JPH09123741A - 車載用回転検出装置 - Google Patents
車載用回転検出装置Info
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- JPH09123741A JPH09123741A JP7283635A JP28363595A JPH09123741A JP H09123741 A JPH09123741 A JP H09123741A JP 7283635 A JP7283635 A JP 7283635A JP 28363595 A JP28363595 A JP 28363595A JP H09123741 A JPH09123741 A JP H09123741A
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Abstract
て、これらコード信号により回転体の回転角度位置や回
転方向を検出する回転検出装置を提供する。 【解決手段】 筐体3の一部に回転可能に取り付けられ
たつまみ部材6と、このつまみ部材6の一端周縁部に形
成された複数の突起14と、これら突起14と選択的に
係合してオンオフ動作して信号を出力する2つの検知ス
イッチ18,19とを有し、これら検知スイッチ18,
19はつまみ部材6の回転に伴い突起14によるオンオ
フ動作が経時的に異なるようにプリント基板4上に配置
され、これら検知スイッチ18,19のオンオフ信号の
組合せによりつまみ部材6の回転位置や回転方向を検出
する。
Description
れた回転体の回転に伴い信号を出力し、その信号により
回転体の回転角度位置や回転方向を検出できるようにし
た車載用回転検出装置に関し、特に、車載用空調装置の
空気吹き出し量・吹き出し口や車内温度の設定に最適な
車載用回転検出装置に関する。
置においては、その作動状態を制御するために、空調装
置のオンオフや空調用ファンによる風量の強弱を調整す
るためのスイッチ、車両内の温度を設定するためのスイ
ッチ、そして風向を設定するためのスイッチ等が設けら
れている。これらスイッチは通常軸方向に回転可能に支
持されたつまみを回転させて、所望の風力や温度そして
風向を調整している。つまり、上記のスイッチは、それ
ぞれつまみの現在の角度位置やどの方向に回転させられ
たかを検知するための回転検出装置であり、この装置か
らの信号により空調装置を制御したり、風向を設定した
りしていることになる。
他に、コードスイッチがある。この装置の構成は、プリ
ント基板にコードスイッチを載置し、コードスイッチの
複数の端子をプリント基板のランドと称される透孔に挿
入したものである。コードスイッチは、回転軸と一体に
なった回転体にグレーコード(同時にオン・オフする回
路を1個所のみとして誤出力を少なくしたコード)のパ
ターンが形成されたものである。そして、複数の端子と
ブラシとがそれぞれ摺接され、ブラシが回転体の回転軸
を中心とした回動によってコードパターンと摺動する構
成になっている。
置を上述した空調装置の制御に使用する場合には、制御
しようとするポジション数と同数のコードを持つコード
スイッチは高価なものになってしまう。また、汎用性の
あるコードスイッチを使用する場合には、部品の共用化
を図っているため、どうしても制御ポジションの数が多
くなって使用しないコードが生じ、割高になっていた。
はなく、プリント基板にコードパターンを直接印刷し、
そのパターン上を摺動子が摺動する構成が考えられる
が、摺動子がパターン上を摺動することにより、上述の
コードスイッチと同じ機能を得られるが、長く使用する
と摩耗により摺動面が荒れ、抵抗値が変化し、耐久性に
問題が生じるおそれがあった。さらにゴミも侵入し易
く、誤動作の原因になったり、パターン形成がプリント
回路基板上の回路パターンに銀メッキを施す方法による
のが主流であり、高価にならざるを得ないという欠点が
ある。
被回転部材、つまりつまみの回転量や回転方向を正確に
検出することができ、この被回転部材の回転位置を小さ
なスケールで検出する場合には、係合部検知手段の数を
増加して、出力するコード信号の種類を多くするように
すればよく、係合部と係合部検知手段の設定できわめて
容易にその検出精度をより高めることができ、また構成
が簡単であり、小型化が可能でありかつ従来のように高
価なコードスイッチを使用せずに構成できるので安価に
提供することができる車載用回転検出装置を提供するこ
とである。
角度の設定位置を正確に検出することができる車載用回
