JPH09126890A - 色検査装置 - Google Patents

色検査装置

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JPH09126890A
JPH09126890A JP7285145A JP28514595A JPH09126890A JP H09126890 A JPH09126890 A JP H09126890A JP 7285145 A JP7285145 A JP 7285145A JP 28514595 A JP28514595 A JP 28514595A JP H09126890 A JPH09126890 A JP H09126890A
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JP
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color
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JP7285145A
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English (en)
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Seiichi Hashiya
誠一 橋谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/502Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors using a dispersive element, e.g. grating, prism
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J2003/466Coded colour; Recognition of predetermined colour; Determining proximity to predetermined colour

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷物などの検査対象物の色検査に対して、波
長方向の精度に起因する微妙な色の違いを確実に検出で
き、高精度の色検査が可能となる色検査装置を提供す
る。 【解決手段】分光入力装置20は、印刷物Pからの反射
光を受光して複数種の波長成分に分解し、この分解した
各波長成分の光を電気信号に変換して入力する。この入
力された分光信号はA/D変換回路23でデジタル化さ
れ、分光データとしてメモリ24に一時記憶される。極
大値特徴量計算部25は、メモリ24に記憶された分光
データから極大値に関する特徴量を求める。判定部14
は、この求められた特徴量を基準データ記憶部13に記
憶されている極大値に関する特徴量の基準となる基準デ
ータと比較することにより、印刷物Pの色が基準と同じ
か否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、カラー
印刷物の同定や品質検査において、色情報を用いて印刷
物の色を検査する色検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色情報を用いてカラー印刷物の色
を検査する検査装置には、色ガラスフィルタ、多層膜コ
ーティング色フィルタおよびゼラチン染色フィルタを用
いたRGBのカラー画像入力手段が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RGBのカラ
ー画像入力手段は、3色の色分解能しか持たず、たとえ
ば、色フィルタの分光感度特性が似通っている波長での
微妙な波形の違いは検出できなかった。また、上記カラ
ー画像入力手段は、人間の色視覚特性に合致させた波長
帯域設計のため各色フィルタの間には波長のストローク
が存在し、その部分での分光波形の微妙な違いも検出で
きなかった。
【0004】そこで、本発明は、印刷物などの検査対象
物の色検査に対して、波長方向の精度に起因する微妙な
色の違いを確実に検出でき、高精度の色検査が可能とな
る色検査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の色検査装置は、
検査対象物からの光を複数種の波長成分に分解し、この
分解した各波長成分の光を分光データとして入力する分
光入力手段と、この分光入力手段により入力された分光
データを一時記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された分光データから極大値に関する特徴量を求める特
徴量計算手段と、前記極大値に関する特徴量の基準とな
る基準データを記憶している基準データ記憶手段と、前
記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準デ
ータ記憶手段に記憶されている基準データと比較するこ
とにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを判
定する判定手段とを具備している。
【0006】また、本発明の色検査装置は、検査対象物
からの光を複数種の波長成分に分解し、この分解した各
波長成分の光を分光データとして入力する分光入力手段
と、この分光入力手段により入力された分光データを一
