JPH09123162A - ワイヤソーのワーク保持装置 - Google Patents

ワイヤソーのワーク保持装置

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JPH09123162A
JPH09123162A JP30233995A JP30233995A JPH09123162A JP H09123162 A JPH09123162 A JP H09123162A JP 30233995 A JP30233995 A JP 30233995A JP 30233995 A JP30233995 A JP 30233995A JP H09123162 A JPH09123162 A JP H09123162A
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JP
Japan
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work
mounting plate
moving block
wire
cutting
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JP30233995A
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Shinji Shibaoka
伸治 芝岡
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/0058Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material
    • B28D5/0082Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material for supporting, holding, feeding, conveying or discharging work

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥粒が付着し高速走行するワイヤ13に押し
当ててワークWを薄板状に切断するワイヤソーにおい
て、スライスベースが不要であるとともに、取付板51
からのワークWの分離に特別の装置が不要で短時間に処
理でき、接着剤がウェーハに残るおそれもなく、さら
に、切断後のワークWにワイヤ13を再び接触させずに
ウェーハを取り出すことができるワーク保持装置を提供
する。 【解決手段】 外部冷凍器55によってワークWに取付
板51を氷で接合し、Z方向に移動自在な移動ブロック
23にワークWを取り付けた後は、第一内部冷凍器27
によってその氷を冷凍維持する。切断がある程度進む
と、第二内部冷凍器45によってワークWと受け皿46
とを氷で接合し、移動ブロック23と受け皿46とを同
期移動させてワークWの切断を継続する。そして、取付
板51がワイヤ13にかかる前に、取付板51をワーク
Wから引き離し、受け皿46側のみでワークWを保持し
て切断を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砥粒が付着したワ
イヤを高速走行させ、そのワイヤにワークを押し当てて
ワークを薄板状に切断するワイヤソーの、ワーク保持装
置に関する。なお、本明細書では、互いに直交する3軸
方向を各々X方向、Y方向、Z方向という。
【0002】
【従来の技術】半導体材料(シリコン等)やセラミック
ス等の被加工物(本明細書では「ワーク」という)を薄
板状に切断する切断装置の一つにワイヤソーがある。こ
のワイヤソーは砥粒が付着したワイヤを多数平行に並べ
て高速走行させ、そのワイヤにワークを押し当てること
によってワークを切断する。
【0003】このようなワイヤソーの一例の加工部の構
成を図6・図7に示す。この例ではワークは円柱形状を
したシリコンのインゴットである。図6は正面図で、図
7のD−D断面に相当する。図7は図6のC−C断面図
(ただし、支持板11は図示省略)である。いずれもワ
ーク切断途中の状態を表している。図6・図7に示すよ
うに、加工部は大きく分けてワイヤ駆動部10とワーク
駆動部60から構成されている。
【0004】ワイヤ駆動部10では、2個の支持板11
の間に3個の溝付きローラ12が回転自在に支持されて
いる。溝付きローラ12には円周上に多数の溝が形成さ
れ、各溝にワイヤ13が順次巻き掛けられて平行なワイ
ヤ列が構成されている。溝付きローラ12は図示しない
