JPH09126536A - 磁気式吊り具 - Google Patents

磁気式吊り具

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JPH09126536A
JPH09126536A JP28156495A JP28156495A JPH09126536A JP H09126536 A JPH09126536 A JP H09126536A JP 28156495 A JP28156495 A JP 28156495A JP 28156495 A JP28156495 A JP 28156495A JP H09126536 A JPH09126536 A JP H09126536A
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JP
Japan
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connecting member
yoke
magnetic
duct
magnetic attraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP28156495A
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English (en)
Inventor
Shogo Tanaka
省吾 田中
Junichi Araki
順一 荒木
Makoto Hasuo
誠 蓮尾
Masao Harada
政雄 原田
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクトや配管等の施工に際し、予め吊り具を
デッキプレートに設置したり、デッキプレートにホール
インアンカ等打つ必要がなく、磁石吸着部材をデッキプ
レートに吸着させるだけで、容易にダクトや配管の吊り
下げ施工が出来るようにする。 【解決手段】 カップヨーク型やスプリット型などの磁
気回路で構成した磁気吸着部材を有し、この磁気吸着部
材とダクトや配管を把持する把持具との間に振動などを
吸収するバネを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空調用ダクトや配
管等の吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は建屋天井裏の従来の施
工方法を示す図であり、図6、図7において、21は吊
り金具Aで、20はダクト19を支えるダクト把持具で
ある。通常は図6に示すようにあらかじめ吊り金具A2
1をデッキプレート4を貫通させ鉄筋22等に絡めてお
き、その後床5のコンクリート6を打設するか、図7に
示すようにコンクリート6を打設後に天井26側からデ
ッキプレート4を貫通させてホールインアンカー23を
打ち込み、これに吊り金具B24をネジ込み、これにダ
クト把持具20や25を取り付けダクト19を吊ってい
た。
【0003】同様に図8や図9に示すように四角のダク
ト30を吊る場合でも前述と同様図8では吊り金具A3
1を鉄筋22等に絡める等して、デッキプレート4を貫
通させ、あらかじめ取り付けておくか、図9に示すよう
にネジ付きのインサート32をデッキプレート4を貫通
させて天井26側に出しておき、コンクリート6がイン
サート32内に染み込まないように工夫をして、コンク
リート6を打ちそれに吊り金具B33を取り付け、更に
形鋼35でダクト30を受け、ネジ36で止めて、ダク
ト30を保持していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の吊り金具取り付
け方法によると、コンクリート打設前に吊り金具を取り
付ける場合、その通し穴からコンクリートが漏れ出るこ
とがあり、密閉させておく必要があった。
【0005】またネジ付きのインサートを埋め込ませて
おく方法もあるが、この場合ではネジ穴にコンクリート
が漏れて侵入しコンクリートが固まり、吊り金具がネジ
込めなくなる事態を避けるような工夫を施すなど、細か
い気配りをする必要があった。
【0006】コンクリート打設後にホールインアンカー
を取り付ける場合、デッキプレートを貫通してコンクリ
ートに打ち込むため、騒音や振動、粉塵の発生等があ
り、また上向きでの打設作業のため無理な姿勢を取らざ
るを得ずホールインアンカーの取り付け作業は、困難な
作業であった。また騒音、粉塵等のために休日でないと
出来ない場所等あり、工期の延長の原因の一つになるこ
ともあった。
【0007】ダクトの取り付け作業は、電気や水等の配
管が施工された後に行われるのが通常の方法であり、時
として、予定の場所に設置できないこともあり、この場
合も、ホールインアンカーの打ち換えなどが必要であっ
た。ダクトの位置を変更する場合は特に新たなホールイ
ンアンカーを大量に打たねばならないし、ダクト取り外
し等苦痛の伴う作業が多かった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気式吊
り具は、ダクト等の吊り具において、一端に磁気回路を
持った磁気吸着部材と、この磁気吸着部材に取り付けら
れたダクト等を把持するための把持具とを接続するため
の接続部材とを有する磁気式吊り具を提供するものであ
