JPH09122519A - 横型湿式ミル - Google Patents

横型湿式ミル

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JPH09122519A
JPH09122519A JP28325195A JP28325195A JPH09122519A JP H09122519 A JPH09122519 A JP H09122519A JP 28325195 A JP28325195 A JP 28325195A JP 28325195 A JP28325195 A JP 28325195A JP H09122519 A JPH09122519 A JP H09122519A
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JP
Japan
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water
slurry
sieve opening
screen
mixing
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JP28325195A
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Kenji Nishizawa
賢二 西沢
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横型湿式連続粉砕ミルにおいて、スラリ粘度
が低い場合でもスラリレベルを高く維持して、粉砕性能
を向上するとともに、粉砕用ボールの寿命を延長し、更
に冷却効率を改善すること。 【解決手段】 内筒(4)の外面に装着された複数の攪
拌翼(5)の先端から希釈水を分割投入することによ
り、原料の混合・分散をミル長手方向に均一にする。ま
た排出スクリーン(8)の下半部では目開き(9a)を
狭くして、低粘度スラリでも排出されにくくすることに
よりスラリレベル(13)を高く保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超微粉砕設備の横型
湿式連続粉砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の横型湿式ミルの一例を示す
縦断面図である。原料(1)と水(2)が一端部の投入
口(3)からミル内に投入される。粉砕用ボール(1
4)は、回転する内筒(4)の外面に取り付けられた攪
拌翼(5)で攪拌される。原料は粉砕用ボール(14)
の間隙に入り、粉砕されながらミル内の下流に移動し
て、排出スクリーン(8)の目開き(9)を通り、排出
口(10)を経て外部に製品(11)として排出され
る。外筒内面の攪拌翼(6)は粉砕用ボール(14)と
ミル内に投入された原料との共廻り防止用として取り付
けてある。
【0003】粘度が低いスラリの場合は、スラリヘッド
差のみで排出されるので、スラリレベル符号(13)の
ような勾配を形成しながら流出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の横型湿式ミ
ルには解決すべき次のような課題があった。
【0005】1) 粘度が低いスラリを粉砕する場合、
ミルの軸方向にスラリレベルを見ると、図3に符号(1
3)で示されるように原料投入口側が高く排出側が低い
状態になる。これは、原料投入側は原料(1)と水
(2)の混合が未だ不充分であり粘度が高いが粉砕が進
行するにつれて原料(1)と水(2)の混合が良好とな
り、スラリ粘度は低下してくるからでなる。排出スクリ
ーン(8)付近は既に粉砕、混合が修了しており、かな
りの低粘度となっていて排出口からはスラリヘッド差の
みで排出される。また混合が難しい原料においては、一
度に原料、水を投入すると分離する危険性があり、投入
口付近と排出側とのスラリレベルの差は更に大きくな
る。このようなスラリレベル状態では、計画どおりの滞
留時間がとれず、また遊びボールが多量に発生するの
で、超微粉砕は非常に困難で目標粒径に達せず、粉砕効
率も低下する。したがって、回転数やボール充填率を高
める等の措置をとることが必要となり、粉砕動力が異常
に高くなる要因となる。
【0006】2) 下流側の粉砕用ボール(14)の多
くがスラリレベル(13)よりも高レベルにあるため、
粉砕用ボール(14)同志の空打ちが発生し、ボール摩
耗促進の要因となる。
【0007】3) 上記のように遊びボールが多くなる
と、スラリを介して粉砕熱を水冷ジャケットにより外部
に除去することができなくなり、ミル内部が高温状態と
なって、粉砕製品の品質が変化したり、計画粒径に至ら
なかったりする。
【0008】4) 水との比重差が大きいとか親水性に
乏しいとかで、混合分散が難しい原料を粉砕する場合、
原料と水を同じ位置で全量投入すると、ミル内部の長手
方向の混合が不良となる。そうすると、水だけが外部に
排出されてしまって原料はミル内部に残留するという事
態となり、粉砕不可能,動力過大の要因となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来の
課題を解決するために、内面に複数の攪拌翼が装着され
たほぼ水平な外筒と、同外筒と同軸で外面に複数の攪拌
翼が装着された内筒とを備え、それら外筒と内筒との間
の環状断面空間に粉砕用ボールを収容するとともに上記
内筒を回転させ、上記環状断面空間の一端部に供給され
