JPH09123960A - サスペンションの車体搭載方法及びサスペンションの車体搭載装置 - Google Patents

サスペンションの車体搭載方法及びサスペンションの車体搭載装置

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JPH09123960A
JPH09123960A JP7282199A JP28219995A JPH09123960A JP H09123960 A JPH09123960 A JP H09123960A JP 7282199 A JP7282199 A JP 7282199A JP 28219995 A JP28219995 A JP 28219995A JP H09123960 A JPH09123960 A JP H09123960A
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frame
pallet
vehicle body
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suspension
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Yoshihisa Hasegawa
義久 長谷川
Minoru Yagi
稔 八木
Akira Imamura
明 今村
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Honda Motor Co Ltd
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    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/61Adjustable during maintenance

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サスペンション組立体を備えたサブフレーム
を車体に搭載する際に、車輪のアライメントの調節を簡
単に行えるようにする。 【解決手段】 昇降可能なパレットPに左右一対の偏心
ピン59を設け、その大径部591 にサブフレームFの
位置決め孔21 を嵌合させることにより、パレットP上
の所定位置にサブフレームFを支持する。パレットPを
車体のサイドフレーム5に対して所定の位置関係を保っ
て上昇させると、偏心ピン59の小径部592 がサイド
フレーム5の位置決め孔51 に嵌合し、サブフレームF
はサイドフレーム5に対して位置決めされる。予め偏心
ピン59を回転させて偏心方向を調節することにより、
サイドフレーム5に対するサブフレームFの位置を変化
させて車輪のアライメントの調節を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を保持するロ
アアームを有するサスペンション組立体を一体に備えた
サブフレームを車体フレームに搭載するためのサスペン
ションの車体搭載方法と、その方法の実施に直接使用す
るサスペンションの車体搭載装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体フレームにサスペンション
組立体を組み付ける場合に、車輪のキャンバー角やキャ
スター角等のアライメントを適切に調節して車両の直進
走行性を確保する必要がある。かかる車輪のアライメン
トを調節する手法として、サスペンションアームを車体
フレームに結合する際に、サスペンションアームと車体
フレームとの間に所定厚さのシムを介装するものが、実
開平4−62282号公報により知られている。
【0003】また、エンジンやサスペンション組立体を
予めサブフレームに組み付けておき、このサブフレーム
を一括して車体フレームに搭載する手法も広く採用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実開平
4−62282号公報において採用されている手法は、
アライメント調節用のシムが必要となって部品点数や組
付工数が増加するため、それがコストアップの要因とな
る問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、サスペンション組立体を備えたサブフレームを車体
フレームに搭載する際に、車輪のアライメントの調節を
