JPH1124685A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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Publication number
JPH1124685A
JPH1124685A JP9191935A JP19193597A JPH1124685A JP H1124685 A JPH1124685 A JP H1124685A JP 9191935 A JP9191935 A JP 9191935A JP 19193597 A JP19193597 A JP 19193597A JP H1124685 A JPH1124685 A JP H1124685A
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JP
Japan
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dictionary
recognition
voice
recognition dictionary
song
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JP9191935A
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English (en)
Inventor
Shoji Kuriki
章次 栗木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は歌唱曲を分類する分類語を音声認識す
るための分類語認識辞書と曲目を音声認識するための曲
目認識辞書を分類語の認識結果で分類または抽出して効
率よく選曲曲目を音声認識するカラオケ装置を提供す
る。 【解決手段】カラオケ装置1は、マイク2から歌唱曲を
分類する分類語として、曲ジャンル、歌手グループ分け
及び歌手名が順次音声入力され、音声認識部3が、曲ジ
ャンルを音声認識するための曲ジャンル認識辞書と曲ジ
ャンル毎に分類され歌手グループ分けを音声認識するた
めの歌手グループ分け認識辞書であるジャンル・歌手グ
ループ分け辞書10及び歌手グループ毎に分類され歌手
名を音声認識するための歌手名辞書11を使用して音声
認識するが、辞書切換部8が音声認識部3の認識結果に
応じて上記辞書10、11を分類して音声認識部3の使
用する音声認識辞書とし、最終的に歌手名毎に分類され
た曲目辞書12を使用して、マイク2から音声入力され
る曲目を音声認識している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置に関
し、詳細には、歌唱曲の選曲を音声により行うカラオケ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケ装置においては、歌唱曲
の選曲方法を、歌手、曲名及び曲番号を検索するための
曲目早見表を使用し、カラオケ装置の利用者が、当該曲
目早見表を使用して、歌いたい曲の曲番号を検索して、
曲番号をカラオケ装置の操作部やリモコン装置から入力
操作することにより行っている。
【0003】また、曲選択を行うために、曲目早見表の
代わりにパーソナルコンピュータや携帯端末にデータベ
ースとして蓄積して、キーボードやマウスを使用して曲
検索を行うカラオケ装置も出現している。
【0004】さらに、カラオケ装置の選曲手段として、
音声により入力される曲名を音声認識して、歌唱曲の選
曲を行うカラオケ装置が提案されている(特開平6−0
89096号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラオケ装置にあっては、一般に、歌唱曲の
選曲を曲目早見表を使用した曲番号の入力操作により行
っていたため、歌唱曲を曲目早見表から選択し、さらに
当該曲目早見表に記載されている曲番号を入力操作する
必要があり、カラオケ装置の利用性が悪いという問題が
あった。また、曲目早見表を利用した選曲方法では、新
しい曲が出されると、曲目早見表を変更する必要があ
り、曲目早見表を定期的に更新するために、多大な費用
が必要になるという問題があった。
【0006】また、従来の曲情報をパーソナルコンピュ
ータや携帯端末にデータベースとして蓄積し、新曲情報
を通信で配信して、パーソナルコンピュータや携帯端末
に蓄積されている曲情報を更新するカラオケ装置にあっ
ては、キーボードやマウスを使用して歌いたい曲をデー
タベースから選曲する必要があり、キーボードやマウス
による検索を苦手とするカラオケ装置の利用者にとって
は、利用性が悪いという問題があった。
【0007】さらに、選曲手段として、音声認識を利用
したカラオケ装置にあっては、音声入力された曲名を単
語として音声認識する必要があるが、一般の通信を利用
したカラオケ装置(通信カラオケ装置)では、選曲数が
1万数千曲あり、これらの膨大な曲から音声入力された
曲名を単語として音声認識する必要があり、1万数千の
単語を音声認識する技術が必要となるとともに、カラオ
ケで歌唱が行われている騒音環境で音声認識する必要が
ある。その結果、従来の音声認識を利用して歌唱曲を選
曲するカラオケ装置にあっては、装置が大型で、高価な
ものとなるという問題があった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、歌唱曲を
分類する所定の分類語を音声認識するための分類語認識
辞書及び分類語により分類され曲目を音声認識するため
の曲目認識辞書を音声認識辞書として利用し、分類語と
曲目が当該順番で音声入力されると、各辞書を当該順番
で順次切り換えて音声認識することにより、分類語で細
分化された容量の小さい分類語認識辞書及び曲目認識辞
書により分類語及び曲目を確実に音声認識することがで
き、小型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供
することを目的としている。
【0009】請求項2記載の発明は、分類語として、曲
ジャンル、歌手グループ及び歌手名が音声入力され、こ
れらの分類語を、曲ジャンルを音声認識するための曲ジ
ャンル認識辞書、曲ジャンル毎に分類され歌手グループ
を音声認識するための歌手グループ分け認識辞書及び歌
手グループ毎に分類され歌手名を音声認識するための歌
手名認識辞書に細分化された分類語認識辞書を使用して
音声認識し、最終的に歌手名毎に分類された曲目認識辞
書を使用して、音声入力される曲目を音声認識すること
により、曲ジャンル、歌手グループ及び歌手名で細分化
された容量の小さい分類語認識辞書及び曲目認識辞書に
より分類語及び曲目を確実に音声認識することができ、
小型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、分類語として、曲
目に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、
このキーワードをキーワード認識辞書を使用して音声認
識し、次に音声入力される曲目を、キーワード毎に分類
された曲目認識辞書を使用して音声認識することによ
り、曲目に含まれるキーワードで分類した容量の小さい
曲目認識辞書により、曲目を確実に音声認識して、小
型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、分類語として、歌
唱曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲
の属性を示す属性語が音声入力され、この属性語を属性
語認識辞書を使用して音声認識し、次に音声入力される
曲目を、属性語毎に分類された曲目認識辞書を使用して
音声認識することにより、曲の属性で分類した容量の小
さい曲目認識辞書により、曲目を確実に音声認識して、
小型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】請求項5記載の発明は、歌唱曲を分類する
所定の分類語を音声認識するための分類語認識辞書及び
分類語により抽出され曲目を音声認識するための曲目認
識辞書を音声認識辞書として利用し、分類語と曲目が当
該順番で音声入力されると、各辞書を当該順番に認識し
た分類語で抽出して音声認識することにより、分類語で
抽出された容量の小さい分類語認識辞書及び曲目認識辞
書により分類語及び曲目を確実に音声認識することがで
き、小型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供
することを目的としている。
【0013】請求項6記載の発明は、分類語として、曲
ジャンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声入
力されて、まず、曲ジャンルを曲ジャンルのみからなる
カテゴリー認識辞書を使用して音声認識し、この認識し
た曲ジャンルに属する歌手グループのみからなるカテゴ
リー認識辞書を抽出して当該歌手グループのみのカテゴ
リー認識辞書を使用して歌手グループを音声認識し、こ
の認識した歌手グループに属する歌手名のみからなるカ
テゴリー認識辞書を抽出して当該歌手名のみのカテゴリ
ー認識辞書を使用して歌手名を音声認識し、最後に当該
歌手名の歌手の曲目のみからなる曲目認識辞書を抽出し
て当該曲目認識辞書を使用して、最後に音声入力される
曲目を音声認識することにより、曲ジャンル、歌手グル
ープ及び歌手名で抽出された容量の小さい分類語認識辞
書及び曲目認識辞書により分類語及び曲目を確実に音声
認識することができ、小型、安価で、利用性の良好なカ
ラオケ装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項7記載の発明は、分類語として、曲
目に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、
このキーワードをキーワード認識辞書を使用して音声認
識し、当該音声認識したキーワードが曲目に含まれてい
る曲目のみからなる曲目認識辞書を抽出して、当該抽出
した曲目認識辞書を使用して、次に音声入力される曲目
を音声認識することにより、キーワードで抽出した容量
の小さい曲目認識辞書により、確実に音声認識して、小
型、安価で、利用性の良好なカラオケ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0015】請求項8記載の発明は、分類語として、歌
唱曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲
の属性を示す属性語が音声入力され、この属性語を属性
語認識辞書を使用して音声認識し、当該音声認識した属
性語が抽出用語として付加された曲目のみからなる曲目
認識辞書を抽出して、当該抽出した曲目認識辞書を使用
して、次に音声入力される曲目を音声認識することによ
