JPH09127602A - カメラ用三脚、及びカメラ - Google Patents

カメラ用三脚、及びカメラ

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JPH09127602A
JPH09127602A JP28165095A JP28165095A JPH09127602A JP H09127602 A JPH09127602 A JP H09127602A JP 28165095 A JP28165095 A JP 28165095A JP 28165095 A JP28165095 A JP 28165095A JP H09127602 A JPH09127602 A JP H09127602A
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JP
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camera
tripod
state
leg
leg portion
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Application number
JP28165095A
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English (en)
Inventor
Masao Yokoyama
正雄 横山
Yasushi Hoshino
康 星野
Takeshi Inagaki
健 稲垣
Yuichi Shin
勇一 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で且つ安定したカメラ用三脚を実現す
る。 【構成】 カメラ底面に装着可能な第1の面と、少なく
とも3本の脚部が収納状態と支持状態の2種類の状態を
取りうるように配設された第2の面とを備えた三脚本体
から構成されるカメラ用三脚において、第2の面には、
収納状態において脚部が第2の面に収納される溝状収納
部が設けられると共に、各脚部に対応する溝状収納部は
第2の面の長手方向に各々略平行に形成され、カメラ底
面に装着し、脚部が支持状態の場合、カメラ正面側に位
置する脚部の端部は、第2の面の長手方向略中央に配置
され、支持状態から起立させた後、回動し、該回動を阻
止する回動規制部によって係止されることにより支持状
態になり、カメラ底面に装着し、脚部が前記支持状態の
場合、カメラ背面側に位置する脚部の端部は、第2の面
に軸支され、支持状態から起立させることにより支持状
態になること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、カメラ用三脚、
及び三脚を内蔵したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、セルフタイマー撮影、リモコ
ン撮影の如くカメラを手で保持せずに撮影する場合や、
長時間露出撮影の如く手振れの恐れのある場合には、三
脚を用いるのが一般的である。
【0003】また、三脚を内蔵したカメラも各種提案さ
れており、例えば市販されているカメラとしては、コニ
カ Big Mini Standaがあり、公開公報
としては実開昭56−126635公報等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
三脚は大きくて重いため、携帯に非常に不便であり、プ
ロや一部の写真愛好家を除いて、野外で使用されること
は少ない。
【0005】一方、三脚内蔵カメラは便利なために愛用
する人が多いが、内蔵三脚は必然的に脚部の長さを大き
くとることができないので、設置したとき、地面や床が
撮影されてしまう恐れがある。また、公開公報に開示さ
れた内蔵三脚の中には、複雑な構造や安定性の悪い構造
のものがある。
【0006】本願発明は、かかる問題に鑑み、小型、軽
量、且つ簡便な上に携帯性に優れたカメラ用三脚、及び
このような三脚を内蔵したカメラを提案することを第1
の課題とする。
【0007】また、焦点距離の短いレンズを使用したと
き、ぼけた地面や床が主要被写体の手前に入り込まない
