ見たいなぁ” 装置 “日程はどのくらいですか?” ユーザ“一日です” 装置 “その日程では短いです。
【0045】 二日あれば、それらを余裕を持って観光できますよ” ユーザ“じゃ…そうしようかな” 装置 “それでは、二日間寺巡りコースを御案内しまし
ょう…” 上述した観光案内システム1は、対話形式によりデータ
ファイルを検索するので、一般ユーザでも簡易に操作す
ることができる。特に、各種データの入力と出力とを音
声により実行し、これが自然な会話となるよう設定され
ているので、ユーザは機械の操作を意識する必要がな
く、ユーザに自然に観光案内などを提供することができ
る。
【0046】しかも、ユーザとの会話から取り込んだ検
索条件による検索件数が“0”の場合でも、検索条件を
自動的に変更して検索件数が“1”以上の検索条件を生
成し、これをユーザに提案するので、ユーザの要望に完
全に整合するデータファイルが存在しなくとも、ユーザ
の要望に近似したデータファイルが提供される。このた
め、ユーザに無用な操作を要求することがなく、ユーザ
の要望を充分に反映させた次善のデータファイルを提供
することができる。
【0047】さらに、上述のように変更した検索条件の
可否をユーザに問い合わせるので、これをユーザが選択
することができ、否定された場合も次の検索条件がユー
ザに提供されるので、ユーザの要望に完全に整合するデ
ータファイルが存在しなくとも、ユーザの要望を充分に
反映させたデータファイルが提供される。
【0048】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、各種の変形を許容する。例えば、
上述した観光案内システム1では、ユーザに対する各種
データの入力と出力との両方を音声により実行すること
を例示したが、データ入力を音声認識装置により実行し
てデータ出力をディスプレイにより実行するデータ検索
装置や、データ入力をキーボードにより実行してデータ
出力を音声合成装置により実行するデータ検索装置(図
示せず)や、データ入力をキーボードにより実行してデ
ータ出力をディスプレイにより実行するデータ検索装置
(何れも図示せず)なども可能である。
【0049】また、上述した観光案内システム1では、
変更した検索条件を提案した状態でユーザが否定の単語
を発声すると、この単語を認識して否定を判定すること
を例示したが、例えば、変更した検索条件を提案した状
態で、二秒間等の所定時間までユーザが発声しないと、
これを否定的な考慮の意思表示と判定することも可能で
ある。同様に、ユーザが“んー…”などの単語とならな
い言い淀みを発声した場合にも、これを単語としては認
識することなく否定の発声として判定することも可能で
ある。
【0050】一方、上述した観光案内システム1では、
複雑な検索条件により膨大なデータファイルを検索する
こともあり、このような場合にはデータ処理に時間を要
することになる。特に、上述のようにユーザとのデータ
の入出力を音声により実行する場合、観光案内システム
1の無音状態が長時間となると、ユーザは不信感を抱く
ことになる。
【0051】そこで、このようなことが問題となる場合
には、長時間のデータ処理の実行中に、音声合成装置7
が所定の音声を出力し、観光案内システム1が動作中で
あることをユーザに報知することが好ましい。このよう
な音声としては、“ただいま処理中です。しばらく御待
ち下さい”などの一般的なガイダンスでも良いが、“え
ぇーとー、その条件ですとー”などの言い淀んだ音声を
出力させ、より自然な会話を実現することも可能であ
る。
【0052】また、上述した観光案内システム1では、
ユーザが要望した検索条件を変更する際、この変更の処
理にはユーザの要望を反映させていないが、これを反映
させることも可能である。ここで、このようなデータ検
索装置を変形例として図8および図9に基づいて以下に
説明する。なお、上述した実施の第一の形態の観光案内
システム1と同一の部分は、同一の名称および符号を利
用して詳細な説明は省略する。
【0053】まず、図8に示すように、キーワード辞書
3には、ユーザの要望の度合の判定基準となる単語とし
て“絶対”などが予め格納されており、このような単語
には属性として要望の強度が十段階評価で設定されてい
る。そして、このデータ検索装置は、要望判定手段と変
更制御手段とを有している。
【0054】前記要望判定手段は、対話制御部4を有し
ており、検索条件となる複数の入力データの要望の度合
を判定する。より詳細には、音声認識装置2がユーザの
発言から“絶対”などの単語を検出すると、この単語の
