JPH09126007A - 内燃機関の負圧フィードバック制御装置 - Google Patents

内燃機関の負圧フィードバック制御装置

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JPH09126007A
JPH09126007A JP7287416A JP28741695A JPH09126007A JP H09126007 A JPH09126007 A JP H09126007A JP 7287416 A JP7287416 A JP 7287416A JP 28741695 A JP28741695 A JP 28741695A JP H09126007 A JPH09126007 A JP H09126007A
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JP
Japan
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negative pressure
control
control valve
target
internal combustion
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JP7287416A
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English (en)
Inventor
Itsuki Fujimura
一城 藤村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/52Systems for actuating EGR valves
    • F02M26/55Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators
    • F02M26/56Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves
    • F02M26/57Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves using electronic means, e.g. electromagnetic valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】目標負圧の急増大による負圧のオーバーシュー
トを抑制し、もって制御性の向上を図ることの可能な負
圧フィードバック制御装置を提供する。 【解決手段】燃料噴射ポンプ2に作動圧に応じて燃料噴
射量を補償するブーコン22を設ける。ディーゼルエン
ジン1にEGR通路11、負圧作動式のEGR弁12を
設ける。ブーコン22の負圧室24或いはEGR弁12
の負圧室12cに導入される負圧を制御するEVRV1
7を設け、各負圧室24,12cへ選択的に負圧を導入
するために各VSV15,27を設ける。ECU47に
より、運転状態に応じてEVRV17、各VSV15,
27を開閉制御する。EVRV17の制御に際して、目
標負圧が急増大した場合には、所定時間経過後に、フィ
ードバック制御されるEVRV17の開度の制御量が小
さくなるよう制御する。この制御により、EVRV17
の出力負圧が急激に増大しすぎることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン等の内燃機関に係り、詳しくは、排気ガス再循環装置
(EGR装置)、噴射量補償装置(BACS装置)等の
アクチュエータを作動させるべくフィードバック制御さ
れる負圧制御弁を備え、かつ、負圧制御弁の負圧源とし
て、配管に絞りを設けたブレーキブースタ駆動用バキュ
ームポンプを用いた内燃機関の負圧フィードバック制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばディーゼルエンジンで
は、排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を低減させ
る目的から、排気ガスの一部を吸気系へ再循環させる、
つまりEGRを行う排気ガス再循環装置を適用すること
が知られている。
【0003】ここで、ディーゼルエンジンの特徴とし
て、1回転当たりに燃焼室へ取り込まれる吸入空気量が
エンジン負荷に関係なく一定であることから、エンジン
出力は燃料噴射量を増減させることにより制御される。
従って、エンジンの低負荷時には、相対的に少ない燃料
が噴射されることから、燃焼室内の空気過剰率が大きく
なる。これに対して、エンジンの高負荷時には、相対的
に多い燃料が噴射されることから、燃焼室内の空気過剰
率が小さくなる。そのため、空気過剰率の小さいエンジ
ンの高負荷時にEGRを行った場合には、燃焼室内の空
気過剰率が一層小さくなって、排気ガス中のスモーク濃
度を増大させるおそれがあった。そこで、EGR装置を
備えたディーゼルエンジンでは、燃料噴射量の少ない低
負荷時にEGR流量を増大させ、燃料噴射量が増大する
のに伴いEGR流量を減少させるといったEGR制御が
必要となっていた。
【0004】上記のような観点でEGR制御を行う技術
としては、例えば実開昭62−20143号公報に開示
されたEGR装置を挙げることができる。この公報の技
術では、加速応答性に優れたオールスピード型のガバナ
機構を備えた燃料噴射ポンプが用いられている。また、
この燃料噴射ポンプには、大気圧に応じて燃料噴射量を
補正する周知の高度補償装置が設けられている。そし
て、その高度補償装置を利用することにより、EGR流
量を最良に制御することが行われている。
【0005】すなわち、前記従来公報のEGR装置で
は、EGR流量を制御する負圧作動式のEGR弁と、一
つの電磁式の負圧制御弁とが設けられている。この負圧
制御弁には、バキュームポンプからの負圧が定圧弁によ
り大気圧に応じて調圧された後に導入される。そして、
負圧制御弁では、導入された負圧がアクセルレバー開度
にほぼ反比例するように制御されて、その制御負圧がE
GR弁の負圧室へと出力される。これと同時に、負圧制
御弁からの出力負圧の一部が、調圧弁を介して一定負圧
に調圧された上で高度補償装置の大気圧室に導入され
る。
【0006】従って、ディーゼルエンジンが海抜高度の
低い低地で運転されている場合には、アクセルレバー開
度の減少に伴って負圧制御弁が制御され、EGR弁の負
圧室に制御負圧が導入されてEGR弁が開かれる。これ
によってEGR制御が行われる。また、EGR制御が行
われるときには、高度補償装置の大気圧室に負圧が導入
されて燃料噴射ポンプからの燃料噴射量がほぼ一定値以
下に制限される。このため、アクセルレバー開度が変化
したとしても、燃料噴射ポンプからの燃料噴射量が急激
に変化することがなく、アクセルレバー開度に対する燃
料噴射量のバラツキが抑えられる。
【0007】一方、ディーゼルエンジンが低地で運転さ
れているときに、アクセルレバー開度が増大した場合に
は、負圧制御弁により調整される負圧が小さくなり、E
GR弁が閉じられてEGR制御が中止される。このと
き、高度補償装置の大気圧室の圧力が大気圧となり、燃
料噴射ポンプからの噴射量は通常通りの量に制御され
る。これに対し、海抜高度の高い高地でアクセルレバー
開度が増大した場合には、定圧弁からの出力負圧がゼロ
となり、EGR弁が閉じられてEGR制御が中止され
る。また、高度補償装置の大気圧室の圧力は大気圧とな
る。そして、高地での大気圧は相対的に低いことから、
高度補償装置の作用により燃料噴射ポンプからの燃料噴
射量が低減される。このように、EGR制御に対応して
燃料噴射量の高度補償が行われるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、負
圧発生源たるバキュームポンプとしては、ブレーキブー
スタ駆動用のバキュームポンプが用いられている。この
ため、このバキュームポンプは、ブレーキングのための
負圧源と、EGR制御及び高度補償制御のための負圧源
とを兼用することとなっていた。ここで、EGR制御及
び高度補償制御のためのバキューム配管に異常箇所が発
生した場合、負圧が洩れてしまうおそれがある。かかる
場合であっても、ブレーキ作動を確保する必要があるこ
とから、従来では、EGR制御及び高度補償制御のため
のバキューム配管には、所定の「絞り」を設けていた。
【0009】しかしながら、上記従来技術では、以下に
記すような問題が生じるおそれがあった。すなわち、E
GR制御及び高度補償制御のための目標負圧が急激に増
大した場合であっても、上記「絞り」の存在により、負
圧の大量供給が困難となり、実際の負圧供給が目標負圧
に追従することが困難となる。そして、かかる場合に
は、EGR制御又は高度補償制御に際してのフィードバ
ック制御量が大きな値をとり続けることとなる。従っ
て、負圧制御弁の出力負圧が増大しすぎることとなり、
その結果、負圧のオーバーシュートが生じてしまうおそ
れがあった(図11(a)参照)。
【0010】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、アクチュエータを作動させ
