JPH09125380A - 鉄筋建て込み装置 - Google Patents

鉄筋建て込み装置

Info

Publication number
JPH09125380A
JPH09125380A JP30669195A JP30669195A JPH09125380A JP H09125380 A JPH09125380 A JP H09125380A JP 30669195 A JP30669195 A JP 30669195A JP 30669195 A JP30669195 A JP 30669195A JP H09125380 A JPH09125380 A JP H09125380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
main bar
bar
frame
bars
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30669195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3068781B2 (ja
Inventor
Yasuaki Yano
康明 矢野
Fukuo Shimizu
福夫 清水
Shigeki Komiyama
茂樹 小宮山
Sakae Nakai
栄 中井
Masataka Uozumi
雅孝 魚住
Yuji Nagano
祐司 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP7306691A priority Critical patent/JP3068781B2/ja
Publication of JPH09125380A publication Critical patent/JPH09125380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068781B2 publication Critical patent/JP3068781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主筋どうしの接合を都合よく行う。 【解決手段】フレーム6を有し、フレーム6に下部ゲー
ジディスク7、上部ゲージディスク52を設け、これら
ゲージディスク7、52は、これらの間に間隔M1を形
成する形で、上下方向に互いに対応させて配置し、ゲー
ジディスク7、52に複数の主筋配置部71、71X
を、主筋37aを上下方向にそれぞれガイドし得るよう
に設け、フレーム6の下方に下部フレーム枠9を、上下
に移動自在に設け、下部フレーム枠9に主筋端部保持部
31を、主筋配置部71、71Xに対応した形で設け、
フレーム6に昇降装置54を、下部フレーム枠9を上下
に移動駆動位置決め自在に設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現場打設コンクリート
によって深礎杭を構築する際に適用するのに好適な鉄筋
建て込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート杭を補強するための鉄筋を
縦穴中に建て込む際には、大型のクレーンや運搬車を必
要とすることなく、小スペースで鉄筋の建て込みを行え
る鉄筋建て込み装置が望まれており、その一例として、
特願平7−216877号に開示されている鉄筋建て込
み装置などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
鉄筋建て込み装置により、縦穴に送り込む主筋には、そ
の上端側に新たな主筋を順次接合していくようにする。
また、上述した鉄筋建て込み装置では、主筋配置部(即
ち、主筋をガイドする手段)等により主筋をガイドしな
がら、該主筋を縦穴に送り込んでいくようにするが、主
筋どうしを接合する際に、前記主筋配置部等によりこれ
ら上下の主筋を共にガイドすることができなかった。よ
って、これら上下の主筋を接合する際には、これら主筋
相互間の位置決め等が困難となり不都合であった。そこ
で本発明は上記事情に鑑み、主筋どうしの接合を都合よ
く行うことのできる鉄筋建て込み装置を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、地面(2a)から掘り下げられた縦穴(3)
に、複数の主筋(37a)と配力筋(37b)によるコ
ンクリート補強用の鉄筋組立体(37)を建て込む際に
使用する鉄筋建て込み装置(5)において、フレーム
(6)を有し、前記フレーム(6)に複数の主筋ガイド
手段(7、7P、7Q、52、52P、52Q)を設
け、前記複数の主筋ガイド手段(7、7P、7Q、5
2、52P、52Q)は、隣接するこれら主筋ガイド手
段(7、7P、7Q、52、52P、52Q)間に所定
の間隔(M1)を形成する形で、上下方向に互いに対応
させて配置し、前記各主筋ガイド手段(7、7P、7
Q、52、52P、52Q)に複数の主筋ガイド部(7
1、71X)を、前記主筋(37a)を上下方向にそれ
ぞれガイドし得るように設け、前記フレーム(6)の下
方に主筋保持手段(9)を、上下に移動自在に設け、前
記主筋保持手段(9)に主筋端部保持部(31)を、前
記各主筋ガイド手段(7、7P、7Q、52、52P、
52Q)の主筋ガイド部(71、71X)に対応した形
で設け、前記フレーム(6)に昇降装置(54)を、前
記主筋保持手段(9)を上下に移動駆動位置決め自在に
設けて構成される。
【0005】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による鉄筋建て込み装置(5)において、前記各主筋
ガイド部(71、71X)は、複数の主筋(37a)を
ガイドし得るように形成されている。
【0006】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明による鉄筋建て込み装置(5)において、前記各主筋
ガイド部(71、71X)は主筋間仕切部材(74、7
4X)を有しており、前記主筋間仕切部材(74、74
X)は、前記各主筋ガイド部(71、71X)に挿嵌さ
れた複数の主筋(37a)を、互いに仕切り得る形で配
置されている。
【0007】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の作用の欄についても同様である。
【0008】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、縦穴(3)に向けて下方に送り込む主筋(37a)
の上端側に新たな主筋(37a)を順次接合していく際
には、下側の主筋(37a)を、複数の主筋ガイド手段
(7、7P、7Q、52、52P、52Q)のうちの下
側の主筋ガイド手段(7、7P、7Q)によりガイドさ
せておき、かつ上側の主筋(37a)を、前記複数の主
筋ガイド手段(7、7P、7Q、52、52P、52
Q)のうちの上側の主筋ガイド手段(52、52P、5
2Q)によりガイドさせておき、これによって、これら
上下の主筋(37a、37a)相互間の位置決めを行う
ようにする。
【0009】また本発明のうち第2の発明では、主筋
(37a)を複数束ねて建て込むようにする。
【0010】また本発明のうち第3の発明では、主筋間
仕切部材(74、74X)により、各主筋ガイド部
(7、7P、7Q、52、52P、52Q)内で隣接す
る主筋(37a、37a)が互いに仕切られ、不規則に
交差するようなことがない。
【0011】
【実施例】図1は、本発明による鉄筋建て込み装置の一
実施例を用いて鉄筋建て込み作業を行っている杭施工現
