JPH09121801A - 含水ビーフンの製造方法 - Google Patents

含水ビーフンの製造方法

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JPH09121801A
JPH09121801A JP7320949A JP32094995A JPH09121801A JP H09121801 A JPH09121801 A JP H09121801A JP 7320949 A JP7320949 A JP 7320949A JP 32094995 A JP32094995 A JP 32094995A JP H09121801 A JPH09121801 A JP H09121801A
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克典 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理する際に、予め熱湯などに漬けて戻す必
要がなく、そのまま炒め調理や電子レンジ調理を可能と
する含水状態のビーフンを実現しようというものであ
る。 【構成】 米、小麦蛋白及びゲル化剤を主原料として得
たビーフン麺線を蒸煮により第一次加熱処理した後、耐
熱性袋に封入し第二次加熱処理することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡単に調理するだけで
喫食できるビーフンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中国や東南アジア諸国で栄養価の高い麺
として古くから親しまれているビーフンは、乾燥タイプ
以外のものは存在していない。乾燥ビーフンは、原料と
する米を浸漬・水切りして磨砕または米粉を混練して団
塊形成したものを蒸煮・アルファ化して結着力を付与し
た後、押し出し処理して麺線状にしたものを熱湯中に落
下させ茹でてから乾燥したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥ビーフンを調理す
る場合、予め熱湯などに漬けて戻した後ざるにあげて水
をきっておかなければならない。こめ際、熱湯の温度が
高すぎたり、漬けておく時間が長すぎたりした場合、ビ
ーフン特有の食感が損なわれてしまう。近年における食
の簡便化志向のなかで、熱湯などで戻す必要がなく、そ
のまま炒め調理や電子レンジ調理を可能とする含水状態
のビーフン(以下含水ビーフン)を供給すべく鋭意研究
を行なった。
【0004】乾燥ビーフンを茹でて含水状態にしたもの
を保存した場合、経時的に老化が進み、特に冷蔵保存で
はそれが顕著となり、調理の際にボロボロに短く切れて
しまう。また、食感においても本来ビーフンがもつ特有
の歯切れ感、弾力感の点で極めて不満足なものであっ
た。本発明は、これまでにない含水ビーフンを提供し、
前記問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は前記課題に鑑
み、原料として米以外に小麦蛋白及びゲル化剤を加えて
得たビーフン麺線を蒸煮アルファ化によって含水状態と
した後、再度加熱処理して熱変性させることで、経時的
に老化が進み調理時に短く切れる現象を抑制し、かつ本
来のビーフンのもつ歯切れ感、弾力感を有する含水ビー
フンが製造できることを見いだし、本発明を完成したも
のである。
【0006】すなわち本発明は、特許請求の範囲(以下
請求の範囲)の請求項1に記載の「米、小麦蛋白及びゲ
ル化剤を主原料として製めんして得たビーフン麺線を蒸
煮により第一次加熱処理した後、耐熱性袋に封入し第二
次加熱処理することを特徴とする含水ビーフンの製造方
法。」及び請求の範囲の請求項2に記載の「ゲル化剤が
アルギン酸プロピレングリコールエステルであることを
特徴とする請求項1に記載の含水ビーフンの製造方
法。」を構成要件とする。
【0007】本発明で使用する米とはうるち米、もち米
のことである。ビーフン特有の歯切れ感、弾力感をだす
にはアミロース含量の高いうるち米が望ましい。米、破
砕米または米粉のいずれの使用も可能であるが、米や破
砕米は予め湿式若しくは乾式で粉状にする必要があるの
で、市販の米粉を使用するのが便利である。本発明で小
麦蛋白とはいわゆるグルテンをいい、小麦粉ドウを水洗
により分離した生グルテンを極力蛋白化学的に活性を保
つたまま乾燥粉末化した活性グルテンが望ましい。ま
た、小麦粉そのものを小麦蛋白として代替することもで
きるし、小麦蛋白と併用して使用することもできる。小
麦蛋白の添加量としては含水ビーフン中に小麦蛋白とし
て0.5〜5%(ケルダール分解法によって定量した