簡単に行うことが可能なサスペンションの車体搭載方法
と、その方法の実施に直接使用するサスペンションの車
体搭載装置とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車輪を保持するロア
アームを有するサスペンション組立体を一体に備えたサ
ブフレームを車体フレームに搭載するサスペンションの
車体搭載方法において、サブフレームを車体フレームに
位置決めする際の該サブフレームの前後方向及び左右方
向の偏倚量を調節可能とし、前記偏倚量を当該機種の複
数台の車両において測定した適切な偏倚量から統計的に
設定することにより、左右の車輪のアライメントの誤差
を適正範囲内に収めるようにしたことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、車輪を
保持するロアアームを有するサスペンション組立体を一
体に備えたサブフレームを支持するパレットを前後左右
方向に移動自在且つ上下方向の軸線回りに回動自在にフ
ローティング支持するとともに、前記パレットを車体フ
レームに対して所定の位置関係を保って上昇させること
により該車体フレームの所定位置に前記サブフレームを
位置決めするサスペンションの車体搭載装置において、
パレットに設けた位置調節手段により、該パレットに支
持されるサブフレームの位置が前後方向及び左右方向に
調節可能であることを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記位置調節手段がパレットに回転
位置調節自在に固定される偏心ピンよりなり、この偏心
ピンはサブフレームに形成した位置決め孔に嵌合する大
径部と、この大径部の先端に半径方向に所定距離だけ偏
心して設けられて車体フレームに形成した位置決め孔に
嵌合する小径部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図11は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はサブフレームマウント装置の全体側面図、
図2は図1の2方向矢視図、図3は図1の3方向矢視
図、図4は図1の4方向矢視図、図5は図1の5−5線
矢視図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図4の7
方向拡大矢視図、図8は図7の8−8線断面図、図9は
図8の要部拡大図、図10は図7の10−10線拡大断
面図、図11は作用の説明図である。
【0011】図1及び図2に示すように、オーバーヘッ
ドコンベアCのハンガーHに支持されて搬送される自動
車の車体BにフロントサブフレームFを搭載すべく、前
記オーバーヘッドコンベアCの搬送路下方の床面にサブ
フレーム搭載装置Lが設けられる。フロントサブフレー
ムFには、エンジンE及びトランスミッションMを一体
化したパワーユニットUと、左右のサスペンション組立
体S,Sとが予め搭載されている。
【0012】図3を併せて参照すると明らかなように、
フロントサブフレームFはフロントビーム1、リヤビー
ム2及び左右のサイドビーム3,3を枠状に結合してな
り、左右各4個のボルト孔4…に挿通されるボルト(不
図示)によって車体Bの左右のサイドフレーム5,5に
結合される。フロントサブフレームFに搭載されたサス
ペンション組立体Sはロアアーム7、ナックル8、スタ
ビライザーバー9、フロントアクスル10、ラジアスロ
ッド11等から構成されており、このサスペンション組
立体Sは、フロントサブフレームFを車体Bの左右のサ
イドフレーム5,5に結合した後に、車体Bに予め搭載
されているアッパーアーム12及びショックアブソーバ
13に接続される。
【0013】次に、図4〜図10を参照しながら、サブ
フレーム搭載装置Lの構造を説明する。
【0014】サブフレーム組立装置Lは、床面に立設し
た昇降用シリンダ21を備えており、この昇降用シリン
ダ21の出力ロッド211 の上端にベアリング22を介
して板状の昇降基板23が支持される(図6参照)。昇
降基板23は昇降用シリンダ21を伸縮駆動することに
より昇降可能であり、且つ外力により出力ロッド21 1
の軸線回りに自由に回動することができる(図5の矢印
A−A′参照)。
【0015】コンベアフレーム24は、前板25及び後
板26間を左右一対の第1側板27,27及び左右一対
の第2側板28,28で結合してなり、第1側板27,