る原料を粉砕して他端部に設けられた排出スクリーンを
経て連続的に排出する横型湿式ミルにおいて、上記内筒
に装着された攪拌翼の先端から上記環状断面空間に液体
を供給する手段を設けるとともに、上記排出スクリーン
の目開き量を上部よりも下部が狭くなるよう形成したこ
とを特徴とする横型湿式ミルを提案するものである。
【0010】本発明は上記のとおり構成され、内筒に装
着された攪拌翼の先端から環状断面空間に液体を供給す
る手段を設けたので、液体は分割されて少量ずつ供給さ
れ、原料との混合がゆるやかになる。したがって原料の
粉砕・分散が充分かつ確実に行なわれる。
【0011】本発明ではまた、排出スクリーンの目開き
量を上部よりも下部が狭くなるよう形成したので、排出
スクリーンの下部は抵抗が大きく、スラリが排出されに
くくなる。そうするとスラリレベルが高くなるので、粉
砕性能が向上するとともに遊びボールが減少して、空打
ちによるボールの摩損や熱の発散不良が抑制される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す縦断面図、図2は図1のII−II矢視横断面図である。
【0013】原料(1)は投入口(3)からミル内部に
投入される。投入された原料(1)は、回転している内
筒(4)の外面に取り付けられた攪拌翼(5)で攪拌さ
れる粉砕用ボール(14)の間隙に入る。ここで攪拌翼
(5)先端から通水管(12)を通って希釈水(2)が
供給される。希釈水(2)は攪拌翼(5)の全てから供
給されるから、粉砕、混合が徐々に正確に進行する。原
料(1)と水(2)は粉砕、混合されながらスラリ化し
ていき、ミル下流側へ移動する。すなわち本実施形態で
は、水を徐々に添加して混合をゆるやかにすることによ
り、混合・粉砕を充分に行なうのである。
【0014】排出スクリーン(8)の目開きは、図2に
示すとおり、上半分(9A)はA=7mm(粉砕用ボール
(14)が出ない目開き)、下半分(9a)はa=3mm
というように、目開き量を上部よりも下部が狭くなるよ
う形成する。従来はスラリが排出スクリーン(8)の目
開き(9)から何ら抵抗なく通過し排出口(10)を通
って外部に出ていたが、本実施形態では下半分の目開き
(9a)が狭く(3mm)なっているので、スラリへの抵
抗が増大し排出しにくくなる。排出しにくくなるとスラ
リレベル(13)は高くなり、従来の広さ(7mm)の目
開き(9A)の位置まで上昇したら通常の排出となり、
排出口(10)を通過して製品(11)として排出され
る。すなわち本実施形態では、粘度が低下しても、スラ
リのヘッド差によってスラリが排出されないようにする
ために、排出スクリーン(8)の下半部の目開き(9
a)を狭くして、容易に外部に排出されないような抵抗
をつけ、スラリレベルを上昇させる。スラリレベル上昇
とともに粉砕効率(粉砕粒径,粉砕動力等)が向上す
る。ここで図4はスクリーン目開きとスラリレベルの関
係を示す図であるが、従来の7mm全てを使用した場合と
3mmを使用した場合を比較すると、3mmの方が約20%
スラリレベルが上昇することが判る。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、液体の段階的な添加
混合とスラリの高レベル維持により、次の効果が得られ
る。
【0016】1) 粉砕性能の大幅向上 粉砕動力を低減でき、粉砕製品の性状バラツキも無くな
る。また液体を段階的に添加するので、難混合原料に対
しても好適である。
【0017】2) 冷却効率の改善 粉砕用ボールがほとんど液中にあるため、粉砕熱の除去
が容易である。
【0018】3) 粉砕用ボールの寿命向上 粉砕用ボールの空打ち現象が減少するため、ボールの摩
耗が減少し内部亀裂も発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一形態を示す縦断面図で
ある。
【図2】図2は図1のII−II矢視横断面図である。
【図3】図3は従来の横型湿式ミルの一例を示す縦断面
図である。
【図4】図4はスクリーン目開きとスラリレベルの関係
を示す図である。
【符号の説明】
(1) 原料 (2) 水 (3) 投入口 (4) 内筒 (5), (6) 攪拌翼 (7) 外筒 (8) 排出スクリーン (9),(9A),(9a) スクリーン目開き (10) 排出口 (11) 製品 (12) 通水管 (13) スラリレベル (14) 粉砕用ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に複数の攪拌翼が装着されたほぼ水
    平な外筒と、同外筒と同軸で外面に複数の攪拌翼が装着
    された内筒とを備え、それら外筒と内筒との間の環状断
    面空間に粉砕用ボールを収容するとともに上記内筒を回
    転させ、上記環状断面空間の一端部に供給される原料を
    粉砕して他端部に設けられた排出スクリーンを経て連続
    的に排出する横型湿式ミルにおいて、上記内筒に装着さ
    れた攪拌翼の先端から上記環状断面空間に液体を供給す
    る手段を設けるとともに、上記排出スクリーンの目開き
    量を上部よりも下部が狭くなるよう形成したことを特徴
    とする横型湿式ミル。
JP28325195A 1995-10-31 1995-10-31 横型湿式ミル Expired - Fee Related JP3165628B2 (ja)

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