転検出装置を提供することである。
内側つまみ部材のいずれか一方により、少なくとも2つ
の第1の係合部検知手段が回転位置や回転方向を検出で
き、他方のつまみ部材により、少なくとも3つの第2の
係合部検知手段が回転角度の絶対位置を検出でき、これ
ら第1と第2の係合部検知手段により、小型化が可能で
あり、スペースファクターを向上させることができる車
載用回転検出装置を提供することである。
一体的に組み込み、操作パネルのスペースファクターを
向上させるとともに操作性も向上させた車載用回転検出
装置を提供することである。
の一部に回転可能に取り付けられた被回転部材と、この
被回転部材の一端周縁部に形成された複数の係合部と、
これら係合部と選択的に係合してオンオフ動作して信号
を出力する複数個の係合部検知手段とを有し、これら係
合部検知手段は前記被回転部材の回転によるオンオフが
経時的に異なるように配置され、これらオンオフ信号の
組合せにより前記被回転部材の回転量や回転方向を判別
するようにした第1の手段により達成される。
に取付けられた被回転部材と、この被回転部材の一端周
縁部に形成された複数の係合部と、これら係合部と選択
的に係合してオンオフ動作して信号を出力するすくなく
とも3つの係合部検知手段とを有し、これら係合部検知
手段は前記被回転部材の回転によるオンオフが経時的に
異なるように配置され、これらオンオフ信号の組合せに
より前記被回転部材の回転角度位置を判別するようにし
た第2の手段により達成される。
に取付けられた外側つまみ部材と、該外側つまみ部材内
に回転可能に嵌合された内側つまみ部材とを含み、前記
外側つまみ部材と前記内側つまみ部材の一方の一端部周
縁部に形成された複数の第1の係合部と、これら第1の
係合部と選択的に係合してオンオフ動作して信号を出力
する少なくとも2つの第1の係合部検出手段と、前記外
側つまみ部材と前記内側つまみ部材の他方の一端周縁部
に形成された複数の第2の係合部と、これら第2の係合
部と選択的に係合して信号を出力する少なくとも3つの
第2の係合部検知手段とを有し、前記複数の第1の係合
部検知手段は対応する前記つまみ部材の一方の回転によ
るオンオフが経時的に異なるように配置され、これらオ
ンオフ信号の組合せにより前記つまみ部材の一方の回転
量や回転方向を判別するようにし、前記複数の第2の係
合部検知手段は対応する前記つまみ部材の他方の回転に
よるオンオフが経時的に異なるように配置され、これら
オンオフ信号の組み合わせにより前記つまみ部材の他方
の回転角度位置を判別するようにした第3の手段により
達成される。
て、前記被回転部材において、内方には表示部を設ける
と共に外面に該表示部を視認できる窓を設けた第4の手
段により達成される。
周縁部に複数の係合部を形成し、これら係合部と選択的
に係合してオンオフ動作する係合部検知手段を複数個設
けるという簡単な構成により被回転部材の回転量や回転
方向を正確に検出することができる。この被回転部材の
回転量を小さなスケールで検出する場合には、係合部検
知手段の数を増加して、出力するコード信号の種類を多
くするようにすればよく、係合部と係合部検知手段の設
定できわめて容易にその検出精度をより高めることがで
きる。また構成が簡単であり、小型化が可能でありかつ
従来のように高価なコードスイッチを使用せずに構成で
きるので安価に提供することができる。
回転可能に取付けられた被回転部材と、この被回転部材
の一端周縁部に形成された複数の係合部と、これら係合
部と選択的に係合してオンオフ動作して信号を出力する
すくなくとも3つの係合部検知手段とを有し、これら係
合部検知手段は前記被回転部材の回転によるオンオフが
経時的に異なるように配置され、これらオンオフ信号の
組合せにより前記被回転部材の回転角度位置を判別する
ようにしたため、被回転部材の回転角度の設定位置を正
確に検出することができる。
まみ部材により、少なくとも2つの第1の係合部検知手
段が回転位置や回転方向を検出でき、内側つまみ部材に
より、少なくとも3つの第2の係合部検知手段が回転角
度の絶対位置を検出でき、これら第1と第2の係合部検
知手段により、小型化が可能であり、スペースファクタ
ーを向上させることができる。
内部に表示用の表示部が挿入されているので、被回転部
材の操作時にはその状態を見ることができ、被回転部材
の操作と同時にその操作切換え状態等を見ることがで
き、操作パネルのスペースファクターを向上させるとと
もに操作性も向上させることができる。