モーターによって回転され、その結果ワイヤ13は高速
走行する。さらに、ワイヤ13には図示しない砥粒液供
給装置から砥粒液が吐出されて砥粒が付着する。
【0005】ワーク駆動部60ではコラム61にリニア
ガイド62が設けられ、リニアガイド62にZ方向移動
自在に移動ブロック63が支持されている。また、移動
ブロック63の先端2箇所には角溝部64が形成され、
角溝部64の上方に各々クランプシリンダー65が設け
られている。
【0006】加工部はこのように構成され、まず、ワー
クWの外周の一部にカーボン等の材料からなるスライス
ベース66が接着され、さらにスライスベース66に取
付板67が接着される。そして、ワークWが取り付けら
れた取付板67を角溝部64に挿入すると、クランプシ
リンダー65によって取付板67が固定される。
【0007】こうしてワークWが装着された後、起動操
作するとワイヤ13がY方向に高速走行し、移動ブロッ
ク63がZ下方向に移動して、スライスベース66が接
着されていない側からワークWが切断されていく。切断
はワークW部分が全て切断され、スライスベース66の
一部が切り込まれた状態で完了する。
【0008】次に、ワークWの切断が完了すると、移動
ブロック63がZ上方向に移動して薄板状になった部分
Waがワイヤ13から抜き出される。そして、ワークW
は取付板67ごと外部に取り出され、別の装置でワーク
Wからスライスベース66が剥離される。スライスベー
ス66が剥離されると、薄板状になった部分Waは1枚
ずつ分離される。1枚ずつ分離されたもの(以下、「ウ
ェーハ」という)は、半導体素子の基板となる。ただ
し、ワークWの両端部分は一般的に使用しない。なお、
スライスベース66の剥離は、一般的にワークWごと熱
湯(100゜程度)の中に入れ、ワークWとスライスベ
ース66との間の接着剤を軟化させて行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、スライスベース66を剥離するために専用の
剥離装置が必要であるとともに、剥離に時間がかかる。
また、スライスベース66が剥離されても接着剤がウェ
ーハに残ることがあり、スライスベース66を剥離する
ときや残った接着剤を除去するときにウェーハを破損す
るおそれがある。ワークWがワイヤ13から抜き出され
るときに、薄板状になった部分Waにワイヤ13が再び
接触するため、その部分に傷が付きやすい。さらに、ス
ライスベース66はワイヤ13に対する影響の小さい特
定の材料(カーボン等)にする必要があるため、安価に
できないという問題がある。
【0010】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、砥粒が付着し高速走行するワイヤ13に押し当
ててワークWを薄板状に切断するワイヤソーにおいて、
スライスベースを用いずにワークWを切断できるととも
に、取付板からのワークWの分離に特別の装置が不要で
短時間に処理でき、接着剤がウェーハに残るおそれもな
く、さらに、切断後のワークWにワイヤ13を再び接触
させずにワークWを取り出すことができるワーク保持装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ワークWと取付板とをスライスベースを
介さずに直接接合するとともに、その接合を氷によって
行い、さらに、切断途中で受け皿側とワークWを氷で接
合し、取付板がワイヤ13にかかる前にワークWから離
すようにする。
【0012】すなわち、ワイヤソーのワーク保持装置を
次のように構成する。 (イ)ワイヤソーの外部に外部冷凍器55を設ける。 (ロ)移動ブロック23に、取付板51を移動ブロック
23内でZ方向に移動自在に保持する取付板保持機構を
設ける。 (ハ)移動ブロック23に、移動ブロック23内でZ方
向移動自在な第一内部冷凍器27を設ける。 (ニ)ワイヤ13を境にして移動ブロック23の反対側
に、Z方向に移動自在であるとともに移動ブロック側に
付勢されたワーク受け部40を設ける。 (ホ)ワーク受け部40に第二内部冷凍器45、受け皿
46及び水分供給手段を設ける。 (ヘ)ワーク受け部40を移動ブロック23に連結する
連結手段を設ける。
【0013】そして、 (イ)外部冷凍器55によってワークWに取付板51を
氷で接合する。 (ロ)ワークWを移動ブロック23に取り付けた後は、
第一内部冷凍器27によってワークWと取付板51との
間の氷を冷凍維持しながらワークを切断する。 (ハ)ある程度切断が進行した段階で、薄板状になった
部分Waを、第二内部冷凍器45によって受け皿46に
氷で接合するとともに、移動ブロック23とワーク受け