場の様子を示す一部破断斜視図、図2は、図1に示す鉄
筋建て込み装置の梁ユニット付近を示す斜視図、図3
は、図1に示す鉄筋建て込み装置のフレームを示す側面
図、図4は、図3のI矢視図、図5は、図4に示す上部
ゲージディスクのIV矢視部分の拡大図、図6は、図3の
X1−Y1線断面図、図7は、図6に示す下部ゲージデ
ィスクの拡大図、図8は、ワイヤドラムと滑車との関係
を示した模式図、図9は、図3のX2−Y2線断面図、
図10は、穴底に載置された状態の下部フレーム枠を示
した図、図11は、穴底に載置された状態の下部フレー
ム枠を示した断面拡大図、図12は、主筋吊り具を示し
た斜視図、図13(a)乃至図13(c)は、配力筋の
設置作業の手順を示した図、図14は、図3に示すフレ
ームにおいて、滑車を収納した状態を示した図、図15
は、別の形で構成された下部ゲージディスクを示した
図、図16は、別の形で構成された下部ゲージディスク
を示した図、図17は、別の形で構成された上部ゲージ
ディスクを示した図、図18は、別の形で構成された上
部ゲージディスクを示した図、図19は、別の形で構成
されたフランジ部を示した図、図20は、別の形で構成
されたフランジ部を示した図、図21は、図20に示す
フランジ部を有した下部フレーム枠が穴底に載置された
状態を示した断面図である。
【0012】杭施工を行っている現場1には、図1に示
すように、後に杭30になるための縦穴3が、地面2a
から地中2に掘り下げられた形で、所定の径D1をなす
円柱状に形成されており、縦穴3の側壁3cには仮支保
用のモルタル36が、該縦穴3の口元部分である坑口3
aと穴底3b(図10、図11等に図示)を接続する形
で、円環状に吹き付け打設されている。また、現場1に
は、鉄筋建て込み装置5が、上記杭30のため、即ちコ
ンクリート補強用の鉄筋を鉄筋組立体である鉄筋籠37
として、縦穴3中に建て込みするために設けられてお
り、鉄筋籠37は、その全体外観形状が円筒状をなすよ
うに形成されている。鉄筋籠37は、その各々が上下方
向即ち縦に伸延する形で縦穴3の側壁3cに沿って並ぶ
複数の主筋37aと、その各々が該複数の主筋37aに
交差する形で横に伸延するよう、これ等複数の主筋37
aに溶接接続された複数の配力筋37bによって構成さ
れており、いま、鉄筋籠37は、鉄筋建て込み装置5を
介して、主筋37aと配力筋37bの接続作業を行いな
がら、縦穴3中に建て込みされつつある。なお、配力筋
37bは、その現場1への搬入形状が、例えばそれぞれ
半円状をなす形に形成されており(図示せず)、該半円
状の配力筋37bを2本1対にして円形状にラップ溶接
することによって、1本の配力筋37bが構成されるも
のである。
【0013】鉄筋建て込み装置5は、図1乃至図3に示
すように、フレーム6を有しており、フレーム6は、フ
レーム本体6a及び、該フレーム本体6aの周囲に設け
られた4つの設置脚60を有している。即ち、各設置脚
60は支柱61を有しており、支柱61は、その下端で
ある各脚部61aを介して地面2a上に立設支持されて
いる。また、フレーム本体6aは、鋼材などにより組み
立てられた下部架台50を有しており、下部架台50と
各支柱61とはそれぞれ梁本体62aを介して一体的に
接続されている。即ち、下部架台50は、4つの梁本体
62aを介して4本の支柱61により支持されている。
また、各梁本体62aには、図2に示すように、鉛直断
面が逆U字型の補強板部材63が、該補強板部材63の
逆U字型に窪んだ部位に梁本体62aを挿入した形で着
脱自在に装着されて設けられており、梁本体62aと補
強板部材63の間は、取外し自在なボルト、ナット等の
取付け部材63a(図3で図示)によって締結されてい
る。つまり、梁本体62aは補強板部材63により補強
されている。なお、梁本体62a及び補強板部材63に
より梁ユニット62が構成されており、従ってフレーム
本体6aと各設置脚60は梁ユニット62を介してそれ
ぞれ接続されていることになる。なお、各梁本体62a
及び該梁本体62aに補強板部材63を装着した梁ユニ
ット62は、その断面の長手方向を上下方向に向けて配
置した板状部材からなっている。つまり、梁本体62a
或いは梁ユニット62は所定の強度を有しつつ、その水
平方向の厚さが極力小さくなるようになっている。
【0014】下部架台50の下端部には、中抜け円盤状
に形成された下部ゲージディスク7が水平に接合されて
設けられており、下部ゲージディスク7には、図6及び
図7に示すように、複数の主筋配置部71が、該下部ゲ
ージディスク7の外周に沿って所定のピッチP1毎に形
成されている。下部ゲージディスク7に形成された複数
の主筋配置部71は、建て込むべき主筋37aの配筋ピ
ッチに対応した形で形成されており、実施例において
は、主筋配置部71の形成ピッチが5cm程度に形成され
ていることによって、主筋37aの配筋ピッチを10、
15、20cm等の5の整数倍ピッチから選択し得るよう
になっている。下部ゲージディスク7の各主筋配置部7
1には、図6及び図7に示すように、杭30の配筋主筋
径に対応した径の主筋37aが、それぞれ1本づつ収容
自在になっており、また主筋配置部71は、主筋37a
を図6及び図7紙面と交差方向である上下方向に移動自
在にそれぞれ保持し得る、即ちガイドし得るようになっ
ている。さらに、下部ゲージディスク7には板バネ等か
らなるストッパ72が、主筋固定具として主筋配置部7
1の形成数量だけそれぞれの主筋配置部71に設けられ
ており、ストッパ72は、プレート73によってその一
端側を下部ゲージディスク7に固着された形で設けられ
ている(なお、図1や図3、図6等には簡単のためスト
ッパ72及びプレート73が省略されている。)。そし
て、各ストッパ72は、図7一点鎖線で示すように、内
方側即ち該主筋配置部71側に向かってのみ自在に撓む
ことが出来るようになっており、これによって、ストッ
パ72は、複数の主筋配置部71の各々に前記主筋37
aを水平方向に入れ込み自在(即ち図7矢印A方向に向
けて嵌入させ得るよう)になっている。
【0015】また、前記下部架台50には、図1及び図
3及び図6に示すように、4本の支持柱51が立設され
ており、これら支持柱51には、上述した下部ゲージデ
ィスク7と略同様に構成された、中抜け円盤状の上部ケ
ージディスク52が水平に支持されている。即ち、上部
ゲージディスク52には、図3及び図4に示すように、
複数の主筋配置部71Xが、前記下部ゲージディスク7
の場合と同様の所定のピッチP1毎に形成されている。
なお、上部ゲージディスク52と下部ゲージディスク7
との間では、各主筋配置部71、71Xの位置が上下方
向に1対1で整合対応している。また、上部ゲージディ
スク52の各主筋配置部71Xには、図5に示すように
主筋37aが、上下方向に移動自在に、それぞれ1本づ
つ収容自在になっており、上部ゲージディスク52には
板バネ等からなるストッパ72Xが、各主筋配置部71
Xごとに設けられている。ストッパ72Xは、プレート
73Xによってその一端側を上部ゲージディスク52に
固着された形で設けられている(なお、図1や図3、図
4等には簡単のためストッパ72X及びプレート73X
が省略されている。)。そして、各ストッパ72Xは、
図5一点鎖線で示すように、内方側即ち該主筋配置部7
1X側に向かってのみ自在に撓むことが出来るようにな
っており、これによって、ストッパ72Xは、複数の主
筋配置部71Xの各々に前記主筋37aを水平方向に入
れ込み自在(即ち図5矢印A’方向に向けて嵌入させ得
るよう)になっている。なお、上述した上部ゲージディ
