JPH09123086A - ペーパーカッターの刃ホルダ - Google Patents
ペーパーカッターの刃ホルダInfo
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- JPH09123086A JPH09123086A JP28272395A JP28272395A JPH09123086A JP H09123086 A JPH09123086 A JP H09123086A JP 28272395 A JP28272395 A JP 28272395A JP 28272395 A JP28272395 A JP 28272395A JP H09123086 A JPH09123086 A JP H09123086A
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- Japan
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- case
- slider
- paper
- holder
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Abstract
行えるようにする。 【解決手段】 台板上11上にレール14が配置される
とともに、このレール14にはスライダ15が移動可能
に装着され、且つ、当該スライダ15の側面には、刃ホ
ルダ55が着脱自在に装着されている。刃ホルダ55は
円形の刃60を収納したケース61を備えて構成されて
いる。このケース61は、スライダ15に固定可能なホ
ルダーガイド63に受容される支持部材62に着脱自在
となっており、ホルダーガイド63をスライダ15に固
定した状態でスライダ15の側面と支持部材62との間
に支持される。
Description
の刃ホルダに係り、更に詳しくは、スライダに装着され
る刃に直接触れることなく当該刃を交換することができ
る刃ホルダに関する。
ためのペーパーカッターが利用されている。このペーパ
ーカッターは、台板の一側に配置されたレールと、当該
レールに沿って移動可能に設けられたスライダと、この
スライダ内に回転自在に装着された円形の刃とを備えて
構成されている。ここで、前記レールの下面側には紙押
え部材が設けられており、この紙押え部材と台板との間
は、レールの一端側に設けられたレバー操作等によって
隙間調整が可能に構成されている。また、ペーパーカッ
ターは、スライダの側壁部分が着脱自在になっており、
連続的な使用によって回転刃の切断能力が低下した場合
でも、側壁部分の取り外し等によって内部の刃を交換す
ることができるようになっている。
押え部材を台板から若干上昇させた状態で紙を隙間に挿
通するとともに、その後に紙押え部材を降下させること
で当該紙の位置を固定でき、この状態でスライダを移動
させることで回転刃が紙面上を転動し、これにより紙が
直線的に切断できるようになっている。
ーカッターの刃は、極めて薄い円盤状となっているた
め、製造工程においてスライダ内に刃を装着する際に危
険な作業が不可避となるのみならず、ユーザーにて刃の
交換を行う際にも同様の危険が伴うという不都合があっ
た。また、刃をペーパーカッターの部品として流通段階
におく場合には、専用の容器も必要となる等、取り扱い
も不便を伴うものであった。
れらの相対回転を不能とする多角形状とされており、刃
が軸と共に回転する構造が採用されている。そのため、
刃の回転中心孔に軸を挿通する時に刃の面を摘んで両者
の位置的整合を図らなければならない面倒を伴い、これ
が前述の危険性を助長する一因ともなっていた。
て案出されたものであり、その目的は、刃の装着若しく
は交換時に伴う危険性を極力低下させることができるカ
ートリッジタイプの刃ホルダを提供することにある。
め、本発明は、台板上のレールに沿ってスライダを移動
させることで、当該スライダと前記台板との間に挿通さ
れる紙が切断可能となるペーパーカッター用の刃ホルダ
において、円形の刃が部分的に突出する状態で当該刃を
回転可能に収納するケースを設けるとともに、このケー
スを前記スライダ側に着脱自在に形成する、という構成
を採っている。この構成において、前記ケースは、部分
的に突出した刃の位置が下方となるようにしてスライダ
側に装着される。装着完了状態では、レールに沿ってス
