JP4673145B2 - 尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置 - Google Patents

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本発明は尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置に関するものである。
特開2003−62427号公報に記載があるように、ガスタービンやエンジンなどの原動機と、原動機で発生した燃焼排ガスから熱を回収する排熱ボイラを設置しておき、動力とともに熱を利用することで装置全体としての効率を高めるということが行われている。そして、燃焼排ガスに含まれている窒素酸化物を除去するために、燃焼排ガス中へ尿素水を噴射し、窒素酸化物を還元除去することが行われている。
燃焼排ガスへ向けて尿素水を噴射する尿素水噴射ノズルは、原動機と排熱ボイラの間をつなぐ排ガス通路に設置する。尿素水噴射ノズルは燃焼排ガスの熱を受ける場所に設置することになり、燃焼排ガスは高温であるため、尿素水噴射ノズルは燃焼排ガスによって加熱される。尿素水噴射ノズルの温度が上昇し、尿素水噴射ノズル内で尿素水から水が蒸発すると、尿素の結晶が析出する。尿素水噴射ノズルは先端を細くしているため、尿素が析出すると尿素水噴射ノズルの先端を詰まらせることがあった。
脱硝装置では、脱硝運転停止時には尿素水の供給を停止した後で尿素水噴射ノズルへ洗浄液(水)を供給し、尿素水噴射ノズル内を洗浄することが行われている。また、洗浄液による洗浄後には尿素水噴射ノズル内へ空気を供給し、尿素水噴射ノズル内に残っていた洗浄液を吹き飛ばすということも行われている。しかし、このようにしていても尿素水噴射ノズル内に尿素の結晶が析出し、尿素水噴射ノズルを詰まらせるということがあった。尿素水噴射ノズルが詰まり、尿素水を噴射することができなくなると、原動機を停止して尿素水噴射ノズルを取り外し、尿素水噴射ノズル内の尿素を除去するという作業が必要であった。尿素水噴射ノズルが析出物で詰まるたびに、尿素水噴射ノズルを取り外して析出物を除去するのは煩雑であり、また、作業中は原動機の稼働を停止しなければならないため、原動機稼働率の低下を招くことになる。
特開2003−62427号公報
本発明が解決しようとする課題は、尿素水噴射ノズルから尿素水を噴射することで燃焼排ガス中の窒素酸化物を還元除去する脱硝装置において、尿素水噴射ノズル内で尿素の結晶が析出することによって尿素水噴射ノズルが詰まった場合、詰まりを自動的に解消することのできる脱硝装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、燃焼排ガスを通す排ガス通路に尿素水噴射ノズルを設置しておき、尿素水噴射ノズルから燃焼排ガスへ向けて尿素水を噴射し、燃焼排ガス中の窒素酸化物を還元除去するようにしている脱硝装置において、尿素水噴射ノズルには尿素水供給経路と尿素水回収経路を接続しておき、尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった場合には、尿素水噴射ノズル内の尿素水を尿素水回収経路から回収し、尿素水噴射ノズルを燃焼排ガスによって360℃以上に加熱することで、尿素水噴射ノズル内の析出物を気体に分解する操作を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置において、尿素水噴射ノズルに加圧空気を供給する空気供給装置を設けておき、尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった場合、尿素水噴射ノズルへの尿素水供給を停止し、尿素水噴射ノズル内へ加圧空気を供給して尿素水噴射ノズル内を空にしておくことで、尿素水噴射ノズルが360℃以上まで加熱されるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置において、尿素水噴射ノズルは内部を二つの流路に分割し、分割流路は尿素水噴射ノズル先端付近で合流するようにしており、尿素水供給経路は尿素水噴射ノズル内で分割した流路の一方に接続し、尿素水回収経路は尿素水噴射ノズル内の他方の流路に接続しておき、尿素水を噴射する場合には、尿素水回収経路を通して尿素水が取り出されないようにした状態で、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズルへ尿素水を供給することで、尿素水噴射ノズル先端から尿素水を噴射し、尿素水噴射ノズルから尿素水を回収する場合には、尿素水回収経路を通して尿素水が取り出されるようにした状態で、