り、属性語で抽出した容量の小さい曲目認識辞書によ
り、確実に音声認識して、小型、安価で、利用性の良好
なカラオケ装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のカ
ラオケ装置は、歌唱曲を選曲するための選曲音声として
当該選曲対象の歌唱曲を分類する所定の分類語と曲目が
順次音声入力される音声入力手段と、前記分類語を音声
認識するための分類語認識辞書及び前記分類語により分
類され前記曲目を音声認識するための曲目認識辞書を音
声認識辞書として記憶する音声認識辞書記憶手段と、前
記音声入力手段からの前記分類語及び前記曲目を前記音
声認識辞書記憶手段の前記音声認識辞書を使用して音声
認識する音声認識手段と、前記音声認識手段の認識した
前記分類語に基づいて次に前記音声認識手段で使用する
前記音声認識辞書を選択する辞書切換手段と、前記音声
認識手段の音声認識した前記曲目から曲番号を取得する
曲番号取得手段と、前記曲番号取得手段の取得した前記
曲番号に対応する曲データを再生するカラオケ再生手段
と、を備え、前記辞書切換手段は、まず、前記分類語認
識辞書を前記音声認識辞書として選択し、次に、前記分
類語により分類された前記曲目認識辞書のうち、前記分
類語認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識した前
記分類語に対応して分類されている前記曲目認識辞書を
前記音声認識辞書として選択することにより、上記目的
を達成している。
【0017】上記構成によれば、歌唱曲を分類する所定
の分類語を音声認識するための分類語認識辞書及び分類
語により分類され曲目を音声認識するための曲目認識辞
書を音声認識辞書として利用し、分類語と曲目が当該順
番で音声入力されると、各辞書を当該順番で順次切り換
えて音声認識するので、分類語で細分化された容量の小
さい分類語認識辞書及び曲目認識辞書により分類語及び
曲目を確実に音声認識することができ、カラオケ装置を
小型、安価で、利用性の良好なものとすることができ
る。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記音声入力手段から前記分類語として、曲ジャ
ンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声入力さ
れ、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書
として、前記曲ジャンルを音声認識するための曲ジャン
ル認識辞書、前記曲ジャンル毎に分類され前記歌手グル
ープを音声認識するための歌手グループ分け認識辞書及
び前記歌手グループ毎に分類され前記歌手名を音声認識
するための歌手名認識辞書を記憶し、前記曲目認識辞書
として、前記歌手名毎に分類された前記曲目認識辞書を
記憶し、前記辞書切換手段は、前記分類語認識辞書を、
前記曲ジャンル認識辞書、前記歌手グループ分け認識辞
書及び前記歌手名認識辞書の順番であって、当該各分類
語認識辞書のうち、前記音声入力手段から前記順番に音
声入力される前記分類語の前記音声認識手段の音声認識
結果に対応して分類されている前記分類語認識辞書を次
に前記音声認識手段の使用する前記音声認識辞書として
選択するとともに、前記歌手名毎に分類された前記曲目
認識辞書のうち、前記音声認識手段の音声認識した前記
歌手名に対応して分類されている前記曲目認識辞書を前
記音声認識辞書として選択するものであってもよい。
【0019】上記構成によれば、分類語として、曲ジャ
ンル、歌手グループ及び歌手名が音声入力され、これら
の分類語を、曲ジャンルを音声認識するための曲ジャン
ル認識辞書、曲ジャンル毎に分類され歌手グループを音
声認識するための歌手グループ分け認識辞書及び歌手グ
ループ毎に分類され歌手名を音声認識するための歌手名
認識辞書に細分化された分類語認識辞書を使用して音声
認識し、最終的に歌手名毎に分類された曲目認識辞書を
使用して、音声入力される曲目を音声認識するので、曲
ジャンル、歌手グループ及び歌手名で細分化された容量
の小さい分類語認識辞書及び曲目認識辞書により分類語
及び曲目を確実に音声認識することができ、カラオケ装
置を小型、安価で、利用性の良好なものとすることがで
きる。
【0020】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記音声入力手段から前記分類語として、前記曲目
に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、前
記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書とし
て、前記キーワードを音声認識するためのキーワード認
識辞書を記憶し、前記曲目認識辞書として、前記キーワ
ード毎に分類された前記曲目認識辞書を記憶し、前記辞
書切換手段は、前記音声認識手段の使用する前記音声認
識辞書として前記キーワード認識辞書と前記曲目認識辞
書を当該順番に選択するとともに、前記キーワード毎に
分類された前記曲目認識辞書のうち、前記音声認識手段
の音声認識した前記キーワードに対応して分類されてい
る前記曲目認識辞書を前記音声認識辞書として選択する
ものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、分類語として、曲目に
含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、この
キーワードをキーワード認識辞書を使用して音声認識
し、次に音声入力される曲目を、キーワード毎に分類さ
れた曲目認識辞書を使用して音声認識するので、曲目に
含まれるキーワードで分類した容量の小さい曲目認識辞
書により、曲目を確実に音声認識することができ、カラ
オケ装置を小型、安価で、利用性の良好なものとするこ
とができる。
【0022】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記音声入力手段から前記分類語として、前記歌唱
曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲の
属性を示す属性語が音声入力され、前記音声認識辞書記
憶手段は、前記分類語認識辞書として、前記属性語を音
声認識するための属性語認識辞書を記憶し、前記曲目認
識辞書として、前記属性語毎に分類された前記曲目認識
辞書を記憶し、前記辞書切換手段は、前記音声認識手段
の使用する前記音声認識辞書として前記属性語認識辞書
と前記曲目認識辞書を当該順番に選択するとともに、前
記属性語毎に分類された前記曲目認識辞書のうち、前記
音声認識手段の音声認識した前記属性語に対応して分類
されている前記曲目認識辞書を前記音声認識辞書として
選択するものであってもよい。
【0023】上記構成によれば、分類語として、歌唱曲
が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲の属
性を示す属性語が音声入力され、この属性語を属性語認
識辞書を使用して音声認識し、次に音声入力される曲目
を、属性語毎に分類された曲目認識辞書を使用して音声
認識するので、曲の属性で分類した容量の小さい曲目認
識辞書により、曲目を確実に音声認識することができ、
カラオケ装置を小型、安価で、利用性の良好なものとす
ることができる。
【0024】請求項5記載の発明のカラオケ装置は、歌
唱曲を選曲するための選曲音声として当該選曲対象の歌
唱曲を分類する所定の分類語と曲目が順次音声入力され
る音声入力手段と、前記分類語を音声認識するための分
類語認識辞書及び前記曲目を音声認識するための曲目認
識辞書を音声認識辞書として記憶する音声認識辞書記憶
手段と、前記音声入力手段からの前記分類語及び前記曲
目を前記音声認識辞書記憶手段の前記音声認識辞書を使
用して音声認識する音声認識手段と、前記音声認識手段
の認識した前記分類語に基づいて次に前記音声認識手段
で使用する前記音声認識辞書を前記音声認識辞書記憶手
段の前記分類語認識辞書及び前記曲目認識辞書から抽出
する辞書抽出手段と、前記音声認識手段の音声認識した
前記曲目から曲番号を取得する曲番号取得手段と、前記
曲番号取得手段の取得した前記曲番号に対応する曲デー
タを再生するカラオケ再生手段と、を備え、前記辞書抽
出手段は、前記分類語認識辞書及び前記曲目認識辞書を
当該順番で抽出し、前記音声認識手段は、前記辞書抽出
手段の抽出した前記音声認識辞書を使用して、前記分類
語及び前記曲目を音声認識することにより、上記目的を
達成している。
【0025】上記構成によれば、歌唱曲を分類する所定
の分類語を音声認識するための分類語認識辞書及び分類
語により抽出され曲目を音声認識するための曲目認識辞
書を音声認識辞書として利用し、分類語と曲目が当該順
番で音声入力されると、各辞書を当該順番に認識した分
類語で抽出して音声認識するので、分類語で抽出された
容量の小さい分類語認識辞書及び曲目認識辞書により分
類語及び曲目を確実に音声認識することができ、カラオ
ケ装置を小型、安価で、利用性の良好なものとすること
ができる。
【0026】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、前記音声入力手段から前記分類語として、曲ジャ
ンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声入力さ
れ、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書
として、前記曲ジャンル、前記歌手グループ及び前記歌
手名を音声認識するためのカテゴリー認識辞書を記憶
し、前記辞書抽出手段は、前記カテゴリー認識辞書か
ら、前記曲ジャンルのみからなる前記カテゴリー認識辞
書、当該曲ジャンルのみからなる前記カテゴリー認識辞
書を使用して前記音声認識手段の認識した前記曲ジャン
ルに属する前記歌手グループのみからなる前記カテゴリ
ー認識辞書及び当該歌手グループのみからなる前記カテ
ゴリー認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識した
前記歌手グループに属する前記歌手名のみからなる前記
カテゴリー認識辞書を、当該順番に前記音声認識辞書と
して抽出し、前記曲目認識辞書から、当該歌手名のみの
前記音声認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識し
た前記歌手名の歌手の曲目のみからなる前記曲目認識辞
書を前記音声認識辞書として抽出するものであってもよ
い。
【0027】上記構成によれば、分類語として、曲ジャ
ンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声入力さ
れて、まず、曲ジャンルを曲ジャンルのみからなるカテ
ゴリー認識辞書を使用して音声認識し、この認識した曲