時記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された分光
データからピークに関する特徴量を求める特徴量計算手
段と、前記ピークに関する特徴量の基準となる基準デー
タを記憶している基準データ記憶手段と、前記特徴量計
算手段により求められた特徴量を前記基準データ記憶手
段に記憶されている基準データと比較することにより、
前記検査対象物の色が基準と同じか否かを判定する判定
手段とを具備している。
【0007】また、本発明の色検査装置は、検査対象物
からの光を複数種の波長成分に分解し、この分解した各
波長成分の光を分光データとして入力する分光入力手段
と、この分光入力手段により入力された分光データを一
時記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された分光
データから変曲点に関する特徴量を求める特徴量計算手
段と、前記変曲点に関する特徴量の基準となる基準デー
タを記憶している基準データ記憶手段と、前記特徴量計
算手段により求められた特徴量を前記基準データ記憶手
段に記憶されている基準データと比較することにより、
前記検査対象物の色が基準と同じか否かを判定する判定
手段とを具備している。
【0008】また、本発明の色検査装置は、検査対象物
からの光を複数種の波長成分に分解し、この分解した各
波長成分の光を分光データとして入力する分光入力手段
と、この分光入力手段により入力された分光データを一
時記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された分光
データを補正する補正手段と、この補正手段により補正
された分光データから分光特性に関する特徴量を求める
特徴量計算手段と、前記分光特性に関する特徴量の基準
となる基準データを記憶している基準データ記憶手段
と、前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記
基準データ記憶手段に記憶されている基準データと比較
することにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否
かを判定する判定手段とを具備している。
【0009】さらに、本発明の色検査装置は、検査対象
物からの光を複数種の波長成分に分解し、この分解した
各波長成分の光を分光データとして入力する分光入力手
段と、この分光入力手段により入力された分光データに
対して差分演算を行なう差分演算手段と、この差分演算
手段により差分演算された分光データから分光特性に関
する特徴量を求める特徴量計算手段と、前記分光特性に
関する特徴量の基準となる基準データを記憶している基
準データ記憶手段と、前記特徴量計算手段により求めら
れた特徴量を前記基準データ記憶手段に記憶されている
基準データと比較することにより、前記検査対象物の色
が基準と同じか否かを判定する判定手段とを具備してい
る。
【0010】上記手段によれば、カラー印刷物などの検
査対象物からの透過光もしくは反射光を回析格子分光計
などを用いて複数種の波長成分ごとに分解し、必要に応
じてその分光信号に対して補正や差分などの前処理を行
ない、その波長成分に関する変換された分光信号から局
所的な特徴量を計算し、基準色の特徴量(基準データ)
と比較して色の同定や検査を行なうことにより、検査対
象物の色検査に対して、波長方向の精度に起因する微妙
な色の違いを確実に検出でき、高精度の色検査が可能と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は、第1の実施の形態に係る色検
査装置の構成を示すものである。図1において、11は
本装置の全体的な制御と色の検査処理とを行なうCPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)であり、こ
のCPU11には、アドレスバスABおよびデータバス
DBを介して出力回路12、基準データ記憶手段として
の基準データ記憶部13、判定手段としての判定部1
4、特徴量計算手段としての極大値特徴量計算部25が
それぞれ接続されている。
【0012】一方、検査対象物としてのカラー印刷物P
は、図示しない搬送手段によって図示矢印方向に搬送さ
れるもので、この搬送される印刷物P上には図示しない
光源から光が照射される。印刷物Pの表面で反射された
光は、分光入力手段としての分光入力装置20に受光さ
れ、分光される。
【0013】分光入力装置20は、たとえば、図2に示
すように構成されており、この例では回析格子分光計を
例として挙げた。分光計の受光素子としては、たとえ
ば、256画素のリニアイメージセンサを用いる。すな
わち、検査対象物Pから反射した光は、レンズ82を介
して集光され、スリット83を介して回析格子84に入
射する。入射した光は、回析格子84によって複数種の
波長成分ごとに異なった角度に分光され、イメージセン
サ85の受光面に結像される。イメージセンサ85は、
センサ駆動回路22からの駆動信号にしたがって駆動さ
れる。
【0014】図3は、イメージセンサ85への結像状態
を示したものであり、横軸はイメージセンサ85の長手
方向を表わすが、これは波長軸に対応する。縦軸はイメ
ージセンサ85の各画素の出力値であるが、これは各波
長の光の強度に対応する。この場合、各画素の出力は検
査対象物Pの400nm〜750nmに対する反射光の
強度を約2nm間隔に分割したものである。
【0015】イメージセンサ85の受光面に結像した反
射光は光電変換され、各波長成分ごとの電気信号に変換
