JPH09123264A - 加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法 - Google Patents
加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法Info
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- JPH09123264A JPH09123264A JP28196895A JP28196895A JPH09123264A JP H09123264 A JPH09123264 A JP H09123264A JP 28196895 A JP28196895 A JP 28196895A JP 28196895 A JP28196895 A JP 28196895A JP H09123264 A JPH09123264 A JP H09123264A
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- decorative molding
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浴槽、浴室の壁や床等に用いてもかびや細菌
の発生を抑えて清潔に使用でき、且つ、加飾効果を有す
る加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 加飾用の着色がなされた基材シートに、
銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロ
キシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1
種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾
成形用シート3を、下型2と熱硬化性成形材料41との
間に介在させた状態で熱プレス成形する。
の発生を抑えて清潔に使用でき、且つ、加飾効果を有す
る加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 加飾用の着色がなされた基材シートに、
銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロ
キシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1
種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾
成形用シート3を、下型2と熱硬化性成形材料41との
間に介在させた状態で熱プレス成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形型内で熱硬化
性成形材料が熱プレス成形により成形されて得られる成
形品であって、加飾効果を有するとともにかびや細菌の
繁殖を抑えることのできる加飾成形シート、及びこれを
用いた加飾成形品の製造方法に関する。
性成形材料が熱プレス成形により成形されて得られる成
形品であって、加飾効果を有するとともにかびや細菌の
繁殖を抑えることのできる加飾成形シート、及びこれを
用いた加飾成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面に模様のついたFRP成形品を製造
する方法として、模様が印刷された紙に熱硬化性樹脂を
含浸した樹脂含浸紙を金型に載せ、熱硬化性樹脂を含浸
したガラスクロス等をその上から載せて熱プレス成形す
る方法が行われている。
する方法として、模様が印刷された紙に熱硬化性樹脂を
含浸した樹脂含浸紙を金型に載せ、熱硬化性樹脂を含浸
したガラスクロス等をその上から載せて熱プレス成形す
る方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらFRP成形品は
特に浴槽、浴室等の壁や床に使用されることが多いが、
比較的高温で多湿条件の場所であり、抗菌性が付与され
ていないのでかびや細菌が繁殖し易く、不潔になり易
い。
特に浴槽、浴室等の壁や床に使用されることが多いが、
比較的高温で多湿条件の場所であり、抗菌性が付与され
ていないのでかびや細菌が繁殖し易く、不潔になり易
い。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解消し、浴
槽、浴室の壁や床等に用いてもかびや細菌の発生を抑え
て清潔に使用でき、且つ、加飾効果を有する加飾成形用
シート及び加飾成形品の製造方法を提供することを目的
とする。
槽、浴室の壁や床等に用いてもかびや細菌の発生を抑え
て清潔に使用でき、且つ、加飾効果を有する加飾成形用
シート及び加飾成形品の製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明加
飾成形用シートは、加飾用の着色がなされた基材シート
に、銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイ
ドロキシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくと
も1種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる
ことを特徴とするものである。
飾成形用シートは、加飾用の着色がなされた基材シート
に、銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイ
ドロキシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくと
も1種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の本発明加飾成形品の製造方
法は、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸
ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパ
タイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有
する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾成形用シ
ートを、金型と熱硬化性成形材料との間に介在させた状
態で熱プレス成形することを特徴とする。
法は、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸
ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパ
タイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有
する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾成形用シ
ートを、金型と熱硬化性成形材料との間に介在させた状
態で熱プレス成形することを特徴とする。
【0007】本発明で用いる基材シートとしては、紙、
布、不織布、ガラスクロス等があり、これらは単一な着
色又は着色により模様が形成されたものであり、不織布
やガラスクロスなどは目付け量が50〜500g/m2
であることが好ましい。目付け量が50g/m2 よりも
少ないと成形時に加飾シートの破れや伸びが生じる。5
00g/m2 を超えるとコストが高くなり不経済であ
る。これら基材シートは上記の材料が単層でもよく、複
数の材料が積層された複層のものでもよい。
布、不織布、ガラスクロス等があり、これらは単一な着
色又は着色により模様が形成されたものであり、不織布
やガラスクロスなどは目付け量が50〜500g/m2
であることが好ましい。目付け量が50g/m2 よりも
少ないと成形時に加飾シートの破れや伸びが生じる。5
00g/m2 を超えるとコストが高くなり不経済であ
る。これら基材シートは上記の材料が単層でもよく、複
数の材料が積層された複層のものでもよい。
【0008】上記紙とは、従来公知の各種のものが用い
られる。具体的には、薄葉紙、チタン紙、新聞巻取り
紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アート紙、
コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能である。
られる。具体的には、薄葉紙、チタン紙、新聞巻取り
紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アート紙、
コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能である。
【0009】布及び不織布は従来公知のものであり、
絹、麻、木綿等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、ポ
リエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維を織成し
たものが使用可能である。ガラスクロスとはガラス繊維
が織成されたものであり、ガラスマットとはガラス繊維
が織成されず、不織布状となされた繊維同士が接着剤に
より化学的に接着された布状のものを指し、いずれも従
来用いられているものである。
絹、麻、木綿等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、ポ
リエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維を織成し
たものが使用可能である。ガラスクロスとはガラス繊維
が織成されたものであり、ガラスマットとはガラス繊維
が織成されず、不織布状となされた繊維同士が接着剤に
より化学的に接着された布状のものを指し、いずれも従
来用いられているものである。
【0010】印刷は公知の方法でなされ、単一色に彩色
したもの、複数色で模様図柄を表現したもの等、目的に
応じて選択すればよく、印刷方法はグラビア印刷、グラ
ビア・オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、凸版印
刷、オフセット印刷等のいずれも採用できる。繊維製品
の場合の着色も従来公知の方法でよく、抄造時に顔料等
を混合する方法、抄造後にインクを染み込ませる方法、
絵の具や塗料を塗布する方法等がある。上記の他に繊維
を染料で着色したもの、織成後にインクなどを染み込ま
せたものでもよい。
したもの、複数色で模様図柄を表現したもの等、目的に
応じて選択すればよく、印刷方法はグラビア印刷、グラ
ビア・オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、凸版印
刷、オフセット印刷等のいずれも採用できる。繊維製品
の場合の着色も従来公知の方法でよく、抄造時に顔料等
を混合する方法、抄造後にインクを染み込ませる方法、
絵の具や塗料を塗布する方法等がある。上記の他に繊維
を染料で着色したもの、織成後にインクなどを染み込ま
せたものでもよい。
【0011】本発明において加飾成形用シートとするた
めに、基材シートに含浸する熱硬化性樹脂組成物として
は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹
脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレート樹
脂等の各種熱硬化性樹脂からなる組成物が使用可能であ
る。基材シートへの樹脂含浸は従来公知の方法、例え
ば、基材シートを樹脂に浸漬して含浸させ、ロール等で
しごいて余分な樹脂を落とす方法、あるいはベルト上で
基材シートを搬送する工程で樹脂を載せ、ロールまたは
ブレード等でしごく方法等がある。
めに、基材シートに含浸する熱硬化性樹脂組成物として
は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹
脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレート樹
脂等の各種熱硬化性樹脂からなる組成物が使用可能であ
る。基材シートへの樹脂含浸は従来公知の方法、例え
ば、基材シートを樹脂に浸漬して含浸させ、ロール等で
しごいて余分な樹脂を落とす方法、あるいはベルト上で
基材シートを搬送する工程で樹脂を載せ、ロールまたは
ブレード等でしごく方法等がある。
【0012】請求項2記載の発明で使用する熱硬化性成
形材料としては、マット状物に含浸された熱硬化性樹脂
が相互に粘着しない程度にゲル化された状態のシートモ
ールディングコンパウンド(SMC)や、ガラス繊維の
チョップトストランドに硬化剤及び縮合剤を配合した熱
硬化性樹脂を混合し、これをゲル化したバルクモールデ
ィングコンパウンド(BMC)等の各種材料が使用可能
である。
形材料としては、マット状物に含浸された熱硬化性樹脂
が相互に粘着しない程度にゲル化された状態のシートモ
ールディングコンパウンド(SMC)や、ガラス繊維の
チョップトストランドに硬化剤及び縮合剤を配合した熱