ジャンルに属する歌手グループのみからなるカテゴリー
認識辞書を抽出して当該歌手グループのみのカテゴリー
認識辞書を使用して歌手グループを音声認識し、この認
識した歌手グループに属する歌手名のみからなるカテゴ
リー認識辞書を抽出して当該歌手名のみのカテゴリー認
識辞書を使用して歌手名を音声認識し、最後に当該歌手
名の歌手の曲目のみからなる曲目認識辞書を抽出して当
該曲目認識辞書を使用して、最後に音声入力される曲目
を音声認識するので、曲ジャンル、歌手グループ及び歌
手名で抽出された容量の小さい分類語認識辞書及び曲目
認識辞書により分類語及び曲目を確実に音声認識するこ
とができ、カラオケ装置を小型、安価で、利用性の良好
なものとすることができる。
【0028】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記音声入力手段から前記分類語として、前記曲目
に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、前
記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書とし
て、前記キーワードを音声認識するためのキーワード認
識辞書を記憶し、前記辞書抽出手段は、前記音声認識手
段の使用する前記音声認識辞書として前記キーワード認
識辞書と前記曲目認識辞書を当該順番に抽出するととも
に、前記曲目認識辞書から当該キーワード認識辞書を使
用して前記音声認識手段の認識した前記キーワードが前
記曲目に含まれている前記曲目のみからなる前記曲目認
識辞書を前記音声認識辞書として抽出するものであって
もよい。
【0029】上記構成によれば、分類語として、曲目に
含まれる言葉からなるキーワードが音声入力され、この
キーワードをキーワード認識辞書を使用して音声認識
し、当該音声認識したキーワードが曲目に含まれている
曲目のみからなる曲目認識辞書を抽出して、当該抽出し
た曲目認識辞書を使用して、次に音声入力される曲目を
音声認識するので、キーワードで抽出した容量の小さい
曲目認識辞書により、確実に音声認識することができ、
カラオケ装置を小型、安価で、利用性の良好なものとす
ることができる。
【0030】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記音声入力手段から前記分類語として、前記歌唱
曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲の
属性を示す属性語が音声入力され、前記音声認識辞書記
憶手段は、前記分類語認識辞書として、前記属性語を音
声認識するための属性語認識辞書を記憶し、前記曲目認
識辞書として、前記属性語が抽出用語として付加された
前記曲目認識辞書を記憶し、前記辞書抽出手段は、前記
音声認識手段の使用する前記音声認識辞書として前記属
性語認識辞書と前記曲目認識辞書を当該順番に抽出する
とともに、前記曲目認識辞書から前記属性語認識辞書を
使用して前記音声認識手段の認識した前記属性語が前記
検索用語として付加されている前記曲目のみの前記曲目
認識辞書を前記音声認識辞書として抽出するものであっ
てもよい。
【0031】上記構成によれば、分類語として、歌唱曲
が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲の属
性を示す属性語が音声入力され、この属性語を属性語認
識辞書を使用して音声認識し、当該音声認識した属性語
が抽出用語として付加された曲目のみからなる曲目認識
辞書を抽出して、当該抽出した曲目認識辞書を使用し
て、次に音声入力される曲目を音声認識するので、属性
語で抽出した容量の小さい曲目認識辞書により、確実に
音声認識することができ、カラオケ装置を小型、安価
で、利用性の良好なものとすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0033】図1は、本発明のカラオケ装置の第1の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、音声入力さ
れる選曲音声を、カテゴリー毎に分類された音声認識辞
書を順次切り換えて使用して音声認識するものであっ
て、請求項1及び請求項2に対応するものである。
【0034】図1は、本発明のカラオケ装置の第1の実
施の形態を適用したカラオケ装置1の要部回路ブロック
図である。
【0035】図1において、カラオケ装置1は、マイク
2、音声認識部3、曲番号検索部4、曲番号出力部5、
表示部6、カラオケ再生部7、辞書切換部8、音声認識
辞書部9等を備えており、マイク2から入力される音声
を音声認識辞書部9の各種認識辞書に基づいて音声認識
して、選曲を行う。
【0036】マイク(音声入力手段)2は、曲選択を行
うための選曲音声を入力するのに使用されるとともに、
カラオケ演奏に合わせて歌詞を歌うのに使用される。
【0037】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
9は、分類語認識辞書としてジャンル・歌手グループ分
け辞書10と歌手名辞書11を備えるとともに、曲目辞
書12を備えており、辞書切換部8の切換指示に応じ
て、音声認識部3で音声認識に使用する辞書(音声認識
辞書)を、ジャンル・歌手グループ分け辞書10、歌手
名辞書11及び曲目辞書12から一つ選択する。ジャン
ル・歌手グループ分け辞書10は、曲ジャンルとして、
演歌、ポップス、アニメ等の10種類程度の曲ジャンル
を音声認識するための曲ジャンル認識辞書と、曲ジャン
ル毎に分類されるとともに、歌手のグループ分けとし
て、男、女、グループ及びデュエット等の数種類程度の
歌手グループ分けを音声認識するための歌手グループ分
け認識辞書と、を備えている。歌手名辞書11は、ジャ
ンル・歌手グループ分け辞書10のジャンル・歌手グル
ープ毎に分類されるとともに各歌手名を音声認識するた
めの歌手名認識辞書であり、曲目辞書12は、歌手名辞
書11の各歌手名毎に分類されるとともに曲名(曲目)
を音声認識するための曲目認識辞書である。
【0038】辞書切換部(辞書切換手段)8は、音声認
識辞書部9のジャンル・歌手グループ分け辞書10、歌
手名辞書11及び曲目辞書12を当該順番に順次切り換
えるとともに、音声認識部3の音声認識結果に応じて、
当該ジャンル・歌手グループ分け辞書10の歌手グルー
プ分け認識辞書、歌手名辞書11の歌手名認識辞書及び
曲目辞書12の曲目認識辞書を選択指示する。
【0039】すなわち、カラオケ装置1では、曲選曲に
当たって、カラオケ装置1の利用者が、マイク2から選
曲対象の歌唱曲を分類する分類語として、曲ジャンル→
歌手グループ分け→歌手名が当該順番で選曲音声として
音声入力し、最後に、目的とする曲の曲目を選曲音声と
して音声入力する。カラオケ装置1は、その辞書切換部
8が、最初に、ジャンル・歌手グループ分け辞書10の
選択指示を行い、音声認識部3が、このジャンル・歌手
グループ分け辞書10の曲ジャンル認識辞書を使用し
て、マイク2から入力される曲ジャンルを音声認識して
辞書切換部8に認識した曲ジャンルを出力する。辞書切
換部8は、ジャンル・歌手グループ分け辞書11の歌手
グループ分け認識辞書のうち当該曲ジャンルに対応する
分類の歌手グループ分け認識辞書を音声認識辞書として
選択指示し、音声認識辞書9が当該選択指示されたジャ
ンル・歌手グループ分け辞書10の歌手グループ分け認
識辞書を選択して、音声認識部3が、次にマイク2から
入力される歌手グループ分けを指定する選曲音声(例え
ば、男、女等)をジャンル・歌手グループ分け辞書10
の歌手グループ分け認識辞書を使用して音声認識して、
辞書切換部8に出力する。辞書切換部8は、歌手名辞書
11のうち当該認識結果に対応する分類の歌手名認識辞
書を選択指示し、音声認識辞書部9は、歌手名辞書11
のうち当該選択指示された歌手名認識辞書を音声認識辞
書として選択する。音声認識部3は、次にマイク2から
入力される歌手名を指定する選曲音声を、当該選択され
た歌手名辞書11の歌手名認識辞書を使用して音声認識
して、認識結果を辞書切換部8に出力し、辞書切換部8
は、曲目辞書12のうち、音声認識部3の認識した歌手
名に対応する分類の曲目認識辞書を音声認識辞書部9に
選択指示する。音声認識辞書部9は、曲目辞書12のう
ち当該選択指示された曲目認識辞書を音声認識辞書とし
て選択し、音声認識部3は、次にマイク2から入力され
る曲目を指定する選曲音声を、曲目辞書12の当該選択
された曲目認識辞書を使用して音声認識して、認識した
曲目を曲番検索部4に出力する。
【0040】曲番号検索部(曲番号取得手段)4は、曲
番号と曲目とを対応させた曲テーブルを備えており、音
声認識部3から曲目が入力されると、当該曲目から曲番
号を取得して、曲番号出力部5に出力する。
【0041】曲番号出力部5は、曲番号検索部4から入
力された曲番号を表示部6に表示出力させるとともに、
赤外線等により曲番号検索部4から入力された曲番号を
カラオケ再生部7に出力する。
【0042】表示部6は、CRT(陰極線管:Cathode
Ray Tube)あるいはLCD(LiquidCrystal Display)
等が使用され、曲番号出力部5から入力される曲番号を
表示出力したり、カラオケ再生部7で再生される曲の歌
詞や映像を表示出力するとともに、上記曲選曲における
各種情報、例えば、エラー情報、次に選曲音声として音
声入力すべき内容、例えば、曲ジャンル、歌手グルー
プ、歌手名、曲目等の音声入力を促す表示等を行う。
【0043】カラオケ再生部(カラオケ再生手段)7
は、曲番号に対応させて演奏情報と映像情報をメモリに
記憶し、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0044】次に、本実施の形態の作用を説明する。カ
ラオケ装置1は、歌唱する曲の選曲をマイク2からの選
曲音声により行うが、この音声による選曲を曲目を曲ジ
ャンル、歌手グループ及び歌手名で順次分類して、当該
分類に対応した順番に選曲音声をマイク2から入力し
て、当該入力された選曲音声を各分類毎の辞書10〜1
2に基づいて音声認識して、選曲を行うものである。
【0045】すなわち、カラオケ装置1は、曲ジャンル
→歌手グループ分け→歌手名の順で歌唱曲をカテゴリー
分けして、最終的に目的とする歌唱曲を選曲する。そこ
で、カラオケ装置1は、曲選択が指示されると、まず、
辞書切換部8が、音声認識辞書部9にジャンル・歌手グ
ループ分け辞書10の選択指示、特に、ジャンル・歌手
グループ分け辞書10の曲ジャンル認識辞書の選択指示
を行い、音声認識辞書部9は、選択指示されたジャンル
・歌手グループ分け辞書10の曲ジャンル認識辞書を音
声認識部3の音声認識に使用する音声認識辞書として選
択する。
【0046】次に、音声認識部3は、音声認識辞書部9
の選択したジャンル・歌手グループ分け辞書10の曲ジ
ャンル認識辞書に基づいて、マイク2から音声入力され
