JPH09127492A - 表示体及びその製造方法 - Google Patents

表示体及びその製造方法

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JPH09127492A
JPH09127492A JP8179695A JP17969596A JPH09127492A JP H09127492 A JPH09127492 A JP H09127492A JP 8179695 A JP8179695 A JP 8179695A JP 17969596 A JP17969596 A JP 17969596A JP H09127492 A JPH09127492 A JP H09127492A
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JP
Japan
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liquid crystal
inorganic oxide
sol
inorganic
chemical formula
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JP8179695A
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Akira Tanaka
彰 田中
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
Motoyuki Toki
元幸 土岐
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KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Nikon Corp
Original Assignee
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Nikon Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • C09K19/54Additives having no specific mesophase characterised by their chemical composition
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/02Alignment layer characterised by chemical composition
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/04Charge transferring layer characterised by chemical composition, i.e. conductive

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示用に使用される液晶パネルやシュリーレ
ン光学系の投射装置等に使用される液晶ライトバルブ
(液晶変調素子)などの表示体において、均一に液晶が
分散された高誘電率膜をマトリックスとして用いること
により、液晶の印加電圧を下げることを可能とする。 【解決手段】 化学式MOx(MはLa,Y,Ti,Z
r,Hf,V,Nb,Ta,Al,Ga,Ge,Pb,
Sbから選ばれた少なくとも一つ以上の金属元素であ
り、xは金属元素の価数の半分の数である)で表される
無機酸化物ゲルマトリクスまたは無機酸化物マトリクス
中に分散された液晶を含む液晶複合層を電極間に挟み込
み、表示体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示用に使用される
液晶パネルやシュリーレン光学系の投射装置等に使用さ
れる液晶ライトバルブ(液晶変調素子)などの表示体及
びその製造方法に関するものであり、特に光変調部とし
て機能する液晶複合層に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のシュリーレン光学系の投射
装置の構成の模式図(IPC国際特許公開番号WO91
/02429の図1)を示す。光源は、例えばキセノン
ランプ、ハロゲンランプ、あるいはメタルハライドラン
プと、該ランプ104の背部に配設される楕円あるいは
球面鏡からなる凹面鏡105からなり、該光源から発せ
られる白色光は集光レンズ106、赤外線カットフィル
ター107、紫外線カットフィルター108、可視光フ
ィルター108’を通過し、反射ミラー109により光
路を変換し、レンズ106’を経由して読み出し光とし
て空間光変調素子(ライトバルブ)に入射させる。レン
ズ106’およびアパーチャー110は結像光学系を構
成しており、ライトバルブ101を出射する投射光11
