JPH09126722A - 変位情報検出装置 - Google Patents

変位情報検出装置

Info

Publication number
JPH09126722A
JPH09126722A JP7303610A JP30361095A JPH09126722A JP H09126722 A JPH09126722 A JP H09126722A JP 7303610 A JP7303610 A JP 7303610A JP 30361095 A JP30361095 A JP 30361095A JP H09126722 A JPH09126722 A JP H09126722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
origin
substrate
slit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7303610A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ishizuka
公 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7303610A priority Critical patent/JPH09126722A/ja
Priority to US08/736,595 priority patent/US6229140B1/en
Priority to EP96117185A priority patent/EP0770850B1/en
Priority to DE69632564T priority patent/DE69632564T2/de
Priority to KR1019960048758A priority patent/KR100205208B1/ko
Publication of JPH09126722A publication Critical patent/JPH09126722A/ja
Priority to US09/839,234 priority patent/US6617572B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの基板間の相対的変位情報としての原点
信号とインクリメンタル信号を高分解能で検出すること
かできる変位情報検出装置を得ること。 【解決手段】 光源手段からの光束を第1基板に設けた
インクリメンタル信号検出用の位相格子及び原点信号検
出用のレンズ手段に各々入射させ、該位相格子とレンズ
手段からの変調光を該第1基板と対向配置した第2基板
に設けた格子列と原点用のマーク手段に各々入射させ、
該格子列と原点用のマーク手段からの変調光を各々受光
素子で受光して該第1基板と該第2基板との相対的な変
位情報を得ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変位情報検出装置に
関し、特に相対的に移動するスケール(第1基板)と基
板(第2基板)に取り付けられた格子に光束を照射し
て、そこから得られる位相又は強度変調された信号光を
検出することにより該スケールと基板に関する位置,位
置ずれ量,位置ずれ方向,速度,加速度,原点位置等の
変位情報を検出するエンコーダ(リニアエンコーダ,ロ
ータリーエンコーダ)等に好適なものである。
【0002】この他、これらの変位情報に基づいてAC
モータ等の駆動装置の電流量や方向を制御して、物体の
回転移動をさせる装置(エンコーダ付モータ等)等に好
適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来より、物体の相対的な変位情報(変
位量,速度,加速度等)を高精度に測定する為の装置と
してインクリメンタル型のエンコーダが多く利用されて
いる。又このエンコーダにはその内部に絶対位置情報を
計算する為に原点情報を検出する為の装置が付加されて
いる。
【0004】一般にエンコーダにおけるインクリメンタ
ル信号の検出機構は相対移動するスケール(第1基板)
上に透過,非透過(又は反射,非反射)の繰り返し格子
パターンを記録しておき、固定のスリット基板(第2基
板)にも全く等しいピッチのスリットパターン(格子パ
ターン)を記録しておき、両者を間隔(ギャップ)Gを
隔てて重ね合わせておいてから双方に平行光束を照明し
ている。このときスケールの移動によって両者のパター
ンの一致の具合に応じて透過光量が周期的に変化する。
このときの変化量を受光素子にて検出し、正弦波状の電
気的なインクリメンタル信号を得ている。又は更に2値
化回路によって矩形波状に変換されて電気的なインクリ
メンタル信号を得ている。
【0005】又原点信号の検出機構は相対移動するスケ
ール上に複数の透過,非透過(又は反射,非反射)のラ
ンダム格子パターンを記録しておき、固定のスリット基
板にも全く等しいランダム格子パターンを記録してお
き、両者を間隔(ギャップ)Gを隔てて重ね合わせてお
いてから双方に平行光束を照明している。このときスケ
ールの移動によって両者のパターンが完全に一致した瞬
間に最大の透過光量となるようなパルス状信号光を得て
いる。このパルス状信号光を受光素子にて検出して原点
信号を得ている。更に2値化回路によって矩形波状に変
換した電気的な原点信号を得ている。
【0006】相対的な変位情報を検出する為のスケール
とスリット基板には、それぞれ格子パターン,原点パタ
ーンが併設されている。そして多くの場合、両者を並列
的に検出している。この場合は、インクリメンタル信号
の検出原理も原点信号の検出原理もスケールとスリット
基板の重なり具合の変化による透過光量の変調効果を利