る曲ジャンルを指定する選曲音声、例えば、「演歌」を
音声認識し、音声認識した曲ジャンル(上記例では、
「演歌」)を辞書切換部8に出力する。このとき、曲ジ
ャンルとしては、通常、10数種類程度であるので、曲
ジャンル認識辞書は、非常に容量が小さいもので済み、
かつ、音声認識部3は、この曲ジャンル認識辞書に基づ
いて、容易に、かつ、確実に曲ジャンルを指定する選曲
音声を音声認識することができる。
【0047】辞書切換部8は、音声認識部3から音声認
識した曲ジャンルが音声入力されると、当該曲ジャンル
のジャンル・歌手グループ分け辞書10の歌手グループ
分け認識辞書の選択指示を音声認識辞書部9に行い、音
声認識辞書部9は、選択指示されたジャンル・歌手グル
ープ分け辞書10の曲ジャンルの歌手グループ分け認識
辞書を音声認識部3の音声認識に使用する音声認識辞書
として選択する。
【0048】音声認識部3は、音声認識辞書部9の選択
したジャンル・歌手グループ分け辞書10の歌手グルー
プ分け認識辞書に基づいて、マイク2から音声入力され
る歌手グループ分けを指定する選曲音声、例えば、
「女」を音声認識し、音声認識した歌手グループ分け
(上記例では、「女」)を辞書切換部8に出力する。こ
のとき、歌手グループ分けとしては、通常、数種類程度
であるので、歌手グループ分け認識辞書は、非常に容量
が小さいもので済み、かつ、音声認識部3は、この歌手
グループ分け認識辞書に基づいて、容易に、かつ、確実
に歌手グループ分けを指定する選曲音声を音声認識する
ことができる。
【0049】次に、辞書切換部8は、音声認識部3から
音声認識した歌手グループ分けが音声入力されると、歌
手名辞書11のうち当該グループ分けに対応した歌手名
認識辞書の選択指示を音声認識辞書部9に行い、音声認
識辞書部9は、選択指示された歌手名辞書11の歌手名
認識辞書を音声認識部3の音声認識に使用する音声認識
辞書として選択する。
【0050】音声認識部3は、音声認識辞書部9の選択
した歌手名辞書11の歌手名認識辞書に基づいて、マイ
ク2から音声入力される歌手名を指定する選曲音声(歌
手個人の名称を具体的に指定する音声)を音声認識し、
音声認識した歌手名を辞書切換部8に出力する。この歌
手グループ分けされた歌手名は、最大でも、通常、数百
人であるので、歌手名認識辞書は、容量が小さいもので
済み、かつ、音声認識部3は、この歌手名認識辞書に基
づいて、容易に、かつ、確実に歌手名を指定する選曲音
声を音声認識することができる。
【0051】辞書切換部8は、音声認識部3から音声認
識した歌手名が音声入力されると、曲目辞書12のうち
当該歌手名に対応した曲目認識辞書の選択指示を音声認
識辞書部9に行い、音声認識辞書部9は、選択指示され
た曲目辞書11の曲目認識辞書を音声認識部3の音声認
識に使用する音声認識辞書として選択する。
【0052】音声認識部3は、音声認識辞書部9の選択
した曲目辞書11の曲目認識辞書に基づいて、マイク2
から音声入力される曲目を指定する選曲音声(選曲する
曲の曲名を具体的に指定する音声)を音声認識し、音声
認識した曲目を曲番検索部4に出力する。この歌手名に
より分類された曲目(曲名)は、最大でも、通常、数百
曲であるので、曲目認識辞書は、容量が小さいもので済
み、かつ、音声認識部3は、この曲目認識辞書に基づい
て、容易に、かつ、確実に曲目を指定する選曲音声を音
声認識することができる。
【0053】曲番号検索部4は、音声認識部3から曲目
が入力されると、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。
【0054】曲番号出力部5は、曲番号検索部4から曲
番号が入力されると、当該入力された曲番号を、表示部
6に表示出力させるとともに、赤外線等によりカラオケ
再生部7に出力する。
【0055】カラオケ再生部7は、曲番号出力部5から
入力された曲番号に対応する演奏情報と映像情報をメモ
リから読み出し、当該曲の演奏と映像の出力及びマイク
2から入力された音声と演奏曲の音声とのミキシングを
行う。
【0056】このように、本実施の形態によれば、歌唱
曲を分類する所定の分類語を音声認識するための分類語
認識辞書であるジャンル・歌手グループ分け辞書10と
歌手名辞書11及び分類語により分類され曲目を音声認
識するための曲目認識辞書である曲目辞書12を音声認
識辞書として利用し、分類語と曲目が当該順番で入力さ
れると、各辞書を当該順番で順次切り換えて音声認識し
ている。したがって、分類語で細分化された容量の小さ
い分類語認識辞書及び曲目認識辞書により分類語及び曲
目を確実に音声認識することができ、カラオケ装置1を
小型、安価で、利用性の良好なものとすることができ
る。
【0057】特に、分類語として、曲ジャンル、歌手グ
ループ及び歌手名が音声入力され、これらの分類語を、
曲ジャンルを音声認識するための曲ジャンル認識辞書と
曲ジャンル毎に分類され歌手グループを音声認識するた
めの歌手グループ分け認識辞書であるジャンル・歌手グ
ループ分け辞書10及び歌手グループ毎に分類され歌手
名を音声認識するための歌手名辞書11に細分化された
分類語認識辞書10、11を使用して音声認識し、最終
的に歌手名毎に分類された曲目辞書12を使用して、音
声入力される曲目を音声認識しているので、曲ジャン
ル、歌手グループ及び歌手名で細分化された容量の小さ
い分類語認識辞書10、11及び曲目辞書12により分
類語及び曲目を確実に音声認識することができ、カラオ
ケ装置1を小型、安価で、利用性の良好なものとするこ
とができる。
【0058】図2は、本発明のカラオケ装置の第2の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、キーワード
に基づいて曲目辞書を分類して、選曲対象の曲目を音声
認識して選曲するものであって、請求項3に対応するも
のである。
【0059】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のカラオケ装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0060】図2において、カラオケ装置20は、上記
第1の実施の形態と同様のマイク2、音声認識部3、曲
番号検索部4、曲番号出力部5、表示部6及びカラオケ
再生部7を備えるとともに、辞書切換部21及び音声認
識辞書部22等を備えている。
【0061】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
22は、キーワード辞書23と曲目辞書24を記憶して
おり、キーワード辞書23は、キーワード、例えば、
「愛」、「恋」、「酒」等の曲名に使用されることの多
い単語を音声認識するためのキーワード認識辞書であ
る。曲目辞書24は、キーワード辞書23のキーワード
毎に分類されるとともに、曲目を音声認識するための曲
目認識辞書である。
【0062】辞書切換部(辞書切換手段)21は、選曲
時、まず、キーワード辞書23を音声認識部3で使用す
る音声認識辞書として音声認識辞書部22に選択指示
し、次に、曲目辞書24のうち、キーワード辞書23を
使用して音声認識部3の音声認識したキーワードに対応
して分類されている曲目認識辞書を曲目を認識するため
の音声認識辞書として音声認識辞書部22に選択指示す
る。
【0063】そして、選曲時、マイク2からは、分類語
であるキーワードが入力され、その後、曲目が選曲音声
として音声入力される。
【0064】次に、本実施の形態のカラオケ装置20の
作用を説明する。カラオケ装置20は、音声認識辞書部
22の曲目辞書24をキーワードで分類して、曲目の音
声認識を行う。
【0065】すなわち、カラオケ装置20は、選曲時、
辞書切換部21が、まず、音声認識辞書部22にキーワ
ード辞書23を音声認識部3の使用する音声認識辞書と
して選択指示し、音声認識辞書部23は、当該選択指示
に応じてキーワード辞書23を音声認識辞書として選択
する。
【0066】この状態で、カラオケ装置20の利用者
が、マイク2から選曲する歌唱曲の曲目(曲名)に含ま
れている「愛」、「恋」、「酒」等のキーワードを選曲
音声として音声入力すると、音声認識部3が、マイク2
から入力されるキーワード、例えば、「恋」を音声認識
辞書部22のキーワード辞書23を使用して音声認識
し、音声認識したキーワードを辞書切換部21に出力す
る。
【0067】辞書切換部21は、音声認識部3から当該
音声認識したキーワードが入力されると、曲目辞書24
のうち、当該キーワード(例えば、「恋」)に対応して
分類されている曲目認識辞書を曲目を認識するための音
声認識辞書として音声認識辞書部22に選択指示し、音
声認識辞書部22は、曲目辞書24のうち当該選択指示
された曲目認識辞書を音声認識辞書として選択する。
【0068】次に、カラオケ装置20の利用者が、マイ
ク2から上記キーワードを含んだ曲目(例えば、上記キ
ーワードである「恋」を含んだ具体的な曲目)を選曲音
声として音声入力すると、音声認識部3は、この曲目を
音声認識辞書部22の選択した曲目辞書24のうち上記
キーワード(「恋」)で分類されている曲目認識辞書を
使用して音声認識して、音声認識した曲目を曲番号検索
部4に出力する。
【0069】以降、上記第1の実施の形態と同様に、曲
番号検索部4が、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。曲番号出力部5は、
曲番号検索部4から曲番号が入力されると、当該入力さ
れた曲番号を、表示部6に表示出力させるとともに、赤
外線等によりカラオケ再生部7に出力し、カラオケ再生
部7が、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0070】このように、本実施の形態のカラオケ装置
20によれば、分類語として、曲目に含まれる言葉から
なるキーワードがマイク2から音声入力され、このキー
ワードを音声認識部3がキーワード辞書23を使用して
音声認識し、次に音声入力される曲目を、キーワード毎
に分類された曲目辞書24を使用して音声認識してい
る。したがって、曲目に含まれるキーワードで分類され
た容量の小さい曲目辞書24により、曲目を確実に音声
認識することができ、カラオケ装置1を小型、安価で、
利用性の良好なものとすることができる。
【0071】図3は、本発明のカラオケ装置の第3の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、歌唱曲が映
画曲であるか、CM曲であるか等の属性を示す属性語に
基づいて曲目辞書を分類し、選曲対象の曲目を音声認識
して選曲するものであって、請求項4に対応するもので
ある。
【0072】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のカラオケ装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0073】図3において、カラオケ装置30は、上記