ように、所定の条件で脚部を伸長できるカメラ用三脚、
及びこのような三脚を内蔵したカメラを提案することを
第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、カメ
ラ底面に装着可能な第1の面と、少なくとも3本の脚部
が収納状態と支持状態の2種類の状態を取りうるように
配設された第2の面とを備えた三脚本体から構成される
カメラ用三脚において、前記第2の面には、前記収納状
態において前記脚部が前記第2の面に収納される溝状収
納部が設けられると共に、各前記脚部に対応する前記溝
状収納部は前記第2の面の長手方向に各々略平行に形成
され、カメラ底面に装着し、前記脚部が前記支持状態の
場合、カメラ正面側に位置する脚部の端部は、前記第2
の面の長手方向略中央に配置され、前記支持状態から起
立させた後、回動し、該回動を阻止する回動規制部によ
って係止されることにより前記支持状態になり、カメラ
底面に装着し、前記脚部が前記支持状態の場合、カメラ
背面側に位置する脚部の端部は、前記第2の面に軸支さ
れ、前記支持状態から起立させることにより前記支持状
態になることを特徴とするカメラ用三脚、カメラ底面に
装着可能な第1の面と、少なくとも3本の脚部が収納状
態と支持状態の2種類の状態を取りうるように配設され
た第2の面とを備えた三脚本体から構成されるカメラ用
三脚において、カメラ用電池を装脱するための電池蓋若
しくは電池蓋解放操作部材の少なくとも何れかが前記カ
メラ底面に設けられている場合、前記三脚本体は、前記
電池蓋若しくは前記電池蓋解放操作部材の少なくとも何
れかを被覆しないように形成されていることを特徴とす
るカメラ用三脚、または、カメラ底面に装着可能な第1
の面と、少なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の
2種類の状態を取りうるように配設された第2の面とを
備えた三脚本体から構成されるカメラ用三脚であって、
前記第2の面には、前記収納状態において前記脚部が前
記第2の面に収納される溝状収納部が設けられると共
に、各前記脚部に対応する前記溝状収納部は前記第2の
面の長手方向に各々略平行に形成され、カメラ底面に装
着し、前記脚部が前記支持状態の場合、カメラ正面側に
位置する第1の脚部の端部は、前記第2の面の長手方向
略中央に配置され、前記支持状態から起立させた後、回
動されることにより前記支持状態になるカメラ用三脚に
おいて、該カメラ用三脚本体には、前記第2の面の長手
方向における前記第1の脚部の溝状収納部と干渉しない
位置に止めネジ用の孔を複数個穿設し、所定の止めネジ
用孔に貫通させた止めネジをカメラ底面に設けた三脚ネ
ジに螺合させることにより、前記三脚本体をカメラ本体
に装着することを特徴とするカメラ用三脚、により達成
される。
【0009】更に、上記第1の課題は、カメラ本体の底
面に、少なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の2
種類の状態を取りうるように配設されたカメラにおい
て、前記底面には、前記収納状態において前記脚部が前
記底面に収納される溝状収納部が設けられると共に、各
前記脚部に対応する前記溝状収納部は前記第2の面の長
手方向に各々略平行に形成され、前記脚部が前記支持状
態の場合、カメラ正面側に位置する脚部の端部は、前記
底面の長手方向略中央に配置され、前記支持状態から起
立させた後、回動し、該回動を阻止する回動規制部によ
って係止されることにより前記支持状態になり、前記脚
部が前記支持状態の場合、カメラ背面側に位置する脚部
の端部は、前記底面に軸支され、前記支持状態から起立
させることにより前記支持状態になることを特徴とする
カメラ、により達成される。
【0010】上記第2の課題は、カメラ底面に装着可能
な第1の面と、少なくとも3本の脚部が収納状態と支持
状態の2種類の状態を取りうるように配設された第2の
面とを備えた三脚本体から構成されるカメラ用三脚にお
いて、該カメラ用三脚をカメラに装着し、前記支持状態
をとった場合、次の条件式を満足することを特徴とする
カメラ用三脚、 θ≧δ−arctan(H/RN) 但し、 θ :撮影レンズの仰角 δ :撮影レンズの上下半画角 H :3本の脚部が接地する接地面から撮影レンズ光軸