スク52及び下部ゲージディスク7により主筋配筋手段
70が構成されている。つまり、フレーム本体6a(従
ってフレーム6)に設けられた主筋配筋手段70に、複
数の主筋配置部71、71Xが設けられていることにな
る。また、上部ゲージディスク52と下部ゲージディス
ク7の間には、図3に示すように、所定の間隔M1が形
成されている。
【0016】また、前記下部架台50上には、図1及び
図3及び図6に示すように、所定のウインチユニット5
3が設けられている。ウインチユニット53は、電動モ
ータ等の公知の駆動源55及び、該駆動源55からの動
力をベルト等を介して受け、受けた動力により水平な回
転軸KJを中心に図の矢印K、J方向に回転駆動自在と
なったワイヤドラム56から構成されている。即ち、ワ
イヤドラム56は、図6及び図8に示すように、該回転
軸KJを中心に図の矢印K、J方向に回転駆動自在とな
った、従って該回転軸KJに沿って伸延した円柱状に形
成されており、ワイヤドラム56には、その略中央部に
おいて、つば状の仕切板56aが設けられている。この
仕切板56aによって仕切られる形で、ワイヤドラム5
6には、該仕切板56aの両側(即ち、前記回転軸KJ
に平行な方向を矢印E、F方向とすると、矢印E側及び
矢印F側、従って図8の紙面左右両側)に、ワイヤ巻き
部56b、56bが形成されている。各ワイヤ巻き部5
6bには、1本のワイヤ11の始端側と終端側が、ワイ
ヤドラム56の図の矢印K方向の回転駆動により繰り出
しされ、ワイヤドラム56の図の矢印J方向の回転駆動
により巻取りされる形で巻かれている。なお、ワイヤ巻
き部56b、56bの間では、各ワイヤ巻き部56bに
巻かれたワイヤ11の巻取り位置KDが、これらワイヤ
11の巻取り量等に関係無く、前記仕切板56aを中心
に図の矢印E、F方向に対称な位置に配置されるように
なっている。
【0017】ところで、下部架台50には、図3及び図
6に示すように、ワイヤ支持手段44が設けられてい
る。ワイヤ支持手段44は下部架台50に立設された滑
車支持フレーム8を有しており、該滑車支持フレーム8
には所定の上部滑車45が固定されて設けられている。
なお、上部滑車45はワイヤドラム56よりも上方の位
置に配置されている。そして、前記ワイヤドラム56の
ワイヤ巻き部56b、56bからのワイヤ11は、この
上部滑車45に接続されている。また、下部架台50に
は、その中央部付近に、該下部架台50を上下に貫通す
る形のワイヤ挿通穴57が形成されており、このワイヤ
挿通穴57は前記下部ゲージディスク7の中央の挿通穴
7aの上方に配置されている。前記ワイヤ11のうち、
ワイヤドラム56と上部滑車45との間の部位は、これ
らワイヤ挿通穴57及び挿通穴7aを貫通する形で、下
部架台50及び下部ゲージディスク7の下方に垂れ下が
っており、このワイヤ11の垂れ下がった部位には、図
3及び図8に示すように、動滑車である滑車10が吊る
されている。つまり、ワイヤドラム56によりワイヤ1
1を巻き取ることにより滑車10が、縦穴3中を上昇駆
動され、ワイヤドラム56によりワイヤ11を繰り出す
ことにより滑車10が、縦穴3中を下降するようになっ
ている。従って、上述したウインチユニット53、ワイ
ヤ支持手段44、ワイヤ11、滑車10によって後述す
る下部フレーム枠9を上下に昇降移動駆動させ得る昇降
装置54が構成されている。なお、本実施例では、ワイ
ヤドラム56から滑車10を経て上部滑車45に至った
各ワイヤ11は、該上部滑車45において巻き掛けられ
て再び滑車10に至り、更に該滑車10において巻き掛
けられて再び上部滑車45に至っている。つまり、滑車
10は上部滑車45との間で1本のワイヤ11を6重に
する形で吊るされており、従って滑車10は、ワイヤ1
1を6重にした分、極力大きな荷重を吊下することがで
きるようになっている。一方、前記下部架台50のワイ
ヤ支持手段44の下方、従って該下部架台50のワイヤ
挿通穴57の位置には、図3に示すように、上下に貫通
する形で収納空間65が形成されており、前記滑車10
は上方に移動して、図14に示すように、該収納空間6
5に収納され得るようになっている。つまり、前記滑車
10の移動は、該収納空間65と下部ゲージディスク7
の下方との間で行われるようになっている。
【0018】滑車10には、図1及び図3に示すよう
に、下部フレーム枠9が垂設されている。下部フレーム
枠9は、図3に示すように、滑車10に垂設された吊下
枠体46を有しており、吊下枠体46には、複数の吊下
ワイヤ47を介してフレーム枠本体49が吊下されてい
る。フレーム枠本体49は、図3及び図9及び図10に
示すように、前記モルタル36が吹き付けされた状態の
縦穴3の内径より若干小さな径の水平な円環状に形成さ
れており、フレーム枠本体49の下端には、図11に示
すように、該フレーム枠本体49を、縦穴3の穴底3b
に載置させることができる載置脚9aが複数(例えば3
つ以上、但し図11では1つのみ図示、なお、図3、図
10等では載置脚9aは簡単のため省略されている)下
方に突出して形成されている。また、フレーム枠本体4
9の下端には、これら載置脚9a以外の箇所において水
平な下端面9bが形成されており、フレーム枠本体49
には、複数の鉄筋支持治具32が垂設されている。即
ち、各鉄筋支持治具32は、水平棒状の治具本体33を
有しており、該治具本体33の上面33aと前記フレー
ム枠本体49の下端面9bとの間には上下方向に所定の
鉄筋支持間隔TSが形成されている。また、治具本体3
3は、例えば、その略両端部位においてボルト等の締結
部材35、35を介してフレーム枠本体49に着脱自在
に取り付けられている。なお、フレーム枠本体49を、
縦穴3の穴底3bに載置させた際には、載置脚9aの上
下方向の高さによって、治具本体33と穴底3bの間
に、上下方向の所定の作業間隔SKが形成されるように
なっている。フレーム枠本体49の上端側には、図9乃
至図11に示すように、該フレーム枠本体49の外周側
に、つば状に水平に突出したフランジ部9cが形成され
ており、該フランジ部9cには、その外周に沿って所定
のピッチP1毎に主筋配置部9s(上述した主筋配置部
71、71Xと略同様のもの)が形成されている。な
お、主筋配置部9sの位置と主筋配置部71の位置、及
び主筋配置部71Xの位置は上下方向に対応整合してい
る。フレーム枠本体49には、縦穴3の側壁3cに沿っ
て並ぶ複数の主筋37aが、フランジ部9cに形成され
た主筋配置部9sを貫通する形で搭載されており、これ
ら搭載された主筋37aの下端部位37cはL字型に屈
曲している。即ち、下端部位37cのうち水平な部位
は、前記治具本体33の上面33aと前記フレーム枠本
体49の下端面9bとの間の鉄筋支持間隔TSを内方に
向けて通る形で、治具本体33の上面33aに載置支持
されている。このように、下部フレーム枠9のうち、フ
ランジ部9cの複数の主筋配置部9s及び、鉄筋支持間
隔TSを形成する治具本体33の上面33aとフレーム
枠本体49の下端面9bとは、主筋37aの下端部位3
7cを保持し得る主筋端部保持部31となっている。
【0019】また、フレーム枠本体49には、図11に
示すように、いくつかのフック保持具12が装着されて
おり、各フック保持具12には、フック係合突起12a
が、下部フレーム枠9の放射方向内方において、下側に
突する形でそれぞれ設けられている。そして、フック保
持具12は、フレーム枠本体49に接続された部分とフ
ック係合突起12aとの間にフック配置溝12bが形成
されており、フック保持具12には、フック配置溝12
bの下側からフック係合突起12aに引掛けられた形
で、前記吊下ワイヤ47の下端部に接続された吊輪13