ライダを移動させることで切断対象となる紙面上を刃が
転動できることとなり、これによって、紙を直線的に切
断することができる。また、前記ケースは刃を収納した
状態でスライダ側に着脱できるため、刃に直接触れるこ
となく着脱作業を行うことが可能となり、危険性も比較
的少なくすることができる。
断面形状が円形に設けられているとともに、前記刃は前
記回転支持軸の形状に対応した回転中心孔を備えている
ことが好ましい。回転中心軸と刃の回転中心孔の形状を
相互に円形とする構造によって、軸に刃を装着するとき
の位置決めを一切不要とすることが可能となる。従っ
て、刃ホルダを組み立てる際に、刃の組み込みが極めて
容易となり、製造効率の改善を図ることができ、且つ、
着脱自在とされたケースを所定位置にセットするだけ
で、ケース内の刃の回転中心孔に回転支持軸を自動的に
挿通させることができる。
付可能な支持部材に着脱自在に設けられ、この支持部材
と前記スライダとの間に挟まれる態様で刃ホルダを装着
することが好ましい。この構成によれば、刃ホルダは、
スライダと支持部材との間に挟まれることになるため、
刃ホルダを位置的にしっかりと固定することが可能とな
る。
は、付勢手段を介して下方へ付勢された状態に支持され
る構成も併せて採用されている。刃が下方へ付勢される
ことによって、紙面に対して刃を押し付けることがで
き、これによって、多数枚の紙を一度に切断する時の切
断不良等を未然に防止可能となる。
能となる大きさに設けられたケース本体と、このケース
本体を閉塞するように嵌合するキャップ片との二分割構
造とすることが好ましい。ケース本体にキャップ片を嵌
合させる構造によってケースの組み立てが容易となる
他、ケースと刃との分離も容易に実現でき、危険物と非
危険物とを分別した状態で廃棄することも可能となる。
用されたペーパーカッターの好ましい実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
示されている。この図において、ペーパーカッター10
は、板状の台板11と、この台板11の一側に相対配置
された一対のレール支持体12,13と、これらレール
支持体12,13間に掛け渡されたレール14と、この
レール14に、当該レール14に沿って移動可能に装着
されたスライダ15とを備えて構成されている。
に、下方が開放形状となった形状に設けられており、こ
のレール14には、軸方向に沿ってレール14と相対移
動可能に組み合わされるスライドブラケット21と、こ
のスライドブラケット21内に配置されるスライド保持
具23、スライド部材25及び当該スライド部材25の
下面側に固定される紙押え部材26が装着される。
28が穿設されている。この穴28内には、上方からボ
ルト29が挿通されるようになっているとともに、この
ボルト29は、前記レール支持体12,13内に配置さ
れる支柱30の上端にねじ込まれ、これにより、レール
14がレール支持体12,13間に掛け渡された状態で
固定できるようになっている。
ル14よりも軸方向長さが相対的に長く設けられている
とともに、逆U字状に下方が開放する形状に設けられて
いる。このスライドブラケット21は、上面部分に複数
の打抜き部33を備えている一方、図2中左側の上端面
に垂直上方向に向かって起立するレバー34を備えて構
成されている。また、スライドブラケット21は、その
側壁35の両側四箇所に各一対の穴37A〜37Dが形
成されている。これらの穴37A〜37Dにはピン38
が図示しないEリング等を介して脱落不能に軸支され、
各ピン38にはローラ39A〜39Dがそれぞれ回転自
在に装着されている。ここで、スライドブラケット21
の軸方向両側において最も外側に位置する穴37A,3
7Dは、それらの内側に隣設する穴37B,37Cより
も僅かに下方となる位置に形成されており、ローラ39
A,39Dのみが前記台板11上に接して回転できるよ
うになっている。
が開放する形状に設けられており、その軸方向に所定間
隔を隔ててピン41が突設されている。このスライド保
持具23の両端側には前記支柱30が挿通される穴4
2,42が穿設され、これらの穴42,42の間には、
複数のねじ穴43が設けられている。また、前記ピン4
1の軸回りにはコイルばね44が配置される。これらの
コイルばね44の上端は前記スライドブラケット21の
打抜き部33を通ってレール14の上端内側面に当接さ
れ、このコイルばね44によってスライド保持具23以