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズル内へ水又は加圧空気からなる置換流体を供給することで、尿素水噴射ノズル内の尿素水を尿素水回収経路へ押し出すようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置において、尿素水供給経路と尿素水回収経路の両方から尿素水噴射ノズルへの尿素水供給を可能にするとともに、尿素水供給経路からのみ前記置換流体を供給することもできるようにしておき、尿素水を噴射する場合には、尿素水供給経路から供給する尿素水と尿素水回収経路から供給する尿素水を、尿素水噴射ノズル内で混合した後、尿素水噴射ノズル先端から尿素水を噴射し、尿素水噴射ノズルから尿素水を回収する場合には、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズルへ置換流体を供給することで、尿素水噴射ノズル内の尿素水は、尿素水噴射ノズルから尿素水回収経路へと取り出され、尿素水回収経路内を尿素水噴射時とは逆方向に流れるようにしたことを特徴とする。
本発明を実施することで、尿素水噴射ノズル内で尿素の結晶が析出しても、自動的につまりを解消することができるため、尿素水噴射ノズルを取り外して尿素水噴射ノズル内の尿素を除去するという作業が必要なくなり、原動機の無駄な停止もなくすことができる。
本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1は本発明を実施する脱硝装置の尿素水噴射状態を示したフロー図、図2は尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった際のフローを示したフロー図である。
燃焼排ガスの発生源であるガスタービン等の原動機(図示せず)からは高温の燃焼排ガスが発生するため、原動機で発生した燃焼排ガスから熱を回収する排熱ボイラ(図示せず)を設置する。原動機と排熱ボイラは、排ガス通路3で接続し、排ガス通路3を通して燃焼排ガスを流すようにしておき、排ガス通路3に尿素水噴射ノズル4を設置する。燃焼排ガスは有害な窒素酸化物含んでいるため、尿素水を燃焼排ガス中に噴射し、アンモニアの還元作用を利用して窒素酸化物を窒素と水に分解することで無害化する。
尿素水噴射ノズル4は、内部の根元側に仕切りを設けることで二つの流路に分割し、分割流路は尿素水噴射ノズル先端付近で合流するようにしている。尿素水噴射ノズル4は、内部で分割している一方の流路に尿素水供給経路1を接続し、他方の流路に尿素水回収経路2を接続する。また、尿素水噴射ノズル4の外側にはアトマイズエアライン17を設置しておき、尿素水噴射時にアトマイズエアを噴射することで尿素水の拡散効果を高める。
尿素水供給経路1は、尿素水噴射ノズル4へ尿素水を供給するものであり、他端側に尿素水供給ポンプ5と水供給ポンプ13を設けている。尿素水供給経路1には、尿素水供給経路1から分岐して尿素水回収経路2に接続している分岐配管15を設け、分岐配管15の途中にはノズルパージ用制御弁9を設けている。
また、尿素水噴射ノズル4への空気供給と、アトマイズエアライン17への空気供給を行うため、空気供給ポンプ7を設ける。空気供給ポンプ7からの空気を流す空気供給配管14は途中で分岐し、尿素水供給経路1とアトマイズエアライン17に接続しておく。尿素水供給経路1に接続した空気供給配管14にはパージ用空気制御弁11、アトマイズエアライン17に接続した空気供給配管14にはアトマイズ用空気制御弁16を設けておき、それぞれへの空気供給が制御できるようにしておく。
尿素水回収経路2は、尿素水噴射ノズル4内の尿素水を尿素水回収容器12へ回収するものであるが、尿素水噴射時には尿素水噴射ノズル4へ尿素水を供給する役目も果たす。尿素水回収経路2には、途中に尿素水回収制御弁10を設けており、尿素水回収制御弁10よりも尿素水噴射ノズル4側の尿素水回収経路2に、尿素水供給経路1から分岐した分岐配管15を接続する。ノズルパージ用制御弁9、尿素水回収制御弁10、パージ用空気制御弁11、尿素水供給ポンプ5、空気供給ポンプ7、水供給ポンプ13、アトマイズ用空気制御弁16は、それぞれ制御装置8と接続しており、各機器の作動制御は制御装置8によって行う。
まず図1に基づき、脱硝装置の通常運転状態におけるフローを説明する。排ガス通路3内に燃焼排ガスが送られており、脱硝運転を行う場合、制御装置8は、尿素水供給ポンプ5、空気供給ポンプ7を作動し、ノズルパージ用制御弁9とアトマイズ用空気制御弁16を開き、パージ用空気制御弁11と尿素水回収制御弁10を閉じておく。尿素水供給ポンプ5の作動により、尿素水供給経路1内を尿素水が流れ、尿素水供給経路1を通って尿素水噴射ノズル4の一方の流路(図1では尿素水噴射ノズル内の下段側)へ供給される。この時、ノズルパージ用制御弁9を開き、尿素水回収制御弁10を閉じているため、尿素水供給経路1内を流れていた尿素水の一部は、分岐配管15と尿素水回収経路2を通って尿素水噴射ノズル4の他方の流路(図1では尿素水噴射ノズル内の上段側)へ供給される。
