JPH09124186A - 用紙厚検出装置 - Google Patents

用紙厚検出装置

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JPH09124186A
JPH09124186A JP28035595A JP28035595A JPH09124186A JP H09124186 A JPH09124186 A JP H09124186A JP 28035595 A JP28035595 A JP 28035595A JP 28035595 A JP28035595 A JP 28035595A JP H09124186 A JPH09124186 A JP H09124186A
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optical sensors
sheet
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JP28035595A
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Jiro Kitano
次郎 北野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の用紙厚検出装置では、変位センサ3の
ような特殊なセンサを使用するので精度は高いがコスト
も非常に高くなる。さらに、アナログ/デジタル変換、
演算処理等の用紙厚算出過程でのマイコンへの負担も大
きい。本発明は、特殊な変位センサを用いることなく、
また、マイコンへの負担が小さく、簡単な構成で用紙厚
を検出する装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 記録用紙をある速度で搬送する用紙搬送
路のある同一ポイントに2組の光センサをある一定角度
で配置し、前記2組の光センサからの記録用紙の検出信
号の時間差より用紙厚を検出する装置の構成とする。本
発明は上記した構成によって、2組の光センサからの記
録用紙検出信号の時間差の管理だけで従来通りの用紙厚
検出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ機器
等の出力端末として使用する記録装置において、記録用
紙の厚みを検出する用紙厚検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の記録装置においては、記
録用紙の用紙厚を検出し、これに応じて関連する各装置
を制御するようにしている。そして用紙厚を検出する手
段としては、主として変位センサ等の特殊センサを用い
ている。
【0003】以下に従来の変位センサを使用した用紙厚
検出装置について説明する。図4は、従来の変位センサ
を使用した用紙厚検出装置の構成を示す図である。図4
において、構成要素として1は用紙搬送路、2は記録用
紙、3は変位センサ、4は発光制御信号、5は受光量ア
ナログ電圧信号、6は演算処理部、7は電圧ー距離変換
部、8は用紙厚演算部である。
【0004】以上の各構成要素よりなる用紙厚検出装置
について、以下にその各構成要素相互の関係と動作につ
いて説明する。
【0005】図4において、変位センサ3は内部に発光
部と受光部を有しており、発光制御信号4によって変位
センサ3の内部の発光部が記録用紙2あるいは用紙搬送
路1に向かって発光する。その光の反射光を変位センサ
3内部の受光部において受光して受光電圧を発生する。
前記変位センサ3は受光電圧を増幅して、受光量アナロ
グ電圧信号5として出力する。演算処理部6は、変位セ
ンサ3からの受光量アナログ電圧信号5をアナログ/デ
ジタル変換し、変位センサ3により定められ所定の演算
処理を実行する。この演算処理された値を、電圧ー距離
変換部7によって距離に変換し、変位センサ3と対象物
間の距離を算出する。
【0006】以上のような手順で、変位センサ3と用紙
搬送路1間の距離Lfと変位センサ3と記録用紙2間の
距離Lpを算出し、用紙厚演算部8によりLf、Lpか
ら用紙厚を算出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の用紙厚検出装置では、変位センサ3のような
特殊なセンサを使用するので精度は高いがコストも非常
に高くなる。さらに、アナログ/デジタル変換、演算処
理等の用紙厚算出過程でのマイコンへの負担も大きいと
いう問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、特殊な変位センサを用いることなく、また、マイコ
ンへの負担が小さく、簡単な構成で用紙厚を検出する装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、記録用紙をある速度で搬送する用紙搬送
路のある同一ポイントに2組の光センサをある一定角度
で配置し、前記2組の光センサからの記録用紙の検出信
号の時間差より用紙厚を検出する装置の構成とする。
【0010】本発明は上記した構成によって、2組の光
センサからの記録用紙検出信号の時間差の管理だけで従
来通りの用紙厚検出を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る用紙厚検出装
置の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0012】図1は本発明に係る用紙厚検出装置の具体
的な構成図である。尚、前述の従来例と同じ構成要素に
は同符号を用いる。
【0013】図1において、構成要素として1は用紙搬
送路、2は記録用紙、9は用紙搬送路1上に設けられた
光センサ用の微小スリット、10と12は用紙搬送路1
の上下に配置されたAセンサのそれぞれ発光素子と受光