下の構成部材が下方へ付勢されることとなる。
のスライド部材形成体25A,25B,25Cの三部材
により構成されている。各スライド部材形成体25A,
25B,25Cには、スライド保持具23に形成された
複数のねじ穴43に一致する穴45がそれぞれ形成され
ており、これらは前記スライド保持具23に固定された
状態で横一列となるようになっている。また、両側に位
置するスライド部材形成体25A,25Cは、その下面
側が内側に切り欠かれて傾斜面47を備えた形状に設け
られているとともに、各傾斜面47よりも軸方向外側位
置には前記支柱30が挿通される穴48が形成されてい
る。
下面側に固定されるようになっている。この紙押え部材
26は、当該紙押え部材26の下面側を挿通される紙が
裁断時に面方向へ移動するのを規制するために用いられ
る。紙押え部材26には、前記各スライド部材形成体2
5A〜25Cにそれぞれ形成された穴45に一致する穴
50が形成されており、これらの穴50に下方より挿通
されるボルト51によって紙押え部材26が前記スライ
ド保持具23及びスライド部材25と一体化できるよう
になっている。なお、紙押え部材26は、その全長に亘
って延びる溝26Aを備えており、この溝26Aによ
り、スライド部材形成体25A,25B,25Cを組み
立てる際のボルト締結時の位置決めを容易に行えるよう
になっている。
とされており、この凹んだ領域内に刃ホルダ55が装着
されている。この刃ホルダ55は、図3に示されるよう
に、円形の刃60を回転自在に収納するケース61と、
このケース61が装着される支持部材62と、この支持
部材62を受容可能な形状に設けられるとともに、前記
スライダ15の凹んだ側面に取り付けられるホルダーガ
イド63と、このホルダーガイド63の外側面に装着さ
れる側板64及びカバー65とを備えて構成されてい
る。
ース本体61Aと、このケース本体61Aに嵌め込まれ
るキャップ片61Bとの二分割構造として構成されてい
る。このケース61は、前記刃60を収納した状態で、
当該刃60がケース61の下端から部分的に突出する大
きさに設けられている。ケース本体61A及びキャップ
片61Bは、刃60の回転中心孔60Aに軸線が一致す
る穴67,68をそれぞれ備えており、これらの穴6
7,68には前記支持部材62に設けられた穴69と同
軸位置で回転支持軸としてのシャフト70が挿通される
ようになっており、これにより、刃60がケース61内
で回転可能に支持される。
記支持部材62に向き合う位置にピン72が突設されて
いる。このピン72は支持部材62の上部に形成された
穴73に挿入可能に設けられて支持部材62にケース6
1を装着する時の位置決めが行えるようになっている。
また、ケース本体61Aとキャップ片61Bは、ケース
本体61Aの左右に形成された凹部74と、これに対応
する位置に設けられたキャップ片61Bの凸部75とに
よって位置ずれが防止される。ケース本体61Aとキャ
ップ片61Bの嵌合は、これらの周囲に設けられた図示
しない数箇所のアンダーカット部と小凸部との嵌め合せ
によって行われる。
ック状をなしており、その上部中央には凹部77が形成
されている。そして、凹部77の底面から突起78が上
方に向けて突設され、当該突起78を包囲するように付
勢手段としてのコイルばね80の下部が装着されるよう
になっている。また、支持部材62に挿通される前述の
シャフト70は、そのヘッド部70Aに接線方向に沿う
直線部70Bを備えた形状に設けられる一方、このヘッ
ド部70Aの形状に対応した図示しないヘッド受け溝が
前記支持部材62に設けられ、これによって、シャフト
70は支持部材62内に回転不能に支持される。
部82と、これら支柱部82の上部間を連結する横桟部
83とによって全体が門型形状に設けられ、この門の内
側が前記支持部材62の収容空間として構成されてい
る。各支柱部82の上部には連結軸84が突設されてい
るとともに、支柱部82の下部には穴85がそれぞれ形
成されている。連結軸84及び穴85の各軸線は、前記
スライダ15の側面に設けられた図示しない穴及びねじ
穴と一致するようになっている。また、前記横桟部83
の下面には、前記支持部材62の突起78と同軸線上に
位置する突起86が設けられており、この突起86の周
囲を前記コイルばね80の上部側が包囲するように装着
されて、当該コイルばね80の脱落が阻止される。更