部40を同期移動させてワークWの切断を継続する。 (ニ)取付板51がワイヤ13にかかる前に、ワークW
と取付板51との間の氷を解凍するとともに、取付板保
持機構によって取付板51を切断と反対方向に移動させ
て取付板51をワークWから引き離す。 (ホ)ワーク受け部40側のみでワークWを移動させて
ワークWの切断を継続する。 (ヘ)この結果、ウェーハが受け皿46に接合された状
態で切断が終了する。 以上のようにした。
【0014】この場合、ワーク受け部40を、XZ平面
内及びYZ平面内に揺動自在に設けることができる。
【0015】また、ウェーハを外部に取り出すには、次
のいずれかの方法で行う。第一の方法は、ワーク取出し
装置を用い、X方向からワーク取出し装置のアームを入
れてウェーハの外形を掴み、第二内部冷凍器45によっ
てウェーハと受け皿46との間の氷を解かして接合を解
除した後、ワーク取出し装置のアームによってウェーハ
を外部へ取り出す方法である。なお、この場合のワーク
取出し装置としては、当出願人が「特願平6−732号
(ワイヤソーのウェーハ取出方法)」として開示してい
るもの等がある。
【0016】第二の方法は、ワーク受け部40の受け皿
46をX方向に移動自在に構成し、受け皿46ごと外部
へ取り出す方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るワイヤソーのワーク
保持装置の実施の形態を図1から図4までに示す。図1
は加工部の正面図で、図2のB−B断面に相当する。図
2は図1のA−A断面図である。図3と図4はワーク受
け部40の詳細図で、図3は正面図、図4は側面図であ
る。ただし、図1・図2では切断前の状態を、図3・図
4では切断中の状態を表している。
【0018】本発明に係るワーク保持装置の加工部は大
きく分けてワイヤ駆動部10、ワーク駆動部20、ワー
ク受け案内部30、ワーク受け部40から構成されてい
る。また、ワイヤソーの外部に外部冷凍器55が設けら
れている。このうち、ワイヤ駆動部10は従来の技術で
説明したものと同様であるので、同一機能部品に同一符
号を付して説明は省略する。
【0019】図1・図2に示すように、ワーク駆動部2
0では、コラム21にリニアガイド22が設けられ、リ
ニアガイド22にZ方向移動自在に移動ブロック23が
支持されている。また、移動ブロック23の先端両側に
は角溝部24が形成され、角溝部24の上方に各々クラ
ンプシリンダー25が設けられている。ここまでの構成
は従来の技術で説明したものとほぼ同様であり、次の内
容が異なる。すなわち、角溝部24の上下方向の幅が取
付板51の幅より大きくなっているとともに、下側に各
々リフトシリンダー26が設けられている。さらに、角
溝部24の近傍に第一内部冷凍器27及びそれをZ方向
に駆動する支持シリンダー28が設けられている。な
お、図5で詳しく図示しているように、取付板51には
凸部51a(従来の技術で説明したスライスベース66
と同様の形状)が形成されている。
【0020】図1・図2に示すように、ワーク受け案内
部30では、移動ブロック23の両側にブラケット31
を介してリニアベアリング32が設けられている。各々
のリニアベアリング32にはZ方向移動自在にリニアガ
イド34が支持され、各々のリニアガイド34には上下
コラム33が固着されている。また、移動ブロック23
の両側には、上下コラム33を移動ブロック23に固定
する連結シリンダー35が設けられている。さらに、上
下コラム33は移動ブロック23との間に設けられた引
っ張りバネ36によって移動ブロック23方向に付勢さ
れているとともに、ワイヤ駆動部10の支持板11に各
々固着されたブロック37にストッパー38が設けら
れ、ストッパー38は上下コラム33の下端の下板33
aと係合している。
【0021】図1から図4までに示すように、ワーク受
け部40では、2個の上下コラム33の下側を連結して
揺動ベース41が固着され、揺動ベース41の両側に形
成された軸41aに揺動体43がYZ平面内揺動自在に
支持されている。揺動体43には、両側に軸45aが固
着された第二内部冷凍器45がXZ平面内揺動自在に支
持され、第二内部冷凍器45の上面には受け皿46が固
着されている。また、揺動ベース41にはクランプシリ
ンダー42が、揺動体43にはクランプシリンダー44
が設けられていて、必要時に揺動体43や第二内部冷凍
器45を固定する。
【0022】さらに、受け皿46は上面がワークWの外
形にほぼ一致する形状になっているとともに、内部に
は、外部の水分供給装置(図示省略)からホース47に