硬化性樹脂を混合し、これをゲル化したバルクモールデ
ィングコンパウンド(BMC)等の各種材料が使用可能
である。
【0013】上記熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加材等を加えることができる。
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加材等を加えることができる。
【0014】成形機は熱プレス成形機が使用され、成形
型は従来の金型や鋳物型が使用可能である。型の形式と
して一般的には上下分割型が好ましく、この場合は上型
を可動型、下型を固定型として用いる。成形機に上記型
を取り付け、80〜180℃に加熱した後、加飾成形用
シートを型内の所定の位置に載置する。その後、熱硬化
性成形材料を上記シート上に積層して型を締め、10〜
120kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間加圧しな
がら成形・硬化させ、型を開いて製品を脱型すれば加飾
成形品が得られる。
型は従来の金型や鋳物型が使用可能である。型の形式と
して一般的には上下分割型が好ましく、この場合は上型
を可動型、下型を固定型として用いる。成形機に上記型
を取り付け、80〜180℃に加熱した後、加飾成形用
シートを型内の所定の位置に載置する。その後、熱硬化
性成形材料を上記シート上に積層して型を締め、10〜
120kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間加圧しな
がら成形・硬化させ、型を開いて製品を脱型すれば加飾
成形品が得られる。
【0015】ここで、加飾成形用シートは成形品表面全
体を加飾するための大きさであってもよく、成形品表面
のうち一部だけを加飾する小さいものであってもよく、
求める意匠の大きさや形が用いられる。
体を加飾するための大きさであってもよく、成形品表面
のうち一部だけを加飾する小さいものであってもよく、
求める意匠の大きさや形が用いられる。
【0016】(作用)請求項1記載の加飾成形用シート
は、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸ジ
ルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパタ
イト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有す
る熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなるので、抗菌性を
備えかびや細菌の繁殖を防止することができ、更に成形
品表面に着色や模様を表現できる。
は、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸ジ
ルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパタ
イト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有す
る熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなるので、抗菌性を
備えかびや細菌の繁殖を防止することができ、更に成形
品表面に着色や模様を表現できる。
【0017】請求項2記載の加飾成形品の製造方法によ
ると、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸
ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパ
タイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有
する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾成形用シ
ートを、金型と熱硬化性成形材料との間に介在させた状
態で熱プレス成形するので、表面に抗菌性を有する加飾
成形品を容易に製造することができる。
ると、加飾用の着色がなされた基材シートに、銀リン酸
ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロキシアパ
タイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1種を含有
する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾成形用シ
ートを、金型と熱硬化性成形材料との間に介在させた状
態で熱プレス成形するので、表面に抗菌性を有する加飾
成形品を容易に製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を浴室ユニ
ットのFRP製防水パンの洗い場部分に柄付けする場合
について、図面を参照して説明する。 (実施例1)含浸用基材シートとしてチタン混抄紙(興
人社製,坪量80g/m2 )にグラビア印刷により石目
調の模様が印刷された印刷紙を用いた。含浸樹脂として
のジアリルフタレート樹脂100重量部に対し、銀ハイ
ドロキシアパタイト0.5重量部を添加した。上記基材
シートに含浸樹脂を80g/m2 含浸し、乾燥して加飾
成形用シートを得た。
ットのFRP製防水パンの洗い場部分に柄付けする場合
について、図面を参照して説明する。 (実施例1)含浸用基材シートとしてチタン混抄紙(興
人社製,坪量80g/m2 )にグラビア印刷により石目
調の模様が印刷された印刷紙を用いた。含浸樹脂として
のジアリルフタレート樹脂100重量部に対し、銀ハイ
ドロキシアパタイト0.5重量部を添加した。上記基材
シートに含浸樹脂を80g/m2 含浸し、乾燥して加飾
成形用シートを得た。
【0019】図1は本発明加飾成形品の製造方法の実施
例を示す断面図であり、プレス成形型の上型1(製品裏
面側)と下型2(製品表面側)とをそれぞれ130℃、
140℃に加熱し、下型2の洗い場21となる加飾部分
に加飾成形用シート3を印刷面が下型2に接するように
して載せた。次に、下型2の表面全体にわたり必要量の
SMC4(武田薬品工業社製)を載せて上型1を閉じ、
100kg/cm2 の圧力で5分間熱プレスし、冷却後
取り出して防水パンを得た。図2は得られた防水パンの
加飾部分を示す断面図であり、3は加飾成形用シート、
31は抗菌剤32を含有する樹脂層、41は熱硬化性成
形材料である。
例を示す断面図であり、プレス成形型の上型1(製品裏
面側)と下型2(製品表面側)とをそれぞれ130℃、
140℃に加熱し、下型2の洗い場21となる加飾部分
に加飾成形用シート3を印刷面が下型2に接するように
して載せた。次に、下型2の表面全体にわたり必要量の
SMC4(武田薬品工業社製)を載せて上型1を閉じ、
100kg/cm2 の圧力で5分間熱プレスし、冷却後
取り出して防水パンを得た。図2は得られた防水パンの
加飾部分を示す断面図であり、3は加飾成形用シート、
31は抗菌剤32を含有する樹脂層、41は熱硬化性成
形材料である。
【0020】(実施例2)含浸用基材シートとしてオー
バレイ紙(興人社製,坪量100g/m2 )にグラビア
印刷により石目調の模様を印刷した印刷紙を用いた。含
浸樹脂としてのジアリルフタレート樹脂100重量部に
対し、銀リン酸三カルシウムを0.8重量部を添加し
た。上記基材シートに含浸樹脂を80g/m2 含浸し、
乾燥して加飾成形用シートを得た。これ以外は実施例1
と同様にして防水パンを成形した。
バレイ紙(興人社製,坪量100g/m2 )にグラビア
印刷により石目調の模様を印刷した印刷紙を用いた。含
浸樹脂としてのジアリルフタレート樹脂100重量部に
対し、銀リン酸三カルシウムを0.8重量部を添加し
た。上記基材シートに含浸樹脂を80g/m2 含浸し、
乾燥して加飾成形用シートを得た。これ以外は実施例1
と同様にして防水パンを成形した。
【0021】(比較例1)含浸樹脂に抗菌剤を添加しな
かった以外は実施例1と同様にして防水パンを成形し
た。
かった以外は実施例1と同様にして防水パンを成形し
た。
【0022】(比較例2)銀ハイドロキシアパタイトの
添加量を0.01重量部とした以外は実施例1と同様に
して防水パンを成形した。
添加量を0.01重量部とした以外は実施例1と同様に
して防水パンを成形した。
【0023】抗菌性の評価 実施例及び比較例で得た成形品の洗い場表面に菌液を1
cc滴下し、37℃で24時間培養して液中の生菌数を
測定した。その結果を表1に示す。
cc滴下し、37℃で24時間培養して液中の生菌数を
測定した。その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】但し、生菌数は次の基準で表した。 −:0 +:102 ++:103 +++:104 表1から明らかなとおり、本発明によるものは充分な抗
菌性を有するが、比較例のものはいずれも抗菌性に劣る
ものである。
菌性を有するが、比較例のものはいずれも抗菌性に劣る
ものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の構成であり、請求項1記
載の加飾成形用シートは加飾効果を有するとともにかび
や細菌の繁殖を抑えることができるので、湿度の高い所
に用いても清潔に使用できる。又、請求項2記載の加飾
成形品の製造方法によると、表面に抗菌性を有する加飾
成形品を容易に製造することができる。
載の加飾成形用シートは加飾効果を有するとともにかび
や細菌の繁殖を抑えることができるので、湿度の高い所
に用いても清潔に使用できる。又、請求項2記載の加飾
成形品の製造方法によると、表面に抗菌性を有する加飾
成形品を容易に製造することができる。
【図1】本発明加飾成形品の製造方法の実施例を示す断
面図。
面図。
【図2】本発明加飾成形用シートの実施例を示す断面
図。
図。
1 :上型 2 :下型 3 :加飾成形用シート 4 :SMC 21:洗い場 31:熱硬化性樹脂 32:抗菌剤 41:熱硬化性成形材料
Claims (2)
- 【請求項1】 加飾用の着色がなされた基材シートに、
銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロ
キシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1
種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなること
を特徴とする加飾成形用シート。 - 【請求項2】 加飾用の着色がなされた基材シートに、
銀リン酸ジルコニウム、銀トリポリリン酸、銀ハイドロ
キシアパタイト、銀リン酸三カルシウムの少なくとも1
種を含有する熱硬化性樹脂組成物が含浸されてなる加飾
成形用シートを、金型と熱硬化性成形材料との間に介在
させた状態で熱プレス成形することを特徴とする加飾成
形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28196895A JPH09123264A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28196895A JPH09123264A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123264A true JPH09123264A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17646416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28196895A Pending JPH09123264A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123264A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003088747A1 (en) | 2002-04-22 | 2003-10-30 | Polinas Plastic Of America, Inc. | Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28196895A patent/JPH09123264A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003088747A1 (en) | 2002-04-22 | 2003-10-30 | Polinas Plastic Of America, Inc. | Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films |
US6838186B2 (en) | 2002-04-22 | 2005-01-04 | Polinas Plastic Of America, Inc. | Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040602 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |