JPH09125991A - 電子ガバナの制御特性調整機構及び方法 - Google Patents

電子ガバナの制御特性調整機構及び方法

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JPH09125991A
JPH09125991A JP28588395A JP28588395A JPH09125991A JP H09125991 A JPH09125991 A JP H09125991A JP 28588395 A JP28588395 A JP 28588395A JP 28588395 A JP28588395 A JP 28588395A JP H09125991 A JPH09125991 A JP H09125991A
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signal
output characteristic
output
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Application number
JP28588395A
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English (en)
Inventor
Koji Furuta
孝司 古田
Kiyoshi Morita
潔 森田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一型式の電子ガバナを、エンジン機種毎、更
には個別毎に対応可能に制御特性を調整できるようにす
る。 【解決手段】 電子ガバナの制御部ECにエンジン機種
毎の出力特性データD1〜Dn を記憶し、外部抵抗器O
Rの抵抗値設定にてデータの一つを選択できるように
し、更に、外部抵抗器ORの抵抗値設定にて、選択した
データに基づく出力を増減調整できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一型式の電子ガバ
ナを、出力特性の異なる各機種のディーゼルエンジン、
更に、同一機種でも個別に出力値の微妙に異なる各個の
ディーゼルエンジンに対応可能とすることを目的とし
た、電子ガバナにおける制御部に連結する外部より調整
操作可能な外部抵抗器の構成と、その調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンの調速機構と
して、電気的制御によりラックアクチュエータを操作し
て燃料噴射量調整用のラック位置を制御し、エンジン回
転数を設定回転数に保持する電子ガバナは公知である。
エンジンは、機種によっては、同一回転数での最大出力
値と最小出力値が異なる、即ち、出力特性が異なること
がある。従来の電子ガバナにおいては、エンジンの機種
毎に、その機種に見合う出力特性データを制御部内にて
一律的に設定して、その機種毎に対応する電子ガバナを
構成していた。
【0003】また、エンジンは同一機種、即ち、出力特
性が同一でも、微妙に個々に全体的な出力値が異なるの
で、これに電子ガバナを対応させる手段として、電子ガ
バナ本体に対するラック位置センサの取付位置をシム調
整して、エンジンの出力増減調整をするという機械的手
法を用いたり、或いは、特開平5−321699号公報
に開示されるような、電子ガバナの入力手段であるラッ
ク位置センサの検出信号の補正回路を設けて外部より調
整可能とした構成があり、この中で、補正回路として、
外部より調整可能な可変抵抗器を設けた実施例が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンを
機種毎に量産する態勢を取るにおいて、まず第一に、機
種毎の生産量が非常に多い場合には、従来のように、一
機種毎に対応する出力特性データを設定した電子ガバナ
を生産することも考えられる(一つの出力特性データを
組み込んだ電子ガバナを大量に生産できるため)が、機
種毎の生産量がある程度の量では、従来のこの方法で
は、一データを設定した電子ガバナの生産量が少なく
て、採算性が悪いので、一型式の電子ガバナを、各機種
のエンジンに対応する制御特性にできるように調整可能
とする方がよい。このため、一つの電子ガバナに各機種
の出力特性データを組み込んで、データを選択可能とす
る構成とし、この選択操作が容易に行えるようにするこ
とが望まれる。
【0005】また、第二に、エンジン個々における出力
調整手段として、まず、前記のラック位置センサの機械
的位置調整手段を用いるのは、シムの抜き差し毎にエン
ジン回転数が変化することから、エンジンをその都度停
止させる必要があり、煩雑で且つ時間がかかった。ま
た、第三に、前記特開平5−321699号公報におけ
る構成は、エンジン個々の微調整として可変抵抗器をラ
ック位置センサの信号補正回路に具備しているものだ
が、制御部における出力信号発信用の回路の抵抗値を調
整することも考えられ、このような構成は未公知であ
る。
【0006】また、第四に、エンジンの出力増減を外部
から容易に調整できるようにすることも望まれている。
更に、第五に、エンジン生産ラインで出力の異なる機種
