JPH11211456A - 回転角検出装置 - Google Patents

回転角検出装置

Info

Publication number
JPH11211456A
JPH11211456A JP10010190A JP1019098A JPH11211456A JP H11211456 A JPH11211456 A JP H11211456A JP 10010190 A JP10010190 A JP 10010190A JP 1019098 A JP1019098 A JP 1019098A JP H11211456 A JPH11211456 A JP H11211456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
detector
spiral
rotation angle
rotating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10010190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Kato
弘典 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP10010190A priority Critical patent/JPH11211456A/ja
Publication of JPH11211456A publication Critical patent/JPH11211456A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転部材の螺旋部に検出器を組み込む際に、
ズレた組み込みをしても、回転部材を回動させることに
よって、ズレた組み込みを補正することの出来る回転角
検出装置を提供することである。 【解決手段】 回転可能な回転軸1と、中心孔2dに回
転軸が挿通され、外周部に回転軸の回転範囲に相当する
全長を有する螺旋部2aを有し、回転軸によって回転可
能に設けられた円筒状の回転部材2と、該回転部材の螺
旋部に係合して駆動される駆動部を有する検出器6とを
備えていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、自動車の操
舵角の検出に用いて好適な回転角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来の回転角検出装置の一形
態としての操舵角検出装置を示す一部縦断面図、図20
は、操舵角検出装置を説明するための平面図である。図
19、20に示すように、ステアリングシャフトなどの
回転軸1は、図示していないハンドルに直結されてお
り、ハンドルの回動に対応して左右方向に約2.5回転
(全約5回転)されるように構成されている。また、円
筒状の回転部材2には、中心孔2dと外周部に回転軸1
の回動範囲である約五重以上の例えば約九重の螺旋溝か
ら成る同径の斜行する螺旋部2aとが設けられている。
この螺旋部2aの長さは、回転軸1が、約5回転出来る
長さ以上(例えば約9回転出来る長さ)に形成されてい
る。また、回転部材2は、中心孔2dに回転軸1が挿通
されて同軸状に固定され、回転軸1の回転と共に回転す
るようになっている。
【0003】また、自動車の車体固定側には、ベース部
材4が配設され、該ベース部材4には、いわゆるマザー
ボードとなるプリント配線基板5が取り付けられてい
る。また、例えば合成樹脂材料から成り、成形加工によ
って形成されたコの字状の一対の支持部材11は、コの
字状壁11aと溝11bとで構成され、この一対の支持
部材11は、溝11bが互いに対向する状態でベース部
材4に間隔を置いて固定されている。
【0004】検出器6は、例えば直線型(リニア型)の
磁気式位置検出器などから成り、磁気センサ部7と、着
磁スケール部8とで構成され、磁気センサ部7は、ホー
ル素子などの磁気センサ7aと、該磁気センサ7aを保
持するセンサ保持部7bとを有し、また、着磁スケール
部8は、着磁された磁極(S極・N極)面を備えた着磁
スケール8aと、該着磁スケール8aを保持する成形材
料から成るスケール保持部8cと、該スケール保持部8
cの両側壁に外方に突出する一対の凸部8bと、該スケ
ール保持部8cの中央部に設けられた円形の孔8dとを
有している。
【0005】そして、磁気センサ部7は、センサ保持部
7bがプリント配線基板5に固着されて、磁気センサ7
aがプリント配線基板5から離れた位置に配置された状
態と成っている。また、着磁スケール部8は、一対の凸
部8bが支持部材11の溝11bに嵌合されて、着磁ス
ケール部8が支持部材11をガイドにして、上下方向に
移動出来るような状態で係合されている。そして、磁気
センサ部7の磁気センサ7aと着磁スケール部8の着磁
スケール8aとは、対向した状態に配置されている。
【0006】また、弾発力を有するコイルばね9は、着
磁スケール部8の孔8d内に配置され、更に、金属材の
ボールから成る駆動部10は、該コイルばね9によって
付勢された状態で、孔8d内に配置されている。そし
て、駆動部10は、回転部材2の螺旋部2aに係合する
ように配置されている。そして、回転部材2の回動によ
って、螺旋部2aに係合された駆動部10は、螺旋部2
aに沿って上下方向に移動される。このとき、検出器6
の着磁スケール部8の着磁スケール8aは、駆動部10
の上下方向の移動によってスケール保持部8cとともに
上下方向に移動して、この着磁スケール8aの上下方向
の移動によって、磁気センサ部7の磁気センサ7aにて
着磁スケール8aの磁極面からの磁極が検出される。こ
の検出器6は、回転軸1の回転方向と回転回数(粗い回
転角度)とを検出するためのものである。
【0007】次に、回転部材2への検出器6の組み込み
について説明すると、先ず、図20に示すように、検出
器6の着磁スケール部8の孔8dにコイルばね9と駆動
部10とを嵌合した状態で着磁スケール部8を支持部材
11に嵌め合わせると共に、コイルばね9のばね性に抗
して駆動部10を回転部材2の螺旋部2aに、矢印b方
向から押し込む。すると、図19に示すように、駆動部
10は、螺旋部2aに係合した状態と成るが、駆動部1
0は、往々として、螺旋部2aのセンター位置である所
望の位置(略中央部)ではなく、ズレた位置に配設され
ることがある。
【0008】ここで、次に、検出器6の着磁スケール部
8の孔8dに係合されている駆動部10を回転部材2の
螺旋部2aに係合させる際に駆動部10が、螺旋部2a
のほぼ中央部(センター位置)に組み込まれる所定の組
み込みが行われずに、ズレた組み込みを行なったときの
動作について図面を用いて説明する。図21は、着磁ス
ケール部8の孔8dに係合されている駆動部10が、回
転部材2の螺旋部2aにズレた組み込みが行なわれた状
態を説明するための説明図、図22は、図21の状態か
ら回転部材2を左方向に1回転させた状態の第一の動作
を説明するため説明図である。
【0009】まず、図21に示すように、回転部材2
は、約五重以上(約五段以上)である例えば約九重(約
九段)の螺旋部2aを備えており、着磁スケール部8の
回転部材2へのズレた組み込みによって、着磁スケール
部8のスケール保持部8cの孔8dに係合されている駆
動部10が、約九段の螺旋部2aの略中央部分(下端か
ら五段目)ではなく、例えば下端から四段目の螺旋部2
aに係合された状態で保持されている。この状態から、
回転軸1の回動によって、回転部材2を左方向(矢印
B)に1回転させると駆動部10が、螺旋部2aに案内
され、スケール保持部8cが下方向(矢印b)に移動
し、駆動部10が、図22に示すように下端から三段目
の螺旋部2aに係合される。
【0010】次に、この状態から、回転部材2を同方向
の左方向(矢印B)に更に1回転(合計2回転)させる
