JPH09126631A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JPH09126631A
JPH09126631A JP28130195A JP28130195A JPH09126631A JP H09126631 A JPH09126631 A JP H09126631A JP 28130195 A JP28130195 A JP 28130195A JP 28130195 A JP28130195 A JP 28130195A JP H09126631 A JPH09126631 A JP H09126631A
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JP
Japan
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moisture
releasing
humidity
absorbing
moisture absorbing
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Application number
JP28130195A
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English (en)
Inventor
Akiko Enatsu
明子 榎津
Mayumi Kaji
まゆみ 鍛治
Kuninari Araki
邦成 荒木
Shoichi Kitahata
正一 北畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】貯蔵容器14と容器蓋15で構成される高湿野
菜室Bの冷気の通過により最も冷却される部分に、吸放
湿性繊維16と吸放湿材17から成る調湿部材Cを設置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍冷蔵庫に係り、
特に、内部を食品の保存に適した湿度に調整する機能を
持つ貯蔵室を設けた冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の冷凍冷蔵庫には、食品の貯蔵に適
した条件を創出するため、貯蔵温度のほか室内の湿度を
調整する機能が備えられている。以下、図面にしたがっ
てこれら従来の代表的な湿度調整機構について説明す
る。
【0003】図8は貯蔵室内の湿度を調整し、ラップ等
の包装なしで貯蔵することを目的とした高湿チルド室の
断面図である。19は高湿貯蔵室容器であり、20は食品の
水分蒸散を抑制するために設置された容器蓋であり、21
は容器蓋内側に付着する結露水を処理するために設けた
調湿シートであり、22は食品間で生じる臭い移りを防止
する脱臭フィルタである。
【0004】一方、図9は青果物の呼吸作用を利用して
室内の湿度を調整し、鮮度を長持ちさせる野菜室の断面
図である。野菜容器24には、青果物の水分蒸散を抑制す
るために容器蓋D設置している。図10に容器蓋D部の上
面図を示す。容器蓋Dには、貯蔵容器24との密閉性を高
めるためのリブ26を施し、室内を高湿度に保つよう工夫
されている。また、容器蓋Dの一部には貯蔵室内の湿度
を調節するために、スリット部27の下面に厚さ約130μ
mのポリエステル繊維と厚さ約10μmのポリウレタン系
の繊維から成る形状記憶樹脂膜28が接着されている。形
状記憶樹脂膜28は、ある一定温度以上になると膜分子間
に空間ができ、貯蔵室内の水分が外部に透湿する仕組み
であり、青果物の呼吸作用が活発になる温度帯を超える
と水分を室外へ透過させて結露を防ぎ、低温時には膜分
子間の空間を閉じて室内の水分を保持する。なお、この
種の冷凍冷蔵庫に関連する技術例は、例えば、図8に関
しては特開平6−213556号公報、図9に関しては
日経メカニカル1995.4.3 No.451 P21が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の湿度調整機