属性により要望の強度を検出し、図9に示すように、こ
の強度をスロット8に格納される検索条件の対応する項
目に設定する。前記変更制御手段は、対話制御部4を有
しており、判定された要望の度合が低い入力データを、
条件変更手段に優先的に変更させる。より詳細には、こ
の条件変更手段は、ユーザが要望した検索条件による検
索件数が“0”の場合に、検索条件の複数の項目を変更
して検索件数が“1”以上の検索条件を検出するが、こ
の変更する項目を設定された強度の数値が低いものから
順番に処理する。
【0055】このような構成において、上述したデータ
検索装置は、ユーザと対話して検索条件となる複数の項
目データを入力する際、同時にユーザの要望の度合も取
り込む。そして、ユーザの要望に完全に整合するデータ
ファイルが存在せず、検索条件を変更する場合に、ユー
ザの要望の度合が高い項目は変更しないようにする。
【0056】例えば、ユーザが“有名なところを数箇所
観光したい。清水寺と金閣寺と延暦寺。清水寺は絶対に
見たいな”と発言した場合、この音声から音声認識装置
2は“清水寺,金閣寺,延暦寺,絶対”の四つの単語を
認識する。
【0057】単語“清水寺”“金閣寺”“延暦寺”は属
性が“対象”なので、これは検索条件を形成する項目デ
ータとして対話制御部4によりスロット8に格納され
る。一方、単語“絶対”は属性が“強度10”なので、
これは検索条件の特定の項目データの要望の強度とし
て、対話制御部4によりスロット8の対応する“清水
寺”に付加される。このような単語の対応関係の判断
は、既存の文脈解析などのデータ処理により実現され
る。
【0058】そこで、音声合成装置7が“日程はどのく
らいですか?”などのガイダンスをユーザに音声出力
し、ユーザが“一日”などと発言すると、この単語が認
識されて検索条件が完成するので、データ検索部5は検
索条件によりデータベース6から観光案内のデータファ
イルを検索する。この検索件数が“0”となると、対話
制御部4は、検索条件を形成する複数の項目データを順
次変更し、検索件数が“1”以上の検索条件を検出す
る。
【0059】この時、検索条件は“清水寺”のみ“強度
10”が設定されているので、他の項目データが優先的
に変更される。例えば、図9に示すように、検索条件の
“延暦寺”を削除すれば“一日寺巡り”のデータファイ
ルが検索されるので、対話制御部4は、音声合成装置7
により“その日程では全ては見られません。清水寺と金
閣寺なら一日で廻れますよ”などと音声出力させる。こ
のような状態で、ユーザが“じゃ…そうしようかな”な
どと発言した場合、これを音声認識装置2は肯定の発声
として認識し、対話制御部4は、変更した検索条件に整
合する観光案内のデータファイルである“一日寺巡り”
を、音声合成装置7により“それでは、一日寺巡りコー
スを御案内しましょう…”などと音声出力させる。
【0060】なお、このような提案がユーザにより否定
された場合、対話制御部4は、検索条件の他の項目を変
更して上述のような処理を繰り返すが、この場合も“清
水寺”は最後まで変更されない。
【0061】上述したデータ検索装置では、ユーザの要
望に完全に整合する検索件数が“0”の場合でも、検索
条件を形成する複数の項目を自動的に変更し、検索件数
が“1”以上となる検索条件をユーザに提案することが
できる。そして、ユーザとの会話により検索条件の複数
の項目を取り込む際、その項目にユーザの要望の度合を
設定しておき、度合が低い項目を優先的に変更するの
で、ユーザの要望を良好に反映させたデータファイルを
提供することができる。
【0062】特に、ユーザの要望の度合を会話の音声か
ら取り込むので、ユーザは特定の項目に要望を設定する
操作を意識する必要がなく、自然な会話の結果としてユ
ーザに最良のデータファイルを提供する。なお、このよ
うなデータ入力をキーボードにより実行することも可能
であり、この場合はユーザが入力操作した項目に度合の
数値を設定するようなことが必要となる。
【0063】また、本実施の形態では、RAM104等
に格納されているソフトウェアに対応してCPU101
が動作することにより、データ検索装置である観光案内
システム1の各部が実現されることを例示した。しか
し、このような各部の各々を固有のハードウェアとして
製作することも可能であり、一部をソフトウェアとして
RAM104等に格納するとともに一部をハードウェア
として製作することも可能である。また、所定のソフト
ウェアが格納されたRAM104等や各部のハードウェ
アを、例えば、ファームウェアとして製作することも可