に、前記支柱部82の図3中後面側には、前記支持部材
62の両端に設けられた突条部62Aに対応する図示し
ない凹部が形成されており、これによって、支持部材6
2は上下方向にのみ移動が許容される構成となってい
る。
に装着される側板64は側壁部88と、側壁部88の上
下両端から直交方向に延設された上壁部89及び下壁部
90とからなり、側壁部88がホルダーガイド63の側
面(図3中後面)をカバーする一方、上壁部89及び下
壁部90がホルダーガイド63の上下をカバーするよう
になっている。この際、下壁部90はホルダーガイド6
3内に受容される支持部材62の下面側を支えることと
なるため、支持部材62は、ホルダーガイド63より脱
落することはない。また、前記側壁部88には、ボルト
91が挿入される穴92が形成されている。この穴92
は、ホルダーガイド63の各支柱部82に形成された図
示しない穴に軸線が一致しており、これにより、側板6
4がホルダーガイド63に固定可能となっている。ま
た、前記穴92の下方位置には、ホルダーガイド63の
各支柱部82に形成された穴85に軸線が一致する穴9
3が形成されている。
5は、正面壁部94と当該正面壁部94の左右両端から
延設されたカバー側壁95とを備え、前記側板64と同
じような外観形状に設けられている。このカバー65の
正面壁部94には、前記ホルダーガイド63及び側壁6
4に形成された穴85,93と同軸上に位置する穴96
が設けられており、この穴96に挿入されるボルト97
が前記穴93,85を貫通してスライダ15側のねじ穴
に締め付けできるようになっている。
と動作について説明する。
場合には、台板11の上面側から支柱30を挿入して当
該支柱30を立設させておく、この一方、スライド保持
具23の下面側に各スライド部材形成体25A〜25C
及び紙押え部材26をそれぞれボルト51で一体化させ
るとともに、これらをスライドブラケット21の下部開
放側から収容させる。そして、スライドブラケット21
に支持されるローラ39B〜39Dをスライド部材形成
体25A,25Cの下面側に設けられた傾斜面47の下
方で抱きかかえるようにピン38で軸支し、当該ピン3
8をEリング等によって脱落不能に固定する。この一
方、スライドブラケット21のレバー34の下方位置に
おいてローラ39Aをピン38で軸支して前述と同様の
脱落防止を図る。
方向両側には、穴42,48が上下方向に沿う同軸線上
に存在することとなり、これらの穴42,48に支柱3
0を挿通して上方よりレール14を被せる。この際、レ
ール14にはスライダ15及び刃ホルダ55を予めセッ
トしておく。そして、レール14の軸方向両端側をレー
ル支持体12,13内に収容させるに当たり、レール支
持体12の上面部分に設けられたスリット穴12A(図
1参照)にスライドブラケット21のレバー34が貫通
するように組み合わせ、スリット穴12Aより突出した
レバー34の上端にキャップ99を装着する。この後、
ボルト29を支柱30の上端にねじ込んでレール14を
固定することができる。
て行うことができる。すなわち、支持部材62の穴69
にシャフト70を予め挿入しておき、支持部材62の上
部に設けられた突起78を包囲するようにコイルばね8
0の下部を装着し、この状態で支持部材62をホルダー
ガイド63内に収容する。そして、ホルダーガイド63
の側面に側板64をボルト91にて固定する。この状態
では、支持部材62は、上下方向にのみ微動できるよう
に支持されることとなる。
収納し、このケース本体61Aにキャップ片61Bを嵌
合させて単体として完成させておく。そして、内部に刃
60を収納して完成されたケース61は、ケース本体6
1Aのピン72を支持部材62の穴73に挿入すること
で支持部材62に連結支持させることができる。この
時、支持部材62の穴69内に挿入されているシャフト
70は、ケース本体61Aの穴67及び刃60の回転中
心孔60Aを通過してキャップ片61Bの穴68の位置
に達することとなる。また、シャフト70は、ヘッド7
0Aに直線部70Bが形成されている一方、これに対応
した形状が支持部材62側に形成される構造であるた
め、シャフト70は回転することなく固定状態に支持さ
れ、刃60のみが回転できることとなる。
で、ホルダーガイド63の連結軸84をスライダ側の穴
に挿し込む。また、カバー65は予め側板64の外面に
