JPH09124012A - 包装機のシール装置 - Google Patents

包装機のシール装置

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JPH09124012A
JPH09124012A JP30816695A JP30816695A JPH09124012A JP H09124012 A JPH09124012 A JP H09124012A JP 30816695 A JP30816695 A JP 30816695A JP 30816695 A JP30816695 A JP 30816695A JP H09124012 A JPH09124012 A JP H09124012A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対のシールバーでの被包装物のかみ込み防
止 【構成】 マイクロコンピュータ86に接続した水昌発
振器は基準パルスを発生し、この基準パルスに制御され
たモータ55により、カム62、レバー66,70を介
して動くシールフレーム29は、結局前記基準パルスに
よりガイドレール20に沿って往復動する。前記フレー
ム29に支持したシールバー52の幅と同じ間隔に設け
た光電センサー(図示省略)は、前後の被包装物27の
間隙を監視し、光電センサーの光域に被包装物27の影
が干渉すると、コンピュータ85を介してモータ55の
スピードを調整し、シールフレーム29の位置を被包装
物27の位置に合わせて、シールバー52,53による
被包装物のかみ込みを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長手方向に連続的に繰
り出される帯状フイルムを暫時筒状に丸めると共に、該
筒状フイルム内に被包装物を縦列等間隔で送り込み、さ
らに前記各被包装物間の間隙部分で前記チューブフイル
ムを一対の加熱バーで扁平状に挟圧且つ溶着する包装機
のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,870,802号明細書
には、図9に示すように多数の被包装物1を縦列等間隔
に収容したチューブフイルム2を矢印3の方向に移動さ
せると共に、ガイド4に沿ってフレーム5を前記フイル
ムの移動方向に往復動させ、フレームに支持した上下一
対のシールバー6,7によってチューブフイルム2を挟
圧加熱するシール装置を開示している。
【0003】前記のシール装置は、フレーム5の往復動
と、シールバー6,7の動きによる合成作用により、シ
ールバー6,7は矢印8,9で示すボックスモーション
を行うが、フレーム5に設けたセンサー10が被包装物
1の位置ずれを検出すると、シリンダ11に対するエア
の供給を止め、シールバー6,7によるフイルムの挟圧
を阻止する。このためフイルムは未シール状態12で送
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1個の未シール部が発
生すると、その前後に2個の不良包装品が生ずるが、チ
ューブフイルム内における前後の被包装物の間隔にはあ
る程度の余裕があるのが一般的であるから、本発明では
シールバー支持フレームの動きをコントロールして、不
良包装品の発生をより少なく調整することを目的とす
る。
【0005】また被包装物の高さに応じてシールバーの
離反間隔を自由に変更することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的のため
に、多数の被包装物を縦列等間隔に収容して移動するチ
ューブフイルムの移送軌道を跨ぐように設置したフレー
ムを、前記各被包装物の収容間隔相当分づつチューブフ
イルムの移動方向に往復動させるシールフレーム稼働モ
ータと、前記チューブフイルムの上下に位置するように
前記フレームに支持した一対のシールバーを、該フレー
ムに設置したシーラ開閉用モータで接近または離反する
ようにしたボックスモーション型シール装置において、
水昌発振器から発信される基準パルスを当分に区切っ
てモータの駆動周期を設定する手段と、前記のモータ駆
動周期設定手段によって設定された周期で前記のシール
フレーム稼働モータのスピードを設定する手段と、前記
シールバーの前後部分において前記シールフレームに設
置し且つ被包装物の端影をそれぞれ検出する光電センサ
ーと、前記両光電センサーによって検出される被包装物
の位置に応じ、これら両光電センサーを被包装物の干渉
から逃避する方向に、前記シールフレーム稼働モータの
回転スピードを調整する装置と、前記回転スピード調整
装置の作動タイミングに応じて前記シーラ開閉用モータ
の正逆切り替えタイミングを設定する手段とにより構成
する。
【0007】
【作用】水昌発振器から発信される基準パルスを当分に
区切ってモータの駆動周期を設定する手段は、シールフ
レーム稼働モータを一定の周期で駆動し、従って、多数
の被包装物を縦列等間隔に収容して移送されるチューブ
フイルムの移送軌道で、前記のシールフレームはフイル
ムと同速で往復動する。
【0008】この場合、前記のシールフレームにおける
シールバーの前後に設けたいずれかのセンサーが被包装
物の端影を検出すると、これらセンサーを被包装物の干
渉から逃避する方向に、シールフレーム稼働モータはス
ピード調整してシールフレームを移動させる。
【0009】同時に前記シールフレーム稼働モータの速
度調整作用に対応して、正逆切り替え装置はシーラ開閉
用モータの正逆の作動タイミンクを調整する。
【0010】
【実施例】好適な実施例である図1に示すように、第1