能である。
【0064】さらに、単体で取り扱える情報記憶媒体で
あるCD−ROM105にソフトウェアを書き込んでお
き、このCD−ROM105等からRAM104等にソ
フトウェアをインストールすることも可能であり、この
ようなインストールを実行することなくCD−ROM1
05等に書き込まれたソフトウェアをCPU101が適
宜読み取ってデータ処理を実行することも可能である。
【0065】また、このような観光案内システム1の各
部を実現するプログラムを、複数のソフトウェアの組み
合わせにより実現することも可能であり、その場合、単
体の製品となる情報記憶媒体には必要最小限のソフトウ
ェアのみを格納しておけば良い。例えば、オペレーティ
ングシステムが実装されているコンピュータ装置に、C
D−ROM105等の情報記憶媒体によりアプリケーシ
ョンソフトを提供して観光案内システム1を実現するよ
うな場合、この観光案内システム1の各部を実現するソ
フトウェアは、アプリケーションソフトとオペレーティ
ングシステムとの組み合わせで実現されるので、オペレ
ーティングシステムに依存する部分のソフトウェアはア
プリケーションソフトの情報記憶媒体から省略すること
ができる。
【0066】また、このように情報記憶媒体に書き込ん
だソフトウェアをコンピュータ装置に供給する手法は、
その情報記憶媒体をコンピュータ装置に直接に装填する
ことに限定されない。例えば、上述のようなソフトウェ
アをホストコンピュータの情報記憶媒体に書き込み、こ
のホストコンピュータを通信ネットワークにより端末コ
ンピュータに接続し、ホストコンピュータからデータ通
信により端末コンピュータにソフトウェアを供給するこ
とも可能である。
【0067】この場合、端末コンピュータが自身の情報
記憶媒体にソフトウェアをダウンロードした状態でスタ
ンドアロンのデータ処理を実行することも可能である
が、ソフトウェアをダウンロードすることなくホストコ
ンピュータとのリアルタイムのデータ通信によりデータ
処理を実行することも可能である。この場合、ホストコ
ンピュータと端末コンピュータとを通信ネットワークに
より接続したシステム全体が、本発明の観光案内システ
ム1に相当することになる。
【0068】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図1
0ないし図14に基づいて以下に説明する。なお、この
実施の第二の形態に関し、前述した第一の形態と同一の
部分は、同一の名称および符号を利用して詳細な説明は
省略する。
【0069】ここでデータ検索装置として例示する観光
案内システム11は、図10に示すように、スロット8
とデータ検索部5とが構造記憶手段である検索キー表1
2を介して接続されている。この検索キー表12は、R
AM104等の情報記憶媒体にソフトウェアとして予め
書き込まれており、図12に示すように、検索条件の構
造がシソーラスと同様な階層的に設定されている。
【0070】この検索条件の構造では、“観光”の下位
に“日程”と“対象”とが位置し、“日程”の下位に
“時期”と“期間”とが位置し、“対象”の下位に
“花”と“寺”と“山”とが位置している。この検索条
件の構造では、上述のように各々のノードが検索条件を
形成する入力データの属性で形成されており、図11お
よび図14に示すように、キーワード辞書3に格納され
た単語と、データベース6に格納されたデータファイル
の単語とにも、同様な属性が設定されている。
【0071】上述した観光案内システム11では、前述
した観光案内システム1と同様に、ユーザの発声から複
数の入力データを取り込んでスロット8に格納し、この
ようにスロット8に複数の記憶データで形成された検索
条件に従って、データ検索部5がデータベース6からデ
ータファイルを検索する。しかし、前述した観光案内シ
ステム1とは相違して、データ検索部5は、検索条件に
必要な入力データが不足した状態でもデータベース6か
らデータファイルを検索する。
【0072】そして、属性出力手段は、上述のように検
索されたデータファイルから検索条件の形成に不足して
いる入力データと同一の属性を検出し、これを音声合成
装置7によりユーザに音声出力する。この場合、データ
ファイルの属性は“時期”や“花”などの単純な単語か
らなるが、音声合成装置7は、このような属性を質問や
提案などの会話として音声出力する。
【0073】このような構成において、上述した観光案
内システム11は、ユーザと音声対話することにより、
観光案内を検索してユーザに提供する。この時、観光案