の出力調整及び設定が択一的に行えることや、また、第
六には、その調整を、コンピュータによる自動設定等に
て行えるようにすることが望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、請求項1の如く、エンジン調速用制御部内にて、エ
ンジン設定回転数に対応する燃料噴射量設定用ラック位
置の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを
記憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段か
らの検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性デー
タに照合し、電気駆動式ラックアクチュエータに出力信
号を発信することにより、エンジンを設定回転数に保持
する電子ガバナにおいて、該制御部の外部に設けた外部
抵抗器の抵抗値を設定することによって、該制御部内の
複数のエンジン出力特性データから、制御対象のエンジ
ン機種に最適な一つを選択する方法を採用する。
【0008】また、請求項2の如く、エンジン調速用制
御部内にて、エンジン設定回転数に対応する燃料噴射量
設定用アクチュエータの制御範囲を定めた複数のエンジ
ン出力特性データを記憶し、該制御部に入力される機関
運転条件検出手段からの検出信号を、選択した一つのエ
ンジン出力特性データに照合し、該アクチュエータに出
力信号を発信することにより、エンジンを設定回転数に
保持する電子ガバナにおいて、該エンジン出力特性デー
タの選択用信号発信手段として、抵抗値を変更操作可能
な外部抵抗器を、該制御部の外部に設ける構成とする。
【0009】また、請求項3の如く、エンジン調速用制
御部内にて、エンジン設定回転数に対応する燃料噴射量
設定用アクチュエータの制御範囲を定めた複数のエンジ
ン出力特性データを記憶し、該制御部に入力される機関
運転条件検出手段からの検出信号を、選択した一つのエ
ンジン出力特性データに照合し、該アクチュエータに出
力信号を発信することにより、エンジンを設定回転数に
保持する電子ガバナにおいて、該制御部の外部に、抵抗
値を変更操作可能な該エンジン出力特性データの選択用
信号発信用の抵抗回路と、抵抗値を変更操作可能なエン
ジンの出力増減調整用信号発信用の抵抗回路よりなる外
部抵抗器を設ける構成とする。
【0010】また、請求項4の如く、エンジン調速用制
御部内にて、エンジン設定回転数に対応する燃料噴射量
設定用アクチュエータの制御範囲を定めた複数のエンジ
ン出力特性データを記憶し、該制御部に入力される機関
運転条件検出手段からの検出信号を、選択した一つのエ
ンジン出力特性データに照合し、該アクチュエータに出
力信号を発信することにより、エンジンを設定回転数に
保持する電子ガバナにおいて、該制御部の外部に、抵抗
値を変更操作可能な該エンジン出力特性データの選択用
信号発信用の抵抗回路と、抵抗値を変更操作可能なエン
ジンの出力増減調整用信号発信用の抵抗回路よりなる外
部抵抗器を設け、該両抵抗回路をケース内に内設して、
該ケースに各抵抗回路の抵抗値設定用部材を設ける構成
とする。
【0011】また、請求項5の如く、エンジン調速用制
御部内にて、エンジン設定回転数に対応する燃料噴射量
設定用アクチュエータの制御範囲を定めた複数のエンジ
ン出力特性データを記憶し、該制御部に入力される機関
運転条件検出手段からの検出信号を、選択した一つのエ
ンジン出力特性データに照合し、該アクチュエータに出
力信号を発信することにより、エンジンを設定回転数に
保持する電子ガバナにおいて、該制御部の外部に、該エ
ンジン出力特性データの選択用信号発信用の抵抗回路を
有する、或いはそれに加えて、エンジンの出力増減調整
用信号発信用の抵抗回路を有する外部抵抗器を設け、両
抵抗回路の少なくとも一つを、抵抗値の変更操作可能
に、直列配線した複数の抵抗と、抵抗の数を選択可能に
配線したジャンパー線とからなるラダー回路にて構成す
る。
【0012】また、請求項6の如く、エンジン調速用制
御部内にて、エンジン設定回転数に対応する燃料噴射量
設定用アクチュエータの制御範囲を定めた複数のエンジ
ン出力特性データを記憶し、該制御部に入力される機関
運転条件検出手段からの検出信号を、選択した一つのエ
ンジン出力特性データに照合し、該アクチュエータに出
力信号を発信することにより、エンジンを設定回転数に
保持する電子ガバナにおいて、該制御部の外部に、該エ
ンジン出力特性データの選択用信号発信用の抵抗回路を
有する、或いはそれに加えて、エンジンの出力増減調整
用信号発信用の抵抗回路を有する外部抵抗器を設け、両
抵抗回路の少なくとも一つを、抵抗値の変更操作可能
に、並列配線した数種類の抵抗と、該抵抗の一つに直列
可能なロータリースイッチと、外部信号にて書換え可能
な不揮発性メモリーを有する該ロータリースイッチ切換
用のマイクロコンピュータとにて構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、添付の図面に
基づいて説明する。図1は従来の基本的電子ガバナ制御
