JPH09124687A - ビニル化デオキシグアノシン誘導体 - Google Patents

ビニル化デオキシグアノシン誘導体

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JPH09124687A
JPH09124687A JP28846495A JP28846495A JPH09124687A JP H09124687 A JPH09124687 A JP H09124687A JP 28846495 A JP28846495 A JP 28846495A JP 28846495 A JP28846495 A JP 28846495A JP H09124687 A JPH09124687 A JP H09124687A
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JP
Japan
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group
compound
mmol
vinylated
hydrogen atom
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JP28846495A
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English (en)
Inventor
Chikashi Nagatsugi
史 永次
Minoru Maeda
稔 前田
Shigeki Sasaki
茂貴 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はトリメチルシリル基等を表
し、R2 とR3 は同時に水素原子又はtert−ブチル
ジメチルシリル基等を表す)で表されるビニル化デオキ
シグアノシン誘導体又は薬理学的に許容されるその塩。 【効果】 化学的に安定であり、シチジンなどの求核性
分子と反応して共有結合を形成できるので、クロスリン
ク能を有するアンチセンスオリゴ核酸の製造用中間体と
して有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビニル化デオキシグ
アノシン誘導体又はその塩に関する。より詳細にいう
と、本発明は、核酸のクロスリンク剤あるいはクロスリ
ンク能を有するアンチセンスオリゴ核酸の製造に有用な
ビニル化デオキシグアノシン誘導体又はその塩に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特定の遺伝子やメッセンジャーRNA
(m−RNA)などの核酸に対して、その核酸配列と相
補的な塩基配列を有するアンチセンスオリゴ核酸を特異
的に結合させ、遺伝子発現を抑制する方法が知られてい
る。この方法は、生化学的な実験ツールとして利用され
るばかりではなく、本格的な遺伝子治療に応用できる可
能性があることから、生化学及び医学・薬学の分野にお
いて大きな関心がもたれている。
【0003】この方法を効率的に行うためには、相補的
結合により生成する二重鎖又は三重鎖複合体の安定化が
必要とされており、安定化のための種々の手段が提案さ
れている。その代表的なものとして、例えば、アルキル
化能を有する官能基をオリゴ核酸中に導入し、遺伝子D
NAやm−RNAなどの標的核酸と共有結合しうる能力
(クロスリンク能)を付与したアンチセンスオリゴ核酸
が知られている(例えば、Volssov,V.V.e
t al.,Nucleic Acid Res.,
,4065,1986;Webb,T.R.et a
l.,J.Am.Chem.Soc.,108,276
4,1986;Baker,B.F.et al.,
J.Am.Chem.Soc.,111,2700,1
989などを参照)。
【0004】しかしながら、このように修飾されたアン
チセンスオリゴ核酸の多くは、クロスリンク速度が遅い
という問題があり、また反応性が高いものは化学的安定
性が低いという欠点を有している。このようなアンチセ
ンスオリゴ核酸を生体に適用することは望ましくない
(Rokita,S.E.et.al.,J.Am.C
hem.Soc.,116,1690,1994)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、標的
核酸に効率的にクロスリンクする性質を有するアンチセ
ンスオリゴ核酸中の製造に有用な化合物を提供すること
にある。また、本発明の課題は、上記のような化合物で
あって、化学的に安定な化合物を提供することにある。
さらに本発明の別な課題は、上記の特徴を有する化合物
であって、生体に適用可能なアンチセンスオリゴ核酸の
製造に有用な化合物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下記構造のビニル
化グアノシン誘導体が化学的に安定であり、かつ求核性
ヌクレオチドと容易に反応して強固なクロスリンクを形
成できることを見い出した。また、上記の化合物が、標
的遺伝子核酸に対して効率的にクロスリンクする性質を
有するアンチセンスオリゴ核酸の製造に有用であること
を見い出した。本発明はこれらの知見を基にして完成さ
れたものである。すなわち本発明は、下記式(I):
【0007】
【化2】
【0008】[但し、上記一般式(I)中、R1 、R2
及びR3 は次の(1)又は(2)の定義のいずれかを表
す。 (1)R1 が水素原子又はR4 5 6 Si基(ここ
で、R4 、R5 及びR6 はそれぞれ独立してC1 〜C5
のアルキル基又はフェニル基を表す)を表し、R2とR
3 は同時に水素原子もしくはR4 5 6 Si基(ここ
で、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りである)を
表すか、又は、R2 が基−P(−OCH2 CH2 CN)
N(i−Pr)2 (ここで、i−Prはiso−プロピ
ル基を表す)を表し、R3 がR4 5 6 Si基(ここ
で、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りである)も
しくはジ(p−メトキシフェニル)フェニルメチル基を
表す。 (2)R1 がC1 〜C5 のアルキル基又はC1 〜C5
アルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表し、
2 とR3 は同時に水素原子もしくはR4 5 6 Si
基(ここで、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りで
ある)を表すか、又は、R2 が水素原子もしくは基−P
(−OCH2 CH2 CN)N(i−Pr) 2 (ここで、