るべくフィードバック制御される負圧制御弁を備え、か
つ、負圧制御弁の負圧源として、配管に絞りを設けたブ
レーキブースタ駆動用バキュームポンプを用いた内燃機
関の負圧フィードバック制御装置において、目標負圧の
急増大(又は目標負圧と実際の負圧との偏差の増大)に
よる負圧のオーバーシュートを抑制し、もって制御性の
向上を図ることの可能な内燃機関の負圧フィードバック
制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、図1に示すよ
うに、内燃機関M1に設けられたアクチュエータM2
と、前記アクチュエータM2の作動を制御するための負
圧制御弁M3と、前記負圧制御弁M3に対し、途中に絞
りを有する配管M4を通過せしめて負圧を導入するため
のブレーキブースタ駆動用バキュームポンプよりなる負
圧源M5と、前記負圧を含む前記内燃機関M1の運転状
態を検出する運転状態検出手段M6と、前記運転状態検
出手段M6の検出結果に応じて目標負圧を算出する目標
負圧算出手段M7と、前記目標負圧算出手段M7により
算出された目標負圧に基づいて前記負圧制御弁M3の開
度をフィードバック制御する負圧制御弁制御手段M8と
を備えた内燃機関の負圧フィードバック制御装置におい
て、前記目標負圧算出手段M7により算出された目標負
圧と、前記運転状態検出手段M6により検出された実際
の負圧との偏差を認識する負圧偏差認識手段M9と、前
記負圧偏差認識手段M9により認識された偏差が大きい
ほど前記負圧制御弁制御手段M8によりフィードバック
制御される前記負圧制御弁M3の開度の制御量を小さく
するよう制御する制御量変更手段M10とを設けたこと
をその要旨としている。
【0012】上記の構成によれば、図1に示すように、
ブレーキブースタ駆動用バキュームポンプよりなる負圧
源M5から配管M4を通過して負圧制御弁M3に負圧が
導入され、負圧制御弁M3により内燃機関M1に設けら
れたアクチュエータM2の作動が制御される。負圧を含
む内燃機関M1の運転状態が運転状態検出手段M6によ
って検出され、その検出結果に応じて目標負圧算出手段
M7では、目標負圧が算出される。この目標負圧算出手
段M7により算出された目標負圧に基づいて、負圧制御
弁制御手段M8によって、負圧制御弁M3の開度がフィ
ードバック制御される。
【0013】さて、本発明では、目標負圧算出手段M7
により算出された目標負圧と、運転状態検出手段M6に
より検出された実際の負圧との偏差が負圧偏差認識手段
M9により認識される。そして、この負圧偏差認識手段
M9により認識された偏差が大きいほど前記負圧制御弁
制御手段M8によりフィードバック制御される前記負圧
制御弁M3の開度の制御量が、制御量変更手段M10に
よって、小さくするよう制御される。このため、本発明
の如く、負圧源M5として、ブレーキブースタ駆動用の
バキュームポンプが用いられ、ブレーキ作動を確保する
ために配管に「絞り」が設けられている場合において
は、アクチュエータM2を制御するための目標負圧が急
激に増大した場合であっても、フィードバック制御され
る負圧制御弁M3の開度の制御量が小さくなる。従っ
て、負圧制御弁の出力負圧が急激に増大しすぎることが
なくなる。
【0014】また、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の負圧偏差認識手段M9及び制御量変更
手段M10に代えて、前記目標負圧算出手段M7により
算出された目標負圧が急増大した場合に、前記負圧制御
弁制御手段M8によりフィードバック制御される前記負
圧制御弁M3の開度の制御周期を、それまでよりも短く
するよう制御する制御周期変更手段を設けたことをその
要旨としている。
【0015】上記の構成によれば、請求項1に記載の発
明の負圧偏差認識手段M9及び制御量変更手段M10に
よる作用に代えて、目標負圧算出手段M7により算出さ
れた目標負圧が急増大した場合には、制御周期変更手段
によって、負圧制御弁制御手段M8によりフィードバッ
ク制御される負圧制御弁M3の開度の制御周期が、それ
までよりも短くなるよう制御される。従って、配管M4
に「絞り」が設けられている場合において、アクチュー
タM2の作動の制御のための目標負圧が急激に増大した
場合であっても、フィードバックの制御周期が短くなる
ため、負圧制御弁の出力負圧が増大しすぎてしまう前
に、制御量の抑制が図られる。そのため、請求項1に記
載の発明と同様、負圧制御弁M3の出力負圧が急激に増
大しすぎてしまう事態が回避されうる。さらに、請求項
3に記載の発明では、図2に示すように、内燃機関M1
1へ燃料を圧送する燃料噴射ポンプM12と、その燃料
噴射ポンプM12に設けられ、圧力室M13に導入され
る作動圧に応じて燃料噴射ポンプM12からの燃料噴射
量を補償する噴射量補償装置M14と、内燃機関M11
から排出される排気の一部をその内燃機関M11に取り
込まれる吸気へ再循環させるために、排気系M15と吸
気系M16とを連通する排気ガス再循環通路M17と、
その排気ガス再循環通路M17を開閉するために、負圧
室M18に導入される負圧に応じて作動する排気ガス再
循環制御弁M19と、噴射量補償装置M14の圧力室M
13及び排気ガス再循環制御弁M19の負圧室M18に
導入される負圧を制御するために開閉される一つの負圧
制御弁M20と、前記負圧制御弁M20に対し、途中に
絞りを有する配管M21を通過せしめて負圧を導入する
ためのブレーキブースタ駆動用バキュームポンプよりな
る負圧源M22と、前記負圧制御弁M20により制御さ
れる負圧を噴射量補償装置M14の圧力室M13又は排
気ガス再循環制御弁M19の負圧室M18へ選択的に導
入するために切り替えられる負圧切替弁M23と、前記
圧力室M13及び前記負圧室M18内の負圧を含む内燃
機関M11の運転状態を検出する運転状態検出手段M2
4と、その運転状態検出手段M24の検出結果に応じて
圧力室M13又は負圧室M18に導入される目標負圧を
算出する目標負圧算出手段M25と、その目標負圧算出
手段M25により算出された目標負圧に基づいて負圧制
御弁M20の開度をフィードバック制御する負圧制御弁
制御手段M26と、運転状態検出手段M24の検出結果
に基づき、燃料噴射量補償制御領域と排気ガス再循環制
御領域とを判断する制御領域判断手段M27と、その制
御領域判断手段M27の判断結果に応じて、負圧切替弁
M23を切り替え制御する負圧切替弁制御手段M28と
を備えた内燃機関の負圧フィードバック制御装置におい
て、前記目標負圧算出手段M25により算出された目標
負圧が急増大した場合に、当該目標負圧と、圧力室M1
3又は負圧室M18内の実際の負圧との偏差を認識する
負圧偏差認識手段M29と、その負圧偏差認識手段M2
9により認識された偏差が大きいほど前記負圧制御弁制
御手段M26によりフィードバック制御される負圧制御
弁M20の開度の制御量を小さくするよう制御する制御
量変更手段M30とを設けたことをその要旨としてい
る。
【0016】上記の構成によれば、図2に示すように、
燃料噴射ポンプM12により、燃料は内燃機関M11へ
圧送される。その燃料噴射ポンプM22に設けられた噴
射量補償装置M14により、圧力室M13に導入される
作動圧に応じて燃料噴射ポンプM12からの燃料噴射量
が補償される。
【0017】また、内燃機関M11から排出される排気
の一部は、排気系M15と吸気系M16とを連通する排
気ガス再循環通路M17を通り、内燃機関M11に取り
込まれる吸気へ再循環される。また、負圧室M18に導
入される負圧に応じて作動する排気ガス再循環制御弁M
19により、排気ガス再循環通路M17が開閉される。
噴射量補償装置M14の圧力室M13及び排気ガス再循
環制御弁M19の負圧室M18に導入される負圧は、一
つの負圧制御弁M20が開閉されることにより制御され
る。そして、その負圧制御弁M20に対し、ブレーキブ
ースタ駆動用バキュームポンプよりなる負圧源M22か
らの負圧が、途中に絞りを有する配管M21を通過して
導入される。前記負圧制御弁M20により制御される負
圧は、負圧切替弁M23の切り替えにより、噴射量補償
装置M14の圧力室M13又は排気ガス再循環制御弁M
19の負圧室M18へ選択的に導入される。
【0018】さらに、圧力室M13及び負圧室M18内
の負圧を含む内燃機関M11の運転状態が運転状態検出
手段M24により検出される。そして、その検出結果に
応じて圧力室M13又は負圧室M18に導入される目標
負圧が目標負圧算出手段M25により算出され、その目
標負圧に基づいて、負圧制御弁制御手段M26では、負
圧制御弁M20の開度がフィードバック制御される。ま
た、制御領域判断手段M27では、運転状態の検出結果
に基づき、燃料噴射量補償制御領域であるか排気ガス再
循環制御領域であるかが判断される。そして、その制御
領域の判断結果に応じて、負圧切替弁制御手段M28で
は、負圧切替弁M23が切り替え制御される。
【0019】すなわち、制御領域判断手段M27の判断
が燃料噴射量補償制御領域である場合には、負圧切替弁
M23が切り替え制御されることにより、負圧制御弁M
20の開度に応じて圧力室M13に負圧が作動圧として
導入される。そして、噴射量補償装置M14がその圧力