る。また、接続部材にバネなどの弾性体を内蔵し、地震
などの上下の振動衝撃に対し緩和できる工夫をし、デッ
キプレートに対する吸着力が強固なダクト等の吊り具を
提供することにある。ここで言う吸着力とはデッキプレ
ートに磁気吸着部材を吸着させて吸着面に垂直な力で引
き離すときの力をいう。
【0009】この発明における磁気式吊り具は、先端に
永久磁石付きの磁気吸着部材が付いているので、ダクト
等の取り付け作業の際に、この磁気吸着部材を鉄板製の
デッキプレートに吸着させるだけなので、任意の場所に
取り付けられ、作業が非常に簡単に、また騒音、粉塵等
の発生もなく、作業性が非常に良くなるものである。
【0010】磁気吸着部材に取り付けられた接続部材は
回動自在なので磁気吸着部材には、引き剥がすモーメン
トが殆どかからず、強い吸着力が確保できる。
【0011】磁石の磁束は、デッキプレートを通り再び
磁気吸着部材に戻ってくる閉ループを作るので磁束の漏
洩は殆どない。
【0012】磁気回路にはいわゆるカップ型、サンドイ
ッチ型またはスプリットポール型と呼ばれるものがある
が、磁気吸着部材の吸着力はデッキプレートの厚み等を
考慮して、磁石(磁力)の大きさやヨークの厚みや大き
さ等を決定することが出来る。
【0013】なお永久磁石の種類としては、フェライト
磁石、希土類磁石、アルニコ磁石、その他ボンド磁石等
どれでも適宜使用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】磁気式吊り具は、ヨークを兼ねた
カップの中に永久磁石を固着した磁気吸着部材と、この
磁気吸着部材の外面底部近傍につなぎ部材を介し接続部
材が取り付けられ、接続部材の中にバネなどの弾性体が
内蔵されている。接続部材には、ネジが切ってあり、ダ
クトなどを把持する把持具を取り付けられる様になって
いる。磁気吸着部材は、永久磁石を両側からヨークで挟
み付ける構造でも良い。
【0015】
【実施例】以下、本発明による一実施例を図により説明
する 図1はカップヨーク型の磁気吸着部材1を持つ複
数の磁気式吊り具100で、ダクト19をデッキプレー
ト4に吊り下げた状態を示す一施工図である。5は床で
あり、コンクリート6などで構成されている。
【0016】(実施例1)図2(a)は本発明の一実施
例であり、接続部材9の嵌合部15と磁気吸着部材1の
突起部8とが嵌合している状態の図である。図2(b)
は接続部材9の嵌合部15と磁気吸着部材1の突起部8
とが嵌合が外れている状態の図である。磁気吸着部材1
は、永久磁石2がカップヨーク3内に接着剤などで固着
され、前記カップヨーク3の内の底部には、つなぎ部材
10が前記カップヨーク3から外れぬように止め具7が
配置され、前記つなぎ部材10の他端は、接続部材9の
中空部内でバネ支持部材13によりバネ12が接続部材
9から外れないように繋止する引掛具11とし、止め具
7はつなぎ部材10に球をかしめ、引掛具11は先端を
潰した。止め具7も引掛具11もかしめでもよいし、潰
してもよく、いずれもカップヨーク3或いは接続部材9
から外れないことが肝要である。接続部材9の内部には
ネジ16が切ってあり、ダクトなどを取り付けるネジ棒
など(図示せず)が螺入される。通常ダクトを吊り下げ
た状態では図2(b)の様に突起部8と嵌合部15とは
離れて、バネ12が接続部材9に掛かるダクト(図示せ
ず)の重みを受ける作用をする。接続部材9の外側に回
り防止のスパナ掛け14を設けておくとネジ棒などをネ
ジ込むときの回り防止となり施工時に便利である。この
様に嵌合部と突起部が嵌合していると、運搬のときに剛
体として作用し、強固であり、ダクトを吊り下げたとき
でも剛体の部分が多くて剛体に近い働きをする。
【0017】また図3に示すように突起部8と嵌合部1
5は各々接続部材9と カップヨーク3側にあっても良
いことは言うまでもない。
【0018】永久磁石2はカップヨーク3の端面より飛
び出さないように中に収まるようにするのが良い。これ
は、磁石が直接デッキプレートに当たらずに,ヨークの
周囲でデッキプレートに当たるようにし、磁束の漏洩を
少なくするためである。
【0019】本実施例ではつなぎ部材10として金属の
撚線を用いたが、材料としては金属、樹脂、繊維等でも
良く、またこれらの単線を用いても良い。
【0020】(実施例2)図4に別の実施例を示す。カ
ップヨーク3をSS400の絞り加工で作成し、永久磁
石2がカップヨーク3内に接着剤などで固着され、前記
カップヨーク3の内の底部には、つなぎ部材10が前記
カップヨーク3から外れぬように止め具7が配置され、
前記つなぎ部材10の他端は、接続部材18の中空部内
でバネ支持部材13によりバネ12が接続部材18から
外れないように繋止する引掛具11とし、止め具7はつ
なぎ部材10に球をかしめ、引掛具11は先端を潰し
た。止め具7も引掛具11もかしめでもよいし、潰して
もよく、いずれもカップヨーク3或いは接続部材9から
外れないことが肝要である。接続部材18の内部にはネ
ジ16が切ってあり、ダクトなどを取り付けるネジ棒な
ど(図示せず)が螺入される。
【0021】(実施例3)図5に別の実施例を示す。カ
ップヨーク3の内底部につなぎ部材10の止め具として
スイベル17を配置し、前記つなぎ部材10の他端には
実施例1または実施例2で述べた、接続部材9または1
8を配置しておく。本実施例ではつなぎ部材10は剛体
の棒であり、スイベル17と一体となすので、より剛性
が高まる。スイベル17の作用で角度θの範囲内ではつ
なぎ部材10は自在に回動出来る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、磁気
吸着部材を持つダクト吊り具であるので、ダクト吊り金
具を予めデッキプレートに設置して置く必要や、ホール
インアンカ等も打つ必要がなく、騒音や粉塵やネジ回し
等の作業が殆どなくダクトを取り付けられ、据え付け性
の向上も同時に得られる。ダクトや配管等の吊り具は磁
気吸着部材に回動自在に取り付けられているので、こね
起こす様なモーメントが働かずデッキプレートへの充分
な吸着力が確保できる。また地震などの振動にも耐えら
れるような弾性体を磁気式吊り具の一部に内蔵している
ので、耐振性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す施工図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例でカップヨーク型の
磁気吸着部材を持つ磁気式吊り具で接続部材と磁気吸着
部材が嵌合している図である。(b)は本発明の一実施
例で(a)の磁気式吊り具が接続部材と磁気吸着部材の
嵌合が外れている図である。
【図3】磁気吸着部材と接続部材の嵌合の一実施例を示
す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例で、磁気吸着部材または接
続部材に嵌合部を持たない実施例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例でスイベルを止め具として
持つ磁気吸着部材を示す断面図である。
【図6】従来の埋め込み吊り金具を用いたダクト吊りの
状況を示す一部断面図である。
【図7】従来のホールインアンカを用いたダクト吊りの
状況を示す一部断面図である。
【図8】従来の埋め込み吊り金具を用いた四角ダクト吊
りの状況を示す一部断面図である。
【図9】従来のインサートを用いた四角ダクト吊りの状
況を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 磁気吸着部材 2 永久磁石 3 カップヨーク 4 デッキプレート 5 床 6 コンクリート 7 止め具 8 突起部 9 接続部材 10 つなぎ部材 11 引掛具 12 バネ 15 嵌合部 16 ネジ 17 スイベル 19 ダクト 20 ダクト把持具 100磁気式吊り具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 政雄 埼玉県和光市松ノ木島町1661−1株式会社 原田製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトや配管等を取り付ける磁気式吊り
    具において、ヨーク内に固着した永久磁石よりなる磁気
    吸着部材の底部に、前記ヨークから外れぬように配置し
    た止め具につなぎ部材を接続し、前記つなぎ部材の他端
    には、内部が中空の接続部材内で、前記接続部材が引掛
    具より離脱しないように引掛具を配したことを特徴とす
    る磁気式吊り具。
  2. 【請求項2】 前記磁気吸着部材のヨークの外側底部に
    突起部を形成し、該突起部が前記接続部材の嵌合部に嵌
    合することを特徴とする請求項1に記載の磁気式吊り
    具。
  3. 【請求項3】 前記接続部材の中空部の内部であって、
    前記ヨークの底部側と前記引掛具の間に弾器を配したこ
    とを特徴とする請求項1乃至2に記載の磁気式吊り具。
  4. 【請求項4】 前記つなぎ部材が線材よりなることを特
    徴とする請求項1乃至3に記載の磁気式吊り具。
  5. 【請求項5】 前記止め具がつなぎ材に球でカシメられ
    たものであることを特徴とする請求項4に記載の磁気式
    吊り具。
  6. 【請求項6】 前記止め具がスイベルであり、前記ヨー
    ク内で旋回自在であることを特徴とする請求項1乃至3
    に記載の磁気式吊り具。
  7. 【請求項7】 前記磁気吸着部材のヨーク内の永久磁石
    を複数個配置し隣同士が互いに磁極の異なる永久磁石よ
    りなる磁気吸着部材であることを特徴とする請求項1乃
    至6に記載の磁気式吊り具。
  8. 【請求項8】 前記磁気吸着部材1ケ当たりの吸着力が
    5Kg以上であることを特徴とする1乃至7に記載の磁
    気式吊り具。
JP28156495A 1995-10-30 1995-10-30 磁気式吊り具 Pending JPH09126536A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111121151A (zh) * 2019-12-12 2020-05-08 国网浙江省电力有限公司嘉兴供电公司 一种用于多站融合的站内空调系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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