i−Prは既に定義した通りである)を表し、R3 がR
4 5 6Si基(ここで、R4 、R5 及びR6 は既に
定義した通りである)もしくはジ(p−メトキシフェニ
ル)フェニルメチル基を表す。]で表されるビニル化デ
オキシグアノシン誘導体又は薬理学的に許容されるその
塩;上記化合物からなるアンチセンスオリゴ核酸製造用
中間体;及びクロスリンク能を有するアンチセンスオリ
ゴ核酸の製造に用いる上記化合物製造用中間体を提供す
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】上記一般式(I)中のR1 〜R6
の定義において、C1 〜C5 のアルキル基としては、例
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、
n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、第
三ペンチル基等を挙げることができる。また、C1 〜C
5 のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基とし
ては、上記したC1 〜C5 のアルキル基で置換されてい
てもよいフェニル基を示し、具体的には、例えば、フェ
ニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基等
を好ましい基として挙げることができる。
【0010】上記一般式(I)で表される化合物は、酸
付加塩又は塩基付加塩を形成する場合があるが、このよ
うな塩も本発明の範囲に包含される。本発明の化合物自
体をクロスリンク剤として生体に適用する場合や、生体
に適用可能なアンチセンスオリゴ核酸の製造のための製
造中間体として用いる場合には、塩としては生理的に許
容されるものが好ましい。塩基付加塩としては、例え
ば、トリエチルアミン、ジメチルアミン、アンモニア、
トリエチルアミン、若しくはジエチルアミン等のアミン
類の塩;又はナトリウム、カリウム、カルシウム、若し
くはマグネシウム等の金属類の塩を挙げることができ
る。酸付加塩としては、例えば、塩酸、硫酸、若しくは
過塩素酸等の鉱酸類の塩;又はシュウ酸、フマル酸、マ
レイン酸、酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、若
しくはp−トルエンスルホン酸等の有機酸等との塩を挙
げることができる。
【0011】本発明の化合物の具体例を以下の表1に示
す。尚、表1及び本明細書中、Meはメチル基、Etは
エチル基、 nPrはn−プロピル基、 iPrはiso−
プロピル基、 nBuはn−ブチル基、 tBuはtert
−ブチル基、Phはフェニル基、TMSはトリメチルシ
リル基、TBDMSはtert−ブチルジメチルシリル
基、TESはトリエチルシリル基、TBDPSはter
t−ブチルジフェニルシリル基、TIPSはトリ−is
o−プロピルシリル基、DMTrはジ(p−メトキシフ
ェニル)フェニルメチル基を示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】本発明化合物の製造方法の例を下記スキー
ムに従って説明するが、本発明の化合物の製造方法はこ
れらの方法に限定されることはない。スキーム中、Xは
塩素原子、臭素原子、p−トルエンスルホニルオキシ
基、又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基などの
脱離基を表し、Metはトリブチルスズ、マグネシウム
ハライド、亜鉛等の金属を表す(以下のスキームにおい
て同様である)。
【0017】
【化3】
【0018】例えば、2′−デオキシグアノシン(1)
をジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水
素系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の非プロトン性極性溶媒等の適当な溶媒中でピリジ
ン、トリエチルアミン、イミダゾール等塩基の存在下、
0.2当量〜5当量のR4 5 6 Si−X(ここで、
XはCl、Br、−SO2 CF3 等の脱離基を表す)を
−20℃〜+150℃の温度で1分間〜24時間反応さ
せることにより化合物2を製造することができる。
【0019】化合物2を、例えば、ベンゼン、トルエン
等の芳香族系炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒中、あるい
はそれらの混合溶媒中、あるいは無溶媒で0.2当量〜
100当量の無水酢酸、塩化アセチルをピリジン、トリ
エチルアミン等の塩基存在下、あるいはこれらを溶媒兼
用で用い、0℃〜150℃で5分間〜24時間反応させ
ることにより化合物3を製造することができる。
【0020】化合物3を、例えば、ベンゼン、トルエン
等の芳香族系炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、ジメチル
ホルムアミド、水、メタノール等の極性溶媒中、あるい
はそれらの混合溶媒中、あるいは無溶媒で0.2当量〜
100当量のパラトルエンスルホニルクロリド、メタン
スルホニルクロリドあるいは無水トリフルオロメタンス
ルホン酸等の有機スルホニルクロリド、あるいはそれら
の無水物をピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在
下、あるいはこれらを溶媒兼用で用い、0℃〜150℃
で5分間〜24時間反応させることにより化合物4を製
造することができる。この際、ジメチルアミノピリジン
等の反応を促進させる物質を0.01当量〜10当量共
存させてもよい。また、ベンゼン、トルエン等の芳香族
系炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の
ハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル等のエーテル系溶媒中、あるいはそれらの
混合溶媒中、あるいは無溶媒で0.2当量〜100当量
のオキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、ある
いは塩化チオニル等のハロゲン化剤で0℃〜150℃に
て5分間〜24時間反応させることによっても化合物4
を製造することができる。
【0021】化合物4を、例えば、ベンゼン、トルエン
等の芳香族系炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルム
アミド、水、メタノール等の極性溶媒中、あるいはそれ
らの混合溶媒中、0.2当量〜100当量のビニルトリ
ブチルスズ、ビニルマグネシウムブロミド等のビニル金