室M13の作動圧に応じて作動する。これにより、燃料
噴射ポンプM12から内燃機関M11へ圧送されるべき
燃料量が作動圧に応じて補償される。
【0020】一方、制御領域判断手段M27の判断が排
気ガス再循環制御領域である場合には、負圧切替弁M2
3が切り替え制御されることにより、負圧制御弁M20
の開度に応じて負圧室M18に負圧が導入され、排気ガ
ス再循環制御弁M19が作動して排気ガス再循環通路M
17が開かれる。これにより、内燃機関M11から排気
系M15へ排出される排気の一部が排気ガス再循環通路
M17を通じて吸気系M16へ導入されて、内燃機関M
11に取り込まれる吸気へと再循環される。
【0021】さて、本発明においては、目標負圧算出手
段M25により算出された目標負圧が急増大した場合
に、負圧偏差認識手段M29によって、当該目標負圧
と、圧力室M13又は負圧室M18内の実際の負圧との
偏差が認識される。そして、制御量変更手段M30で
は、その負圧偏差認識手段M29により認識された偏差
が大きいほど負圧制御弁制御手段M26によりフィード
バック制御される負圧制御弁M20の開度の制御量が小
さくなるよう制御される。
【0022】このため、本発明の如く、負圧源M22と
して、ブレーキブースタ駆動用のバキュームポンプが用
いられ、ブレーキ作動を確保するために配管M21に
「絞り」が設けられている場合において、排気再循環制
御及び高度補償制御のための目標負圧が急激に増大した
場合であっても、フィードバック制御される負圧制御弁
M20の開度の制御量が小さくなる。従って、負圧制御
弁M20の出力負圧が急激に増大しすぎることがなくな
る。
【0023】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1又は3に記載の内燃機関の負圧フィードバック制御装
置において、前記制御量変更手段M10,M30による
負圧制御弁M3,M20の開度の制御量を小さくする制
御は、目標負圧算出手段M7により算出された目標負圧
と実際の負圧との偏差が増大した時点又は目標負圧算出
手段M25により算出された目標負圧が急増大した時点
から所定時間経過した後に行われるようにしたことをそ
の要旨としている。
【0024】上記の構成によれば、請求項1又は3に記
載の発明の作用に加えて、目標負圧算出手段M7により
算出された目標負圧と実際の負圧との偏差が増大した時
点又は目標負圧算出手段M25により算出された目標負
圧が急増大した時点から、所定時間経過した後に、制御
量変更手段M10,M30による負圧制御弁M3,M2
0の開度の制御量を小さくする制御が行われる。従っ
て、当初の制御量は比較的大きいものとなるため、アク
チュエータM2、又は圧力室M13若しくは負圧室M1
8内に導入される実際の負圧が目標負圧へと収束するの
が遅くなるという事態が回避される。
【0025】また、請求項5に記載の発明においては、
請求項3に記載の負圧偏差認識手段M29及び制御量変
更手段M30に代えて、前記目標負圧算出手段M25に
より算出された目標負圧が急増大した場合に、前記負圧
制御弁制御手段M26によりフィードバック制御される
前記負圧制御弁M20の開度の制御周期を、それまでよ
りも短くするよう制御する制御周期変更手段を設けたこ
とをその要旨としている。
【0026】上記の構成によれば、請求項1に記載の発
明の負圧偏差認識手段M29及び制御量変更手段M30
による作用に代えて、目標負圧算出手段M25により算
出された目標負圧が急増大した場合には、制御周期変更
手段によって、負圧制御弁制御手段M26によりフィー
ドバック制御される負圧制御弁M20の開度の制御周期
が、それまでよりも短くなるよう制御される。従って、
配管に「絞り」が設けられているような場合において、
排気再循環制御及び高度補償制御のための目標負圧が急
激に増大した場合であっても、フィードバックの制御周
期が短くなるため、負圧制御弁の出力負圧が増大しすぎ
てしまう前に、制御量の抑制が図られる。そのため、請
求項3に記載の発明と同様、負圧制御弁の出力負圧が急
激に増大しすぎてしまう事態が回避されうる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明における内燃機関の
負圧フィードバック制御装置を具体化した第1の実施の
形態を図3〜図11に基づいて詳細に説明する。
【0028】図3はこの実施の形態において自動車に搭
載されたディーゼルエンジンシステムの概略構成図を示
している。このシステムは内燃機関としてのディーゼル
エンジン1と、同エンジン1へ燃料を圧送する燃料噴射
ポンプ2とを備えている。
【0029】ディーゼルエンジン1を構成するエンジン
本体3は複数気筒よりなり、各気筒毎の燃焼室に対応し
て、図示しない燃料噴射ノズルがそれぞれ設けられてい
る。エンジン本体3には吸気系を構成する吸気マニホル
ド4と、排気系を構成する排気マニホルド5とがそれぞ
れ接続されている。吸気マニホルド4には吸気通路6
が、排気マニホルド5には排気通路7がそれぞれ接続さ
れている。吸気通路6の上流側にはコンプレッサ8が設
けられ、排気通路7の下流側にはタービン9が設けられ
ている。そして、コンプレッサ8及びタービン9により
ターボチャージャ10が構成されている。周知のよう
に、このターボチャージャ10は、排気通路7を流れる
排気ガスによりタービン9を回転させ、その回転力によ
りコンプレッサ8を回転させて、吸気通路6及び吸気マ
ニホルド4を通じてエンジン本体3の各燃焼室に取り込
まれる吸気を昇圧させるものである。つまり、エンジン
本体3に対して過給を行うものである。
【0030】エンジン本体3から排出される排気ガスの
一部を、そのエンジン本体3に取り込まれる吸気へ再循
環させるために、つまり排気ガス再循環(EGR)を行
うために、吸気通路6と排気通路7との間には、両者
6,7の間を接続する排気ガス再循環通路(EGR通
路)11が設けられている。このEGR通路11の途中
には、同通路11を開閉する排気ガス再循環制御弁(ア
クチュエータ)としてのEGR弁12が設けられてい
る。そして、これらEGR通路11及びEGR弁12に
より、EGR装置13が構成されている。EGR弁12
はダイヤフラム式の負圧作動弁である。周知のように、
EGR弁12は、EGR通路11を開閉する弁体12a
と、弁体12aに連結されたダイヤフラム12bと、ダ
イヤフラム12bで区画された負圧室12cと、負圧室
12cに配置されてダイヤフラム12bを付勢するスプ
リング12d等とにより構成されている。そして、負圧
室12cに負圧が導入されない状態では、ダイヤラム1
2bがスプリング12dにより付勢されて、弁体12a
がEGR通路11を閉じる位置に配置される。つまり、
EGR弁12が閉弁される。一方、負圧室12cに負圧
が導入されることにより、ダイヤフラム12bが負圧で
引かれて変位し、弁体12aがEGR通路11を開く位
置に配置される。つまり、EGR弁12が開弁される。
【0031】EGR弁12の負圧室12cは、負圧通路
14を通じて、負圧切替弁を構成する第1のバキューム
・スイッチング・バルブ(第1のVSV)15に接続さ
れている。第1のVSV15は、入力ポート、出力ポー
ト及び大気ポートを備えた三方式の電磁弁であり、その
出力ポートに負圧通路14の一端が接続されている。ま
た、第1のVSV15の入力ポートは、負圧通路16を
通じて、負圧制御弁としてのエレクトリック・バキュー
ム・レギュレーティング・バルブ(EVRV)17の出
力ポートに接続されている。この負圧通路16の途中に
は、周知のバキュームダンパ18が設けられている。E
VRV17は、デューティ制御によって開度調節される
電磁弁であり、その入力ポートは、負圧通路19を通じ
て、負圧源であるバキュームポンプ20に接続されてい
る。このバキュームポンプ20はエンジン本体3のクラ
ンクシャフトに駆動連結されており、エンジン本体3の
運転に連動して駆動されてEVRV17へ負圧を供給す
る。また、本実施の形態におけるバキュームポンプ20
としては、ブレーキブースタ駆動用のものが用いられて
いる。このため、このバキュームポンプ20は、ブレー
キングのための負圧源と、EGR制御及び後述する高度
補償制御のための負圧源とを兼用している。また、本実
施の形態では、EGR制御及び高度補償制御のためのバ
キューム配管に異常箇所が発生し、負圧が洩れてしまう
事態が発生した場合であっても、ブレーキ作動を確保す
るため、バキューム配管の一部(例えば負圧通路19の
途中)には、所定の「絞り」が設けられている。
【0032】そして、第1のVSV15がオンされるこ
とにより、EGR弁12の負圧室12cが負圧通路1
4、第1のVSV15及び負圧通路16等を通じて、E
VRV17の出力ポートに連通される。このとき、バキ
ュームポンプ20からEVRV17へ供給される負圧
は、EVRV17が開かれることにより、負圧通路1
6、第1のVSV15及び負圧通路14等を通じてEG
R弁12の負圧室12cへと供給される。また、このと
きに負圧室12cへ供給される負圧の振動は、バキュー
ムダンパ18の作用によって平滑化される。一方、第1
のVSV15がオフされることにより、EGR弁12の