よって供給された水分を導く供給穴46a、供給穴46
aから上方に導く連結穴46b、連結穴46bからワー
クWの長手方向(X方向)導く溝46cが形成されてい
る。
【0023】なお、第一内部冷凍器27、第二内部冷凍
器45及び外部冷凍器55には、熱電対素子(ペルチェ
素子とも呼ばれている。)が内蔵されている。熱電対素
子は、直流電流を流すと片側からカロリーを吸収し反対
側に放出するもので、片側(取付板51や受け皿46
側)が0゜以下に冷却され反対側が発熱する。発熱する
側には冷却水が循環されて(図示省略)冷却される。
【0024】このように構成されたワーク保持装置を備
えたワイヤソーでは次のようにしてワークWを切断す
る。まず、図5に示すように、凸部51aを上にして取
付板51を外部冷凍器55の上に載せ、その上面に水分
を供給した後、ワークWを載せる。そして、外部冷凍器
55によって取付板51とワークWとの間の水分を冷凍
して氷にし、ワークWと取付板51とを接合する。
【0025】次に、ワークWが取り付けられた取付板5
1を角溝部24に挿入すると、2個のクランプシリンダ
ー25によって取付板51が固定されるとともに、第一
内部冷凍器27が支持シリンダー28によって取付板5
1に接触するまで下降する。そして、第一内部冷凍器2
7によって、取付板51とワークWとの間に生成された
氷を冷凍して維持する(図1・図2の状態)。
【0026】こうしてワークWが装着された後、起動操
作するとワイヤ13がY方向に高速走行し移動ブロック
23がZ下方向に移動してワークWの切断が開始され
る。ある程度切断が進みワークWが受け皿46に当接す
ると、ワーク受け部40もZ下方向に移動を始める。こ
のとき、受け皿46はワーク受け部40の揺動機構によ
ってワークWの姿勢に倣ってワークWと受け皿46との
隙間が最小になるように接するので、この状態になる
と、クランプシリンダー42及びクランプシリンダー4
4によって受け皿46が揺動ベースに対して固定され
る。その後、外部の水分供給装置から受け皿46の上面
に水分が供給されるとともに、第二内部冷凍器45によ
ってその水分が冷凍されて氷48になり、ワークWと受
け皿46とが接合される(図3・図4の状態)。
【0027】なお、ワークWが受け皿46に当接する
と、上下コラム33の下端の下板33aがストッパー3
8から離れていく。また、受け皿46は引っ張りバネ3
6によってワークWに密着する方向に付勢されているの
で、ワークWと受け皿46は同期して移動する。
【0028】ワークWと受け皿46とが接合されると、
取付板51がワイヤ13にかかる前に、2個の連結シリ
ンダー35によって2個の上下コラム33が移動ブロッ
ク23に固定される。次に、第一内部冷凍器27をZ方
向に移動して取付板51から離しワークWと取付板51
との間の氷が解凍された後、2個のクランプシリンダー
25のクランプを解除し、2個のリフトシリンダー26
によって取付板51をZ上方向に移動させて取付板51
をワークWから引き離す。この後、ワーク受け部40側
のみでワークWを移動させてワークの切断を継続する。
【0029】この結果、ウェーハは受け皿46に接合さ
れた状態で切断が終了する。ワークWの切断が完了する
と、当出願人が「特願平6−732号(ワイヤソーのウ
ェーハ取出方法)」として開示しているワーク取出し装
置を用い、X方向からワーク取出し装置のアームを入れ
てウェーハの外形を掴み、第二内部冷凍器45の電流の
向きを変えてウェーハと受け皿46との間の氷を解かし
接合を解除した後、ワーク取出し装置のアームによって
ウェーハを外部へ取り出す。
【0030】なお、以上説明した実施の形態では、受け
皿46はワークWの姿勢に容易に倣うように揺動自在に
支持したが、ワークWに対する受け皿46の姿勢をあら
かじめ設定できる場合は、このような機構はなくてもよ
い。また、ウェーハの取り出しを、ワーク取出し装置を
用いて行うようにしたが、ワーク受け部40の受け皿4
6をX方向に移動自在に構成し、受け皿46ごと外部へ
取り出すようにしてもよい。
【0031】さらに、以上説明した実施の形態では、ワ
ークWをZ下方向に移動させて切断する構成のワイヤソ
ーに適用した例を示したが、ワイヤ駆動部10とワーク
駆動部20との上下関係を反対に構成してワークWをZ
上方向に移動させて切断するワイヤソーについても適用
できる。また、移動ブロック23の取付板51の保持構
造を角溝としY方向から装着するようにしたが、角溝の
代わりに蟻溝としてもよいし、X方向から装着する保持
構造としてもよい。さらに、内部冷凍器26や外部冷凍