される。この変換された電気信号は、センサ駆動回路2
2からの信号にしたがって読出され、A/D変換手段と
してのA/D変換回路23を経て各波長ごとのデジタル
画像信号(分光データ)に変換される。この場合、A/
D変換回路23として8ビットのものを用いると、各波
長ごとの分光強度は256レベルにデジタル化される。
【0016】A/D変換回路23の各出力は、センサ駆
動回路22からの信号に同期して、記憶手段としてのメ
モリ24に書込まれる。メモリ24は、たとえば、RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)を用いる。メモリ2
4から分光データを読出す際には、図4に示すようにし
て2次元配列で行なう。
【0017】図4では、横方向に波長を示す番号i、縦
方向に走査回数jをとって読出すときの例を示した。た
とえば、アドレス(i,j)=(3,6)を呼出すと、
6回目の走査の3番目の波長の強度データが得られる。
【0018】極大値特徴量計算部25は、CPU11の
命令にしたがって、後述するような計算を行なうことに
より、極大値に関する特徴量を求めるもので、たとえ
ば、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)が用い
られる。
【0019】判定部14は、CPU11の命令にしたが
って、極大値特徴量計算部25で求めた複数の特徴量
と、基準データ記憶部13に格納されている基準データ
とを比較することによって、色の検査を行ない、出力部
14からその検査結果を出力する。
【0020】次に、上記した構成において、図5に示す
フローチャートを参照して色検査処理について説明す
る。なお、検査対象物Pは、たとえば、図7に示すよう
に、白地の用紙17上に所定色の矩形パターン18が印
刷されたものとする。
【0021】まず、メモリ24に格納された分光データ
から検査領域(y0 <y)を抽出する。これは、図4に
示すメモリ24の格納状態を参照すると、(j>b)な
るアドレスを意味する。この場合、図8に示すように、
特定波長λ128 の強度を用い、図のように強度があらか
じめ決められた閾値「100」以上になる位置を検査対
象物Pの先端位置とする(S1)。
【0022】次に、ステップS2では、図7に示すよう
に、あらかじめ決められた範囲(y1 <y<y2 )の画
素のみを抽出する。これは、図4に示すメモリ24の格
納状態を参照すると、(a<j<c)なるアドレスを意
味する。
【0023】次に、各画素のデータに対して以下のよう
な計算を行なう。これは、極大値特徴量計算部25で行
なわれる。まず、特徴量として分光特性の極大値の個数
を求める(S3)。ここで、極大値を用いる理由は、図
9に示したように、分光特性は特定波長を中心とした分
光分布の重ね合わせと考えられるので、分光分布の違う
物質が混入しているのを識別するのに都合がよい。
【0024】以下に極大値の個数を求める方法を説明す
る。まず、下記式(1)で波長λi、λi+1 間の分光曲
線の傾きD((λi +λi+1 )/2)を求める。ここ
で、波長λi は、分光データのサンプル番号である。
【0025】 D((λi +λi+1 )/2) =(I(λi+1 )−I(λi ))/(λi+1 −λi )……(1) ただし、I(λi )は波長λi に対応する分光データの
強度である。
【0026】次に、下記式(2)の条件を満たすiの個
数を求める。 D((λi +λi+1 )/2)×D(λi+2 +λi+1 )/
2)<0かつ D((λi +λi+1 )/2)>0……
(2) このiの数を極大値の個数とし、基準データ記憶部13
内に格納された基準データ(基準極大値)と判定部14
で比較し、同数であれば「0」、そうでなければ「1」
という信号を出力する(S4)。この検査によって、た
とえば、図10の波形a,bのような極大値が2個と3
個の違いというような、微妙な波形の違いが識別でき
る。
【0027】次に、特徴量として分光特性の極大値に対
する波長を求める(S5)。以下に極大値に対する波長
を求める方法を説明する。まず、下記式(3)の計算を
行ない、極大値に対する波長を求める。
【0028】 λ=λ’i +(λ’i+1 −λ’i )・D(λ’i ) /(−D(λ’i+1 )+D(λ’i ))……(3) ただし、λ’i =(λi +λi+1 )/2 次に、判定部14では、基準データ記憶部13内に格納
された基準データ(基準極大値)と比較し、たとえば、
波長の小さいほうから比べていき、入力した分光データ
の極大値に対する波長の全てが基準データの極大値に対
する波長と下記式(4)のような関係にあるなら
「0」、そうでなければ「1」という信号を出力する
(S6)。
【0029】|λM −λMbase |<ε1 ……(4) ただし、λM :入力した分光特性の極大値 λMbase :基準データの極大値 この検査によって、たとえば、図11の波形a,bのよ
うな極大値に対する波長の微妙に違う波形の違いが識別
できる。なお、閾値ε1 は、CPU11によって変更で
きるようになっている。
【0030】次に、特徴量として分光特性の極大値を求
める(S7)。以下に極大値を求める方法を説明する。
まず、前記式(3)の結果を利用して、下記式(5)の
計算を行ない、極大値を求める。
【0031】 I(λM )=I(λ’i )+D((λi +λi-1 )/2) ・(λM −λ’i )……(5) ただし、λ’i =(λi +λi+1 )/2 次に、判定部14では、基準データ記憶部13内に格納
された基準データ(基準極大値)と比較し、たとえば、