と、駆動部10が、螺旋部2aに案内され、スケール保
持部8cが下方向(矢印b)に移動し、駆動部10が、
下端から二段目の螺旋部2aに係合される。次に、この
状態から、回転部材2を同方向の左方向(矢印B)に更
に半回転(合計2.5回転)させようとすると、駆動部
10が、螺旋部2aに案内され、スケール保持部8cが
下方向(矢印b)に摺動し、駆動部10が、下端からほ
ぼ一段目の螺旋部2aに係合されると共に、回転部材2
の左方向への回動は、この2.5回の回転によって、規
制(回転軸1の回転範囲である)される。
【0011】上述の如く、この回転角検出装置の組立に
おいて、検出器6の駆動部10を回転部材2の螺旋部2
aに係合させる際に、駆動部10を螺旋部2aにセンタ
ー位置である所定の所望の位置(略中央部)でなく、ズ
レた組み込み(センター位置からズレた部分)が行われ
ると、回転軸1の回動に伴う、回転部材2の回動が、所
定の回転数(例えば、設計値では左右方向に約2.5回
転)だけ回転するのだが、検出器6からの検出出力値
は、所定の出力値を示さず、ズレた組み込みであること
を示し、正規の回転角度を得ることが出来ないことにな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、ズレた組
み込みが行われると、このズレた組み込みを改めるため
に、例えば、螺旋部2aに対する駆動部10の位置が、
ズレたための組み込みを修正するための治具等を用いた
修正作業を行ったり、又は、再度の組み込み直し作業が
必要になり、作業工数がかかり、コスト高になるという
問題があった。
【0013】また、この回転角検出装置では、検出器6
のみを備えており、この検出器6によっては、回転軸1
の回転方向と粗い回転角度(回転回数)とを検出するた
めに、回転軸1の微細な回転角度を検出することができ
ず、回転軸1の回転に伴う微細な回転制御が出来ないと
いう問題があった。
【0014】そこで、本発明の回転角検出装置では、上
述の問題点を解決するものであり、その目的は、回転部
材の螺旋部に検出器を組み込む際に、ズレた組み込みを
しても、回転軸1の回動に伴い回転部材6を回動させる
ことによって、ズレた組み込みを修復(修正)すること
の出来る回転角検出装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、回転角検出装置は、複数回の回転可能な回転軸と、
中心孔に前記回転軸が挿通され、外周部に前記回転軸の
回転範囲に相当する全長を有する溝又は凸部から成る螺
旋部を有し、前記回転軸によって回転可能に設けられた
円筒状の回転部材と、該回転部材の螺旋部に係合して駆
動される駆動部を有する検出器とを備えたことである。
【0016】また回転角検出装置は、複数回の回転可能
な回転軸と、中心孔に前記回転軸が挿通され、表面部に
前記回転軸の回転範囲に相当する全長を有する渦巻き部
を有し、前記回転軸によって回転可能に設けられた円板
状の回転部材と、該回転部材の渦巻き部に係合して駆動
される駆動部を有する検出器とを備えたことである。
【0017】また回転角検出装置は、複数回の回転可能
な回転軸と、中心孔に前記回転軸が挿通され、外周部に
前記回転軸の回転範囲以上の全長を有する溝又は凸部か
ら成る螺旋部を有し、前記回転軸によって回転可能に設
けられた円筒状の回転部材と、該回転部材の螺旋部に係
合して駆動される駆動部を有する検出器と、前記検出器
の駆動部の駆動範囲を前記回転軸の回転範囲に規制する
ための規制部材とを備えたことである。
【0018】また回転角検出装置は、複数回の回転可能
な回転軸と、中心孔に前記回転軸が挿通され、表面部に
前記回転軸の回転範囲以上の全長を有する渦巻き部を有
し、前記回転軸によって回転可能に設けられた円板状の
回転部材と、該回転部材の渦巻き部に係合して駆動され
る駆動部を有する検出器と、前記検出器の前記駆動部の
駆動範囲を前記回転軸の回転範囲に規制するための規制
部材とを備えたことである。
【0019】また回転角検出装置は、回転軸が一回転す
るときの所定の回転角度を検出する検出手段を前記回転
部材又は前記回転軸に取り付けたことである。また回転
角検出装置は、検出器を、可変抵抗器又は磁気式位置検
出器で構成し、検出手段を、光学式エンコーダで構成し
たことである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施の形
態の回転角検出装置の一形態としての操舵角検出装置を
示す一部断面図、図2は、本発明の第一の実施の形態の
回転角検出装置の一形態としての操舵角検出装置を説明
するための平面図である。図1、図2に示すように、ス
テアリングシャフトなどの回転軸1は、図示していない
ハンドルに直結されており、ハンドルの回動に対応して
左右方向に約2.5回転(全約5回転)されるように構
成されている。円筒状の回転部材2には、中心孔2d
と、外周部に約五重の螺旋溝あるいは凸部から成る同径
の斜行する螺旋部2aが設けられている。回転部材2の
螺旋部2aの長さは、回転軸1の回転範囲に相当する全
長であって、回転軸1が約5回転出来る長さに形成され
ている。
【0021】また、自動車の車体固定側には、ベース部
材4が配設され、該ベース部材4には、いわゆるマザー
ボードとなるプリント配線基板5が取り付けられてい
る。また、例えば合成樹脂材料から成り、成形加工によ
って形成されたコの字状の一対の支持部材11は、コの
字状壁11aと溝11bとで構成され、この一対の支持
部材11は、溝11bが互いに対向する状態でベース部
材4に間隔を置いて固定されている。
【0022】検出器6は、例えば直線型(リニア型)の
磁気式位置検出器などから成り、磁気センサ部7と、着
磁スケール部8とで構成され、磁気センサ部7は、ホー
ル素子などの磁気センサ7aと、該磁気センサ7aを保
持するセンサ保持部7bとを有し、また、着磁スケール
部8は、着磁された磁極(S極・N極)面を備えた着磁
スケール8aと、着磁スケール8aを保持する成形材料
から成るスケール保持部8cと、該スケール保持部8c
の側壁に外方に突出する一対の凸部8bと、該スケール
保持部8cの中央部に設けられた円形の孔8dとを有し
ている。そして、磁気センサ部7は、センサ保持部7b
がプリント配線基板5に固着されて、磁気センサ7aが
プリント配線基板5から離れた位置に配設された状態と
成っている。また、着磁スケール部8は、一対の凸部8
bが支持部材11の溝11bに嵌合されて、着磁スケー
ル部8が支持部材11をガイドにして、上下方向に移動
出来るような状態で係合されている。そして、磁気セン
サ部7の磁気センサ7aと着磁スケール部8の着磁スケ
ール8aとは、対向した状態に配設されている。
【0023】また、弾発力を有するコイルばね9は、着
磁スケール部8の孔8d内に配置され、更に、金属材の
ボールから成る駆動部10は、コイルばね9によって付
勢された状態で、孔8d内に配置されている。そして、
駆動部10は、回転部材2の螺旋部2aに係合するよう
に配置されている。このとき、回転部材2への着磁スケ
ール部8の所望の組み込みが行われると、着磁スケール
部8の孔8d内に配置された駆動部10は、回転部材2
の螺旋部2aの全長のほぼ中央部(センター位置)に係
合された状態で保持される。そして、回転部材2の回動
によって、螺旋部2aに係合された駆動部10は、螺旋
部2aに沿って上下方向に移動される。このとき、検出
器6の着磁スケール部8の着磁スケール8aとスケール
保持部8cとは、駆動部10の上下方向の移動とともに
上下方向に移動して、この着磁スケール8aの上下方向
の移動によって、検出器6の磁気センサ部7の磁気セン
サ7aにて着磁スケール8aの磁極面からの磁極が検出
される。この検出器6は、回転軸1の回転方向と回転回
数(粗い回転角度)と検出するためのものである。
【0024】また、検出手段12は、例えば光学式エン