値)が目安である。
【0008】ゲル化とは、コロイド粒子が液体中に分散
して流動性を示す系(ゾル)から固まってゼリー状(ゲ
ル)になる現象であり、本発明でいうゲル化剤とは、例
えば卵白、乳蛋白、カードラン、グァーガム、ローカス
トビーンガム、ペクチン、タマリンドシードガム、アル
ギン酸、カラギーナン、キサンタンガム、サイリウムシ
ードガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレ
ングリコールエステル、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デ
ンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステ
ルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセル
ロース等が揚げられる。この中で本発明の効果を最も顕
著に示すのはアルギン酸プロピレングリコールエステル
等であるゲル化剤の選択及び添加量は、所望する食感に
あわせて実験により適宜決定することができる。
【0009】以上の必須原料の他に馬鈴薯澱粉、緑豆澱
粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、トウモロコシ
澱粉、米澱粉及びこれらの化工澱粉を加えることで、そ
れぞれの澱粉特性が顕示される。馬鈴薯澱粉、緑豆澱
粉、甘藷澱粉は弾力感が、タピオカ、サゴ澱粉では滑ら
かさが、トウモロコシ澱粉、米澱粉では粘り等のその澱
粉の持つ特性が高含水ビーフンに付与される。
【0010】これらの原料を製めんしてビーフン麺線と
する。本発明では、米に小麦蛋白及びゲル化剤を添加・
混練して組織を形成させる工程が必要であり、この点に
おいては米、小麦蛋白、ゲル化剤ともに粉体原料を使用
すれば、通常の製めん用混練機械の使用が可能である。
この際、混練及び圧延を減圧環境下で行なうことで、組
織の引き締まった含水ビーフンができる。
【0011】米、小麦蛋白及びゲル化剤による形成され
た生地は、押し出し処理して麺線にしても、麺帯とした
後圧延して麺線としてもよい。麺線を形成するまでの工
程において、乾燥ビーフンでは麺線の形成・維持のため
に原料の澱粉成分を加熱・アルファ化させて結着力を付
与させる加熱処理が必須条件であるが、本発明ではこの
加熱処理は組織形成の妨げとなる。
【0012】以上で得たビーフン麺線を適宜蒸煮(沸騰
水中で茹でたり、蒸気で蒸したり、あるいはこれらの組
合せ処理を行なうことをいう)してアルファ化・含水状
態とする第一次加熱処理によって米、小麦蛋白及びゲル
化剤の均一組織をゲル化構造とする。この際に給水を充
分に行ないつつアルファ化すると、滑らかさや粘りが強
調された食感のビーフンとなる。歯切れのよいビーフン
とするには、給水を制限した状態で充分に加熱すること
がよい。
【0013】蒸煮してアルファ化した含水ビーフンを水
洗・冷却した後、耐熱性袋に封入する。この際、ビーフ
ン特有の弾力感、歯切れ感を付与するためには蒸煮アル
ファ化後、速やかに温度の低い冷水にて麺線をゲル化さ
せることが望ましい。
【0014】以上で得たアルファ化した含水ビーフンを
ポリエチレン、ポリプロピレン等やこれらにナイロン等
をコートした袋に封入する。この際、菜種、大豆、コー
ン、ベニバナなどの油をアルファ化した含水ビーフンに
まぶすことで調理時のほぐれ性が良好となる。包装後含
水ビーフンに対し、第二次加熱処理を施し、ゲル構造を
一層緻密で安定なものとする。この際、保存中の経時変
化を抑制し、ビーフン特有の弾力感、歯切れ感を付与す
るためには中心部が60℃で10分間以上の加熱処理が
必要である。加熱程度が強い程、歯切れ感が強くなる傾
向がある。第二次加熱処理の方法としては、熱水、蒸
気、赤外線、マイクロ波等の使用がある。
【0015】本発明は、耐熱性袋に封入後第二次加熱処
理するので、副次的にある程度の保存性は付与される
が、保存日数の延長を所望する場合は、最終的に封入さ
れる含水ビーフンのpHを酸性又はアルカリ性に調整す
ると良い。含水ビーフンのpHを酸性にする方法として
は、原材料混練時に有機酸を配合する方法、希釈有機酸
水溶液で茹でたり、蒸工程で希釈有機酸水溶液をシャワ
ーする方法、蒸煮工程以降でアルファ化した含水ビーフ
ンを希釈有機酸水溶液に浸漬する方法、又はこれらの方
法の組合せ等があげられる。アルファ化した含水ビーフ
ンに有機酸を確実に作用させるためには、アルファ化し
た含水ビーフンを希釈有機酸水溶液に浸漬する方法が最
も望ましい。この際、有機酸の他にその塩類を添加する
ことで安定的なpH調整が可能となる。なお、有機酸使