用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近のエンコーダには
変位情報の検出に高分解能化が求められている。インク
リメンタル信号の検出をより高精度,高分解能に行うに
はインクリメンタル信号検出用の格子パターンをより高
密度に記録する必要がある。しかしながらそうすると光
束がスケール上のスリット列を透過してスリット基板上
のスリット列に到達する前に、光の回折現象によって明
暗のコントラストが低下しやすくなる。
【0008】これに対してスケール板とスリット基板
(検出ヘッド)を数10μmまで近接させる方法があ
る。しかしながら近接しすぎるとスケールガイド機構の
誤差等によって接触して破損する場合があり、近接させ
ることができないという問題点があった。
【0009】高分解能を有する原点信号の検出方法とし
ては、例えばインクリメンタル信号検出用の光学要素と
別途に設けたレンズ又はシリンダーレンズによりスケー
ル上に併設された原点パターントラック(理想的には透
過,非透過パターン)上に光束を線状に集光して、該ス
ケール上に設けた1本のスリット開口パターンより成る
原点パターンを照明している。そしてスケールの移動に
伴う原点パターンからの透過光量の変化を検出して、こ
れによりインクリメンタル信号の検出分解能と同程度の
分解能で原点信号を得ている。
【0010】しかし原点信号検出の為に集光光束が必要
となる。例えばコリメータレンズとスケール間のスリッ
ト開口パターン近傍にシリンダーレンズ等を挿入する必
要が生じ、この結果、装置の小型化や組み立てが難しく
なるという問題点があった。
【0011】更にシリンダーレンズの挿入により原点信
号の検出がシリンダーレンズの取り付け方によってずれ
るのでインクリメンタル信号との同期を良好に行うのが
難しくなってくるという問題点があった。
【0012】本発明は、装置全体の小型化を図りつつ、
インクリメンタル信号及び原点信号を高分解能で検出
し、第1基板と第2基板との相対的な変位情報を高精度
に求めることのできる変位情報検出装置の提供を目的と
する。
【0013】この他本発明は、光学系全体の小型化を図
りつつ、高分解能で原点信号とインクリメンタル信号を
得て第1基板と第2基板の相対的な変位情報を高精度に
検出することができる変位情報検出装置の提供を目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の変位情報検出装
置は、 (1−1)光源手段からの光束を第1基板に設けたイン
クリメンタル信号検出用の位相格子及び原点信号検出用
のレンズ手段に各々入射させ、該位相格子とレンズ手段
からの変調光を該第1基板と対向配置した第2基板に設
けた格子列と原点用のマーク手段に各々入射させ、該格
子列と原点用のマーク手段からの変調光を各々受光素子
で受光して該第1基板と該第2基板との相対的な変位情
報を得ていることを特徴としている。
【0015】特に、 (1−1−1)前記第1基板と第2基板との間隔は前記
レンズ手段の焦点距離に略等しいこと。
【0016】(1−1−2)前記レンズ手段は所定の格
子ピッチより成る位相格子、又は断面形状が凹凸の該凹
凸の比率に規則性のある回折格子レンズより成り、入射
光束を点状集光光束又は線状集光光束として射出してい
ること。
【0017】(1−1−3)前記レンズ手段からの集光
光束の前記第2基板上における光束幅をa、前記原点用
のマーク手段の透過部幅又は遮光部幅をbとしたとき a≦b となるように各要素を設定していること。
【0018】(1−1−4)前記第1基板上のレンズ手
段の両側を通過する直進光束の幅が前記マーク手段から
の変調光を受光する受光素子の幅よりも広くなるように
各要素を設定していること。
【0019】(1−1−5)前記第1基板上のレンズ手
段はラメラ位相格子より成り、その断面凹凸の段差によ
って凹部透過光と凸部透過光が互いにλ/2の光路差と
なるようにしていること。
【0020】(1−1−6)前記マーク手段からの変調
光を受光する受光素子の受光信号はパルス状信号であ
り、該パルス状信号を2値化回路を介して矩形状信号と
していること。
【0021】(1−1−7)前記位相格子で回折された
回折光同士は互いに干渉して前記第2基板上で前記格子
列のピッチと同ピッチの干渉パターンを形成し、前記受
光素子は該格子列を介した光束を受光しており、該受光
素子で得られたインクリメンタル信号を2値化回路を介
して矩形波状信号としていること。
【0022】(1−1−8)前記格子列はスリット格子
列であること。
【0023】(1−1−9)前記マーク手段はスリット
を有すること。
【0024】(1−1−10)前記マーク手段は光透
過、非透過を逆転させた2つのパターンを有し、各パタ
ーンからの光を各々受光素子で検出し、検出信号の差分
より原点信号を得ること。等、を特徴としている。
【0025】(1−2)光源手段からの光束をコリメー
ターレンズで平行光束として第1基板に設けたインクリ
メンタル信号検出用の位相格子及び原点信号検出用のレ
ンズ手段に各々入射させ、該位相格子と原点レンズから
の変調光を該第1基板に対して該レンズ手段の焦点距離
と略同程度の間隔で対向配置した第2基板上の格子列と
原点検出用マーク手段に各々入射させ、該格子列と原点
検出用マーク手段からの該第1基板と第2基板の相対的
変位に基づく変調光を各々受光素子で受光してインクリ
メンタル信号と原点信号を得ていることを特徴としてい
る。
【0026】特に、 (1−2−1)前記第2基板上の格子列上には前記位相
格子からの回折光同士が干渉して明暗パターンが投影さ
れていること。
【0027】(1−2−2)前記格子列はスリット格子
列であること。
【0028】(1−2−3)前記マーク手段はスリット
を有すること。
【0029】(1−2−4)前記マーク手段は光透過、