コーダで構成されており、回転軸1の1回転の回転にお
ける微細な回転角度を検出するためのものであって、不
透明な材料からなる円板12aと、発光素子12bと受
光素子12cとを有している。 円板12aには、外縁
部に所定の間隔に複数個のスリット(図示せず)が形成
されており、円板12aの中心孔に回転部材2が挿通さ
れて回転部材2に同軸状に固定されている。また、発光
素子12bと受光素子12cとは、センサ保持部7bの
略コの字状の先端部7cに円板12aのスリットを挟み
込む状態で配設されている。この検出手段12は、回転
軸1の回転によって、円板12aが回動して、円板12
aのスリットにて発光素子12bからの光をオン・オフ
して、受光素子12cで、この光を受光して回転軸1の
微細な回転角度を検出することが出来る。
【0025】次に、ここで上述の回転角検出装置の動作
について説明する。図1に示すように、回転軸1の回転
角がゼロ度(センター位置)の場合、検出器6は、所望
の位置に組み込まれ、回転部材2の螺旋部2aの溝に沿
った全長のほぼ中間部(センター位置)に、着磁スケー
ル部8の孔8dに嵌合されている駆動部10が位置され
た状態と成っている。この状態から、回転軸1の操作に
よって、例えば右回転(矢印A)させると、駆動部10
が、回転部材2の螺旋部2aに案内され、着磁スケール
8aが保持されたスケール保持部8cが上方向(矢印
a)に移動する。このとき、着磁スケール8aに着磁さ
れている磁極(S極・N極)を磁気センサ部7の磁気セ
ンサ7aによってカウントし、この磁極のカウントによ
って回転軸1の回転方向を右方向としたときの回転回数
(粗い回転角度)を検出する。
【0026】また、回転角がゼロ度の前述の状態から回
転軸1の操作によって、前述とは逆回転の左回転(矢印
B)させると、駆動部10が、回転部材2の螺旋部2a
に案内され、着磁スケール8aが保持されたスケール保
持部8cが下方向(矢印b)に移動する。このとき、着
磁スケール8aに着磁されている磁極(S極・N極)を
磁気センサ部7の磁気センサ7aによってカウントし、
この磁極のカウントによって回転軸1の回転方向を左方
向としたときの回転回数(粗い回転角度)を検出する。
また、このとき検出手段12は、回転軸1の回動に合わ
せて円板12aが回動し、円板12aに形成されたスリ
ットによって、発光素子12bからの光が受光素子12
cにてパルス状に受光され、回転軸1の一回転内におけ
る微細な回転角度を検出するように成っている。また、
回転角がゼロ度の状態から回転軸1の操作によって、回
転部材2を2.5回転回動させると、螺旋部2aの終端
部に駆動部10が位置して、駆動部10は、ストップす
る。
【0027】次に、このような回転検出装置における回
転部材2への検出器6の組み込みについて説明すると、
先ず、図3に示すように、着磁スケール部8の孔8dに
コイルばね9と駆動部10とを嵌合した状態で着磁スケ
ール部8を支持部材11(図2参照)に嵌め合わせると
共に、コイルばね9のばね性に抗して駆動部10を回転
部材2の螺旋部2aに、矢印b方向から押し込む。する
と、図3に示すように、駆動部10は、螺旋部2aに係
合した状態と成るが、駆動部10は、往々にして、螺旋
部2aのセンター位置である所望の位置(略中央部)で
はなく、ズレた位置に配設されることがある。
【0028】そして、このような駆動部10を、回転部
材2の螺旋部2aに係合させる際に、螺旋部2aの全長
のほぼセンター位置である所望の位置に組み込まれず
に、ズレた組み込みを行なってしまったときの調整につ
いて図面を用いて説明する。図3〜図11は、本発明の
回転角検出装置に係わる回転部材への検出器の組み込み
と調整とを説明するための説明図であって、先ず、図3
に示すように、駆動部10が、五段(5重)の螺旋部2
aの中央部分(下端から三段目)ではなく、例えば下端
から二段目の螺旋部2aに係合されている時は、この状
態から、回転軸1の操作によって、回転部材2を左方向
(矢印B)に1回転させると駆動部10が、螺旋部2a
に案内され、スケール保持部8cが下方向(矢印b)に
移動し、図4に示すように、駆動部10が、下端から一
段目の螺旋部2aに係合される。
【0029】次に、この状態から、回転部材2を同方向
の左方向(矢印B)に、更に1.5回転させると駆動部
10が、螺旋部2aの下端部の終端部まで案内されて、
螺旋部2aの終端部を乗り越えて駆動部10は、図5に
示すように、再び元の下端から一段目の螺旋部2aに戻
り係合される。
【0030】次に、この状態から、回転部材2を前述と
は逆方向の右方向(矢印A)に5回転させると駆動部1
0が、螺旋部2aに案内され、スケール保持部8cが上
方向(矢印a)に移動し、駆動部10が、図6に示すよ
うに、下端から五段目(最上段)の螺旋部2aの終端部
に係合される。また、更にこの状態から、回転部材2を
再び逆方向の左方向(矢印B)に2.5回転させると駆
動部10が、螺旋部2aに案内され、スケール保持部8
cが下方向(矢印b)に移動し、駆動部10が、図7に
示すように、下端から三段目(中央の段:センター位
置)の螺旋部2aに係合される。このとき回転部材2
は、回転角ゼロの位置(センター位置)に保持されてい
ると共に、初期の着磁スケール部8の駆動部10の回転
部材2へのズレた組み込みは、補正(修正)されてい
る。
【0031】また、図8に示すように、着磁スケール部
8の回転部材2へのズレた組み込みによって、駆動部1
0が、五段の螺旋部2aの略中央部分(下端から三段
目)ではなく、例えば下端から四段目の螺旋部2aに係
合された状態に配設されている時は、先ず、この状態か
ら、回転軸1の操作によって、回転部材2を左方向(矢
印B)に更に2.5回転させると駆動部10が、螺旋部
2aに案内され、スケール保持部8cが下方向(矢印
b)に移動し、駆動部10が、図9に示すように、下端
からほぼ一段目の螺旋部2aに係合されると共に、回転
部材2の左方向への回動(回転軸1の回動範囲は、左右
方向に2.5回転のため)は、規制される。
【0032】次に、この状態から、回転部材2を前述と
は逆方向に右方向(矢印A)に4回転させると駆動部1
0は、螺旋部2aに案内されて、上方向(矢印a)に移
動して、下端から五段目の螺旋部2aに係合される。次
に、この状態から、回転部材2を同方向の右方向(矢印
A)に更に1回転させると駆動部10が、螺旋部2aの
上端部の終端部まで案内されて、螺旋部2aの終端部を
乗り越えて駆動部10は、図10に示すように、再び元
の下端から五段目の螺旋部2aの終端部に係合される。
【0033】また、次に、この状態から、回転部材2を
逆方向に左方向(矢印B)に2.5回転させると駆動部
10は、図11に示すように、螺旋部2aに案内され
て、下方向(矢印b)に移動して、下端からほぼ三段目
(螺旋部2aの略中央部分:センター位置)の螺旋部2
aに係合される。このとき回転部材2の駆動部10は、
回転角ゼロの位置(センター位置)に保持されていると
共に、初期の着磁スケール部8の回転部材2へのズレた
組み込みは、補正(修正)されている。
【0034】上述の如く、このズレた組み込みでは、着
磁スケール部8に保持された駆動部10が、上端部の終
端部において、螺旋部2aの終端部を乗り越えて駆動部
10は、再び元の螺旋部2aの場所に係合されることで
ズレた組み込みは、補正(修正)される。
【0035】なお、検出器6は、本発明の第一の実施の
形態でのリニア型の磁気式位置検出器に限定されること
なく、リニア型の可変抵抗器やアブソリュートタイプの
リニア型の光学式エンコーダであっても良い。可変抵抗
器では、抵抗基板と、該抵抗基板上を摺動する摺動子と
の組み合わせ、光学式エンコーダでは、回転又は直進す
る光学スケールと、受光・発光素子との組み合わせによ
り、変位を電気信号に変換し、上記検出が可能となる。
なお、可変抵抗器からなる検出器は、安価に形成出来、