負圧室12cが負圧通路14を通じて大気へと開放され
る。
【0033】加えて、エンジン本体3には、その冷却水
の温度(冷却水温)THWを検出するための水温センサ
41が設けられている。燃料噴射ポンプ2は分配型であ
り、エンジン本体3のクランクシャフトに駆動連結され
ている。周知のように、燃料噴射ポンプ2の内部にはド
ライブシャフトが設けられ、そのドライブシャフトがカ
ム機構を介してプランジャに連結されている。そして、
燃料噴射ポンプ2のドライブシャフトがクランクシャフ
トに連動して回転されることにより、そのドライブシャ
フトの1回転中に、プランジャがエンジン本体3の気筒
数と同数だけ往復動されて燃料が吐出され、各気筒毎の
燃料噴射ノズルへと燃料が圧送される。
【0034】燃料噴射ポンプ2には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して回動されるアクセルレバー2
1が設けられている。このアクセルレバー21はプラン
ジャ上の図示しないスピルリングに連結されている。そ
して、アクセルレバー21の回動位置、すなわちアクセ
ルレバー開度ACCPが適宜に変えられることにより、
スピルリングの位置が変更され、プランジャの有効スト
ロークが変更され、もって燃料噴射ポンプ2からの最大
燃料噴射量が制御される。
【0035】アクセルレバー21の近傍には、そのアク
セルレバー開度ACCPを検出するためのロータリーポ
ジションセンサよりなるレバーセンサ42が設けられて
いる。また、燃料噴射ポンプ2には、そのドライブシャ
フトの回転から、エンジン本体3のクランクシャフトの
回転数、すなわちエンジン回転数NEを検出するための
回転数センサ43が設けられている。
【0036】燃料噴射ポンプ2には、エンジン本体3に
おける過給圧PiM等に応じて最大噴射量の制御を行う
ための噴射量補償装置(アクチュエータ)を構成するブ
ースト・アルティチュード・コンペンセーショナル・ス
トッパ(BACS、以下単に「ブーコン」と言う)22
が設けられている。周知のように、このブーコン22
は、ダイヤフラム22aにより上下に区画されてなる二
つの部屋を備えている。また、そのダイヤフラム22a
にはストッパロッド22bの一端が固定されており、同
ロッド22bが図示しないガバナ機構を介して、前述し
たスピルリングに連結されている。ここで、ダイヤフラ
ム22aにより区画された上側の部屋が過給圧の導入さ
れる過給圧室23となっており、下側の部屋が負圧の導
入される圧力室としての負圧室24となっている。そし
て、ダイヤフラム22aは過給圧室23の圧力と負圧室
24の圧力との関係によって変位される。従って、ダイ
ヤフラム22aの変位により決定されるストッパロッド
22bの上下位置によって、スピルリングの燃料増量方
向への移動が規制され、燃料噴射ポンプ2からの最大噴
射量が決定される。
【0037】ブーコン22の過給圧室23は、過給圧通
路25を通じて、吸気通路6に連通されている。これに
より、過給圧通路25には、コンプレッサ8によって過
給された過給圧が導入される。また、ブーコン22の負
圧室24は、負圧通路26を通じて負圧切替弁を構成す
る第2のVSV27に接続されている。第2のVSV2
7は、入力ポート、出力ポート及び大気ポートを備えて
なる三方式の電磁弁であり、その出力ポートに負圧通路
26の一端が接続されている。また、第2のVSV27
の入力ポートは、負圧通路28を通じてEVRV17の
出力ポートに接続されている。
【0038】そして、第2のVSV27がオンされるこ
とにより、ブーコン22の負圧室24が負圧通路26、
第2のVSV27及び負圧通路28を通じて、EVRV
17の出力ポートに連通される。このとき、バキューム
ポンプ20からEVRV17へ供給される負圧は、EV
RV17が開かれることにより、負圧通路28、第2の
VSV27及び負圧通路26を通じて、ブーコン22の
負圧室24へと供給される。一方、第2のVSV27が
オフされることにより、ブーコン22の負圧室24が、
負圧通路26を通じて大気へと開放される。この実施の
形態では、前述した過給圧通路25における過給圧Pi
Mと、負圧通路16における実際の制御負圧EVPとを
検出するために、吸気圧センサ44が設けられている。
また、過給圧PiM及び制御負圧EVPを吸気圧センサ
44により選択的に検出するために、第3のVSV29
が設けられている。第3のVSV29は、二つの入力ポ
ートと一つの出力ポートとを備えた三方式の電磁弁であ
り、一方の入力ポートは連通路30を通じて過給圧通路
25に接続され、他方の入力ポートは連通路31を通じ
て負圧通路16に接続されている。また、残りの出力ポ
ートは、連通路32を通じて吸気圧センサ44に接続さ
れている。
【0039】そして、第3のVSV29がオンされるこ
とにより、吸気圧センサ44が連通路32、第3のVS
V29及び連通路30を通じて、過給圧通路25に連通
される。これにより、吸気圧センサ44では、過給圧通
路25にかかる過給圧PiMが検出される。また、第3
のVSV29がオフされることにより、吸気圧センサ4
4が連通路32、第3のVSV29及び連通路31を通
じて、負圧通路16に連通される。これにより、吸気圧
センサ44では、負圧通路16にかかる制御負圧EVP
が検出される。
【0040】この実施の形態では、ディーゼルエンジン
1の運転状態検出手段として、上記の水温センサ41、
レバーセンサ42、回転数センサ43及び吸気圧センサ
44等が設けられている。その他に、自動車の走行速度
(車速)SPDを検出する車速センサ45が設けられて
いる。車速センサ45は図示しない自動変速機に設けら
れたものであり、その自動変速機のギアの回転から車速
SPDを検出するようになっている。また、自動変速機
には、そのシフト位置ShPを指示する信号を出力する
シフト位置センサ46が設けられている。また、図示は
しないが、吸気温度THAを検出する吸気温センサ、燃
料温度THFを検出する燃温センサ等が設けられてい
る。さらに、バッテリ電圧BATも適時検出されるよう
になっている。
【0041】そして、この実施の形態では、前述したE
VRV17及び各VSV15,27,29のそれぞれ
が、電子制御装置(以下単に「ECU」と言う)47に
より駆動制御されるようになっている。この実施の形態
では、ECU47により、負圧制御弁制御手段、制御領
域判断手段、負圧切替弁制御手段、負圧偏差認識手段及
び制御量変更手段が構成されている。ECU47は中央
処理装置(CPU)と、所定の制御プログラム等を予め
記憶したり、CPUの演算結果等を一時記憶したりする
各種メモリと、これら各部と外部入力回路及び外部出力
回路等とをバスによって接続した論理演算回路として構
成されている。そして、ECU47の外部入力回路に
は、前述した水温センサ41、レバーセンサ42、回転
数センサ43、吸気圧センサ44、車速センサ45及び
シフト位置センサ46等がそれぞれ接続されている。ま
た、ECU47の外部出力回路には、前述したEVRV
17及び各VSV15,27,29等がそれぞれ接続さ
れている。このECU47の詳しい電気的構成について
は周知であるものとして、ここではその説明を省略す
る。
【0042】次に、上記のように構成された負圧フィー
ドバック制御装置において、ECU47により実行され
る各種制御の処理動作の内容について説明する。図4は
ECU47により実行される「EGR・BACS基本制
御ルーチン」を説明するフローチャートであり、所定時
間間隔毎に実行される。
【0043】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、ECU47は、各種センサ41
〜46からの各信号に基づき、冷却水温THW、アクセ
ルレバー開度ACCP、エンジン回転数NE、過給圧P
iM、制御負圧EVP、車速SPD及びシフト位置Sh
P等をそれぞれ読み込む。続いて、ステップ102にお
いて、今回読み込まれたアクセルレバー開度ACCP及
びエンジン回転数NEに基づき、現在の運転状態の領域
を演算する。すなわち、アクセルレバー開度ACCP及
びエンジン回転数NEに基づき、現在の運転領域が、ブ
ーコン22により最大噴射量を制御すべき「BACS制
御領域」であるかを判断する。また、EGR装置13に
よりEGR流量を制御すべき「EGR制御領域」である
か、或いはEGR流量を制御しない「非EGR制御領
域」であるかを演算する。この演算は、図5に示すよう
に、エンジン回転数NEとアクセルレバー開度ACCP
との関係により予め定められてメモリに記憶されている
マップを参照して行われる。
【0044】そして、ステップ103において、領域演
算の結果が「非EGR制御領域」であるか否かを判断す
る。ここで、領域演算の結果が「非EGR制御領域」で
ある場合には、ステップ104へ移行し、大気圧PAの
学習制御を実行する。
【0045】すなわち、第2のVSV27と第3のVS
V29とを「オフ」とし、第1のVSV15を「オン」
とする。また、EVRV17を全閉としてその出力負圧
をゼロ(大気圧PA)とする。これにより、吸気圧セン
サ44には、EVRV17、連通路31、第3のVSV
29及び連通路32を通じて大気圧PAが作用すること