能では、以下のような問題点があった。図8を用いて従
来の問題点を説明すると、高湿貯蔵室容器19には、食品
が水分蒸散により乾燥劣化するのを防ぐため容器蓋20を
設置して間接冷却を行い、室内の湿度を保つ方法が採用
されている。容器蓋20の上面には特に温度の低い冷気が
通過して局部的に冷却されるため、貯蔵室内の水蒸気が
容器蓋20の下面に凝縮して結露水となり付着するが、こ
れを処理するために容器蓋20の冷気通過面の一部に開口
部を設け、親水性処理を施した樹脂を多孔質状に板状成
形して吸水性を付与した調湿シート21を設置している。
調湿シート21は、冷気の通過によって結露した水分を吸
水し、飽和すると保持していた水分を貯蔵室内に蒸散し
て湿度をコントロールする機構となっている。しかし、
負荷少量時には貯蔵室内側よりも、乾燥した冷気の通過
により湿度が低下している貯蔵室外側に多くの水分が蒸
散してしまい、室内側を適正な湿度に保つことは困難で
あった。また、負荷が多量の場合には調湿シート21以外
の部分にも結露水が発生し、これが貯蔵食品に滴下する
等の問題もあった。
【0006】一方、図10では容器蓋Dに湿度をコントロ
ールするための形状記憶樹脂膜28が設置されており、青
果物の呼吸作用が活発になる温度(約10℃)を超えると
膜分子間に空間ができ、青果物から蒸散する水分を室外
に透過させて、結露を防いでいる。しかし、10℃以下の
低温でも青果物の呼吸作用に伴う水分蒸散は行われてお
り、上面に冷気が通過する容器蓋Dの下面には多量の結
露水が発生し、負荷食品上に滴下するという問題があ
る。また、図8、図9の例はいずれも負荷の食品自身の
水分蒸散を利用して、貯蔵室内を高湿度化する機構であ
るため、負荷少量時や負荷の水分含量が少ない場合は高
湿度を維持できず、食品の保存に適した湿度に調整する
のは困難である。
【0007】本発明の目的は、結露水の発生を防ぎ、食
品の保存性を著しく向上させた貯蔵室を備えた冷蔵庫を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、貯蔵容器と、貯蔵容器との密閉性を高
めるために設けた容器蓋からなる高湿貯蔵室内の一部
に、高い吸放湿性を有する調湿部材を着脱自在に配設す
る。この調湿部材の構成は、吸放湿性を有する繊維から
なる不織布に、粉末もしくは顆粒状にした吸放湿材を挟
み込む、あるいは吸放湿性繊維に吸放湿材を展着してシ
ート状に加工することにより、雰囲気中の湿度に応じて
吸放湿し、常時貯蔵室内を高湿度に保つことを可能とし
た。すなわち、貯蔵室内の負荷が多量の場合、あるいは
扉開閉により外部の暖気が低温の貯蔵室内に流入した場
合に、室内の余分な水蒸気を吸湿することによって結露
水の発生を防ぎ、貯蔵室内が一定湿度以上の時には調湿
材内部に水分を保持し、貯蔵室の負荷が少量、あるいは
水分含有量の低い食品が負荷として収納される等、室内
湿度が一定以下に低下した場合には保持していた水分を
蒸散させ、高湿度化する。
【0009】なお、調湿部材の基材となる吸放湿性繊維
の材質は、吸放湿性だけでなく、万一結露水が発生して
調湿部材表面に付着した場合に、これを速やかに処理で
きるよう、吸水性も兼ね備えているものが好ましく、例
えば、繊維状に加工した吸水性ポリマとポリエステル、
アクリル等の合成繊維を混紡して成形した不織布のよう
なものが考えられるが、更に処理能力を高めるために、
スルホン酸ナトリウムのような親水性の材料で繊維表面
を処理しても良い。また、調湿部材に添加する粉末もし
くは顆粒状の吸放湿材は、架橋ポリアクリル酸ソーダや
酢酸ビニル系の共重合ケン化物等から成る吸放湿性樹脂
も考えられるが、吸放湿に伴う体積変化や表面のぬるつ
き等のない、吸放湿性シリカゲル等の無機材料が好まし
い。また、調湿部材の吸放湿量を更に高めるために、吸
放湿性繊維、吸放湿材から成るシートを数層重ねても良
く、貯蔵室内部への着脱等の取扱い性を考慮して、これ
を圧縮して板状に成形することが望ましい。更に高湿度
の雰囲気中で使用することから、衛生面を考慮して調湿