非透過を逆転させた2つのパターンを有し、各パターン
からの光を各々受光素子で検出し、検出信号の差分より
原点信号を得ること。を、特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1のイン
クリメンタル信号検出光学系の要部断面図、図2は本発
明の実施形態1の原点アナログ信号検出光学系の要部断
面図である。図3は図2の一部分を変更したときの要部
断面図である。図4は図1のインクリメンタル信号の検
出光学系と図2の原点アナログ信号検出光学系を一体的
にまとめた要部斜視図、図5は実施形態1の受光手段で
得られる信号の説明図である。
【0031】図中、SCLは第1基板としての矢印方向
に移動可能なスケールであり、移動物体(不図示)に取
着されている。スケールSCL上にはインクリメンタル
信号用の2つの位相格子(格子パターン)GT(A),
GT(B)と原点信号用の原点レンズ(これはリニアパ
ターンの回折レンズより構成される,リニア回折レン
ズ,リニアフレネルゾーンプレートとも言う)L(Z)
が互いに異なるトラック上に形成されている。
【0032】SLITは第2基板としてのスリット基板
であり、スケールSCLと50〜数100μm程度の間
隔(ギャップ)Gを隔てて対向配置している。スリット
基板SLITは点POを境界にして4つの領域に分割
し、各領域には格子の配列の位置を1/4ピッチ分ずら
したスリット格子SLIT(A),SLIT(B),S
LIT(A−),SLIT(B−)が形成されている。
又スリット基板SLITには原点信号用の原点スリット
格子(原点スリット)SLIT(Z)がスリット格子S
LIT(A),SLIT(B),SLIT(A−),S
LIT(B−)と異なるトラック上に形成されている。
【0033】LGTはLED等の低コヒーレンシーの光
源手段である。LNSはコリメーターレンズであり、光
源手段LGTからの光束を平行光束としている。光源手
段LGTとコリメーターレンズLNSは投光手段の一要
素を構成している。PDは受光手段であり、スリット格
子SLIT(A),SLIT(B),SLIT(A
−),SLIT(B−)で回折された回折光を受光する
為の4つの受光素子PD(A),PD(B),PD(A
−),PD(B−)と原点信号用の受光素子PD(Z)
を有している。
【0034】本実施形態では光源手段LGT,コリメー
ターレンズLNS,スリット基板SLIT,そして受光
手段PDは検出ヘッド内に収納し、固定されている。
【0035】次に本実施形態において図1によりインク
リメンタル信号の検出方法について説明する。光源手段
LGTより射出された光束をコリメーターレンズLNS
によって平行光束にし、相対移動するスケールSCL上
に照明している。平行光束はスケールSCL上のインク
リメンタル用の位相格子トラックと原点信号用の原点回
折レンズトラックに同時に一括して照明している。
【0036】図1に示すようにインクリメンタル用の位
相格子トラックでは凹凸形状より成る位相格子GT
(A),GT(B)より回折光束を発生して50〜数1
00μm離れた空間にもとの格子ピッチの半分の明暗パ
ターンを投影する。ここで位相格子GT(A),GT
(B)としてラメラ格子で0次回折光が発生しないよう
な微細構造のものを用いている。又凹凸部でそれぞれ光
を透過するものを用いている。
【0037】スケールSCL上の位相格子GT(A),
GT(B)によってスリット基板SLIT上に投影され
た明暗パターンは該明暗パターンと等ピッチのスリット
基板SLIT上のスリット格子SLIT(A),SLI
T(B),SLIT(A−),SLIT(B−)によっ
て該明暗パターンとスリット格子SLIT(A),SL
IT(B),SLIT(A−),SLIT(B−)との
位置関係に応じて選択的に透過,遮光している。
【0038】4つのスリット格子SLIT(A),SL
IT(B),SLIT(A−),SLIT(B−)は点
POを境界に領域を4分割していて、互いの格子の配列
の位相を1/4ピッチ分ずらして形成してある。これに
より、それぞれの領域を透過した信号光の明暗の変化の
タイミングが1/4周期づつずれるようにして、所謂
A,B相信号を発生させている。その際にスケールSC
Lの移動によって位相格子GT(A),GT(B)が1
ピッチ分移動すると明暗パターンは2ピッチ分移動する
のでスリット格子SLITを透過した光束は明暗が正弦
波状に2回変化する。
【0039】図5(A)は、このときの4つの受光素子
のうちの2つの受光素子PD(A),PD(B)に到達
する光量がスケールSCLの相対移動によって変化する
明暗信号の様子を示している。この明暗信号光を受光素
子PD(A),PD(B)で受光しており、このとき受
光素子PD(A),PD(B)からスケールSCLの位
相格子1ピッチ分の移動で2周期の正弦波状のアナログ
信号電流を得ている。例えば、スケールSCLの位相格
子ピッチがP=20μmであれば、10μm周期の正弦
波状アナログ信号電流が得られる。
【0040】本実施形態では以上のようにしてスケール
SCLの移動に伴うインクリメンタル信号を受光手段P
Dで得ている。
【0041】尚、本実施形態においてスリット基板SL
ITの4つのスリット格子の代わりに1/4ピッチずら
した2つのスリット格子SLIT(A),SLIT
(B)を設け、又受光手段PDの4つの受光素子の代わ
りに2つの受光素子PD(A),PD(B)を設けて、
該2つの受光素子によりA,B相信号を得るようにして
も良い。
【0042】次に本実施形態において図2により原点ア
ナログ信号の検出方法について説明する。図2に示すよ
うにスケールSCL上の原点レンズL(Z)に照明され
た光束は原点レンズL(Z)の焦点距離fの位置にあた