別々に尿素水噴射ノズル4内に入った尿素水は、尿素水噴射ノズル4の先端で合流し、尿素水噴射ノズル4の噴射部から排ガス通路3内の燃焼排ガスへ向けて噴射される。尿素水供給経路1と尿素水回収経路2の両方から尿素水を供給しているため、尿素水噴射ノズル4内は一つの流路である場合と同じように、尿素水噴射ノズル4の根元側から先端側へ一方向に流れ、そのまま尿素水噴射ノズル4の先端から噴射される。
また、空気供給ポンプ7からの加圧空気をアトマイズエアライン17へ送っており、尿素水噴射ノズル4のすぐ外側からはアトマイズエアを噴射しているため、尿素水噴射ノズル4から噴射した尿素水は拡散し、燃焼排ガスとの反応が促進される。燃焼排ガスは有害な窒素酸化物を含んでいるが、尿素水を燃焼排ガス中に噴射し、アンモニアの還元作用を利用して窒素酸化物を窒素と水に分解することで、燃焼排ガスを無害化することができる。
尿素水を噴射することによって燃焼排ガス中の窒素酸化物を分解することができるが、尿素水は結晶化して析出しやすく、尿素水噴射ノズル4内で結晶が析出すると尿素水噴射ノズル4が詰まることになる。図2に基づき、尿素水噴射ノズル4が析出物6によって詰まった場合におけるフローを説明する。
尿素水噴射ノズル4に詰まりが発生すると、制御装置8は、尿素水供給ポンプ5を停止し、ノズルパージ用制御弁9を閉じるとともに、尿素水回収制御弁10を開く制御を行う。水供給ポンプ13を作動させることで、尿素水噴射ノズル4へは水を供給する。この時、ノズルパージ用制御弁9を閉じているため、分岐配管15には水が流れず、水供給ポンプ13からの水は尿素水供給経路1のみを通って尿素水噴射ノズル4内へ入る。
尿素水噴射ノズル4先端の噴射部は析出物6によって閉塞されているが、尿素水回収制御弁10を開くことで尿素水回収経路2内は自由に流動できるようになっているため、尿素水噴射ノズル4内に入った水は、尿素水噴射ノズル4内の先端を経由して尿素水回収経路2へと流れ出る。この時、水は尿素水噴射ノズル4内の尿素水を尿素水回収経路2へ押し出すことになり、尿素水噴射ノズル4内の尿素水は尿素水回収経路2を流れて尿素水回収容器12へと回収される。
水による尿素水噴射ノズル4内の尿素水排出(尿素水と水の置換)が終了すると、水供給ポンプ13を停止する。その後、パージ用空気制御弁11を開くことで空気供給ポンプ7からの加圧空気を尿素水供給経路1へ送り、尿素水供給経路1を通して尿素水噴射ノズル4へ送り込む。尿素水噴射ノズル4へ空気を供給することで、尿素水噴射ノズル4内の水は尿素水噴射ノズル4内から尿素水回収経路2へ押し出され、尿素水回収容器12へ回収される。
尿素水噴射ノズル4内を空にすることができたら、尿素水噴射ノズル4を燃焼排ガスによって加熱する。尿素水供給ポンプ5と水供給ポンプ13は停止し、パージ用空気制御弁11とアトマイズ用空気制御弁16は閉じていると、尿素水噴射ノズル4を冷却するものがなくなるため、尿素水噴射ノズル4は排ガス通路3内を流れる燃焼排ガスの熱を受け続け、温度が上昇する。尿素水噴射ノズル4の温度が上昇すると、析出物6の温度も上昇する。固体化した尿素は、130℃以上ではアンモニア(気体)とシアヌル酸(固体)となり、シアヌル酸は360℃以上で窒素酸化物(気体)とシアン酸(気体)となる。燃焼排ガスによる加熱により、尿素水噴射ノズル4の析出物6がシアヌル酸の融点である360℃を越えると、析出物6は気体に分解されて蒸発するため、詰まりは解消される。
詰まりが解消すると、制御装置8はパージ用空気制御弁11を開き、空気によって尿素水噴射ノズル4の冷却を行う。冷却が終了すると、詰まり解消の操作は終了であり、制御装置8は通常運転状態に戻し、燃焼排ガスへの尿素水噴射を再開する。
従来は尿素水噴射ノズルに詰まりが発生するたびに、原動機を停止して尿素水噴射ノズルを取り外し、尿素水噴射ノズル内の析出物を除去した後に尿素水噴射ノズルを取り付けるという作業が必要であった。しかし、本発明を実施すれば、析出物の除去は自動で行えるため、作業の手間を大幅に削減することができる。また、析出物除去のために原動機を停止する必要もなくなるため、原動機の稼働率を向上させることができる。
本発明を実施する脱硝装置の尿素水噴射状態を示したフロー図 尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった際のフローを示したフロー図