3は前記レンズ106’、106”を通過してスクリー
ン114上に投射される。この図より前記ライトバルブ
101に入射する読み出し光の光路と該ライトバルブか
ら出射される投射光113とが異なる光路を通ることに
なり、すなわちシュリーレン光学系を構成していること
が理解できる。
【0003】従来において使用されているライトバルブ
101の構造を示す断面図を図4に示す。構成部材は図
の左側(書き込み光側)から透明ガラス基板211、透
明導電体(ITO)膜212、CdTe膜、水素化非晶
質シリコン膜、BSO単結晶薄体等からなる光導電体層
213、CdTe膜等からなる遮光層214、誘電体多
層膜ミラー層215、透明な樹脂マトリクス中に液晶が
分散された液晶複合体層膜216、透明導電体(IT
O)膜217透明ガラス基板218である。ITO膜2
12と217間には常時交流電圧が印加されされてい
る。書き込み光が図4の左側から入射しないときは光導
電体層213のインピーダンスは高く、そのため液晶複
合体層216には電圧はほとんど印加されず、該膜中の
樹脂マトリクスの中に閉じこめられた液晶分子はそれぞ
れ勝手なランダム方向を向いている。このとき液晶の屈
折率と樹脂マトリクスの屈折率が異なることになり、該
ライトバルブに図の右側から入射した読み出し光は勝手
な方向を向いた液晶分子からなる液晶と樹脂マトリクス
の屈折率の違いにより散乱されることになる。一方、書
き込み光が左側から入射している場合には該入射光の照
射により光導電体層213のインピーダンスが低下し、
電圧が液晶複合体216に印加されることとなり、印加
される電圧にとって発生する電界によって液晶中の液晶
分子が配列する。液晶分子が配列したときの液晶の屈折
率とマトリクス樹脂の屈折率は略一致しており、読みだ
し光からみて透明になる。この状態の時にライトバルブ
に入射した読み出し光は透明な液晶複合層216を通過
し、誘電体ミラー層216にて反射され再度液晶層21
6を通過、ライトバルブから出射される。遮光層214
は入射した読み出し光のうち誘電体ミラー層215を通
過した光を吸収し、隣接して配置される光導電体層21
3に悪い影響を与えないために存在する。当該ライトバ
ルブの液晶複合層はアクリルポリマーをベースにし、液
晶を分散させたいわゆる高分子分散型を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より使用している
高分子分散型ライトバルブは印加する電圧が100Vか
ら200Vという高電圧を印加しないとアクリル樹脂中
に分散された液晶分子のランダム状態と透過状態のスイ
ッチングが形成できないという欠点を持っていた。本発
明者らはライトバルブを研究し、このような高電圧が必
要なのは以下の理由によることを見いだした。つまり、
構造上アクリル樹脂中に液晶が分散された形となってい
るため、両電極への印加電圧のうち書き込み光が入射し
て印加電圧が液晶複合体に印加されることとなっても、
液晶複合体中の液晶部分に実際に印加される電圧は減少
してしまうため、液晶の分子配列を変化させるのに電極
間の印加電圧が上昇してしまうことによる点である。し
かし液晶分子の配列を変化させて入射光の散乱性と透過
性を利用する本ライトバルブの基本機能を変えないとす
ると、何らかのマトリクス物質の中に液晶を分散させる
必要があり、このマトリクスをアクリル等のポリマー物
質から変えることを考えた。ポリマーでは所有する誘電
率はアクリルポリマーの3〜5を含め、他のポリマーを
検討しても誘電率が10を超えるものは得ることは困難
であり、そのため印加電圧を下げることはできないから
である。
【0005】他の材料マトリクスとしてゾルゲル法によ
るガラス形成がある。FirstEuropean W
orkshop on Hybrid Organic
Materials(1993)予稿集77頁から95
頁にはD.Levyによる投稿がなされており、ここで
はゾルゲル法により作製したシリカマトリクス中にTN
液晶を分散させた液晶パネルが述べられてあり、Gel
−glass Dispersed Liquid C
rystal(GDLC)として紹介されている。しか
し、シリカベースのゲル膜は中に記載されているように
屈折率が約1.43と通常の液晶にマッチした屈折率を
得ることは難しく、これを採用したライトバルブはこの
特性からスイッチング比を大きく取ることはできなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては液晶を
分散させるマトリクス材料としてゾルゲル法にて作製し
たチタン酸バリウムを代表とする高誘電率を有する誘電
体ゲル又は誘電体又は該チタン酸バリウム等の高誘電率
誘電体ゲル又は高誘電率誘電体と、同じくゾルゲル法に
よって作製されるシリカを代表とする低誘電率物質を混
合して誘電率を調整した複合材料、さらには極性溶媒に