ブロック図、図2はエンジン機種毎の制御特性調整を可
能とする外部抵抗器ORを設けた電子ガバナ制御ブロッ
ク図、図3はエンジン機種毎及びエンジン個別毎の制御
特性調整を可能とする外部抵抗器ORを設けた電子ガバ
ナ制御ブロック図、図4の(a)、(b)は、各々、図
2または図3の制御部MCに記憶されるエンジン機種毎
の出力特性データをマップ化したものの一例、図5は図
3の電子ガバナにおける出力値増減調整を示す出力マッ
プ、図6は電子ガバナによるラックアクチュエータの出
力制御フローチャート、図7は図2図示の電子ガバナに
おけるエンジン機種毎の出力特性データ選択過程を示す
フローチャート、図8は図3図示の電子ガバナにおける
エンジン機種毎の出力特性データ選択過程及びエンジン
個別毎の出力増減調整過程を示すフローチャート、図9
乃至図12は図2図示の電子ガバナにおけるエンジン機
種毎の出力特性データ選択用の外部抵抗器ORを示すも
ので、図9は外部抵抗器OR1の回路図、図10は外部
抵抗器OR2の回路図、図11は外部抵抗器OR3の回
路図、図12は外部抵抗器OR4の回路図、図13乃至
図20は図3図示の電子ガバナにおけるエンジン機種毎
の出力特性データ選択用、及びエンジン個別毎の出力増
減調整用の外部抵抗器ORを示すもので、図13は外部
抵抗器OR1’の回路図、図14は外部抵抗器OR1”
の回路図、図15は外部抵抗器OR2’の回路図、図1
6は外部抵抗器OR2”の回路図、図17は外部抵抗器
OR3’の回路図、図18は外部抵抗器OR3”の回路
図、図19は外部抵抗器OR4’の回路図、図20は外
部抵抗器OR4”の回路図、図21は抵抗値を一定とし
たデータ選択用外部抵抗器OR’の図で、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は裏面図、(d)は側面
図、図22は図21図示の外部抵抗器OR’の内部回線
図、図23は抵抗値を一定としたデータ選択用抵抗回路
DR’と、抵抗値を可変とした出力増減調整用抵抗回路
TR3を組み合わせた外部抵抗器OR3’aの図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は裏面図、
(d)は側面図、図24は図23図示の外部抵抗器OR
3’aの内部回線図である。
【0014】まず、従来の電子ガバナの基本的制御シス
テムについて図1より説明する。電子ガバナは、エンジ
ン回転数を設定回転数に保持すべく、ラックアクチュエ
ータRAを駆動して、エンジンEにおける燃料噴射ポン
プの燃料噴射量調整用のラックの位置を制御するもので
あって、該ラックアクチュエータRAは、電磁ソレノイ
ドや電動モーター等の電気的な駆動装置となっており、
マイクロコンピュータよりなる制御部ECより出力部の
ラックアクチュエータRAに出力信号SA を発信して駆
動する。制御部EC内には、エンジン回転数に対応し
て、エンジントルクを幾らに設定するかを書き込んだデ
ータであって、その電子ガバナにて制御しようとするエ
ンジン機種に対応する一種類の出力特性データDを内蔵
している。
【0015】そして、入力部として、エンジンE(燃料
噴射ポンプ)におけるエンジン回転数センサESとラッ
ク位置センサRSがあり、エンジン回転数センサのセン
サ値は回転数入力信号SE として入力し、該ラック位置
センサRSの検出信号SR については、信号増幅回路A
Cにて増幅した上で、ラック位置入力信号SR ’として
入力する。これらの入力値SR ’・SE にて実際のエン
ジン回転数またはラック位置を検知し、設定回転数に合
わせるべく、前記の出力特性データDと照合して、ラッ
クアクチュエータ出力信号SA 値を特定するのである。
以上の電子ガバナの基本的なラックアクチュエータ制御
過程が、図6のフローチャートにて示されている。な
お、図6中、SRPはラックアクチュエータRAの設定
位置、RRPは、ラックアクチュエータRAの実際位置
を示す。
【0016】従来の電子ガバナの基本的な制御システム
においては、制御部内の出力特性データDは、制御対象
であるエンジン一機種に対応する一種類のもののみなの
で、機種毎に異なるデータを内蔵した電子ガバナを用意
しなければならない。本発明は、一型式の電子ガバナ
を、出力特性の異なる各機種のエンジンに対応可能とす
べく、図2の如く、制御部ECに、エンジンの各機種に
対応する出力特性データD1 ・D2 ・・・Dn 、及び異
常対処用出力データDABN が内蔵されている。各出力特
性データをマップ化すれば、例えば、出力特性データD
1 は、図4(a)に図示するようなマップ、出力特性デ
ータD2 は、図4(b)に図示するようなマップという
具合である。
【0017】そして、これらの出力特性データの中か
ら、制御対象のエンジン機種に見合ったデータを選択す
る手段として、抵抗値を変更可能な外部抵抗器ORを制
御部ECの外部に配設している。該外部抵抗器ORは、
ケース内に抵抗値を変更可能な抵抗回路を内設した構成
となっており、制御部EC内のデータ選択用回路Aに対
して、アナログ信号である出力データ選択用信号(出力
信号)SD の送信線を連結しており、電源V及びアース
GNDについては、制御部ECのものを共用している。