とフィルム面との交点までの高さ RN:撮影最至近距離 または、カメラ本体の底面に、少なくとも3本の脚部が
収納状態と支持状態の2種類の状態を取りうるように配
設されたカメラにおいて、前記支持状態をとった場合、
次の条件式を満足することを特徴とするカメラ、により
達成される。
【0011】θ≧δ−arctan(H/RN) 但し、 θ :撮影レンズの仰角 δ :撮影レンズの上下半画角 H :3本の脚部が接地する接地面から撮影レンズ光軸
とフィルム面との交点までの高さ RN:撮影最至近距離
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図1乃至
図10を参照にして、詳細に説明する。
【0013】先ず、本願発明の要旨であるカメラ用三脚
について、図1乃至図6を参照にして説明する。図1は
カメラにカメラ用三脚を装着した正面図、図2はカメラ
用三脚を上方から見た斜視図、図3はカメラ用三脚の第
1の脚部を伸長させて上方から見た斜視図、図4はカメ
ラ用三脚を底面から見た斜視図、図5はカメラ用三脚の
3本の脚部を折り畳んで収納した状態を底面から見た斜
視図、図6は第1の脚部の拡大断面図である。
【0014】撮影時には図1に示すように、カメラ用三
脚1をカメラ2の底面2aに装着し、三脚用本体11よ
り第1の脚部12をカメラ2の前方に、第2の脚部13
及び第3の脚部14をカメラ2の後方の両側方に起立さ
せてカメラ2を支持する支持状態にし、各脚部の先端を
接地させる。このようにすることにより、セルフタイマ
撮影、リモコン撮影、長時間露出撮影が可能になる。
【0015】カメラ用三脚1をカメラ2の底面2aに装
着するのには、止めネジ15を用いる。即ち、略平面に
形成された三脚用本体11の第1の面11aをカメラ2
の底面2aに密着させ、カメラ2の底面2aに螺設され
た図示していない三脚ネジ孔に止めネジ15を第2の面
11bより螺合させることにより、カメラ用三脚1をカ
メラ2に装着することができる。
【0016】また、止めネジ15を三脚用本体11より
取り外すことが可能であり、三脚用本体11には複数の
止めネジ用孔11cが穿設されているので、図1に示し
たカメラ2以外のカメラで三脚ネジ孔の位置が異なるカ
メラにも、止めネジ15を用いてカメラ用三脚1を装着
することができる。
【0017】なお、複数の止めネジ用孔11cを穿設す
る位置は、図5に示す如く各脚部を収納したときに、第
1の脚部12を収納する溝状の収納部11dに干渉しな
い三脚用本体11の長手方向における位置にはスペース
があるので、この位置に配設することが望ましい。
【0018】更に、三脚用本体11の第1の面11aに
は第2の係合部材である突状の係合部11eが設けら
れ、カメラ2の底面2aに設けられた図示していない第
1の係合部材である凹部に係合するので、1本の止めネ
ジ15で固定しても、カメラ用三脚1とカメラ2とが互
いに回動することがない。
【0019】第1の脚部12、第2の脚部13及び第3
の脚部14を図5の収納状態より起立させるには、各脚
部の先端を指先で持ち上げて起立させればよい。第2の
脚部13及び第3の脚部14は根元に固定した軸部材と
回動自在に且つ第2の面と平行に軸支され、90度以上
の角度で起立させると、図示していないタンブラー形式
の付勢力により、図4の如く収納状態より鈍角の角度で
傾倒した状態で停止する。
【0020】一方、カメラ正面側に位置する第1の脚部
12は根元に設けた軸板16と回動自在且つ第2の面と
平行に軸支され、軸板16は止めネジ17により三脚用
本体11に回動自在に軸着されている。従って、第1の
脚部12を約90度の角度まで起立させ、軸板16と共
に止めネジ17を中心に約90度回動させてカメラの前
方に位置させ、更に戻す方向に数十度の角度で傾倒させ
れば、その一部が三脚用本体11の回動規制部である切
り込み11hに当接し回動が阻止されるので、図4のご
とく位置決めされる。なお、第1の脚部12を約90度
の角度まで起立させるのは、回動させるとき収納部11
dの側壁に当接しないようにするためである。
【0021】また、各脚部を起立させるとき、容易に指
がかかるように、第1の脚部12のために三脚用本体1