に基づいて説明する。各実施例を通して実質的に同じ構
成要件には、同一参照番号を付して重複する説明は省略
する。
図1から図7を参照して説明する。図1は第1実施例を
一部切り欠いて示す正面図、図2は図1のA−A線に沿
って切断して示す縦断面図、図3は図1のB−B線に沿
って切断して示す縦断面図、図4は第1実施例における
つまみ部材と検知スイッチとの概略的な位置関係を示す
正面図、図5は検出スイッチの動作状態を示す波形図、
図6は第1実施例における各検出スイッチの動作状態を
示す説明図、図7は第1実施例における検出回路を示す
回路図である。
は、正面パネル1と側面パネル2とで構成された筐体3
と、この筐体3の裏面開口部を塞ぐように嵌挿されたプ
リント基板4、筐体3の正面パネル1の略中央に形成さ
れた円筒状の凹所5に挿入された略円筒形をしたつまみ
部材6とを有している。筐体3の凹所5の内周面にはそ
の円周方向に突条7が形成されており、この突条7には
つまみ部材6を凹所5に挿入した時、つまみ部材6の外
円周部8に形成された環状溝9に遊嵌され、つまみ部材
6をその軸方向について回転可能にかつ凹所5から離脱
することがないように支持する。つまみ部材6は、上記
の外部円筒部8と、この外部円筒部8の内側に間隔をお
いて位置する内部円筒部11と、少なくとも内部円筒部
11を覆う部分が透明の正面部12とから構成されてい
る。この正面部12は後述する表示部を拡大できるよう
にレンズ形状となっている。また、外部円筒部8の正面
部12と相反する端部の面には波状の突起13が全周に
わたって連続的に形成されている。内部円筒部11の正
面部12と相反する端部は外部円筒部8の端部より長く
延在しており、その端縁部にも全周にわたって複数の突
起14が等間隔に形成されている。
ル15がスプリング16により弾性的に押圧された形で
当接している。ボール15及びスプリング16は、凹所
5の底部に形成された収容部17に納められている。こ
れによりつまみ部材6はクリック動作を伴って回転す
る。
リント基板4に取り付けられた2つのプッシュ駆動型検
知スイッチ18,19の作動突子に係合してこれらスイ
ッチをオンオフ動作させる。
示すように、略相対するようにプリント基板4に取り付
けられているとともに、それらのオンオフが経時的には
異なるようにそれぞれが相対する突起14との位置関係
をずらして配置されている。すなわち、2つの検知スイ
ッチ18,19がともにオン及びオフの場合と、検知ス
イッチ18がオンで、検知スイッチ19がオフとなる場
合、そして検知スイッチ18がオフで、検知スイッチ1
9がオンとなる場合の4つの動作状態になるように2つ
の検知スイッチ18,19のそれぞれと突起14との位
置関係をX分だけずらして設定しておく。これらの状態
を図5及び図6に示してある。プリント基板4のつまみ
部材6の透明な正面部12に相対する部分には、表示部
20が取り付けられている。
5により検出された信号は、図7に示すように、回転方
向判別回路36に印加してつまみの回転方向を判別す
る。この回転方向の判別は、例えばつまみを時計方向に
回転させた場合には、図6における0から1そして2と
そのコード信号が変化し、つまみを反時計方向に回転さ
せた場合には、図11において0から3そして2とその
コード信号が変化するように設定しておけば、その変化
を検知することにより回転方向を判別することができ
る。更に回転方向判別回路36の出力側に、カウンタか
らなる回転量判別回路37が接続され、つまみの回転量
を判別する。38は回転量判別回路37の出力が印加さ
れる駆動部であり、回転方向及び回転量に応じて所望の
装置を駆動する。
っては、つまみ部材6の回転量を突起13とボール15
によるクリック動作にしたがって調整すれば、図5に示
すように、つまみ部材6のクリック動作は、図5及び図
6に示すように、検知スイッチ18,19がともにオフ
のaの位置からスタートし、検知スイッチ18がオフで
検知スイッチ19がオンのbの位置、検知スイッチ1
8,19がともにオンのcの位置、検知スイッチ18が
オンで検知スイッチ19がオフのdの位置、そして検知
スイッチ18,19がともにオフのaの位置の元の位置
に戻る4つの異なるスイッチの状態を作る。したがっ
て、これら4つのスイッチの状態に基づいて図6に示す
ような4つのデジタルコードを表現することができる。
そして、これらデジタルコードにより、つまみを時計方
向に回転させたか、反時計方向に回転させたかの回転方
向を判別し、更につまみをどのくらい回転させたかをデ