属化合物5を、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基の
存在下、あるいは非存在下、0.0001当量〜1当量
のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、
あるいは塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム等のパラジウム触媒、あるいは塩化ビス(アセチルア
セトナート)ニッケル等のニッケル触媒とともに0℃〜
150℃で5分間〜24時間反応させることにより化合
物6を製造することができる。
【0022】この化合物6をテトラヒドロフラン、エー
テル等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド、水、
メタノール等の極性溶媒中、あるいはそれらの混合溶媒
中、0.2当量〜100当量の水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の金属水酸化物を0℃〜100℃で5分間
〜24時間反応させることにより化合物IIを製造するこ
とができる。さらにこの化合物IIをテトラヒドロフラ
ン、エーテル等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミ
ド、水、メタノール等の極性溶媒中、あるいはそれらの
混合溶媒中、0.2当量〜100当量のフッ化テトラブ
チルアンモニウム、フッ化カリウム等の含フッ素化合物
を0℃〜100℃で5分間〜24時間反応させることに
より化合物III を製造することができる。
【0023】上記一般式(I)で表される化合物のうち
2 =R3 =R4 5 6 Si−あるいはR2 =R3
Hのもの(化合物IV、III)は、例えばスキーム2のルー
トによって製造することができる。
【0024】
【化4】
【0025】例えば、2′−デオキシグアノシン(1)
をジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水
素系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の非プロトン性極性溶媒等の適当な溶媒中でピリジ
ン、トリエチルアミン、イミダゾール等塩基の存在下、
0.2当量〜20当量のR4 5 6 Si−X(ここ
で、Xは既に定義した通りである)を−20℃〜+15
0℃の温度で1分間〜48時間反応させることにより化
合物7を製造することができる。化合物7を上記に示し
た化合物3から化合物6を製造した方法(スキーム1)
と同様の方法で化合物IVを、さらに化合物IIより化合物
III を製造した方法と同様の方法で化合物IVから化合物
III を製造することができる。
【0026】本発明の化合物は、シチジンやグアノシン
と速やかに付加体を形成することができるので、本発明
の化合物を製造中間体として用いることにより、遺伝子
DNAやm−RNAなどの標的核酸に対して相補的に結
合し、かつ共有結合によるクロスリンクを形成するアン
チセンスオリゴ核酸を製造することができる。従って、
本発明の別の態様により、本発明の化合物からなるアン
チセンスオリゴ核酸製造用中間体、好ましくはクロスリ
ンク能を有するアンチセンスオリゴ核酸製造用中間体が
提供される。また、上記化合物を製造用中間体として用
いて製造されたアンチセンスオリゴ核酸、好ましくはク
ロスリンク能を有するアンチセンスオリゴ核酸も、本発
明の範囲に包含される。もっとも、本発明の上記化合物
の用途は、これらの用途に限定されることはない。
【0027】上記アンチセンスオリゴ核酸は、化合物II
またはIII をオリゴ核酸合成におけるモノマーユニット
としてたとえば固相法あるいは液相法においてアミダイ
ドを経由する方法(例えば、下記スキーム参照)でクロ
スリンク能を有する塩基を5′末端に組み込むことによ
り製造する事ができる。
【0028】
【化5】
【0029】さらに、これを核酸ユニットとして用い、
同様な方法で内部にクロスリンク能を組み込んだアンチ
センスオリゴ核酸を製造する事ができる。以下、本発明
を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範
囲は下記の実施例に限定されることはない。また、上記
の一般的な製造方法の説明及び下記の実施例に記載した
試薬や反応条件には適宜の修飾や改変が可能であること
はいうまでもない。なお、実施例中の化合物番号は上記
スキーム中の化合物番号に対応している。
【0030】
【実施例】
例1:5′−O−tert−ブチルジフェニルシリル−
2′−デオキシグアノシン[化合物2(R4=R5=P
h、R6tBu)] アルゴン気流下、2′−デオキシグアノシン(2.0
g、7.2mmol)の無水DMF(30ml)懸濁液
にt−ブチルクロロジフェニルシラン(3.0ml、1
2mmol)とイミダゾール(1.5g、21mmo
l)を加え、室温にて5時間攪拌した。5時間後、反応
層に水(30ml)を加えて得られた結晶を濾取し、酢
酸エチルで洗浄した。メタノールから再結晶し、化合物
2を無色粉末状結晶として得た(1.5g、3.0mm
ol、収率41%)。m.p.:163−166℃。
【0031】1H−NMR(DMSO−d6 ) δ1
0.60(1H,brs),7.80(1H,s),
7.7−7.3(10H,m),6.48(2H,
s),6.14(1H,t,J=6.6Hz),5.3
8(1H,d,J=4.0Hz),4.50−4.40
(1H,m),3.95−3.65(2H,s),2.
65−2.45(1H,m),2.35−2.20(1
H,m),0.99(9H,s) IR(cm-1,neat):3600−2700,16
80,1630 FABMS(m/z):506(M+1)+ ,528
(M+23)+26315 4 Si: 計算値 C,61.76;H,6.18;N,13.8
5 測定値 C,61.55;H,6.44;N,12.1
【0032】例2:3′−O−アセチル−5′−O−t
ert−ブチルジフェニルシリル−2′−デオキシグア
ノシン[化合物3(R4=R5=Ph、R6tBu)] アルゴン気流下、化合物2(R4=R5=Ph,R6t
u)(870mg、1.7mmol)の無水ピリジン
(35ml)溶液に無水酢酸(0.8ml、8.5mm
ol)を加え、85℃で攪拌を行った。5時間後、反応
層を酢酸エチル(50ml)で希釈し、水(20ml×
2)及び飽和食塩水(20ml)で洗浄、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下留去した。残渣をアセトニトリ
ルから再結晶し、化合物3を無色粉末状結晶として得た
(651mg、1.2mmol、収率70%)。m.
