JP3345373B2 - 濾紙への通気装置 - Google Patents

濾紙への通気装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉可能な一対の
挟持部材を有するとともに、一方の挟持部材の内部にガ
ス流入路、他方の挟持部材の内部にガス流入路と連通す
るガス流出路が形成され、ガス流入路からガス流出路に
ガスを流してこのガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通
気する濾紙への通気装置に関する。本発明に係る濾紙へ
の通気装置は、例えば、濾紙にガスを通気してガス中の
ダストを濾紙上に捕集するβ線透過式ダスト計、薬品を
含浸させた濾紙にガスを通気して上記薬品によりガス中
の成分を検出するガスモニターなどに好適に使用され
る。
【0002】
【従来の技術】ガス中のダスト濃度を測定するダスト計
として、濾紙上にガス中のダストを吸引捕集するととも
に、ダスト捕集前後における濾紙の透過β線強度を計測
し、これらβ線強度からガス中のダスト濃度を求めるβ
線吸収法によるダスト計(β線透過式ダスト計)が使用
されている。
【0003】β線透過式ダスト計としては、従来、測定
器として、開閉可能な上下ブロックを有するとともに、
これら上下ブロックの内部にガス流路及びβ線照射路が
形成され、ガス流路を流れるガス中のダストを上下ブロ
ックで水平に挟持した濾紙上に吸引捕集するとともに、
β線照射路を通して濾紙にβ線を照射することにより、
ダスト捕集前後における濾紙の透過β線強度を計測する
構造の測定器を備えたものが使用されており、具体的に
は、図8に示すものが知られている。
【0004】図8において、2は部品取付板、4は測定
器、6は上側ブロック、7は上側ブロック6の内部に形
成されたガス流入路、8は下側ブロック、9は下側ブロ
ック8の内部に形成されたガス流出路であり、上記ガス
流入路7及びガス流出路9によってガス流路10が構成
されている。また、図中12は上下ブロック6、8内に
形成されたβ線照射路、24は上側ブロック6のβ線照
射路12に設置されたβ線源、26は下側ブロック8の
β線照射路12に設置されたβ線検出器、28はβ線透
過性薄膜を示す。なお、本例の測定器4では、ガス流路
10と水平線との角度は20度程度であり、したがって
上下ブロック6、8に挟持された濾紙(図示せず)には
斜め上方からガスが当たるようになっている。
【0005】この場合、前述した従来のβ線透過式ダス
ト計において、上側ブロック6のガス流入路7の入口は
円形で、その内径はガス流入路7に連結されたサンプリ
ングパイプ14の内径と同じ6mmである。このガス流
入路7は入口から出口に向けて徐々に絞ってあり、出口
では内径4mmとなっている。
【0006】また、上下ブロックの開閉機構としては、
1本のばねのばね力により上下ブロックを互いに押しつ
けて閉じる構成のものが使用されている。すなわち、図
8及び図9に示すように、下側ブロック8を部品取付板
2に固定し、上側ブロック6は上下動可能に設置すると
ともに、上側ブロック6の中央部と部品取付板2に固定
したばね押さえ板90との間に1本の圧縮ばね92を配
置し、この圧縮ばね92のばね力によって上側ブロック
6を下側ブロック8に押しつけることにより、上下ブロ
ック6、8を閉じている。さらに、上側ブロック6にレ
バー94の先端部を連結するとともに、このレバー94
の中間部を部品取付板2に回転軸96によって回動可能
に取り付けてある。そして、レバー94の基端側を偏心
カムを用いるなどして引き下げ、レバー94を回動させ
て上側ブロック6を真上に上げることにより、上下ブロ
ック6、8を開くようになっている。なお、図示してい
ないが、上側ブロック6と下側ブロック8とは、レバー
94の基端側を引き下げたときに上側ブロック6が下側
ブロック8に対して垂直に上昇する機構によって連結さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のβ線透過式ダスト計は、濾紙上にダストを均一に捕集
する点で充分に満足できるものではなかった。そのた
め、β線を濾紙上のダストに照射する位置や透過β線の
検出位置の微妙なずれが、測定誤差の原因となる懸念が