第1の実施の形態と同様のマイク2、音声認識部3、曲
番号検索部4、曲番号出力部5、表示部6及びカラオケ
再生部7を備えるとともに、辞書切換部31及び音声認
識辞書部32等を備えている。
【0074】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
32は、属性辞書33と曲目辞書34を記憶しており、
属性辞書33は、歌唱曲が人気曲であるか、ドラマ曲で
あるか等の歌唱曲の属性を示す属性語、例えば、「人気
曲」、「ドラマ曲」、「CM曲」、「映画曲」及び発売
された年代等を音声認識するための属性語認識辞書であ
る。曲目辞書34は、属性辞書33の属性語毎に分類さ
れるとともに、曲目を音声認識するための曲目認識辞書
である。
【0075】辞書切換部(辞書切換手段)31は、選曲
時、まず、属性辞書33を音声認識部3で使用する音声
認識辞書として音声認識辞書部32に選択指示し、次
に、曲目辞書34のうち、属性辞書33を使用して音声
認識部3の音声認識した属性語に対応して分類されてい
る曲目認識辞書を曲目を認識するための音声認識辞書と
して音声認識辞書部32に選択指示する。
【0076】そして、選曲時、マイク2からは、分類語
である属性語が入力され、その後、曲目が選曲音声とし
て音声入力される。
【0077】次に、本実施の形態のカラオケ装置30の
作用を説明する。カラオケ装置30は、音声認識辞書部
32の曲目辞書34を属性語で分類して、曲目の音声認
識を行う。
【0078】すなわち、カラオケ装置30は、選曲時、
辞書切換部31が、まず、属性辞書33を音声認識部3
の使用する音声認識辞書として音声認識辞書部32に選
択指示し、音声認識辞書部33は、当該選択指示に応じ
て属性辞書33を音声認識辞書として選択する。
【0079】この状態で、カラオケ装置30の利用者
が、マイク2から選曲する歌唱曲の属性、例えば、「人
気曲」、「ドラマ曲」、「CM曲」、「映画曲」及び発
売された年代等を示す属性語を選曲音声として音声入力
すると、音声認識部3がマイク2から入力される属性
語、例えば、「ドラマ曲」を音声認識辞書部32の属性
辞書33を使用して音声認識し、音声認識した属性語を
辞書切換部31に出力する。
【0080】辞書切換部31は、音声認識部3から当該
音声認識した属性語が入力されると、曲目辞書34のう
ち、当該属性語(例えば、「ドラマ曲」)に対応して分
類されている曲目認識辞書を曲目を認識するための音声
認識辞書として音声認識部32に選択指示し、音声認識
辞書部32は、曲目辞書34のうち当該選択指示された
曲目認識辞書を音声認識辞書として選択する。
【0081】次に、カラオケ装置30の利用者が、曲目
(例えば、上記属性語である「ドラマ曲」に属する具体
的な曲目)を選曲音声として音声入力すると、音声認識
部3は、この曲目を音声認識辞書部32の選択した曲目
辞書34のうち上記属性語(「ドラマ曲」)で分類され
ている曲目認識辞書を使用して音声認識して、音声認識
した曲目を曲番号検索部4に出力する。
【0082】以降、上記第1の実施の形態と同様に、曲
番号検索部4が、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。曲番号出力部5は、
曲番号検索部4から曲番号が入力されると、当該入力さ
れた曲番号を、表示部6に表示出力させるとともに、赤
外線等によりカラオケ再生部7に出力し、カラオケ再生
部7が、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0083】このように、本実施の形態のカラオケ装置
30によれば、分類語として、歌唱曲が人気曲である
か、映画曲であるか等の当該歌唱曲の属性を示す属性語
が入力され、この属性語を音声認識部3が属性辞書33
を使用して音声認識し、次に音声入力される曲目を、属
性語毎に分類された曲目辞書34を使用して音声認識し
ている。したがって、歌唱曲の属性語で分類された容量
の小さい曲目辞書34により、曲目を確実に音声認識す
ることができ、カラオケ装置30を小型、安価で、利用
性の良好なものとすることができる。
【0084】図4は、本発明のカラオケ装置の第4の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、歌唱曲をカ
テゴリー毎に分類する分類語を音声認識する分類語認識
辞書と曲目を音声認識する曲目認識辞書とを音声認識し
た分類語により抽出して、当該抽出した分類語認識辞書
及び曲目認識辞書を使用して、歌唱曲を音声認識するも
のであって、請求項5及び請求項6に対応するものであ
る。
【0085】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のカラオケ装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0086】図4において、カラオケ装置40は、上記
第1の実施の形態と同様のマイク2、音声認識部3、曲
番号検索部4、曲番号出力部5、表示部6及びカラオケ
再生部7を備えるとともに、辞書切換部41、音声認識
辞書部42及び辞書抽出部43等を備えている。
【0087】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
42は、カテゴリー辞書44、抽出カテゴリー辞書4
5、曲目辞書46及び抽出曲目辞書47を記憶する。
【0088】カテゴリー辞書44は、歌唱曲を分類する
ための分類語としての演歌、ポップス、アニメ等の曲ジ
ャンル、男、女、グループ及びデュエット等の歌手グル
ープ分け及び具体的な歌手名をそれぞれ認識するための
分類語認識辞書であり、曲ジャンル→歌手グループ分け
→歌手名の順に辞書抽出部43により抽出カテゴリー辞
書45に抽出される。抽出カテゴリー辞書45は、カテ
ゴリー辞書44から辞書抽出部43により抽出されたカ
テゴリー辞書を記憶し、抽出カテゴリー辞書45の記憶
するカテゴリー認識辞書を使用して音声認識部3がマイ
ク2から分類語として音声入力される曲ジャンル、歌手
グループ分け及び歌手名を音声認識する。
【0089】曲目辞書46は、具体的な曲目を音声認識
するための曲目認識辞書であり、曲目辞書46のから上
記抽出カテゴリー辞書45を使用して音声認識部3によ
り音声認識された歌手名の歌手の歌唱曲の曲目のみから
なる曲目認識辞書が辞書抽出部43により抽出曲目辞書
47に抽出される。抽出曲目辞書47は、辞書抽出部4
3により曲目辞書46から抽出された曲目認識辞書を記
憶し、抽出曲目辞書47の記憶する曲目認識辞書を使用
して音声認識部3がマイク2から音声入力される曲目を
音声認識する。
【0090】辞書抽出部43は、音声認識部3の認識し
た分類語に基づいて、カテゴリー辞書44から次に音声
認識に使用するカテゴリー辞書を抽出カテゴリー辞書4
5に抽出するとともに、曲目辞書46から分類語として
の歌手名の歌手の歌唱曲の曲目を抽出曲目辞書47に抽
出する。
【0091】辞書切換部41は、音声認識部3の音声認
識に使用する音声認識辞書を抽出カテゴリー辞書45と
抽出曲目辞書47とに切り換えて音声認識辞書部42に
選択指示する。すなわち、辞書切換部41は、選曲時、
まず、抽出カテゴリー辞書45の選択を音声認識辞書部
42に指示し、音声認識部3が歌手名を音声認識する
と、抽出曲目辞書47の選択を音声認識辞書部42に指
示する。
【0092】上記辞書切換部41及び辞書抽出部43
は、全体として辞書抽出手段として機能する。
【0093】そして、選曲時、マイク2からは、分類語
である曲ジャンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番
で音声入力され、その後、曲目が選曲音声として音声入
力される。
【0094】次に、本実施の形態のカラオケ装置40の
作用を説明する。カラオケ装置40は、分類語として順
次音声入力される曲ジャンル→歌手グループ分け→歌手
名により当該分類語を音声認識するための抽出カテゴリ
ー辞書45をカテゴリー辞書44から抽出するととも
に、最終的に音声認識された歌手名の曲目のみからなる
抽出曲目辞書47を曲目辞書46から抽出して、確実に
分類語及び曲目を音声認識するところにその特徴があ
る。
【0095】すなわち、カラオケ装置40は、選曲時、
辞書抽出部43がカテゴリー辞書44から曲ジャンルを
音声認識するためのカテゴリー認識辞書を抽出カテゴリ
ー辞書45に抽出し、辞書切換部41が、まず、音声認
識辞書部42に抽出カテゴリー辞書45を音声認識部3
の使用する音声認識辞書として選択指示して、音声認識
辞書部42が、当該選択指示に応じて抽出カテゴリー辞
書45を音声認識辞書として選択する。
【0096】この状態で、カラオケ装置40の利用者
が、マイク2から選曲する歌唱曲の曲ジャンルを指定す
る分類語、例えば、「演歌」を選曲音声として音声入力
すると、音声認識部3がマイク2から音声入力される曲
ジャンルを音声認識辞書部42の抽出カテゴリー辞書4
5を使用して音声認識し、音声認識した曲ジャンルを辞
書切換部41及び辞書抽出部43に出力する。
【0097】辞書抽出部43は、カテゴリー辞書44か
ら音声認識部3の音声認識した曲ジャンル、例えば、
「演歌」の曲ジャンルの歌手グループ分け(例えば、
男、女、グループ等)を音声認識するためのカテゴリー
認識辞書を抽出カテゴリー辞書45に抽出し、辞書切換
部41は、再度、音声認識辞書部42に抽出カテゴリー
辞書45を音声認識部3の使用する音声認識辞書として
選択指示して、音声認識辞書部42が、当該選択指示に
応じて抽出カテゴリー辞書45を音声認識辞書として選
択する。
【0098】次に、マイク2から歌手グループ分けを指
定する分類語、例えば、「女」が音声入力されると、音
声認識部3は、この歌手グループ分けの分類語を音声認
識辞書部42の抽出カテゴリー辞書45を使用して音声
認識し、認識結果を辞書切換部41及び辞書抽出部43
に出力する。
【0099】辞書抽出部43は、カテゴリー辞書44か
ら音声認識部3の音声認識した歌手グループ分け、例え
ば、「女」の歌手の歌手名(具体的な歌手名)を音声認
識するためのカテゴリー認識辞書を抽出カテゴリー辞書
45に抽出し、辞書切換部41は、再度、音声認識辞書
部42に抽出カテゴリー辞書45を音声認識部3の使用
する音声認識辞書として選択指示して、音声認識辞書部
42が、当該選択指示に応じて抽出カテゴリー辞書45
を音声認識辞書として選択する。
【0100】マイク2から歌手名を指定する分類語が音
声入力されると、音声認識部3は、この歌手名の分類語
を音声認識辞書部42の抽出カテゴリー辞書45を使用
して音声認識し、認識結果を辞書切換部41及び辞書抽
出部43に出力する。
【0101】辞書抽出部43は、音声認識部3から歌手
名が入力されると、曲目辞書46から音声認識部3の音
声認識した歌手名の歌手の曲目のみからなる曲目認識辞