該外部抵抗器ORにおける抵抗値の設定により、その設
定抵抗値に伴って外部抵抗器ORより制御部に送信され
るアナログ信号のデータ選択用信号SD の読み取りによ
って、データ選択が行われるのである。なお、該データ
選択用信号SD が、出力特性データD1 〜Dn に対応す
る値ではない場合、異常対処用出力データDABN が選択
される。以上の一連のデータ選択過程は、図7図示のフ
ローチャートにて示されている。
【0018】更に、電子ガバナを図2の如くに構成し
て、エンジン機種毎に対応する出力特性を選択可能と
し、制御対象とするエンジンの機種に見合った出力特性
を得たとしても、同一機種、即ち、出力特性を同じにし
ても、エンジンは、個々で全体的な出力値に大小差があ
る。そこで、外部抵抗器ORにおいて、前記のデータ選
択用信号(出力調整信号)SD に加えて、図5に示す如
く、選択した出力特性データに基づく出力マップを上下
動するように、即ち、エンジン出力値を増減するよう
に、図3図示の如く、出力増減調整用信号(出力微調整
信号)ST を送信するための送信線を、制御部EC内に
おけるラックアクチュエータへの出力信号SAの増減調
整をする出力信号増減用回路Bに連結している。
【0019】図8のフローチャートより、図3図示の外
部抵抗器ORにおけるエンジン機種毎の出力特性データ
選択とエンジン個別毎の出力増減調整による電子ガバナ
の制御特性調整過程を説明する。外部抵抗器ORにおい
ては、後記図13乃至図20に示すように、それぞれ抵
抗値を変更操作可能な、データ選択用抵抗回路DR(D
R1〜DR4)と、出力増減調整用抵抗回路TR(TR
1〜TR4)とを設けている。まず、エンジン機種毎に
制御部EC内の出力特性データを選択すべく、該外部抵
抗器ORにおけるデータ選択用抵抗回路DRにおける抵
抗値を設定し、これによって、出力特性データが、デー
タD1 〜Dn 及びDABN の中から特定される。
【0020】次に、エンジン個々の出力検査を行い、こ
の検査結果をもとに、制御対象となる個々のエンジン毎
に、出力増減調整用抵抗回路TRにて抵抗値を設定し、
これによって、制御部ECにて、出力の増減幅α%(ま
たはα馬力)が算出される。これは、前過程で特定され
た出力特性データのマップの上昇または下降幅(図5参
照)であって、これに基づき、出力特性データマップを
上昇または下降させ、出力の増減調整をして、電子ガバ
ナを、個々のエンジンの出力に特性に見合った制御特性
に調整するのである。なお、この出力の増減調整は、出
力増減調整用抵抗回路TRの抵抗値の調整で、ラック位
置センサ入力値を増減させることによって行ってもよ
い。
【0021】以上のように、外部抵抗器ORにてデータ
選択用信号SD を発信させて、制御対象のエンジン機種
に見合う出力特性データを選択し、また、それに加えて
出力増減調整用信号ST を発信させて、制御対象の個々
のエンジンの出力値に見合う出力増減調整を行って、制
御部ECを、機種毎の、或いは個々のエンジンの特性に
見合う制御特性を有するものに設定すると、この電子ガ
バナを用いて、前記の図6のフローチャートの如く、ラ
ック位置センサRSの検出信号の増幅信号であるSR
や、エンジン回転数センサESの検出信号を、制御部E
Cにて選択データとを照合し、更に出力調整を行って、
ラックアクチュエータRAに対する出力信号SA の発信
制御を行うことができるのである。
【0022】以上のような基本的構成を共通として、図
2図示の外部抵抗器ORのケース内に内設する抵抗回路
については、図9乃至図12のような実施例を紹介す
る。まず、図9図示の外部抵抗器OR1は、可変抵抗V
Rを具備する回路をケース1内に内設したものとなって
いる。ケース1外側には、該可変抵抗VRのボリューム
調整用の部材(ダイヤル等)が設けられていて、抵抗値
を設定可能としており、こうして設定した抵抗値に基づ
いて、データ選択用信号SD が発信されて、制御部EC
内で出力特性データの選択がなされる。
【0023】次に、図10図示の外部抵抗器OR2は、
抵抗値の異なる数種類の抵抗R1 ・R2 ・・・Rn を並
列配線し、ロータリースイッチSWを該抵抗のいずれか
に直列連結可能とした抵抗回路をケース1内に内設した
ものであって、ケース1の外側には、ロータリースイッ
チSWの切換用スイッチが配設されている。即ち、この
スイッチの切換操作によって、抵抗R1 ・R2 ・・・R
n の中から一つの抵抗を選択し、選択した抵抗の抵抗値
に基づいて、データ選択用信号SD が発信されて、制御
部EC内で出力特性データの選択がなされる。
【0024】次に、図11図示の外部抵抗器OR3は、
抵抗値の異なる数種類の、或いは抵抗値の等しい複数の
抵抗R・R・・・Rを直列配線し、これらの直列抵抗の
数を選択可能にジャンパー線J・J・・・を配線したラ
ダー回路である抵抗回路をケース1内に内設したもので
あって、ケース1の外側には、ジャンパー線J・J・・
・が延出されていて、切断操作可能となっている。ジャ
ンパー線Jを選択して切断することによって、直列抵抗
数が設定され、即ち、抵抗値が設定される。こうして設
定した抵抗値に基づいて、データ選択用信号SD が発信
されて、制御部EC内で出力特性データの選択がなされ
る。
【0025】次に、図12図示の外部抵抗器OR4は、
図12図示の外部抵抗器OR2と同様にケース1内に抵
抗値の異なる数種類の抵抗R1 ・R2 ・・・Rn を並列
配線し、ロータリースイッチSWを該抵抗のいずれかに
直列連結可能とした抵抗回路を内設しているが、該ロー
タリースイッチSWの切換手段は、同じくケース1内に
収納したマイクロコンピュータCPUとなっており、該
マイクロコンピュータCPUに内蔵されたメモリーEE
PROMは、外部信号にて(リモコン操作等で)書換え
可能となっていて、このメモリー値にて、該ロータリー
スイッチSWが、どの抵抗と直列連結するかが決定す
る。従って、該メモリーの書換え操作によるロータリー
スイッチSWの切換にて抵抗R1 ・R2 ・・・Rn の中
から一つの抵抗が選択され、選択した抵抗の抵抗値に基
づいて、データ選択用信号SD が発信されて、制御部E
C内で出力特性データの選択がなされる。
【0026】以上は、エンジン機種毎の出力特性データ
を選択可能とした図2図示の構成の電子ガバナにおける
外部抵抗器ORについて説明した。次は、この機種毎の
データ選択に加えて、エンジン個々の出力値に見合う電
子ガバナの制御出力特性を調整可能とした図3図示の外
部抵抗器ORについて、図13乃至図20より説明す
る。
【0027】まず、図13図示の外部抵抗器OR1’
は、一つのケース1内に、データ選択用信号SD を発信
するデータ選択用抵抗回路DR1と、出力増減調整用信
号STを発信する出力増減調整用抵抗回路TR1とが内
設されており、各抵抗回路DR1及びTR1は、図9図
示の外部抵抗器OR1における抵抗回路と同様に、それ
ぞれ可変抵抗VR、VR’を具備したものであって、該
ケース1の外側には、各抵抗回路DR1・TR1の可変
抵抗VR・VR’のボリューム設定用の部材(ダイヤル
等)が設けられている。
【0028】一方、図14図示の外部抵抗器OR1”
は、データ選択用信号SD を発信するデータ選択用抵抗
回路DR1を一のケース1aに、出力増減調整用信号S
T を発信する出力増減調整用抵抗回路TR1を他のケー
ス1bに内設して、各抵抗回路を別体ケースにて独立さ
せており、各ケース1a・1bの外側に、各抵抗回路D
R1・TR1の可変抵抗VR・VR’のボリューム設定
用部材(ダイヤル等)を配設している。
【0029】図15及び図16図示の外部抵抗器OR
2’・OR2”は、それぞれ、データ選択用信号SD
発信する、ロータリースイッチSWと並列抵抗R1 〜R
n よりなるデータ選択用抵抗回路DR2と、出力増減調
整用信号ST を発信する、ロータリースイッチSW’と
並列抵抗R1 ’〜Rn ’よりなる出力増減調整用抵抗回
路TR2とから構成されているものであって、図15図
示の外部抵抗器OR2’は、両抵抗回路DR2・TR2
を一のケース1内に内設し、ケース1外側には、各ロー
タリースイッチSW・SW’の切換用スイッチを配設し
ており、図16図示の外部抵抗器OR2”は、各抵抗回
路DR2・TR2を二ケース1a・1bに分けて内設し
ており、各ケース1a・1bの外側に、それぞれロータ
リースイッチSW・SW’の切換用スイッチを配設して
いる。
【0030】図17及び図18図示の外部抵抗器OR
3’・OR3”は、それぞれ、データ選択用信号SD
発信する、直列抵抗R・R・・・とジャンパー線J・J
・・・よりなるラダー回路のデータ選択用抵抗回路DR
2と、出力増減調整用信号STを発信する、直列抵抗
R’・R’・・・とジャンパー線J’・J’・・・より
なるラダー回路の出力増減調整用抵抗回路TR2とから
構成されているものであって、図17図示の外部抵抗器
OR3’は、両抵抗回路DR3・TR3を一のケース1
内に内設し、ケース1外側には、各抵抗回路DR3・T
R3の抵抗値切換用のジャンパー線J・J・・・及び
J’・J’・・・を延設しており、図18図示の外部抵
抗器OR3”は、各抵抗回路DR3・TR3を二ケース
1a・1bに分けて内設しており、ケース1a外側には
ジャンパー線J・J・・・を、ケース1b外側にはジャ
ンパー線J’・J’・・・を配設している。
【0031】図19及び図20図示の外部抵抗器OR
4’・OR4”は、それぞれ、データ選択用信号SD
発信する、ロータリースイッチSWと並列抵抗R1 〜R
n とマイクロコンピュータCPUよりなるデータ選択用
抵抗回路DR4と、出力増減調整用信号ST を発信す
る、ロータリースイッチSW’と並列抵抗R1 ’〜
n ’とマイクロコンピュータCPUよりなる出力増減
調整用抵抗回路TR2とから構成されているものであっ
て、図19図示の外部抵抗器OR4’は、両抵抗回路D
R4・TR4を一のケース1内に内設し、ケース1外側
には、各マイクロコンピュータCPU・CPU’の各メ
モリー書換え用の操作部材(スイッチ等)を配設する。
(リモコン操作にて書き換える場合には、このような部
材は配設しない。)図20図示の外部抵抗器OR4”
は、各抵抗回路DR4・TR4を二ケース1a・1bに
分けて内設しており、各ケース1a・1bの外側に、各
マイクロコンピュータCPU・CPU’の各メモリー書