が係合保持されている。なお、吊下ワイヤ47と吊輪1
3の間には、図11に示すように、レベル調整ジャッキ
15が、該吊下ワイヤ47の図11の矢印B、C方向の
長さを調整し得るように設けられており、該レベル調整
ジャッキ15を介して、フレーム枠本体49の平衡状
態、即ち該フレーム枠本体49に搭載支持された主筋3
7a、従って鉄筋籠37の平衡状態が調整保持され得る
ようになっている。
【0020】さらに、鉄筋建て込み装置5のフレーム6
には、図13(a)に示すように、前記下部架台50の
底側に垂設装着された形で図示しない4ヶの油圧ジャッ
キが設けられており、それぞれの油圧ジャッキには、配
力筋保持手段である配力筋受け治具17が、チェーン2
0を介してそれぞれ吊下されている。各配力筋受け治具
17は、前記油圧ジャッキを介して上下方向に所定長さ
分だけ移動自在な形になっており、また、配力筋受け治
具17は、前記油圧ジャッキの真下に吊下されている際
の位置から、図13(a)の矢印G方向に示す放射方向
外方向に移動し、配力筋37bの配筋時に該配力筋受け
治具17を配置させるべき位置まで移動自在な形になっ
ている。そして、配力筋受け治具17には、複数の配力
筋保持部である掛け具191が、前記配力筋37bの配
筋ピッチに対応したピッチで上下方向に所定の間隔をな
すよう複数設けられており、各配力筋受け治具17の上
下方向に並ぶ複数の掛け具191は、ガイド19を介し
て連結された形で、該ガイド19の操作によって、放射
方向内外方向である図の矢印H、G方向に所定ストロー
ク分だけ突出後退自在な形になっている。そして、配力
筋受け治具17は、複数の掛け具191のそれぞれに1
本づつの配力筋37bが搭載保持され得るようになって
いる。
【0021】ところで、現場1には、図1に示すよう
に、クレーン車40が、縦穴3付近に位置する形で配置
されており、クレーン車40のフックブロック41に
は、鉄筋吊り下げ治具である主筋吊り具21が装着吊下
されている。主筋吊り具21は、図1及び図12に示す
ように、実施例においては3ヶの鞘管22を有してお
り、各鞘管22の内部には、鉄筋挿通空間である主筋挿
通空間22sが、前記主筋37aを該主筋37aの材軸
方向に沿って(即ち上下に)移動自在に挿通させ得る形
で形成されている。3ヶの鞘管22は、連結部材23を
介して、前記主筋37aの配筋ピッチに対応したピッチ
で水平方向に並ぶように連結されており、主筋吊り具2
1の3ヶの鞘管22は、連結部材23に装着された牽引
ワイヤ25、束ね治具26を介して、前記フックブロッ
ク41に吊下されている。従って、これ等、連結部材2
3、牽引ワイヤ25、束ね治具26は、3ヶの鞘管22
に設けられた吊下係合手段を構成する形になっており、
該吊下係合手段によって、主筋吊り具21がフックブロ
ック41に吊下支持されている。
【0022】また、主筋吊り具21には、図12に示す
ように、前記主筋37aを把持自在な鉄筋クランプであ
るクランプ27が、3ヶの鞘管22の下方において、該
鞘管22と1対1をなすように、前記連結部材23、牽
引ワイヤ25、束ね治具26が形成している吊下係合手
段に3ヶ設けられており、各クランプ27は長さL1を
なす接続ワイヤ29を介して前記連結部材23に吊下さ
れた形で、それぞれの鞘管22と連結接続されている。
即ち、主筋吊り具21は、これが前記吊下係合手段によ
って、クレーン車40のフックブロック41に吊下され
ている状態下において、各鞘管22と各クランプ27
が、該クランプ27の重量によって、所定の間隔L1を
鉛直方向に保持し得る形になっており、このとき、3ヶ
の鞘管22は、クレーンの牽引力内に介在配置する形
で、該3ヶの鞘管22と3ヶのクランプ27が鉛直方向
に並ぶように配置し、これによって、主筋吊り具21は
図1に示すように、主筋37aをその材軸方向を鉛直方
向に向けた形で保持し得るようになっている。
【0023】現場1は以上のような構成を有しているの
で、該現場1において杭30を構築する際には、縦穴3
を地面2aの所定の位置から所定の径D1をなすように
所定深さ分だけ掘り下げ形成し、その側壁3cにモルタ
ル36を所定厚さに吹き付け施工したところで、鉄筋建
て込み装置5を用いて、該縦穴3に複数の主筋37aと
複数の配力筋37bによる鉄筋籠37を鉄筋組立体とし
て建て込む作業を行う。そこでまず、4つの設置脚60
を、図1に示すように、鉄筋籠5を建て込みすべき縦穴
3の坑口3aを包囲するように地面2aに設置し、フレ
ーム本体6aを縦穴3に整合対応させて、従って下部フ
レーム枠9が該縦穴3中を下降自在な形で鉄筋建て込み
装置5を設置する。この際、鉄筋建て込み装置5は、フ
レーム6の中心CL1が、縦穴3の中心CT1に一致し
た形になるように設置する。
【0024】そこで、第1に、所定配筋本数の主筋37
aを、その各々の配筋位置に対応させた形で下部フレー
ム枠9に縦に保持させる作業を行う。そこでまず、主筋
吊り具21の3ヶの鞘管22の各々の主筋挿通空間22
sに、図1右奥部に示すように寝かせた状態の主筋37
aを挿通させると共に、該主筋37aの所定の位置(即
ち該主筋37aを縦にしたときに下部になる位置)にク
ランプ27を取り付ける。こうして、3ヶのクランプ2
7に3本の主筋37aを把持させた形にしておいて、束
ね治具26をクレーン車40のフックブロック41に係
合させてから、クレーン操作によって、該フックブロッ
ク41を上方に移動させる。すると、主筋吊り具21
は、主筋37aを把持している各クランプ27が、3ヶ
の鞘管23に設けられた連結部材23、牽引ワイヤ2
7、束ね治具26を吊り下げ係合手段としてクレーン4
0に吊下された形で、縦になる。このように、主筋37
aを寝かせた状態から縦に起こすとき、3本の主筋37
aは、3本の鞘管22によって、水平方向の移動を拘束
された形で起き上がり、また、縦になった主筋37a
は、当該3本の鞘管22による水平方向の拘束力と3本
の主筋37aの自重によってその材軸方向を鉛直方向に
向けるよう保持された形で、3ヶのクランプ27を介し
て主筋吊り具21に吊下された形になる。これによっ
て、3本の主筋37aは、図1に示すように、各主筋3
7aの材軸が撓むことなく、安定的に、主筋吊り具21
を介してフックブロック41に吊下保持される。
【0025】この状態で、さらにクレーン操作を介して
フックブロック41を適宜移動させ、該3本の主筋37
aを、上部ゲージディスク52、下部ゲージディスク
7、下部フレーム枠9間にそれぞれセットする。これに
は、まず、各主筋37aの下端部位37cを下部フレー
ム枠9の主筋端部保持部31に保持させて搭載する形に
してから、該主筋37aの上端部を、上部ゲージディス
ク52及び下部ゲージディスク7の所定位置の主筋配置
部71及び主筋配置部71Xに入り込み配置させる。こ
の際、各主筋配置部71、71Xにはストッパ72、7
2Xが設けられているので、該ストッパ72、72Xを
主筋37aによって図7の矢印A方向及び図5の矢印
A’方向に押す形で、該主筋37aを主筋配置部71、
71Xに水平方向から入り込みさせる。すると、ストッ
パ72、72Xは、該ストッパ72、72Xが保有して
いるバネ力によって図7及び図5の実線で示すようにプ
レート73、73X側に復元する形で、主筋37aが入
り込み配置された主筋配置部71、71Xを直ちに塞
ぐ。即ち、該主筋配置部71、71Xから主筋37aが
放射方向外側に外れるのを防止する。これによって、主
筋配置部71、71Xには、主筋37aが、該主筋配置
部71、71Xに対して上下に移動自在に、従って上下
にガイド自在に保持された形になる。