る空間に線状集光パターンを投影して、その投影空間に
配置したスリット基板SLITの1本の原点スリットS
LIT(Z)に入射している。そしてスリット基板SL
ITの原点スリットSLIT(Z)を透過した光束は受
光素子PD(Z)に入射している。尚、集光光束の幅a
(強度が1/2以上の領域幅)は、原点スリットSLI
T(Z)の幅bに比べて等しいか小さく設定している。
即ちa≦bとなるように各要素を設定している。
【0043】ここで原点レンズL(Z)全体に光束が照
明され、スケールSCLの相対移動によって両者が合致
した瞬間に原点スリットSLIT(Z)からは最大光量
の光束が透過するので、受光素子PD(Z)に最大量の
透過光量が入射し、パルス状のするどい波形が出力され
る。
【0044】図5(B)は、このときの受光素子PD
(Z)に到達する光量のスケールの相対移動に伴う変化
の様子を示している。尚、本実施形態ではスケールSC
L上の原点レンズL(Z)トラックの原点レンズL
(Z)の両側の部分が単なる光束透過部になっており、
原点レンズL(Z)の相対移動に応じて、直進透過光が
受光素子PD(Z)に入射する。この為に、原点レンズ
L(Z)が存在しないときにも受光素子PD(Z)で
は、ある程度の光量が検出される。
【0045】そこで本実施形態では少なくとも原点レン
ズL(Z)全体に光束が照明されているとき受光素子P
D(Z)に直進透過光が入射しないようにする為に原点
レンズL(Z)の幅よりも受光素子PD(Z)の幅を小
さくしておき、これにより原点信号のS/N比の向上を
図っている。
【0046】図3は図2のスリット基板SLIT上の原
点スリット格子SLIT(Z)の透過,不透過を反転し
たときの実施形態の要部概略図である。図3に示す構成
によれば、スケールSCLの相対移動によって原点レン
ズ(Z)と原点スリット格子SLIT(Z)が合致した
瞬間に全て光束が遮断されるので、その総和は最小にな
り、受光素子PD(Z)に最小量の透過光量が入射し、
図5(C)のように図5(B)とは反転したパルス状の
するどい波形が出力される。
【0047】尚、本実施形態でもスケールSCL上の原
点レンズL(Z)トラックの原点レンズL(Z)の両側
の部分が単なる光束透過部になっており、原点レンズL
(Z)の相対移動に応じて直進透過光が受光素子PD
(Z)に大量に入射する為に原点レンズL(Z)が存在
しないときに大光量が検出される。
【0048】原点レンズL(Z)が相対移動によって照
明領域にさしかかると、初めは原点レンズL(Z)の周
辺部に入射した光束がスリット基板SLIT上の原点ス
リット格子SLIT(Z)を外れ、かつ受光素子PD
(Z)の外へ入射する。その為、受光素子PD(Z)へ
の入射光量が低下していく。そのうち原点レンズL
(Z)の中央部付近に入射した光束がスリット基板SL
IT上の原点スリット格子SLIT(Z)を僅かに外
れ、かつ受光素子PD(Z)へ入射する。その為受光素
子PD(Z)への入射光量が一時的に回復する。
【0049】やがて原点レンズL(Z)全体に入射した
光束がスリット基板SLIT上の原点スリット格子SL
IT(Z)と合致し、遮光され、かつ直進光束も受光素
子PD(Z)へ入射しないようになる。本実施形態では
以上のようにして原点アナログ信号を得ている。
【0050】次に本実施形態において原点デジタル信号
の抽出及びその信号処理系について説明する。
【0051】図4は図1のインクリメンタル信号の検出
光学系及び図2の原点信号の検出光学系を一体的にまと
めた光学系の全体構成の斜視図である。図6(A)は受
光素子PD(Z)の出力から原点デジタル信号を得る回
路の説明図であり、図6(B)は図6(A)の回路中に
おいて信号レベルがスケールSCLの相対移動に伴って
変化する様子を示す説明図である。図6(B)のよう
に、適切に設定された基準電圧Vrefと受光素子PD
(Z)の出力からアンプAMPを介して得られた原点ア
ナログ信号V(PD(Z))をコンパレータCOMPに
て比較して2値化し、原点デジタル信号として出力して
いる。
【0052】図4においてはインクリメンタル用のスリ
ット基板SLITをスリット格子SLIT(A),SL
IT(B),SLIT(A−),SLIT(B−)のよ
うに4分割し、互いに90°の位相差でずらして形成し
ている。そして、それらに対応する受光素子をPD
(A),PD(B),PD(A−),PD(B−)の4
つでそれぞれ受光することで互いに90°の位相差のあ
る4相インクリメンタル信号が得られるように構成して
いる。インクリメンタル信号の検出方法は図1で示した
のと同様である。又原点信号の検出方法は図2で示した
のと同様である。
【0053】以上のように本実施形態ではインクリメン
タル信号検出光学系と原点検出光学系を共通化してい
る。特にインクリメンタル信号検出光学系と原点検出光
学系を各々図1,図2に示すように構成して、又図4に
示すように一体的に構成している。そしてスケールSC
Lからインクリメンタル信号用の位相格子により1/2
ピッチの明暗パターンの発生する位置までの距離Gと原
点レンズの焦点距離fとを略等しくし、これによりイン
クリメンタル信号用のスリット格子SLIT(A),S
LIT(B),SLIT(A−),SLIT(B−)と
原点検出用の原点スリット格子SLIT(Z)を同一の
基板に形成できるようにしてスリット基板SLITを共
通化している。又インクリメンタル信号用の受光手段P
Dと原点信号用の受光素子PD(Z)及びその他の受光
素子を同一基板上に受光素子アレイとして一体化して装
置の簡素化を図っている。又、本実施形態においては次
のような効果も同様に得られる。
【0054】(A1)生産性が良い。例えば、スケール
SCL上に設けた原点レンズL(Z)もインクリメンタ
ル信号用の位相格子GT(A),GT(B)もどちらも
透明な凹凸状の光学素子であり、どちらのパターンもレ
プリカ,射出成形等の同一の製法で製造できるので非常
にローコスト化できる。特に、原点レンズを回折レンズ
としてパターニングする場合には、どちらもラメラ位相
格子状のパターンであり、又その凹凸の段差も0次回折
光の発生しない段差にするという点で同じであり、ガラ
スエッチングによる製法及びそれを用いたレプリカ,射
出成形も可能となり非常に生産性の優れた光学素子にな
る。
【0055】(A2)高分解能な原点信号とインクリメ
ンタル信号が容易に得られる。スケールSCL上の原点
レンズ(Z)による集光光束幅と原点スリット格子SL
IT(Z)の各スリット幅を狭くすれば必要な高分解能
の原点信号が容易に得られる。
【0056】(A3)小型化が容易となる。スケールS
CL上にインクリメンタル信号用の位相格子及び原点レ
ンズを併置し、スリット基板SLIT上にインクリメン
タル信号用のスリット格子SLIT(A),SLIT
(B),SLIT(A−),SLIT(B−)及び原点
スリット格子SLIT(Z)を併置し、更に受光素子基
板上にインクリメンタル信号用の4つの受光素子PD
(A),PD(B),PD(A−),PD(B−)、原
点用の受光素子PD(Z)を併置して受光素子アレイと
して一体化しているので、各信号検出光学系部品が共通
化され、原点検出用専用部品が不要になり小型化でき
る。
【0057】(A4)原点信号とインクリメンタル信号
が同期できる。検出の基準をインクリメンタル信号,原
点信号ともにスケール及びスリット基板としているの
で、インクリメンタル信号と原点信号の関係が機械的に
安定し、同期信号が得られる。
【0058】図7は本発明の実施形態2の要部概略図で
ある。本実施形態では図4の実施形態1に比べてスケー
ルSCL上の原点レンズトラック及びインクリメンタル
用位相格子トラックに併置して光量モニタ用トラック
(トラック全体が透過部)を新たに設け、スケールSC
L上の原点レンズトラック及びインクリメンタル用位相
格子トラックを照射した光束と同一の平行光束を照明し
ている。そして光量モニタ用トラックを透過させてスリ
ット基板SLIT上の開口部WND(ref)を透過さ
せて、光量モニタ用の受光素子PD(ref)にて、受
光するように構成した点が異なっており、その他の構成
は同じである。
【0059】図8(A)は本実施形態における受光素子
PD(Z),PD(ref)からの出力信号から原点デ
ジタル信号を得る回路の説明図である。同図では受光素
子PD(ref)にて検出された光量レベルに適切な倍
率をかけて基準電圧信号Vrefを作り、原点アナログ
信号V(PD(Z))との比較をコンパレータにて行
い、2値化して出力している。図8(B)は図8(A)
の回路中において信号レベルがスケールSCLの相対移
動に伴って変化する様子を示す説明図である。
【0060】本実施形態では光源手段からの光量変動の
影響を受けないで原点信号の検出が行えるという特長が
ある。
【0061】図9は本発明の実施形態3の要部概略図で
ある。本実施形態では図4の実施形態1に比べてスケー
ルSCL上の原点レンズトラックL(Z1)及びインク
リメンタル用の位相格子トラックに併置して原点用レン
ズトラックL(Z2)をもう一つ設け、スケールSCL
上の原点レンズトラック及びインクリメンタル用の位相
格子トラックと共に同一の平行光束を照明し、原点スリ
ット格子SLIT(Z1)を透過させて原点検出用の受
光素子PD(Z1)にて受光すると同時に原点検出用の
反転スリットアレイSLIT(Z2)を透過させて受光
素子PD(Z2)にて受光している点が異なっており、
その他の構成は同じである。
【0062】図10(A)は受光素子PD(Z1)及び
PD(Z2)の出力信号から原点デジタル信号を得る回
路の説明図である。同図では検出された2つの互いに反
転した原点アナログ信号V(PD(Z1)),V(PD
(Z2))をコンパレータにて比較して2値化を行い出
力している。図10(B)は図10(A)の回路中にお
いて信号レベルがスケールSCLの相対移動に伴って変
化する様子を示す説明図である。
【0063】この実施形態は光源手段からの光量変動の
影響を受けないで原点検出が行えるという特長に加えて
図2,図3の原点アナログ信号が小さい場合にピーク信
号間の振幅差を大きくしてコンパレータによる2値化が
より安定して行えるようにする効果がある。
【0064】本発明に係る変位情報検出装置においては
インクリメンタル信号と原点信号とを同期させており、
このときの方法について説明する。図11(A),
(B)は本発明においてインクリメンタル信号と原点信
号を同期させるときの実施形態3の説明図である。図1
1(A)に示すようにインクリメンタル信号用のスリッ
ト格子SLIT(A),SLIT(B)の各スリット幅
をW(A,B)とし、原点スリット格子SLIT(Z)
のスリット幅をW(Z)としたとき W(A,B)=W(Z) を満たすようにしている。そして図11(B)の2値化
回路で得られるインクリメンタル信号Aoutと原点信
号Zoutの検出分解能は略等しくなる(但し原点アナ
ログ信号のピーク信号を1/2電圧にて2値化して得ら
れた原点デジタル信号の場合。)。
【0065】この実施形態ではインクリメンタル信号発
生も、原点信号発生も同一のスケールSCLにより空間
に投影された明暗パターン及び集光光を同一のスリット
板によって検出しているので、両者の検出のタイミング
の相互ずれは生じにくい。即ち原点信号とインクリメン
タル信号の関係は光学的,機械的に固定されるので、両
者の信号が略同期する。図12は図11(B)の回路中
において原点信号レベル(上側)及びインクリメンタル
信号レベル(下側)がスケールの移動に伴って変化する