p.:226−229℃。
【0033】1H−NMR(CDCl3 ) δ12.0
1(1H,brs),7.80−7.30(10H,
m),6.23(3H,dd,J=8.7,5.8H
z),5.53(1H,d,J=5.9Hz),4.2
0(1H,m),3.89(2H,d,J=3.6H
z),2.85−2.70(1H,m),2.60−
2.45(1H,m),2.10(3H,s),0.9
9(9H,s) IR(cm-1,neat):3500−2600,17
40,1680,1600 FABMS(m/z):548(M+1)+ ,570
(M+23)+28335 5 Si: 計算値 C,61.40;H,6.07;N,12.7
8 測定値 C,60.89;H,6.08;N,12.8
【0034】例3:3′−O−アセチル−5′−O−t
ert−ブチルジフェニルシリル−6−O−p−トルエ
ンスルホニル−2′−デオキシグアノシン[化合物4
(X=−SO3−p−トリル、R4=R5=Ph、R6t
Bu)] アルゴン気流下、化合物3(R4=R5=Ph、R6t
u)(625mg、1.14mmol)の無水ジクロロ
メタン(15ml)溶液を0℃に冷却し、トリエチルア
ミン(0.5ml、3.59mmol)、p−トルエン
スルホニルクロリド(1.08g、5.65mmol)
及びジメチルアミノピリジン(43.3mg、0.35
5mmol)を加えて攪拌を行った。20時間後、反応
層をクロロホルム(15ml)で希釈し、有機層を水
(10ml)で洗浄、水層をクロロホルム(10ml×
2)で逆抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(FL−60D、クロロホルム−
酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、化合物4を
無色カラメル状物質として得た(800mg、1.14
mmol、収率100%)。
【0035】1H−NMR(CDCl3 ) δ8.02
(2H,d,J=8.3Hz),7.87(1H,
s),7.70−7.60(4H,m),7.50−
7.30(8H,m),6.26(1H,dd,J=
8.7,5.4Hz),5.55(1H,m),4.9
1(2H,s),4.25−4.15(1H,m),
3.90(2H,m),2.90−2.75(1H,
m),2.60−2.40(1H,m),2.45(3
H,s),2.11(3H,s),1.06(9H,
s) IR(cm-1,neat):3600−3000,17
40,1620 FABMS(m/z):702(M+1)+ ,644
(M−57)+ HR−FABMS(m/z):C30365 4 Si
(M+1)+ : 計算値 558.253 測定値 558.2535
【0036】例4:9−(3−O−アセチル−5−O−
tert−ブチルジフェニルシリル−2−デオキシ−β
−D−リボフラノシル)−2−アミノ−6−ビニルプリ
ン〔化合物6(R1 =H、R4 =R5 =Ph、R6 t
Bu)〕 アルゴン気流下、化合物4(X=−SO3−p−トリ
ル、R4=R5=Ph、R6tBu)(320mg、0.
46mmol)の無水ジオキサン(5ml)溶液に塩化
リチウム(40mg、0.94mmol)及びテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11
0mg、0.095mmol)を加えて室温にて攪拌し
た。30分後、ビニルトリ(n−ブチル)錫(760μ
l、2.3mmol)を加えて、加熱還流した。90分
後、反応層を酢酸エチル−10%アンモニア水(30m
l:3ml)にあけ、有機層を10%アンモニウム水
(3ml)、飽和食塩水(3ml×2)で洗浄、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エ
チル=4:1)にて精製し標題化合物を淡黄色カラメル
状物質として得た(150mg、0.27mmol、収
率59%)。
【0037】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.93
(1H,s),7.75−7.30(10H,m),
7.13(1H,dd,J=17.6,10.7H
z),6.86(1H,dd,J=17.6,1.9H
z),6.34(1H,dd,J=8.9,5.6H
z),5.85(1H,dd,J=10.7,1.9H
z),5.56(1H,m),4.87(2H,s),
4.20(1H,m),3.90(2H,m),2.9
5−2.75(1H,m),2.60−2.50(1
H,m),2.12(3H,s),1.07(9H,
s) IR(cm-1,neat):3600−3100,17
40,1600 FABMS(m/z):558(M+1)+ ,500
(M−57)+ HR−FABMS(m/z):C30365 4 Si
(M+1)+ : 計算値 558.2537 測定値 558.2535
【0038】例5:9−(3−O−アセチル−5−O−
tert−ブチルジフェニルシリル−2−デオキシ−β
−D−リボフラノシル)−2−アミノ−6−メチルビニ
ルプリン〔化合物6(R1 =Me、R4 =R5 =Ph、
6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物4(X=−SO3−p−トリ
ル、R4=R5=Ph、R6tBu)(350mg、0.
5mmol)の無水ジオキサン(5ml)溶液に塩化リ
チウム(42mg、1.0mmol)及びテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116
mg、0.1mmol)を加え室温にて攪拌した。30
分後、メチルビニルトリ(n−ブチル)錫(800μ
l、2.5mmol、cis/trans=2.5/
1)を加えて、加熱還流した。6時間後、反応層を酢酸
エチル(100ml)にあけ、有機層を10%アンモニ
ウム水(30ml)、飽和食塩水(30ml×2)で洗
浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム−メタノール=99:1)にて精製し標題化合物を淡
黄色カラメル状物質として得た(238mg、0.42
mmol、収率84%)。
【0039】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.90
(1H,s),7.68−7.63(4H,m),7.
51−7.32(6.6H,m),6.87(0.4
H,dq,J=11.2,2.0Hz),6.83
(0.6H,dq,J=15.5,1.6Hz),6.
28(0.4H,dq,J=11.5,7.2Hz),
6.38(1H,t,J=6.3Hz),5.55(1
H,d,J=4.6Hz),4.83(1H,bs),
4.19(1H,dd,J=3.3,2.0Hz),
3.91−3.89(2H,m),2.94−2.81
(1H,m),2.56−2.51(1H,m),2.
25(3H,dd,J=1.7,7.6Hz),2.0
2(3H,dd,J=1.7,6.9Hz),2.02
(3H,s),1.06(9H,s) IR(cm-1,neat):3500,1740,16
00 FABMS(m/z):572(M+1)+ ,514
(M−57)+
【0040】例6:9−(3−O−アセチル−5−O−
tert−ブチルジフェニルシリル−2−デオキシ−β
−D−リボフラノシル)−2−アミノ−6−(1−プロ
ペニル)プリン〔化合物II(R1 =Me、R4 =R5
Ph、R6 tBu)〕 化合物6(R1 =Me、R4 =R5 =Ph、R6 t
u)(50mg、0.09mmol)のメタノール
(0.5ml)溶液に炭酸カリウム(121mg、0.
9mmol)を加え室温にて30分間攪拌した。反応層
を塩化メチレン(30ml)で希釈し飽和塩化アンモニ
ウム水溶液(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗
浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム−メタノール=99:1)にて精製し標題化合物(2
4mg、0.05mmol、56%)を淡黄色油状物質
として得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.99
(1H,s),7.68−7.64(4H,m),7.
45−7.33(6.6H,m),6.87(0.4
H,dq,J=11.2,2.0Hz),6.83
(0.6H,dq,J=15.5,1.6Hz),6.