1を切り欠いた指かかり11fが形成されていると共
に、第2の脚部13及び第3の脚部14を同時に起立さ
せることができるように、三脚用本体11を切り欠いた
指かかり11gが形成されている。
【0022】また、第1の脚部12をカメラ前方に傾倒
させて位置決めしたときに、安定して位置決めされ、不
用意に回動することを阻止するために、三脚用本体11
には第1の脚部12の幅に相当する切り込み11h(阻
止部)が形成されている。
【0023】次に、第1の脚部の伸縮機構について、図
6を参照にして説明する。第1の脚部12は燐青銅板の
如きバネ材料からなる保持部材18により内包され、保
持部材18に設けたクリック部18aの先端の突部18
bが第1の脚部12に設けたV溝12aを圧着してお
り、第1の脚部12の伸縮方向の位置決めとしている。
V溝12aは複数本設けられているので、第1の脚部1
2のつまみ12bを指先で摺動させることにより、第1
の脚部12は保持部材18より伸縮し、クリック部18
aの先端の突部18bが何れかのV溝12aを圧着する
ことにより所定の長さで位置決めされる。
【0024】なお、第1の脚部12を図2の如く、最短
の長さに位置決めしたときは、三脚用本体11の第1の
面11aは水平になり、つまみ12bは上方に位置する
が、つまみ12bが三脚用本体11に当接することはな
い。
【0025】また、第1の脚部の伸縮用クリックは前述
とは異なった機構も採用できる。
【0026】例えば、図7の拡大断面図に示す如く、保
持部材28に複数の孔28aを設け、第1の脚部22の
つまみ22aを弾性的に形成しておき、つまみ22aを
孔28aに挿入させて伸縮用の位置決めとすることがで
きる。
【0027】また、図6とは逆に第1の脚部32を外筒
にして、保持部材38を内筒とすることもできる。例え
ば、図8の如く第1の脚部32に複数の孔32aを設
け、保持部材38に突部38aを設けてクリック機構と
したとき、突部38aの形状を左右非対照に形成して、
矢印の方向に第1の脚部32を伸長させるときは、クリ
ック力を弱く、矢印と逆方向に第1の脚部32を縮小さ
せるときは、クリック力を強くすることもできる。
【0028】このように、被写体側に設けた第1の脚部
12を伸縮できるので、被写体や撮影距離に応じて、撮
影レンズの仰角を変えることができるので、脚の短い三
脚でも画面内に地面や床を大きく写し込んでしまうこと
なく、希望の被写体を適切にフレーミングすることがで
きる。
【0029】なお、以上の実施の形態においては、カメ
ラの前方側に第1の脚部12である1本の脚部を起立さ
せ、カメラの後方側に第2の脚部13及び第3の脚部1
4である2本の脚部を起立させたが、逆の構成にして、
カメラの前方側に2本の脚部を起立させ、カメラの後方
側に1本の脚部を起立させ、後方側の脚部を縮小するこ
とにより撮影レンズの仰角を調整することもできる。し
かしながら、撮影レンズを上方に傾けると、後方にカメ
ラの荷重がかかるため、先に説明した実施の形態の如
く、カメラの前方側に1本の脚部を起立させ、カメラの
後方側に2本の脚部を起立させることが望ましい。
【0030】また、画面内に地面や床の接地面を写し込
まない条件を設定することも可能である。即ち、撮影す
るカメラの撮影レンズの位置が低いときや、撮影レンズ
の焦点距離が短いとき、即ち画角が広いとき、更に撮影
距離が短いときには、ぼけた地面や床を主要被写体の前
に写し易くなる。従って、これらの値によって画面内に
地面や床を写し込まない条件を演算し、その結果に基づ
いて撮影レンズの光軸を上に向けるようにカメラ用三脚
1の第1の脚部12を適宜伸長させればよい。
【0031】これらの条件式を図9を参照して説明す
る。図9において、θを撮影レンズの仰角、δを撮影レ
ンズの上下半画角、Hを3本の脚部が接地する接地面か
ら撮影レンズ光軸とフィルム面との交点までの高さ、R
Nを撮影最至近距離とすると、ぼけた地面や床が主要被
写体の手前に入り込まないようにするためには、下記の
条件式を満足するθを求めればよい。
【0032】θ≧δ−arctan(H/RN) 1例として、撮影至近距離を80cm、接地面から撮影
レンズ光軸とフィルム面との交点の高さを50mm、焦
点距離を38mmとすると、上下半画角は17.5°で
あるから、条件式を演算して、θ=13.9°となる。
【0033】θはカメラの傾きと等しいので、θに基づ
いて第1の脚部の伸長量を決定し、この伸長量より長く
第1の脚部の最大伸長量を決定すれば、最至近距離にお
いてもぼけた地面や床が主要被写体の手前に入り込むこ
とがない。
【0034】また、複数の焦点距離を選択できるカメラ
を用いたとき、最も短い焦点距離を選択したときは、第
1の脚部を最も伸長させた状態で上記条件式を満足さ
せ、最も長い焦点距離を選択したときは、第1の脚部を
最も短縮させた状態で上記条件式を満足させることが望
ましい。
【0035】再び図5に戻り、各脚部を収納した状態に
ついて説明する。
【0036】以上説明した実施の形態におけるカメラ用
三脚1は、第1の脚部12、第2の脚部13及び第3の
脚部14を折り畳んだとき、三脚用本体11の第1の面
11aの長手方向に形成された溝状の収納部に収納さ
れ、第2の面11bより低くなるので、薄型に構成さ
れ、携帯性に優れている。従って、このような薄型のカ
メラ用三脚1をカメラ2に装着した状態でカメラケース
に収納することが可能になる。
【0037】なお、第1の脚部12のつまみ12bを退
避させる逃げ孔11iが三脚用本体11に貫通して設け
られており、カメラ2に装着する前に第1の脚部12を
起立させるときは、第1の面11a側より逃げ孔11i
を通してつまみ12bを押してもよい。
【0038】更に、図10にカメラ用三脚1をカメラ2
に装着した底面図を示すが、同図の如く、三脚用本体1
1の平面形状はカメラ2の底面2aに類似した形状が望
ましく、更に、電池蓋2bを被覆しない形状が一層望ま
しい。
【0039】また、電池蓋が底面にあるなしに関係な
く、電池蓋を開放する操作部材が底面にある場合も同様
に三脚用本体で被覆しないことが望ましい。
【0040】以上、カメラに装着するカメラ用三脚の実
施の形態について説明したが、以上の各形態は三脚を内
蔵したカメラにも適用できる。即ち、図1におけるカメ
ラ用三脚1とカメラ2を一体化した構成にすれば、三脚
内蔵カメラとなり、以上説明した各形態は下記の3点を
除いて全て適用可能である。
【0041】第1点として、止めネジ15及び複数の止
めネジ用孔11cは不要であり、三脚用本体11をカメ
ラの底面2aと一体的に形成すればよい。
【0042】第2点として、三脚用本体11の第1の面
11aに設けた突部11eも不要である。
【0043】第3点として、第1の脚部12を起立させ
るとき、逃げ孔11iよりつまみ12bを押して起立さ
せることはできない。
【0044】
【発明の効果】請求項1のカメラ用三脚によれば、第1
の脚部を軸支回動させることにより、第1の脚部の先端
をカメラ用三脚より離れた位置に接地させることがで
き、且つ第1の脚部が不用意に回動することがないの
で、カメラを安定した状態で装着して撮影を行うことが
できる小型な三脚を実現できる。
【0045】請求項2のカメラ用三脚によれば、カメラ
にカメラ用三脚を付けた状態で電池交換ができる。
【0046】請求項3のカメラ用三脚によれば、止めネ
ジ用孔を空いているスペースに設けることができるの
で、三脚ネジ孔の位置が異なる他のカメラにもカメラ用
三脚を装着することができる。従って、複数のカメラを
携帯したときもカメラ用三脚は1台で済む。
【0047】請求項4〜6,9〜10のカメラ用三脚、
及びカメラによれば、ぼけた地面や床が主要被写体の手
前に入り込まないように、焦点距離等の条件に応じて脚
部を設定することができる。
【0048】請求項7のカメラ用三脚によれば、カメラ
と装着したカメラ用三脚が回転方向にずれることがな
い。
【0049】請求項8のカメラによれば、第1の脚部を
軸支回動させることにより、第1の脚部の先端をカメラ
より離れた位置に接地させることができ、且つ第1の脚
部が不用意に回動することがないので、安定して撮影で
きる小型な三脚を内蔵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラにカメラ用三脚を装着した正面図であ
る。
【図2】カメラ用三脚を上方から見た斜視図である。
【図3】カメラ用三脚の第1の脚部を伸長させて上方か
ら見た斜視図である。
【図4】カメラ用三脚を底面から見た斜視図である。