様子を示す説明図である。同図に示すように原点信号Z
outとインクリメンタル信号Aoutとが略同期して
いる。尚図中PD(A)とPD(A−)は互いに位相が
180°ずれたA相インクリメンタル信号用の受光素子
である。
【0066】図13(A),(B)は本発明においてイ
ンクリメンタル信号と原点信号を同期させるときの実施
形態4の説明図である。本実施形態では図11の実施形
態3に比べて W(A,B)=W(Z)/2 を略満たすようにしてインクリメンタル信号の検出分解
能に対して原点信号の検出分解能をわざと1/2にして
いる。
【0067】そして図13(B)の2値化回路を経て得
られた原点信号Z0とインクリメンタル信号Aoutと
を論理回路LCによってANDをとることでインクリメ
ンタル信号Aoutと位相も含めて完全に同期した原点
信号Zoutを得ている。
【0068】図14は図13(B)の回路中において原
点信号レベル(上側)及びインクリメンタル信号レベル
(下側)がスケールの相対移動に伴って変化する様子を
示す説明図である。同図に示すように原点信号Zout
とインクリメンタル信号Aoutとが完全に同期して出
力されている。尚図中PD(A)とPD(A−)は互い
に位相が180°ずれたA相インクリメンタル信号用の
受光素子である。
【0069】図15は本発明の変位情報検出装置を8極
ACモータ制御用信号層(Cs相)付きのロータリーエ
ンコーダに適用したときの光学構成の要部斜視図であ
る。同図においてスケールSCLはディスクスケールと
して円形に構成している。スケールSCLに形成される
インクリメンタル用のリニア位相格子は放射状の位相格
子GT(A),GT(B)として円形の帯状のトラック
上に形成している。又スリット基板SLITに形成され
るスリットはディスクスケールSCL上の放射状の位相
格子GT(A),GT(B)の放射中心軸を同じにする
放射状のスリット格子SLIT(A),SLIT(B)
として形成している。
【0070】尚インクリメンタル信号は互いに90°位
相差のある4相信号A,B,A−,B−が検出されるよ
うに図7に示すようにスリット基板SLIT上のスリッ
ト格子をSLIT(A),SLIT(B),SLIT
(A−),SLIT(B−)として4分割し、互いに1
/4ピッチづつずらして形成している。
【0071】又、受光手段PDは4つのスリット格子に
対応して4つの受光素子PD(A),PD(B),PD
(A−),PD(B−)でそれぞれの信号光を受光して
いる。8極ACモータ制御用信号相(Cs相)の6つの
パターンCs−1,Cs−2,Cs−3,Cs−1−,
Cs−2−,Cs−3−はスケール基板SCL上に放射
状の位相回折格子の有無によって形成され、それらを透
過する光束のうち位相回折格子によって直進光の光量が
低減されるので、6つのトラック上に互いに120°の
位相差のある4周期/回転の実質的な明暗パターンとし
て形成している。そしてスリット基板SLIT上の窓部
を透過して、夫々の受光素子PD(Cs−1)〜PD
(Cs−3−)にて検出している。これらはすべてイン
クリメンタル信号と原点信号とともに並列的に検出して
いる。
【0072】尚、以上の各実施形態では次のような構成
の変更が可能である。
【0073】(B1)原点レンズを屈折を利用した球面
レンズで構成すること。その場合は、微小レンズをレプ
リカ等の手法で透明基板表面に形成することができる。
【0074】(B2)原点レンズを前述の実施形態では
すべてリニア回折レンズで構成しているが、円形ゾーン
プレートを位相格子にしたサーキュラー回折レンズに変
えてもよい。この場合はスリット基板上には点状集光光
束があらわれる。同様に楕円回折レンズでもよい。
【0075】(B3)原点レンズトラックにおいて原点
レンズ以外の部分を単なる透過部ではなく、回折格子等
による非透過部、半透過部として処理してもよい。この
場合原点アナログ信号のS/Nが多少向上する。
【0076】(B4)原点用パルス状信号を2値化しな
いでそのまま原点アナログ信号として出力すること。
【0077】(B5)リニアスケールをディスクスケー
ルとして円形に変換し、そこに形成されるインクリメン
タル信号用のリニア位相回折格子を放射状位相回折格子
として円形の帯状のトラック上に形成し、スリット基板
上のリニアスリットもディスクスケール上の放射状位相
回折格子の放射中心軸を同じにする放射状スリットに変
換して、回転変位情報を検出するロータリーエンコーダ
にすること。
【0078】(B6)スケール上に原点レンズトラッ
ク、インクリメンタル信号用の位相回折格子トラックと
ともに、ACモータ制御用信号用トラック等を並列配置
し、かつ同受光素子アレイにて一括して受光して、イン
クリメンタル信号,原点信号,ACモータ制御用信号
(Cs相)を出力できるエンコーダにすること。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、相対移動する第1基板
(スケール)にインクリメンタル信号検出用の位相格子
(格子パターン)と原点信号検出用のレンズ手段を設け
ることにより装置全体の小型化を図りつつ、インクリメ
ンタル信号及び原点信号を高分解能で検出し、第1基板
と第2基板との相対的な変位情報を高精度に求めること
のできる変位情報検出装置を達成することができる。
【0080】又本発明によれば、一対の照明、受光光学
系によって相対移動スケールと固定のスリット基板を衝
突の危険の無い程度離して配置しながら高分解能なイン
クリメンタル信号及び原点信号が同期して検出できるよ
うになり、小型,薄型,構成容易,安価な変位情報検出
装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1におけるインクリメンタル
信号検出光学系の説明図