あった。上記問題を検討した結果、その原因として次の
2点が考えられた。
【0008】まず、ガス流入路とガス流出路からなるガ
ス流路は濾紙に対して約20度の角度で交差している。
これは、β線が測定対象のダスト以外の要因により減衰
することをできるだけ防ぐために、β線源とβ検出器を
できるだけ近接して配置しなければならないことから必
要とされる構造である。すなわち、試料ガスを、濾紙に
対して垂直方向から均一に供給することはできない。そ
のため、流入路出口から円柱状のガス流として供給され
る試料ガス中のダストは、図10(a)に示すように、
流れの中心線を頂上部とし、外側に行くほど低くなる山
状に分散して捕集されるのではないかと考えられた。
【0009】他の原因としては、ガス流入路からガス流
出路に至る試料ガス流が、上下ブロックの隙間から若干
漏れているのではないかということか推測された。その
ため、捕集スポットの特に輪郭部のダストが、捕集され
ずに装置外に失われてしまっている懸念があった。
【0010】これらの問題は、β線透過式ダスト計に限
らず、試料ガスを濾紙に通気して測定対象成分等を濾紙
に捕集することによってガスを分析する装置、特に濾紙
上に捕集した試料についてその場で光学的手段等により
検出を行った後、検出が終了した捕集箇所を移動させる
ために、試料ガスの流路が形成された上下のブロックを
開閉して濾紙を移動させる方式の装置に共通する問題で
ある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ダスト等の試料を損失な
く、均一なスポットとして濾紙上に捕集することがで
き、正確なガス分析を可能とする濾紙への通気装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の目的を
達成するため、第1発明として、開閉可能な一対の挟持
部材を有するとともに、一方の挟持部材の内部にガス流
入路、他方の挟持部材の内部に前記ガス流入路と連通す
るガス流出路が形成され、ガス流入路からガス流出路に
ガスを流してこのガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通
気する濾紙への通気装置において、前記ガス流入路及び
ガス流出路からなるガス流路が濾紙に対して斜めに交差
し、前記ガス流入路の出口の断面形状が扁平形状をな
し、かつこのガス流入路が入口から出口に向けてなだら
かに絞られていることを特徴とする濾紙への通気装置を
提供する。
【0013】本発明は、第2の目的を達成するため、第
2発明として、開閉可能な一対の挟持部材を有するとと
もに、一方の挟持部材の内部にガス流入路、他方の挟持
部材の内部に前記ガス流入路と連通するガス流出路が形
成され、ガス流入路からガス流出路にガスを流してこの
ガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通気する濾紙への通
気装置において、両挟持部材の開閉機構として、濾紙へ
の通気部分の中心点を中心として互いに点対称となる位
置において挟持部材に取り付けられた一対又は複数対の
ばねのばね力により、両挟持部材を互いに押しつけて閉
じる構成のものを用いたことを特徴とする濾紙への通気
装置を提供する。
【0014】本発明は、第3の目的を達成するため、第
3発明として、開閉可能な一対の挟持部材を有するとと
もに、一方の挟持部材の内部にガス流入路、他方の挟持
部材の内部に前記ガス流入路と連通するガス流出路が形
成され、ガス流入路からガス流出路にガスを流してこの
ガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通気する濾紙への通
気装置において、前記ガス流入路及びガス流出路からな
るガス流路が濾紙に対して斜めに交差し、前記ガス流入
路の出口の断面形状が扁平形状をなし、かつこのガス流
入路が入口から出口に向けてなだらかに絞られていると
ともに、両挟持部材の開閉機構として、両挟持部材の開
閉機構として、濾紙への通気部分の中心点を中心として
互いに点対称となる位置において挟持部材に取り付けら
れた一対又は複数対のばねのばね力により、両挟持部材
を互いに押しつけて閉じる構成のものを用いたことを特
徴とする濾紙への通気装置を提供する。
【0015】第1発明では、ガス流入路出口の断面形状
を扁平形状にしたことにより、濾紙上の捕集面に対して
扁平な状態で試料ガスが供給される。そのため、ダスト
は試料流の中心線を頂上とする山形とならず、図10
(b)に示すように、濾紙の特に検出に関与する中心部
においてほぼ均等に分散される。この場合、ガス流入路
の断面形状を全体的に同じ形で同じ大きさの扁平形状と
することも考えられるが、このようにすると層流の影響
でガス流入路の壁面にガス中の成分が付着しやすくな
る。これに対して、第1発明ではガス流入路を入口から
出口に向けてなだらかに絞ったので、ガス流入路の壁面
にガス中の成分が付着することが防止される。なお、扁
平形状の具体的形状に特に限定はなく、加工の便宜等を
考慮して楕円形やレーストラック形状等の適宜形状を採
用することができる。
【0016】第2発明では、濾紙への通気部分の中心点
を中心として互いに点対称となる位置において挟持部材
に取り付けられた一対又は複数対のばねのばね力によ
り、両挟持部材を互いに押しつけて閉じるので、挟持部
材を閉じたときに挟持部材に均等に力が加わり、そのた
め濾紙が両挟持部材によって全体的に均一な力で挟持さ
れる。その結果、ダスト等の試料を損失なく、均一なス
ポットとして濾紙上に捕集することができ、正確なガス
分析が可能となる。第3発明では、上記第1発明及び第
2発明の両方の利点が得られる。
【0017】本発明に係る濾紙への通気装置は、例え
ば、前述したβ線透過式ダスト計の測定器や、薬品を含
浸させた濾紙にガスを通気し、薬品とガス中の成分との
反応によって生じる濾紙の変色によりガス中の成分を検
出する濾紙テープ式ガスモニター(例えばゼルベガー・
アナリティクス株式会社のEGMガスモニター)の検出
器などとして好適に使用することができるが、これらに
限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明するが、本発明は下記例に限定されるもの
ではない。図1は本発明に係る濾紙への通気装置の一実
施形態を示す断面図であり、本例の通気装置はβ線透過
式ダスト計の測定器として構成されている。
【0019】図1において、2は部品取付板、4は測定
器(濾紙への通気装置)、6は上側ブロック(一方の挟
持部材)、7は上側ブロック6の内部に形成されたガス
流入路、8は下側ブロック(他方の挟持部材)、9は下
側ブロック8の内部に形成されたガス流出路であり、上
記ガス流入路7及びガス流出路9によってガス流路10
が構成されている。また、図中12は上下ブロック6、
8内に形成されたβ線照射路、24は上側ブロック6の
β線照射路12に設置されたβ線源、26は下側ブロッ
ク8のβ線照射路12に設置されたβ線検出器、28は
β線透過性薄膜を示す。なお、本例の測定器4では、ガ
ス流路10と水平線との角度は20度程度であり、した
がって上下ブロック6、8に挟持された濾紙(図示せ
ず)には斜め上方からガスが当たるようになっている。
【0020】図2は上側ブロック6の平面図、図3は上
側ブロック6の底面図、図4は上側ブロック6の側面
図、図5は下側ブロック8の平面図である。本例の測定
器4においては、上側ブロック6のガス流入路7の入口
50及び出口52の断面形状は図6に示すようにいずれ
も略楕円形状(レーストラック形状)であり、かつガス
流入路7は入口50から出口52に向けてなだらかに絞
られている(図中54はサンプリングパイプ取付部を示
す)。ここで、「なだらかに絞られている」とは、ガス
流入路7の壁面に段差がないことを意味する。なお、ガ
ス流入路7の入口50の断面形状は扁平形状でなくても
よく、円形としてもよい。
【0021】本例において、ガス流入路の入口50は、
幅Aが8mmで高さBはサンプリングパイプ14の内径
Xと同じ6mmの略楕円形状である。ガス流出路の出口
52は、幅Cが6mm、高さDが3mmの略楕円形状で
ある。本例では、濾紙上の捕集面(直径11mm)に対
して、ほぼ全面に扁平な状態で試料ガスが供給されるの
で、ダストは、スポット全体にほぼ均等に分散される。
この場合、サンプリングパイプとガス流入路の入口の形
状が異なるが、下流側に向かって横方向に拡大される方