光学式エンコーダからなる検出器は、微細な回転角度を
検出することが出来る。以上、本発明の第一の実施の形
態では、検出器6を車体固定側に、螺旋部2aを回転軸
側に配設しているが、これを逆に、螺旋部2aを車体固
定側に、検出器6を回転軸側に回転可能に配設しても、
効果に変わりはない。
【0036】本発明の第二の実施の形態の回転角検出装
置について、図12〜図14に基づいて説明する。図1
2は、第二の実施の形態の回転角検出装置を示す一部縦
断面図、図13は、第二の実施の形態の回転角検出装置
を示す平面図、図14は、図12の動作を説明するため
の説明図である。図12、図13に示すように、ステア
リングシャフトなどの回転軸1は、図示していないハン
ドルに直結されており、ハンドルの回動に対応して左右
方向に約2回転(全約4回転)されるように構成されて
いる。また、円板状の回転部材22は、中心孔22b
と、表面部に例えば斜行する渦巻き溝から成る渦巻き部
22aとが形成されている。また、前記渦巻き部22a
は、回転軸1が約4回転(ほぼ四重の溝)出来る長さで
あるような回転軸1の回転範囲に相当する長さに形成さ
れている。なお、図示していない自動車の車体などの固
定側には、ベース部材24が配設され、該ベース部材2
4には、いわゆるマザーボードとなるプリント配線板2
5が取り付けられている。
【0037】検出器23は、例えば直線型(リニヤ型)
の可変抵抗器等から成り、この検出器23は、箱型のケ
ース23cと、該ケース23c内に配置される抵抗体
(図示せず)がその一面に印刷などによって形成された
抵抗基板(図示せず)と、ケース23c内に収納され、
該抵抗基板上をその長手方向に沿って摺動する摺動子
(図示せず)を備えた摺動子受け23bと、操作部であ
って、摺動子受け23bと一体の駆動部23aと、抵抗
基板上の抵抗体と電気的に接続された端子(図示せず)
と、脚部(図示せず)とを具備している。該駆動部23
aは、図示していないが矢印c方向に押圧されると、矢
印c方向に移動することが出来るように、摺動子のバネ
性、あるいはその他のバネ部材により弾性付勢された構
成となっている。駆動部23aが駆動されると、駆動部
23aと一体の摺動子受け23bに取り付けられた摺動
子が抵抗基板上を摺動するように成っている。
【0038】前記検出器23は、回転軸1の軸心から直
角方向に駆動部23aが移動できるように配設した状態
で、脚部によって、プリント配線板25に取り付けら
れ、検出器23が取り付けられた際は、駆動部23aが
回転部材22の渦巻き部22aに係合されるように配設
されている。この検出器23は、回転軸1の回転方向と
回転回数(粗い回転角度)とを検出するためのものであ
る。
【0039】また、図示していないが、回転部材22に
前述の第一の実施の形態における円板12a(図1参
照)を兼用させ、例えば円板状の回転部材22の外縁部
に所定の間隔で同心円状に複数個のスリットを形成し、
このスリットを挟むように発光・受光素子を配置してい
わゆる光学式のエンコーダから成る検出手段を構成し
て、回転軸1の1回転内の微細な回転角度を検出しても
良い。また、このときスリットが形成された回転部材2
2は、回転部材22以外の別部材に形成した構成として
も良い。
【0040】また、本発明の第二の実施の形態では、回
転部材は、円板状のものを使用したが、多角形状のもの
でも、楕円状のものでも使用出来る。また、この第二の
実施の形態では、渦巻き部22aを溝形状とした説明を
行ったが、溝形状に限定されることなく、例えば渦巻き
部が凸部の渦巻き形状であっても良い。
【0041】従って、ステアリングシャフトなどの回転
軸1の回転で、駆動部23bが、回転部材22の渦巻き
部22aに案内されて、渦巻き部22aを横切る方向に
移動する。そして、摺動子受け23cの摺動子が抵抗基
板23aの上を摺動することにより、左回転又は右回転
の方向とともに、回転軸21の回転角度を抵抗値の変化
として検出し、これらは例えば表示部26に出力され
て、表示される。
【0042】次に、この回転角検出装置の組み込みにつ
いて述べる。まず、検出器23をプリント配線板25に
固着して、次に、この固着した検出器23の駆動部23
aを回転部材22の渦巻き部22aの全長のほぼ中央部
分(センター位置)に係合させた状態で、プリント配線
板25をベース部材24に固定することによって組み込
みがされる。
【0043】ここで、この回転角検出装置の動作につい
て説明する。図13に示すように、組み立てられた回転
角検出装置は、回転軸1の回転角度がゼロ度(センター
位置)の位置に、回転部材22の渦巻き部22aの溝に
沿った全長のほぼ中間部(センター位置)に検出器23
の駆動部23bを位置させるようにして、且つ検出器2
3からの抵抗値は、全抵抗値変化のほぼ中間値になるよ
うに予め設定しておく。
【0044】この状態から、回転軸1の操作によって、
例えば右回転(矢印A)させると、摺動子受け23bと
連動する駆動部23aが回転部材22の渦巻き部22a
に案内されて、抵抗基板(図示せず)上を摺動(矢印
a)し、このときの抵抗値は中間部抵抗値から順次増加
(もしくは減少)し、この抵抗値が回転方向を右方向と
したときの回転角度を検出する。また、回転角度がゼロ
度の前述の状態から回転軸1の操作によって左回転(矢
印B)させると、摺動子受け23bと連動する駆動部2
3aが、渦巻き部22aに案内されて前述とは逆の方向
(矢印b)に向かって抵抗基板上を摺動し、このときの
抵抗値は中間部抵抗値から順次減少(もしくは増加)
し、この抵抗値が回転方向を左方向としたときの回転角
度を検出する。また、回転角がゼロ度の状態から回転軸
1の操作によって、回転部材22を2回転回動させる
と、渦巻き部22aの終端部に駆動部23aが位置し
て、駆動部23aは、ストップする。
【0045】次に、このような回転角検出装置は、検出
器23の駆動部23aを回転部材22の渦巻き部22a
の溝に位置決めする際に、図14に示すように、渦巻き
部22aの全長のほぼ中間部(点c:センター位置)へ
の所望の組み込みではなく、駆動部23aが、ズレた組
み込みによって、駆動部23aを中間部から内側(矢印
d方向)へ一本目であって、中心軸から外方に二重目の
渦巻き部22aの位置に組み込んだときの調整について
説明する。このズレた組み込みによって駆動部23aを
中心軸から外方に二重目の渦巻き部22aの位置に組み
込んだ状態から、回転軸1の操作によって、例えば右方
向(矢印A)に1回転させると、駆動部23aが回転部
材22の渦巻き部22aに案内されて、中心軸から外方
に一重目の渦巻き部22aの位置に移動する。この一重
目の渦巻き部22aの位置は、渦巻き部22aのほぼ終
端部となる位置である。
【0046】この状態から、回転軸1の操作によって、
同方向の右方向(矢印A)に、更に1回転させると、駆
動部23aは、この渦巻き部22aの終端部を乗り越え
て、駆動部23aが、再び元の一重目の渦巻き部22a
の位置に移動する。そして、駆動部23aが回転部材2
2の渦巻き部22aの終端部まで案内されてる。このと
き駆動部23aは、回転軸1を更に1回転させる前の位
置に対して、ほぼ移動せずにストップした状態に保持さ
れている。
【0047】また、この状態から、回転軸1の操作によ
って、前述とは逆方向の左方向(矢印B)に4回転させ
ると、駆動部23aが、渦巻き部22aに案内されて前
記とは逆の方向(矢印b)に向かって中心軸から外側の
四重目の渦巻き部22aの終端の位置に移動するととも
に、回転軸1の回動は規制される。また、この状態か
ら、回転軸1の更なる操作によって、前述とは逆方向の
右方向(矢印A)に2回転させると、駆動部23aが、
渦巻き部22aに案内されて中心軸から外側の三重目の
渦巻き部22aの位置(渦巻き部22aの全長のほぼ中
間部:センター位置)に移動する。
【0048】上述の如く、このズレた組み込みでは、駆