28(0.4H,dq,J=11.5,7.2Hz),
6.38(1H,t,J=6.3Hz),4.83(2
H,b),4.71(1H,bd,J=3.3Hz),
4.01(1H,q,J=4.6Hz),3.86(1
H,dd,J=8.9,3.0Hz),3.85(1
H,dd,J=8.9,2.3Hz),2.76−2.
71(1H,m),2.51−2.41(1H,m),
2.23(1.2H,dd,J=7.3,1.3H
z),2.01(1.8H,dd,J=6.9,1.7
Hz),1.06(9H,s)
【0042】例7:9−(2−デオキシ−β−D−リボ
フラノシル)−2−アミノ−6−(1−プロペニル)プ
リン〔化合物III (R1 =Me)〕 化合物II(R1 =Me、R4 =R5 =Ph、R6 t
u)(13mg、0.03mmol)のテトラヒドロフ
ラン(0.5ml)溶液にテトラブチルアンモニウムフ
ルオライド(37μl、37μmol、1M THF
中)を滴下した。1時間後、反応層をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(FL−60D、クロロホルム−メ
タノール=95:5)にて精製し標題化合物(7.0m
g、0.024mmol、96%)を無色油状物質とし
て得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.77
(1H,s),7.49(0.6H,dq,J=15.
5,6.9Hz),6.89(0.4H,dq,J=1
1.9,2.0Hz),6.83(0.6H,dq,J
=15.5,1.7Hz),6.34(0.4H,d
q,J=11.9,7.3Hz),6.27(1H,d
d,J=9.2,2.6Hz),5.03(0.8H,
b),5.01(1.2H,b),4.77(1H,
d,J=4.3Hz),4.22(1H,s),3.9
8(1H,d,J=12.5Hz),3.79(1H,
d,J=12.5Hz),3.18−3.01(1H,
m),2.29(1H,dd,J=13.5,5.6H
z),2.26(1.2H,dd,J=7.3,1.7
Hz),2.03(1.8H,dd,J=6.9,1.
7Hz)
【0044】例8:9−(3−O−アセチル−5−O−
tert−ブチルジフェニルシリル−2−デオキシ−β
−D−リボフラノシル)−2−アミノ−6−(2−トリ
メチルビニル)プリン〔化合物6(R1 =SiMe3
4 =R5 =Ph、R6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物4(X=−SO3−p−トリ
ル、R4=R5=Ph、R6tBu)(104mg、0.
15mmol)の無水ジオキサン(2ml)溶液に塩化
リチウム(13mg、0.3mmol)及びテトラキス
(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)(35
mg、0.03mmol)を加え室温にて攪拌した。3
0分後、トリメチルシリルビニルトリ(n−ブチル)錫
(1.7ml、1.5mmol)を加えて、加熱還流し
た。1時間後、反応層を酢酸エチル(50ml)にあ
け、有機層を10%アンモニウム水(10ml)、飽和
食塩水(10ml×2)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=20:1→1
0:1)にて精製し標題化合物(80mg、0.13m
mol、87%)を淡黄色カラメル状物質として得た。
【0045】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.95
(1H,s),7.73(1H,d,J=19.1H
z),7.68−7.64(4H,m),7.45−
7.33(6H,m),7.36(1H,d,J=1
9.1Hz),6.34(1H,dd,J=8.9,
5.3Hz),5.57(1H,bd,J=6.3H
z),4.97(2H,b),4.91(1H,d,J
=2.0Hz),3.92−3.90(2H,m),
2.88−2.79(1H,m),2.56−2.49
(1H,m),2.12(3H,s),1.08(9
H,s),0.21(9H,s) IR(cm-1,neat):3300,1740,15
95,1570 FABMS(m/z):630(M+1)+
【0046】例9:9−(5−O−tert−ブチルジ
フェニルシリル−2−デオキシ−β−D−リボフラノシ
ル)−2−アミノ−6−(2−トリメチルシリルビニ
ル)プリン〔化合物II(R1 =SiMe3 、R4 =R5
=Ph、R6 tBu)〕 化合物6(R1 =SiMe3 、R4 =R5 =Ph、R6
tBu)(72mg、0.11mmol)のメタノー
ル(1.0ml)溶液に炭酸カリウム(110mg、
0.8mmol)を加え室温にて30分間攪拌した。反
応層を塩化メチレン(30ml)で希釈し飽和塩化アン
モニウム水溶液(10ml)、飽和食塩水(10ml)
で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム−メタノール=98:2→95:5)にて精製
し標題化合物(67mg、0.11mmol、quan
t.)を淡黄色油状物質として得た。
【0047】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.90
(1H,s),7.71(1H,d,J=19.1H
z),7.68−7.64(4H,m),7.45−
7.33(6H,m),7.34(1H,d,J=1
9.1Hz),4.81(2H,bs),4.70(1
H,dt,J=3.0,2.6Hz),4.10(1
H,dd,J=7.3,4.3Hz),3.87(1
H,dd,J=10.9,5.3Hz),3.81(1
H,dd,J=11.2,4.3Hz),2.70(1
H,dt,J=13.5,7.3Hz),2.44(1
H,ddd,J=13.2,5.9,3.3Hz),
1.07(9H,s),0.20(9H,s) IR(cm-1,neat):3500,1605,15
90 FABMS(m/z):588(M+1)+ ,530
(M−57)
【0048】例10:9−(2−デオキシ−β−D−リ
ボフラノシル)−2−アミノ−6−(2−トリメチルシ
リル)ビニルプリン〔化合物III (R1 =SiM
3 )〕 化合物II(R1 =SiMe3 、R4 =R5 =Ph、R6
tBu)(8.0mg、0.01mmol)のテトラ
ヒドロフラン(0.5ml)溶液にテトラブチルアンモ
ニウムフルオライド(20μl、20μmol、1M
THF中)を滴下した。1時間後、反応層をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(FL−60D、クロロホル
ム−メタノール=95:5)にて精製し標題化合物
(4.3mg、0.01mmol、88%)を無色油状
物質として得た。
【0049】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.79
(1H,s),7.75(1H,d,J=18.2H
z),7.34(1H,d,J=18.8Hz),6.