【図2】本発明の実施形態1における原点アナログ信号
検出の説明図
【図3】本発明の実施形態1における原点アナログ信号
検出の他の実施形態の説明図
【図4】本発明の実施形態1における要部概略図
【図5】本発明の実施形態1における受光手段からの信
号の説明図
【図6】本発明の実施形態1における原点デジタル信号
への変換の説明図
【図7】本発明の実施形態2の要部概略図
【図8】本発明の実施形態2における原点デジタル信号
への変換の説明図
【図9】本発明の実施形態3の要部概略図
【図10】本発明の実施形態3における原点デジタル信
号への変換の説明図
【図11】本発明の実施形態における原点信号とインク
リメンタル信号の同期方法の説明図
【図12】本発明の実施形態における原点信号とインク
リメンタル信号の同期方法の説明図
【図13】本発明の実施形態における原点信号とインク
リメンタル信号の同期方法の説明図
【図14】本発明の実施形態における原点信号とインク
リメンタル信号の同期方法の説明図
【図15】本発明をACモータ用制御信号検出を兼ね備
えたロータリーエンコーダに適用したときの要部概略図
【符号の説明】
SCL スケール(第1基板) GT(A),GT(B) 位相格子 L(Z) 原点レンズ SLIT スリット基板(第2基板) SLIT(A),SLIT(B),SLIT(A−),
SLIT(B−) スリット格子 SLIT(Z) 原点スリット格子 LGT 光源手段 LNS コリメーターレンズ PD 受光手段 PD(A),PD(B),PD(A−),PD(B−)
受光素子 PD(Z) 原点受光素子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を第1基板に設けた
    インクリメンタル信号検出用の位相格子及び原点信号検
    出用のレンズ手段に各々入射させ、該位相格子とレンズ
    手段からの変調光を該第1基板と対向配置した第2基板
    に設けた格子列と原点用のマーク手段に各々入射させ、
    該格子列と原点用のマーク手段からの変調光を各々受光
    素子で受光して該第1基板と該第2基板との相対的な変
    位情報を得ていることを特徴とする変位情報検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1基板と第2基板との間隔は前記
    レンズ手段の焦点距離に略等しいことを特徴とする請求
    項1の変位情報検出装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズ手段は所定の格子ピッチより
    成る位相格子、又は断面形状が凹凸の該凹凸の比率に規
    則性のある回折格子レンズより成り、入射光束を点状集
    光光束又は線状集光光束として射出していることを特徴
    とする請求項1の変位情報検出装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ手段からの集光光束の前記第
    2基板上における光束幅をa、前記原点用のマーク手段
    の透過部幅又は遮光部幅をbとしたとき a≦b となるように各要素を設定していることを特徴とする請
    求項1又は3の変位情報検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1基板上のレンズ手段の両側を通
    過する直進光束の幅が前記マーク手段からの変調光を受
    光する受光素子の幅よりも広くなるように各要素を設定
    していることを特徴とする請求項1の変位情報検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1基板上のレンズ手段はラメラ位
    相格子より成り、その断面凹凸の段差によって凹部透過
    光と凸部透過光が互いにλ/2の光路差となるようにし
    ていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載
    の変位情報検出装置。
  7. 【請求項7】 前記マーク手段からの変調光を受光する
    受光素子の受光信号はパルス状信号であり、該パルス状
    信号を2値化回路を介して矩形状信号としていることを
    特徴とする請求項1の変位情報検出装置。
  8. 【請求項8】 前記位相格子で回折された回折光同士は
    互いに干渉して前記第2基板上で前記格子列のピッチと
    同ピッチの干渉パターンを形成し、前記受光素子は該格
    子列を介した光束を受光しており、該受光素子で得られ
    たインクリメンタル信号を2値化回路を介して矩形波状
    信号としていることを特徴とする請求項1又は7の変位
    情報検出装置。
  9. 【請求項9】 光源手段からの光束をコリメーターレン
    ズで平行光束として第1基板に設けたインクリメンタル
    信号検出用の位相格子及び原点信号検出用のレンズ手段
    に各々入射させ、該位相格子と原点レンズからの変調光
    を該第1基板に対して該レンズ手段の焦点距離と略同程
    度の間隔で対向配置した第2基板上の格子列と原点検出
    用マーク手段に各々入射させ、該格子列と原点検出用マ
    ーク手段からの該第1基板と第2基板の相対的変位に基
    づく変調光を各々受光素子で受光してインクリメンタル
    信号と原点信号を得ていることを特徴とする変位情報検
    出装置。
  10. 【請求項10】 前記第2基板上の格子列上には前記位
    相格子からの回折光同士が干渉して明暗パターンが投影
    されていることを特徴とする請求項9の変位情報検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記格子列はスリット格子列であるこ