可溶な有機高分子を混合して誘電率を調整した物質をマ
トリクス材料として使用する。
【0007】これらのマトリクス材料をゾル段階におい
て液晶と超音波を利用して混合し、液晶分散ゾルを作製
する。この液晶分散ゾルを液晶パネル用基板に塗布、そ
の後熱処理によりゲル化させ、対向基板を貼り合わせて
液晶パネルを作製する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (シリカゾル(SiO2ゾル1)の作製)金属アルコキ
シド(M(OR)2X)の金属元素としてのMをSi、ア
ルキル基としてエチル基とした、シリコンテトラエトキ
シド(Si(OEt)4)に溶媒としてイソプロピルア
ルコール(IPA)を加える。これに水を滴下し、加水
分解生成物Si(OH)4 を得る。このようにしてシリ
カゾル1(シリカゾル)を作製する。この実施の態様で
はMとしてSiを、Rのアルキル基としてエチル基を使
用したが他にもMとしてLa、Y、Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Ta、Al、Ga、Ge、Pb、Sbが可能
であり、Rとしてエチル基、イソプロピル基、ブチル基
が可能である。 (チタン酸バリウム(BaTiO3)ゾルの作製)金属
アルコキシド(M(OR)2x) の金属元素としてのM
をTi、アルキル基としてイソプロピル基とした、チタ
ンテトライソプロポキシド(Ti(OPr)4)と、金
属バリウムにイソプロピルアルコールを反応させて合成
したBa(OPr)2とを、溶媒としてイソプロピルア
ルコール(IPA)を用いて混ぜて均一混合溶液を得
る。これに水を滴下し、チタンとバリウムを含む加水分
解生成物であるゾルを得る。
【0009】この実施例においては第1金属アルコキシ
ドのMとしてTiをアルキル基Rとしてイソプロピル基
を使用し、第2金属アルコキシドのMとしてBaをアル
キル基Rとしてイソプロピル基を使用したが、他に第1
金属アルコキシドのMとしてZr、Crを、第2金属ア
ルコキシドのMとしてCa、Sr、Pb、Laを使用す
ることができる。又、Rのアルキル基としてイソプロピ
ル基以外にエチル基、ブチル基が使用可能である。 (シリカゾル2(CH3SiO1.5ゾル)の作製)M(O
R)2X-1Rの金属元素MとしてSiを、アルキル基とし
てメチル基、アルコキシル基としてエトキシル基とし
た、モノメチルシリコントリエトキシド(Si(OE
t)3Me)に溶媒としてイソプロピルアルコール(I
PA)を加える。これに水を滴下し、加水分解生成物を
得る。このようにしてシリカゾル2(CH3SiO1.5
ル)を作製する。 (混合ゾルの作製)シリカゾル1とチタン酸バリウムゾ
ルを攪拌器にて攪拌して混合し、混合ゾル1を作製す
る。混合比は将来ゲル化された際の屈折率と、分散され
る液晶の屈折率に対応して決定される。
【0010】チタン酸バリウムゾルとシリカゾル2ゾル
を攪拌器にて攪拌して混合し、混合ゾル2を作製する。
混合比は将来ゲル化された際の屈折率と、分散される
液晶の屈折率に対応して決定される。シリカゾルとチタ
ン酸バリウムゾルとシリカゾル2を攪拌混合し、混合ゾ
ル3を作製する。
【0011】混合比は将来ゲル化された屈折率と、分散
される液晶の屈折率に対応して決定される。 (ポリマー混合ゾルの作製)これまで作製されたゾルあ
るいは混合ゾルに極性溶媒可溶のポリマーを加えポリマ
ー混合ゾルを作製する。混合比は同様にゾル又は混合ゾ
ルがゲル化した際の屈折率とポリマーの屈折率とが使用
する液晶に対応するように決定する。
【0012】ゾルまたは混合ゾルに混ぜる極性溶媒可溶
のポリマーとしてポリビニルピロリドンやポリエチルオ
キサゾリン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコ
ール、ポリメタクリレート類、ポリウレタン、ポリアミ
ド(ナイロン等)等が使用できる。又、このとき使用す
る極性溶媒としてエチルアルコール、イソプロピルアル
コール等のアルコール類、水、ジメチルホルムアミド等
のアミド類、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類等がある。(ゾルに液晶
を分散)ゾルまたは混合ゾル、ポリマー混合ゾル中にに
液晶を分散させる分散方法としては超音波を使用する。
【0013】チタン酸バリウムゾルとTN液晶を超音波
を利用して混合し、液晶を分散させて液晶分散ゲルを作
製する。尚、通常の機械的な攪拌による分散は均一に分
散させるのが甚だ困難である。混合ゾルとTN液晶を上
記実施例と同じように超音波を利用し、当該ゾル中に液
晶を分散させる。 (液晶パネルの作製)上記に述べた実施態様により作製
された液晶分散ゾルをガラス片面に透明導電膜を形成し
たパネル基板の透明導電膜形成側に塗布し、ゾルをゲル
化させ、他方に同様な基板を貼り合わせることにより液
晶表示パネルが作製できる。又この基板がガラス基板上