27(1H,dd,J=9.5,5.6Hz),5.0
1(2H,b),4.78(1H,d,J=5.0H
z),4.22(1H,s),3.99(1H,dd,
12.9,2.0Hz),3.79(1H,bd,J=
12.5Hz),3.14−3.05(1H,m),
2.28(1H,dd,J=13.5,5.6Hz),
0.21(9H,s)
【0050】例11:3′,5′−ジ−O−tert−
ブチルジメチルシリル−2′−デオキシグアノシン〔化
合物7(R4 =R5 =Me、R6 tBu)〕 アルゴン気流下、2′−デオキシグアノシン(1.9
g、6.7mmol)の無水DMF(40ml)懸濁液
にt−ブチルクロロジメチルシラン(3.0g、20m
mol)とイミダゾール(2.3g、34mmol)を
加えた。室温にて3.5時間攪拌後、反応層を酢酸エチ
ル−水(200ml:10ml)にあけ、有機層を飽和
食塩水(20ml)で洗浄した後、析出物を濾取し、標
題化合物(2.8g、5.7mmol、85%)を無色
粉末状結晶として得た。m.p.:294−295℃
(decomp.)。
【0051】1H−NMR(CDCl3 ) δ12.0
3(1H,s),7.84(1H,s),6.24(3
H,m),4.60−4.55(1H,m),3.97
(1H,dd,J=7.3,3.5Hz),3.81
(dd,J=11.6,4.6Hz),3.75(d
d,J=11.6,3.8Hz),2.97−2.56
(1H,m),2.36(1H,ddd,J=13.
2,6.3,4.2Hz),0.91(18H,s),
0.11(6H,s),0.084(3H,s),0.
080(3H,s) IR(cm-1,nujol):3200,1680 FDMS(m/z):601(M)+22415 4 Si2 : 計算値 C,52.77;H,8.17;N,13.9 測定値 C,53.33;H,8.28;N,14.1
【0052】例12:3′,5′−ジ−O−tert−
ブチルジメチルシリル−6−O−p−トルエンスルホニ
ル−2′−デオキシグアノシン〔化合物8(X=−SO
3−p−トリル、R4 =R5 =Me、R6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物7(R4 =R5 =Me、R6
tBu)(1.1g、2.3mmol)の無水ジクロロ
メタン(40ml)溶液を0℃に冷却し、トリエチルア
ミン(0.64ml、4.6mmol)、p−トルエン
スルホニルクロリド(1.4g、7.3mmol)及び
ジメチルアミノピリジン(30mg、0.25mmo
l)を加え、ゆっくりと室温に戻しながら攪拌した。1
9時間後、反応層をジクロロメタン−水(50ml:1
0ml)にあけ、有機層を水(10ml)で洗浄、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロ
ロホルム−メタノール=9:1)にて精製し標題化合物
(1.4g、2.2mmol、96%)を無色粉末状物
質として得た。m.p.:171−172℃。
【0053】1H−NMR(CDCl3 ) δ8.02
(1H,s),8.03(2H,d,J=8.6H
z),7.36(2H,d,J=7.9Hz),6.3
0(1H,t,J=6.6Hz),5.05(2H,b
rs),4.57(1H,m),3.98(1H,d
d,J=6.9,3.3Hz),3.81(1H,d
d,J=11.2,4.3Hz),3.75(1H,d
d,J=11.2,3.0Hz),2.58−2.49
(1H,m),2.45(3H,s),2.36(1
H,ddd,J=13.2,5.9,3.6Hz),
0.91(9H,s),0.90(9H,s),0.1
0(6H,s),0.08(3H,s),0.07(3
H,s); IR(cm-1,neat):3500,3300,31
80,1680; FDMS(m/z):650(M+1)+29475 6 SSi2 : 計算値 C,53.69;H,7.21;N,10.6
4 測定値 C,53.62;H,7.24;N,10.7
【0054】例13:2−アミノ−9−(3,5−ジ−
O−tert−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−
β−D−リボフラノシル)−6−ビニルプリン〔化合物
IV(R1 =H、R4 =R5 =Me、R6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物8(X=−SO3−p−トリ
ル、R4 =R5 =Me、R6 tBu)(460mg、
0.71mmol)の無水ジオキサン(10ml)溶液
に塩化リチウム(60mg、1.42mmol)及びテ
トラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム
(0)(162mg、0.15mmol)を加え室温に
て10分間攪拌した。30分後、ビニルトリ(n−ブチ
ル)錫(760μl、2.3mmol)を加えて、加熱
還流した。3時間後、反応層を酢酸エチル−10%アン
モニア水(50ml:5ml)にあけ、有機層を10%
アンモニア水(5ml)、飽和食塩水(5ml×2)で
洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
−酢酸エチル=9:1→1:1)にて精製し標題化合物
(370mg、0.74mmol、94%)を無色のカ
ラメル状物質として得た。
【0055】1H−NMR(CDCl3 ) δ8.04
(1H,s),7.15(1H,dd,J=17.5,
10.9Hz),6.88(1H,dd,J=17.
5,2.0Hz),6.36(1H,t,J=6.6H
z),5.86(1H,dd,J=10.9,2.0H
z),5.03(2H,brs),4.62−4.58
(1H,m),4.00(1H,dd,J=4.7,
3.3Hz),3.82(1H,dd,J=11.2,
4.3Hz),3.76(1H,dd,J=11.2,
3.6Hz),2.61(1H,ddd,J=13.