27及び第2側板28,28間に左右各7個の主ローラ
29…が回転自在に支持されるともに、第1側板27,
27の外側に各14個の補助ローラ30…が回転自在に
支持される。コンベアフレーム24の左右の第2側板2
8,28が、前後2本にクロスビーム31,31により
相互に結合される。前記昇降基板23の前縁及び後縁
は、2本のクロスビーム31,31の対向面に設けたガ
イド溝に嵌合し、そこで上部ガイドローラ32…、下部
ガイドローラ33…及び側部ガイドローラ34…に案内
される(図6参照)。従って、前記コンベアフレーム2
4は、前後2本のクロスビーム31,31に案内されて
外力により左右移動可能である(図4及び図5の矢印B
−B′参照)。
【0016】コンベアフレーム24の左右の第2側板2
8,28の下部外側面に、上下方向に離間した各2本の
ガイドレール35,35が前後方向に敷設されており、
これらガイドレール35…にスライダ36,36を介し
て左右一対の側部基板37,37が前後摺動自在に支持
される。左右の側部基板37,37にブラケット38,
38を介して左右一対の連結用シリンダ39,39が設
けられており、この連結用シリンダ39,39により昇
降駆動される連結ピン40,40がコンベアフレーム2
4に回転自在に支持した左右の主ローラ29…の間隙か
ら上方に延出する(図4参照)。
【0017】左右の側部基板37,37の後端に、位置
決め用シリンダ41,41がブラケット42,42を介
して上向きに支持される。図2及び図4から明らかなよ
うに、位置決め用シリンダ41,41の出力ロッド41
1 ,411 の上端にはテーパ状に開口する位置決めピン
孔431 ,431 を有する位置決め部材43,43が設
けられる。一方、ハンガーHの前端の左右下部には、先
端がテーパーした下向き位置決めピン44,44及び上
向き位置決めピン45,45が設けられる。位置決め用
シリンダ41,41を伸長駆動すると、位置決め部材4
3,43の位置決めピン孔431 ,431 が下向き位置
決めピン44,44に嵌合する。またハンガーHに設け
た上向き位置決めピン45,45に車体Bの図示せぬ位
置決め孔に嵌合することにより、車体Bと左右の側部基
板37,37とを結合する。
【0018】図4及び図6から明らかなように、左右の
側部基板37,37の前後方向中間部に、下端に復帰用
ローラ46,46を備えた左右一対の復帰用ロッド4
7,47が下向きに支持される。復帰用ローラ46,4
6に係合可能な案内溝481 ,481 を有する復帰用案
内部材48,48が床面に固定される。
【0019】次に、図3及び図7〜図10を参照しなが
ら、前記フロントサブフレームFを載置するパレットP
の構造を説明する。
【0020】パレットPは、コンベアフレーム24の主
ローラ29…に下面を支持されるともに補助ローラ30
…に左右両側縁を案内される概略矩形状のパレット基板
51を備える。パレット基板51の前部上面にはフロン
トサブフレームFのフロントビーム1の左右両端部を支
持する支持台52,52が設けられるとともに、後部上
面にはリヤビーム2の左右両端部及び中央部を支持する
支持台53,53,54が設けられる(図3参照)。
【0021】パレットPのパレット基板51の後部上面
に設けた左右一対のブラケット55,55に、それぞれ
ピン56,56を介して左右一対の揺動アーム57,5
7が枢支されており、両揺動アーム57,57は連結ロ
ッド58で一体に連結される。左右の揺動アーム57,
57には、それぞれ位置調節手段である第1偏心ピン5
9,59がナット60,60により固定される。各第1
偏心ピン59,59はフロントサブフレームFのリヤビ
ーム2に形成した位置決め孔21 …に嵌合する大径部5
1 ,591 と、大径部591 ,591 の先端側に一体
に連設されて左右のサイドフレーム5,5の位置決め孔
1 ,51 に嵌合する小径部592 ,592 とを備え
る。第1偏心ピン59,59は使用時には図10に実線
で示す位置に起立しており、不使用時にはピン56,5
6回りに90°回動することにより鎖線で示す位置に倒
伏する。倒伏した第1偏心ピン59,59は、ブラケッ
ト55,55に螺入したストッパボルト61,61の頭
部に当接して支持される。
【0022】図9から明らかなように、一方の第1偏心
ピン59は大径部591 に対して小径部592 が矢印a
方向に偏心しており、また他方の第1偏心ピン59は大