ジタルコードをカウントすることにより、その回転量を
判別するという相対位置を検出することができる。従っ
て、上述した車両の空調装置における温度調整のように
細かくその設定値を調整する必要がある部分に使用すれ
ばよい。また設定された温度はつまみ部材6内の表示部
により表示することができ、操作と同時にその内容も確
認できるので、操作性や視認性も格段に向上する。
行う第2実施例を図8(a),(b)を参照して示すに
ついて説明する。図8(a)は第2実施例におけるつま
み部材と検知スイッチとの概略的な位置関係を示す概念
図、図8(b)は第2実施例を適用した車載用空調装置
のコントロール部を示す正面図である。
部材で相対位置を検出し、内側のつまみ部材で絶対位置
を検出することができるようになっている。
(a)及び図8(b)に示すように、外側にリング状に
位置する外側つまみ部材21と、この外側つまみ部材2
1内に外側つまみ部材21と独立して回転可能に嵌合さ
れた内側つまみ部材22とを有している。外側つまみ部
材21と相対するプリント基板4には検知スイッチ1
8,19が取り付けられ、内側つまみ部材22と相対す
るプリント基板4には、図10に示すように、3つの検
知スイッチ23,24,25が内側つまみ部材22の回
転方向に対して所定の角度間隔をおいて取り付けられて
いる。
基板4上に回転可能に支持された円板状のカム板26に
取り付けられている。カム板26の裏面にはカム板26
の回転に伴い3つの検知スイッチ23,24,25の作
動突子と選択的に係合してこれらスイッチのオンオフを
操作するための3つのカム突起27,28,29が形成
されている。これらカム突起27,28,29は、カム
板26の回転角度により、いずれも検知スイッチ23,
24,25の各作動突子に係合しない位置、いずれか1
つの検知スイッチ23,24,25の作動突子に係合す
る3つの位置、いずれか2つの検知スイッチ23,2
4,25の作動突子に係合する3つの位置、すべての検
知スイッチ23,24,25の作動突子に係合する1つ
の位置の合計8種類の位置に設定できるように構成され
ている。これら8種類の位置は、図11に示すように、
その位置を表す8種類のコード信号とすることができ
る。なお、図11において斜線部分はスイッチのオンを
表している。
種類の動作状態から8つのデジタルコードを作るには、
図12に示す回路図を用いればよい。すなわち、検知ス
イッチ23,24,25はデコーダ30の3つの入力端
子に接続され、デコーダ30では予め設定された図11
の表にしたがい、8種類のデジタルコードを出力する。
このコード信号は、内側つまみ部材22の回転角度位置
を判別する。この回転角度位置の判別は、例えば内側つ
まみ部材22を時計方向に回転させた場合には、図11
における0から1そして2とそのコード信号が変化し、
内側つまみ部材22を反時計方向に回転させた場合に
は、図11において0から7そして6とそのコード信号
が変化するように設定しておけば、その変化により回転
角度位置を判別することができる。すなわち、内側つま
み部材22の回動範囲を8分割し、指針位置が回動範囲
の始点側に位置した時、すべての検知スイッチ23,2
4,25がオフになり、図11の0を表すデジタルコー
ドを出力し、指針位置が回動範囲の終点側に位置した
時、検知スイッチ25がオンし、検知スイッチ23,2
4がオフになり、図11の7を表すデジタルコードを出
力し、また回動範囲を等間隔で、検知スイッチ24,2
5がオフで、検知スイッチ23がオンの時、図11の1
を表すデジタルコードを出力し、検知スイッチ25がオ
フで、検知スイッチ23,24がオンの時、図11の2
を表すデジタルコードを出力し、検知スイッチ23,2
4,25がオンの時、図11の3を表すデジタルコード
を出力し、検知スイッチ23がオフで、検知スイッチ2
4,25がオンの時、図11の4を表すデジタルコード
を出力し、検知スイッチ24がオフで、検知スイッチ2
3,25がオンの時、図11の5を表すデジタルコード
を出力し、検知スイッチ23,25がオフで、検知スイ
ッチ24がオンの時、図11の6を表すデジタルコード
を出力するようにすれば、それらデジタルコード信号を
読取ることで、図8(b)に示すように、内側つまみ部
材22がどの位置(吹き出しモード)を指しているかを
容易に判別することができる。内側つまみ部材22内に
上述した第1実施例にような表示用の表示部を位置させ
る場合には、内側つまみ部材22およびカム板26の中