2,7.9,5.3Hz),2.37(1H,ddd,
J=13.2,6.1,3.6Hz),0.92(9
H,s),0.91(9H,s),0.11(6H,
s),0.083(3H,s),0.077(3H,
s) IR(cm-1,neat):3500,3300,32
00,1620 FABMS(m/z):506(M+1)+ ,1011
(2M+1)+ HR−FABMS(m/z):C24445 3 Si2
(M+1)+ 計算値 506.2989 測定値 506.2986
【0056】例14:2−アミノ−9−(3,5−ジ−
O−tert−ブチル−ジメチルシリル−2−デオキシ
−β−D−リボフラノシル)−6−(1−プロペニル)
プリン〔化合物IV(R1 =Me、R4 =R5 =Me、R
6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物8(X=−SO3−p−トリ
ル、R4 =R5 =Me、R6 tBu)(500mg、
0.77mmol)の無水ジオキサン(10ml)溶液
に塩化リチウム(65mg、1.5mmol)及びテト
ラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)
(180mg、0.15mmol)を加え室温にて30
分間攪拌した。30分後、メチルビニルトリ(n−ブチ
ル)錫(1.1ml、3.6mmol、cis/tra
ns=2.5:1)を加え加熱還流した。6時間後、反
応層を酢酸エチル−10%アンモニア水(50ml:5
ml)にあけ、有機層を10%アンモニア水(5m
l)、飽和食塩水(5ml×2)で洗浄、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=9:
1→4:1→2:1)にて精製し標題化合物(278m
g、0.54mmol、75%)を無色カラメル状物質
(cis/trans=3:2)として得た。
【0057】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.99
(1H,s),7.44(0.6H,dq,J=15.
5,6.9Hz),6.90(0.4H,dq,J=1
1.9,2.0Hz),6.85(0.6H,dq,J
=15.2,1.7Hz),6.29(0.4H,d
q,J=11.6,7.3Hz),6.36(1H,d
d,J=5.6,1.9Hz),4.89(2H,b
d,J=4.0Hz),4.60(1H,q,J=3.
0Hz),3.99(1H,q,J=3.3Hz),
3.82(1H,dd,J=11.2,4.3Hz),
3.75(1H,dd,J=11.2,3.6Hz),
2.64−2.59(1H,m),2.40−2.31
(1H,m),2.26(1.2H,dd,J=7.2
5,2.0Hz),2.02(1.8H,dd,J=
6.9,1.7Hz),0.92(9H,s),0.9
1(9H,s),0.11(6H,s),0.08(3
H,s),0.077(3H,s); IR(cm-1,neat):3500,3300,32
00,1620 FABMS(m/z):520(M+1)+ HR−FABMS(m/z):C25465 3 Si2
(M+1)+ 計算値 520.3139 測定値 520.3143
【0058】例15:2−アミノ−9−(3,5−ジ−
O−tert−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−
β−リボフラノシル)−6−(2−トリメチルシリル)
ビニルプリン〔化合物IV(R1 =SiMe3 、R4 =R
5 =Me、R6 tBu)〕 アルゴン気流下、化合物8(X=−SO3−p−トリ
ル、R4 =R5 =Me、R6 tBu)(500mg、
0.71mmol)の無水ジオキサン(8ml)溶液に
塩化リチウム(63mg、1.45mmol)及びテト
ラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)
(175mg、0.15mmol)を加え室温にて10
分間攪拌した。30分後、トリメチルシリルビニルトリ
(n−ブチル)錫(760μl、2.3mmol)を加
えて、加熱還流した。3時間後、反応層を酢酸エチル−
10%アンモニア水(50ml:5ml)にあけ、有機
層を10%アンモニア水(5ml)、飽和食塩水(5m
l×2)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン−酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し
標題化合物(130mg、0.22mmol、30%)
を黄色カラメル状物質として得た。
【0059】1H−NMR(CDCl3 ) δ8.02
(1H,s),7.71(1H,d,J=19.1H
z),7.37(1H,d,J=19.1Hz),6.
35(1H,t,J=6.6Hz),4.94(2H,
bs),4.59(1H,m),3.99(1H,d
d,J=10.9,3.6Hz),3.81(1H,d
d,J=11.1,4.5Hz),3.81(1H,d
d,J=11.2,2.6Hz),2.66−2.56
(1H,m),2.41−2.32(1H,m),0.
91(18H,s),0.20(9H,s),0.08
(6H,s),0.07(6H,s) IR(cm-1,neat):3500,1590
【0060】例16:本発明化合物のクロスリンク剤と
しての機能 本発明ビニル化デオキシグアノシン誘導体のクロスリン
ク剤としての評価を、化合物I(R1 =H、R2 =R3
=TBDMS)を代表として下記スキームに従って実施
した。
【0061】
【化6】
【0062】mRNAのモデルとしてのデオキシシチジ
ン誘導体やヒドロキシルアミンとの反応はいずれの場合
も強固な共有結合を形成し、クロスリンク剤として機能
しうることが示された。
【0063】本発明化合物と求核剤との反応 一般式(I)で表される化合物(R4 =R5 =Me、R
6 tBu)(5mg、10μmol)のジクロロメタ
ン(0.2ml)溶液に3′,5′−ジ−O−tert
−ブチルジメチルシリル−2′−デオキシシチジン
(4.5mg、10μmol)及び樟脳スルホン酸
(2.0mg、8.0μmol)を加え、室温にて攪拌
した。48時間後、溶媒を留去し残渣を分取薄層クロマ
トグラフィー(クロロホルム−メタノール=95:5)
にて精製し付加体V(2.6mg、2.7μmol、2
7%)を無色油状物質として得た。
【0064】1H−NMR(CDCl3 ) δ7.95
(1H,s),7.37(1H,d,J=8.25H
z),6.32(1H,t,J=5.9Hz),6.2
7(1H,t,J=6.6Hz),5.70(1H,
d,J=8.25Hz),5.13(2H,b),4.
59(2H,q,J=2.6Hz),4.41(2H,
t,J=7.3Hz),3.98(2H,q,J=3.
3Hz),3.96−3.45(4H,m),3.36
(2H,t,J=7.9Hz),3.06−2.98
(1H,m),2.61−2.59(1H,m),2.
37−2.23(2H,m),0.92(9H,s),
0.91(9H,s),0.90(9H,s),0.8
8(9H,s),0.11(6H,s),0.10(6
H,s),0.07(6H,s),0.06(6H,
s) FABMS(m/z):558(M+1)+ ,500
(M−57)+ HR−FABMS(m/z):C45858 7 Si4
(M+1)+ 計算値 964.5618 測定値 961.5616
【0065】本発明化合物とヒドロキシルアミン塩酸塩
との反応[ヒドロキシルアミン塩酸塩との付加体(VI)
及び(VI′)] 一般式(I)で表される化合物(R1 =H、R4 =R5
=Me、R6 tBu)(30mg、60μmol)の
エタノール−ジクロロメタン(6.0−0.1ml)溶
液にヒドロキシルアミン塩酸塩(8.0mg、32μm
ol、エタノール0.5ml中)を加え、室温にて攪拌
した。14時間後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(FL−60D、クロ
ロホルム−メタノール=95:5→9:1)にて精製し
付加体VI(17.0mg、33μmol、56%)及び
dimer(9.4mg、9μmol、15%)を黄色
油状物質として得た。
【0066】付加体VI:1 H−NMR(CDCl3 )8.01(1H,s),
6.32(1H,t,J=6.3Hz),5.39(2
H,bs),4.58(1H,dt,J=5.6,3.
6Hz),3.98(1H,q,7.26Hz),3.
81(1H,dd,J=11.2,4.3Hz),3.
74(1H,dd,J=11.2,3.3Hz),3.
42−3.23(5H,m),2.63−2.54(1
H,m),2.40−2.31(1H,m),0.92
(9H,s),0.91(9H,s),0.90(9
H,s),0.10(6H,s),0.07(3H,
s),0.06(3H,s) IR(cm-1,neat):3500,1600
【0067】付加体VI′:1 H−NMR(CDCl3 )7.94(1H,s),
6.33(1H,t,J=6.3Hz),4.97(2
H,bs),4.58(1H,dt,J=5.3,3.
6Hz),3.98(1H,q,7.26Hz),3.
81(1H,dd,J=11.2,4.3Hz),3.
74(1H,dd,J=11.2,3.3Hz),3.
25−3.08(4H,m),2.63−2.54(1
H,m),2.40−2.31(1H,m),0.92
(9H,s),0.91(9H,s),0.90(9
H,s),0.10(6H,s),0.07(3H,
s),0.06(3H,s) IR(cm-1,neat):3500,1600 FABMS(m/z):1044(M+1)+ ,102
8(M−15)+
【0068】
【発明の効果】本発明の化合物は化学的に安定であり、
かつシチジンやグアノシンなどの求核性分子と容易に反
応して共有結合を形成する性質を有している。本発明の
化合物を製造用中間体として用いると、クロスリンク能
を有するアンチセンスオリゴ核酸を製造することができ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 [但し、上記一般式(I)中、R1 、R2 及びR3 は次
    の(1)又は(2)の定義のいずれかを表す。 (1)R1 が水素原子又はR4 5 6 Si基(ここ
    で、R4 、R5 及びR6 はそれぞれ独立してC1 〜C5
    のアルキル基又はフェニル基を表す)を表し、R2とR
    3 は同時に水素原子もしくはR4 5 6 Si基(ここ
    で、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りである)を
    表すか、又は、R2 が基−P(−OCH2 CH2 CN)
    N(i−Pr)2 (ここで、i−Prはiso−プロピ
    ル基を表す)を表し、R3 がR4 5 6 Si基(ここ
    で、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りである)も
    しくはジ(p−メトキシフェニル)フェニルメチル基を
    表す。 (2)R1 がC1 〜C5 のアルキル基又はC1 〜C5
    アルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表し、
    2 とR3 は同時に水素原子もしくはR4 5 6 Si
    基(ここで、R4 、R5 及びR6 は既に定義した通りで
    ある)を表すか、又は、R2 が水素原子もしくは基−P
    (−OCH2 CH2 CN)N(i−Pr) 2 (ここで、
    i−Prは既に定義した通りである)を表し、R3 がR
    4 5 6Si基(ここで、R4 、R5 及びR6 は既に
    定義した通りである)もしくはジ(p−メトキシフェニ
    ル)フェニルメチル基を表す。]で表わされるビニル化
    デオキシグアノシン誘導体又は薬理学的に許容されるそ
    の塩。
  2. 【請求項2】 R1 がトリメチルシリル基を表し、R2
    とR3 は同時に水素原子又はターシャリーブチルジメチ
    ルシリル基を表すことを特徴とする請求項1記載のビニ
    ル化デオキシグアノシン誘導体又は薬理学的に許容され
    るその塩。
  3. 【請求項3】 R1 がメチル基を表し、R2 とR3 は同
    時に水素原子もしくはターシャリーブチルジメチルシリ
    ル基を表すか、又は、R2 が水素原子を表し、R3 がタ
    ーシャリーブチルジフェニルシリル基を表すことを特徴
    とする請求項1記載のビニル化デオキシグアノシン誘導
    体又は薬理学的に許容されるその塩。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のビニル化デオキシグア
    ノシン誘導体からなるアンチセンスオリゴ核酸製造用中
    間体。
  5. 【請求項5】 クロスリンク能を有するアンチセンスオ
    リゴ核酸の製造に用いる請求項4記載の製造用中間体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の化合物を用いて製造さ
    れたアンチセンスオリゴ核酸。
  7. 【請求項7】 クロスリンク能を有する請求項6記載の
    アンチセンスオリゴ核酸。
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