内システム1は、検索条件を日程と対象とから形成する
よう設定されているが、ユーザによっては、観光の時期
のみ要望が決まっており、対象は決まっていない場合も
ある。しかし、このようなユーザが観光の時期のみ要望
して対象を要望しなくとも、観光案内システム11は、
時期のみを検索条件としてデータファイルを検索し、こ
のデータファイルから不足の入力データの属性を検出す
る。この属性がユーザに提案などの形態で音声出力され
るので、これが肯定されると検索されたデータファイル
が音声出力される。
【0074】このような観光案内システム11の処理動
作を以下に説明する。例えば、ユーザが“六月に観光し
たいんですけど”と発言した場合、この音声から音声認
識装置2は“六月”の単語を認識し、その属性が“時
期”であることを検出する。そこで、図13に示すよう
に、この単語は属性に従って対話制御部4によりスロッ
ト8に格納されるが、この状態では検索条件の他の属性
である“対象”が不足している。
【0075】しかし、このような状態でデータ検索部5
はデータベース6から観光案内のデータファイルを検索
するので、図14に示すように、属性“時期”の値が
“六月”である“あじさいのお寺巡り”のデータファイ
ルが検索される。このデータファイルでは“対象”の属
性が“花”なので、これに対応した質問が音声合成装置
7によりユーザに音声出力される。
【0076】例えば、音声合成装置7は“花に興味はあ
りますか?”などのガイダンスをユーザに音声出力する
ので、ユーザが“はい、あります”などと発言すると、
これを音声認識装置2は肯定の発声として認識する。こ
の場合、音声合成装置7は“六月ならあじさいがきれい
です。「あじさいのお寺巡りコース」などいかがですか
?”などのガイダンスをユーザに音声出力するので、ユ
ーザが“いいですね。それを教えて下さい”などと発言
すると、これを音声認識装置2は肯定の発声として認識
する。この場合、音声合成装置7は“それでは、あじさ
いのお寺巡りコースを御案内しましょう…”などの音声
出力により“あじさいのお寺巡りコース”の観光案内を
ユーザに提供する。
【0077】なお、上述のような処理過程でユーザが否
定的な発言をした場合には、前述した観光案内システム
1と同様に、肯定が得られるまで検索条件の属性を変更
するが、ユーザが設定した“時期=六月”の属性は変更
されず、他の属性である“花,寺,山”が変更されるこ
とになる。
【0078】上述した観光案内システム11は、検索条
件を形成する複数の項目をユーザが完全に入力しなくと
も、ユーザの要望に対応したデータファイルを検索し、
このデータファイルの可否を判定する質問や提案が自動
的に実行されるので、ユーザが要望する内容を充分に考
慮していなくとも、これを的確に誘導してユーザの要望
を反映したデータファイルを提供することができる。特
に、各種データの入力と出力とを音声により実行し、こ
れが自然な会話となるよう設定されているので、ユーザ
は機械の操作を意識する必要がなく、ユーザに自然に観
光案内などを提供することができる。
【0079】なお、上述した観光案内システム11で
は、検索キー表12に検索条件の構造がシソーラスと同
様な階層的に設定されていることを例示したが、このよ
うな検索条件の構造を前述した観光案内システム1と同
様な一次元に設定することも可能である。
【0080】また、上述した観光案内システム11で
は、検索条件に入力データが不足した状態でデータファ
イルを検索するので、多数のデータファイルが検索され
る可能性が高い。このようなことが問題となる場合に
は、図15に示すように、データファイルの属性の各々
に十段階の重要度を予め設定しておき、検索結果が複数
の場合に重要度が高いデータファイルを優先的に出力す
ることが好ましい。
【0081】例えば、図示するように、二つのデータフ
ァイルで属性“時期”の値が“六月”でも、その重要度
が“10”“7”と相違すれば、“六月”の検索条件によ
り二つのデータファイルが検索されるが、重要度が“1
0”の“あじさいの…”が優先的に出力される。つま
り、入力データが不足した検索条件により複数のデータ
ファイルが検索されても、より重要度が高いデータファ
イルが優先的に出力されるので、ユーザの要望を充分に
反映されたデータファイルを提供することができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデータ検索装置
は、各種データが入力されるデータ入力装置と、各種デ
ータを出力するデータ出力装置と、各種のデータファイ
ルが予め設定されたデータベースと、複数の入力データ
を検索条件として一時記憶する条件記憶手段と、検索条
件に整合するデータファイルを検索するデータ検索手段
と、検索結果のデータファイルをデータ出力装置に出力
させる結果出力手段と、データ検索手段の検索件数が
“0”の場合に条件記憶手段の複数の記憶データを順次
変更して検索件数が“1”以上の検索条件を検出する条
件変更手段と、検索件数が“1”以上の検索条件をデー
タ出力装置に出力させる条件提案手段と、を有すること
により、ユーザの要望に完全に整合するデータファイル
が存在しなくとも、ユーザの要望に近似したデータファ
イルを提供することができるので、ユーザに無用な操作
を要求することがなく、ユーザの要望を充分に反映させ
た次善のデータファイルを提供することができる。
【0083】請求項2記載の発明のデータ検索装置で
は、データ出力装置が条件提案手段の検索条件を出力し
た状態で、データ入力装置に肯定が入力されると対応す
る検索結果をデータ出力装置に出力させ、否定が入力さ
れると条件提案手段の他の検索条件を出力させる動作制
御手段を設けたことにより、ユーザが要望した検索条件
を変更してデータファイルを提供する際、この変更した
検索条件の可否をユーザに選択させることができ、否定
された場合も次の検索条件が提供されるので、ユーザの
要望に完全に整合するデータファイルが存在しなくと
も、ユーザの要望を充分に反映させたデータファイルを
提供することができる。
【0084】請求項3記載の発明のデータ検索装置で
は、データベースは、検索条件を形成する入力データの
属性がデータファイルに予め設定されており、検索条件
の構造が複数の入力データの各々の属性で予め設定され
た構造記憶手段を設け、データ検索手段は、検索条件に
入力データが不足した状態でもデータファイルを検索
し、検索されたデータファイルから検索条件の形成に不
足している入力データと同一の属性を検出してデータ出
力装置に出力させる属性出力手段を設けたことにより、
ユーザの要望に対応したデータファイルを検索し、この
データファイルの可否を判定する質問や提案を自動的に
実行することができるので、ユーザが要望する内容を充
分に考慮していなくとも、これを的確に誘導してユーザ
の要望を反映したデータファイルを提供することができ
る。
【0085】請求項4記載の発明のデータ検索装置で
は、データベースは、データファイルが有する複数の属
性の各々に重要度が予め設定されており、結果出力手段
は、検索結果が複数の場合に重要度が高いデータファイ
ルを優先的に出力することにより、ユーザの要望に近似
したデータファイルを選択する際、重要度が高いデータ
ファイルが優先的に出力されるので、ユーザの要望を充
分に反映させたデータファイルを提供することができ
る。
【0086】請求項5記載の発明のデータ検索装置で
は、検索条件となる複数の入力データの要望の度合を判
定する要望判定手段を設け、判定された要望の度合が低
い入力データを条件変更手段に優先的に変更させる変更
制御手段を設けたことにより、ユーザの要望に近似した
次善のデータファイルを検索する際、これにユーザの要
望の度合を反映させることができるので、ユーザの要望
を充分に反映させたデータファイルを提供することがで
きる。
【0087】請求項6記載の発明のデータ検索装置で
は、データ入力装置は、各種データが音声入力される音
声認識装置を有することにより、ユーザは発声によりデ
ータ入力装置に各種データを入力することができるの
で、ユーザに装置の操作を意識させる必要がなく、対話
形式のデータ入力を自然な会話として実現することがで
きる。
【0088】請求項7記載の発明のデータ検索装置で
は、データ出力装置は、各種データを音声出力する音声
合成装置を有することにより、ユーザにはデータ出力装
置の出力音声により各種データが提供されるので、対話
形式のデータ出力を自然な会話として実現することがで
きる。
【0089】請求項8記載の発明のデータ検索装置で
は、データ入力装置は、各種データが音声入力される音
声認識装置を有し、動作制御手段は、入力音声の状態か
ら肯定と否定とを判定することにより、ユーザの自然な
発言から肯定と否定とを取り込むことができるので、ユ
ーザに装置の操作を意識させる必要がない。
【0090】請求項9記載の発明のデータ検索装置で
は、データ出力装置は、長時間のデータ処理の実行中に
所定の音声を出力することにより、無音状態が長時間と
なることがないので、ユーザに不信感を抱かせることが
ない。
【0091】請求項10記載の発明のデータ検索方法
は、各種のデータファイルを読出自在に予め設定してお