素子、11と13は同じく用紙搬送路1の上下に配置さ
れたBセンサのそれぞれ発光素子と受光素子、14はA
センサからの用紙検出信号A、15はBセンサからの用
紙検出信号B、16は用紙検出時間差測定部、17は用
紙厚演算部、18と19はそれぞれAセンサとBセンサ
の用紙搬送路に対する取り付け角度θ1とθ2である。
【0014】前記構成におけるAセンサとBセンサの取
り付け角度18と19が、用紙搬送路1に対してそれぞ
れ一定角θ1とθ2(90度)で、用紙搬送路1上の微
小スリット9でセンサ光が交わるように取り付けられて
おり、記録用紙2は用紙搬送路1上を図1中の矢印方向
に一定速度vで搬送されるようになっている。
【0015】以上の各構成要素よりなる用紙厚検出装置
について、以下、その動作を説明する。
【0016】用紙搬送路1上に記録用紙2がない(ある
いは、記録用紙2が光センサA、Bの検知領域外にあ
る)場合、光センサA、Bは各々の用紙搬送路1の下方
の発光素子10と11からの光を微小スリット9を介し
て用紙搬送路1上の受光素子12と13で受け、前記受
光素子12、13が出力する用紙検出信号A14と用紙
検出信号B15は、図2のタイミングチャートに示すよ
うに共に出力ハイの受光状態(用紙未検出)を示す。こ
の状態においては、用紙検出時間差測定部16と用紙厚
演算部17は動作しない。
【0017】次に、図1に示すように記録用紙2が用紙
搬送路1上にある場合、光センサA、Bの取り付け角度
と用紙搬送方向から、微小スリット9の直前で、まず光
センサAが記録用紙2を検知する。すなわち、光センサ
Aの発光素子10からの光を記録用紙2が遮るので、受
光素子12は光を検出しなくなり、用紙検出信号A14
は図2で示す出力ローの未受光状態(用紙検出)とな
る。
【0018】次に、用紙搬送速度vと光センサA、Bの
取り付け角度の差によって決まる一定時間経過後に、記
録用紙2が微小スリット9上にきたとき、光センサBが
記録用紙2を検知する。すなわち、発光素子11からの
光を記録用紙2が遮るので、受光素子13は光を検出し
なくなり、用紙検出信号B15は図2で示す出力ローの
未受光状態(用紙検出)となる。
【0019】ここで、用紙検出時間差測定部16は最初
の用紙検出信号A14の立ち下がりを検出し、次に用紙
検出信号B15が立ち下がるまでの検出時間差ΔTを測
定する。さらに、用紙検出時間差測定部16は、測定し
た検出時間差ΔTを用紙厚演算部17に送出する。
【0020】つぎに図3によって用紙厚演算方法につい
て説明すると、用紙搬送速度はvであり、光センサAが
記録用紙を検出してから光センサBが記録用紙を検出す
るまでの検出時間差がΔTであるから、その間に進んだ
用紙の距離△Lは、v×ΔTとなる。光センサAを取り
付け角度θにて取り付けたために、前記の検出時間差Δ
T、すなわち、検出位置の差v×ΔTが発生したことに
なる。したがって、用紙厚tは、図3からわかるように
t=v×ΔT×tanθで表すことができる。
【0021】用紙厚演算部17は、用紙検出時間差測定
部16からの検出時間差ΔTによって前記に示した用紙
厚演算を実行し、用紙厚を検出する。さらに、光センサ
Bの用紙検出時間をTsとすると、搬送速度vと用紙検
出時間Tsより用紙長Lを次式にて算出できる。L=T
s×v。
【0022】このように本発明の実施の形態によれば、
特殊センサを使用することなく2組の汎用光センサを使
用して、マイコン等への演算処理の負担を軽減した用紙
検出装置を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は2組の汎用光センサを用紙搬送路上の同一ポイントに
ある一定角度をもって配置し、その光センサからの用紙
検出信号の時間差から用紙厚を検出する構成とすること
により、特殊な変位センサを用いることなく、また、マ
イコン等の演算処理を軽減し、記録用紙厚検出装置コス
ト低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙厚検出装置の構成図
【図2】同用紙厚検出装置におけるタイミングチャート
【図3】同用紙厚検出装置における用紙厚算出方法の説
明図
【図4】従来の用紙厚検出装置の構成図
【符号の説明】
1 用紙搬送路 2 記録用紙 9 微小スリット 10 センサAの発光素子 11 センサBの発光素子 12 センサAの受光素子 13 センサBの受光素子 14 用紙検出信号A 15 用紙検出信号B 16 用紙検出時間差測定部 17 用紙厚演算部 18 センサAの取り付け角度θ1 19 センサBの取り付け角度θ2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用紙をある速度で搬送する用紙搬送路
    と、前記用紙搬送路上のある同一ポイントに一定角度を
    もって配置された2組の光センサと、前記2組の光セン
    サからの用紙検出信号から用紙検出時間差を測定する用
    紙検出時間差測定部と、検出時間差より用紙厚を算出す
    る用紙厚演算部を有することを特徴とする用紙厚検出装
    置。
JP28035595A 1995-10-27 1995-10-27 用紙厚検出装置 Expired - Fee Related JP3533789B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024518A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Xerox Corp シート前縁部のカールを検出するセンサ装置及び検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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