    とを特徴とする請求項1の変位情報検出装置。
  12. 【請求項12】 前記格子列はスリット格子列であるこ
    とを特徴とする請求項9の変位情報検出装置。
  13. 【請求項13】 前記マーク手段はスリットを有するこ
    とを特徴とする請求項1の変位情報検出装置。
  14. 【請求項14】 前記マーク手段はスリットを有するこ
    とを特徴とする請求項9の変位情報検出装置。
  15. 【請求項15】 前記マーク手段は光透過、非透過を逆
    転させた2つのパターンを有し、各パターンからの光を
    各々受光素子で検出し、検出信号の差分より原点信号を
    得ることを特徴とする請求項1の変位情報検出装置。
  16. 【請求項16】 前記マーク手段は光透過、非透過を逆
    転させた2つのパターンを有し、各パターンからの光を
    各々受光素子で検出し、検出信号の差分より原点信号を
    得ることを特徴とする請求項9の変位情報検出装置。
JP7303610A 1995-10-27 1995-10-27 変位情報検出装置 Pending JPH09126722A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7303610A JPH09126722A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 変位情報検出装置
US08/736,595 US6229140B1 (en) 1995-10-27 1996-10-24 Displacement information detection apparatus
EP96117185A EP0770850B1 (en) 1995-10-27 1996-10-25 Displacement information detection apparatus
DE69632564T DE69632564T2 (de) 1995-10-27 1996-10-25 Verschiebungsinformationserfassungsvorrichtung
KR1019960048758A KR100205208B1 (ko) 1995-10-27 1996-10-26 변위정보 검출장치
US09/839,234 US6617572B2 (en) 1995-10-27 2001-04-23 Displacement information detection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7303610A JPH09126722A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 変位情報検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126722A true JPH09126722A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17923074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7303610A Pending JPH09126722A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 変位情報検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09126722A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0770850B1 (en) Displacement information detection apparatus
JPH067062B2 (ja) 位置検出装置
JPH08219812A (ja) 変位情報検出装置、変位情報検出用スケール及びこれを用いたドライブ制御装置
JPH063167A (ja) エンコーダー
JPH04157319A (ja) 影絵パターンを利用するエンコーダ
CN100487382C (zh) 反射式光学编码器
JP3441863B2 (ja) 変位情報検出装置
US10247582B2 (en) Optical encoding device including an encoding disc having diffracting patterns
JP2537146B2 (ja) 変位測定装置
JP4445498B2 (ja) 透過型光学エンコーダ
JP3471971B2 (ja) 複合型のロータリーエンコーダ
JP5381754B2 (ja) エンコーダ
JP3591942B2 (ja) 変位情報検出装置
KR102695811B1 (ko) 광학식 로터리 인코더, 서보모터 및 액추에이터
JPH09126722A (ja) 変位情報検出装置
JPH08327401A (ja) 変位情報検出装置、駆動制御装置、及び変位情報検出用スケール
JP3566425B2 (ja) 変位情報検出装置
JPS6363919A (ja) 位置検出装置
JPH0540046A (ja) アブソリユ−ト・エンコ−ダ用照明装置
JPH08226804A (ja) 変位情報検出装置及びこれを用いたドライブ制御装置
JP2005055360A (ja) 光電式エンコーダ
JPH08297035A (ja) 変位情報検出装置及び駆動制御システム
WO1994025830A1 (en) Opto-electronic scale reading apparatus
JPS63153424A (ja) 位置検出装置
JPS63108817A (ja) 回転量検出装置