き、複数の入力データを検索条件として一時記憶し、検
索条件に整合するデータファイルを検索し、この検索件
数が“1”以上の場合には検索されたデータファイルを
出力し、検索件数が“0”の場合には一時記憶された検
索条件を順次変更して検索件数が“1”以上の検索条件
を検出し、この検索件数が“1”以上の検索条件を出力
するようにしたことにより、ユーザの要望に完全に整合
するデータファイルが存在しなくとも、ユーザの要望に
近似したデータファイルを提供することができるので、
ユーザに無用な操作を要求することがなく、ユーザの要
望を充分に反映させた次善のデータファイルを提供する
ことができる。
【0092】請求項11記載の発明の情報記憶媒体は、
複数の入力データを検索条件としてデータ記憶装置に一
時記憶させること、検索条件に整合するデータファイル
をデータベースから検索すること、検索結果のデータフ
ァイルをデータ出力装置に出力させること、検索件数が
“0”の場合にデータ記憶装置の複数の記憶データを順
次変更して検索件数が“1”以上の検索条件を検出する
こと、検索件数が“1”以上の検索条件をデータ出力装
置に出力させること、をコンピュータに実行させるプロ
グラムが書き込まれている。従って、このプログラムを
コンピュータに読み取らせて動作させれば、このコンピ
ュータはデータ検索装置として機能することができ、こ
のデータ検索装置は、ユーザの要望に完全に整合するデ
ータファイルが存在しなくとも、ユーザの要望に近似し
たデータファイルを提供することができるので、ユーザ
に無用な操作を要求することがなく、ユーザの要望を充
分に反映させた次善のデータファイルを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施のデータ検索装置の第一の形態で
ある観光案内システムを示す模式的なブロック図であ
る。
【図2】観光案内システムのハードウェアを示すブロッ
ク図である。
【図3】観光案内システムの外観を示す斜視図である。
【図4】キーワード辞書の記憶内容を示す模式図であ
る。
【図5】条件記憶手段であるスロットの記憶内容を示す
模式図である。
【図6】データベースの記憶内容を示す模式図である。
【図7】データ検索装置の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図8】一変形例のデータ検索装置のキーワード辞書の
記憶内容を示す模式図である。
【図9】データベースの記憶内容を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の第二の形態のデータ検索装置
の回路構造を示すブロック図である。
【図11】キーワード辞書の記憶内容を示す模式図であ
る。
【図12】構造記憶手段である検索キー表の記憶内容を
示す模式図である。
【図13】スロットの記憶内容を示す模式図である。
【図14】データベースの記憶内容を示す模式図であ
る。
【図15】一変形例のデータ検索装置のデータベースの
記憶内容を示す模式図である。
【符号の説明】
1,11 データ検索装置 2 データ入力装置、音声認識装置 5 データ検索手段 6 データベース 7 データ出力装置、音声合成装置 8 条件記憶手段、データ記憶装置 12 構造記憶手段 101 コンピュータ 103〜105 情報記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 奈穂子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山崎 真湖人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種データが入力されるデータ入力装置
    と、各種データを出力するデータ出力装置と、各種のデ
    ータファイルが予め設定されたデータベースと、複数の
    入力データを検索条件として一時記憶する条件記憶手段
    と、検索条件に整合するデータファイルを検索するデー
    タ検索手段と、検索結果のデータファイルを前記データ
    出力装置に出力させる結果出力手段と、前記データ検索
    手段の検索件数が“0”の場合に前記条件記憶手段の複
    数の記憶データを順次変更して検索件数が“1”以上の
    検索条件を検出する条件変更手段と、検索件数が“1”
    以上の検索条件を前記データ出力装置に出力させる条件
    提案手段と、を有することを特徴とするデータ検索装
    置。