動部23aが、渦巻き部22aの終端部において、渦巻
き部22aの終端部を乗り越えて駆動部23aは、再び
元の渦巻き部22aの場所に係合されることでズレた組
み込みは、補正(修正)される。
【0049】なお、検出器23の駆動部23aを回転部
材22の渦巻き部22aの溝に位置決めする際に、前述
とは異なるズレた組み込みによって駆動部23aを中心
軸から外側(矢印e方向)の四重目の渦巻き部22aの
位置に組み込んだときの調整については、前述とほぼ同
様の調整であって、駆動部23aが渦巻き部22aの終
端部を乗り越えて、再び元の渦巻き部22aを一周(空
回り)する調整がされ、駆動部23aの左右方向(矢印
d、e)への移動は行われない。
【0050】本発明の第三の実施の形態の回転角検出装
置について、図15、図16に基づいて説明する。図1
5は、第三の実施の形態の回転角検出装置を示す縦断面
図、図16は、平面図である。図15、図16に示すよ
うに、ステアリングシャフトなどの回転軸1は、図示し
ていないハンドルに直結されており、ハンドルの回動に
対応して左右方向に約2.5回転(全約5回転)される
ように構成されている。また、円筒状の回転部材13に
は、中心孔13bと、外周部に約五重以上(例えば、約
八重)の螺旋溝から成る同径の斜行する螺旋部13aと
が設けられている。
【0051】また、規制部材であるリング状の一対の環
状部材14には、回転部材13の螺旋部13aと螺合す
るための螺合部14aが設けられており、この環状部材
14は、それぞれ回転部材13の上・下端部に螺合した
状態で配設されている。そして、回転部材13に環状部
材14を螺合させ、一対の環状部材14間の間隔で、螺
旋部13aの長さを所定の長さに規制した状態としてい
る。即ち、一対の環状部材14間の間隔では、回転部材
13の螺旋部13aの長さが、回転軸1の回転範囲であ
って、回転軸1が約5回転出来る長さに形成されてい
る。また、自動車の車体固定側には、ベース部材16が
配設され、該ベース部材16には、いわゆるマザーボー
ドとなるプリント配線基板17が取り付けられている。
【0052】検出器15は、例えば直線型(リニヤ型)
の可変抵抗器等から成り、この検出器15は、箱型のケ
ース15fと、該ケース15f内に配置される抵抗体
(図示せず)がその一面に印刷などによって形成された
抵抗基板15bと、ケース15f内に収納され、該抵抗
基板15b上をその長手方向に沿って摺動する摺動子
(図示せず)を備えた摺動子受け15cと、操作軸であ
って、摺動子受け15cと一体の駆動部15aと、抵抗
基板15b上の抵抗体と電気的に接続された端子15e
と、脚部15dとを具備している。該駆動部15aは、
図示していないが矢印c方向に押圧されると、矢印c方
向に移動することが出来るように、摺動子のバネ性、あ
るいはその他のバネ部材により弾性付勢された構成とな
っている。また、駆動部15aが駆動されると、駆動部
15aと一体の摺動子受け15cに取り付けられた摺動
子が抵抗基板15b上を摺動する。
【0053】検出器15は、回転軸1の軸心方向に駆動
部15aが移動できるように配置した状態で、脚部15
dによって、プリント配線板17に取り付けられ、検出
器15が取り付けられた際は、駆動部15aが回転部材
13の螺旋部13a内に係合されるように配設されてい
る。また、規制部材である一対の環状部材14によっ
て、検出器15の駆動部15aの駆動範囲が、回転軸1
の回転範囲であるように規制されている。この検出器1
5は、回転軸1の回転方向と回転回数(粗い回転角度)
とを検出するためのものである。
【0054】また、図示していないが、この第三の実施
の形態に、前述の第一の実施の形態で説明したように、
図1に示す検出手段12を組み合わせて回転軸1の1回
転内の微細な回転角度を検出しても良い。また、このと
きスリットが形成された円板部は、回転部材13以外の
別部材に形成した構成としても良い。
【0055】次に、ここで、その動作について説明す
る。図15に示すように、回転軸1の回転角がゼロ度
(センター位置)の位置の時、回転部材13の螺旋部1
3aの溝に沿った全長のほぼ中間部(センター位置)に
検出器15の駆動部15aを位置させ、且つ、検出器1
5からの抵抗値は、全抵抗値変化のほぼ中間値になるよ
うに予め設定しておく。
【0056】この状態から、回転軸1の操作によって、
例えば右回転(矢印A)させると、摺動子受け15cと
連動する駆動部15aが回転部材13の螺旋部13aに
案内されて、抵抗基板15b上を摺動(矢印a)し、こ
のときの抵抗値は前記中間部抵抗値から順次増加(もし
くは減少)し、この抵抗値が回転方向を右方向としたと
きの回転角度を検出する。また、回転角度がゼロ度の前
述の状態から回転軸1の操作によって左回転(矢印B)
させると、摺動子受け15cと連動する駆動部15a
が、螺旋部13aに案内されて前述とは逆の方向(矢印
b)に向かって抵抗基板15b上を摺動し、このときの
抵抗値は前記中間部抵抗値から順次減少(もしくは増
加)し、この抵抗値が回転方向を左方向としたときの回
転角度を検出する。また、回転角がゼロ度の状態から回
転軸1の操作によって、回転部材2を2.5回転回動さ
せると、螺旋部13aの終端部に駆動部15aが位置し
て、駆動部15aは、ストップする。
【0057】次に、回転部材13への検出器15の組み
込みについて説明すると、先ず、図15に示すように、
プリント配線基板17に取り付けられた検出器15を、
該検出器15の駆動部15aが、回転部材13の螺旋部
13aに係合するように配設する。これによって、図1
5に示すように、駆動部15aは、螺旋部2aに係合し
た状態と成るが、駆動部15aは、往々にして、螺旋部
2aの所望の位置(略中央部:センター位置)ではな
く、ズレた位置に配設されることがある。
【0058】次に、検出器15の駆動部10を、回転部
材13の螺旋部13aに係合させる際に、螺旋部2aの
全長のほぼ中央部分(センター位置)である所望の位置
に組み込まれずに、ズレた組み込みを行なってしまった
ときの調整についての説明であるが、このときの第三の
実施の形態の回転角検出装置の調整は、前述の第一の実
施の形態での調整と基本的に同様である。
【0059】そして、この第三の実施の形態の回転角検
出装置では、駆動部15aの駆動範囲を、規制部材とし
ての一対の環状部材14によって、規制している。ま
た、一対の環状部材14によって、駆動範囲を規制され
た駆動部15aは、規制部材でそれ以上の移動をストッ
プされた状態で、螺旋部13aの終端部にて、螺旋部1
3aの終端部を乗り越えて、元の螺旋部13aに係合す
る状態となる。この螺旋部13aの終端部を駆動部15
aが乗り越えることで、ズレた組み込みが修正されるこ
とになる。
【0060】この調整について、図17を用いて説明す
る。図17に示すように、駆動部15aが、螺旋部13
aの全長のほぼセンター位置ではない、センター位置か
ら下側の螺旋部13aの位置(a点)にズレて組み込ま
れると、この状態から回転部材13をほぼ2.5回転さ
せて、駆動部15aが下方に移動されるように駆動し
て、螺旋部13aの終端部(b点)にて、終端部を乗り
越えて、再び元の螺旋部13aに係合する状態となる。
このとき、駆動部15aは、規制部材(環状部材14)
によって、移動が規制されている。
【0061】この状態から、回転部材13を前述とは逆
の方向にほぼ5回転させて、駆動部15aが上方に移動
されるように駆動して、駆動部15aが、螺旋部13a
の上方の終端部の位置(c点)に係合する状態となる。
このとき、回転部材13の回動は、ストップされると共
に、駆動部15aは、規制部材(環状部材14)によっ
て、移動がストップされている。次に、この状態から、
回転部材13を前述とは逆の方向にほぼ2.5回転させ
て、駆動部15aが下方に移動されるように駆動して、