両面テープ等によって固定されており、従って、カバー
65の外側からボルト97をねじこむことにより、刃ホ
ルダ55をスライダ15側に固定でき、図1に示される
状態に組み立てが完了する。
押え部材26の下面が台板11の上面に押圧された状態
に維持される。従って、紙を切断するときは、レバー3
4の上端に装着されたキャップ99に指を掛けてレール
14の軸方向外側に当該レバー34を移動させる。この
レバー34は、スライドブラケット21に固定されてい
るため、スライドブラケット21は前記レール14内に
おいて軸方向外側に相対移動する。この移動に際して
は、スライドブラケット21に支持されたローラ39
A,39Dが台板11の上面に接して転動するためスム
ースに行われる。
ると、これに支持されているローラ39B,39Cも同
時に移動することとなる。この時、ローラ39B,39
Cは、スライド部材形成体25A,25Cの各下面側に
形成された傾斜面47に接する位置に存在しているとと
もに、スライド部材25全体が支柱30によって軸方向
への移動が阻止される構成であるため、ローラ39B,
39Cが移動することでスライド部材25が前記傾斜面
47によって水平高さ位置を上昇することとなり、ひい
ては紙押え部材26の下面を台板11の上面から離間さ
せて、紙を挿通させることのできる隙間を形成すること
となる。
定の切断位置に紙をセットした後に前記レバーを元の位
置に復帰させると、スライド保持具23とレール14と
の間に配置されたコイルばね44の付勢力によって紙押
え部材26が下降し、紙に押し付け力を付与して当該紙
の面方向への移動を規制する。この後、スライダ15を
レール上で移動させることによって、紙を真っ直ぐに切
断することができる。
ルダ55内の刃60の切断能力が低下した場合には、刃
ホルダ55をスライダ15から取り外した後に、ケース
61のみを支持部材62から取り外し、これに新たなケ
ース61を装着することによって刃の交換を行うことが
できる。
ース61内に収納した状態で交換できるカートリッジタ
イプとしたから、刃60に直接触れることなく着脱する
ことが可能となり、従来のように、刃のみを摘んで着脱
する必要性が全くなく、刃60の交換時に怪我をする虞
を極力回避できるという効果を得る。しかも、ケース6
1はケース本体61Aとキャップ片61Bとの二分割構
造とし、且つ、ケース本体61Aとキャップ片61Bと
を相互に嵌め込むことでケース61を組み立てできる構
成としたから、それらの分離も容易となり、危険物であ
る刃60と、非危険物であるケース61とを仕分して廃
棄物処理を行えるという効果も達成できる。更に、ケー
ス61より部分的に突出した刃60を発泡スチロール等
の固体に差し込んでおくことで安全性が確保でき、これ
によりケース61を所定のパーケージにて流通過程に乗
せることができる。
Aがシャフト70の軸形状と一致しているため、刃60
の周方向角度位置に全く関係なくシャフト70に装着す
ることが可能となり、当該装着作業の容易化を通じて装
着時の安全性も改善することができる。
め合いによる構成であるため、ケース61の着脱も極め
て簡単に行うことができる他、ケース61を支持部材6
2とスライダ15との間にしっかりと固定できるため、
直線方向への切断精度を高精度に確保することが期待で
きる。しかも、支持部材62は、付勢手段としてのコイ
ルばね80によって常に下方に付勢されているため、こ
の付勢力は、刃60を下方へ押し付けるように安定して
作用することとなり、切断不良を生じさせる虞も解消さ
れる。
イド部材25に一対の傾斜面47を設けるとともに、こ
の傾斜面47の下面側に当接するローラ39B及び39
Cを設け、且つ、スライド部材25を支柱30によって
軸方向へ移動不能に構成したから、紙押え部材26が台
板11の上面に対して昇降する際の方向が当該台板11
に対する垂直方向となり、切断するためにセットされる
紙の上面に対して面方向への力を一切与えることがな
い。従って、紙押え部材26で紙を押える時に紙が水平
方向にずれることを回避でき、切断された紙の端揃えを
綺麗に行うことが可能となる。しかも、紙押え部材26
の下面側は溝26Aが形成されているため、当該紙押え
部材26とスライド部材25との相互位置決めも容易に
行うことができる。
は、図示、構成例に限定されるものではなく、一定の設
計変更を行っても前述と同様の作用、効果を確保するこ