モータ57の駆動力で回転する繰り出しロール21によ
りロールフイルム22から解いた帯状フイルム23を製
筒手段24に送りだし、該製筒手段によって前記帯状フ
イルム23を筒状に丸め、フイルム両側縁の合掌部をセ
ンターシーラ25によって連続的に溶着する。
【0011】一方第2モータ56によって回転する搬入
コンベヤ26は多数の被包装物27をアタッチメント9
6の間隔と同等間隔で前記チューブフイルム28内に搬
入する。
【0012】前記チューブフイルム28の搬送軌道と平
行なガイドレール20にフレーム29を支持する一方、
機台60に固定したモータ55の出力軸61と、同じ機
台に支持した溝カム62の軸63とをチエン64を介し
て連結すると共に、機台にピン65を介して枢支したメ
インレバー66のピン67を前記カム62の面に形成し
たエンドレス溝68に係合し、さらに前記フレーム29
に一端を係合するサブレバー70と前記メインレバー6
6とを連接棒71で連結する。
【0013】そこでモータ55の動力でカム62を回転
すると、カム溝68のリードでもってメインレバー66
及びサブレバー70はそれぞれ下端のピン65,72を
軸に揺動するので、フレーム29はガイドレール20に
沿ってチューブフイルム28と同速で往復動する。
【0014】図2に示すように、先に述べたフレーム2
9の全体形状は門型である。すなわち水平な2本のガイ
ドレール20に支持して配置した2個のブロック30の
上面にそれぞれ柱状ガイド31を垂直状に支持すると共
に、これら両柱状ガイドに上下2本の架材32,33の
両端をスリーブ34,35を介しスライド自在に支持す
る。また前記両ブロック30のそれぞれ外面にビス36
をもって固定した側板37を、前記柱状ガイド31と平
行に立設し、2本の柱状ガイド31と2枚の側板37と
の上端を天板38で一体に結合して門型フレーム29を
形成する。
【0015】図2における両側のブロック30に形成し
た横穴39に、軸受け40を介して一本の軸41を回転
自在に支持すると共に、前記軸の両端にそれぞれベルク
ランク42を固定し、各ベルクランクの両端と上下架材
32,33の両端とをリンク43,44を介して連結
(かかる構造は図1をも参照のこと)する。従って軸4
1と一体にベルクランク42を正逆方向に交互に反転す
ると、それに連れて上下の架材32,33は接近したり
離反したりする。この場合、両側板37に形成した縦長
のスリット45に緩みなく嵌り込んだ架材32,33
は、このスリット45に沿つて上下動する。
【0016】さらに両ブロックの間に架設したベース4
6の上に、減速装置を装備するサーボモータ47を設置
し、該サーボモータの軸に設けたピオン48と、軸41
に固定した歯車49とを係合し、サーボモータ47を動
力源として軸41を反転するように構成する。
【0017】上部架材32の上面に固定したエヤシリン
ダ50のピストンロッド51に固定するシールバー52
が、下部架材33の上面のシールバー53と衝突すると
き、エヤシリンダ50内の空気の圧縮により緩衝されな
がらチューブフイルム28を押し潰す。
【0018】図2の両側の壁に、光電管73と、光電セ
ンサー74を設置している。詳しくには図3にに示すよ
うにシールバーの両側に設けた2組の光電センサー74
は、シールバー53の幅と同じ幅の光域を備える。
【0019】図1においてモータ55の軸61によって
駆動されるエンコーダ、つまり細分角度検出手段84
は、その出力信号をマイクロコンピュータ85に送り、
前記のシールフレーム29の変位位置をコンピュータ8
5で常にキャツチする。
【0020】図5のようにブロックモーション軌道7
6,77を移動するシールバー52,53は前進過程で
は被包装物と同速度で同調移動しているが、シールバー
52,53が被包装物の進行とは逆方向に後退し始める
と、シールバーに設けた光電管の光りは被包装物に遮ら
れることになる。そこで後退したシールバーが再び被包
装物と同じ方向に移動を開始するために方向変換する部
分に光電センサーの作動範囲78を設定している。前述
の、フレーム位置検出手段から送られてくる情報を基に
すれば、移動中のシールバー52の位置はコンピュータ
によつて解読されているから、図6及び図7のようにセ
ンサー光域78に被包装物27の端影が干渉したとき、
この光域78を前後の被包装物の中間に移動させる配慮
がなされている。
【0021】すなわち、図4に示すようにマイクロプロ
セッサーつまり中央処理装置86に接続した水昌発振型
の時計87は秒針の動きをさらに細分化して例えば1秒
当たり120個の電気的なパルスを発信する。前記時計
に接続した周期設定装置88は、前記時計87から送ら
れてくる微小パルスを一定数づつ等分(例えば120パ
ルスづつ)して中央処理装置86に入力する。このた
め、すでに説明した被包装物搬入モータ65及びシール
フレーム稼働モータ55はそれぞれ比例的な関係で駆動
する。なおこの場合、両モータの回転をエンコーダ8
3,84で制御装置にフイードバックして、モータ5
5、65の回転速度を一定に維持する。
【0022】先述したように図4における光電センサー
74に被包装物の影が干渉すると、メモリー89の記録
情報に基づき回転スピード調整装置90が働き、シール
フレーム稼働モータ55を増速または減速させる。つま
り図6及び図7のように光電センサーの光域78を被包
装物27の影の干渉から避ける方向にシールフレーム2
9を移動させる。同時に回転スピード調整装置90は、
シールフレーム稼働モータ55のスピード調整に同調し
てシーラ開閉モータ47のスピード調整をも行う。最も
2個の光電センサーにそれぞれ被包装物の影が干渉した