用に代えて、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、又は水酸
化カルシウムを使用すると製出する含水ビーフンがアル
カリとなり、弾力感や歯切れ感とともに保存性も向上す
る。
【0016】
【作用】本発明品において一定期間低い温度で保存して
も、老化などの経時変化によって調理時に短く切れた
り、食味的に弾力感や歯切れ感が劣化しない理由とし
て、米粉と小麦蛋白とゲル化剤によって形成された組織
が、第一次の加熱処理及び包装後の第二次の加熱処理に
より、充分にゲル化されこの構造が緻密かつ安定なもの
となることによると考える 以下、実施例により更に具体的に説明する。
【0017】
【実施例1】米粉(粉体)93重量部、活性小麦蛋白
(粉体)7重量部に対してカルボキシメチルセルロース
ナトリウム(粉体)0.5重量部を混合したものを粉体
原料とし、混練水45重量部にて製めん用ミキサーで混
練してビーフン生地を得る。この生地を対のロールを用
いて厚さ10mmの麺帯とし、更に対のロールを3回通
して1.0mmに薄く延ばした後、対になった製めん用
回転式切刃丸25番を用いてビーフン麺線とした。
【0018】このビーフン麺線を第一次加熱処理として
45秒間茹でてから、10℃の水にて水洗・冷却した含
水ビーフン150gを耐熱性ナイロン/ポリプロピレン
性袋に封入した後、次の通り蒸気にて第二次加熱処理し
たものを冷却(10℃の冷水に浸漬)して本発明品A〜
Dを得た。なお、第二次加熱処理しないものを対照区と
した。 A:中心部温度が60℃で10分間保持するように第二
次加熱処理したもの。 B:中心部温度が75℃で10分間保持するように第二
次加熱処理したもの。 C:中心部温度が90℃で10分間保持するように第二
次加熱処理したもの。 D:中心部温度が100℃で10分間保持するように第
二次加圧加熱処理したもの。 対照区:第二次加熱処理しないもの。
【0019】以上で得た含水ビーフンについて10℃に
て7日間保存した後、少量の油をひいたフライパンにて
1分間炒め調理を行ない調理性、食味性について評価を
行なった。
【0020】本発明品A〜Dについて調理時にボロボロ
に短く切れるようなものはなく、第二次加熱処理温度の
高いもの程、ビーフン特有の弾力感、歯切れ感を有する
食感であった。第二次加熱処理していないものは、した
ものに比べ調理時に切れ易い傾向であり、弾力感、歯切
れ感も悪くビーフンとして満足いくものではなかった。
また、本発明品であるA〜Dについて皿にあけラップを
して出力600Wの電子レンジにて2分間調理して喫食
したところビーフンとして満足いくものであった。
【0021】
【実施例2】実施例1と同様に製めんしてビーフン麺線
を得た後、次のA〜Cの通り第一次加熱処理して含水ビ
ーフンとした。この含水ビーフン150gを耐熱性ポリ
プロピレン性袋に封入後、熱湯にて中心部温度が90℃
で25分間保持するように第二次加熱処理して本発明品
A〜Cを得た。
【0022】A.沸騰湯中で45秒間茹でた後、10℃
の水にて水洗・冷却処理を行なったもの。 B.蒸気にて2分間蒸してから沸騰湯中で45秒間茹で
た後、10℃の水にて水洗・冷却処理を行なったもの。 C.水洗・冷却まではAと同一処理した後、10℃の
0.2%乳酸水溶液に90秒間浸漬して高含水ビーフン
のpHを5.0に調整したもの。
【0023】それぞれを10℃にて10日間保存した
後、少量の油をひいたフライパンにてビーフンとともに
大さじ1杯の水を加え1分間炒め調理を行ない調理性、
食味性について評価を行なった。
【0024】本発明品A〜Cにおいて、調理時にボロボ
ロに短く切れるようなものはなかった。食味性について
は次の通りであるが、それぞれ物性は異なるもののビー
フンとしては良好なものであった。
【0025】A.滑らかで弾力を有しやや粘りのある食
感。 B.Aに比較して粘り滑らかさは弱いが弾力感、歯切れ
感のある食感。 C.やや酸味は感じられるがAとほぼ同一の食感。 第一次加熱処理において給水を制限した状態で加熱処理
した後、給水させたBについての物性は弾力感、歯切れ
感など最も評価が高かった。
【0026】また、A、C各10検体を25℃にて保管
を行ない外観(とろけ、変色、膨張等)にて微生物の増
殖の有無の確認を行なった結果、Aについては1週間以
内に約半数近くが腐敗したものの、Cについては1週間
以内に腐敗したものはなかった。
【0027】
【実施例3】米粉(粉体)90重量部、活性小麦蛋白
(粉体)10重量部に対してアルギン酸ナトリウム(粉
体)1重量部、卵白(粉体)1重量部を混合したものを
粉体原料とし、混練水42重量部にて製めん用ミキサー