に透明導電膜、光導電体膜、〓光層が形成された光ライ
トバルブ用基板である場合には、当該基板上に液晶分散
ゾルを塗布、ゲル化後、他基板を貼り付けることによ
り、光ライトバルブが作製できる。
【0014】以上の様にチタン酸バリウムゾルに代表さ
れる高誘電率物質もシリカゾルに代表される低誘電率物
質もアルコキシド等を原料にしたゾルゲル法で調整する
事で相溶性もよく、任意の誘電率と屈折率を有する複合
ゾルを得ることができる。さらに、これらの複合ゾルに
極性溶媒に可溶な有機高分子をゾル状態で混合すること
でさらに微妙な誘電率、屈折率調整も可能である。この
ようにして得られる混合ゾルは均一溶液であるため、液
晶分子は超音波分散させることにより、均一に液晶が分
散された液晶分散混合ゾルが得られる。これをゲル化さ
せることにより、均一に液晶が分散された高誘電率膜が
基板上に形成できる。均一に液晶が分散された高誘電率
膜は両端を透明電極を形成した透明基板で挟み込んだ液
晶パネルを形成できる。このパネルの電極間に電圧を印
加する事により、この液晶パネルを動作させる際、液晶
が分散しているマトリクスが高誘電率であることによ
り、液晶に誘起される電圧は大となるため、液晶分子を
配列させるのに必要な電極間の電圧を小さくすることが
できる。さらに表示パネルとして使用するには電圧の有
無に応じて液晶分子の配列が変化し、その際のマトリク
スとの屈折率の変化に応じて、マトリクスと同じ屈折率
になれば透明になり、異なれば散乱されることとなるこ
とが必要になるが、上記のように使用する液晶の配列に
応じて決定される屈折率とマトリクスの屈折率を略同じ
に設定できることができることは上記のとおりである。
【0015】
【実施例】発明の実施の形態の記載に基づき実施例を記
載する。作製されるゾルに分散される液晶はメルク社製
TN液晶E7(ne=1.746,n0=1.5211,
a=1.6337)と同社製TN液晶E100(ne
1.7072,n0=1.5191,na=1.613
1)、それに同社製ポジタイプ液晶BDH-T1203
(ne=1.7299,Δn=−0.2013、n(ラ
ンダム状態)=1.62925,ε‖=15.2、Δε
=11.0)の3種類を使用した。 実施例1 (シリカゾル1(SiO2ゾル)の作製)シリコンテト
ラエトキシド(Si(OEt)4)208gに溶媒とし
てイソプロピルアルコール(IPA)240gを加え、
これに水を72g滴下してシリカゾル1(SiO2
ル)を作製した。このゾルの固形分濃度は11.5%で
あり、このゾルをゲル化固化させると屈折率nは1.4
3、比誘電率εは2.2であった。
【0016】(チタニアゾル(TiO2ゾル)の作製)
チタンテトライソプロポキシド(Ti(OC374
284gに溶媒としてイソプロピルアルコール(IP
A)3600gを加え、これに水を27g滴下してTi
2ゾルを作製した。このゾルの固形分濃度は2パーセ
ントであり、このゾルをゲル化固化させると屈折率nは
1.80、比誘電率εは40であった。
【0017】実施例2 (チタン酸バリウムゾル(BaTiO3ゾル)の作製)
チタンテトライソプロポキシド(Ti(OC374
284gとバリウムジイソプロポキシド(Ba(OC3
72)255gを溶媒としてイソプロピルアルコール
(IPA)11000gを使用して混ぜ、水36gを滴
下させチタン酸バリウム(BaTiO3)ゾルを作製す
る。このゾルの固形分濃度は2パーセントであり、この
ゾルをゲル化固化させると屈折率nは2.3、比誘電率
εは150であった。
【0018】実施例3 (シリカゾル2(CH3SiO1.5ゾル)の作製)シリコ
ンモノメチルトリエトキシド(Si(OC253
3)178gに溶媒としてイソプロピルアルコール
(IPA)240gを加え、水54gを滴下してCH3
SiO1.5ゾルを作製する。このゾルの固形分濃度は1
4.2パーセントであり、このゾルをゲル化固化させる
と屈折率nは1.4、比誘電率εは2.0であった。
【0019】実施例4 (混合ゾルの作製)実施例1にて作製したシリカゾル1
の6.65gと実施例2にて作製したチタン酸バリウム
ゾル11.75gを混合し、混合ゾルを作製する。固形
物としてのSiO2とBaTiO3の比は0.765対
0.235となり、固形分濃度は5.4パーセントであ
り、このゾルをゲル化固化させると屈折率nは1.63
4、比誘電率εは37となった。これは屈折率を上記E
7液晶のnaに一致させたことを意味する。
【0020】実施例5 (混合ゾル2の作製)実施例3にて作製したシリカゾル
2を5.21gと実施例2にて作製したチタン酸バリウ
ムゾル13gを混合し、混合ゾルを作製する。固形分と
してのCH3SiO1.5とBaTiO3の比は0.740
対0.260となり固形分濃度5.5パーセントであ
り、このゾルをゲル化固化させると屈折率nは1.63
4、比誘電率εは40となった。これは上記E7液晶の
屈折率naに一致させたことを意味する。
