JPH09126656A - 棚式乾燥機用トレー - Google Patents

棚式乾燥機用トレー

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JPH09126656A
JPH09126656A JP30689395A JP30689395A JPH09126656A JP H09126656 A JPH09126656 A JP H09126656A JP 30689395 A JP30689395 A JP 30689395A JP 30689395 A JP30689395 A JP 30689395A JP H09126656 A JPH09126656 A JP H09126656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
frame
tray
dried
dryer
Prior art date
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Pending
Application number
JP30689395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yamada
憲一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to JP30689395A priority Critical patent/JPH09126656A/ja
Publication of JPH09126656A publication Critical patent/JPH09126656A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜などの被乾燥物を載せる従来の棚式乾燥
用トレーは、加熱板と密着できなため、効率よく乾燥さ
せることができなかった。また、トレーが金属製である
と被乾燥物を焦がし、樹脂製であると乾燥させる効率が
悪かった。 【解決手段】 枠状のアングル10の底側にシート20
を接合し、シート20の外周部21はアングル10の側
面の外側14と固定部材30とに挟まれるようにして固
定する。シート20はテフロンをコーティングした織物
によって形成したり、粗い目に形成したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棚式乾燥機内の加
熱板上に置く棚式乾燥機用トレーに関し、詳しくは棚式
乾燥機用トレーが加熱板と隙間なく密着することによ
り、被乾燥物を効率よく乾燥させ、しかも被乾燥物を焦
がすことがないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】野菜などの被乾燥物は、図4に示すよう
に棚式乾燥機100内に搬入される乾燥用トレー110
に載せられて乾燥される。棚式乾燥機100内には搬送
用トレーを置く加熱板101が間隔を開けて配置されて
いる。加熱板101の内部は空洞(図示せず)になって
おり、その空洞には蒸気が流れるパイプ102が接続さ
れる。この蒸気が空洞内を流動することにより、加熱板
101上の乾燥用トレー110が加熱され、乾燥用トレ
ー110に載せられた被乾燥物が乾燥される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥用トレー110の
材質は一般にステンレス鋼などの金属や樹脂が使用され
る。しかし、ステンレス鋼や樹脂は完全な平坦に形成で
きないため、乾燥用トレー110と加熱板101との間
に隙間が生じてしまい、加熱板101の熱が効率よく乾
燥用トレー110に伝熱できないという課題があった。
【0004】また、金属は熱伝導率が高くて、熱容量が
大きいため、乾燥最終工程で被乾燥物が焦げてしまい、
品質の低下を招くといった課題があった。他方、樹脂は
熱伝導率が低いため、被乾燥物を乾燥させるための効率
が悪いといった課題があった。
【0005】そこで本発明は、加熱板と隙間なく密着し
て被乾燥物を効率よく乾燥させるとともに、被乾燥物を
焦がすことないようにした棚式乾燥機用トレーを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の手段は、棚式乾燥機内の加熱板上に置く棚式
乾燥機用トレーであって、枠状のフレームと、前記フレ
ームの底側に接合するシートと、前記シートをフレーム
に固定する固定部材とを具備したことを特徴とする棚式
乾燥機用トレーである。
【0007】上記の第1の手段によれば、枠状のフレー
ムの底側に、固定部材によって固定されたシート上に被
乾燥物を載せる。この被乾燥物を載せたシートは撓むた
め、本棚式乾燥機用トレーを加熱板上に置いたときに、
フレームの底側に接合したシートと加熱板とが隙間なく
密着する。
【0008】上記の課題を解決するための第2の手段
は、上記の第1の手段に記載のシートの外周を厚みのあ
るフレームの側面の外側に接合し、フレームの側面の外
側で固定部材によってシートを固定したことを特徴とす
る棚式乾燥機用トレーである。
【0009】上記の第2の手段によれば、フレームがシ
ートの周壁として作用し、シート上の被乾燥物がシート
上から落下しにくくなる。また、固定部材はフレームの
側面の外側に固定するため、シートの底側はシートだけ
となり、シートと加熱板とが一層、密着する。
【0010】上記の課題を解決するための第3の手段
は、上記の第1の手段又は第2の手段に記載のシート
を、テフロンをコーティングした織物によって形成した
ことを特徴とする棚式乾燥機用トレーである。
【0011】上記の第3の手段によれば、シートは織物
をテフロンをコーティングしたものとしたことにより、
被乾燥物を焦がすことを防止することができる。
【0012】上記の課題を解決するための第4の手段
は、上記第3の手段に記載のシートを、目の粗い織物に
よって形成したことを特徴とする棚式乾燥機用トレーで
ある。
【0013】上記の第4の手段によれば、シートを粗い
目の織物としたことにより、被乾燥物を被乾燥物を水洗
いしたままシート上に載せても、被乾燥物は水切りされ
ながら乾燥される。
【0014】以上の発明において、フレームに固定され
る部材は、シート以外に可撓性を有する網状体であって
も良い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1から
図3を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る棚
式乾燥機用トレーの分解斜視図である。図2は、本発明
に係る棚式乾燥機用トレーの正面断面図である。図3
は、本発明に係る棚式乾燥機用トレーの周辺部の拡大断
面図である。なお、従来と同一部分は同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0016】本発明に係る棚式乾燥機用トレー(以下、