【0026】こうして、主筋32aを順次3本づつ、下
部フレーム枠9の主筋端部保持部31に保持搭載し、上
部ゲージディスク52及び下部ゲージディスク7の主筋
配置部71、71Xに配置させながら、クレーン操作に
よって、主筋吊り具21を下降させると、該主筋吊り具
21による吊下支持状態が解除された3本の主筋37a
は、その自重によって、下部フレーム枠9に縦に保持さ
れた形になる。そこで、主筋吊り具21の3ヶのクラン
プ27を順次主筋37aから取り外す。さらに、クレー
ン操作によってフックブロック41を上昇させる。する
と、クランプ27が主筋37aから取り外された状態の
主筋吊り具21は、3ヶの鞘管22が、各主筋挿通空間
22sを介して主筋37aに対して相対的に上方に移動
する形で、該主筋37aからその上側に抜けるように外
れる。従って、主筋吊り具21を用いれば、寝かせた状
態の主筋37aにクランプ27を取付けてクレーンを操
作するだけで、簡単に該主筋37aを縦にすることが出
来る。また、該クランプ27を縦になった主筋37aか
ら取り外すだけで、簡単に主筋吊り具21を主筋37a
から取り外すことが出来、これらの作業に高所作業や作
業の煩雑さが伴わない。
【0027】こうして、上述した主筋37aを上部ゲー
ジディスク52、下部ゲージディスク7、下部フレーム
枠9間にセットする作業を繰返すことによって、所定配
筋本数の主筋37aを、その各々の配筋位置に対応させ
た形で、下部フレーム枠9に縦に搭載保持したところ
で、図11に示すように、レベル調整ジャッキ15を駆
動操作して、各吊下ワイヤ47の長さを調整する形で、
下部フレーム枠9のレベル調整を行う。これによって、
該下部フレーム枠9に搭載保持された所定本数の主筋3
7aは、その各々が材軸方向を鉛直方向に向けた形にな
るように平衡保持される。そこで次に、該所定本数の主
筋37aに配力筋37bを接続する作業を行う。
【0028】当該配力筋37bの主筋37aへの接続作
業時には、配力筋受け治具17を用いるが、鉄筋籠37
における最下部部分に位置する配力筋37bを主筋37
aに接続する際には、該主筋37aの下端に配力筋受け
治具17の下端部を合わせてセットする。そして、これ
より上側位置の配力筋37bを主筋37aに接続する際
には、図13(a)に示すように、既に主筋37aに接
続された配力筋37bの上方に各配力筋受け治具17を
位置決めセットする。なお、配力筋受け治具17の位置
決めは、最下端部の掛け具191を、既に主筋37aに
接続済みの配力筋37b等に係合保持させた形にしてお
いて、各配力筋受け治具17を吊下している図示しない
4ヶの油圧ジャッキをそれぞれ駆動操作することによっ
て行う。
【0029】こうして位置決めした4ヶの配力筋受け治
具17のそれぞれは、下部フレーム枠9上に保持された
ことによって輪状になっている複数の主筋37aの内側
に配置する形になっている。そこで次に図13(b)に
示すように、配力筋受け治具17を放射方向外側に若干
移動させると共に、ガイド19を介して複数の掛け具1
91を図13の矢印G方向に突出させる形にして、主筋
37aの外側に該複数の掛け具191を突出配置させ
る。この際、配力筋受け治具17の複数の掛け具191
のうち最下部に位置する掛け具191を、既に主筋37
aに接続済で最上部に位置していた配力筋37bに引掛
けるようにすると、配力筋受け治具17は、主筋37a
の内方側に的確に保持される。このとき配力筋受け治具
17には掛け具191が、配力筋37bの配筋ピッチに
対応した形で設けられているので、配力筋37bを配筋
すべき位置が、複数の掛け具191の配置位置によって
直ちに検出される。
【0030】そこで、配力筋受け治具17を、その掛け
具191が主筋37aの外側に突出する形になるように
セットしたところで、半円状になっている配力筋37b
を、引き続き図13(b)に示すように、配力筋受け治
具17の各掛け具191上に引掛ける形で係合保持させ
る。そして、該配力筋37bを、その1本1本が円周状
になるように、2本の半円状の配力筋37b、37bの
各両端部をラップさせながら、主筋37aに該主筋37
aと交差する形になるようそれぞれ溶接接続していく。
すると、当該複数の主筋37aへの配力筋37bの接続
作業を繰返すことによって、鉄筋組立体である鉄筋籠3
7を形成することが出来、このための鉄筋組立作業は、
坑口3a付近の地面2a上において、坑外作業で行うこ
とが出来る。
【0031】こうして、先にセットした配力筋受け治具
17の全ての段の掛け具191に係合させた配力筋37
bを主筋37aに溶接接続して、1サイクル分の配力筋
接続作業を終えたなら、次に図13(c)に示すよう
に、配力筋受け治具17を主筋37a(即ち組立中の鉄
筋籠37)と切り離す。これには、各配力筋受け治具1
7を吊下している図示しない油圧ジャッキを解放して、
それぞれの配力筋受け治具17を若干づつ下方に移動さ
せる。すると、該配力筋受け治具17は、直ちに主筋3
7aより放射方向内方側である図の矢印H方向に戻る形
で、図13(c)に示すように、主筋37aの内側に復
元配置する。
【0032】このようにして、配力筋受け治具17の全
ての段の掛け具191の分だけ配力筋37bを主筋37
aに接続する作業を行うと、該配力筋受け治具17の長
さに対応した分だけの鉄筋籠組立作業が進行したことに
なる。そこで、このように配力筋受け治具17を用いて
鉄筋籠37を組み立てる作業を行いながら、所定のサイ
クルで、昇降装置54を駆動し、ワイヤドラム56から
ワイヤ11を繰り出していく形で、下部フレーム枠9を
縦穴3中に少しづつ下降させていく。すると、下部フレ
ーム枠9上に搭載保持された形で、該下部フレーム枠9
と上部ゲージディスク52及び下部ゲージディスク7の
間にセットされている所定本数の主筋37aは、先に述
べたように、該主筋37aに接続された配力筋37bと
共に、鉄筋籠37の組立済部分として、縦穴3内に降ろ
されていく。従って、坑口3a付近の地面2a上で作業
員が昇降装置54を駆動操作することによって、主筋3
7aと配力筋37bを、鉄筋籠37にした状態で、縦穴
3内に建て込む作業を行うことが出来る。なお、こうし
て鉄筋籠37の組立済部分を、縦穴3内に降ろしていく
際に、該鉄筋籠37を形成している各主筋37aは、上
部ゲージディスク52及び下部ゲージディスク7の各主
筋配置部71X、71に対して相対的に下降移動する形
になり、このときに、該それぞれの主筋配置部71X、
71にはストッパ72X、72が設けられていることに
よって、それぞれの主筋37aは主筋配置部71X、7
1から放射方向外側に外れることなく、円滑に上部ゲー
ジディスク52及び下部ゲージディスク7に対して下降
移動することが出来る。また、主筋37aが下降して、
該主筋37aの上端が上部ゲージディスク52の主筋配
置部71Xから下方に外れても、該主筋37aは該上部
ゲージディスク52の下方にある下部ゲージディスク7
の主筋配置部71によりガイドされるので、主筋37a
のガイドが極力広い範囲に亙って可能なので都合がよ
い。
【0033】その後、下部フレーム枠9側を介して既に
搭載されている主筋37aの上端が、上部ゲージディス
ク52と下部ゲージディスク7の間に位置した際に、更
に前記主筋吊り具21を介して新たな主筋37aを、3
本づつ、今度は上部ゲージディスク52のみにセットし
ていく。上部ゲージディスク52のみにセットされた主
筋37aは、該主筋37aの下端が、既に搭載されてい
る主筋37aの上端に整合対応されるようになるまで、
上部ゲージディスク52の主筋配置部71Xによりガイ
ドされる形で、そのまま主筋吊り具21を介して降下さ