波長の小さい方から比べていき、入力した分光データの
極大値の全てが基準データの極大値と下記式(6)のよ
うな関係にあるなら「0」、そうでなければ「1」とい
う信号を出力する(S8)。
【0032】 |I(λM )−I(λMbase )|<ε2 ……(6) ただし、I(λM ) :入力した分光特性の極大値 I(λMbase ):基準データの極大値 この検査によって、たとえば、図12の波形a,bのよ
うな極大値の微妙な違いが識別できる。なお、閾値ε2
は、CPU11によって変更できるようになっている。
【0033】次に、判定部14では、ステップS3〜S
8の動作によって得られた、それぞれ独立した各特徴量
を用いた判定値に基づき色検査判定を行なう(S9)。
この色検査判定は、たとえば、図6に示すフローチャー
トにしたがって行なわれる。すなわち、まず、ステップ
S4,S6,S8での各判定値(1,0)を1画素ごと
に読込み(S41)、その読込み画素数が所定値K(1
サンプルの全画素数)に達していなければ(S42)、
読込んだ各判定値のうち、いずれか1つが「1」である
か否かをチェックする(S43)。
【0034】このチェックの結果、いずれの判定値も
「0」であれば、ステップS41に戻り、次の画素に対
する処理を開始し、いずれか1つが「1」であれば、カ
ウンタWAの値を「+1」して(S44)、ステップS
41に戻り、次の画素に対する処理を開始する。
【0035】ステップS42において、読込み画素数が
所定値Kに達した場合、検査領域の全画素数COに対す
るカウンタWAの値の割合が判定基準値、この例の場
合、たとえば、1%(0.01)よりも大きいか否かを
チェックし(S45)、判定基準値よりも大きければ、
不合格(サンプルの色は基準と同じではない)という判
定結果を出力し(S46)、判定基準値よりも小さけれ
ば、合格(サンプルの色は基準と同じである)という判
定結果を出力する(S47)。これらの判定結果は、出
力回路12によって外部へ出力される。
【0036】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図13は、第2の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第2の実施の形態の第1の実施の
形態と異なる点は、特徴量計算手段としてピーク特徴量
計算部26を用いた点にあり、その他の構成および動作
は第1の実施の形態と同様である。
【0037】ピーク特徴量計算部26は、CPU11の
命令にしたがって、後述するような計算を行なうことに
より、ピークに関する特徴量を求めるもので、たとえ
ば、DSPが用いられている。
【0038】ここで、ピークとは、たとえば、図14で
示したλ1 ,λ2 ,λ3 のような突出した部分を表し、
極大値とは違う意味で用いている。これに関する特徴量
を用いる理由は、分光特性は特定波長を中心とした分光
分布の重ね合わせと考えられるが、波長λ3 のピークの
ように、極大値ではとらえられないものがあるからであ
る。
【0039】以下、図16に示すフローチャートを参照
して色検査処理について説明する。なお、ステップS1
1,S12の検切り処理、検査領域の抽出処理は、第1
の実施の形態(図5のステップS1,S2)と同様であ
るので説明は省略し、それ以降の動作について説明す
る。
【0040】まず、特徴量として分光特性のピークの個
数を求める(S13)。以下にピークの個数を求める方
法を説明する。まず、下記式(7)で波長λi 、λi+1
間の分光曲線の傾きD((λi +λi+1 )/2)を求め
る。ここで、波長λi のi は色彩データのサンプル番号
である。
【0041】 D((λi +λi+1 )/2) =(I(λi+1 )−I(λi )/(λi+1 −λi )……(7) さらに、下記式(8)により、差分E(λi )を求め
る。
【0042】 E(λi )=I(λ’i )−I(λ’i-1 )……(8) ただし、λ’i =(λi +λi+1 )/2) 次に、下記式(9)の条件を満たすλi の個数を求め
る。
【0043】(E(λi )−E(λi-1 ))・(E(λ
i+1 )−E(λi ))<0かつ (E(λi )−E(λ
i-1 )<0……(9) このiの数をピークの個数とし、基準データ記憶部13
内に格納された基準データ(基準ピーク数)と判定部1
4で比較し、同数であれば「0」、そうでなければ
「1」という信号を出力する(S14)。この検査によ
って、たとえば、図15の波形a,bようなピークの数
が3個と2個という、微妙な波形の違いが識別できる。
【0044】次に、特徴量として分光特性のピークに対
する波長を求める(S15)。以下にピークに対する波
長を求める方法を説明する。まず、下記式(10)の計
算を行ない、ピークに対する波長を求める。
【0045】 λP =λi +(λi+1 −λi )・K……(10) ただし、K=−F(λi )/−F(λi )+F(λi+1
) F(λi )=−E(λi )+E(λi+1 ) 次に、判定部14では、基準データ記憶部13内に格納
された基準データ(基準ピーク数)と比較し、たとえ
ば、波長の小さいほうから比べていき、入力した分光デ
ータのピーク値の全てが基準データのピークと下記式
(11)のような関係にあるなら「0」、そうでなけれ
ば「1」という信号を出力する(S16)。
【0046】|λP −λPbase |<ε1 ……(11) ただし、λP :入力した分光特性のピークに対する
波長 λPbase :基準データのピークに対する波長 この検査によって、たとえば、図17の波形a,bのよ
うなピークに対する波長の微妙な違いが識別できる。な
お、閾値ε1 は、CPU11によって変更できるように
なっている。
【0047】次に、特徴量として分光特性のピークを求
める(S17)。以下にピークを求める方法を説明す
る。まず、下記式(12)の計算を行ない、ピーク値I
を求める。
【0048】 I=I(λi )+D(λ’i )・(λ−λi )……(12) ただし、λ’i =(λi +λi+1 )/2 次に、判定部14では、このピーク値を、基準データ記
憶部13内に格納された基準データ(基準ピーク数)と
比較し、たとえば、波長の小さい方から比べていき、入
力した分光データのピーク値の全てが基準データのピー
ク値と下記式(13)のような関係にあるなら「0」、
そうでなければ「1」という信号を出力する(S1
8)。
【0049】 |I(λP )−I(λPbase )|<ε2 ……(13) ただし、λp :入力した分光特性のピーク値 λPbase :基準データのピーク値 この検査によって、たとえば、図18の波形a,bのよ
うな微妙なピーク値の違いが識別できる。なお、閾値ε
2 は、CPU11によって変更できるようになってい
る。
【0050】次に、特徴量として分光特性のピークの半
値幅を求める(S19)。以下にピークの半値幅を求め
る方法を説明する。まず、前記式(8)の結果E(λi
)を利用して、下記式(14)の条件を満たすλi を
求める。
【0051】E(λi )・E(λi+1 )<0かつ D
((λi +λi-1 )/2)>0……(14) 次に、下記式(15)の計算を行ない、変曲点を求め
る。
【0052】 λh =λi +k・(λi+1 −λi )……(15) ただし、k=|E(λi )|/(|E(λi )|+|E
(λi+1 )|) ここで、前記式(10)で求めたピークに対する波長を
挟む変曲点のうち、遠い方の点までの距離を半値幅と定
義する。
【0053】判定部14では、基準データ記憶部13内
に格納された基準データ(基準の半値幅)と比較し、抽
出したデータの半値幅が全て下記式(16)のような関
係にあるなら「0」、そうでなければ「1」という信号
を出力する(S20)。
【0054】|L−Lbase|<ε3 ……(16) ただし、L :入力した分光特性の半値幅 Lbase:基準データの半値幅 この検査によって、たとえば、図19の波形a,bのよ
うな半値幅の違う類似波形が識別できる。なお、閾値ε
3 は、CPU11によって変更できるようになってい
る。
【0055】次に、判定部14では、ステップS13〜
S20の動作によって得られた、それぞれ独立した各特
徴量を用いた判定値に基づき色検査判定を行なう(S2
1)。この色検査判定は、たとえば、前述した第1の実
施の形態における図5のステップS9と同様に、図6の
フローチャートにしたがって行なわれるので、説明は省
略する。
【0056】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図20は、第3の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第3の実施の形態の第1の実施の
形態と異なる点は、特徴量計算手段として変曲点特徴量
計算部27を用いた点にあり、その他の構成および動作
は第1の実施の形態と同様である。
【0057】変曲点特徴量計算部27は、CPU11の
命令にしたがって、後述するような計算を行なうことに
より、変曲点に関する特徴量を求めるもので、たとえ
ば、DSPが用いられている。
【0058】以下、図21に示すフローチャートを参照
して色検査処理について説明する。なお、ステップS3
1,S32の検切り処理、検査領域の抽出処理は、第1
の実施の形態(図5のステップS1,S2)と同様であ
るので説明は省略し、それ以降の動作について説明す
る。
【0059】まず、特徴量として分光特性の変曲点の個
数を求める(S33)。以下に変曲点の個数を求める方
法を説明する。まず、下記式(17)で波長λi 、λi+
1 間の分光曲線の傾きD((λi +λi+1 )/2)を求
める。
【0060】 D((λi +λi+1 )/2) =(I(λi+1 )−I(λi ))/(λi+1 −λi )……(17) さらに、下記式(18)により、差分E(λi )を求め
る。
【0061】 E(λi )=D(λ’i )−D(λ’i-1 )……(18) ただし、λ’i =(λi +λi+1 )/2 次に、下記式(19)の条件を満たすλi の数を求め
る。
【0062】 E(λi )・E(λi+1 )<0……(19) この式(19)の条件を満たすような点iの数を変曲点
の個数とする。判定部14では、基準データ記憶部13
内に格納された基準データ(基準の変曲点数)と比較
し、個数が同じなら「0」、そうでなければ「1」とい
う信号を出力する(S34)。
【0063】この検査によって、たとえば、図22の波
形a,bのような変曲点が2個と3個のものを識別でき
る。次に、特徴量として分光特性の変曲点に対する波長
を求める(S35)。以下に変曲点に対する波長を求め
る方法を説明する。まず、下記式(20)で波長λh を
求め、この求めた波長λi を変曲点の位置とする。
【0064】 λh =λi +k・(λi+1 −λi )……(20) ただし、k=|E(λi )|/(|E(λi )|+|E
(λi+1 )|) 判定部14では、基準データ記憶部13内に格納された
基準データ(変曲点に対する波長)と比較し、下記式
(21)のように、閾値値ε内におさまるなら「0」、