になり、吸気圧センサ44ではその大気圧PAが検出さ
れる。そして、ECU47では、その検出された大気圧
PAの大きさが学習制御される。ここでは、大気圧PA
の学習制御のための詳しい処理内容の説明を省略する。
そして、ステップ104の処理を終了した後、その後の
処理を一旦終了する。
【0046】一方、ステップ103において、領域演算
の結果が「非EGR制御領域」でない場合には、ステッ
プ105へ移行して、領域演算の結果が「EGR制御領
域」であるか否かを判断する。ここで、領域演算の結果
が「EGR制御領域」である場合には、ステップ106
へ移行し、EGR制御を実行する。
【0047】すなわち、第2のVSV27と第3のVS
V29とを「オフ」とし、第1のVSV15を「オン」
とする。また、EVRV17の開度をデューティ制御す
る。これにより、EVRV17では、バキュームポンプ
20からの負圧が調整されて制御負圧EVPとして出力
される。そして、その制御負圧EVPが、負圧通路1
6、第1のVSV15及び負圧通路14を通じて、EG
R弁12の負圧室12cに導入され、EGR弁12が制
御負圧EVPの大きさに応じた開度で開弁される。つま
り、EGR通路11を流れるEGR流量が制御されるの
である。このとき、吸気圧センサ44には、連通路31
及び第3のVSV29及び連通路32を通じて制御負圧
EVPが作用することになり、吸気圧センサ44ではそ
の制御負圧EVPが検出される。そして、ECU47に
より、その検出された制御負圧EVPに基づき、EVR
V17の開度のデューティ比がフィードバック制御され
る。そして、ECU47は、ステップ106の処理を終
了した後、その後の処理を一旦終了する。
【0048】一方、ステップ105において、領域演算
の結果が「EGR制御領域」でない場合には、「BAC
S制御領域」であるものとして、ステップ107へ移行
する。そして、ステップ107においては、BACS制
御を実行する。すなわち、第2のVSV27を「オン」
とし、第1のVSV15を「オフ」とする。これによ
り、EVRV17の出力ポートが、負圧通路28、第2
のVSV27及び負圧通路26を通じて、ブーコン22
の負圧室24に連通される。また、時として、第3のV
SV29を「オン」とすることにより、吸気圧センサ4
4には、過給圧通路25、連通路30、第3のVSV2
9及び連通路32を通じて、過給圧PiMが作用するこ
とになり、吸気圧センサ44ではその過給圧PiMが検
出される。また、第3のVSV29を「オフ」とした場
合(多くの場合)には、連通路31及び第3のVSV2
9及び連通路32を通じて制御負圧EVPが作用するこ
とになり、吸気圧センサ44ではその制御負圧EVPが
検出される。そして、ECU47により、その検出され
た過給圧PiM及び制御負圧EVPに基づき、EVRV
17の開度のデューティ比がフィードバック制御され
る。そして、ECU47は、ステップ107の処理を終
了した後、その後の処理を一旦終了する。
【0049】このように、上記「EGR・BACS基本
制御ルーチン」においては、そのときどきのディーゼル
エンジン1の運転領域に応じて大気圧PAの学習制御、
EGR制御及びBACS制御がそれぞれ行われる。
【0050】次に、上記のEGR制御又はBACS制御
が行われる場合における、EVRV17の負圧フィード
バック制御の内容について説明する。図6は、ECU4
7により実行される「負圧フィードバック制御ルーチ
ン」を示すフローチャートであって所定時間毎(例えば
「50ms」毎)の定時割り込みで実行される。
【0051】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
47はまずステップ201において、運転状態を示す各
種検出信号を読み込む。また、続くステップ202にお
いては、前記「EGR・BACS基本制御ルーチン」に
おいて演算された現在の運転領域が、EGR制御領域で
あるか、或いはBACS制御領域であるか否か、すなわ
ち、負圧フィードバック制御を行う状態にあるか否かを
判断する。そして、現在がEGR制御領域或いはBAC
S制御領域のいずれの制御領域にもない場合には、負圧
フィードバック制御を行う状態にないものと判断して、
その後の処理を一旦終了する。一方、現在の運転領域
が、EGR制御領域又はBACS制御領域のいずれかで
ある場合には、以降においてEVRV17の負圧フィー
ドバック制御を行うべく、ステップ203へ移行する。
【0052】ステップ203においては、今回読み込ん
だ運転状態を示す各種検出信号(例えばエンジン回転数
NE及びアクセルレバー開度ACCP)に基づき、変数
EGFを算出する。また、これとともに、当該変数EG
Fに基づき、目標負圧EGTを算出する。なお、変数E
GF及び目標負圧EGTの算出に際しては、所定の演算
式が採用される。
【0053】次に、ステップ204においては、今回算
出した目標負圧EGTから実際の制御負圧EVPを減算
し、その値を負圧偏差DDUIとして設定する。また、
続くステップ205において、今回設定した負圧偏差D
DUIに基づいて負圧学習補正値EDIを算出する。こ
こで、この負圧学習補正値EDIの算出に際しては、図
7に示すようなマップが参照される。すなわち、そのと
きどきの負圧偏差DDUIが大きいほど、負圧学習補正
値EDIは大きい値に設定される。
【0054】次に、ステップ206においては、負圧学
習値の補正を行う。すなわち、前回の最大負圧学習値E
DF1に今回設定された負圧学習補正値EDI(負の値
をとることもありうる)を加算した値を、新たな最大負
圧学習値EDF1として設定する。また、前回の最小負
圧学習値EDF2に今回設定された負圧学習補正値ED
Iを加算した値を、新たな最小負圧学習値EDF2とし
て設定する。
【0055】そして、ステップ207において、今回設
定した負圧学習値を用いて負圧指令値(目標デューティ
比)TEOを算出する。詳しくは、最大負圧学習値ED
F1から最小負圧学習値EDF2を減算し、その値に前
記変数EGFを乗算し、さらにその乗算値に最小負圧学
習値EDF2を加算した値を、負圧指令値TEOとして
設定する。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0056】このように、前記「負圧フィードバック制
御ルーチン」においては、EGR制御又はBACS制御
が実行されるに際しては、EVRV17の出力負圧のフ
ィードバック制御が行われる。つまり、目標負圧EGT
と実際の制御負圧EVPとの間の負圧偏差DDUIに基
づいて最終的な負圧指令値TEOが設定される。そし
て、EVRV17からの出力負圧(ひいては負圧室12
c又は負圧室24へ導入される制御負圧EVP)が目標
負圧EGTと一致するよう、フィードバック制御が実行
される。
【0057】次に、上記の負圧フィードバック制御を実
行している最中において、目標負圧EGTが急増大した
場合の制御内容を図8及び図9のフローチャートに従っ
て説明する。図8は、ECU47により実行される目標
負圧EGTが急増大した場合を考慮した「DDUM算出
ルーチン」を示すフローチャートであって所定時間毎の
定時割り込みで実行される。
【0058】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
47はまずステップ301において、今回の目標負圧E
GTi から前回の目標負圧EGTi-1 を減算し、その差
を目標負圧変動量DEGTとして設定する。
【0059】次に、ステップ302においては、今回設
定した目標負圧変動量DEGTが予め定められた設定値
α以上となったか否かを判断する。つまり、所定時間内
に目標負圧EGTが急増大したか否かを判断する。そし
て、目標負圧変動量DEGTが設定値α以上となった場
合には、別途のルーチンで負圧オーバーシュートを抑制
する必要があるものと判断して、続くステップ303に
おいて最大オーバーシュート量DDUMを設定する。す
なわち、所定時間内における前記「負圧フィードバック
制御ルーチン」で算出された負圧偏差DDUIの最大値
を、最大オーバーシュート量DDUMとして設定し、そ
の後の処理を一旦終了する。
【0060】また、ステップ302において、目標負圧
変動量DEGTが設定値α以上となっていない場合に
は、何ら特別な制御を行う必要がないものとして、その
ままその後の処理を一旦終了する。
【0061】このように、上記「DDUM算出ルーチ
ン」においては、所定時間内に目標負圧EGTが急増大
した場合に、目標負圧EGTが実際の制御負圧EVPに
対してどれだけ偏差が生じたかが求められるとともに、
その負圧偏差DDUIに基づいて最大オーバーシュート
量DDUMが設定される。
【0062】また、図9は、ECU47により実行され
る目標負圧EGTが急増大した場合を考慮した「EDI
変更ルーチン」を示すフローチャートであって所定時間
毎の定時割り込みで実行される。
【0063】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
47はまずステップ401において、今回の目標負圧E
GTi から前回の目標負圧EGTi-1 を減算し、その差