央部を透明部材で構成し、その下部のプリント基板4上
に設けた表示部の表示を透過させるようにすればよい。
(b)に示されるように、内側つまみ部材22を、その
表面に設けた指針を外側つまみ部材21の周囲に配置し
た吹き出しモードマークに合わせるように回転操作を行
なうと、3つの検知スイッチ23,24,25が前記し
た形態でデジタルコードを出力し、内側つまみ部材22
の回転角度位置を検知し、その回転角度位置に対応した
吹き出しモードが実行される。また、外側つまみ部材2
1を回転操作すると、2つの検知スイッチ18,19が
前記した形態でデジタルコードを出力し、外側つまみ部
材21の回転方向及び回転量を検知し、回転方向及び回
転量に応じて室内の温度設定値を変更する。また、変更
された温度設定値は内側つまみ部材22の中央の窓から
視認できる表示部に表示される。
車載用空調装置の空気吹き出し口のモード切換用に設定
し、外側つまみ部材を車内の温度切換用に設定したが、
必ずしもこの実施例に限定されない。例えば、内側つま
み部材又は外側つまみ部材の一方を空気吹き出し量の調
整切換用に設定してもよい。
と絶対的位置検出とをそれぞれ行う2つのつまみ部材を
同軸上に設けているが、絶対的位置検出を行うつまみ部
材のみを設ける場合には、図9〜図13に示す第3実施
例のようにしてもよい。以下、絶対的位置検出を行う第
3実施例を説明する。図9は第3実施例を適用した車載
用空調装置のコントロール部を示す正面図、図10は内
部つまみ部材と検知スイッチとの関係を説明するための
概略配置図、図11は検知スイッチの動作状況を説明す
るための図、図12は検知スイッチの動作状況から8つ
のデジタルコードを作るための回路図、図13は、第3
実施例におけるつまみ部材と検知スイッチの関係を説明
するための図である。
ような車載用空調装置のコントロール部に使用されてい
る。62は吹き出し口コントロールつまみで、このつま
み62に回転検出装置が適用されている。
例のつまみ部材6に代え、内部円筒部11の端縁部に相
対するように3つの検知スイッチ23,24,25をプ
リント基板4上に環状に配置し、また、つまみ部材6の
内部円筒部11の端縁部には同時に3つの検知スイッチ
23,24,25の各突起を押圧するように3つの突起
31,32,33と、1つの検知スイッチ分の間隔(図
示空白部分)をおいて形成した1つの突起34とによ
り、図11に示すような8種類のデジタルコードを出力
させることができる。これら検知スイッチ23,24,
25、突起31,32,33,34等は、つまみ部材6
の回動範囲θを8分割して配設されている(つまり、前
記間隔(図示空白部分)1つが1/8に相当してい
る)。このようにして全体を小型化することができる。
なお、図13の状態は図11のデジタルコードの‘0’
に対応している。
スイッチを4つ設けて、16種類のデジタルコードを出
力するようにしたものである。図14は第3実施例の変
形例におけるつまみ部材と検知スイッチの関係を説明す
るための図である。この第3実施例の変形例も上述した
第3実施例と同様に、第1実施例のつまみ部材6の内部
円筒部11の端縁部に相対するように4つの検知スイッ
チ41,42,43,44をプリント基板4上に環状に
配置し、内部円筒部11の端縁部には同時に4つの検知
スイッチ41,42,43,44の各突起を押圧するよ
うに4つの突起45,46,47,48と、突起48か
ら2つの検知スイッチ分の間隔をおいて形成した1つの
突起49と、この突起49から1つの検知スイッチ分の
間隔をおいて形成した2つの突起50,51と、突起5
1から1つの検知スイッチ分の間隔をおいて形成した1
つの突起52により、4つの検知スイッチ41,42,
43,44のオンオフ動作の制御して、16種類のデジ
タルコードを出力させている。この変形例ではつまみ部
材6の回動範囲θを16分割して配設されている。この
ような変形例では、第3実施例と同じ大きさでも、倍の
種類のデジタルコードを出力させることができ、精度の
良い調整が可能である。なお、この第3実施例の変形例
においては、図12のデコーダ30は4つの入力端子と
16の出力端子を有するものに代えることは勿論であ
る。
部材の一端周縁部に複数の係合部を形成し、これら係合
部と選択的に係合してオンオフ動作する係合部検知手段
を複数個設けるという簡単な構成により被回転部材の回
転位置や回転量を正確に検出することができる。また構
成が簡単であり、小型化が可能でありかつ従来のように
高価なコードスイッチを使用せずに構成できるので安価