そうでなければ「1」という信号を出力する(S3
6)。
【0065】|λ−λbase|<ε……(21) ただし、λ :入力した分光特性の半値幅 λbase:基準データの半値幅 この検査によって、たとえば、図23の変曲点に対する
波長a,bのように、微妙な波形の違いが識別できる。
なお、閾値εは、CPU11によって変更できるように
なっている。
【0066】次に、判定部14では、ステップS33〜
S36の動作によって得られた、それぞれ独立した各特
徴量を用いた判定値に基づき色検査判定を行なう(S3
7)。この色検査判定は、たとえば、前述した第1の実
施の形態における図5のステップS9と同様に、図6の
フローチャートにしたがって行なわれるので、説明は省
略する。
【0067】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図24は、第4の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第4の実施の形態は、第1の実施
の形態において、ワークメモリ15および補正手段とし
ての前処理部28を追加したものであり、その他の構成
および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0068】本実施の形態では、前処理部28を用いて
分光データを補正する。極大値特徴量計算部25は、こ
の補正された分光データを用いて分光波形の極大値に関
する特徴量を計算する。
【0069】本実施の形態では、前処理部28における
分光波形解析の前処理(補正)として平滑化を取り入れ
ている。この演算は、分光データのノイズを軽減する利
点を持っており、以下、平滑化についての説明を行な
う。各サンプル点iの出力が、下記式(22)による2
次式で表わせると仮定する。ただし、下記式(22)
は、点iを中心に2m+1 点の間で展開したものであ
る。
【0070】 y(j )=a(j-i )2 +b(j-i )+c……(22) :j =m+1 ,…-1+1 ,i ,i+1 ,…m+i このとき、実際の出力値x(i)との2乗誤差を下記数
1で求め、その結果が最少となる2次式の係数a,b,
cを最小2乗法により計算する。
【0071】
【数1】 このとき、点iでの近似関数は、下記表1に示す2次・
3次多項式適合による平滑化重み係数と下記数2を用い
てy(i)で表わせる。
【0072】
【表1】
【0073】
【数2】
【0074】これらの各サンプル点における近似された
分光波形を再度、ワークメモリ15に書込む。このワー
クメモリ15内の分光データを利用して、極大値特徴量
計算部25で特徴量として極大値に関する特徴量を求め
る。その方法は、第1の実施の形態に準ずる。なお、第
1の実施の形態では分光曲線の傾きを差分で求めていた
が、本実施の形態では、各波長での微分を用いて計算で
き、あとの処理は第1の実施の形態と同様である。
【0075】次に、第5の実施の形態について説明す
る。図25は、第5の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第5の実施の形態は、第2の実施
の形態において、ワークメモリ15および前処理部28
を追加したものであり、その他の構成および動作は第2
の実施の形態と同様である。
【0076】本実施の形態では、前処理部28を用いて
分光データを補正する。ピーク特徴量計算部26は、こ
の補正された分光データを用いて分光波形のピークに関
する特徴量を計算する。その方法は、第2の実施の形態
に準ずる。本実施の形態の場合も、第4の実施の形態と
同様、各波長での微分を用いて計算でき、あとの処理は
第2の実施の形態と同様である。
【0077】次に、第6の実施の形態について説明す
る。図26は、第6の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第6の実施の形態は、第3の実施
の形態において、ワークメモリ15および前処理部28
を追加したものであり、その他の構成および動作は第3
の実施の形態と同様である。
【0078】本実施の形態では、前処理部28を用いて
分光データを補正する。変曲点特徴量計算部27は、こ
の補正された分光データを用いて分光波形の変曲点に関
する特徴量を計算する。その方法は、第3の実施の形態
に準ずる。本実施の形態の場合も、第4の実施の形態と
同様、各波長での微分を用いて計算でき、あとの処理は
第3の実施の形態と同様である。
【0079】上述した第4〜第6の実施の形態によれ
ば、分光曲線の傾きを差分で求める場合よりも、ノイズ
に影響されない色検査が可能になる。次に、第7の実施
の形態について説明する。
【0080】図27は、第7の実施の形態に係る色検査
装置の構成を示すものである。第7の実施の形態は、第
1の実施の形態において、差分手段としての差分回路2
1を追加したものであり、その他の構成および動作は第
1の実施の形態と同様である。
【0081】本実施の形態では、差分回路21を用い
て、入力された分光信号を差分し、その後にA/D変換
する。極大値特徴量計算部25は、このA/D変換によ
って得られる分光データを用いて分光波形の極大値に関
する特徴量を計算する。その方法は、第1の実施の形態
に準ずる。
【0082】ここで、差分回路21について説明する。
分光入力装置20から得られたアナログ信号(分光信
号)を、図28に示すように、ディレイライン回路31
を通過させることにより1画素分遅延し、その後、差動
増幅器32で前画素との差分をとる。そして、差動増幅