で混練してビーフン生地を得た。この生地を対のロール
を用いて厚さ10mmの麺帯とし、更に対のロールを3
回通して1.0mmに薄く延ばした後、対になった製め
ん用回転式切刃丸25番を用いてビーフン麺線とした。
【0028】このビーフン麺線を第一次加熱処理として
蒸気にて2分間蒸した後、50℃の水に20秒間浸漬し
てから更に2分間蒸したものを10℃の冷水にて水洗・
冷却した。この含水ビーフン150gを耐熱性ポリプロ
ピレン袋に封入後、第二次加熱処理として蒸気にて中心
部が90℃で20分間保持するように加熱処理・冷却を
行なった。以上で得た含水ビーフンを10℃で10日間
保存後、少量の油をひいたフライパンにてビーフンとと
もに大さじ1杯の水を加え1分間炒め調理を行ない調理
性、食味性について評価を行なった。
【0029】調理時にボロボロに短く切れるようなこと
はなく、食味性についてもビーフン特有の弾力感、歯切
れ感において良好なものであった。また、含水ビーフン
を皿にあけ、液体ソースをまぶしてラップをかけた後、
出力600wの電子レンジにて2分間調理して喫食した
ところ、ビーフンとして満足いくものであった。
【0030】
【実施例4】米粉70重量部、小麦粉(蛋白9.5%の
中力粉)15重量部、タピオカ澱粉10重量部、活性小
麦蛋白5重量部、に対してカードラン0.5重量部、卵
白(乾燥)0.5重量部を混合したものを粉体原料と
し、アルカリ剤として炭酸ナトリウム0.5重量部を溶
解した混練水50重量部にて混練した生地を押し出し処
理してビーフン麺線を得た。このビーフン麺線を第一次
加熱処理として沸騰湯中で45秒間茹でた後、水道水に
て水洗、10℃の冷水にて冷却した。以上で得た高含水
ビーフン150gに菜種油5ccをまぶした後耐熱性ポ
リプロピレン性袋に封入し、第二次加熱処理として蒸気
にて中心部温度が85℃、15分間保持するように加熱
処理・冷却を行なった。
【0031】以上で得た含水ビーフンを10℃で7日間
保存を行なった後、少量の油をひいたフライパンにて1
分間炒め調理を行なった。調理時の切れも少なく、アル
カリ剤の効果による強い弾力感、歯切れ感とタピオカ澱
粉によって付与された滑らかな食感が調和されており良
好なものであった。また、10検体を25℃にて7日間
保存を行なったが、微生物の増殖による腐敗は確認され
なかった。
【0032】
【実施例5】米粉(粉体)70重量部、小麦粉(蛋白1
3.5%の強力粉)30重量部に対してアルギン酸プロ
ピレングリコールエステル(粉体)1重量部を混合した
ものを粉体原料とし、混練水40重量部を添加し、28
0mmHgの減圧環境下にて製めん用ミキサーで混練し
てビーフン生地を得る。この生地を対のロールを用いて
厚さ10mmの麺帯とし、更に対のロールを3回通して
1.0mmに薄く延ばした後、対になった製めん用回転
式切刃丸25番を用いてビーフン麺線とした。
【0033】第一次加熱処理としてこのビーフン麺線を
蒸気にて4分間蒸した後、10℃の冷水にて水洗・冷却
をおこなって含水ビーフンを得た。なお、蒸し開始1分
後からシャワー(25℃の水道水)にて給水を行ない水
洗・冷却後の含水ビーフンの水分含有率を60%とし
た。この含水ビーフン150gを耐熱性ポリプロピレン
袋に封入後、第二次加熱処理として蒸気にて中心部が9
0℃で20分間保持するように加熱処理・冷却を行なっ
た。以上で得た含水ビーフンを10℃で10日間保存
後、少量の油をひいたフライパンにてビーフンとともに
大さじ1杯の水を加え1分間炒め調理を行ない調理性、
食味性について評価を行なった。
【0034】調理時にボロボロに短く切れるようなこと
はなく、減圧環境下での混練効果によって、見た目に透
明感があり、ビーフン特有の弾力感、歯切れ感のある良
好なものであった。
【0035】
【発明の効果】戻し具合によって微妙に食味が変ってし
まう従来のビーフンに比べて、本発明の含水ビーフン
は、調理する際に熱湯などによる戻し操作がいらずに、
簡単な炒め調理や電子レンジ調理によっておいしいビー
フンが楽しめる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米、小麦蛋白及びゲル化剤を主原料として
    製めんして得たビーフン麺線を蒸煮により第一次加熱処
    理した後、耐熱性袋に封入し第二次加熱処理することを
    特徴とする含水ビーフンの製造方法。
  2. 【請求項2】ゲル化剤がアルギン酸プロピレングリコー
    ルエステルであることを特徴とする請求項1に記載の含
    水ビーフンの製造方法。
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