JPH09121550A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH09121550A
JPH09121550A JP7279514A JP27951495A JPH09121550A JP H09121550 A JPH09121550 A JP H09121550A JP 7279514 A JP7279514 A JP 7279514A JP 27951495 A JP27951495 A JP 27951495A JP H09121550 A JPH09121550 A JP H09121550A
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勝己 佐藤
Masahiro Yamanaka
正弘 山中
Masaharu Kitadou
正晴 北堂
多津彦 ▲松▼本
Tatsuhiko Matsumoto
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧変動特性が良好であり、入力力率が
高力率かつ入力電流歪改善可能であり、負荷が放電灯を
含んでなる場合は、入力力率が高力率かつ入力電流歪改
善可能であり、ランプ電流の変動を低減し、安定した光
出力を得ることが可能な電源装置を提供する。 【解決手段】 |VA−VB|回路2に於て、整流器D
B出力を抵抗R1,R2で検出して得た電圧VAを基準
電圧値VBと比較して電圧VAと基準電圧値VBの差の
絶対値を出力し、発振回路3が|VA−VB|回路2の
出力電圧値に応じて発振周波数を変化させることにより
スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を変化させ
て、ランプ電流の電源電圧変動に対する変動幅を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置に関するも
のであり、更に詳しくは入力力率が高く、入力電流歪改
善機能を有する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来例を図16に、その各
部動作波形図を図17に示す。
【0003】本回路は、スイッチング素子Q1,Q2と
が交互にONOFFを繰り返すことにより負荷である放
電灯La1を高周波点灯させるハーフブリッジ型のイン
バータ回路INVを備えたものであり、第1のダイオー
ド(以下、ダイオードと呼ぶ。)D1と、第2のダイオ
ード(以下、ダイオードと呼ぶ。)D2及びコンデンサ
C2からなる並列回路とにより、交流電源Eの1周期の
ほぼ全区間にわたり、スイッチング素子Q1,Q2のO
NOFFに応じて交流電源Eからインバータ回路INV
の負荷回路を介して電流が供給されるため、入力電流波
形を略正弦波状にすることが可能となり、従って、入力
力率が高力率で且つ入力電流波形歪の改善も可能とな
る。また、ダイオードD3,D4,インダクタンス素子
L2,平滑コンデンサC3から成る回路POWは、スイ
ッチング素子Q1のON時にダイオードD3,インダク
タンス素子L2を介して平滑コンデンサC3を充電し、
整流器DBの出力電圧がコンデンサC3の充電電圧より
低い期間はダイオードD4を介して平滑コンデンサC3
の充電電圧がインバータ回路INVの電源回路POWと
して作用するものであり、これは所謂降圧チョッパ回路
POWを構成している。
【0004】図17に示す各部動作波形図を参照して動
作を簡単に説明する。図17(a)は交流電源電圧E
を、図17(b)は入力電流Iinを、図17(c)は
インバータ回路INVに印加される電源に相当するコン
デンサC5の両端電圧Vc5(以下、電圧Vc5と呼
ぶ。)を、図17(d)は放電灯La1に供給されるラ
ンプ電流ILaを示す。
【0005】入力電流波形歪改善機能を有するインバー
タ回路INVの電源電圧が、図17(c)に示す電圧V
c5の様な部分平滑電源とすることにより、図17
(d)に示す様なランプ電流ILaが、交流電源電圧E
のピーク近傍とゼロクロス近傍とで各々最大値に近づく
様になり、従って、ランプ電流ILaのクレストファク
タCF(=ピーク値/実効値)も改善され、それに伴っ
てランプ力率が改善され、ランプの発光効率も改善され
るものである。この様な構成は特開平7ー56160号
公報にて既に出願が成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
於ては、電源電圧変動が生じると、交流電源Eからイン
バータ回路INVを介して流れる電流も当然のごとく変
動し、且つインバータ回路INVに印加される電圧Vc
5も変動するため、ランプ電流ILaの電源電圧変動に
対する変化率が悪くなるという問題点が生じる。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、電源電圧変動特性が良
好であり、入力力率が高力率かつ入力電流歪改善可能で
あり、負荷が放電灯を含んでなる場合は、入力力率が高
力率かつ入力電流歪改善可能であり、ランプ電流の変動
を低減し、安定した光出力を得ることが可能な電源装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明によれば、交流電源を整流す
る整流器と、整流器の出力電圧を直流電圧に変換して平
滑コンデンサに出力する電源回路と、少なくとも第1の
スイッチング素子を有し、直流電圧を交流の高周波電圧
に変換して負荷に供給するインバータ回路とを備え、交
流電源電圧と交流電源からの入力電流とが略相似形であ
り、負荷に供給される高周波電流波形が、交流電源電圧
のピーク値近傍ではピーク値に近づくに連れて高周波電
流の絶対値が増加すると共に、交流電源電圧のゼロクロ
ス近傍ではゼロクロスに近づくに連れて高周波電流の絶
対値が増加する低周波リップルを含有した波形を得るも
のである電源装置に於て、整流器の出力電圧を検出する
ことにより得られる検出値と予め設定された所定値との
差の絶対値に応じて、高周波電流を制御することを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、検出値と所
定値との差の絶対値が増加すると、高周波電流の絶対値
を減少方向に制御することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、検出値と所
定値との差の絶対値が増加すると、インバータ回路の発
振周波数を増加することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明によれば、所定値は、
インバータ回路に印加される電圧を検出したものである
ことをことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明によれば、所定値は、