  2. 【請求項2】 データ出力手段が条件提案手段の検索条
    件を出力した状態で、データ入力装置に肯定が入力され
    ると対応する検索結果を前記データ出力装置に出力さ
    せ、否定が入力されると前記条件提案手段の他の検索条
    件を出力させる動作制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ検索装置。
  3. 【請求項3】 データベースは、検索条件を形成する入
    力データの属性がデータファイルに予め設定されてお
    り、検索条件の構造が複数の入力データの各々の属性で
    予め設定された構造記憶手段を設け、データ検索手段
    は、検索条件に入力データが不足した状態でもデータフ
    ァイルを検索し、検索されたデータファイルから検索条
    件の形成に不足している入力データと同一の属性を検出
    してデータ出力装置に出力させる属性出力手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ検索装置。
  4. 【請求項4】 データベースは、データファイルが有す
    る複数の属性の各々に重要度が予め設定されており、結
    果出力手段は、検索結果が複数の場合に重要度が高いデ
    ータファイルを優先的に出力することを特徴とする請求
    項3記載のデータ検索装置。
  5. 【請求項5】 検索条件となる複数の入力データの要望
    の度合を判定する要望判定手段を設け、判定された要望
    の度合が低い入力データを条件変更手段に優先的に変更
    させる変更制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のデータ検索装置。
  6. 【請求項6】 データ入力装置は、各種データが音声入
    力される音声認識装置を有することを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5記載のデータ検索装置。
  7. 【請求項7】 データ出力装置は、各種データを音声出
    力する音声合成装置を有することを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5または6記載のデータ検索装置。
  8. 【請求項8】 データ入力装置は、各種データが音声入
    力される音声認識装置を有し、動作制御手段は、入力音
    声の状態から肯定と否定とを判定することを特徴とする
    請求項2記載のデータ検索装置。
  9. 【請求項9】 データ出力装置は、長時間のデータ処理
    の実行中に所定の音声を出力することを特徴とする請求
    項7記載のデータ検索装置。
  10. 【請求項10】 各種のデータファイルを読出自在に予
    め設定しておき、複数の入力データを検索条件として一
    時記憶し、検索条件に整合するデータファイルを検索
    し、この検索件数が“1”以上の場合には検索されたデ
    ータファイルを出力し、検索件数が“0”の場合には一
    時記憶された検索条件を順次変更して検索件数が“1”
    以上の検索条件を検出し、この検索件数が“1”以上の
    検索条件を出力するようにしたことを特徴とするデータ
    検索方法。
  11. 【請求項11】 各種のデータファイルが予め設定され
    たデータベースと、各種データが入力されるデータ入力
    装置と、各種データを出力するデータ出力装置と、各種
    データを一時記憶するデータ記憶装置と、各種のデータ
    処理を実行するコンピュータと、このコンピュータが読
    み取って対応する動作を実行するプログラムが予め書き
    込まれた情報記憶媒体と、を備えたデータ検索装置にお
    いて、複数の入力データを検索条件として前記データ記
    憶装置に一時記憶させること、検索条件に整合するデー
    タファイルを前記データベースから検索すること、検索
    結果のデータファイルを前記データ出力装置に出力させ
    ること、検索件数が“0”の場合に前記データ記憶装置
    の複数の記憶データを順次変更して検索件数が“1”以
    上の検索条件を検出すること、検索件数が“1”以上の
    検索条件を前記データ出力装置に出力させること、を前
    記コンピュータに実行させるプログラムが書き込まれて
    いることを特徴とする情報記憶媒体。
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