れる。そして、これら整合対応された主筋37a、37
aは図示しないカップラ等を介して順次接合していく。
このように主筋37aの上端側に新たな主筋37aを順
次接合していく際には、下側の主筋37aを、下部ゲー
ジディスク7によりガイドさせておき、かつ上側の主筋
37aを、上部ゲージディスク52によりガイドさせて
おき、これによって、これら上下の主筋37a、37a
相互間の位置決めを行うようにする。また、これら上下
の主筋37a、37a間の接合作業は下部ゲージディス
ク7と上部ゲージディスク52の間の前記間隔M1を介
して行う。こうして、所定本数の新たな主筋37aを接
合した後、昇降装置54の駆動操作によって下部フレー
ム枠9を下降させながら、これら新たに接合された主筋
37aに配力筋37bを接続して、鉄筋籠37を更に延
長して組み立てる作業を行う。このようにして、所定配
筋本数の新たな主筋37aを、その各々の配筋位置に対
応させた形で上部ゲージディスク52の主筋配置部71
Xにセットし、セットしたこれら主筋37aを既に搭載
されている主筋37aの上に接合し、該所定本数の新た
な主筋37aに配力筋37bを接続して、鉄筋籠37を
延長して組み立てながら、昇降装置54の駆動操作によ
って下部フレーム枠9を鉄筋籠37を組み立てた長さ分
づつ下降させていく、即ち組み立てられた鉄筋籠37を
順次縦穴3に送りこむ作業を、所定のサイクルで繰り返
すことによって、縦穴3に主筋37aと配力筋37b
を、これ等を接続した鉄筋籠37の状態で建て込むこと
が出来る。すると、当該鉄筋籠組立及び建て込み作業を
坑口3a付近の地面2a上で行うことが出来、鉄筋組立
のために縦穴3の坑内に作業員が降りたり、縦穴3上に
足場を仮設して高所作業を行う必要がない。
【0034】さらに、このようにして、所定長さ分の鉄
筋籠37を、組立済状態で、縦穴37に建て込み設置す
ると、該鉄筋建て込みのために縦穴3を下降させた下部
フレーム枠9は、図11に示すように、穴底3bに到達
する。これによって、下部フレーム枠9の載置脚9aを
介して、鉄筋籠37が穴底3bに支持された形になる。
その後、穴底3bにいる作業員により、下部フレーム枠
9の鉄筋支持治具32の締結部材35を取外し、治具本
体33と穴底3bとの間の作業間隔SKを利用する形で
治具本体33を取り外し回収する。すると、下部フレー
ム枠9に保持されていた主筋37aの下端部位37cの
水平部位に対して、これを支持していたものが無くなる
ので、主筋37aは落下して下端部位37cの水平部位
が穴底3bに載る(なお、治具本体33は、主筋37a
の下端部位37cに敷かれる形で回収できない場合もあ
る。)。次いで、昇降装置54を駆動して下部フレーム
枠9を上昇させると、主筋37aの、主筋端部保持部3
1による保持が既に解除されているので、下部フレーム
枠9は、これら主筋37aを置き去りにする形で上昇さ
れ回収される。つまり、下部フレーム枠9を構成する部
材は殆ど回収され、従って他の現場での転用などが可能
になるので都合がよい。
【0035】次いで、鉄筋建て込み装置5を縦穴3から
撤去すれば、直ちに該縦穴3にコンクリートを打設する
作業を行うことが出来る。また、撤去した鉄筋建て込み
装置5を、未だ鉄筋籠37が建て込みされていない縦穴
3に転用し、新たな鉄筋建て込み作業を開始することが
出来る。従って、施工効率が良く、杭施工を行うことが
出来る。なお、こうした鉄筋建て込み装置5の移設や、
先に述べた主筋37aの鉄筋建て込み装置5へのセット
には、クレーン車40を使用するが、鉄筋建て込み装置
5は、鉄筋籠37を保持していない状態で設置或いは移
設され、また、主筋37aのセットは3本づつ行われる
ので、該クレーン車40は小型のもので十分である。ま
た、鉄筋籠37は、坑口3a付近で組み立てられる形
で、その組立以前には、主筋37aと半円形の配力筋3
7bを、寝かせた状態で重ねて保管しておくことが出来
る。よって、こうしたクレーン車40の設置や主筋37
a、配力筋37b等の鉄筋の保管のために、広範な場所
が占有されることはない。
【0036】なお、上述した実施例においては、円柱形
状の縦穴3にその側壁3cに沿った円筒状の鉄筋籠37
を建て込みする例を述べたが、縦穴3及び鉄筋籠37の
形状は、これに限定されるものではない。従って、縦穴
3の真中部分にも鉄筋籠37等の鉄筋組立体を建て込み
しても構わない。また、その全体形状が板状をなす鉄筋
組立体を壁状の縦穴に建て込みしても構わない。
【0037】また、本発明による鉄筋建て込み装置は、
主筋を束ねて建て込む場合にも適用できる。但し、その
場合には下部ゲージディスク7、上部ゲージディスク5
2、主筋端部保持部31のフランジ部9cは上述した実
施例と異なった形で構成される。例えば、主筋37aを
鉄筋籠37の周方向に並ぶ形で2本づつ束ねて建て込む
場合には、下部ゲージディスク7Pは、図15に示すよ
うに、前記下部ゲージディスク7と略同様の複数の主筋
配置部71が、該下部ゲージディスク7Pの外周に沿っ
て所定のピッチ毎に形成されている。但し各主筋配置部
71には、該主筋配置部71を、周方向に並んだ2つの
部位71a、71aに分割する形で仕切る仕切板74が
設けられており、これら部位71a、71aに主筋37
a、37aが、それぞれ1本づつ収容自在になってい
る。つまり、1つの主筋配置部71の部位71a、71
aに収容された主筋37a、37aは、束ねられた状態
になっている。なお、下部ゲージディスク7Pには適宜
なストッパ72が、各主筋配置部71ごとに2つづつ、
即ち1つの主筋配置部71の各部位71aごとに1つづ
つ設けられている。また、下部ゲージディスク7Pと略
同様に上部ケージディスク52Pは、図17に示すよう
に、複数の主筋配置部71Xが、該上部ケージディスク
52Pの外周に沿って所定のピッチ毎に形成されてい
る。但し各主筋配置部71Xには、該主筋配置部71X
を、周方向に並んだ2つの部位71Xa、71Xaに分
割する形で仕切る仕切板74Xが設けられており、これ
ら部位71Xa、71Xaに主筋37a、37aが、そ
れぞれ1本づつ収容自在になっている。つまり、1つの
主筋配置部71Xの部位71Xa、71Xaに収容され
た主筋37a、37aは、束ねられた状態になってい
る。なお、上部ゲージディスク52Pには適宜なストッ
パ72Xが、各主筋配置部71Xごとに2つづつ、即ち
1つの主筋配置部71Xの各部位71Xaごとに1つづ
つ設けられている。また主筋端部保持部31のフランジ
部9cPは、図19に示すように、その外周に沿って所
定のピッチ毎に主筋配置部9sが形成されている。主筋
配置部9sには仕切板等は設けられていないが、1つの
主筋配置部9sに2本の主筋37aが保持されるように
なっている。そして、上述した下部ゲージディスク7
P、上部ケージディスク52P、フランジ部9cP間に
おいて、主筋配置部71の位置と主筋配置部71Xの位
置、及び主筋配置部9sの位置は上下方向に対応整合し
ている。上述した下部ゲージディスク7P、上部ケージ
ディスク52P、フランジ部9cPを採用することによ
り、主筋37aを鉄筋籠37の周方向に並ぶ形で2本づ
つ束ねて建て込む作業が容易に行えるようになる。な
お、下部ゲージディスク7Pの主筋配置部71、上部ケ
ージディスク52Pの主筋配置部71X、フランジ部9
cPの主筋配置部9sにそれぞれ主筋37aを1本づつ
のみ保持させることにより、主筋37aを束ねずに建て
込む作業も容易に行える。
【0038】また、例えば、主筋37aを鉄筋籠37の
放射方向に並ぶ形で2本づつ束ねて建て込む場合には、
下部ゲージディスク7Qは、図16に示すように、前記
下部ゲージディスク7と略同様の複数の主筋配置部71