部材表面に抗菌処理を施すか、あるいは構成材料に抗菌
剤を添加し、成形することが好ましい。また調湿部材
は、貯蔵室内の水分が結露水として凝縮しやすい特に冷
却される部分に設置するか、設置場所に積極的に冷気を
落し込む構造とすることにより、室内の余分な水分が調
湿部材の設置場所以外に結露することを防ぐことができ
る。
【0010】図3は本発明の特徴となる高い吸放湿性を
有する調湿部材を配した高湿野菜室の横断面図、図4は
調湿部材本体の断面図であり、以下、これらにしたがっ
て、調湿部材の湿度調節作用を説明する。図4に図示す
るように、調湿部材Cは吸放湿性繊維16に粉末あるいは
顆粒状の吸放湿性材料17を展着したものを圧縮して板状
に成形したものであり、容器蓋15下面の奥側に着脱自在
に設置されている。調湿部材Cを構成する材料は、基材
となる吸放湿繊維16は、万一、結露水が発生して調湿部
材表面に付着した場合に、これが負荷食品に滴下するこ
とのないよう、速やかに処理するための吸水性も兼ね備
えていることが望ましい。そのような素材は、例えば、
繊維状に加工した吸水性ポリマとポリエステル、アクリ
ル等の合成繊維を混紡して成形した不織布のようなもの
が考えられるが、更に処理能力を高めるためにスルホン
酸ナトリウムのような親水性の材料で繊維表面を処理し
ても良い。また、吸放湿材17は架橋ポリアクリル酸ソー
ダや酢酸ビニル系の共重合ケン化物から成る吸放湿樹脂
等も考えられるが、吸放湿に伴う体積変化や表面のぬる
つき等のない、吸放湿性シリカゲルのような無機材料を
用いることが望ましい。吸放湿性繊維16および吸放湿材
17は、いずれも相対湿度が高くなるのに比例して吸湿量
を増し、低くなるのに比例して吸湿する代わりに放湿量
を増す特性を有し、雰囲気をほぼ一定の湿度に調節する
機能を持つ。したがって、貯蔵容器14と、容器蓋15から
構成される密閉性貯蔵室内部に調湿部材Cを設置する
と、負荷する食品が多量の場合や、扉開閉により冷蔵庫
外の湿気を含んだ外気が冷却された室内に多量に流入し
た場合等、貯蔵室内の湿度が上昇して湿度過多となる時
には、余分な水蒸気を吸湿して結露水の発生を防ぎ、室
内湿度が一定湿度を満たしている間は水分を内部に保持
し、負荷食品が少量の場合あるいは水分含有量の少ない
食品ばかり負荷した場合等、室内の湿度が一定湿度を下
回る時には、内部に保持していた水分を放湿して、室内
の湿度を調整する機構である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づき説明する。
【0012】〈実施例1〉図1は高い吸放湿性を有する
調湿部材を備えた密閉高湿貯蔵室を配設した冷凍冷蔵庫
の断面図である。1は冷凍冷蔵庫、2は冷凍室、4は冷
蔵室、3は冷凍室扉、5は冷蔵室扉となっている。6は
冷気循環用のファンであり、7はファンを駆動するモー
タ、8はエバポレータである。Aは高湿チルド室、Bは
高湿野菜室、9はチルド室Aの扉、10は野菜室Bの扉で
あり、11はコンプレッサである。
【0013】図2は図1のチルド室Aの拡大横断面図で
ある。12はチルド室容器であり、13は食品の水分蒸散を
抑制し、内部を高湿度に保つために設置されたチルド室
容器蓋であり、C部は高湿チルド室A内に設置された調
湿部材である。
【0014】調湿部材Cは、容器蓋13にリブを設けてそ
の上に着脱自在に設置されているが、貯蔵容器を間接冷
却する冷気の通過により特に低温になる、貯蔵室内のい
かなる部分に設置しても良い。
【0015】図3は図1の野菜室Bの断面図である。14
は野菜室容器であり、15は青果物の水分蒸散を抑制し、
内部を高湿度に保つために設置された野菜室容器蓋であ
り、C部は高湿チルド室B内に設置された調湿部材であ
る。C部は図2と同様、冷気の通過により特に低温にな
る、貯蔵室内のいかなる部分に設置しても良い。
【0016】図4は図2、図3の調湿部材Cの拡大横断
面図である。16は調湿部材の基材となる吸放湿性繊維で
あり、17は吸放湿性繊維に展着した吸放湿材である。吸
放湿性繊維16の材質は吸放湿性以外に、結露水が発生し
て調湿部材表面に付着した場合でもこれが負荷食品に滴
下することのないよう、速やかに処理するための吸水性
も兼ね備えていることが好ましく、繊維を使用するか、
あるいは更に結露水の処理能力を高めるためにスルホン
酸ナトリウムのような親水性の材料で繊維表面を処理し
ても良い。吸放湿材17の材質は、架橋ポリアクリル酸ソ
ーダや酢酸ビニル系の共重合ケン化物から成る吸放湿樹
脂も考えられるが、吸放湿に伴う体積変化や表面のぬる
つき等のない、吸放湿性シリカゲル等の無機材料を用い
ることが望ましい。
【0017】図5は図4に記載の調湿部材Cを設置した
野菜室Bと、比較例として従来の高湿野菜室を用いて行
った保存試験の結果を示した。なお、サンプルは青果物
の中でも水分蒸散量が多く、萎れ等の状態がわかり易い
ホウレンソウを用い、3kg負荷したのち量を1kgに減ら
して、野菜室内の湿度の推移とサンプルの水分減少率を
測定した。また、野菜室の温度は本実施例および比較例
共に5℃とした。
【0018】図5(a)は試験期間中の野菜室内の湿度
推移を示したものであり、縦軸は室内の相対湿度(%R
H)、横軸は経過日数(日)をそれぞれ表している。な
お、前半5日間はホウレンソウ3kg、後半5日間は1kg
を負荷した結果である。図示のように、3kg負荷時は、
本実施例、従来品共に95%RH以上の高湿度を保つ。しか
し、従来品では容器蓋下面や、容器内面に発生する結露
水を処理する能力が不十分であり、食品に結露水が滴下
して腐敗に至る。一方、本実施例では余分な水蒸気を調
湿部材Cが吸湿し、結露水の発生を防止するため、その
ような問題は生じない。また負荷を1kgに減らすと、高
湿時に水分をホールドする能力のない従来品は、湿度が
70%RH程度に低下する反面、実施例では湿度低下がほと
んど見られず、90%RH程度に維持できることがわかる。
【0019】図5(b)は1kg負荷時の水分減少率の推
移を示したものであり、縦軸はホウレンソウの水分減少
率(%)、横軸は経過日数(日)をそれぞれ表してい
る。なお、3kg負荷時の水分減少率の結果は、本実施
例、従来品共にほぼ同一であるため、割愛した。図示の
ように、従来品に貯蔵したものは5日間で水分減少率が
8%に達したのに対し、実施例では2%と約1/4程度
に抑えることができる。
【0020】〈実施例2〉図6は、図4の調湿部材で吸
放湿性繊維16に吸放湿材17を展着して板状に圧縮成形す
る代わりに、吸放湿性繊維から成る不織布18で吸放湿材
17を両面から挟み込んで成形した調湿部材である。図6
(a)は吸放湿性不織布18の二層間に吸放湿材17を挟み
込んで圧着したシート状の調湿部材であり、図6(b)
は更に吸放湿する水分量を高めるために、これを積層し
て板状に圧縮成形した。これを、図2、図3における高
湿貯蔵室のC部に設置することにより、実施例1と同様
の効果が得られる。
【0021】〈実施例3〉図7は図4の調湿部材で吸放
湿性繊維16に吸放湿材17を展着して板状に圧縮成形する
代わりに、吸放湿性繊維16のみを圧縮して板状に成形し
た。図4の調湿部材とほぼ同一の比重に作成すれば、こ
れを、図2、図3における高湿貯蔵室のC部に設置する
ことにより、実施例1と同様の効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】本発明により所期の目的を達成すること
ができた。すなわち、貯蔵容器と蓋から構成される密閉
性を高めた高湿貯蔵室に、吸放湿性繊維を基材として吸
放湿シリカゲル等、吸放湿性を有する無機材料を展着し
て板状に成形した調湿部材を設置することにより、負荷
多量時、あるいは扉開閉時に湿気を含んだ暖気が貯蔵室
内に流入する等、室内が高湿度になった場合には余分な
水蒸気を吸湿して結露水の発生を防ぎ、負荷少量時や室
内の湿度が低下した時には、高湿時に吸湿し内部に保持
していた水分を放湿して、常時食品の貯蔵に適した湿度
にコントロールすることができる。この効果により、食
品の水分減少率は従来の1/4程度に抑えることがで
き、保存性が著しく高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷凍冷蔵庫の断面図。
【図2】同じく独立型チルド室の断面図。
【図3】同じく調湿部材を設置した野菜室の断面図。
【図4】本発明の一実施例の調湿部材の断面図。
【図5】同じく調湿部材による効果確認のため実施した
保存試験で貯蔵室内の湿度推移と負荷の水分減少率の推
移を従来品と比較したグラフ。
【図6】本発明の他の実施例である板状の調湿部材の断
面図。
【図7】本発明の他の実施例である調湿部材の断面図。
【図8】従来の高湿チルド室の断面図。
【図9】従来の高湿野菜室の断面図。
【図10】従来の高湿野菜室貯蔵容器蓋部分の説明図。
【符号の説明】 10…野菜室扉、 14…野菜室容器、 15…野菜室容器蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北畠 正一 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵容器と蓋から成る密閉性を高めた貯蔵
    室の内部に、高い吸放湿性を有する部材を配設し、貯蔵
    食品が蒸散する水分、あるいは上記貯蔵室を開放した際
    に流入する暖気に含まれる水分を吸放湿性部材に保持さ
    せ、保持した水分を室内湿度低下時に放湿させることに
    よって、上記貯蔵食品の負荷量に関わらず常時食品の保
    存に適した湿度を保つことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】上記吸放湿性部材を間接冷却してなる上記
    貯蔵室の最も冷却される部分に設置するか、あるいは放
    湿性部材の設置部付近に積極的に冷気を落し込む構造と
    した請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】上記吸放湿性部材として、周囲の湿度に応
    じて吸放湿する性質を有する吸放湿性シリカゲル等の材
    料を粉末あるいは顆粒状にして、ナイロン系やポリエス
    テル系等の不織布の二層間に挟み込んだシート、または
    これを数層重ねて圧縮する等の方法により、板状に成形
    した材料を用いる請求項2に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】上記吸放湿性部材の基材として、ナイロン
    系やポリエステル系の不織布を用いる代わりに吸水性、
    吸放湿性を有する繊維を使用し、板状に成形した材料を
    用いる請求項3に記載の冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】上記吸放湿性部材として吸放湿性繊維不織
    布の二層間に吸放湿材を挟み込む代わりに、吸放湿性繊
    維を基材として粉末あるいは顆粒状にした吸放湿材を展
    着し、圧縮する等の方法により、板状に成形した材料を
    用いる請求項4に記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 【請求項6】上記吸放湿部材に粉末もしくは顆粒状の吸
    放湿材を使用せず、吸放湿性を有する繊維のみを使用
    し、板状に成形した材料を用いる請求項5に記載の冷凍
    冷蔵庫。
  7. 【請求項7】上記吸放湿性部材の吸水性を更に高めるた
    めに、表面に界面活性剤等で親水性処理を施した請求項
    4、5または6に記載の冷凍冷蔵庫。
  8. 【請求項8】上記吸放湿性部材の表面や吸放湿性繊維に
    抗菌処理を施す、あるいは吸放湿性を有する材料に抗菌
    剤をブレンドする、またはこれらの組合せにより、実用
    上の衛生性を考慮した請求項7に記載の冷凍冷蔵庫。
JP28130195A 1995-10-30 1995-10-30 冷凍冷蔵庫 Pending JPH09126631A (ja)

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