器32の出力をA/D変換回路23でA/D変換するこ
とにより分光データを得る。この分光データを利用し
て、極大値に関する特徴量を求めることにより色検査を
行なうものである。
【0083】なお、差分回路21は、A/D変換回路2
3の入力側でなく、出力側に設けてもよく、また、図2
9に示すように、2つのディレイライン回路311 ,3
12および差動増幅器321 ,322 を設けることによ
り、差分を2回以上行なって、前述した第2および第3
の実施の形態のような2回以上の差分が必要となる検査
を行なうことも可能である。
【0084】次に、第8の実施の形態について説明す
る。図30は、第8の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第8の実施の形態は、第2の実施
の形態において、差分回路21を追加したものであり、
その他の構成および動作は第2の実施の形態と同様であ
る。
【0085】本実施の形態では、差分回路21を用い
て、入力された分光信号を差分し、その後にA/D変換
する。ピーク特徴量計算部26は、このA/D変換によ
って得られる分光データを用いて分光波形のピークに関
する特徴量を計算する。その方法は、第2の実施の形態
に準ずる。また、差分回路21については、第7の実施
の形態と同様である。
【0086】次に、第9の実施の形態について説明す
る。図31は、第9の実施の形態に係る色検査装置の構
成を示すものである。第9の実施の形態は、第3の実施
の形態において、差分回路21を追加したものであり、
その他の構成および動作は第3の実施の形態と同様であ
る。
【0087】本実施の形態では、差分回路21を用い
て、入力された分光信号を差分し、その後にA/D変換
する。変曲点特徴量計算部27は、このA/D変換によ
って得られる分光データを用いて分光波形の変曲点に関
する特徴量を計算する。その方法は、第3の実施の形態
に準ずる。また、差分回路21については、第7の実施
の形態と同様である。上述した第7〜第9の実施の形態
によれば、入力された分光信号の差分を取るため、デー
タ量が少なくなり、処理時間の短縮を計ることができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
ラー印刷物などの検査対象物からの透過光もしくは反射
光を回析格子分光計などを用いて複数種の波長成分ごと
に分解し、必要に応じてその分光信号に対して補正や差
分などの前処理を行ない、その波長成分に関する変換さ
れた分光信号から局所的な特徴量を計算し、基準色の特
徴量(基準データ)と比較して色の同定や検査を行なう
ことにより、検査対象物の色検査に対して、波長方向の
精度に起因する微妙な色の違いを確実に検出でき、高精
度の色検査が可能となる色検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る色検査装置の
構成を示すブロック図。
【図2】分光入力装置の構成を概略的に示す構成図。
【図3】分光入力装置におけるイメージセンサ上の結像
状態を示す図。
【図4】メモリ内でのデータ格納状態を示す図。
【図5】第1の実施の形態に係る色検査処理を説明する
フローチャート。
【図6】色検査判定処理を説明するフローチャート。
【図7】検査対象物の具体的な一例を示す図。
【図8】図6の検査対象物に対する先端位置検出を説明
する図。
【図9】極大値を用いる理由を説明する図。
【図10】極大値の数を説明する図。
【図11】極大値に対する波長を説明する図。
【図12】極大値を説明する図。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図14】ピークを用いる理由を説明する図。
【図15】ピークの数を説明する図。
【図16】第2の実施の形態に係る色検査処理を説明す
るフローチャート。
【図17】ピークに対する波長を説明する図。
【図18】ピークの値を説明する図。
【図19】ピークの半値幅を説明する図。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図21】第3の実施の形態に係る色検査処理を説明す
るフローチャート。
【図22】変曲点の数を説明する図。
【図23】変曲点に対する波長を説明する図。
【図24】本発明の第4の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図25】本発明の第5の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図26】本発明の第6の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図27】本発明の第7の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図28】第7の実施の形態における差分回路を説明す
るブロック図。
【図29】第7の実施の形態における他の差分回路を説
明するブロック図。
【図30】本発明の第8の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【図31】本発明の第9の実施の形態に係る色検査装置
の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
P……印刷物(検査対象物)、11……CPU、12…
…出力回路、13……基準データ記憶部(基準データ記
憶手段)、14……判定部(判定手段)、15……ワー
クメモリ、20……分光入力装置(分光入力手段)、2