が、該下部ゲージディスク7Qの外周に沿って所定のピ
ッチ毎に形成されている。但し各主筋配置部71には、
放射方向に並んだ形で主筋37a、37aが収容自在に
なっている。つまり、1つの主筋配置部71に収容され
た主筋37a、37aは、束ねられた状態になってい
る。なお、下部ゲージディスク7Qには適宜なストッパ
72が、各主筋配置部71ごとに設けられている。ま
た、下部ゲージディスク7Qと略同様に上部ケージディ
スク52Qは、図18に示すように、複数の主筋配置部
71Xが、該上部ケージディスク52Qの外周に沿って
所定のピッチ毎に形成されている。但し各主筋配置部7
1Xには、放射方向に並んだ形で主筋37a、37aが
収容自在になっている。つまり、1つの主筋配置部71
Xに収容された主筋37a、37aは、束ねられた状態
になっている。なお、上部ゲージディスク52Qには適
宜なストッパ72Xが、各主筋配置部71Xごとに設け
られている。また主筋端部保持部31のフランジ部9c
Qは、図20に示すように、その外周に沿って所定のピ
ッチ毎に主筋配置部9sが形成されている。1つの主筋
配置部9sには2本の主筋37aが保持されるようにな
っている。そして、上述した下部ゲージディスク7Q、
上部ケージディスク52Q、フランジ部9cQ間におい
て、主筋配置部71の位置と主筋配置部71Xの位置、
及び主筋配置部9sの位置は上下方向に対応整合してい
る。なお、フランジ部9cQを有した主筋端部保持部3
1における、束ねられた主筋37a、37aの保持状態
は、図21に示すように、例えば主筋37a、37aの
下端部位37c、37cの屈曲した水平部位が互いに上
下に重なった形で配置される。上述した下部ゲージディ
スク7Q、上部ケージディスク52Q、フランジ部9c
Qを採用することにより、主筋37aを鉄筋籠37の放
射方向に並ぶ形で2本づつ束ねて建て込む作業が容易に
行えるようになる。なお、下部ゲージディスク7Qの主
筋配置部71、上部ケージディスク52Qの主筋配置部
71X、フランジ部9cQの主筋配置部9sにそれぞれ
主筋37aを1本づつのみ保持させることにより、主筋
37aを束ねずに建て込む作業も容易に行える。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明によれば、地面2a等の地面から掘り下げられた縦
穴3等の縦穴に、複数の主筋37a等の主筋と配力筋3
7b等の配力筋によるコンクリート補強用の鉄筋籠37
等の鉄筋組立体を建て込む際に使用する鉄筋建て込み装
置において、フレーム6等のフレームを有し、前記フレ
ームに複数の下部ゲージディスク7、7P、7Q、上部
ゲージディスク52、52P、52Q等の主筋ガイド手
段を設け、前記複数の主筋ガイド手段は、隣接するこれ
ら主筋ガイド手段間に間隔M1等の所定の間隔を形成す
る形で、上下方向に互いに対応させて配置し、前記各主
筋ガイド手段に複数の主筋配置部71、71X等の主筋
ガイド部を、前記主筋を上下方向にそれぞれガイドし得
るように設け、前記フレームの下方に下部フレーム枠9
等の主筋保持手段を、上下に移動自在に設け、前記主筋
保持手段に主筋端部保持部31等の主筋端部保持部を、
前記各主筋ガイド手段の主筋ガイド部に対応した形で設
け、前記フレームに昇降装置54等の昇降装置を、前記
主筋保持手段を上下に移動駆動位置決め自在に設けて構
成されるので、主筋保持手段によって所定の配筋状態に
保持された複数の主筋に、配力筋を接続していく作業に
より鉄筋組立を行い、また、主筋保持手段を下方に移動
させることによって該組み立てられた鉄筋組立体の建て
込み作業を行うことが出来る。また、本発明による鉄筋
建て込み装置では、主筋を縦穴に送り込んでいく際に
は、複数の主筋ガイド手段の主筋ガイド部により主筋を
ガイドするようにする。従って、送り込む主筋の上端側
に新たな主筋を順次接合していく際には、下側の主筋
を、前記複数の主筋ガイド手段のうちの下側の主筋ガイ
ド手段によりガイドさせておき、かつ上側の主筋を、前
記複数の主筋ガイド手段のうちの上側の主筋ガイド手段
によりガイドさせておき、これによって、これら上下の
主筋相互間の位置決めを行うようにする。そして、これ
ら上下の主筋間の接合作業は複数の主筋ガイド手段間の
前記間隔を介して行うことができる。つまり、本発明に
よる鉄筋建て込み装置を用いると、主筋どうしの接合を
都合よく行うことができる。また、複数の主筋ガイド手
段が設けられていることにより、主筋ガイド手段が1つ
だけである場合と比較すると、鉄筋建て込み装置に搭載
された主筋の状態、或いは鉄筋組立体の状態がより一層
安定する。例えば、上述した主筋継ぎ手作業時や、或い
は鉄筋組立体着底時にも、鉄筋組立体が円周方向のねじ
れ、回転などを起こさず安定した姿勢を保つので好都合
である。
【0040】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による鉄筋建て込み装置において、前記各主筋ガイド
部は、複数の主筋をガイドし得るように形成されている
ので、第1の発明による効果に加えて、主筋を単列鉄筋
だけでなく、複数束ねて建て込む際にも、本第2の発明
による鉄筋建て込み装置は適用可能となるので都合がよ
い。
【0041】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明による鉄筋建て込み装置において、前記各主筋ガイド
部は仕切板74、74X等の主筋間仕切部材を有してお
り、前記主筋間仕切部材は、前記各主筋ガイド部に挿嵌
された複数の主筋を、互いに仕切り得る形で配置されて
いるので、第2の発明による効果に加えて、主筋間仕切
部材により、各主筋ガイド部内で隣接する主筋が不規則
に交差するようなことは極力防止されるので都合がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による鉄筋建て込み装置の一実
施例を用いて鉄筋建て込み作業を行っている杭施工現場
の様子を示す一部破断斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す鉄筋建て込み装置の梁ユニ
ット付近を示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す鉄筋建て込み装置のフレー
ムを示す側面図である。
【図4】図4は、図3のI矢視図である。
【図5】図5は、図4に示す上部ゲージディスクのIV矢
視部分の拡大図である。
【図6】図6は、図3のX1−Y1線断面図である。
【図7】図7は、図6に示す下部ゲージディスクの拡大
図である。
【図8】図8は、ワイヤドラムと滑車との関係を示した
模式図である。
【図9】図9は、図3のX2−Y2線断面図である。
【図10】図10は、穴底に載置された状態の下部フレ
ーム枠を示した図である。
【図11】図11は、穴底に載置された状態の下部フレ
ーム枠を示した断面拡大図である。
【図12】図12は、主筋吊り具を示した斜視図であ
る。
【図13】図13(a)乃至図13(c)は、配力筋の
設置作業の手順を示した図である。
【図14】図14は、図3に示すフレームにおいて、滑
車を収納した状態を示した図である。
【図15】図15は、別の形で構成された下部ゲージデ
ィスクを示した図である。
【図16】図16は、別の形で構成された下部ゲージデ
ィスクを示した図である。
【図17】図17は、別の形で構成された上部ゲージデ
ィスクを示した図である。
【図18】図18は、別の形で構成された上部ゲージデ
ィスクを示した図である。
【図19】図19は、別の形で構成されたフランジ部を
示した図である。