符号の説明
1 尿素水供給経路
2 尿素水回収経路
3 排ガス通路
4 尿素水噴射ノズル
5 尿素水供給ポンプ
6 析出物
7 空気供給ポンプ
8 制御装置
9 ノズルパージ用制御弁
10 尿素水回収制御弁
11 パージ用空気制御弁
12 尿素水回収容器
13 水供給ポンプ
14 空気供給配管
15 分岐配管
16 アトマイズ用空気制御弁
17 アトマイズエアライン

Claims (4)

  1. 燃焼排ガスを通す排ガス通路に尿素水噴射ノズルを設置しておき、尿素水噴射ノズルから燃焼排ガスへ向けて尿素水を噴射し、燃焼排ガス中の窒素酸化物を還元除去するようにしている脱硝装置において、尿素水噴射ノズルには尿素水供給経路と尿素水回収経路を接続しておき、尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった場合には、尿素水回収経路に設けた尿素水回収制御弁を開く制御を行い、尿素水噴射ノズル内の尿素水を尿素水回収経路から回収し、尿素水噴射ノズルを燃焼排ガスによって360℃以上に加熱することで、尿素水噴射ノズル内の析出物を気体に分解する操作を行う制御装置を有することを特徴とする尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置。
  2. 請求項1に記載の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置において、尿素水噴射ノズルに加圧空気を供給する空気供給装置を設けておき、尿素水噴射ノズルに析出物が詰まった場合、尿素水噴射ノズルへの尿素水供給を停止し、前記空気供給装置の作動によって尿素水噴射ノズル内へ加圧空気を供給して尿素水噴射ノズル内を空にしておくことで、尿素水噴射ノズルが360℃以上まで加熱されるようにする制御装置を有することを特徴とする尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置。
  3. 請求項1又は2に記載の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置であって、尿素水噴射ノズルに加圧空気を供給する空気供給装置及び/又は尿素水噴射ノズルに水を供給する水供給装置を設けている脱硝装置において、尿素水噴射ノズルは内部を二つの流路に分割し、分割流路は尿素水噴射ノズル先端付近で合流するようにしており、尿素水供給経路は尿素水噴射ノズル内で分割した流路の一方に接続し、尿素水回収経路は尿素水噴射ノズル内の他方の流路に接続しておき、尿素水を噴射する場合には、尿素水回収経路に設けた尿素水回収制御弁を閉じる制御を行い、尿素水回収経路を通して尿素水が取り出されないようにした状態で、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズルへ尿素水を供給することで、尿素水噴射ノズル先端から尿素水を噴射し、尿素水噴射ノズルから尿素水を回収する場合には、尿素水回収経路に設けた尿素水回収制御弁を開く制御を行い、尿素水回収経路を通して尿素水が取り出されるようにした状態で、前記空気供給装置又は前記水供給装置を作動し、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズル内へ水又は加圧空気からなる置換流体を供給することで、尿素水噴射ノズル内の尿素水を尿素水回収経路へ押し出す制御装置を有することを特徴とする尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置。
  4. 請求項3に記載の尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置において、尿素水供給経路と尿素水回収経路の両方から尿素水噴射ノズルへの尿素水供給を可能にするとともに、前記空気供給装置及び/又は前記水供給装置は尿素水供給経路に接続し、尿素水供給経路からのみ前記置換流体を供給することもできるようにしておき、尿素水を噴射する場合には、尿素水供給経路から供給する尿素水と尿素水回収経路から供給する尿素水を、尿素水噴射ノズル内で混合した後、尿素水噴射ノズル先端から尿素水を噴射し、尿素水噴射ノズルから尿素水を回収する場合には、尿素水供給経路から尿素水噴射ノズルへ置換流体を供給することで、尿素水噴射ノズル内の尿素水は、尿素水噴射ノズルから尿素水回収経路へと取り出され、尿素水回収経路内を尿素水噴射時とは逆方向に流れるようにする制御装置を有することを特徴とする尿素水噴射ノズルの詰まりを自動解消する脱硝装置。
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