【図5】カメラ用三脚の3本の脚部を折り畳んで収納し
た状態を底面から見た斜視図である。
【図6】第1の脚部の拡大断面図である。
【図7】第1の脚部の異なるクリック部の拡大断面図で
ある。
【図8】第1の脚部の異なるクリック部の拡大断面図で
ある。
【図9】画面内に接地面を写し込まない条件式を説明す
る図である。
【図10】カメラにカメラ用三脚を装着した底面図であ
る。
【符号の説明】
1 カメラ用三脚 2 カメラ 11 三脚用本体 11a 第1の面 11b 第2の面 11c 止めネジ用孔 11f、11g 指かかり 11h 切り込み 12、22、32 第1の脚部 13 第2の脚部 14 第3の脚部 15 止めネジ 18、28、38 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 勇一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ底面に装着可能な第1の面と、少
    なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の2種類の状
    態を取りうるように配設された第2の面とを備えた三脚
    本体から構成されるカメラ用三脚において、 前記第2の面には、前記収納状態において前記脚部が前
    記第2の面に収納される溝状収納部が設けられると共
    に、各前記脚部に対応する前記溝状収納部は前記第2の
    面の長手方向に各々略平行に形成され、 カメラ底面に装着し、前記脚部が前記支持状態の場合、
    カメラ正面側に位置する脚部の端部は、前記第2の面の
    長手方向略中央に配置され、前記支持状態から起立させ
    た後、回動し、該回動を阻止する回動規制部によって係
    止されることにより前記支持状態になり、 カメラ底面に装着し、前記脚部が前記支持状態の場合、
    カメラ背面側に位置する脚部の端部は、前記第2の面に
    軸支され、前記支持状態から起立させることにより前記
    支持状態になることを特徴とするカメラ用三脚。
  2. 【請求項2】 カメラ底面に装着可能な第1の面と、少
    なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の2種類の状
    態を取りうるように配設された第2の面とを備えた三脚
    本体から構成されるカメラ用三脚において、 カメラ用電池を装脱するための電池蓋若しくは電池蓋解
    放操作部材の少なくとも何れかが前記カメラ底面に設け
    られている場合、前記三脚本体は、前記電池蓋若しくは
    前記電池蓋解放操作部材の少なくとも何れかを被覆しな
    いように形成されていることを特徴とするカメラ用三
    脚。
  3. 【請求項3】 カメラ底面に装着可能な第1の面と、少
    なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の2種類の状
    態を取りうるように配設された第2の面とを備えた三脚
    本体から構成されるカメラ用三脚であって、 前記第2の面には、前記収納状態において前記脚部が前
    記第2の面に収納される溝状収納部が設けられると共
    に、各前記脚部に対応する前記溝状収納部は前記第2の
    面の長手方向に各々略平行に形成され、 カメラ底面に装着し、前記脚部が前記支持状態の場合、
    カメラ正面側に位置する第1の脚部の端部は、前記第2
    の面の長手方向略中央に配置され、前記支持状態から起
    立させた後、回動されることにより前記支持状態になる
    カメラ用三脚において、 該カメラ用三脚本体には、前記第2の面の長手方向にお
    ける前記第1の脚部の溝状収納部と干渉しない位置に止
    めネジ用の孔を複数個穿設し、所定の止めネジ用孔に貫
    通させた止めネジをカメラ底面に設けた三脚ネジに螺合
    させることにより、前記三脚本体をカメラ本体に装着す
    ることを特徴とするカメラ用三脚。
  4. 【請求項4】 カメラ底面に装着可能な第1の面と、少
    なくとも3本の脚部が収納状態と支持状態の2種類の状
    態を取りうるように配設された第2の面とを備えた三脚
    本体から構成されるカメラ用三脚において、 該カメラ用三脚をカメラに装着し、前記支持状態をとっ
    た場合、次の条件式を満足することを特徴とするカメラ
    用三脚。 θ≧δ−arctan(H/RN) 但し、 θ :撮影レンズの仰角 δ :撮影レンズの上下半画角 H :3本の脚部が接地する接地面から撮影レンズ光軸
    とフィルム面との交点までの高さ RN:撮影最至近距離
  5. 【請求項5】 前記カメラ正面側に位置する脚部は伸縮
    自在に構成され、前記カメラは複数の焦点距離を選択す
    ることが可能であって、少なくとも最も短い焦点距離を
    選択した場合、前記カメラ正面側に位置する脚部を最も
    伸長させた状態で、前記条件式を満足することを特徴と
    する請求項4に記載のカメラ用三脚。
  6. 【請求項6】 前記カメラ正面側に位置する脚部は伸縮
    自在に構成され、前記カメラは複数の焦点距離を選択す
    ることが可能であって、少なくとも最も長い焦点距離を
    選択した場合、前記カメラ正面側に位置する脚部を最も
    短縮させた状態で、前記条件式を満足することを特徴と
    する請求項4又は請求項5に記載のカメラ用三脚。
  7. 【請求項7】 前記カメラ底面には、第1の係合部材が
    設けられ、前記三脚本体の前記第1の面には第2の係合
    部材が設けられ、前記カメラに前記三脚本体を装着した
    場合、前記第1の係合部材と前記第2の係合部材とが係
    合することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記
    載のカメラ用三脚。
  8. 【請求項8】 カメラ本体の底面に、少なくとも3本の
    脚部が収納状態と支持状態の2種類の状態を取りうるよ
    うに配設されたカメラにおいて、 前記底面には、前記収納状態において前記脚部が前記底
    面に収納される溝状収納部が設けられると共に、各前記
    脚部に対応する前記溝状収納部は前記第2の面の長手方
    向に各々略平行に形成され、 前記脚部が前記支持状態の場合、カメラ正面側に位置す
    る脚部の端部は、前記底面の長手方向略中央に配置さ
    れ、前記支持状態から起立させた後、回動し、該回動を
    阻止する回動規制部によって係止されることにより前記
    支持状態になり、前記脚部が前記支持状態の場合、カメ
    ラ背面側に位置する脚部の端部は、前記底面に軸支さ
    れ、前記支持状態から起立させることにより前記支持状
    態になることを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 カメラ本体の底面に、少なくとも3本の
    脚部が収納状態と支持状態の2種類の状態を取りうるよ
    うに配設されたカメラにおいて、 前記支持状態をとった場合、次の条件式を満足すること
    を特徴とするカメラ。 θ≧δ−arctan(H/RN) 但し、 θ :撮影レンズの仰角 δ :撮影レンズの上下半画角 H :3本の脚部が接地する接地面から撮影レンズ光軸
    とフィルム面との交点までの高さ RN:撮影最至近距離
  10. 【請求項10】 前記カメラ正面側に位置する脚部は伸
    縮自在に構成され、前記カメラは複数の焦点距離を選択
    することが可能であって、少なくとも最も短い焦点距離
    を選択した場合、前記カメラ正面側に位置する脚部を最
    も伸長させた状態で、前記条件式を満足することを特徴
    とする請求項9に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記カメラ正面側に位置する脚部は伸
    縮自在に構成され、前記カメラは複数の焦点距離を選択
    することが可能であって、少なくとも最も長い焦点距離
    を選択した場合、前記カメラ正面側に位置する脚部を最
    も短縮させた状態で、前記条件式を満足することを特徴
    とする請求項9又は請求項10に記載のカメラ。
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