書を抽出曲目辞書47に抽出し、辞書切換部41は、音
声認識辞書部42に抽出曲目辞書47を音声認識部3の
使用する音声認識辞書として選択指示して、音声認識辞
書部42が、当該選択指示に応じて抽出曲目辞書47を
音声認識辞書として選択する。
【0102】マイク2から曲目を指定する選曲音声が音
声入力されると、音声認識部3は、この曲目を音声認識
辞書部42の抽出曲目辞書47を使用して音声認識し、
認識結果を曲番号検索部4に出力する。
【0103】以降、上記第1の実施の形態と同様に、曲
番号検索部4が、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。曲番号出力部5は、
曲番号検索部4から曲番号が入力されると、当該入力さ
れた曲番号を、表示部6に表示出力させるとともに、赤
外線等によりカラオケ再生部7に出力し、カラオケ再生
部7が、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0104】このように、本実施の形態のカラオケ装置
40によれば、歌唱曲を分類する分類語を音声認識する
ための分類語認識辞書であるカテゴリー辞書44及び分
類語により抽出され曲目を音声認識するための曲目認識
辞書である曲目辞書46を音声認識辞書として利用し、
分類語と曲目が当該順番で音声入力されると、カテゴリ
ー辞書44を分類語で抽出して抽出カテゴリー辞書45
とするとともに、最終的に音声認識された分類語で曲目
辞書46を抽出して抽出曲目辞書47として、分類語及
び曲目を音声認識している。したがって、抽出曲目辞書
56は、分類語で抽出されているため、曲目辞書46の
記憶している全曲目数よりも当然少なく、音声認識部3
による認識効率を向上させることができ、分類語で抽出
した容量の小さい抽出曲目辞書47により、曲目を確実
に音声認識することができる。その結果、カラオケ装置
40を小型、安価で、利用性の良好なものとすることが
できる。
【0105】また、上記実施の形態によれば、分類語と
して、曲ジャンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番
で入力されて、まず、曲ジャンルを曲ジャンルのみから
なるカテゴリー認識辞書をカテゴリー辞書44から抽出
カテゴリー辞書45に抽出して音声認識し、この認識し
た曲ジャンルに属する歌手グループのみからなるカテゴ
リー認識辞書をカテゴリー辞書44から抽出カテゴリー
辞書45に抽出して当該歌手グループのみのカテゴリー
認識辞書を使用して歌手グループを音声認識し、この認
識した歌手グループに属する歌手名のみからなるカテゴ
リー認識辞書をカテゴリー辞書44から抽出カテゴリー
辞書45に抽出して当該歌手名のみのカテゴリー認識辞
書を使用して歌手名を音声認識し、最後に当該歌手名の
歌手の曲目のみからなる曲目認識辞書を曲目辞書46か
ら抽出曲目辞書47に抽出して当該曲目認識辞書を使用
して、最後に音声入力される曲目を音声認識している。
したがって、曲ジャンル、歌手グループ分け及び歌手名
で抽出された容量の小さい分類語認識辞書である抽出カ
テゴリー辞書45及び曲目認識辞書である抽出曲目辞書
47により分類語及び曲目を確実に音声認識することが
でき、カラオケ装置40を小型、安価で、利用性の良好
なものとすることができる。
【0106】図5は、本発明のカラオケ装置の第5の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、曲目を音声
認識する曲目認識辞書を音声認識した分類語であるキー
ワードにより抽出して、当該抽出した曲目認識辞書を使
用して、歌唱曲の曲目を音声認識するものであって、請
求項7に対応するものである。
【0107】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のカラオケ装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0108】図5において、カラオケ装置50は、上記
第1の実施の形態と同様のマイク2、音声認識部3、曲
番号検索部4、曲番号出力部5、表示部6及びカラオケ
再生部7を備えるとともに、辞書切換部51、音声認識
辞書部52及び辞書抽出部53等を備えている。
【0109】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
52は、キーワード辞書54、曲目辞書55及び抽出曲
目辞書56を記憶する。
【0110】キーワード辞書54は、キーワード、例え
ば、「愛」、「恋」、「酒」等の曲名に使用されること
の多い単語を音声認識するためのキーワード認識辞書で
ある。
【0111】曲目辞書55は、具体的な曲目を音声認識
するための曲目認識辞書であり、曲目辞書55のから上
記キーワード辞書54を使用して音声認識部3により音
声認識されたキーワードが曲目に含まれている歌唱曲の
曲目のみからなる曲目認識辞書が辞書抽出部53により
抽出曲目辞書56に抽出される。
【0112】抽出曲目辞書56は、辞書抽出部53によ
り曲目辞書55から抽出された曲目認識辞書を記憶し、
抽出曲目辞書56の記憶する曲目認識辞書を使用して音
声認識部3がマイク2から入力される曲目を音声認識す
る。
【0113】辞書抽出部53は、音声認識部3の認識し
た分類語であるキーワードに基づいて、曲目辞書55か
らキーワードを曲目に含む歌唱曲の曲目のみからなる曲
目認識辞書を抽出曲目辞書56に抽出する。
【0114】辞書切換部51は、音声認識部3の音声認
識に使用する音声認識辞書をキーワード辞書54と抽出
曲目辞書56とに切り換えて音声認識辞書部52に選択
指示する。すなわち、辞書切換部51は、選曲時、ま
ず、キーワード辞書54の選択を音声認識辞書部52に
指示し、音声認識部3がキーワードを認識すると、抽出
曲目辞書56の選択を音声認識辞書部52に指示する。
【0115】上記辞書切換部51及び辞書抽出部53
は、全体として辞書抽出手段として機能する。
【0116】そして、選曲時、マイク2からは、分類語
であるキーワードが音声入力され、その後、曲目が選曲
音声として音声入力される。
【0117】次に、本実施の形態のカラオケ装置50の
作用を説明する。カラオケ装置50は、選曲時、辞書切
換部51が、まず、音声認識辞書部52にキーワード辞
書54を音声認識部3の使用する音声認識辞書として選
択指示して、音声認識辞書部52が、当該選択指示に応
じてキーワード辞書54を音声認識辞書として選択す
る。
【0118】この状態で、カラオケ装置50の利用者
が、マイク2から選曲する歌唱曲の曲目に含まれている
キーワードを選曲音声として音声入力すると、音声認識
部3がマイク2から入力されるキーワードを音声認識辞
書部52のキーワード辞書54を使用して音声認識し、
音声認識したキーワードを辞書切換部51及び辞書抽出
部53に出力する。
【0119】辞書抽出部53は、音声認識部3からキー
ワードが入力されると、曲目辞書55から音声認識部3
の音声認識したキーワードの含まれている曲目のみから
なる曲目認識辞書を抽出曲目辞書56に抽出し、辞書切
換部51は、音声認識辞書部52に抽出曲目辞書56を
音声認識部3の使用する音声認識辞書として選択指示し
て、音声認識辞書部52が、当該選択指示に応じて抽出
曲目辞書56を音声認識辞書として選択する。
【0120】マイク2から曲目を指定する選曲音声が音
声入力されると、音声認識部3は、この曲目を音声認識
辞書部52の抽出曲目辞書56を使用して音声認識し、
認識結果を曲番号検索部4に出力する。
【0121】以降、上記第1の実施の形態と同様に、曲
番号検索部4が、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。曲番号出力部5は、
曲番号検索部4から曲番号が入力されると、当該入力さ
れた曲番号を、表示部6に表示出力させるとともに、赤
外線等によりカラオケ再生部7に出力し、カラオケ再生
部7が、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0122】このように、本実施の形態のカラオケ装置
50によれば、分類語として、曲目に含まれる言葉から
なるキーワードが入力され、このキーワードをキーワー
ド辞書54を使用して音声認識し、当該音声認識したキ
ーワードが曲目に含まれている曲目のみからなる曲目認
識辞書を曲目辞書55から抽出曲目辞書56に抽出し
て、当該抽出した抽出曲目辞書56を使用して、次に音
声入力される曲目を音声認識している。したがって、抽
出曲目辞書56は、キーワードで抽出されているため、
曲目辞書65の記憶している全曲目数よりも当然少ない
曲目数であり、音声認識部3による認識効率を向上させ
ることができ、キーワードで抽出した容量の小さい抽出
曲目辞書56により、曲目を確実に音声認識することが
できる。その結果、カラオケ装置50を小型、安価で、
利用性の良好なものとすることができる。
【0123】図6は、本発明のカラオケ装置の第6の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、曲目を音声
認識する曲目認識辞書を音声認識した歌唱曲が映画曲で
あるか、CM曲であるか等の属性を示す属性語により抽
出して、当該抽出した曲目認識辞書を使用して、歌唱曲
の曲目を音声認識するものであって、請求項8に対応す
るものである。
【0124】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のカラオケ装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0125】図6において、カラオケ装置60は、上記
第1の実施の形態と同様のマイク2、音声認識部3、曲
番号検索部4、曲番号出力部5、表示部6及びカラオケ
再生部7を備えるとともに、辞書切換部61、音声認識
辞書部62及び辞書抽出部63等を備えている。
【0126】音声認識辞書部(音声認識辞書記憶手段)
62は、属性辞書64、曲目辞書65及び抽出曲目辞書
66を記憶する。
【0127】属性辞書64は、歌唱曲が人気曲である
か、ドラマ曲であるか等の歌唱曲の属性を示す属性語、
例えば、「人気曲」、「ドラマ曲」、「CM曲」、「映
画曲」及び発売された年代等を音声認識するための属性
語認識辞書である。
【0128】曲目辞書65は、具体的な曲目を音声認識
するための曲目認識辞書であり、各曲目には、当該曲目
の曲の属性を示す上記属性辞書64の属性語が抽出用語
として付加されている。
【0129】抽出曲目辞書66は、辞書抽出部63によ
り曲目辞書65から抽出された曲目認識辞書を記憶し、
抽出曲目辞書66の記憶する曲目認識辞書を使用して音
声認識部3がマイク2から入力される曲目を音声認識す
る。
【0130】辞書抽出部63は、音声認識部3の音声認
識した分類語である属性語に基づいて、曲目辞書65か
ら当該属性語が抽出用語として付加された曲目のみから