【0021】実施例6 (混合ゾル3の作製)実施例1にて作製したシリカゾル
1を3.27gと実施例3にて作製したシリカゾル2を
2.65gと実施例2にて作製したチタン酸バリウムゾ
ル12.35gを混合し、混合ゾル3を作製した。固形
物としてのSiO2、CH3SiO1.5、BaTiO3の比
は0.376対0.376対0.247となり、固形物
濃度は5.5パーセントであり、このゾルをゲル化固化
させると屈折率nは1.634、比誘電率εは38.7
の膜となるゾルとなった。これは屈折率nを上記E7
晶の屈折率naに一致させたことを意味する。
【0022】実施例7 (ポリマー混合ゾルの作製)実施例2にて作製したチタ
ン酸バリウムゾル6.75gにポリビニルピロリドン
(屈折率n=1.53、比誘電率ε=5)0.865g
を混合し、ポリマー混合ゾル(ハイブリッドゾル)を作
製した。固形分濃度は13.1パーセントであり、この
ゾルをゲル化固化せると屈折率nは1.634、比誘電
率24.6の膜が得られた。これは屈折率nを上記E7
液晶のnaに一致させたことを意味する。
【0023】実施例8 (ゾルに液晶を分散)実施例2にて作製されたチタン酸
バリウムゾル100gと上記メルク社製液晶E7(ne
1.746,no=1.5211,na=1.6337)
2gを混合、超音波で分散させることにより液晶の液滴
をチタン酸バリウムゾル中に発生させることができた。
しかし、チタン酸バリウムゾルの屈折率は2.3と大き
いためE7液晶のどの屈折率にも一致させることができ
ず、常に散乱状態となってしまい、透明状態が形成でき
ず表示性能は出すことができなかった。
【0024】実施例9 (ゾルに液晶を分散)実施例4のシリカゾル1とチタン
酸バリウムゾルの混合ゾル100gに上記液晶E77g
を混合、超音波で分散するとゾルをマトリクスとした液
晶滴を含んだ複合膜が合成できた。実施例4で述べたよ
うにゲル化固化させた膜は屈折率nが1.63であり液
晶滴の屈折率na=1.634と略一致する。すなわち
液晶分子がランダム方向に向いた状態の時すなわち電圧
が印加されない状態のときに複合膜は透明になった。
【0025】実施例10 (混合ゾル2に液晶を分散)実施例5のシリカゾル2と
チタン酸バリウムゾルの混合ゾル2を100gと同E7
液晶8gを混合分散させ、ゾルをマトリクスとした液晶
滴を含んだ複合膜が合成できた。ゲル化固化させた後の
膜の屈折率nは1.63であり、液晶滴の屈折率na
1.634と略一致させることができる。前実施例と同
様複合膜は透明になった。
【0026】実施例11 (混合ゾル3に液晶を分散)実施例6におけるシリカゾ
ル1、シリカゾル2、チタン酸バリウムゾルの混合ゾル
100gと同E7液晶8gを混合分散させ、ゾルをマト
リクスとした複合膜を合成した。ゲル化固化後の膜の屈
折率nは1.63であり、液晶のnaの1.634と略
一致している。実施例9と同様に複合膜は透明になっ
た。
【0027】実施例12 (ポリマー混合ゾルに液晶を分散)実施例7におけるB
aTiO3ゾルとポリビニルピロリドン混合ゾル100
gに同E7液晶10gを混合し、分散させることにより
ゾルをマトリクスとした液晶滴を含んだ複合膜が合成で
きた。ゲル化固化後の膜の屈折率nは1.63であり、
液晶滴の屈折率naである1.634と略一致する。実
施例9と同様に複合膜は透明になった。
【0028】実施例13 (液晶表示パネルの作製)図1は基本的な液晶パネルの
構造を示す。(A)はその断面図を、(B)は正面図を
示す。透明なガラスからなる第1基板及び第2基板のそ
れぞれ片面にはITO膜にて格子状に電極を形成する。
ITO膜は各基板に真空蒸着法あるいはスパッタリング
法にて全面に形成し、それぞれリソグラフィー法により
エッチングし格子状のITO膜とする。第1基板のIT
O膜形成側に実施例9にて形成した液晶分散の混合ゾル
膜をスピンコートする。これを放置乾燥した後、温度2
00度Cにて熱処理し、ゲル膜を作製する。第2基板の
ITO膜側をゲル膜表面に接して張り合わせる。この際
第1基板のITO膜と第2基板のITO膜の格子が互い
に直交するように張り合わせる。このゲル膜の場合比誘
電率は37であり、膜厚は10ミクロンであった。その
ため駆動は周波数10Hz、電圧50Vで可能であっ
た。すなわち電圧を印加しないときはマトリクスの屈折
率と液晶滴の屈折率が略一致するため複合膜は透明にな
る。電圧が印加されたときは液晶分子は屈折率がn0
1.52になるため、マトリクスとの間に屈折率の差が
生じ散乱状態になり、表示が可能になった。
【0029】実施例14 (ライトバルブの作製)図2はライトバルブ1の光変調
層実施例10のゲル膜を採用した例の断面図である。書
き込み光側(図の左側)から第1ガラス基板11、IT
O膜12、水素化非晶質シリコンからなる光導電体膜1
3、CdTe膜からなる遮光層13、誘電体ミラー膜1
4、当該混合ゾルから作製された液晶分散の変調層1
6、ITO膜17、第2ガラス基板18である。第1ガ
ラス基板11及び第2ガラス基板18上に高周波スパッ
タリング法にてそれぞれ片面全面にITO膜を形成し、
駆動電圧印加用電極とする。実施例13と異なり両電極
とも全面に形成する。第1基板のITO膜12上にCV
D法にて水素化非晶質シリコン膜を厚み20ミクロンに
て形成し、光導電体膜13とする。該光導電体膜13上
にスパッタリング法にてCdTe膜を形成、遮光層とす
る。この上にさらにTiO2−SiO2多層膜からなる誘
電体反射ミラー層を真空蒸着法にて形成する。以上によ
り用意された多層基板の誘電体ミラー上にスピンコータ
ーにて実施例10において作製された液晶分散の混合ゾ
ルを塗布、放置した後、200度Cにて熱処理すること
によりゾル膜中の水分、有機物等を飛ばし安定な液晶が
分散されたゲル膜とする。第2基板上のITO膜上に同
様にゲル膜を形成してもよい。第2基板のITO膜側と
ゲル膜の表面をあわせて、両基板側面を接着剤で封止す
る事によりライトバルブが完成する。このライトバルブ
の場合ゲル膜の誘電率は40であり、形成された膜厚は
スピンコートでは10ミクロンの膜厚が達成された。こ
の結果散乱タイプライトバルブとして十分の厚みの確保
することができ、さらに駆動電圧も45Vと低電圧駆動
が可能となった。このライトバルブの場合、書き込み光
が入射されている場合、光導電層のインピーダンスが減
少し、電圧がほとんど複合変調層にかかることとなり、
その印加電圧により液晶滴中の液晶分子が配列し、屈折
率としてn0の値を示すこととなり、マトリクスとの屈
折率の差により散乱されることとなる。書き込み光が入
射しない場合は、インピーダンスが光導電層で消費され
るため、変調層には印加されずそのためマトリクスの屈
折率と液晶滴の屈折率が略一致する事となり、透明状態
が達成され、読みだし光はミラー層にて反射されて出射
され、投射光となる。
【0030】実施例15 実施例14と同様なライトバルブの変調膜部に使用する
液晶分散のゲル膜として実施例12で作製したポリマー
混合の混合ゾルを使用する例である。実施例12の誘電
体ミラーを形成するまでは同じである。誘電体ミラー上
あるいは第2基板のITO膜上に実施例13における液
晶分散のポリマー混合の混合ゾル膜を形成した例であ
る。この実施例の場合もスピンコートにより10ミクロ
ンの膜圧の液晶分散ゾル膜を形成する事ができた。比誘
電率は25となり、印加電圧は65Vと低電圧化が可能
であった。
【0031】実施例16 今までの実施例は液晶のn0とnaを使用した例であった
が、本実施例からはn eとn0を使用して散乱状態と透明
状態を形成する例である。実施例1のシリカゾル5.9
3gと実施例2のチタン酸バリウムゾル13.9gを混
合して、混合ゾルを作製した。このとき固形分としての
SiO2とBaTiO3の比は0.682対0.318に
なっており、固形分濃度4.6パーセントであり、屈折
率nは1.707、比誘電率εは49.2となる。この
混合ゾル100gに上記メルク社液晶E100を6g加
え、超音波分散を施した。こうして作製した液晶分散ゾ
ルを実施例13にて使用したものと同様な基板上にコー
トすることにより厚みが10ミクロンの液晶滴を含んだ
複合膜を形成した。これを200度Cにて熱処理を施し
た後、他基板を挟み込んだ。こうして作製した液晶表示
パネルの上電極と下電極に交流電圧20Vを印加して、
その周波数を200Hzと10Hzで二周波駆動できる
ようにした。200Hz駆動されているときは液晶滴中
の液晶分子は基板に対し平行に配列されるため、屈折率
はneの1.7072となり、この結果マトリクスの屈
折率1.707と略一致し、透明状態が達成できた。又
10Hz駆動の時は液晶滴中の液晶分子は基板に対し垂
直に配列し、屈折率はneの1.5191となりマトリ
クスのそれと異なることなり、散乱白濁状態が達成でき
た。
【0032】実施例17 本実施例はn0とn(ランダム状態)を使用して散乱状
態と透明状態を形成する例である。まず、チタン酸バリ
ウムゾルの合成方法は、1モルのTi(OsecBu)
4の2-エトキシエタノール溶液に2モルのH2O(HN
3触媒)を加え50〜60℃で部分加水分解を行っ
た。1モルのBa(OC24OC252の2-エトキシ
エタノール溶液を加え複合アルコキシド化を行い、Ba
TiO3ゾルを作成した。このときの固形分濃度は5%
である。次に、SiO2-BaTiO3ゾルの合成方法
について述べる。市販のシリコン形成液(東レダウ社製
SR2410)0.5g(固形分0.115g)と前述
した合成BaTiO3ゾル9.2g(固形分0.46
g)を混合し、ヘキサンを10.3g加え、SiO2
BaTiO3ゾルとした。そのとき固形分としてのSi
2とBaTiO3の比は2対8になっており、固形分濃
度2.87パーセントであり、屈折率nは1.55、比
誘電率εは80となる。この混合ゾルにメルク社製ポジ
タイプ液晶BDH-T1203(ne=1.7299,Δ
n(=ne-n0)=−0.2013、n(ランダム状態)=
1.62925,ε‖=15.2、Δε=11.0)の
液晶を加え、超音波分散を施した。その時、液晶とSi
2-BaTiO3との固形分濃度の比が、2:1、5:
1、10:1になるように3種類の液晶/SiO2ーBa
TiO3複合液を作製した。こうして作製した液晶分散
ゾルを実施例13にて使用したものと同様なITO基板
上にコートすることにより厚みが10ミクロンの液晶滴
を含んだ複合膜を形成した。これを室温で乾燥後100
℃で10分間熱処理を施した後、他基板を挟み込んだ。
こうして作製した液晶表示パネルの電極間に直流電圧を
数V印加し、によりONーOFF駆動して、液晶表示状
態を観察した。ON状態のときは液晶滴中の液晶分子は
基板に対し垂直に配列されるため、屈折率はn0=1.
5286となり、この結果マトリクスの屈折率1.55
と略一致し、透明状態が達成できた。又OFF状態の時
は液晶滴中の液晶分子は基板に対しランダムに配列し、
屈折率はn=1.63となりマトリクスのそれとことな
ることなり、散乱白濁状態になる。上記作製した液晶と
SiO2ーBaTiO3との固形分濃度の比が異なる3種
類の液晶パネルの液晶表示状態を目視観察した結果につ
いて説明する。液晶表示コントラストは、液晶とSiO
2ーBaTiO3との固形分濃度の比が5:1のものが最
も良く、固形濃度比が2:1では表示部全体に暗く、電
圧駆動ON状態の時透明性が不十分であった。また、固
形濃度比10:1のものは表示部全体に透明で、電圧O
FF状態の時液晶の白濁の程度が小さいことが判明し
た。
【0033】
【発明の効果】本発明によればゾル、混合ゾルもしくは
これらとポリマーの混合ゾル中に液晶を分散させ作製さ
れた液晶分散されたゲル膜を液晶パネルの変調膜として
使用すれば印加電圧を下げることができる。さらにライ
トバルブの光変調層に使用すれば同様に印加電圧を下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示パネルを示す断面図(A)と正面
図(B)
【図2】本発明のライトバルブを示す断面図
【図3】ライトバルブを使用したシュリーレン系の投射
装置の構成図
【図4】従来のライトバルブを示す断面図
【符号の説明】 1 ライトバルブ 11、18 ガラス基板 12、17 ITO膜 13 光導電層 14 遮光層 15 誘電体反射ミラー層 16 変調層(液晶複合層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土岐 元幸 京都市西京区大枝東新林町3丁目5番地19 棟206

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学式MOx (MはLa,Y,Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,
    Al,Ga,Ge,Pb,Sbから選ばれた少なくとも
    一つ以上の金属元素であり、xは金属元素の価数の半分
    の数である)で表される無機酸化物ゲルマトリクスまた
    は無機酸化物マトリクス中に分散された液晶を含む液晶
    複合層を電極間に挟み込んだ表示体。
  2. 【請求項2】化学式MOx (MはSi,La,Y,Ti,Zr,Hf,V,Nb,
    Ta,Al,Ga,Ge,Pb,Sbから選ばれた少な
    くとも一つ以上の金属元素であり、xは金属元素の価数
    の半分の数である)で表される無機酸化物ゲルまたは無
    機酸化物と 化学式ABOx (Aはアルカリ土類、希土類またはPbから選ばれた少
    なくとも一つ以上の金属元素であり、Bは遷移金属から
    選ばれた少なくとも一つ以上の金属元素であり、xは0
    から3までの数である)で表される無機酸化物ゲルまた
    は無機酸化物とを混合した無機酸化物ゲルマトリクスま
    たは無機酸化物マトリクス中に分散された液晶を含む液
    晶複合層を電極間に挟み込んだ表示体。
  3. 【請求項3】化学式MOx (MはSi,La,Y,Ti,Zr,Hf,V,Nb,
    Ta,Al,Ga,Ge,Pb,Sbから選ばれた少な
    くとも一つ以上の金属元素であり、xは金属元素の価数
    の半分の数である)で表される無機酸化物ゲルまたは無
    機酸化物と有機高分子とを混合した無機有機ハイブリッ
    ドマトリクス中に分散された液晶を含む液晶複合層を電
    極間に挟み込んだ表示体。
  4. 【請求項4】化学式ABOx (Aはアルカリ土類、希土類またはPbから選ばれた少
    なくとも一つ以上の金属元素であり、Bは遷移金属から
    選ばれた少なくとも一つ以上の金属元素であり、xは0
    から3までの数である)で表される無機酸化物ゲルまた
    は無機酸化物と有機高分子とを混合した無機有機ハイブ
    リッドマトリクス中に分散された液晶を含む液晶複合層
    を電極間に挟み込んだ表示体。
  5. 【請求項5】化学式MOx (MはSi,La,Y,Ti,Zr,Hf,V,Nb,
    Ta,Al,Ga,Ge,Pb,Sbから選ばれた少な
    くとも一つ以上の金属元素であり、xは金属元素の価数
    の半分の数である。)で表される無機酸化物ゲルまたは
    無機酸化物と 化学式ABOx (Aはアルカリ土類、希土類またはPbから選ばれた少
    なくとも一つ以上の金属元素であり、Bは遷移金属から
    選ばれた少なくとも一つ以上の金属元素であり、xは0
    から3までの数である。)で表される無機酸化物ゲルま
    たは無機酸化物と有機高分子とを混合した無機有機ハイ
    ブリッドマトリクス中に分散された液晶を含む液晶複合
    層を電極間に挟み込んだ表示体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5に記載の表示体において、前
    記無機酸化物ゲルまたは無機酸化物もしくは前記無機有
    機酸化物ゲルまたは無機有機酸化物のいずれかの固形分
    重量と液晶重量との比が1:2〜1:10の範囲である
    ことを特徴とする表示体。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の表示体の製造方法におい
    て、前記化学式MOxで表される無機酸化物ゲルまたは
    無機酸化物が、極性溶媒中でのゾル状態を経由して作製
    される過程を含み、前記ゾル状態の時に液晶を混合させ
    その後ゲル化させることにより、無機酸化物ゲルまたは
    無機酸化物マトリクス中に分散された液晶を含む液晶複
    合層を作製することを特徴とする表示体の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の表示体の製造方法におい
    て、前記化学式MOxで表される無機酸化物ゲルまたは
    無機酸化物及び前記化学式ABOxで表される無機酸化
    物ゲルまたは無機酸化物が、ともに極性溶媒中でのゾル
    状態を経由して作製される過程を含み、ゾル状態の時に
    液晶を混合させその後ゲル化させることにより、無機酸
    化物ゲルまたは無機酸化物マトリクス中に分散された液
    晶を含む液晶複合層を作製することを特徴とする表示体
    の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項3に記載の表示体の製造方法におい
    て、前記化学式MOxで表される無機酸化物ゲルまたは
    無機酸化物が、極性溶媒中でのゾル状態を経由して作製
    される過程を含み、ゾル状態の時に極性溶剤に可溶な有
    機高分子と液晶を混合させその後ゲル化させることによ
    り、無機有機ハイブリッドマトリクス中に分散された液
    晶を含む液晶複合層を作製することを特徴とする表示体
    の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項4に記載の表示体の製造方法にお
    いて、前記化学式ABOxで表される無機酸化物ゲルま
    たは無機酸化物が、ともに極性溶媒中でのゾル状態を経
    由して作製される過程を含み、ゾル状態の時に極性溶剤
    に可溶な有機高分子と液晶を混合させその後ゲル化させ
    ることにより、無機有機ハイブリッドマトリクス中に分
    散された液晶を含む液晶複合層を作製することを特徴と
    する表示体の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項5に記載の表示体の製造方法にお
    いて、前記化学式MOxで表される無機酸化物ゲルまた
    は無機酸化物及び前記化学式ABOxで表される無機酸
    化物ゲルまたは無機酸化物が、ともに極性溶媒中でのゾ
    ル状態を経由して作製される過程を含み、ゾル状態の時
    に極性溶媒に可溶な有機高分子と液晶を混合させその後
    ゲル化させることにより、無機有機ハイブリッドマトリ
    クス中に分散された液晶を含む液晶複合層を作製するこ
    とを特徴とする表示体の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項7〜11に記載の表示体の製造方
    法において、前記無機酸化物ゲルまたは無機酸化物もし
    くは前記無機有機酸化物ゲルまたは無機有機酸化物のい
    ずれかの固形分重量と液晶重量との比が1:2〜1:1
    0の範囲であることを特徴とする表示体の製造方法。
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