JPH09127023A - ダスト計 - Google Patents
ダスト計Info
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- JPH09127023A JPH09127023A JP31004295A JP31004295A JPH09127023A JP H09127023 A JPH09127023 A JP H09127023A JP 31004295 A JP31004295 A JP 31004295A JP 31004295 A JP31004295 A JP 31004295A JP H09127023 A JPH09127023 A JP H09127023A
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- calibration
- measuring instrument
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Abstract
付いたりしにくく、かつ校正用具の測定器への装着が簡
単であるとともに、毎回の校正時に等価膜の同じ箇所を
β線が透過するように校正用具を測定器に装着すること
が容易であり、しかも校正用具を専用ケースに入れて別
途保管しなくてよい上、校正用具の測定器への装着の自
動化が可能なβ線吸収法によるダスト計を提供する。 【解決手段】 測定器64、濾紙用リール72、80を
一面側に取り付けた部品取付板62に校正用具84を回
動可能に取り付ける。また、部品取付板の他面側に校正
用具収納ケース90を設置し、部品取付板に校正用具通
過スリット88を穿設する。そして、スリットを通過さ
せて校正用具を回動させることにより、ケースに収納し
た校正用具の測定器の上下ブロック66、68間への配
置及び測定器の上下ブロック間に存する校正用具のケー
スへの収納を行うようにする。
Description
校正用具を用いて感度の校正を行うβ線吸収法によるダ
スト計に関する。
として、濾紙上にガス中のダストを吸引捕集するととも
に、ダスト捕集前後における濾紙の透過β線強度を計測
し、これらβ線強度からガス中のダスト濃度を求めるβ
線吸収法によるダスト計が使用されている。β線吸収法
は、低いエネルギーのβ線を物質に照射した場合、その
物質の質量に比例してβ線の吸収量が増加することを利
用した測定法であり、透過β線強度とダストとの関係は
次式の通りである。 I=I0 exp(−μX) I :濾紙及びダストを透過したβ線強度 I0 :濾紙のみを透過したβ線強度 μ :質量吸収係数(cm2/g) X :ダスト量(g/cm2)
により求められる。 C=[A/(μQt)]・ln(I0/I) C :ダスト濃度(g/cm2) A :捕集面積(cm2) Q :ガス通過流量(cm3/min) t :捕集時間(min)
来、部品取付板と、開閉可能な上下ブロックを有すると
ともに、内部にガス流路及びβ線照射路が形成され、ガ
ス流路を流れるガス中のダストを上下ブロックで水平に
挟持した濾紙上に吸引捕集するとともに、β線照射路を
通して濾紙にβ線を照射することによりダスト捕集前後
における濾紙の透過β線強度を計測する測定器と、測定
器に濾紙を供給する繰り出しリールと、測定器で測定を
行った後の濾紙を回収する巻き取りリールとを備え、部
品取付板の一面側に測定器、繰り出しリール及び巻き取
りリールが取り付けられた構造のものが使用されてお
り、具体的には、図5に示すものが知られている(特公
平2−33964号)。
板、4は測定器、6は上側ブロック、8は下側ブロッ
ク、10はガス流路、12はβ線照射路、14はサンプ
リングパイプ、16は吸引管、18はポンプ、20は吐
出部、22はβ線源容器、24はβ線源、26はβ線検
出器、28はβ線透過性薄膜、30は繰り出しリール、
32はテープ状濾紙、34は巻き取りリール、36はピ
ンチローラ、38はキャプスタン、40は演算制御部、
42は表示部を示す。
スト濃度を測定する手順は下記の通りである。 (1)大気採取箇所にサンプリングパイプ14の流入端を
配置する。一方、β線源24から放射され、濾紙32を
透過してβ線検出器26に到達するβ線強度を測定し、
この測定値I0を演算制御部40に記憶する。 (2)ポンプ18を所定時間作動させて所定量の大気を吸
引した後、ポンプ18を停止させる。これにより大気中
のダストが濾別され、濾紙32の上面にダストの沈着層
44が形成される。この状態において濾紙32及びダス
トの沈着層44を透過してβ線検出器26に到達するβ
線源24からのβ線強度を測定する。得られた測定値I
は演算制御部40に送られ、この測定値Iと予め記憶さ
れている測定値I0とを用いてダスト濃度が算出され、
表示部42に表示される。 (3)その後、ブロック6、8を上下に開くとともに、ピ
ンチローラ36を駆動して濾紙32を所定距離前方に移
動させる。これにより沈着層44がガス流路10外に移
動し、ガス流路10内にはダストが沈着していない新た
な濾紙部分が供給され、この状態においてブロック6、
8間の間隙が閉じられて最初の状態に復帰する。以後、
同様の操作が繰り返されてダスト濃度が測定され続ける
が、これらの動作は全て演算制御部40の制御により行
われる。
ト計の感度の校正は、等価膜を用いて行われている。等
価膜は、特定の単位面積当たり質量を有し、単位面積当
たり質量の標準として使用される合成樹脂製の膜であ
り、濾紙のみにβ線を照射したときの透過β線強度と、
濾紙上に等価膜を載置してこれらにβ線を照射したとき
の透過β線強度とを計測し、これらの値に基づいてゼロ
校正、スパン校正を行うものである。
に示す校正用具を用いて行われる。図6の校正用具46
は、透孔48を有する金属製支持板50の下面に透孔4
8を覆って等価膜52が固着されたものである。この校
正用具を用いて図5に示したダスト計の校正を行う場
合、まず測定器4の上下ブロック6、8間に濾紙32の
みを挟持してその透過β線強度を測定する。次いで、上
下ブロック6、8を開いてから手作業により上下ブロッ
ク6、8間に校正用具46を配置する。その後上下ブロ
ック6、8を閉じ、濾紙32上に等価膜52を密着させ
た状態で上下ブロック6、8により濾紙32及び等価膜
52を挟持し、それらの透過β線強度を測定するもので
ある。
専用ケースに収納して別途保管しておき、校正時にケー
スから取り出して測定器4に手作業で装着するものであ
る。したがって、本例の校正用具46では、つまみ部5
4と、測定器4の上下ブロック6、8間に校正用具46
を正しく装着するための2個の位置決め用くぼみ56、
58とが支持板50に設けられている。これらくぼみ5
6、58は、測定器4の上下ブロック6、8間に存する
部材に係合させることにより、上下ブロック6、8間に
おける校正用具46の位置決めを行うものである。
校正用具を用いる従来の校正手段には、下記のような問
題点があった。 (イ)等価膜は、ゴミ等が付着したり傷が付いたりすると
その部分の質量が変化し、校正を正しく行うことができ
なくなる。しかし、従来の校正用具はケースからの取り
出し及びケースへの収納、測定器への装着及び測定器か
らの取り外しをいずれも手作業で行っているため、その
際に等価膜にゴミ等が付着したり傷が付いたりしやす
い。 (ロ)校正用具は、毎回の校正時に等価膜の同じ箇所をβ
線が透過するように測定器の上下ブロック間に装着する
ことが好ましく、毎回の校正時に等価膜のβ線透過箇所
がずれると正しく校正を行うことができなくなる。しか
し、従来の校正用具は、ダスト計とは別体に形成され、
かつ校正用具測定器の上下ブロック間に存する部材に2
個の位置決め用くぼみを係合させることにより位置決め
を行うものであるため、位置決め作業が難しく、どうし
ても毎回の校正時における等価膜のβ線透過箇所がずれ
てしまう。 (ハ)校正用具を専用ケースに入れて別途保管するため、
校正用具の取扱いが面倒である上、校正用具をケースご
と紛失することがある。 (ニ)ダスト計と別体の校正用具を測定器に装着する方法
であるため、校正用具の測定器への装着を自動化するこ
とができない。
で、等価膜にゴミ等が付着したり傷が付いたりしにく
く、かつ校正用具の測定器への装着が簡単であるととも
に、毎回の校正時に等価膜の同じ箇所をβ線が透過する
ように校正用具を測定器の上下ブロック間に正しく位置
決めして装着することが容易であり、しかも校正用具を
専用ケースに入れて別途保管する面倒を解消することが
できる上、校正用具の測定器への装着を自動化すること
が可能なダスト計を提供することを目的とする。
成するため、部品取付板と、開閉可能な上下ブロックを
有するとともに、内部にガス流路及びβ線照射路が形成
され、ガス流路を流れるガス中のダストを上下ブロック
で水平に挟持した濾紙上に吸引捕集するとともに、β線
照射路を通して濾紙にβ線を照射することによりダスト
捕集前後における濾紙の透過β線強度を計測する測定器
と、測定器に濾紙を供給する繰り出しリールと、測定器
で測定を行った後の濾紙を回収する巻き取りリールとを
備え、部品取付板の一面側に測定器、繰り出しリール及
び巻き取りリールが取り付けられたβ線吸収法によるダ
スト計であって、透孔を有する支持板に透孔を塞ぐ等価
膜が配設されてなり、部品取付板に水平かつ移動可能に
取り付けられた校正用具と、部品取付板の他面側に取り
付けられた校正用具収納ケースとを具備するとともに、
部品取付板に校正用具通過スリットが穿設され、校正用
具通過スリットを通過させて校正用具を移動させること
により、校正用具収納ケースに収納した校正用具の測定
器の上下ブロック間への配置及び測定器の上下ブロック
間に存する校正用具の校正用具収納ケースへの収納を行
うように構成したことを特徴とするダスト計を提供す
る。
校正用具を取り付けておき、この校正用具を移動させて
測定器に装着するので、校正用具の測定器への装着が非
常に簡単である上、校正用具を専用ケースに入れて別途
保管する面倒が解消され、しかも校正用具の移動を自動
化することにより校正用具の測定器への装着の自動化を
図ることが可能となる。また、部品取付板に校正用具収
納ケースを取り付けてあるため、非使用時には校正用具
をケース内に収納しておくことができ、かつ校正時には
ケースと測定器との間で校正用具を移動させるだけでよ
いので、等価膜にゴミ等が付着したり傷が付いたりする
ことを良好に防止することができる。さらに、部品取付
板に予め取り付けられた校正用具を上下ブロック間に移
動させることにより校正用具を測定器に装着するので、
ダスト計と別体の校正用具を用いる場合に比べて校正用
具の位置決め作業が簡単であり、そのため毎回の校正時
に等価膜の同じ箇所をβ線が透過するように校正用具を
測定器に正しく位置決めして装着することが容易であ
る。
スを部品取付板の他面側に取り付けるとともに、部品取
付板に校正用具通過スリットを穿設し、校正用具通過ス
リットを通過させて校正用具を移動させるようにするこ
とにより、種々のメリットを得ている。すなわち、部品
取付板の一面側には測定器、繰り出しリール及び巻き取
りリールが取り付けられており、これにより測定器及び
両リールの位置関係の正確化を図っているものである
が、その結果部品取付板の一面側には多くの部材が存在
し、校正用具収納ケースを取り付けるためにはそれらの
部材が邪魔になる。これに対し、部品取付板の他面側に
はそれほど多くの部材が存在しないため、この他面側に
校正用具収納ケースの設置スペースを設定することによ
り、他の部材に邪魔されることなく校正用具収納ケース
を部品取付板に容易に取り付けることができる。また、
部品取付板の一面側に校正用具収納ケースを取り付ける
態様では、校正用具の移動をスライド式とすることにな
るが、この場合には校正用具をケースに入れたり測定器
に装着することが他の部材の存在により著しく難しくな
る上、濾紙交換時にケースが邪魔になり、それを避けよ
うとすると装置が大型化する。しかし、部品取付板の他
面側にケースを取り付ける場合にはかかる問題は生じな
い。
様としては、校正用具を回動させる態様、校正用具をス
ライドさせる態様等を採用することができるが、いずれ
の態様においても移動は水平移動であることが好まし
い。また、校正用具の移動は手動で行うようにしてもよ
く、自動的に行うようにしてもよい。さらに、本発明に
おいては、下記〜の態様を好適に採用することがで
きる。
用具を支持することにより、校正用具が前記軸を中心と
して回動するようにした態様。本態様によれば、校正用
具の移動距離を短くすることができるので、他の部材に
邪魔されることなく校正用具収納ケースと測定器との間
で校正用具を移動させることが容易になる。また、校正
用具をスライドさせる場合には校正用具の引っかかり等
を防ぐためにスライド機構が複雑になるが、軸による回
動機構はスライド機構に比べて簡単であるため、本態様
を採用することにより校正用具の移動機構を簡単化する
ことができる。さらに、校正用具の移動を自動化する場
合でも、校正用具をスライドさせるための駆動機構に比
べて回動させるための駆動機構は構造が簡単であるた
め、校正用具の自動移動機構を簡単化することができ
る。なお、校正時には水平な濾紙上に等価膜が水平な状
態で載置されることが正確な校正を行うために望まし
く、等価膜を水平にする点では校正用具をスライドさせ
る方が回動に比べて有利であるが、測定時に等価膜は測
定器の上下ブロック間に水平な状態で挟み込まれるの
で、校正用具を回動させるようにしても問題は生じな
い。
側の測定器に近接した位置に軸を取り付けた態様。本態
様によれば、校正用具の移動距離を最も短くすることが
できるので、他の部材に邪魔されることなく校正用具収
納ケースと測定器との間で校正用具を移動させることが
きわめて容易になる上、校正用具の移動時に等価膜にゴ
ミ等が付着したり傷が付いたりする可能性を非常に小さ
くすることができる。
持板にストッパ部を設け、部品取付板又は測定器の上下
ブロック間に存する部材に前記ストッパ部を当てること
により測定器の上下ブロック間における校正用具の位置
決めを行うようにした態様。本態様によれば、軸により
一箇所が位置決めされている校正用具をその一箇所を中
心として回動させ、部品取付板又は測定器の上下ブロッ
ク間に存する部材にストッパ部を当てるだけで校正用具
の位置決めを行うことができるので、校正用具の位置決
めを簡単かつ正確に行うことが可能である。なお、スト
ッパ部は支持板に1箇所設けてもよく、2箇所以上設け
てもよい。
の移動時に校正用具を上下動させることにより、校正用
具収納ケースと測定器の上下ブロック間との間で等価膜
が濾紙及び他の部材に接触しないようにした態様。本態
様によれば、校正用具の移動時に等価膜が濾紙や他の部
材に接触して等価膜にゴミ等が付着したり傷が付いたり
することを防止することができる。なお、校正用具を上
下動させる機構としては、例えばスプリングを用いた機
構、ガイドを用いた機構等を採用することができる。
用具通過スリットを、校正用具通過時に等価膜がスリッ
ト底面に接触しない形状に形成した態様。本態様によれ
ば、校正用具が校正用具通過スリットを通過するときに
等価膜がスリット底面に接触して等価膜にゴミ等が付着
したり傷が付いたりすることを防止することができる。
なお、かかるスリット形状としては、校正用具の基端側
においてスリット底面が支持板に接触して校正用具を支
持し、それより先端側ではスリット底面が下降傾斜して
等価膜と接触しなくなる形状や、校正用具の基端側及び
先端側の一方又は両方においてスリット底面に支持板と
接触して校正用具を支持する凸部を設けた形状等が挙げ
られる。
るダスト計を示す正面図、図2及び図3は同ダスト計の
一部省略平面図である。本ダスト計において、62は部
品取付板、64は部品取付板62の一面側に取り付けら
れた測定器、66は測定器64の上側ブロック、68は
測定器64の下側ブロック、69はβ線源容器、70は
下側ブロック68の昇降機構、71は上下ブロック6
6、68の位置関係を保つためにこれ上下ブロック6
6、68間に設けられた連結ピン、72は繰り出しリー
ル、74はテープ状濾紙、76はガイドローラ、78は
濾紙繰り出し機構、80は巻き取りリール、82は部品
取付板62の一面側の測定器64に近接した位置に回転
可能に取り付けられた回転軸、84はその基端部が回転
軸82に固定されることにより水平な状態で部品取付板
62に取り付けられた校正用具、86は回転軸82に取
り付けられた手動式の校正用具上下動機構、87はその
つまみ、88は部品取付板62に穿設された長手方向が
水平な校正用具通過スリット、90は部品取付板62の
他面側に取り付けられた内部がスリット88と連通する
四角箱形の校正用具収納ケースを示す。本装置におい
て、測定器64の上下ブロック66、68間の間隙、校
正用具84、校正用具通過スリット88及び校正用具収
納ケース90はほぼ同じ高さ位置に設けられている。な
お、図2、3は平面図であるが、校正用具84は実線で
示してある。
5に示した測定器4と同様の構造のものである。校正用
具84は、図4に示す構造のものである。すなわち、透
孔92及び回転軸挿入孔94が穿設された金属製支持板
96の下面に透孔92を覆って合成樹脂製の等価膜98
が固着されたものである。この場合、本例の校正用具8
4においては、ストッパ部として、校正用具84を測定
器64の上下ブロック66、68間に挿入したときに部
品取付板62寄りの連結ピン71に内壁が当たるくぼみ
100と、先端が部品取付板62に当たる凸部102と
が支持板96に形成されている。ただし、本例ではスト
ッパ部を2箇所形成したが、1箇所でもよい。なお、等
価膜は支持板にその透孔を塞ぐように配設されていれば
よく、例えば支持板の上面に等価膜を固着したり、支持
板を上下部分に分割してこれら上下部分で等価膜を挟持
したりするようにしてもよい。
付勢されたスプリングを内部に備え、つまみ87をスプ
リングの付勢力に抗して押し下げたり、この押し下げ力
を解除したりすることによって回転軸82を上下動させ
るものであり、校正用具84の移動時に回転軸82を上
下動させて校正用具84を上下動させることにより、校
正用具収納ケース90と測定器64の上下ブロック6
6、68間との間で等価膜98が濾紙74に接触するこ
とを防止するものである。校正用具通過スリット88
は、校正用具84の基端側においてスリット底面104
が支持板96に接触して校正用具84を支持し、それよ
り先端側ではスリット底面104が下降傾斜して等価膜
98と接触しなくなる形状のもので、これにより校正用
具84の通過時に等価膜98がスリット底面104に接
触することを防止するものである。
定時には図2に示したように校正用具84を校正用具収
納ケース90内に収納しておく。この場合のダスト濃度
測定方法は図5に示したダスト計と同様である。また、
校正時には校正用具84を手動により回転軸82を中心
として約180度回動させ、図3に示したように測定器
64の上下ブロック66、68間に装着する。この場合
の校正方法は図5に示したダスト計と同様である。な
お、校正終了後には校正用具84を手動により回動させ
て校正用具収納ケース90内に収納するものである。
るようにしたが、回転軸にモータ等を取り付けることに
より自動的に回動させるようにしてもよい。このように
校正用具の移動を自動化した場合には、自動的に校正を
行うようにダスト計を制御することができ、これによっ
てダスト計のメンテナンスに要する工数を減少させるこ
とができる。また、本例では校正用具を回動式とした
が、スライド式とすることもできる。このようなスライ
ド式の場合には、測定器の上下ブロック間の真後ろにお
いて部品取付板の他面側に校正用具収納ケースを取り付
け、測定器と校正用具収納ケースとの間において部品取
付板に校正用具通過スリットを穿設することが適当であ
る。さらに、本例では測定器の下側ブロックを上昇させ
ることにより上下ブロックで濾紙を挟持するようにした
が、上側ブロックを下降させるようにしてもよい。
は、等価膜にゴミ等が付着したり傷が付いたりしにく
く、かつ校正用具の測定器への装着が簡単であるととも
に、毎回の校正時に等価膜の同じ箇所をβ線が透過する
ように校正用具を測定器の上下ブロック間に正しく位置
決めして装着することが容易であり、しかも校正用具を
専用ケースに入れて別途保管する面倒を解消することが
できる上、校正用具の測定器への装着を自動化すること
が可能なものである。
面図である。
平面図、(B)は断面図である。
ある。
(A)は平面図、(B)は断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 部品取付板と、開閉可能な上下ブロック
を有するとともに、内部にガス流路及びβ線照射路が形
成され、ガス流路を流れるガス中のダストを上下ブロッ
クで水平に挟持した濾紙上に吸引捕集するとともに、β
線照射路を通して濾紙にβ線を照射することによりダス
ト捕集前後における濾紙の透過β線強度を計測する測定
器と、測定器に濾紙を供給する繰り出しリールと、測定
器で測定を行った後の濾紙を回収する巻き取りリールと
を備え、部品取付板の一面側に測定器、繰り出しリール
及び巻き取りリールが取り付けられたβ線吸収法による
ダスト計であって、 透孔を有する支持板に透孔を塞ぐ等価膜が配設されてな
り、部品取付板に水平かつ移動可能に取り付けられた校
正用具と、部品取付板の他面側に取り付けられた校正用
具収納ケースとを具備するとともに、部品取付板に校正
用具通過スリットが穿設され、校正用具通過スリットを
通過させて校正用具を移動させることにより、校正用具
収納ケースに収納した校正用具の測定器の上下ブロック
間への配置及び測定器の上下ブロック間に存する校正用
具の校正用具収納ケースへの収納を行うように構成した
ことを特徴とするダスト計。 - 【請求項2】 部品取付板に取り付けられた軸で校正用
具を支持することにより、校正用具が前記軸を中心とし
て回動するようにした請求項1記載のダスト計。 - 【請求項3】 部品取付板の一面側の測定器に近接した
位置に軸を取り付けた請求項2記載のダスト計。 - 【請求項4】 校正用具の支持板にストッパ部を設け、
部品取付板又は測定器の上下ブロック間に存する部材に
前記ストッパ部を当てることにより測定器の上下ブロッ
ク間における校正用具の位置決めを行うようにした請求
項2又は3記載のダスト計。 - 【請求項5】 校正用具の移動時に校正用具を上下動さ
せることにより、校正用具収納ケースと測定器の上下ブ
ロック間との間で等価膜が濾紙及び他の部材に接触しな
いようにした請求項1、2、3又は4記載のダスト計。 - 【請求項6】 校正用具通過スリットを、校正用具通過
時に等価膜がスリット底面に接触しない形状に形成した
請求項1、2、3、4又は5記載のダスト計。
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JP31004295A Expired - Fee Related JP3330270B2 (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | ダスト計 |
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