ときは、シーラ開閉モータの動きを止め、シーラが被包
装物に噛み付くのを防止する。
【0023】エンコーダ84から入力されるモータ55
の速度変調データと、周期設定装置88からの周期プロ
グラムとは中央処理装置81で常に照合されているの
で、モータ55の回転は1周期の間で元の正常なスピー
ドに復元する。
【0024】インプット装置91で被包装物の高さを中
央処理装置86に入力すると、被包装物の通過間隙分だ
け上下のシールバー52,53を開放するように記憶し
て、回転角度調整装置92はシーラ開閉モータ47の正
逆方向への回転角度を記憶データ通りに調整する。かか
る調整は、被包装物の高さにおいてシールバーに無駄な
動きがなくせる点で有効である。
【0025】
【効果】本発明は、被包装物検出用の光電センサーを、
ボックスモーションで動作する一対のシールバー前後域
に設け、これら両シールバーが上下から互いに接近する
区域で被包装物との位置ずれを探り出し、前後の被包装
物の間にシールフレームともどもシールバーを移動させ
るから、多少の被包装物の位置づれの場合もシール作業
を継続でき、このため機械的衝撃が少なく、不良包装品
の発生率を最低限に抑制できる。被包装物の移送間隔の
ずれを防止できる。
【0026】また、シールバーの離反作用の動力源とし
てサーボモータを用い、該サーボモータの回転角制御で
もつて、両シールバーの離反間隔を被包装物の大きさに
合わせて最小限に調整できるから、両シールバーの余分
な動きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の側面図
【図2】 前図におけるシールフレームの正面図
【図3】 シールフレームの水平断面図
【図4】 コンピュータ回路の説明図
【図5】 シールバーのブロックモーション軌道の説明
【図6】 光電センサーと被包装物との関係説明図
【図7】 光電センサーと被包装物との関係説明図
【図8】 手順の説明図
【図9】 従来例の説明図
【符号の説明】
23…‥帯状フイルム 26…‥搬入コンベヤ 27…
‥被包装物 28…‥チューブフイルム 29…‥シー
ルフレーム 47…‥シーラ開閉モータ 52,53…
‥シールバー 55…‥シールフレーム稼働モータ74
…‥光電センサー 84…‥細分角検出手段 86…‥
中央処理装置 87…‥水昌発振器 88…‥周期設定
装置 90…‥回転スピード調整装置 92…‥回転角
調整装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2】
【図4】
【図8】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の被包装物を縦列等間隔に収容して
    移動するチューブフイルムの移送軌道を跨ぐように設置
    したフレームを、前記各被包装物の収容間隔相当分づつ
    チューブフイルムの移動方向に往復動させるシールフレ
    ーム稼働モータと、前記チューブフイルムの上下に位置
    するように前記フレームに支持した一対のシールバー
    を、該フレームに設置したシーラ開閉用モータで接近ま
    たは離反するようにしたボックスモーション型シール装
    置において、 水昌発振器から発信される基準パルスを当分に区切って
    モータの駆動周期を設定する手段と、 前記のモータ駆動周期設定手段によって設定された周期
    で前記のシールフレーム稼働モータのスピードを設定す
    る手段と、 前記シールバーの前後部分において前記シールフレーム
    に設置し且つ被包装物の端影をそれぞれ検出する光電セ
    ンサーと、 前記両光電センサーによって検出される被包装物の位置
    に応じ、これら両光電センサーを被包装物の干渉から逃
    避する方向に、前記シールフレーム稼働モータの回転ス
    ピードを調整する装置と、 前記回転スピード調整装置の作動タイミングに応じて前
    記シーラ開閉用モータの正逆切り替えタイミングを設定
    する手段とにより構成したシール装置。
  2. 【請求項2】 シールバーの前後で被包装物の端影を検
    出する両光電センサーは、シールバーと同一の光域をも
    ち、この光域を被包装物の検出最低幅として制限する請
    求項1に記載のシール装置。
  3. 【請求項3】 回転スピード調整装置でもつてスピード
    調整されたシールフレーム稼働モータは、直ちにモータ
    駆動周期設定手段による周期に復帰するようにした請求
    項1及び2に記載のシール装置。
  4. 【請求項4】シーラ開閉用モータは、その軸の正逆方向
    への回転角を任意に設定する回転角調整装置を介して接
    続されている請求項1及び2に記載のシール装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102295086A (zh) * 2011-05-31 2011-12-28 天津工业大学 连续式包装机纵封牵引和横封驱动控制系统及控制方法
JP2014129132A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Kawashima Packaging Machinery Ltd 製袋充填包装機
JP2014237476A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社フジキカイ 横形充填包装機における噛み込み防止制御方法およびその装置

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