とが可能である。例えば、前記支持部材62の上端とホ
ルダーガイド63との間に介装される付勢手段としての
コイルばね80は、円弧上の外観形状を備えた板ばね等
に代替することができる。
1Aとキャップ片61Bとの嵌合構造も、ケース本体6
1Aとキャップ片61Bとの係脱が可能となる限り、前
記以外の嵌合若しくは連結構造が採用できる。
0を収納したケース61がスライダ15に着脱できれば
足りるものであり、支持部材62、ホルダーガイド63
等は、外観体裁等を考慮しなければ必ずしも要求される
ものではない。この場合、ケース61がスライダ15に
直接固定できる構造を採用すれば良い。
の移動を行うことなく上下に昇降可能な変換機構が介在
される限り、種々の設計変更を行うことができる。
るコイルばね44は、スライド保持具23以下の構成部
材を下方に等しく押し付けることができる範囲で採用数
を適宜減少、増加させてもよい。
ド部材形成体25A〜25Cによる分割構造としたが、
これらを一体型としても構成できる他、中央部に位置す
るスライド部材形成体25Bを省略すること等もでき
る。要するに、スライド部材25は、切断対象となる紙
の最大サイズに応じて設計変更が可能である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 台板上のレールに沿ってスライダを移動
させることで、当該スライダと前記台板との間に挿通さ
れる紙が切断可能となるペーパーカッター用の刃ホルダ
において、円形の刃が部分的に突出する状態で当該刃を
回転可能に収納するケースを設けるとともに、このケー
スを前記スライダ側に着脱自在に形成したことを特徴と
するペーパーカッターの刃ホルダ。 - 【請求項2】 前記刃の回転支持軸は断面形状が円形に
設けられているとともに、前記刃は前記回転支持軸の形
状に対応した回転中心孔を備えていることを特徴とする
請求項1記載のペーパーカッターの刃ホルダ。 - 【請求項3】 前記ケースはスライダの側面側に取付可
能な支持部材に着脱自在に設けられ、この支持部材と前
記スライダとの間に挟まれる態様で装着されることを特
徴とする請求項1記載のペーパーカッターの刃ホルダ。 - 【請求項4】 前記ケースから部分的に突出した刃は、
付勢手段を介して下方へ付勢された状態に支持されるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のペ
ーパーカッターの刃ホルダ。 - 【請求項5】 前記ケースは、前記刃が部分的に突出可
能となる大きさに設けられたケース本体と、このケース
本体を閉塞するように嵌合するキャップ片との二分割構
造であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載のペーパーカッターの刃ホルダ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7282723A JP2853981B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ペーパーカッターの刃ホルダ |
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JP7282723A JP2853981B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ペーパーカッターの刃ホルダ |
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JPH09123086A true JPH09123086A (ja) | 1997-05-13 |
JP2853981B2 JP2853981B2 (ja) | 1999-02-03 |
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ID=17656212
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JP7282723A Expired - Lifetime JP2853981B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ペーパーカッターの刃ホルダ |
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