【図20】図20は、別の形で構成されたフランジ部を
示した図である。
【図21】図21は、図20に示すフランジ部を有した
下部フレーム枠が穴底に載置された状態を示した断面図
である。
【符号の説明】
2a……地面 3……縦穴 5……鉄筋建て込み装置 6……フレーム 7……主筋ガイド手段(下部ゲージディスク) 7P……主筋ガイド手段(下部ゲージディスク) 7Q……主筋ガイド手段(下部ゲージディスク) 9……主筋保持手段(下部フレーム枠) 31……主筋端部保持部 37……鉄筋組立体(鉄筋籠) 37a……主筋 37b……配力筋 52……主筋ガイド手段(上部ゲージディスク) 52P……主筋ガイド手段(上部ゲージディスク) 52Q……主筋ガイド手段(上部ゲージディスク) 54……昇降装置 71……主筋ガイド部(主筋配置部) 71X……主筋ガイド部(主筋配置部) 74……主筋間仕切部材(仕切板) 74X……主筋間仕切部材(仕切板) M1……間隔
フロントページの続き (72)発明者 小宮山 茂樹 東京都港区赤坂1丁目6番14号 東京電力 株式会社UHV送変電建設所内 (72)発明者 中井 栄 千葉県流山市駒木518番地1号 三井建設 株式会社技術研究所内 (72)発明者 魚住 雅孝 千葉県流山市駒木518番地1号 三井建設 株式会社技術研究所内 (72)発明者 長野 祐司 千葉県流山市駒木518番地1号 三井建設 株式会社技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面から掘り下げられた縦穴に、複数の主
    筋と配力筋によるコンクリート補強用の鉄筋組立体を建
    て込む際に使用する鉄筋建て込み装置において、 フレームを有し、 前記フレームに複数の主筋ガイド手段を設け、 前記複数の主筋ガイド手段は、隣接するこれら主筋ガイ
    ド手段間に所定の間隔を形成する形で、上下方向に互い
    に対応させて配置し、 前記各主筋ガイド手段に複数の主筋ガイド部を、前記主
    筋を上下方向にそれぞれガイドし得るように設け、 前記フレームの下方に主筋保持手段を、上下に移動自在
    に設け、 前記主筋保持手段に主筋端部保持部を、前記各主筋ガイ
    ド手段の主筋ガイド部に対応した形で設け、 前記フレームに昇降装置を、前記主筋保持手段を上下に
    移動駆動位置決め自在に設けて構成した鉄筋建て込み装
    置。
  2. 【請求項2】前記各主筋ガイド部は、複数の主筋をガイ
    ドし得るように形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の鉄筋建て込み装置。
  3. 【請求項3】前記各主筋ガイド部は主筋間仕切部材を有
    しており、 前記主筋間仕切部材は、前記各主筋ガイド部に挿嵌され
    た複数の主筋を、互いに仕切り得る形で配置されている
    ことを特徴とする請求項2記載の鉄筋建て込み装置。
JP7306691A 1995-10-31 1995-10-31 鉄筋建て込み装置 Expired - Fee Related JP3068781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7306691A JP3068781B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 鉄筋建て込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7306691A JP3068781B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 鉄筋建て込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09125380A true JPH09125380A (ja) 1997-05-13
JP3068781B2 JP3068781B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=17960156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7306691A Expired - Fee Related JP3068781B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 鉄筋建て込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3068781B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015034416A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 回収用冶具および回収用冶具を用いた回収方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015034416A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 回収用冶具および回収用冶具を用いた回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3068781B2 (ja) 2000-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3070657B2 (ja) 鉄筋建て込み装置
JP3068781B2 (ja) 鉄筋建て込み装置
JP2858205B2 (ja) 鉄筋建て込み方法及びこれに用いる鉄筋建て込み装置
JPH09125370A (ja) 鉄筋建て込み装置
JP5160121B2 (ja) 既製杭に取り付ける杭保持具、既製杭の連結埋設方法
JP6369870B2 (ja) 鉄筋地組装置
JP3158383U (ja) 躯体配筋組立用治具
JP5075398B2 (ja) 塔状pc構造物の施工方法および緊張システム装置
JP2858206B2 (ja) 鉄筋吊り下げ治具
US8146323B1 (en) Apparatus and method for installing anchor bolts in a cylindrical pier foundation
JP2659170B2 (ja) ポール柱地上組立装置
JP5435569B2 (ja) 鉄塔支持型構造物の解体設備及びその解体方法
JP3297212B2 (ja) 塔状構造物の構築工法及びこれに使用する支持構造
JP3470246B2 (ja) 鋼製脚柱の補強方法及びその補強脚柱
JP4017143B2 (ja) 立坑鉄筋組立方法及び組立装置
JP4274370B2 (ja) コンクリート構造物の配筋装置と配筋方法
JP2004036235A (ja) 鉄塔嵩上げ工法
JP3242775B2 (ja) 竪型容器の据付方法
JP2001055733A (ja) 地中壁の施工方法及びその地中壁構造
JP2779912B2 (ja) アンカー打設装置
JPH09177070A (ja) 深礎用鉄筋篭の建込み方法およびその装置
JP3021199B2 (ja) 煙突内筒の築造方法及びその築造用プルジャッキアップ装置
JP3452816B2 (ja) 塔状構造物の作業足場の仮設方法
JP7011613B2 (ja) 簡易仮橋の架設方法
JP6522217B1 (ja) 壁鉄筋の配筋方法、鉄筋材の揚重補助装置及び揚重装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees