JPH09126417A - 加圧流動層ボイラのスラリー供給ノズル及びスラリー供給方法 - Google Patents

加圧流動層ボイラのスラリー供給ノズル及びスラリー供給方法

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JPH09126417A
JPH09126417A JP28585495A JP28585495A JPH09126417A JP H09126417 A JPH09126417 A JP H09126417A JP 28585495 A JP28585495 A JP 28585495A JP 28585495 A JP28585495 A JP 28585495A JP H09126417 A JPH09126417 A JP H09126417A
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slurry
supply
fluidized bed
air
conduit
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JP28585495A
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Susumu Yoshioka
進 吉岡
Hiroshi Takezaki
博 武崎
Yoshinori Otani
義則 大谷
Yasutsune Katsuta
康常 勝田
Kimihiro Nonaka
公大 野中
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭・水スラリー流路内に残留して固化した
スラリーを容易に除去できる加圧流動層ボイラのスラリ
ー供給ノズル及びスラリー供給方法を提供すること。 【解決手段】 スラリー供給時にはスラリータンク121
よりスラリー送給管127、131、一端が該スラリー送給管
に接続され他端が加圧流動層火炉に接続されたスラリー
供給ノズル110を介して加圧流動層ボイラに石炭・水ス
ラリー燃料を供給し、スラリー供給停止時にはスラリー
タンク121よりスラリー送給管127、スラリー循環導管12
8側にスラリーの流路を切り換える切換バルブ123、前記
スラリー循環導管128を介してスラリータンク121にスラ
リーを循環させるように構成された加圧流動層ボイラの
スラリー供給ノズルにおいて、スラリー供給ノズル110
の上流側で、かつ前記切換バルブ123の後流側のスラリ
ー送給管131に、スラリーの噴霧、供給媒体であるスラ
リー導管空気を常時、供給するスラリー導管空気供給管
132を設け、スラリー供給ノズルのスラリー流路内にス
ラリーと空気とが共存するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧した流動層で
石炭を燃焼し、発生したスチームによってタービンを駆
動し、さらに高圧、高温の燃焼ガスでガスタービンを駆
動して高効率で電力を加圧流動層ボイラ複合発電プラン
トの流動層ボイラに係り、特に該燃焼炉へ石炭と水の混
合スラリーを供給する石炭・水スラリー(以下、単にス
ラリーと称することがある)の供給ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層ボイラは発生するスチーム及
び高圧の燃焼ガスからエネルギーを得ることができるの
で高効率の発電が可能である。ただし固体である石炭粒
子を加圧状態の流動層火炉内に連続的に、大量に安定し
て供給することが重要である。流動層火炉に石炭を供給
する方法として、湿式供給方式(たとえば特開昭62-155
433)がある。図3に示すように湿式供給方式は最大径
が6mm前後の石炭粒子116と水114及び炉内脱硫
剤としての石灰石115を混練機112で混合、撹拌し
て水分25%前後のスラリー113とし、該スラリー1
13を一時的に撹拌機122つきのスラリータンク12
1に貯留したあと、スラリーポンプ126で昇圧してス
ラリー送給管127及び131を通して流動層火炉10
1に圧送する。
【0003】さらにスラリー供給ノズル110(以下で
単にノズル、あるいはスラリーノズルと称することがあ
る)で噴霧空気51によって噴霧して流動層火炉101
内の流動層109内に供給する。流動層火炉101への
スラリー113の供給を停止する場合は切り替えバルブ
123によって流路をスラリー循環導管128に切り替
え、スラリータンク121に循環する。
【0004】この湿式供給方式は、乾式供給方式たとえ
ばロックホッパで昇圧したあと空気輸送する方式に比
べ、乾燥などの前処理が不要で低コストで、また輸送管
の摩耗が少ないなどの特長がある。
【0005】なお、図3において流動層109内の流動
媒体102は下方からの燃焼用空気107によって流動
化され、流動層109内には伝熱管105が設置され、
スチーム111を発生する。流動層火炉101の出口に
は燃焼ガス中の灰を除去する脱塵装置103が設置さ
れ、除塵された燃焼ガス108はガスタービン(図示省
略)に供給される。流動層火炉101は加圧容器104
内に収納され、加圧空気106の供給によって加圧下に
保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の湿式供給方式を
用いた加圧流動層ボイラにおいて、計画に沿って流動層
火炉101へのスラリー113の供給を停止する場合は
切り替えバルブ123によって流路をスラリー循環導管
128に切り替え、タンク121に循環するようにした
後、ただちに切り替えバルブ123後流の直近に設けた
パージ空気導管129から所定量のパージ空気及びパー
ジ水58を供給して、スラリー送給管131内及びスラ
リー供給ノズル110内に残留したスラリーを流動中の
流動層109内に放出する。この放出されたスラリーを
燃焼した後、燃焼用空気107の供給を停止する。この
操作によってスラリー供給ノズル110内にスラリーが
残留することはない。
【0007】しかしながら緊急的に燃焼を停止しなけれ
ばならない場合がある。その時、燃焼用空気107の供
給が停止し、流動媒体102の流動が停止する。同時
に、スラリーポンプ126が停止し石炭・水スラリー1
13の供給も停止される。供給が停止されたスラリー1
13はスラリー供給ノズル110のスラリー流路内に残
留し、流動媒体102から侵入する熱によってスラリー
113中の水分が蒸発し、乾燥、固化してスラリー供給
ノズル110内を閉塞してしまう。流路内に固化したス
ラリー113はスラリーポンプ126の起動を阻害し、
再起動のためにはこれを取り除く必要がある。しかしな
がら、固化したスラリーの除去にはかなりの困難と工数
が必要である。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、上記の石炭・水スラリー流路内に残留して
固化したスラリーを容易に除去できるようにした加圧流
動層ボイラのスラリー供給ノズル及びスラリー供給方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の固化スラリー除去
の困難性を解決するために鋭意、実験検討を行った結
果、固化スラリーの容易な除去には、(1)ノズル先端
部でスラリー流路に合流して石炭・水スラリーを流動層
内に噴霧、供給する媒体である分散空気の一部を、ノズ
ルの上流で、かつスラリー循環ラインへの切替バルブの
後流におけるスラリー送給管に常時供給すること、
(2)スラリー導管に供給する分散空気の一部(以下、
スラリー導管空気という)は、該ノズルのスラリー流路
の温度、圧力条件で流路管断面積基準で0.4m/s〜
2.4m/s、望ましくは0.8m/s〜2m/sの空
気流速を採用することが有効であることを確認した。さ
らに、(3)緊急停止時にスラリー流路内でのスラリー
の固化を防止する方法として、ノズル先端部の残存する
石炭・水スラリーへの冷却及び水分保持のための注水を
行うことが有効であり、この提案に上記のスラリー導管
空気の常時供給を加えることによって、より効果的に本
発明を実施できることを確認した。
【0010】ノズルの上流で、かつスラリー循環ライン
への切替バルブの後流におけるスラリー送給管に上記の
スラリー導管空気を常時供給することによって、スラリ
ーとスラリー導管空気は常に共存して該スラリー流路内
を流れる。この状態で緊急停止等によってスラリー、分
散空気、スラリー導管空気の供給が停止され、そのまま
の状態で導管内のスラリーが乾燥、固化すると該流路内
は空洞を形成したままの状態で保存される。
【0011】流路内に固化したスラリーはポンプの起動
を阻害し、再起動のためにはこれを取り除く必要がある
が、固化スラリーは空洞を形成した状態であり、空洞を
先導孔として除去作業を行うことによってその機械的な
除去は従来の密に固化している場合に比べ、容易とな
る。
【0012】さらに、空洞の形成によってスラリー流路
内に残留する固化スラリーの量も半分以下に減少して除
去量も少なくなる。
【0013】一方、上記ノズルのスラリー流路の温度、
圧力条件で流路管断面積基準で0.4m/s以上、望ま
しくは0.8m/s以上のスラリー導管空気流速を採用
することによって、断面積基準で平均的に20%以上の
空洞を形成することができ、空洞を先導孔とした固化ス
ラリーの除去作業を容易に行うことができる。一方、上
記のスラリー導管空気流速を高くして行くと、スラリー
流路内壁に摩耗が発生することが観察された。摩耗の発
生を抑制して本発明を実施する上で、該スラリー導管空
気流速は2.4m/s以下、望ましくは2m/s以下が
採用される。
【0014】またノズルの上流のスラリー送給管に上記
のスラリー導管空気を常時供給し、さらに、ノズル先端
部の残留する石炭・水スラリーへの冷却及び水分保持の
ための注水を行うことによって、該流路内に空洞を形成
した状態で残存したスラリーの水分を保持することがで
き、流動性が得られ乾燥した場合に比べて、さらに機械
的な除去が容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のス
ラリー供給ノズル110の実施の形態の一例を詳細に説
明する。
【0016】図1は、本発明によるスラリー供給ノズル
の拡大図である。スラリー供給ノズル110はその中心
からスラリー流路30、スラリー導管31、冷却水供給
流路32、冷却水供給導管33、冷却水戻り流路34、
冷却水戻り導管35、噴霧空気流路36、噴霧空気導管
37の順に同心円の管で構成されている。
【0017】冷却水戻り導管35の管端は管端板39
で、また噴霧空気導管37の管端は管端板40で閉じら
れている。管端板40には環状の噴霧空気噴出孔41及
びスラリー噴出孔42が形成されている。
【0018】冷却水供給導管33は冷却水53を冷却水
供給流路32及び冷却水戻り流路34を通して流し、ス
ラリー導管31の管壁温度を60℃、好ましくは50℃
以下に保持してスラリー中の水分の蒸発を防止する。5
4は冷却排水である。
【0019】噴霧空気導管37はスラリー流路30を通
って供給されるスラリー113を流動層内に噴霧、供給
するための高圧の噴霧空気51の導管であり、噴霧空気
噴出孔41からスラリー流路30に噴出させ、このスラ
リー流路30を通って供給されるスラリー113に衝突
させ、スラリー噴出孔42からスラリー113を流動層
火炉101内の流動層109に噴霧、供給する。
【0020】注水導管38は冷却水供給流路32内を通
して、及びノズル先端の噴霧空気噴出口41近傍のスラ
リー流路30に注水導管先端44を開口して設け、緊急
停止時に注水導管38を通して緊急時注入水55を残留
スラリーに注水する。流動層火炉101の通常の運転時
には、注水導管38の閉塞を防止するために常時、パー
ジ空気56が供給されている。
【0021】本発明の特徴であるスラリー導管空気57
は、フランジ等の接続手段64、66を介してスラリー
供給ノズル110と接続されるスラリー送給管131に
開孔して接続されたスラリー導管空気57のスラリー導
管空気供給管132から、ノズル空気50を分岐して供
給される。
【0022】スラリー導管空気57は図2に示すよう
に、スラリー供給ノズル110の上流側で、かつスラリ
ー循環導管128への切替バルブ123の後流側から供
給される。
【0023】71、72及び73はそれぞれ噴霧空気、
緊急時供給窒素及び緊急時注入水の供給、遮断バルブで
あり、黒く塗りつぶしたバルブは閉止状態を示してい
る。61、62、63、64、65及び66はそれぞれ
の流体の母管と接続するためのフランジなどの接続手段
である。接続手段60は噴霧空気導管37に固定され、
流動層火炉101にスラリー供給ノズル110を取り付
けるためのフランジである。
【0024】上記の構造において、スラリー113はス
ラリー送給管131を通ってスラリー流路30へ送ら
れ、スラリー導管空気57はスラリー導管空気の供給管
132を通してスラリー送給管131に供給される。し
たがって、スラリー113及びスラリー導管空気57は
スラリー流路30内を共存しながら送られる。
【0025】冷却水53は冷却水供給流路32を通って
送られ、冷却水戻り流路34を通って排出される。噴霧
空気51は噴霧空気流路36を通って供給される。スラ
リー113は噴出孔41からスラリー流路30に噴出さ
れる噴霧空気51及び共存して送られてきたスラリー導
管空気57によって流動層109内に噴霧、供給され
る。
【0026】ところで、なんらかの原因によって流動層
火炉101の運転停止を余儀なくされ、緊急的に燃焼空
気及びスラリーの供給を遮断せざるを得ないことがあ
る。スラリー113の供給が停止した場合、そのまま放
置すればスラリー流路30内にスラリー113が残留
し、残留したスラリー113は流動層109から侵入す
る熱によって水分が蒸発され乾燥、固化してしまう。
【0027】本発明のスラリー供給ノズルによれば、ス
ラリー113とスラリー導管空気57は常に共存してス
ラリー流路30内を流れているので、スラリー流路30
内でスラリー113が乾燥、固化してもスラリー流路3
0内はスラリー導管空気57により空洞を形成したまま
の状態で保持される。
【0028】流路内に固化したスラリー113はスラリ
ーポンプ126の起動を阻害し、再起動のためにはこれ
を取り除く必要があるが、形成された空洞を先導孔とし
て除去作業を行うことができ、その機械的な除去は、従
来のスラリー導管空気57を供給しない場合、したがっ
て空洞がなく密に固化している場合に比べて容易とな
る。
【0029】さらに、空洞の形成によってスラリー流路
30内に残存するスラリーの量も半分以下に減少して除
去量も少なくなる。
【0030】スラリー導管空気57の供給量はスラリー
流路30の温度、圧力条件で該流路管断面積基準で0.
4m/s以上、望ましくは0.8m/s以上、及び2.
4m/s以下、望ましくは2m/s以下の空気流速が採
用される。
【0031】流路管断面積基準の空気流速とは、実際に
は該流路内に共存するスラリーによって導管空気の通過
する正味の断面積は縮小されるが、その縮小分を無視し
た空管状態の断面積で計算した流速をいう。
【0032】本発明によるスラリー導管空気流速を採用
すれば、図4に示すようにスラリー流路30の長手方向
に連続した状態で空洞80が形成される。空気流速が本
発明の値より低い場合には、空洞80は図5に示すよう
に不連続的な状態で形成され、固化スラリー81の除去
を円滑に行うことができない。
【0033】この空洞の連続性はスラリー流路30を流
れるスラリーの流速に比べて導管空気の流速が倍以上高
くすることによって得られる効果であり、上記の0.4
m/s以上、望ましくは0.8m/s以上の空気流速は
この効果を発揮する範囲として規定するものであり、か
つ、スラリー流路30内に断面積基準で平均的に20%
以上の空洞を形成することができる。
【0034】一般にスラリーは空気に比べて粘性が高い
ので管壁に付着しやすく、この性質に起因して本発明で
採用した流速では連続的な空洞は導管のほぼ中心ないし
は若干、中心より上に形成され、管壁に接して形成され
ることはない。したがって、たとえば螺旋状の回転体に
よって固化スラリーを除去するのに好都合である。
【0035】一方、本発明の流速以下であれば図5の不
連続的な状態で、水平配置であるスラリー供給ノズルで
は空洞は管断面上部で管壁に接した状態で形成され、円
滑な機械的除去ができなくなる。
【0036】しかしながら、過度の空気流速はスラリー
送給管131及びスラリー導管31の内壁を摩耗させる
ので好ましくない。本発明のスラリー導管空気流速2.
4m/s以下、望ましくは2m/s以下を採用すること
によって実用上、問題のない摩耗量に抑えることができ
る。
【0037】さらに、冷却水53によってスラリー導管
31の管壁は60℃、好ましくは50℃以下に冷却され
る。噴霧空気51は流動層109内でのスラリーの燃焼
を停止するためにバルブ71を閉めて供給を停止する
が、代わってバルブ72を開けて窒素ガス52を供給す
る。それと同時に、バルブ73を開放して緊急時用の注
入水55を注入導管38内を通して、ノズル先端部のス
ラリー流路30内に送り、残留したスラリーに注入して
この残留スラリーの水分を保持する。したがって、スラ
リー流路内に空洞を形成した状態で残留したスラリーの
水分が保持でき、流動性が得られて乾燥、固化した場合
に比べて機械的な除去が容易になる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、加圧流動層燃焼炉への
石炭・水スラリーの供給において、緊急停止時にスラリ
ーノズル内に残留して固化したスラリーの除去が極めて
容易となり、除去のための作業時間、したがって再起動
時間が短縮されて稼働率が高く、経済性の高い加圧流動
層燃焼ボイラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスラリー供給ノズルの実施の形態
の一例を示す図である。
【図2】本発明が適用される加圧流動層燃焼炉への石炭
・水スラリーの供給系統を示す図である。
【図3】従来の加圧流動層燃焼炉への石炭・水スラリー
の供給系統を示す図である。
【図4】本発明の空気流速条件でスラリーが固化したと
きの状態を示す本発明に係るスラリー供給ノズルの断面
図である。
【図5】本発明の空気流速条件以下でスラリーが固化し
たときの状態を示すスラリー供給ノズルの断面図であ
る。
【符号の説明】
30 スラリー流路 31 スラリー導管 32 冷却水供給流路 34 冷却水戻り流路 36 噴霧空気流路 38 注水導管 41 噴霧空気噴出孔 42 スラリー噴出孔 51 噴霧空気 55 注入水 56 パージ空気 57 スラリー導管空気 101 流動層火炉 104 加圧容器 109 流動層 110 スラリー供給ノズル 113 石炭・水スラリー 114 水 116 石炭 121 スラリータンク 126 スラリーポンプ 131 スラリー送給管 132 スラリー導管空気供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝田 康常 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 野中 公大 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリー供給時にはスラリータンクより
    スラリー送給管、一端が該スラリー送給管に接続され他
    端が加圧流動層火炉に接続されたスラリー供給ノズルを
    介して加圧流動層ボイラに石炭・水スラリー燃料を供給
    し、スラリー供給停止時にはスラリータンクよりスラリ
    ー送給管、スラリー循環導管側にスラリーの流路を切り
    換える切換バルブ、前記スラリー循環導管を介してスラ
    リータンクにスラリーを循環させるように構成された加
    圧流動層ボイラのスラリー供給ノズルにおいて、 スラリー供給ノズルの上流側で、かつ前記切換バルブの
    後流側のスラリー送給管に、スラリーの噴霧、供給媒体
    であるスラリー導管空気を常時、供給するスラリー導管
    空気供給管を設け、スラリー供給ノズルのスラリー流路
    内にスラリーと空気とが共存するように構成したことを
    特徴とする加圧流動層ボイラのスラリー供給ノズル。
  2. 【請求項2】 スラリー供給時にはスラリータンクより
    スラリー送給管、一端が該スラリー送給管に接続され他
    端が加圧流動層火炉に接続されたスラリー供給ノズルを
    介して加圧流動層ボイラに石炭・水スラリー燃料を供給
    し、スラリー供給停止時にはスラリータンクよりスラリ
    ー送給管、スラリー循環導管側にスラリーの流路を切り
    換える切換バルブ、前記スラリー循環導管を介してスラ
    リータンクにスラリーを循環させるように構成された加
    圧流動層ボイラのスラリー供給ノズルにおいて、 スラリー供給ノズルの上流側で、かつ前記切換バルブの
    後流側のスラリー送給管に、スラリーの噴霧、供給媒体
    であるスラリー導管空気を常時、供給するスラリー導管
    空気供給管を設け、スラリー供給ノズルのスラリー流路
    内にスラリーと空気とが共存するように構成し、かつ注
    水導管をスラリー供給ノズルの冷却水流路内を通して、
    その先端をノズル先端領域のスラリー流路へ開口して設
    け、加圧流動層ボイラの緊急運転停止時にノズル先端部
    に注水するように構成したことを特徴とする加圧流動層
    ボイラのスラリー供給ノズル。
  3. 【請求項3】 前記スラリー導管空気は、前記スラリー
    供給ノズルのスラリー流路の温度、圧力条件で流路管断
    面積基準で0.4m/s〜2.4m/sの空気流速とな
    るように前記スラリースラリー送給管に供給されること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の加圧
    流動層ボイラのスラリー供給ノズル。
  4. 【請求項4】 スラリー供給時にはスラリータンクより
    スラリー送給管、一端が該スラリー送給管に接続され他
    端が加圧流動層火炉に接続されたスラリー供給ノズルを
    介して加圧流動層ボイラに石炭・水スラリー燃料を供給
    し、スラリー供給停止時にはスラリータンクよりスラリ
    ー送給管、スラリー循環導管側にスラリーの流路を切り
    換える切換バルブ、前記スラリー循環導管を介してスラ
    リータンクにスラリーを循環させるように構成された加
    圧流動層ボイラのスラリー供給方法において、 スラリー供給ノズルの上流側で、かつ前記切換バルブの
    後流側のスラリー送給管に、スラリーの噴霧、供給媒体
    であるスラリー導管空気を常時、供給し、スラリー供給
    ノズルのスラリー流路内にスラリーと空気とが共存する
    ようにし、該スラリー供給ノズルのスラリー流路の温
    度、圧力条件で流路管断面積基準で0.4m/s〜2.
    4m/sの空気流速となるように前記スラリー導管空気
    を供給することを特徴とする加圧流動層ボイラのスラリ
    ー供給方法。
JP28585495A 1995-11-02 1995-11-02 加圧流動層ボイラのスラリー供給ノズル及びスラリー供給方法 Pending JPH09126417A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162399A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 爆薬スラリーの燃焼装置
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