換え用の操作部材(スイッチ等)を配設する。(但し、
リモコン操作にて書き換える場合には、このような部材
は配設しない。)
【0032】最後に、外部抵抗器の具体的構成の実施例
として、図21乃至図24を説明する。まず、図21乃
至図22図示の外部抵抗器OR’は、エンジン機種毎の
エンジン出力特性データ選択用のものだが、抵抗値は一
定で、即ち、エンジン機種毎に、それに最適の抵抗値を
有する外部抵抗器OR’を適用する。従って、制御対象
のエンジン機種が異なれば、図22に示す外部抵抗器O
R’内の抵抗の値も異なったものを用意しなければなら
ない。つまり、エンジン機種の種類の数だけ、抵抗値の
異なる外部抵抗器OR’を用意することとなる。
【0033】具体的構成について説明すると、ケース1
には、電子ガバナ本体(制御部EC)側の外部抵抗器取
付ステーに取付可能にボルト孔1cを穿設しており、ケ
ース1よりビニルコード2が延設されている。該ビニル
コード2は、図22図示の三本の導線に巻装したもので
あり、3はその端子であるコネクタ、4はその固定用テ
ープである。図22図示の各導線は、制御部EC側にお
ける電源V、アースGND、及び、図2または図3図示
のデータ選択用演算回路Aに接続される。
【0034】図23及び図24図示の外部抵抗器OR
3’aは、図24図示の内部配線図のように、データ選
択用抵抗回路DG’として、前記の図21、図22に図
示した抵抗値を一定とする抵抗回路を内設している。従
って、前記の外部抵抗器OR’と同様に、該外部抵抗器
OR3’aは、エンジン機種の選択時においては、該デ
ータ選択用抵抗回路DR’が、その機種に最適の抵抗値
を有する外部抵抗器OR3’aを選択する必要がある。
但し、この外部抵抗器OR3’aでは、エンジン機種選
択後に、個々のエンジン毎にその出力値に応じた出力増
減調整を行えるようにしている。即ち、抵抗値を数パタ
ーン選択可能な出力増減調整用抵抗回路TG3を内設し
ているのである。なお、該出力増減調整用抵抗回路TG
3の出力用導線は、制御部EC側のラックアクチュエー
タへの出力信号の増減を行う図3図示の出力信号増減用
回路Bに接続される。
【0035】該出力増減調整用抵抗回路PG3は、図2
2のように、複数の直列配線した抵抗と、複数のジャン
パー線(この構成では、J1・J2の二本)を組み合わ
せたラダー回路であって、いずれかのジャンパー線を切
断することで、抵抗値を一定両増大させるか、または低
減させることができる。エンジン機種毎の外部抵抗器O
R3’aの選択を行った後、制御対象である個々のエン
ジンの出力値を検証した結果、それに見合うようにエン
ジン出力を増減する操作を、ジャンパー線J1またはJ
2の切断操作という形で行うのである。
【0036】図23図示の外部抵抗器OR3’aの外観
構成は、図21図示の外部抵抗器OR’のそれと略同様
だが、ジャンパー線の切断操作を、外部からできるよう
に、ジャンパー線J1・J2を、ケース1の外側に突出
させているのである。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のような機構及び方法とし
たので、次のような効果を奏する。まず、請求項1及び
2記載の構成及び方法にて、制御部内のエンジン各機種
毎に対応する数種類の出力特性データの中から、制御対
象とするエンジン機種に見合った出力特性データを選択
する操作が、制御部の外部に配設した外部抵抗器にて行
うことができ、操作が容易であり、また、これによっ
て、容易にデータが選択されて、一型式の電子ガバナに
て、数機種のエンジンを制御可能にでき、一機種毎のエ
ンジンをある程度生産するという量産態勢においては、
機種毎の制御設定が効率よくできる。
【0038】また、エンジン機種毎の出力特性データ選
択に加えて、請求項3の構成によって、前記方法にて選
択した出力特性データに基づく出力を、エンジン個々に
異なる出力に応じて増減調整することができ、また、そ
の調整操作も、外部抵抗器にて容易に行える。従って、
一型式の電子ガバナを、エンジンの各機種毎に対応可能
にできる上に、エンジン個々に対して、最適な制御特性
に調整することができ、エンジン個々を最適に制御し
て、それぞれのエンジン毎に運転性能を最適な状態に引
き出すことができる。
【0039】また、外部抵抗器において、請求項4の如
く、エンジン機種毎の出力特性データ選択用のものと、
エンジン個別毎の出力増減調整用のものとを、一体のケ
ースにて構成して、各抵抗設定用の部材(ダイヤル、ス
イッチ等)を一ケースに配設するのもよいし、或いは、
エンジン機種毎の出力特性データ選択用のものと、エン
ジン個別毎の出力増減調整用のものとを、別個のケース
にて構成し、各ケース毎に抵抗設定用の部材(ダイヤ
ル、スイッチ等)を配設するのもよく、外部抵抗器の配
設スペースの広さや形状、或いはコストに応じて、いず
れかを選択すればよい。
【0040】また、請求項5記載の構成とすることで、
外部抵抗器における抵抗値の設定操作は、ジャンパー線
の切断操作という容易な方法で行うことができる。
【0041】また、請求項6記載の構成とすることで、
外部抵抗器における抵抗値の設定操作は、内蔵するマイ
クロコンピュータのメモリー書換えという操作で、例え