なる曲目認識辞書を抽出曲目辞書66に抽出する。
【0131】辞書切換部61は、音声認識部3の音声認
識に使用する音声認識辞書を属性辞書64と抽出曲目辞
書66とに切り換えて音声認識辞書部62に選択指示す
る。すなわち、辞書切換部61は、選曲時、まず、属性
辞書64の選択を音声認識辞書部62に指示し、音声認
識部3が属性語を認識すると、抽出曲目辞書66の選択
を音声認識辞書部62に指示する。
【0132】上記辞書切換部61及び辞書抽出部53
は、全体として辞書抽出手段として機能する。
【0133】そして、選曲時、マイク2からは、分類語
である属性語が音声入力され、その後、曲目が選曲音声
として音声入力される。
【0134】次に、本実施の形態のカラオケ装置60の
作用を説明する。カラオケ装置60は、選曲時、辞書切
換部61が、まず、属性辞書64を音声認識部3の使用
する音声認識辞書として音声認識辞書部62に選択指示
して、音声認識辞書部62が、当該選択指示に応じて属
性辞書64を音声認識辞書として選択する。
【0135】この状態で、カラオケ装置60の利用者
が、マイク2から選曲する歌唱曲の属性、例えば、「人
気曲」、「ドラマ曲」、「CM曲」、「映画曲」及び発
売された年代等を示す属性語を選曲音声として音声入力
すると、音声認識部3がマイク2から入力される属性語
を音声認識辞書部62の属性辞書64を使用して音声認
識し、音声認識した属性語を辞書切換部61及び辞書抽
出部63に出力する。
【0136】辞書抽出部63は、音声認識部3から属性
語が入力されると、曲目辞書65から音声認識部3の音
声認識した属性語が抽出用語として付加されている曲目
のみからなる曲目認識辞書を抽出曲目辞書66に抽出
し、辞書切換部61は、音声認識辞書部62に抽出曲目
辞書66を音声認識部3の使用する音声認識辞書として
選択指示して、音声認識辞書部62が、当該選択指示に
応じて抽出曲目辞書66を音声認識辞書として選択す
る。
【0137】マイク2から曲目を指定する選曲音声が音
声入力されると、音声認識部3は、この曲目を音声認識
辞書部62の抽出曲目辞書66を使用して音声認識し、
認識結果を曲番号検索部4に出力する。
【0138】以降、上記第1の実施の形態と同様に、曲
番号検索部4が、曲目と曲番号を対応させた曲テーブル
を検索して、当該曲目から曲番号を取得し、取得した曲
番号を曲番号出力部5に出力する。曲番号出力部5は、
曲番号検索部4から曲番号が入力されると、当該入力さ
れた曲番号を、表示部6に表示出力させるとともに、赤
外線等によりカラオケ再生部7に出力し、カラオケ再生
部7が、曲番号出力部5から入力された曲番号に対応す
る演奏情報と映像情報をメモリから読み出して、当該曲
の演奏と映像の出力及びマイク2から入力された音声と
演奏曲の音声とのミキシングを行う。
【0139】このように、本実施の形態のカラオケ装置
60によれば、分類語として、分類語として、歌唱曲が
人気曲であるか、映画曲であるか等の当該歌唱曲の属性
を示す属性語が入力され、この属性語を属性辞書64を
使用して音声認識し、当該音声認識した属性語が抽出用
語として付加された曲目のみからなる曲目認識辞書を曲
目辞書65から抽出曲目辞書66に抽出して、当該抽出
した抽出曲目辞書66を使用して、次に音声入力される
曲目を音声認識する。したがって、抽出曲目辞書56
は、属性語で抽出されているため、曲目辞書65の記憶
している全曲目数よりも当然少ない曲目数であり、音声
認識部3による認識効率を向上させることができ、属性
語で抽出した容量の小さい抽出曲目辞書66により、曲
目を確実に音声認識することができる。その結果、カラ
オケ装置60を小型、安価で、利用性の良好なものとす
ることができる。
【0140】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0141】例えば、上記各実施の形態で示した音声認
識辞書部9、22、32、42、52、62の辞書分類
は、上記各実施の形態で示したものに限るものではな
く、多くの曲を辞書の容量及び数を適切な容量及び数と
しつつ、曲目を適切かつ確実に認識できるとともに、カ
ラオケ装置の利用者にとって利用性が良好な分類であれ
ば、どのような分類であってもよい。
【0142】
【発明の効果】請求項1記載の発明のカラオケ装置によ
れば、歌唱曲を分類する所定の分類語を音声認識するた
めの分類語認識辞書及び分類語により分類され曲目を音
声認識するための曲目認識辞書を音声認識辞書として利
用し、分類語と曲目が当該順番で音声入力されると、各
辞書を当該順番で順次切り換えて音声認識するので、分
類語で細分化された容量の小さい分類語認識辞書及び曲
目認識辞書により分類語及び曲目を確実に音声認識する
ことができ、カラオケ装置を小型、安価で、利用性の良
好なものとすることができる。
【0143】請求項2記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、曲ジャンル、歌手グループ及び歌手
名が音声入力され、これらの分類語を、曲ジャンルを音
声認識するための曲ジャンル認識辞書、曲ジャンル毎に
分類され歌手グループを音声認識するための歌手グルー
プ分け認識辞書及び歌手グループ毎に分類され歌手名を
音声認識するための歌手名認識辞書に細分化された分類
語認識辞書を使用して音声認識し、最終的に歌手名毎に
分類された曲目認識辞書を使用して、音声入力される曲
目を音声認識するので、曲ジャンル、歌手グループ及び
歌手名で細分化された容量の小さい分類語認識辞書及び
曲目認識辞書により分類語及び曲目を確実に音声認識す
ることができ、カラオケ装置を小型、安価で、利用性の
良好なものとすることができる。
【0144】請求項3記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、曲目に含まれる言葉からなるキーワ
ードが音声入力され、このキーワードをキーワード認識
辞書を使用して音声認識し、次に音声入力される曲目
を、キーワード毎に分類された曲目認識辞書を使用して
音声認識するので、曲目に含まれるキーワードで分類し
た容量の小さい曲目認識辞書により、曲目を確実に音声
認識することができ、カラオケ装置を小型、安価で、利
用性の良好なものとすることができる。
【0145】請求項4記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、歌唱曲が人気曲であるか、映画曲で
あるか等の当該歌唱曲の属性を示す属性語が音声入力さ
れ、この属性語を属性語認識辞書を使用して音声認識
し、次に音声入力される曲目を、属性語毎に分類された
曲目認識辞書を使用して音声認識するので、曲の属性で
分類した容量の小さい曲目認識辞書により、曲目を確実
に音声認識することができ、カラオケ装置を小型、安価
で、利用性の良好なものとすることができる。
【0146】請求項5記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、歌唱曲を分類する所定の分類語を音声認識するため
の分類語認識辞書及び分類語により抽出され曲目を音声
認識するための曲目認識辞書を音声認識辞書として利用
し、分類語と曲目が当該順番で音声入力されると、各辞
書を当該順番に認識した分類語で抽出して音声認識する
ので、分類語で抽出された容量の小さい分類語認識辞書
及び曲目認識辞書により分類語及び曲目を確実に音声認
識することができ、カラオケ装置を小型、安価で、利用
性の良好なものとすることができる。
【0147】請求項6記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、曲ジャンル、歌手グループ及び歌手
名が当該順番で音声入力されて、まず、曲ジャンルを曲
ジャンルのみからなるカテゴリー認識辞書を使用して音
声認識し、この認識した曲ジャンルに属する歌手グルー
プのみからなるカテゴリー認識辞書を抽出して当該歌手
グループのみのカテゴリー認識辞書を使用して歌手グル
ープを音声認識し、この認識した歌手グループに属する
歌手名のみからなるカテゴリー認識辞書を抽出して当該
歌手名のみのカテゴリー認識辞書を使用して歌手名を音
声認識し、最後に当該歌手名の歌手の曲目のみからなる
曲目認識辞書を抽出して当該曲目認識辞書を使用して、
最後に音声入力される曲目を音声認識するので、曲ジャ
ンル、歌手グループ及び歌手名で抽出された容量の小さ
い分類語認識辞書及び曲目認識辞書により分類語及び曲
目を確実に音声認識することができ、カラオケ装置を小
型、安価で、利用性の良好なものとすることができる。
【0148】請求項7記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、曲目に含まれる言葉からなるキーワ
ードが音声入力され、このキーワードをキーワード認識
辞書を使用して音声認識し、当該音声認識したキーワー
ドが曲目に含まれている曲目のみからなる曲目認識辞書
を抽出して、当該抽出した曲目認識辞書を使用して、次
に音声入力される曲目を音声認識するので、キーワード
で抽出した容量の小さい曲目認識辞書により、確実に音
声認識することができ、カラオケ装置を小型、安価で、
利用性の良好なものとすることができる。
【0149】請求項8記載の発明のカラオケ装置によれ
ば、分類語として、歌唱曲が人気曲であるか、映画曲で
あるか等の当該歌唱曲の属性を示す属性語が音声入力さ
れ、この属性語を属性語認識辞書を使用して音声認識
し、当該音声認識した属性語が抽出用語として付加され
た曲目のみからなる曲目認識辞書を抽出して、当該抽出
した曲目認識辞書を使用して、次に音声入力される曲目
を音声認識するので、属性語で抽出した容量の小さい曲
目認識辞書により、確実に音声認識することができ、カ
ラオケ装置を小型、安価で、利用性の良好なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ装置の第1の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【図2】本発明のカラオケ装置の第2の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【図3】本発明のカラオケ装置の第3の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【図4】本発明のカラオケ装置の第4の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【図5】本発明のカラオケ装置の第5の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【図6】本発明のカラオケ装置の第6の実施の形態を適