を目標負圧変動量DEGTとして設定する。
【0064】次に、ステップ402においては、上記
「DDUM算出ルーチン」と同様、今回設定した目標負
圧変動量DEGTが予め定められた設定値α以上となっ
たか否かを判断する。つまり、所定時間内に目標負圧E
GTが急増大したか否かを判断する。そして、目標負圧
変動量DEGTが設定値α以上となった場合には、以降
において負圧オーバーシュートを抑制する必要があるも
のと判断して、ステップ403へ移行する。
【0065】ステップ403においては、タイマのカウ
ント値CDLを「1」ずつインクリメントする。また、
続くステップ404においては、当該カウント値CDL
が予め定められた所定値β以上となっているか否か、つ
まり、所定時間内に目標負圧EGTが急増大してから所
定時間が経過したか否かを判断する。そして、未だカウ
ント値CDLが所定値β以上となっていない場合には、
ステップ401へ移行し、カウント値CDLが所定値β
以上となるのを待つ。また、カウント値CDLが所定値
β以上となった場合には、ステップ405へ移行する。
【0066】ステップ405においては、前記「DDU
M算出ルーチン」で設定された最大オーバーシュート量
DDUMに基づき、補正値減算量HDIを算出する。こ
こで、補正値減算量HDIは、図10に示すようなマッ
プを参照することにより設定される。すなわち、そのと
きどきの最大オーバーシュート量DDUMが所定値未満
の場合には、補正値減算量HDIは比較的小さい一定値
に設定され、最大オーバーシュート量DDUMが所定値
以上の場合には、その値が大きいほど、補正値減算量H
DIは大きい値に設定される。
【0067】そして、続くステップ406においては、
前記「負圧フィードバック制御ルーチン」で算出された
負圧学習補正値EDIから今回設定された補正値減算量
HDIを減算し、その値を新たに負圧学習補正値EDI
として設定する。そして、その後の処理を一旦終了す
る。
【0068】一方、前記ステップ402において、目標
負圧変動量DEGTが設定値α以上となっていない場合
には、所定時間内に目標負圧EGTが急増大しておら
ず、別途特別な制御を行う必要がないものとしてステッ
プ407へ移行する。ステップ407においては、前記
カウント値CDLを「0」にクリヤし、その後の処理を
一旦終了する。
【0069】このように、この「EDI変更ルーチン」
においては、所定時間内に目標負圧EGTが急増大した
場合に、補正値減算量HDIが算出される。そして、負
圧学習補正値EDIからその補正値減算量HDIを減算
した値が、新たな負圧学習補正値EDIとして設定され
る。この設定により、前記「負圧フィードバック制御ル
ーチン」では、その変更設定された新たな負圧学習補正
値EDIに基づき、最大負圧学習値EDF1及び最小負
圧学習値EDF2が算出され、これらEDF1,EDF
2に基づき、負圧指令値TEOが設定される。また、こ
のような負圧学習補正値EDIの変更制御は、目標負圧
EGTが急増大した時点から所定時間経過後に行われ
る。
【0070】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、EGR制御又はBACS制御が実行されるに際し
ては、EVRV17の出力負圧のフィードバック制御が
行われる。つまり、目標負圧EGTと実際の制御負圧E
VPとの間の負圧偏差DDUIに基づいて負圧学習補正
値EDIが算出され、これに基づいて最終的な負圧指令
値TEOが設定される。そして、EVRV17からの出
力負圧(ひいては負圧室12c又は負圧室24へ導入さ
れる制御負圧EVP)が目標負圧EGTと一致するよ
う、フィードバック制御が実行される。
【0071】このとき、目標負圧EGTが急増大した場
合には、最大オーバーシュート量DDUMにみあった補
正値減算量HDIが算出される。そして、前記負圧学習
補正値EDIからその補正値減算量HDIを減算した値
が、新たな負圧学習補正値EDIとして設定される。こ
の設定により、前記「負圧フィードバック制御ルーチ
ン」では、新たに変更設定された負圧学習補正値EDI
に基づき、負圧指令値TEOが設定される。従って、結
果的にフィードバック制御されるEVRV17の開度の
制御量が小さくなるよう制御されることとなる。
【0072】このため、負圧を発生させるために、本実
施の形態の如く、ブレーキブースタ駆動用のバキューム
ポンプ20が用いられ、ブレーキ作動を確保するために
配管に「絞り」が設けられている場合において、EGR
制御及びBACS制御のための目標負圧EGTが急激に
増大した場合であっても、上記のように制御量が小さく
なることから、図11(b)に示すように、EVRV1
7の出力負圧(制御負圧EVP)が急激に増大しすぎる
ことがなくなる。その結果、目標負圧EGTの急増大に
よる出力負圧のオーバーシュートを抑制することがで
き、ひいては、負圧フィードバックに際しての著しい制
御性の向上を図ることができる。
【0073】また、本実施の形態では、上記のような負
圧学習補正値EDIの変更制御を、目標負圧EGTが急
増大した時点から所定時間経過後に行うようにした。こ
のため、目標負圧EGTが急増大した当初における制御
量は比較的大きいものとなる。従って、負圧室12c,
24内に導入される実際の負圧が目標負圧へと収束する
のが遅くなるという事態が回避される。その結果、より
一層の制御性の向上を図ることができる。
【0074】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の基本的構成等においては上述した第1の実施
の形態と同等であるため、同一の部材等については同一
の符号を付してその説明を省略する。そして、以下に
は、第1の実施の形態との相違点を中心として説明する
こととする。
【0075】本実施の形態において、上記「EDI変更
ルーチン」は実行されないものの、「EGR・BACS
基本制御ルーチン」、「負圧フィードバック制御ルーチ
ン」及び「DDUM算出ルーチン」に関しては、上記第
1の実施の形態と同様の処理がECU47により実行さ
れる。但し、「負圧フィードバック制御ルーチン」につ
いては、その制御周期が可変とされている点に特徴があ
る。
【0076】以下には、上記「負圧フィードバック制御
ルーチン」の制御周期を可変とするための「制御周期変
更ルーチン」について説明することとする。図12は、
ECU47により実行される制御周期変更ルーチンを示
すフローチャートであって、所定時間毎の定時割り込み
で実行される。
【0077】処理がこのルーチンへ移行すると、ECU
47は、まずステップ51において、今回の目標負圧E
GTi から前回の目標負圧EGTi-1 を減算し、その差
を目標負圧変動量DEGTとして設定する。
【0078】次に、ステップ502においては、上記
「DDUM算出ルーチン」と同様、今回設定した目標負
圧変動量DEGTが予め定められた設定値α以上となっ
たか否かを判断する。つまり、所定時間内に目標負圧E
GTが急増大したか否かを判断する。そして、目標負圧
変動量DEGTが設定値α以上となっていない場合に
は、特別な処理を行う必要がないものとしてステップ5
01へ移行し、前記処理を繰り返す。一方、目標負圧変
動量DEGTが設定値α以上となった場合には、以降に
おいて負圧オーバーシュートを抑制する必要があるもの
と判断して、ステップ503へ移行する。
【0079】ステップ503においては、「DDUM算
出ルーチン」で設定された最大オーバーシュート量DD
UMに基づき、周期番号ADSを決定する。ここで、こ
の周期番号ADSは、図13に示すように、例えば
「0」、「1」、「2」、「3」のいずれかの値をと
り、その値は、その時々の最大オーバーシュート量DD
UMに応じて決定される。すなわち、最大オーバーシュ
ート量DDUMが非常に大きい場合には、周期番号AD
Sとして最大の「3」が採択される。一方、最大オーバ
ーシュート量DDUMが比較的小さい場合には、周期番
号ADSとして最小の「0」が採択される。
【0080】そして、ステップ504においては、今回
設定された周期番号ADSに基づいて「負圧フィードバ
ック制御ルーチン」の制御周期を決定する。ここで、当
該フィードバック制御周期は、図14に示すように、例
えば「50ms毎」、「40ms毎」、「30ms
毎」、「20ms毎」のいずれかの値をとり、その値は
前記周期番号ADSに応じて決定される。すなわち、最
大オーバーシュート量DDUMが非常に大きく、周期番
号ADSとして「3」が採択された場合には、制御周期
は最も短い「20ms毎」が採択される。一方、最大オ
ーバーシュート量DDUMが比較的小さく、周期番号A
DSとして「0」が採択された場合には、制御周期は通
常通りの「50ms毎」が採択される。そして、ECU
47はその後の処理を一旦終了する。
【0081】このように、上記「制御周期変更ルーチ
ン」においては、所定時間内に目標負圧EGTが急増大
した場合に、周期番号ADSが決定される。そして、周
期番号ADSに基づいて制御周期が決定される。この決
定により、前記「負圧フィードバック制御ルーチン」に
おける制御周期が適宜変更されることとなる。そして、
その変更された制御周期毎に、負圧学習補正値EDIが
算出されるとともに、最大負圧学習値EDF1及び最小
負圧学習値EDF2が算出され、これらEDF1,ED
F2に基づき、負圧指令値TEOが設定される。
【0082】なお、本発明とは直接関係はないが、上記
のようにフィードバック制御の周期が例えば「50ms
毎」から「20ms毎」に変更された場合には、制御負
圧EVP等の各種信号を読み込む(ステップ201)の
処理を行う頻度も高くなる。このため、本実施の形態に
おいては、上記の例の場合には、次のようにして、各種
信号のA/D変換のスケジュールが変更される。
【0083】すなわち、図15に示すように、通常時
(50ms周期)には、当該「50ms」間に、2回の
頻度で制御負圧EVPを表す信号をA/D変換する。こ
れに対し、周期が短くなったような場合(20ms周
期)には、当該「20ms」間に、4回の頻度で制御負
圧EVPを表す信号をA/D変換する。
【0084】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、目標負圧EGTが急増大した場合には、負圧フィー
ドバック制御に際しての制御周期を短くするようにし
た。このため、配管に「絞り」が設けられているような
場合において、EGR制御及びBACS制御のための目
標負圧EGTが急激に増大した場合であっても、フィー
ドバックの制御周期が短くなるため、EVRV17の出
力負圧が増大しすぎてしまう前に、制御量の抑制が図ら
れる。従って、第1の実施の形態の場合と同様、EVR
V17の出力負圧が急激に増大しすぎてしまう事態を回
避することができ、ひいては、出力負圧のオーバーシュ
ートを抑制することができる。また、負圧フィードバッ
クに際しての著しい制御性の向上を図ることができる。
【0085】併せて、本実施の形態では、フィードバッ
クの制御周期を短くすることにより、EVRV17の出
力負圧が増大しすぎてしまう前に制御量の抑制を図るこ
とができる。このため、所定の遅延時間経過後に制御量
を小さくするようにしていた第1の実施の形態とは異な
り、当該制御に際して開始時間を遅延させる必要がな
い。
【0086】さらに、本実施の形態では、前記制御周期
を最大オーバーシュート量DDUMの大きさに応じて可
変とするようにした。そのため、最大オーバーシュート
量DDUMが大きく、出力負圧のオーバーシュートが起
こりそうな場合には、制御周期が最大限に短くされ、最
大オーバーシュート量DDUMが比較的小さい場合に
は、制御周期が比較的長いものとされる。従って、より
一層の制御性の向上を図ることができる。
【0087】併せて、本実施の形態では、上記の如く、
制御周期が短くなった場合においては、単位時間あたり
の制御負圧EVPを表す信号をA/D変換する頻度を高
めるようにした。このため、制御周期が短くなり、各種
信号を読み込む(ステップ201)の処理を行う頻度が
高くなったとしても、当該フィードバック制御に必要な
最新の検出信号(ここでは制御負圧EVP)を読み込む
ことができる。その結果、より一層の制御性の向上を図
ることができる。
【0088】尚、本発明は上記各実施の形態に限定され
るものではなく、例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記各実施の形態では、負圧切替弁を第1のVS
V15と第2のVSV27との二つの弁で構成するよう
にしたが、当該負圧切替弁を一つの弁で構成してもよ
い。
【0089】(2)前記各実施の形態では、過給機とし
てターボチャージャ10を備えたディーゼルエンジン1
に具体化したが、スーパーチャージャを備えたディーゼ
ルエンジンに具体化してもよいし、また、過給機を備え
ていないディーゼルエンジンに具体化してもよい。
【0090】(3)前記第1の実施の形態では、最大オ
ーバーシュート量DDUMに応じて補正値減算量HDI
を可変とし、これに伴い、最大オーバーシュート量DD
UMに応じて負圧学習補正値EDIを可変とするように
したが、目標負圧EGTが増大した場合に、一律に負圧
学習補正値EDIを低下させるような構成としてもよ
い。
【0091】(4)前記第1の実施の形態では、最大オ
ーバーシュート量DDUMに応じて制御周期を可変とし
たが、目標負圧EGTが増大した場合に、一律に制御周
期をそれまでよりも短くするような構成としてもよい。
【0092】(5)前記各実施の形態では、内燃機関と
してディーゼルエンジン1の場合に具体化したが、ガソ
リンエンジンであっても具体化することができる。ま
た、EVRV17によって制御されるアクチュエータと
しては、EGR弁12及びブーコン22以外にも他のア
クチュエータを採用してもよい。
【0093】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項2又は5に記載の内燃機関の負圧フィード
バック制御装置において、前記制御周期変更手段は、目
標負圧が急増大した場合に、当該目標負圧と、前記圧力
室又は前記負圧室内の実際の負圧との偏差を認識すると
ともに、その認識した偏差が大きいほど、前記負圧制御
弁の開度の制御周期を短くなるように制御するものであ
ることを特徴とする。
【0094】上記の構成とすることにより、本発明の効
果をより確実なものとすることができる。 (b)請求項5及び上記付記(a)に記載の内燃機関の
負圧フィードバック制御装置において、前記制御周期変
更手段により前記負圧制御弁の開度の制御周期が短くな
るよう制御される際には、前記運転状態検出手段による
前記前記圧力室又は前記負圧室内の負圧を検出する機会
を増大せしめるようにしたことを特徴とする。
【0095】上記の構成とすることにより、制御周期が
短くなることによる制御性の悪化を抑制することができ
る。 (c)請求項1〜5及び上記付記(a),(b)に記載
の内燃機関の負圧フィードバック制御装置において、前
記内燃機関はディーゼルエンジンであることを特徴とす
る。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アクチュエータを作動させるべくフィードバック制御さ
れる負圧制御弁を備え、かつ、負圧制御弁の負圧源とし
て、配管に絞りを設けたブレーキブースタ駆動用バキュ
ームポンプを用いた内燃機関の負圧フィードバック制御
装置において、目標負圧の急増大(又は目標負圧と実際
の負圧との偏差の増大)による負圧のオーバーシュート
を抑制し、もって制御性の向上を図ることができるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図2】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図3】本発明を具体化した第1の実施の形態における
ディーゼルエンジンの負圧フィードバック制御装置を示
す概略構成図である。
【図4】ECUにより実行される「EGR・BACS制
御ルーチン」を説明するフローチャートである。
【図5】「EGR・BACS制御ルーチン」で使用され
るマップである。
【図6】ECUにより実行される「負圧フィードバック
制御ルーチン」を説明するフローチャートである。
【図7】最大オーバーシュート量に対する負圧学習補正
値の関係を示すマップである。
【図8】「DDUM算出ルーチン」を示すフローチャー
トである。
【図9】「EDI変更ルーチン」を示すフローチャート
である。
【図10】最大オーバーシュート量に対する補正値減算
量の関係を示すマップである。
【図11】(a)は従来技術における不具合を説明する
ためのタイミングチャトであって、(b)は第1の実施
の形態における負圧の変化を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】第2の実施の形態における「制御周期変更ル
ーチン」を説明するフローチャートである。
【図13】周期番号を決定する際に使用されるマップで
ある。
【図14】制御周期を決定する際に使用されるマップを
示す図表である。
【図15】A/D変換スケジュールを表すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン、2…燃料噴射ポンプ、4…吸
気マニホルド、6…吸気通路(4,6は吸気系を構成し
ている)、5…排気マニホルド、7…排気通路(5,7
は排気系を構成している)、11…EGR通路、12…
アクチュエータを構成するEGR弁、12c…負圧室、
15…第1のVSV、27…第2のVSV(15,27
は負圧切替弁を構成している)、17…負圧制御弁とし
てのEVRV、22…アクチュエータ、燃料補償装置を
構成するブーコン、24…圧力室としての負圧室、41
…水温センサ、42…レバーセンサ、43…回転数セン
サ、44…吸気圧センサ(41〜44は運転状態検出手
段を構成している)、47…ECU(負圧制御弁制御手
段、制御領域判断手段、負圧切替弁制御手段、負圧偏差
認識手段及び制御量変更手段を構成している)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に設けられたアクチュエータ
    と、 前記アクチュエータの作動を制御するための負圧制御弁
    と、 前記負圧制御弁に対し、途中に絞りを有する配管を通過