ばリモコン操作、或いはスイッチ類の操作等で容易に行
うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基本的電子ガバナ制御ブロック図であ
る。
【図2】エンジン機種毎の制御特性調整を可能とする外
部抵抗器ORを設けた電子ガバナ制御ブロック図であ
る。
【図3】エンジン機種毎及びエンジン個別毎の制御特性
調整を可能とする外部抵抗器ORを設けた電子ガバナ制
御ブロック図である。
【図4】(a)、(b)は、各々、図2または図3の制
御部MCに記憶されるエンジン機種毎の出力特性データ
をマップ化したものの一例の図である。
【図5】図3の電子ガバナにおける出力値増減調整を示
す出力マップ図である。
【図6】電子ガバナによるラックアクチュエータの出力
制御フローチャート図である。
【図7】図2図示の電子ガバナにおけるエンジン機種毎
の出力特性データ選択過程を示すフローチャート図であ
る。
【図8】図3図示の電子ガバナにおけるエンジン機種毎
の出力特性データ選択過程及びエンジン個別毎の出力増
減調整過程を示すフローチャート図である。
【図9】外部抵抗器OR1の回路図である。
【図10】外部抵抗器OR2の回路図である。
【図11】外部抵抗器OR3の回路図である。
【図12】外部抵抗器OR4の回路図である。
【図13】外部抵抗器OR1’の回路図である。
【図14】外部抵抗器OR1”の回路図である。
【図15】外部抵抗器OR2’の回路図である。
【図16】外部抵抗器OR2”の回路図である。
【図17】外部抵抗器OR3’の回路図である。
【図18】外部抵抗器OR3”の回路図である。
【図19】外部抵抗器OR4’の回路図である。
【図20】外部抵抗器OR4”の回路図である。
【図21】抵抗値を一定としたデータ選択用外部抵抗器
OR’の図で、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は裏面図、(d)は側面図である。
【図22】図21図示の外部抵抗器OR’の内部回線図
である。
【図23】抵抗値を一定としたデータ選択用抵抗回路D
R’と、抵抗値を可変とした出力増減調整用抵抗回路T
R3を組み合わせた外部抵抗器OR3’aの図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は裏面図、
(d)は側面図である。
【図24】図23図示の外部抵抗器OR3’aの内部回
線図である。
【符号の説明】
P 燃料噴射ポンプ RA ラックアクチュエータ EC 制御部 D 出力特性データ D1 〜Dn 出力特性データ DABN 異常対処用出力データ V 電源 GND アース OR (OR1〜OR4、OR1’〜OR3’、OR
3’a、OR4’、OR1”〜OR4”) (可変抵
抗式)外部抵抗器 OR’ (固定抵抗式)外部抵抗器 DR(DR1〜DR4) データ選択用抵抗回路 TR(TR1〜TR4) 出力増減調整用抵抗回路 SD データ選択用信号(出力信号、出力調整信
号) ST 出力増減調整用信号(出力微調整信号) 1・1a・1b ケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用ラック位置の制
    御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記憶
    し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段からの
    検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データに
    照合し、電気駆動式ラックアクチュエータに出力信号を
    発信することにより、エンジンを設定回転数に保持する
    電子ガバナにおいて、該制御部の外部に設けた外部抵抗
    器の抵抗値を設定することによって、該制御部内の複数
    のエンジン出力特性データから、制御対象のエンジン機
    種に最適な一つを選択することを特徴とする電子ガバナ
    の制御特性調整方法。
  2. 【請求項2】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用アクチュエータ
    の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記
    憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段から
    の検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データ
    に照合し、該アクチュエータに出力信号を発信すること
    により、エンジンを設定回転数に保持する電子ガバナに
    おいて、該エンジン出力特性データの選択用信号発信手
    段として、抵抗値を変更操作可能な外部抵抗器を、該制
    御部の外部に設けたことを特徴とする電子ガバナの制御
    特性調整機構。
  3. 【請求項3】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用アクチュエータ
    の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記
    憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段から
    の検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データ
    に照合し、該アクチュエータに出力信号を発信すること
    により、エンジンを設定回転数に保持する電子ガバナに
    おいて、該制御部の外部に、抵抗値を変更操作可能な該
    エンジン出力特性データの選択用信号発信用の抵抗回路
    と、抵抗値を変更操作可能なエンジンの出力増減調整用
    信号発信用の抵抗回路よりなる外部抵抗器を設けたこと
    を特徴とする電子ガバナの制御特性調整機構。
  4. 【請求項4】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用アクチュエータ
    の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記
    憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段から
    の検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データ
    に照合し、該アクチュエータに出力信号を発信すること
    により、エンジンを設定回転数に保持する電子ガバナに
    おいて、該制御部の外部に、抵抗値を変更操作可能な該
    エンジン出力特性データの選択用信号発信用の抵抗回路
    と、抵抗値を変更操作可能なエンジンの出力増減調整用
    信号発信用の抵抗回路よりなる外部抵抗器を設け、該両
    抵抗回路を、ケース内に内設して、該ケースに各抵抗回
    路の抵抗値設定用部材を設けたことを特徴とする電子ガ
    バナの制御特性調整機構。
  5. 【請求項5】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用アクチュエータ
    の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記
    憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段から
    の検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データ
    に照合し、該アクチュエータに出力信号を発信すること
    により、エンジンを設定回転数に保持する電子ガバナに
    おいて、該制御部の外部に、該エンジン出力特性データ
    の選択用信号発信用の抵抗回路を有する、或いはそれに
    加えて、エンジンの出力増減調整用信号発信用の抵抗回
    路を有する外部抵抗器を設け、両抵抗回路の少なくとも
    一つを、抵抗値の変更操作可能に、直列配線した複数の
    抵抗と、抵抗の数を選択可能に配線したジャンパー線と
    からなるラダー回路にて構成したことを特徴とする電子
    ガバナの制御特性調整機構。
  6. 【請求項6】 エンジン調速用制御部内にて、エンジン
    設定回転数に対応する燃料噴射量設定用アクチュエータ
    の制御範囲を定めた複数のエンジン出力特性データを記
    憶し、該制御部に入力される機関運転条件検出手段から
    の検出信号を、選択した一つのエンジン出力特性データ
    に照合し、該アクチュエータに出力信号を発信すること
    により、エンジンを設定回転数に保持する電子ガバナに
    おいて、該制御部の外部に、該エンジン出力特性データ
    の選択用信号発信用の抵抗回路を有する、或いはそれに
    加えて、エンジンの出力増減調整用信号発信用の抵抗回
    路を有する外部抵抗器を設け、両抵抗回路の少なくとも
    一つを、抵抗値の変更操作可能に、並列配線した数種類
    の抵抗と、該抵抗の一つに直列可能なロータリースイッ
    チと、外部信号にて書換え可能な不揮発性メモリーを有
    する該ロータリースイッチ切換用のマイクロコンピュー
    タとにて構成したことを特徴とする電子ガバナの制御特
    性調整機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0878616A2 (de) * 1997-05-15 1998-11-18 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft, Patentabteilung AJ-3 Verfahren zur Steuerung der Einspritzmenge in eine Brennkraftmaschine bei Kraftfahrzeugen
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