「トレー」という。)は、枠状のフレーム10と、フレ
ーム10の底側に接合するシート20と、シート20を
フレーム10に固定するための固定部材30とから構成
する。フレーム10は正面形状が逆L字形をしており、
水平部分12に指などを引っ掛けるようにし、垂直部分
13の側面の外側14にシート20の外周部21を接合
する。
【0017】シート20はテフロンシート又はメッシュ
シートである。テフロンシートは、ガラスクロス、ケプ
ラークロスなどの織物にテフロンを含浸コーティングし
たものであり、透過性を有していない。メッシュシート
は、ポリエステルなどの樹脂で製作した織物、又はガラ
ス繊維やケプラー繊維を使用して目を粗く織ったもの
に、テフロンコーティングしたものであるが、目が粗い
ために、透過性を有している。シート20は、可撓性を
有するものであり、市販されている素材としては、食品
搬送用のコンベアベルト(テフロンベルトやメッシュベ
ルト)を適当な寸法に切り取ったものが好適である。
【0018】このようなシート20の外周部21は、フ
レーム10の垂直部分13の側面の外側14と接合する
ように、折曲し、固定部材30によってフレーム10に
固定する。すなわち、シート20の外周部21はフレー
ム10と固定部材30とに挟まれるようにする。固定部
材30は図1に示すように、平面形状がほぼL字形の角
部用31と平面形状が真っ直ぐな直線部用32の2種
類、4個ずつの合計8個使用する。
【0019】いずれの固定部材30も図3に示すよう
に、正面形状はく字形とし、ネジ穴33を形成する。ネ
ジ穴33は角部用の固定部材31にあっては両端部、直
線部用の固定部材32にあっては両端部と中間部の複数
の箇所に形成する。したがって、このネジ穴33と連通
するフレーム10にもネジ40を挿通する皿穴11を形
成し、シート20の外周部21にも貫通穴22を形成す
る。
【0020】本発明にかかるトレーは以上のように構成
し、次に使用の状態について説明する。シート20上に
被乾燥物を載せたトレーは、棚式乾燥機100内に移送
する。このとき、シート20上の被乾燥物はフレーム1
0の垂直部分13が周壁となるためにトレーから落下す
ることがなく移送することができる。被乾燥物を載せた
トレーは、棚式乾燥機100内の加熱板101上に置
く。すると、シート20は被乾燥物によって撓んだよう
な状態となっているため、加熱板101上に置かれたト
レーは、シート20が加熱板101と隙間なく密着す
る。
【0021】加熱板101は内部の空洞内に蒸気が流さ
れて加熱される。加熱板101の熱は隙間なく密着して
いるトレーのシート20に効率よく伝熱される。しかも
シート20はテフロンをコーディングしてあるため、シ
ート20上の被乾燥物は焦げることなく、効率よく乾燥
される。また、シート20がメッシュシートであると、
被乾燥物を水洗いしてシート20に載せても、被乾燥物
は水切りしながら乾燥することができる。被乾燥物が完
全に乾燥すると、トレーを棚式乾燥機100内から排出
する。
【0022】本発明は上記の実施の形態に限定すること
なく本発明の要旨内において設計変更することができ
る。たとえば、フレームは正面形状を逆L字形に限定す
るものではない。また固定部材30の正面形状はく字形
とのものを開示したが、平板状のものであっても良い。
ただし、固定部材30の正面形状をく字形とすることに
より、固定部材30の上下の辺を確実にシートに当接さ
せることができる効果があり、また固定部材30にある
程度の弾性力を付与することができる。シート30は、
可撓性を有するものであれば、一般的意味として「シー
ト」の概念を越えるような目の荒い網状体であっても良
い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、被乾燥物をシート上に
載せ、そのシートを枠状のフレームの底側に接合したこ
とにより、シートと加熱板とが隙間なく密着するように
なる。したがって、被乾燥物が効率よく乾燥し、作業の
短時間化と加熱のためのエネルギーの節約を図ることが
できる。
【0024】また、請求項3に記載の発明によれば、ト
レーは織物にテフロンをコーティングしたものとしたこ
とにより、被乾燥物を焦がすことがなくなる。したがっ
て、製品の損失を少なくすることができ、この結果、製
品のコストダウンを図ることも可能になる。
【0025】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
シートを目の粗い織物としたことにより、水洗いした被
乾燥物の水切りも乾燥と同時にできるため、製造の短時
間化を図ることができる。したがって、短時間内に多量
の被乾燥物の乾燥をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚式乾燥機用トレーの分解斜視図
である。
【図2】本発明に係る棚式乾燥機用トレーの正面断面図
である。
【図3】本発明に係る棚式乾燥機用トレーの周辺部の拡
大断面図である。
【図4】棚式乾燥機の配管図と棚式乾燥機用トレーの概
略図である。
【符号の説明】
10 フレーム 14 側面の外側 20 シート 30 固定部材 100 棚式乾燥機 101 加熱板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚式乾燥機内の加熱板上に置く棚式乾燥
    機用トレーであって、枠状のフレームと、前記フレーム
    の底側に接合するシートと、前記シートをフレームに固
    定する固定部材とを具備したことを特徴とする棚式乾燥
    機用トレー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートの外周を厚みの
    あるフレームの側面の外側に接合し、フレームの側面の
    外側で固定部材によってシートを固定したことを特徴と
    する棚式乾燥機用トレー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のシート
    を、テフロンをコーティングした織物によって形成した
    ことを特徴とする棚式乾燥機用トレー。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシートを、目の粗い織
    物によって形成したことを特徴とする棚式乾燥機用トレ
    ー。
  5. 【請求項5】 シートに代わって可撓性を有する網状体
    を備えた請求項1乃至4のいずれかに記載の棚式乾燥機
    用トレー。
JP30689395A 1995-10-30 1995-10-30 棚式乾燥機用トレー Pending JPH09126656A (ja)

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