用したカラオケ装置の要部回路ブロック図。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 2 マイク 3 音声認識部 4 曲番号検索部 5 曲番号出力部 6 表示部 7 カラオケ再生部 8 辞書切換部 9 音声認識辞書部 10 ジャンル・歌手グループ分け辞書 11 歌手名辞書 12 曲目辞書 20 カラオケ装置 21 辞書切換部 22 音声認識辞書部 23 キーワード辞書 24 曲目辞書 30 カラオケ装置 31 辞書切換部 32 音声認識辞書部 33 属性辞書 34 曲目辞書 40 カラオケ装置 41 辞書切換部 42 音声認識辞書部 43 辞書抽出部 44 カテゴリー辞書 45 抽出カテゴリー辞書 46 曲目辞書 47 抽出曲目辞書 50 カラオケ装置 51 辞書切換部 52 音声認識辞書部 53 辞書抽出部 54 キーワード辞書 55 曲目辞書 56 抽出曲目辞書 60 カラオケ装置 61 辞書切換部 62 音声認識辞書部 63 辞書抽出部 64 属性辞書 65 曲目辞書 66 抽出曲目辞書

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歌唱曲を選曲するための選曲音声として当
    該選曲対象の歌唱曲を分類する所定の分類語と曲目が順
    次音声入力される音声入力手段と、前記分類語を音声認
    識するための分類語認識辞書及び前記分類語により分類
    され前記曲目を音声認識するための曲目認識辞書を音声
    認識辞書として記憶する音声認識辞書記憶手段と、前記
    音声入力手段からの前記分類語及び前記曲目を前記音声
    認識辞書記憶手段の前記音声認識辞書を使用して音声認
    識する音声認識手段と、前記音声認識手段の認識した前
    記分類語に基づいて次に前記音声認識手段で使用する前
    記音声認識辞書を選択する辞書切換手段と、前記音声認
    識手段の音声認識した前記曲目から曲番号を取得する曲
    番号取得手段と、前記曲番号取得手段の取得した前記曲
    番号に対応する曲データを再生するカラオケ再生手段
    と、を備え、前記辞書切換手段は、まず、前記分類語認
    識辞書を前記音声認識辞書として選択し、次に、前記分
    類語により分類された前記曲目認識辞書のうち、前記分
    類語認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識した前
    記分類語に対応して分類されている前記曲目認識辞書を
    前記音声認識辞書として選択することを特徴とするカラ
    オケ装置。
  2. 【請求項2】前記音声入力手段から前記分類語として、
    曲ジャンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声
    入力され、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認
    識辞書として、前記曲ジャンルを音声認識するための曲
    ジャンル認識辞書、前記曲ジャンル毎に分類され前記歌
    手グループを音声認識するための歌手グループ分け認識
    辞書及び前記歌手グループ毎に分類され前記歌手名を音
    声認識するための歌手名認識辞書を記憶し、前記曲目認
    識辞書として、前記歌手名毎に分類された前記曲目認識
    辞書を記憶し、前記辞書切換手段は、前記分類語認識辞
    書を、前記曲ジャンル認識辞書、前記歌手グループ分け
    認識辞書及び前記歌手名認識辞書の順番であって、当該
    各分類語認識辞書のうち、前記音声入力手段から前記順
    番に音声入力される前記分類語の前記音声認識手段の音
    声認識結果に対応して分類されている前記分類語認識辞
    書を次に前記音声認識手段の使用する前記音声認識辞書
    として選択するとともに、前記歌手名毎に分類された前
    記曲目認識辞書のうち、前記音声認識手段の音声認識し
    た前記歌手名に対応して分類されている前記曲目認識辞
    書を前記音声認識辞書として選択することを特徴とする
    請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 【請求項3】前記音声入力手段から前記分類語として、
    前記曲目に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力
    され、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞
    書として、前記キーワードを音声認識するためのキーワ
    ード認識辞書を記憶し、前記曲目認識辞書として、前記
    キーワード毎に分類された前記曲目認識辞書を記憶し、
    前記辞書切換手段は、前記音声認識手段の使用する前記
    音声認識辞書として前記キーワード認識辞書と前記曲目
    認識辞書を当該順番に選択するとともに、前記キーワー
    ド毎に分類された前記曲目認識辞書のうち、前記音声認
    識手段の音声認識した前記キーワードに対応して分類さ
    れている前記曲目認識辞書を前記音声認識辞書として選
    択することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】前記音声入力手段から前記分類語として、
    前記歌唱曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該
    歌唱曲の属性を示す属性語が音声入力され、前記音声認
    識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書として、前記属
    性語を音声認識するための属性語認識辞書を記憶し、前
    記曲目認識辞書として、前記属性語毎に分類された前記
    曲目認識辞書を記憶し、前記辞書切換手段は、前記音声
    認識手段の使用する前記音声認識辞書として前記属性語
    認識辞書と前記曲目認識辞書を当該順番に選択するとと
    もに、前記属性語毎に分類された前記曲目認識辞書のう
    ち、前記音声認識手段の音声認識した前記属性語に対応
    して分類されている前記曲目認識辞書を前記音声認識辞
    書として選択することを特徴とする請求項1記載のカラ
    オケ装置。
  5. 【請求項5】歌唱曲を選曲するための選曲音声として当
    該選曲対象の歌唱曲を分類する所定の分類語と曲目が順
    次音声入力される音声入力手段と、前記分類語を音声認
    識するための分類語認識辞書及び前記曲目を音声認識す
    るための曲目認識辞書を音声認識辞書として記憶する音
    声認識辞書記憶手段と、前記音声入力手段からの前記分
    類語及び前記曲目を前記音声認識辞書記憶手段の前記音
    声認識辞書を使用して音声認識する音声認識手段と、前
    記音声認識手段の認識した前記分類語に基づいて次に前
    記音声認識手段で使用する前記音声認識辞書を前記音声
    認識辞書記憶手段の前記分類語認識辞書及び前記曲目認
    識辞書から抽出する辞書抽出手段と、前記音声認識手段
    の音声認識した前記曲目から曲番号を取得する曲番号取
    得手段と、前記曲番号取得手段の取得した前記曲番号に
    対応する曲データを再生するカラオケ再生手段と、を備
    え、前記辞書抽出手段は、前記分類語認識辞書及び前記
    曲目認識辞書を当該順番で抽出し、前記音声認識手段
    は、前記辞書抽出手段の抽出した前記音声認識辞書を使
    用して、前記分類語及び前記曲目を音声認識することを
    特徴とするカラオケ装置。
  6. 【請求項6】前記音声入力手段から前記分類語として、
    曲ジャンル、歌手グループ及び歌手名が当該順番で音声
    入力され、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認
    識辞書として、前記曲ジャンル、前記歌手グループ及び
    前記歌手名を音声認識するためのカテゴリー認識辞書を
    記憶し、前記辞書抽出手段は、前記カテゴリー認識辞書
    から、前記曲ジャンルのみからなる前記カテゴリー認識
    辞書、当該曲ジャンルのみからなる前記カテゴリー認識
    辞書を使用して前記音声認識手段の認識した前記曲ジャ
    ンルに属する前記歌手グループのみからなる前記カテゴ
    リー認識辞書及び当該歌手グループのみからなる前記カ
    テゴリー認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識し
    た前記歌手グループに属する前記歌手名のみからなる前
    記カテゴリー認識辞書を、当該順番に前記音声認識辞書
    として抽出し、前記曲目認識辞書から、当該歌手名のみ
    の前記音声認識辞書を使用して前記音声認識手段の認識
    した前記歌手名の歌手の曲目のみからなる前記曲目認識
    辞書を前記音声認識辞書として抽出することを特徴とす
    る請求項5記載のカラオケ装置。
  7. 【請求項7】前記音声入力手段から前記分類語として、
    前記曲目に含まれる言葉からなるキーワードが音声入力
    され、前記音声認識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞
    書として、前記キーワードを音声認識するためのキーワ
    ード認識辞書を記憶し、前記辞書抽出手段は、前記音声
    認識手段の使用する前記音声認識辞書として前記キーワ
    ード認識辞書と前記曲目認識辞書を当該順番に抽出する
    とともに、前記曲目認識辞書から当該キーワード認識辞
    書を使用して前記音声認識手段の認識した前記キーワー
    ドが前記曲目に含まれている前記曲目のみからなる前記
    曲目認識辞書を前記音声認識辞書として抽出することを
    特徴とする請求項5記載のカラオケ装置。
  8. 【請求項8】前記音声入力手段から前記分類語として、
    前記歌唱曲が人気曲であるか、映画曲であるか等の当該
    歌唱曲の属性を示す属性語が音声入力され、前記音声認
    識辞書記憶手段は、前記分類語認識辞書として、前記属
    性語を音声認識するための属性語認識辞書を記憶し、前
    記曲目認識辞書として、前記属性語が抽出用語として付
    加された前記曲目認識辞書を記憶し、前記辞書抽出手段
    は、前記音声認識手段の使用する前記音声認識辞書とし
    て前記属性語認識辞書と前記曲目認識辞書を当該順番に
    抽出するとともに、前記曲目認識辞書から前記属性語認
    識辞書を使用して前記音声認識手段の認識した前記属性
    語が前記検索用語として付加されている前記曲目のみの
    前記曲目認識辞書を前記音声認識辞書として抽出するこ
    とを特徴とする請求項5記載のカラオケ装置。
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