に提供することができる。
部に回転可能に取付けられた被回転部材と、この被回転
部材の一端周縁部に形成された複数の係合部と、これら
係合部と選択的に係合してオンオフ動作して信号を出力
するすくなくとも3つの係合部検知手段とを有し、これ
ら係合部検知手段は前記被回転部材の回転によるオンオ
フが経時的に異なるように配置され、これらオンオフ信
号の組合せにより前記被回転部材の回転角度位置を判別
するようにしたため、被回転部材の回転角度の設定位置
を正確に検出することができる。この被回転部材の回転
位置を小さなスケールで検出する場合には、係合部検知
手段の数を増加して、出力するコード信号の種類を多く
するようにすればよく、係合部と係合部検知手段の設定
できわめて容易にその検出精度をより高めることができ
る。
み部材により、少なくとも2つの第1の係合部検知手段
が回転位置や回転量を検出でき、内側つまみ部材によ
り、少なくとも3つの第2の係合部検知手段が回転角度
の絶対位置を検出でき、これら第1と第2の係合部検知
手段により、小型化が可能であり、スペースファクター
を向上させることができる。
材の内部に表示用の表示部が挿入されているので、被回
転部材の操作時にはその状態を見ることができ、被回転
部材の操作と同時にその操作切換え状態等を見ることが
でき、操作パネルのスペースファクターを向上させると
ともに操作性も向上させることができる。
図である。
である。
である。
との概略的な位置関係を示す正面図である。
示す波形図である。
を示す説明図である。
る。
スイッチとの概略的な位置関係を示す概念図、(b)は
第2実施例を適用した車載用空調装置のコントロール部
を示す正面図である。
のコントロール部を示す正面図である。
を説明するための概略配置図である。
の図である。
タルコードを作るための回路図である。
知スイッチの関係を説明するための図である。
部材と検知スイッチの関係を説明するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 筐体の一部に回転可能に取り付けられた
被回転部材と、この被回転部材の一端周縁部に形成され
た複数の係合部と、これら係合部と選択的に係合してオ
ンオフ動作して信号を出力する複数個の係合部検知手段
とを有し、これら係合部検知手段は前記被回転部材の回
転によるオンオフが経時的に異なるように配置され、こ
れらオンオフ信号の組合せにより前記被回転部材の回転
量や回転方向を判別するようにしたことを特徴とする車
載用回転検出装置。 - 【請求項2】 筐体の一部に回転可能に取付けられた被
回転部材と、この被回転部材の一端周縁部に形成された
複数の係合部と、これら係合部と選択的に係合してオン
オフ動作して信号を出力するすくなくとも3つの係合部
検知手段とを有し、これら係合部検知手段は前記被回転
部材の回転によるオンオフが経時的に異なるように配置
され、これらオンオフ信号の組合せにより前記被回転部
材の回転角度位置を判別するようにしたことを特徴とす
る車載用回転検出装置。 - 【請求項3】 筐体の一部に回転可能に取付けられた外
側つまみ部材と、該外側つまみ部材内に回転可能に嵌合
された内側つまみ部材とを含み、 前記外側つまみ部材と前記内側つまみ部材の一方の一端
部周縁部に形成された複数の第1の係合部と、これら第
1の係合部と選択的に係合してオンオフ動作して信号を
出力する少なくとも2つの第1の係合部検出手段と、 前記外側つまみ部材と前記内側つまみ部材の他方の一端
周縁部に形成された複数の第2の係合部と、 これら第2の係合部と選択的に係合して信号を出力する
少なくとも3つの第2の係合部検知手段とを有し、 前記複数の第1の係合部検知手段は対応する前記つまみ
部材の一方の回転によるオンオフが経時的に異なるよう
に配置され、 これらオンオフ信号の組合せにより前記つまみ部材の一
方の回転量や回転方向を判別するようにし、 前記複数の第2の係合部検知手段は対応する前記つまみ
部材の他方の回転によるオンオフが経時的に異なるよう
に配置され、 これらオンオフ信号の組み合わせにより前記つまみ部材
の他方の回転角度位置を判別するようにしたことを特徴
とする車載用回転検出装置。 - 【請求項4】 前記被回転部材において、内方には表示
部を設けると共に外面に該表示部を視認できる窓を設け
たことを特徴とする請求項1に記載の車載用回転検出装
置。
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