径部591 に対して小径部592 が矢印b方向に偏心し
ている。そして前記偏心方向a,bはナット60,60
を緩めて第1偏心ピン59,59を回転させることによ
り独立して調節可能である。
【0023】パレット基板51の後端に設けた左右一対
のL字状アーム62,62の先端に、第2偏心ピン6
3,63がナット64,64で固定される。第2偏心ピ
ン63,63も、前記第1偏心ピン59,59と同様に
相互に偏心した大径部621 ,621 及び小径部6
2 ,622 を備えており、その偏心方向はナット6
4,64を緩めて第2偏心ピン63,63を回転させる
ことにより独立して調節可能である。
【0024】パレット基板51の左右両側部には、前記
連結用シリンダ39,39により昇降駆動される連結ピ
ン40,40が嵌合するピン孔511 ,511 が開設さ
れる(図4及び図7参照)。
【0025】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0026】パワーユニットU及びサスペンション組立
体S,Sを組み付けたフロントサブフレームFを予めパ
レットPに搭載しておき、このパレットPを図示せぬコ
ンベア等によりサブフレーム搭載装置Lのコンベアフレ
ーム24の主ローラ29…上に搬入する。このとき、フ
ロントサブフレームFは、そのリヤビーム2に形成した
位置決め孔21 …に第1偏心ピン59,59の大径部5
1 ,591 が嵌合することにより、パレットPに対し
て位置決めされた状態にある。
【0027】パレットPがコンベアフレーム24の主ロ
ーラ29…上に搬入されると、連結用シリンダ39,3
9を伸長駆動して連結ピン40,40をパレットPのパ
レット基板51に形成したピン孔511 ,511 に嵌合
させることにより、パレットPと側部基板37,38と
が一体に結合される(図4参照)。その結果、パレット
Pは昇降用シリンダ21の軸線に対して回転自在であ
り、且つ前後左右方向に移動自在にフローティング支持
される。
【0028】即ち、シリンダ21の出力ロッド211
ベアリング22を介して支持した昇降基板23が前記ベ
アリング22回りに回転することにより、パレットPは
コンベアフレーム24及び側部基板37,37と共に回
転自在である(図5の矢印A−A′参照)。また昇降基
板23に上部ガイドローラ32…、下部ガイドローラ3
3…及び側部ガイドローラ34…を介して支持されたコ
ンベアフレーム24が左右方向(図4及び図5の矢印B
−B′方向)にスライドすることにより、パレットPは
コンベアフレーム24及び側部基板37,37と共に左
右移動自在である。更にコンベアフレーム24の主ロー
ラ29…上にスライド自在に支持されたパレットPは、
該パレットPに連結ピン40,40を介して連結された
側部基板37,37と共に前後方向(図5及び図6の矢
印C−C′方向)に移動自在である。
【0029】パレットP、コンベアフレーム24及び側
部基板37,37が上述したフローティング状態にある
とき、左右の位置決め部材43,43に外力を加えるこ
とにより、それらパレットP、コンベアフレーム24及
び側部基板37,37を自由に回転させ、且つ前後左右
に自由に移動させることができる。
【0030】先ず、図11(A)に示すように、オーバ
ーヘッドコンベアCのハンガーH上に搭載された自動車
の車体Bを、サブフレーム搭載装置Lの上方の所定位置
に停止させる。このとき、側部基板37,37に設けた
復帰用ロッド47,47の復帰用ローラ46,46が床
面に設けた復帰用案内部材48,48の案内溝481
481 に係合しているため、パレットP、コンベアフレ
ーム24及び側部基板37,37は移動を拘束された非
フローティング状態にある。
【0031】続いて、図11(B)に示すように、昇降
用シリンダ21を伸長駆動してパレットP、コンベアフ
レーム24及び側部基板37,37を僅かに上昇させる
と、側部基板37,37に設けた復帰用ロッド47,4
7の復帰用ローラ46,46が床面に設けた復帰用案内
部材48,48の案内溝481 ,481 から離脱し、パ
レットP、コンベアフレーム24及び側部基板37,3
7はフローティング状態になる。
【0032】この状態から位置決め用シリンダ41,4
1を伸長駆動して連結部材43,43を上昇させると、
その連結部材43,43に設けたテーパー状の位置決め
ピン孔431 ,431 が、ハンガーHに設けた下向き位
置決めピン44,44の下端に嵌合する(図2参照)。
このとき、位置決めピン孔431 ,43の軸線と位置決
めピン44,44の軸線との間に僅かなずれがあって
も、位置決めピン孔43 1 ,43が下向き位置決めピン
44,44から受ける反力が位置決め用シリンダ41,
41を介して側部基板37,37に伝達されることによ
り、この側部基板37,37と共にコンベアフレーム2
4及びパレットPが回転及び前後左右方向に移動する。
而して、位置決めピン孔431 ,43が下向き位置決め
ピン44,44に完全に嵌合したとき、パレットPは車
体Bに対して所定位置に位置決めされることになる(図
11(B)参照)。
【0033】続いて、図11(C)に示すように、昇降
用シリンダ21を伸長駆動してパレットPを上昇させる
と、左右の第1偏心ピン59,59の小径部592 ,5
2が左右のサイドフレーム5,5の位置決め孔51
1 に嵌合し、フロントサブフレームFを左右のサイド
フレーム5,5に対して位置決めする。パレットPが上
昇する過程で、位置決め用シリンダ41,41の出力ロ
ッド411 ,411 は、ハンガーHから受ける反力によ
って収縮するが、その間も位置決めピン孔43 1 ,43
と下向き位置決めピン44,44との嵌合によりパレッ
トPは車体Bに対して所定位置に位置決めされた状態に
ある。
【0034】而して、フロントサブフレームFが左右の
サイドフレーム5,5に対して位置決めされると、サブ
フレーム搭載装置Lに設けたナットランナー(図示せ
ず)を駆動することにより、フロントサブフレームFが
左右のサイドフレーム5,5に対してボルトで固定され
る。このとき、第1偏心ピン59,59の大径部5
1,591 及び小径部592 ,592 の偏心量及び偏
心方向a,b(図9参照)の位相を予め設定しておくこ
とにより、フロントサブフレームFを左右のサイドフレ
ーム5,5に対して最適な位置に固定することができ、
特別の調節作業を行うことなくサスペンションS,Sの
アライメントを自動的に適切な状態に設定することがで
きる。
【0035】前記偏心量及び偏心方向a,bの設定は、
当該機種の複数の車体におけるフロントサブフレームF
とサイドフレーム5,5との位置関係を予め計測し、そ
の計測結果の平均値に基づいて決定することができる。
即ち、図2において、左右のアッパーアーム12,12
の枢支点p,pの中心を通る鉛直線L1 と、フロントサ
ブフレームFの中心を通る鉛直線L2 との偏心量δを予
め計測し、両鉛直線L 1 ,L2 が一致するように第1偏
心ピン59,59の偏心量及び偏心方向a,bを設定す
れば、当該機種の各々の車体について個別に車輪のアラ
イメントの調節を行う必要がなくなり、前記調節に要す
る時間とコストを削減することができる。
【0036】フロントサブフレームFが左右のサイドフ
レーム5,5に固定されると、昇降用シリンダ21が収
縮して空のパレットP、コンベアフレーム24及び側部
基板37,37が下降し、側部基板37,37に設けた
復帰用ロッド47,47の復帰用ローラ46,46が床
面に設けた復帰用案内部材48,48に嵌合する。その
結果、復帰用ローラ46,46が復帰用案内部材48,
48から受ける反力でフローティング支持された空のパ
レットP、コンベアフレーム24及び側部基板37,3
7は原位置に復帰する。而して、連結用シリンダ39,
39を収縮駆動して連結ピン40,40をパレットPの
ピン孔511 ,511 から離脱させることにより、空の
パレットPはサブフレーム搭載装置Lから排出される。
【0037】尚、第2偏心ピン63,63は他機種の車
体Bに他機種のフロントサブフレームFを搭載する場合
に使用されるが、その場合、第1偏心ピン59,59は
邪魔にならないように、図10の鎖線位置に倒伏され
る。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことができる。
【0039】例えば、実施例ではフロントサブフレーム
Fを車体フレームとしてのサイドフレーム5,5に搭載
しているが、本発明はリヤサブフレームを車体フレーム
に搭載する場合にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車輪を保持するロアアームを有するサスペン
ション組立体を一体に備えたサブフレームを車体フレー
ムに位置決めする際の該サブフレームの前後方向及び左
右方向の偏倚量を調節可能とし、前記偏倚量を当該機種
の複数台の車両において測定したサブフレーム及び車体