駆動部15aが、螺旋部13aのほぼセンター位置(d
点)に係合する状態となる。また、駆動部15aが、螺
旋部13aの全長のほぼセンター位置ではない、センタ
ー位置から上側の螺旋部13aの位置にズレて組み込ま
れても、基本的に同様な調整であるので説明は、省略す
る。上述の如き調整によって、駆動部15aのズレた組
み込みが修正されることになる。
【0062】本発明の第四の実施の形態の回転角検出装
置について、図18に基づいて説明する。図18は、本
発明の第四の実施の形態の回転角検出装置を示す一部縦
断面図で、この第四の実施の形態の回転角検出装置を、
前述の第三の実施の形態の回転角検出装置と同一の構成
については、同一部番を付与して、説明すると、この第
四の実施の形態の回転角検出装置と、前述の第三の実施
の形態の回転角検出装置との相違は、第三の実施の形態
では、一対の環状部材14にて回転部材13の螺旋部1
3aの長さを所定の長さに規制した状態として、一対の
環状部材14間の間隔で、駆動部15aが螺旋部13a
を移動する回転範囲を規制しているのに対して、この第
四の実施の形態の回転角検出装置では、ベース部材16
に規制部材18を固着して、該規制部材18にて、駆動
部15aが螺旋部13aを移動する回転範囲、換言すれ
ば、螺旋部13aの長さの規制を行っている点である。
【0063】即ち、図18に示すように、第四の実施の
形態の回転角検出装置では、規制部材18が、例えば金
属板などを打ち抜き・折り曲げ加工して形成した略コの
字状であって、該規制部材18は、ベース部材16に固
着されており、この規制部材18には、その側壁に例え
ば矩形の開口18aが形成されている。また、規制部材
18のコの字状の内部には、検出器15が収納されてお
り、開口18aから外方に検出器15の駆動部15aが
突出している。この開口18aの長さで、検出器15の
駆動部15aの移動範囲を回転軸1の回転範囲に相当す
るように規制している。その他の構成は、前述の第三の
実施の形態の回転角検出装置と同一の構成であるので、
同一部品には同一番号を付して、その説明は省略する。
【0064】また、この第四の実施の形態の回転角検出
装置では、図示していないが、この実施の形態に、前述
の第一の実施の形態で説明したように、図1に示す、い
わゆる光学式のエンコーダから成る検出手段を組み合わ
せて、回転軸の1回転内の微細な回転角度を検出しても
良い。また、このときスリットが形成された円板部を備
えた検出手段の円板部は、回転部材13以外の別部材に
配設した構成としても良い。
【0065】また、この第四の実施の形態の回転角検出
装置では、回転部材13を円筒状にて形成し、円筒状の
回転部材13の螺旋部13aに、検出器15の駆動部1
5aを係合した構成としたが、これに限定されずに、前
述の第二の実施の形態の回転角検出装置の如く、回転部
材を円板状にて形成し、円板状の回転部材に渦巻き部を
設けた構成となし、該渦巻き部における検出器の駆動部
の移動範囲を規制する規制部材を配設しても良い。
【0066】次に、この第四の実施の形態の回転角検出
装置の組み込みについて述べる。まず、検出器15をプ
リント配線板17に固着して、次に、この固着した検出
器15の駆動部15aを、規制部材18の開口18aか
ら外方に突出した状態に配設する。そして、駆動部15
aを、回転部材13の螺旋部13aの全長のほぼ中央部
分(センター位置)に係合させた状態となし、この状態
でプリント配線板17をベース部材16に固定すること
によって組み込みがされる。
【0067】また、この第四の実施の形態の回転角検出
装置の調整については、前述の第三の実施の形態の回転
角検出装置の調整と基本的に同様な調整をするので、そ
の詳細な説明は省略する。そこで、駆動部15aを螺旋
部13aに組み込む際に、往々にして生じるズレた組み
込みがされたときの調整について説明する。この回転角
検出装置は、規制部材18によって、駆動部15aが移
動する螺旋部13aの長さが規制されており、この規制
部材18による螺旋部13aの長さの規制によって、ズ
レた組み込みがされたときは、駆動部15aの移動が、
終端部でストップされ、駆動部15aが、螺旋部12a
の終端部を乗り越えて、再び元の螺旋部12aに配設さ
れることで、ズレた組み込みが修正(調整)される。
【0068】
【発明の効果】本発明の回転角検出装置は、複数回の回
転可能な回転軸と、中心孔に回転軸が挿通され、回転軸
の回転範囲に相当する全長に形成された螺旋部又は渦巻
き部を有し、回転軸によって回転可能に設けられた回転
部材と、該回転部材の螺旋部又は渦巻き部に係合して駆
動される駆動部が設けられた検出器とを備えたことによ
って、螺旋部又は渦巻き部の終端部にてズレた組み込み
を修正できるようにしたことから、ズレた組み込みを補
正するための治具等を用いた修正作業や再組み込み作業
という新たな工数の必要は生じず、組み込み作業及び調
整作業が容易で、安価な回転角検出装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0069】また、本発明の回転角検出装置は、複数回
の回転可能な回転軸と、中心孔に回転軸が挿通され、外
周部に回転軸の回転範囲以上の全長を有する螺旋部又は
渦巻き部を有し、前記回転軸によって回転可能に設けら
れた回転部材と、該回転部材の螺旋部又は渦巻き部に係
合して駆動される駆動部を有する検出器と、前記検出器
の駆動部の駆動範囲を回転軸の回転範囲のみに規制する
ための規制部材とを備えたことによって、回転部材を回
転させることで、ズレた組み込みを修正できるようにし
たことから、ズレた組み込みを補正するための治具等を
用いた修正作業や再組み込み作業という新たな作業工数
の必要は生じず、組み込み作業及び調整作業が容易で、
安価な回転角検出装置を提供することができるという効
果を奏する。
【0070】また本発明の回転角検出装置は、回転軸又
は回転部材に回転軸が一回転するときの微細な所定の回
転角度を検出する検出手段を取り付けたことによって、
回転軸が何回転目の回転状態であるという粗い回転角度
の検出と、検出手段によって検出される微細な回転角度
とを容易に同時に検出できることから、回転軸の回転角
度をより一層微細で高度に制御することが出来る。
【0071】また本発明の回転角検出装置は、検出器
が、可変抵抗器であることから検出器を安価な部品にて
形成することができるので安価な回転角検出装置を提供
することが出来る。
【0072】また本発明の回転角検出装置は、検出器
が、磁気式位置検出器であることから検出器を小型にす
ることができ、小さなスペースに検出器を配設できるこ
とから回転軸回りの配置設計の自由度が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の回転角検出装置の
一形態としての操舵角検出装置を示す一部断面図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施の形態の回転角検出装置の
一形態としての操舵角検出装置を説明するための平面図
である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の回転角検出装置に
て、検出器の駆動部が回転部材の螺旋部にズレた組み込
みが行なわれた状態を説明するための説明図である。
【図4】図3の状態から回転部材を左方向に1回転させ
た状態の第一の動作を説明するため説明図である。
【図5】図3の状態から回転部材を左方向に2回転させ
た状態の第二の動作を説明するため説明図である。
【図6】図5の状態から回転部材を右方向に5回転させ
た状態の第三の動作を説明するため説明図である。
【図7】図5の状態から回転部材を左方向に2。5回転
させた状態の第四の動作を説明するため説明図である。
【図8】本発明の第一の実施の形態の回転角検出装置に