器35の冷凍手段としては、熱電対素子に限らず、冷凍
サイクルを構成したものでもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワイ
ヤソーのワーク保持装置では、ワークWと取付板51と
を直接接合するとともに、その接合を氷によって行い、
さらに、切断途中で受け皿46とワークWとを氷で接合
し、取付板51がワイヤ13にかかる前にワークWから
離すようにした。したがって、スライスベースを用いず
にワークWを切断できるとともに、取付板51からのワ
ークWの分離に特別の装置が不要で短時間に処理でき、
接着剤がウェーハに残るおそれもなく、さらに、切断後
のワークWにワイヤ13を再び接触させなくてワークW
を取り出すことができるワーク保持装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク保持装置の実施の形態の加
工部の構成図(正面図で、図2のB−B断面相当)
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本発明に係るワーク保持装置の実施の形態のワ
ーク受け部の詳細図(正面図)
【図4】本発明に係るワーク保持装置の実施の形態のワ
ーク受け部の詳細図(側面図)
【図5】本発明に係るワーク保持装置の実施の形態の外
部冷凍器の使用図
【図6】一般的なワイヤソーの加工部の構成図(正面図
で、図7のD−D断面相当)
【図7】図5のC−C断面図
【符号の説明】
10……ワイヤ駆動部 13……ワイヤ 20……ワーク駆動部 23……移動ブロック 24……角溝部 25……クランプシリンダー 26……リフトシリンダー 27……第一内部冷凍器 28……支持シリンダー 30……ワーク受け案内部 33……上下コラム 35……連結シリンダー 40……ワーク受け部 45……第二内部冷凍器 46……受け皿 51……取付板 W………ワーク Wa……薄板になった状部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X方向に多数平行に設けられY方向に高速
    走行する砥粒が付着したワイヤと、ワークを保持すると
    ともにZ方向に移動自在な移動ブロックと、から構成さ
    れ、 ワークを前記ワイヤに押し当てることによってワークを
    薄板状に切断するワイヤソーにおいて、 ワイヤソーの外部に設けられた外部冷凍器と、 前記移動ブロックに設けられ、ワークに取り付けられた
    取付板を前記移動ブロック内でZ方向移動自在に支持す
    る取付板保持機構と、 前記移動ブロックに設けられ、前記移動ブロック内でZ
    方向移動自在な第一内部冷凍器と、 前記ワイヤを境にして前記移動ブロックの反対側に設け
    られ、Z方向移動自在であるとともに、前記移動ブロッ
    ク側に付勢されたワーク受け部と、 そのワーク受け部に設けられた第二内部冷凍器、受け皿
    及び水分供給手段と、 前記ワーク受け部を前記移動ブロックに連結する連結手
    段と、から構成され、 前記外部冷凍器によってワークと前記取付板とを氷で接
    合し、 ワークを前記移動ブロックに取り付けた後は、前記第一
    内部冷凍器によってワークと前記取付板との間の氷を冷
    凍維持しながらワークを切断し、 ある程度切断が進行した段階で、前記第二内部冷凍器に
    よってワークと前記受け皿とを氷で接合するとともに、
    前記移動ブロックと前記ワーク受け部を同期移動させて
    ワークの切断を継続し、 前記取付板が前記ワイヤにかかる前に、ワークと前記取
    付板との間の氷を解凍するとともに、前記取付板保持機
    構によって前記取付板を切断と反対方向に移動させて前
    記取付板をワークから引き離し、 前記ワーク受け部側のみでワークを移動させてワークの
    切断を継続する、ことを特徴とするワイヤソーのワーク
    保持装置。
  2. 【請求項2】前記受け皿がXZ平面内及びYZ平面内に
    揺動自在に設けられたことを特徴とする請求項1に記載
    のワイヤソーのワーク保持装置。
  3. 【請求項3】前記取付板保持機構が、前記移動ブロック
    に形成された角溝部と、前記取付板をZ方向で前記ワイ
    ヤ方向に固定するクランプシリンダーと、前記取付板を
    Z方向で前記ワイヤと反対方向に固定するリフトシリン
    ダーと、から構成されたことを特徴とする請求項1に記
    載のワイヤソーのワーク保持装置。
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