    せしめて負圧を導入するためのブレーキブースタ駆動用
    バキュームポンプよりなる負圧源と、 前記負圧を含む前記内燃機関の運転状態を検出する運転
    状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に応じて目標負圧を算
    出する目標負圧算出手段と、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧に基づ
    いて前記負圧制御弁の開度をフィードバック制御する負
    圧制御弁制御手段とを備えた内燃機関の負圧フィードバ
    ック制御装置において、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧と、前
    記運転状態検出手段により検出された実際の負圧との偏
    差を認識する負圧偏差認識手段と、 前記負圧偏差認識手段により認識された偏差が大きいほ
    ど前記負圧制御弁制御手段によりフィードバック制御さ
    れる前記負圧制御弁の開度の制御量を小さくするよう制
    御する制御量変更手段とを設けたことを特徴とする内燃
    機関の負圧フィードバック制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関に設けられたアクチュエータ
    と、 前記アクチュエータの作動を制御するための負圧制御弁
    と、 前記負圧制御弁に対し、途中に絞りを有する配管を通過
    せしめて負圧を導入するためのブレーキブースタ駆動用
    バキュームポンプよりなる負圧源と、 前記負圧を含む前記内燃機関の運転状態を検出する運転
    状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に応じて目標負圧を算
    出する目標負圧算出手段と、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧に基づ
    いて前記負圧制御弁の開度をフィードバック制御する負
    圧制御弁制御手段とを備えた内燃機関の負圧フィードバ
    ック制御装置において、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧と、前
    記運転状態検出手段により検出された実際の負圧との偏
    差を認識する負圧偏差認識手段と、 前記負圧偏差認識手段により認識された偏差が大きいほ
    ど前記負圧制御弁制御手段によりフィードバック制御さ
    れる前記負圧制御弁の開度の制御周期を、それまでより
    も短くするよう制御する制御周期変更手段とを設けたこ
    とを特徴とする内燃機関の負圧フィードバック制御装
    置。
  3. 【請求項3】 内燃機関へ燃料を圧送する燃料噴射ポン
    プと、 前記燃料噴射ポンプに設けられ、圧力室に導入される作
    動圧に応じて前記燃料噴射ポンプからの燃料噴射量を補
    償する噴射量補償装置と、 前記内燃機関から排出される排気の一部をそのエンジン
    に取り込まれる吸気へ再循環させるために、排気系と吸
    気系とを連通する排気ガス再循環通路と、 前記排気ガス再循環通路を開閉するために、負圧室に導
    入される負圧に応じて作動する排気ガス再循環制御弁
    と、 前記噴射量補償装置の圧力室及び前記排気ガス再循環制
    御弁の負圧室に導入される負圧を制御するために開閉さ
    れる一つの負圧制御弁と、 前記負圧制御弁に対し、途中に絞りを有する配管を通過
    せしめて負圧を導入するためのブレーキブースタ駆動用
    バキュームポンプよりなる負圧源と、 前記負圧制御弁により制御される負圧を前記噴射量補償
    装置の圧力室又は前記排気ガス再循環制御弁の負圧室へ
    選択的に導入するために切り替えられる負圧切替弁と、 前記圧力室及び前記負圧室内の負圧を含む前記内燃機関
    の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に応じて前記圧力室又
    は前記負圧室に導入される目標負圧を算出する目標負圧
    算出手段と、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧に基づ
    いて前記負圧制御弁の開度をフィードバック制御する負
    圧制御弁制御手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、燃料噴射量
    補償制御領域と排気ガス再循環制御領域とを判断する制
    御領域判断手段と、 前記制御領域判断手段の判断結果に応じて、前記負圧切
    替弁を切り替え制御する負圧切替弁制御手段とを備えた
    内燃機関の負圧フィードバック制御装置において、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧が急増
    大した場合に、当該目標負圧と、前記圧力室又は前記負
    圧室内の実際の負圧との偏差を認識する負圧偏差認識手
    段と、 前記負圧偏差認識手段により認識された偏差が大きいほ
    ど前記負圧制御弁制御手段によりフィードバック制御さ
    れる前記負圧制御弁の開度の制御量を小さくするよう制
    御する制御量変更手段とを設けたことを特徴とする内燃
    機関の負圧フィードバック制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御量変更手段による前記負圧制御
    弁の開度の制御量を小さくする制御は、前記目標負圧算
    出手段により算出された目標負圧と実際の負圧との偏差
    が増大した時点又は前記目標負圧算出手段により算出さ
    れた目標負圧が急増大した時点から所定時間経過した後
    に行われるようにしたことを特徴とする請求項1又は3
    に記載の内燃機関の負圧フィードバック制御装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関へ燃料を圧送する燃料噴射ポン
    プと、 前記燃料噴射ポンプに設けられ、圧力室に導入される作
    動圧に応じて前記燃料噴射ポンプからの燃料噴射量を補
    償する噴射量補償装置と、 前記内燃機関から排出される排気の一部をそのエンジン
    に取り込まれる吸気へ再循環させるために、排気系と吸
    気系とを連通する排気ガス再循環通路と、 前記排気ガス再循環通路を開閉するために、負圧室に導
    入される負圧に応じて作動する排気ガス再循環制御弁
    と、 前記噴射量補償装置の圧力室及び前記排気ガス再循環制
    御弁の負圧室に導入される負圧を制御するために開閉さ
    れる一つの負圧制御弁と、 前記負圧制御弁に対し、途中に絞りを有する配管を通過
    せしめて負圧を導入するためのブレーキブースタ駆動用
    バキュームポンプよりなる負圧源と、 前記負圧制御弁により制御される負圧を前記噴射量補償
    装置の圧力室又は前記排気ガス再循環制御弁の負圧室へ
    選択的に導入するために切り替えられる負圧切替弁と、 前記圧力室及び前記負圧室内の負圧を含む前記内燃機関
    の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に応じて前記圧力室又
    は前記負圧室に導入される目標負圧を算出する目標負圧
    算出手段と、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧に基づ
    いて前記負圧制御弁の開度をフィードバック制御する負
    圧制御弁制御手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、燃料噴射量
    補償制御領域と排気ガス再循環制御領域とを判断する制
    御領域判断手段と、 前記制御領域判断手段の判断結果に応じて、前記負圧切
    替弁を切り替え制御する負圧切替弁制御手段とを備えた
    内燃機関の負圧フィードバック制御装置において、 前記目標負圧算出手段により算出された目標負圧が急増
    大した場合に、前記負圧制御弁制御手段によりフィード
    バック制御される前記負圧制御弁の開度の制御周期を、
    それまでよりも短くするよう制御する制御周期変更手段
    を設けたことを特徴とする内燃機関の負圧フィードバッ
    ク制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221944A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 車両挙動制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010221944A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 車両挙動制御装置

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