向なので、サンプリングパイプとガス流入路との接続箇
所にダストが捕捉されて失われるという問題は生じな
い。なお、加工を容易に行うことが可能であれば、ガス
流入路の入口を円形とし、その後出口にかけて扁平にし
てもよいことはもちろんである。
【0022】本例の測定器4では、上下ブロック6、8
の開閉機構として、濾紙への通気部分の中心点を中心と
して互いに点対称となる位置において、下側ブロック8
の内部に取り付けられた一対のばねのばね力により、上
下ブロック6、8を互いに押しつけて閉じる構成のもの
が使用されている。
【0023】上記の点を図1、図3及び図5を参照して
具体的に説明する。下側ブロック8の内部には、濾紙へ
の通気部分56の中心点58を中心として互いに点対称
となる位置において、2つのばね挿入孔60が垂直に貫
通した状態で形成されている。このばね挿入孔60の上
端部には、内方に突出する突出部62が形成されてい
る。また、上側ブロック6の上記ばね挿入孔60と対向
する位置には、壁面にねじ山が形成されたねじ穴64が
形成されている。上記ばね挿入孔60内には、ばね(コ
イルばね)66が挿入され、このばね66の上端は前記
突出部62の下面に当接している。さらに、ばね66の
内側には、下端に外方に突出するフランジ部68を有す
る円筒状のばね押え体70が挿入され、このばね押え体
70の上端は上側ブロック6に当接しているとともに、
ばね押え体70内にはその下端開口部からボルト72が
進退可能に挿入され、このボルト72の先端部は上側ブ
ロック6のねじ穴64にねじ込まれて固定されている。
したがって、ばね66は前記突出部62とフランジ部6
8との間に圧縮された状態で保持されており、この圧縮
されたばね66が伸びようとするばね力により、下側ブ
ロック8が上側ブロック6に押しつけられた状態で上下
ブロック6、8が閉じている。なお、図中74は上側ブ
ロック6の下面に設けられたリング状突出部、76は下
側ブロック8の上面下面に設けられたリング状突出部で
あり、上下ブロック6、8が閉じたときには両リング状
突出部74、76が当接するようになっている。
【0024】上側ブロック6は部品取付板2に固定さ
れ、下側ブロック8は前記ボルト72によって上側ブロ
ック6に上下動可能に取り付けられている。そして、上
下ブロック6、8の開閉は、下側ブロック8に取り付け
られた昇降体74と、この昇降体74に連結されたレバ
ー76とからなる昇降機構78によって行う。すなわ
ち、上記昇降機構78のレバー76は部品取付板2に回
転軸80によって回動可能に取り付けられており、レバ
ー76の基端部を引き上げ、レバー76を回動させて昇
降体74を真下に下げることにより上下ブロック6、8
を開き、レバー76の基端部を引き下げ、レバー76を
回動させて昇降体74を真上に上げることにより上下ブ
ロック6、8を閉じるものである。なお、本例では下側
ブロックを上下動させて上下ブロックを閉じるようにし
たが、上側ブロックを上下動させて上下ブロックを閉じ
るようにしてもよい。
【0025】図7は本実施形態の測定器を使用したβ線
透過式ダスト計を示す正面図である。本ダスト計におい
て、2は部品取付板、4は部品取付板2の一面側に取り
付けられた測定器、6は測定器4の上側ブロック、8は
測定器4の下側ブロック、78は下側ブロック8の昇降
機構、30は繰り出しリール、32はテープ状濾紙、8
2はガイドローラ、84はピンチローラ及びキャプスタ
ンを備えた濾紙繰り出し機構、34は巻き取りリールを
示す。
【0026】図7に示したβ線透過式ダスト計は、ダス
トが濾紙の検出に関与する中心部においてほぼ均等に分
散されるとともに、ガス流入路の壁面にガス中の成分が
付着することが防止され、しかも濾紙が両挟持部材によ
って全体的に均一な力で挟持される。その結果、本例の
β線透過式ダスト計によれば、ダスト等の試料を損失な
く、均一なスポットとして濾紙上に捕集することがで
き、正確なガス分析が可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明の濾紙へ
の通気装置では、ダストは濾紙の検出に関与する中心部
においてほぼ均等に分散され、しかもガス流入路の壁面
にガス中の成分が付着することが防止される。第2発明
の濾紙への通気装置では、挟持部材を閉じたときに挟持
部材に均等に力が加わり、濾紙が両挟持部材によって全
体的に均一な力で挟持される。第3発明は、第1発明及
び第2発明の両方の効果を奏する。したがって、第1〜
第3発明の濾紙への通気装置によれば、ダスト等の試料
を損失なく、均一なスポットとして濾紙上に捕集するこ
とができ、正確なガス分析が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る濾紙への通気装置の一実施形態で
あるβ線透過式ダスト計用測定器を示す断面図である。
【図2】同測定器の上側ブロックの平面図である。
【図3】同測定器の上側ブロックの底面図である。
【図4】同測定器の上側ブロックの側面図である。
【図5】同測定器の下側ブロックの平面図である。
【図6】ガス流入路の入口及び出口の断面形状を示す説
明図である。
【図7】図1の測定器を使用したβ線透過式ダスト計を
示す正面図である。
【図8】従来のβ線透過式ダスト計用測定器を示す断面
図である。
【図9】同測定器の側面図である。
【図10】従来例及び本発明例における濾紙上のダスト
捕集量分布を示すグラフである。
【符号の説明】
4 測定器(濾紙への通気装置) 6 上側ブロック(一方の挟持部材) 7 ガス流入路 8 下側ブロック(他方の挟持部材) 9 ガス流出路 32 テープ状濾紙 50 ガス流入路の入口 52 ガス流入路の出口 56 濾紙への通気部分 58 中心点 66 ばね

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な一対の挟持部材を有するとと
    もに、一方の挟持部材の内部にガス流入路、他方の挟持
    部材の内部に前記ガス流入路と連通するガス流出路が形
    成され、ガス流入路からガス流出路にガスを流してこの
    ガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通気する濾紙への通
    気装置において、前記ガス流入路及びガス流出路からな
    るガス流路が濾紙に対して斜めに交差し、前記ガス流入
    路の出口の断面形状が扁平形状をなし、かつこのガス流
    入路が入口から出口に向けてなだらかに絞られているこ
    とを特徴とする濾紙への通気装置。
  2. 【請求項2】 開閉可能な一対の挟持部材を有するとと
    もに、一方の挟持部材の内部にガス流入路、他方の挟持
    部材の内部に前記ガス流入路と連通するガス流出路が形
    成され、ガス流入路からガス流出路にガスを流してこの
    ガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通気する濾紙への通
    気装置において、両挟持部材の開閉機構として、濾紙へ
    の通気部分の中心点を中心として互いに点対称となる位
    置において挟持部材に取り付けられた一対又は複数対の
    ばねのばね力により、両挟持部材を互いに押しつけて閉
    じる構成のものを用いたことを特徴とする濾紙への通気
    装置。
  3. 【請求項3】 開閉可能な一対の挟持部材を有するとと
    もに、一方の挟持部材の内部にガス流入路、他方の挟持
    部材の内部に前記ガス流入路と連通するガス流出路が形
    成され、ガス流入路からガス流出路にガスを流してこの
    ガスを両挟持部材で挟持した濾紙に通気する濾紙への通
    気装置において、前記ガス流入路及びガス流出路からな
    るガス流路が濾紙に対して斜めに交差し、前記ガス流入
    路の出口の断面形状が扁平形状をなし、かつこのガス流
    入路が入口から出口に向けてなだらかに絞られていると
    ともに、両挟持部材の開閉機構として、両挟持部材の開
    閉機構として、濾紙への通気部分の中心点を中心として
    互いに点対称となる位置において挟持部材に取り付けら
    れた一対又は複数対のばねのばね力により、両挟持部材
    を互いに押しつけて閉じる構成のものを用いたことを特
    徴とする濾紙への通気装置。
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