て、検出器の駆動部が回転部材の螺旋部にズレた組み込
みが行なわれた状態を説明するための説明図である。
【図9】図8の状態から回転部材を左方向に2.5回転
させた状態の第一の動作を説明するため説明図である。
【図10】図9の状態から回転部材を右方向に4回転さ
せた状態の第二の動作を説明するため説明図である。
【図11】図10の状態から回転部材を左方向に2.5
回転させた状態の第四の動作を説明するため説明図であ
る。
【図12】本発明の第二の実施の形態の回転角検出装置
を示す一部縦断面図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態の回転角検出装置
を示す平面図である。
【図14】本発明の第二の実施の形態の回転角検出装置
の動作を説明するための説明図である。
【図15】本発明の第三の実施の形態の回転角検出装置
を示す一部縦断面図である。
【図16】本発明の第三の実施の形態の回転角検出装置
を示す平面図である。
【図17】本発明の第三の実施の形態の回転角検出装置
を説明するための説明図である。
【図18】本発明の第四の実施の形態の回転角検出装置
を示す一部縦断面図である。
【図19】従来の回転角検出装置の一形態としての操舵
角検出装置を示す一部断面図である。
【図20】従来の回転角検出装置の一形態としての操舵
角検出装置を説明するための平面図である。
【図21】従来の回転角検出装置の第一の動作を説明す
るため説明図である。
【図22】従来の回転角検出装置の第二の動作を説明す
るため説明図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転部材(円筒) 2a 螺旋部 4 ベース部材 5 プリント配線基板 6 検出器(磁気エンコーダ) 7 磁気センサ部 7a 磁気センサ 8 着磁スケール部 8a 着磁スケール 10 駆動部(ボール) 12 検出手段 13 回転部材 13a 螺旋部 14 環状部材(規制部材) 15 検出器(可変抵抗器) 15a 駆動部(操作軸) 18 規制部材 22 回転部材(円板) 22a 渦巻き部 23 検出器(可変抵抗器) 23a 駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B60R 16/02 675 B60R 16/02 675R

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回の回転可能な回転軸と、中心孔に
    前記回転軸が挿通され、外周部に前記回転軸の回転範囲
    に相当する全長を有する溝又は凸部から成る螺旋部を有
    し、前記回転軸によって回転可能に設けられた円筒状の
    回転部材と、該回転部材の螺旋部に係合して駆動される
    駆動部を有する検出器とを備えたことを特徴とする回転
    角検出装置。
  2. 【請求項2】 複数回の回転可能な回転軸と、中心孔に
    前記回転軸が挿通され、表面部に前記回転軸の回転範囲
    に相当する全長を有する渦巻き部を有し、前記回転軸に
    よって回転可能に設けられた円板状の回転部材と、該回
    転部材の渦巻き部に係合して駆動される駆動部を有する
    検出器とを備えたことを特徴とする回転角検出装置。
  3. 【請求項3】 複数回の回転可能な回転軸と、中心孔に
    前記回転軸が挿通され、外周部に前記回転軸の回転範囲
    以上の全長を有する溝又は凸部から成る螺旋部を有し、
    前記回転軸によって回転可能に設けられた円筒状の回転
    部材と、該回転部材の螺旋部に係合して駆動される駆動
    部を有する検出器と、前記検出器の駆動部の駆動範囲を
    前記回転軸の回転範囲に規制するための規制部材とを備
    えたことを特徴とする回転角検出装置。
  4. 【請求項4】 複数回の回転可能な回転軸と、中心孔に
    前記回転軸が挿通され、表面部に前記回転軸の回転範囲
    以上の全長を有する渦巻き部を有し、前記回転軸によっ
    て回転可能に設けられた円板状の回転部材と、該回転部
    材の渦巻き部に係合して駆動される駆動部を有する検出
    器と、前記検出器の前記駆動部の駆動範囲を前記回転軸
    の回転範囲に規制するための規制部材とを備えたことを
    特徴とする回転角検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、又は2、又は3、又は4に記
    載の回転角検出装置において、前記回転軸が一回転する
    ときの所定の回転角度を検出する検出手段を前記回転部
    材又は前記回転軸に取り付けたことを特徴とする回転角
    検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の回転角検出装置におい
    て、前記検出器を、可変抵抗器又は磁気式位置検出器で
    構成し、前記検出手段を、光学式エンコーダで構成した
    ことを特徴とする回転角検出装置。
JP10010190A 1998-01-22 1998-01-22 回転角検出装置 Withdrawn JPH11211456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010190A JPH11211456A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 回転角検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010190A JPH11211456A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 回転角検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11211456A true JPH11211456A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11743382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010190A Withdrawn JPH11211456A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 回転角検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11211456A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1114765A2 (en) * 1999-12-08 2001-07-11 Alps Electric Co., Ltd. Angle sensor which makes it possible to prevent rattling caused by backlash between gears inside the angle sensor
DE10334869B3 (de) * 2003-07-29 2004-09-16 Tech3 E.K. Drehwinkelsensor
WO2005043074A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Asahi Kasei Emd Corporation 舵角検出装置
DE10348914A1 (de) * 2003-10-21 2005-06-02 Siemens Ag Vorrichtung zum Messen des Drehwinkels eines Drehkörpers
KR100622125B1 (ko) 2005-03-16 2006-09-14 현대모비스 주식회사 조향각 센서 어셈블리
JP2011169699A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Tdk Corp 角度センサ
DE102011103576A1 (de) 2011-05-30 2012-12-06 Megamotive Gmbh & Co. Kg Drehwinkelsensor
JP2018524601A (ja) * 2015-07-22 2018-08-30 シーエムアール サージカル リミテッドCmr Surgical Limited ロータリエンコーダ
WO2022174942A1 (de) * 2021-02-22 2022-08-25 HELLA GmbH & Co. KGaA Drehwinkelsensoranordnung und lenksystem für ein fahrzeug
DE102022101174A1 (de) 2022-01-19 2022-12-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lenkereinheit für ein Steer-by-wire-Lenksystem und Verfahren zur Lenkwinkelerfassung

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1114765A2 (en) * 1999-12-08 2001-07-11 Alps Electric Co., Ltd. Angle sensor which makes it possible to prevent rattling caused by backlash between gears inside the angle sensor
EP1114765A3 (en) * 1999-12-08 2003-01-22 Alps Electric Co., Ltd. Angle sensor which makes it possible to prevent rattling caused by backlash between gears inside the angle sensor
DE10334869B3 (de) * 2003-07-29 2004-09-16 Tech3 E.K. Drehwinkelsensor
DE10348914A1 (de) * 2003-10-21 2005-06-02 Siemens Ag Vorrichtung zum Messen des Drehwinkels eines Drehkörpers
DE10348914B4 (de) * 2003-10-21 2006-07-06 Siemens Ag Vorrichtung zum Messen des Drehwinkels eines Drehkörpers
WO2005043074A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Asahi Kasei Emd Corporation 舵角検出装置
KR100622125B1 (ko) 2005-03-16 2006-09-14 현대모비스 주식회사 조향각 센서 어셈블리
JP2011169699A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Tdk Corp 角度センサ
DE102011103576A1 (de) 2011-05-30 2012-12-06 Megamotive Gmbh & Co. Kg Drehwinkelsensor
JP2018524601A (ja) * 2015-07-22 2018-08-30 シーエムアール サージカル リミテッドCmr Surgical Limited ロータリエンコーダ
US11333531B2 (en) 2015-07-22 2022-05-17 Cmr Surgical Limited Rotary encoder
US11674823B2 (en) 2015-07-22 2023-06-13 Cmr Surgical Limited Rotary encoder
WO2022174942A1 (de) * 2021-02-22 2022-08-25 HELLA GmbH & Co. KGaA Drehwinkelsensoranordnung und lenksystem für ein fahrzeug
DE102022101174A1 (de) 2022-01-19 2022-12-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lenkereinheit für ein Steer-by-wire-Lenksystem und Verfahren zur Lenkwinkelerfassung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5819597A (en) In-car rotation detecting apparatus
EP1732182B1 (en) Connecting structure of rotary connector and steering angle sensor
JP2000205811A (ja) 回転型センサ
JP2006234573A (ja) 回転角度検出装置
EP1732181A1 (en) Connecting structure of rotary connector and steering angle sensor
JPH11211456A (ja) 回転角検出装置
US8573086B2 (en) Lever operation device
US11913784B2 (en) Reduction mechanism and absolute encoder
EP1342647A2 (en) Rotation-angle detecting device capable of precisely detecting absolute angle
KR20030091807A (ko) 회전검출장치
EP1260788B1 (en) Gear shift lever with Hallsensor
JP2009224057A (ja) ストークスイッチ装置
CN111712774A (zh) 输入装置
US7162152B2 (en) Position detecting device of lens barrel with disk-shaped magnet and sensor chip
TWI534586B (zh) Manual pulse generator
KR100460423B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JP6284613B1 (ja) 無接触式ポテンショメータ
KR100460422B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JP3305588B2 (ja) 回転角検出装置
KR100458191B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
KR100460421B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
KR100458192B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JP2018179767A (ja) ステップモータ及び車両用指針計器
JP3822922B2 (ja) ロータリエンコーダ
JP7490386B2 (ja) 回転角度検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405