フレーム間の適切な偏倚量から統計的に設定するので、
個々の車体について前記偏倚量を調節することなく、同
一機種について同じサブフレーム搭載作業を行うだけで
左右の車輪のアライメントを同時に調節することができ
る。
【0041】また請求項2に記載された発明によれば、
フローティング支持されたパレットを車体フレームに対
して所定の位置関係を保って上昇させ、該パレットに支
持したサブフレームを車体フレームに対して位置決めす
る際に、パレットに設けた位置調節手段により該パレッ
トに支持されるサブフレームの位置が前後方向及び左右
方向に調節可能であるため、サブフレームと車体フレー
ムとの位置関係を容易に調節することができる。
【0042】また請求項3に記載された発明によれば、
サブフレームに形成した位置決め孔に嵌合する大径部
と、この大径部の先端に半径方向に所定距離だけ偏心し
て設けられて車体フレームに形成した位置決め孔に嵌合
する小径部とを備えた偏心ピンの回転位置を調節するこ
とにより、サブフレームと車体フレームとの位置関係を
任意に設定して車輪のアライメントを簡単に調節するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サブフレームマウント装置の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図1の3方向矢視図
【図4】図1の4方向矢視図
【図5】図1の5−5線矢視図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図4の7方向拡大矢視図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図8の要部拡大図
【図10】図7の10−10線拡大断面図
【図11】作用の説明図
【符号の説明】 F フロントサブフレーム(サブフレーム) P パレット S サスペンション組立体 21 位置決め孔 5 サイドフレーム(車体フレーム) 51 位置決め孔 7 ロアアーム 59 第1偏心ピン(位置調節手段) 591 大径部 592 小径部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を保持するロアアーム(7)を有す
    るサスペンション組立体(S)を一体に備えたサブフレ
    ーム(F)を車体フレーム(5)に搭載するサスペンシ
    ョンの車体搭載方法において、 サブフレーム(F)を車体フレーム(5)に位置決めす
    る際の該サブフレーム(F)の前後方向及び左右方向の
    偏倚量を調節可能とし、前記偏倚量を当該機種の複数台
    の車両において測定した適切な偏倚量から統計的に設定
    することにより、左右の車輪のアライメントの誤差を適
    正範囲内に収めるようにしたことを特徴とするサスペン
    ションの車体搭載方法。
  2. 【請求項2】 車輪を保持するロアアーム(7)を有す
    るサスペンション組立体(S)を一体に備えたサブフレ
    ーム(F)を支持するパレット(P)を前後左右方向に
    移動自在且つ上下方向の軸線回りに回動自在にフローテ
    ィング支持するとともに、前記パレット(P)を車体フ
    レーム(5)に対して所定の位置関係を保って上昇させ
    ることにより該車体フレーム(5)の所定位置に前記サ
    ブフレーム(F)を位置決めするサスペンションの車体
    搭載装置において、 パレット(P)に設けた位置調節手段により、該パレッ
    ト(P)に支持されるサブフレーム(F)の位置が前後
    方向及び左右方向に調節可能であることを特徴とするサ
    スペンションの車体搭載装置。
  3. 【請求項3】 前記位置調節手段がパレット(P)に回
    転位置調節自在に固定される偏心ピン(59)よりな
    り、この偏心ピン(59)はサブフレーム(F)に形成
    した位置決め孔(21 )に嵌合する大径部(591
    と、この大径部(591 )の先端に半径方向に所定距離
    だけ偏心して設けられて車体フレーム(5)に形成した
    位置決め孔(51 )に嵌合する小径部(592 )とを備
    えたことを特徴とする、請求項2記載のサスペンション
    の車体搭載装置。
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