1……差分回路(差分手段)、22……センサ駆動回
路、23……A/D変換回路(A/D変換手段)、24
……メモリ(記憶手段)、25……極大値特徴量計算部
(特徴量計算手段)、26……ピーク特徴量計算部(特
徴量計算手段)、27……変曲点特徴量計算部(特徴量
計算手段)、28……前処理部(補正手段)、82……
レンズ、83……スリット、84……回析格子、85…
…イメージセンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物からの光を複数種の波長成分
    に分解し、この分解した各波長成分の光を分光データと
    して入力する分光入力手段と、 この分光入力手段により入力された分光データを一時記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された分光データから極大値に関す
    る特徴量を求める特徴量計算手段と、 前記極大値に関する特徴量の基準となる基準データを記
    憶している基準データ記憶手段と、 前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準
    データ記憶手段に記憶されている基準データと比較する
    ことにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを
    判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象物からの光を複数種の波長成分
    に分解し、この分解した各波長成分の光を分光データと
    して入力する分光入力手段と、 この分光入力手段により入力された分光データを一時記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された分光データからピークに関す
    る特徴量を求める特徴量計算手段と、 前記ピークに関する特徴量の基準となる基準データを記
    憶している基準データ記憶手段と、 前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準
    データ記憶手段に記憶されている基準データと比較する
    ことにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを
    判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
  3. 【請求項3】 検査対象物からの光を複数種の波長成分
    に分解し、この分解した各波長成分の光を分光データと
    して入力する分光入力手段と、 この分光入力手段により入力された分光データを一時記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された分光データから変曲点に関す
    る特徴量を求める特徴量計算手段と、 前記変曲点に関する特徴量の基準となる基準データを記
    憶している基準データ記憶手段と、 前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準
    データ記憶手段に記憶されている基準データと比較する
    ことにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを
    判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
  4. 【請求項4】 検査対象物からの光を複数種の波長成分
    に分解し、この分解した各波長成分の光を分光データと
    して入力する分光入力手段と、 この分光入力手段により入力された分光データを一時記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された分光データを補正する補正手
    段と、 この補正手段により補正された分光データから分光特性
    に関する特徴量を求める特徴量計算手段と、 前記分光特性に関する特徴量の基準となる基準データを
    記憶している基準データ記憶手段と、 前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準
    データ記憶手段に記憶されている基準データと比較する
    ことにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを
    判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象物からの光を複数種の波長成分
    に分解し、この分解した各波長成分の光を分光データと
    して入力する分光入力手段と、 この分光入力手段により入力された分光データに対して
    差分演算を行なう差分演算手段と、 この差分演算手段により差分演算された分光データから
    分光特性に関する特徴量を求める特徴量計算手段と、 前記分光特性に関する特徴量の基準となる基準データを
    記憶している基準データ記憶手段と、 前記特徴量計算手段により求められた特徴量を前記基準
    データ記憶手段に記憶されている基準データと比較する
    ことにより、前記検査対象物の色が基準と同じか否かを
    判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
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