平滑コンデンサの両端電圧を検出したものであることを
ことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明によれば、交流電源を
整流する整流器と、整流器の出力電圧を直流電圧に変換
して平滑コンデンサに出力する電源回路と、少なくとも
第1のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流の高周
波電圧に変換して負荷に供給するインバータ回路とから
構成される電源装置であって、交流電源電圧と交流電源
からの入力電流とが略相似形であり、負荷に供給される
高周波電流波形が、交流電源電圧のピーク値近傍ではピ
ーク値に近づくに連れて高周波電流の絶対値が増加する
と共に、交流電源電圧のゼロクロス近傍ではゼロクロス
に近づくに連れて高周波電流の絶対値が増加する低周波
リップルを含有した波形を得るものである電源装置に於
て、インバータ回路への入力の低電位側を基準として、
整流器出力の低電位側と、インバータ回路への入力の高
電位側とを検出した検出値に応じて、高周波電流を制御
することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明によれば、交流電源の
ピーク値近傍に於て、インバータ回路への入力の高電位
側を検出した検出値に応じてインバータ回路の発振周波
のオンデューティを制御し、交流電源のゼロクロス近傍
に於て、整流器出力の低電位側を検出した検出値に応じ
てインバータ回路の発振周波数を制御して、高周波電流
を制御することを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明によれば、インバータ
回路への入力の高電位側を検出した検出値に応じてイン
バータ回路の発振周波数を制御し、整流器出力の低電位
側を検出した検出値に応じてインバータ回路の発振周波
のオンデューティを制御して、高周波電流を制御するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明によれば、第1のスイ
ッチング素子の導通時間を長くすることにより、高周波
電流の絶対値を減少することを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明によれば、第1のス
イッチング素子の動作周波数を大きくすることにより、
高周波電流の絶対値を減少することを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明によれば、インバー
タ回路は、第1のスイッチング素子を含む2つのスイッ
チング素子の直列回路を含んでなると共に、2つのスイ
ッチング素子が交互にONOFFを繰り返すことにより
負荷に高周波電力を供給するハーフブリッジインバータ
回路であり、2つのスイッチング素子の接続点と整流器
出力の一端との間に、負荷を含んでなる共振回路と第1
のダイオードの直列回路が接続され、第1のダイオード
及び共振回路の接続点と2つのスイッチング素子の直列
回路の一端との間に第2のダイオード及び第1のコンデ
ンサからなる並列回路が接続され、電源回路は、整流器
の出力電圧が一定値以下になると、インバータ回路に電
力供給し得る様に構成されたものであることを特徴とす
る。
【0019】請求項12記載の発明によれば、電源回路
は、スイッチング素子のいずれか一方がONした時に、
交流電源から電力供給されるものであること特徴とす
る。
【0020】請求項13記載の発明によれば、負荷が軽
負荷である場合、インバータ回路に印加される電圧の上
昇を抑制する方向にインバータ回路を制御することを特
徴とする。
【0021】請求項14記載の発明によれば、負荷が軽
負荷である場合、インバータ回路に印加される電圧の上
昇を抑制する方向に平滑コンデンサの両端電圧を制御す
ることを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明によれば、負荷が軽
負荷である場合、インバータ回路の発振周波のオンデュ
ーティを変化させることにより、インバータ回路に印加
される電圧の上昇を抑制することを特徴とする。
【0023】請求項16記載の発明によれば、負荷が軽
負荷である場合、第1のスイッチング素子の導通期間を
長くすることにより、インバータ回路に印加される電圧
の上昇を抑制することを特徴とする。
【0024】請求項17記載の発明によれば、負荷が軽
負荷であると、インバータ回路に印加される電圧を検出
することによりインバータ回路の動作周波数を制御する
と共に、負荷が軽負荷でなくなると、インバータ回路に
印加される電圧を検出することによりインバータ回路の
発振周波のオンデューティを制御し、且つ整流器出力の
低圧側電圧を検出することによりインバータ回路の動作
周波数を制御することを特徴とする。
【0025】請求項18記載の発明によれば、電源回路
は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる降
圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0026】請求項19記載の発明によれば、電源回路
は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる昇
降圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0027】請求項20記載の発明によれば、電源回路
は、部分平滑回路であることを特徴とする。 請求項2
1記載の発明によれば、第1のスイッチング素子と第2
のスイッチング素子とは同一であることを特徴とする。
【0028】請求項22記載の発明によれば、インバー
タ回路は、ハーフブリッジ式インバータ回路であること
を特徴とする。
【0029】請求項23記載の発明によれば、負荷は放
電灯を含んでなることを特徴とする。
【0030】請求項24記載の発明によれば、放電灯が
異常状態になると、放電灯のランプ電圧を検出して放電
灯のランプ電圧の上昇を抑制する保護手段を備えると共
に、放電灯の予熱・始動状態では放電灯のランプ電圧の
検出禁止とし、放電灯の始動状態終了後で放電灯のラン
プ電圧の検出可能とし、放電灯の始動状態終了から一定
時間後に、放電灯の異常及び正常状態に応じてインバー
タ回路を制御することを特徴とする。
【0031】
【実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る第1の実施の形態の回路
図を図1に示す。
【0032】図16に示した従来例と異なる点は、|V
A−VB|回路2に於て、整流器DB出力を抵抗R1,
R2で検出して得た電圧VAを基準電圧値VBと比較し
て電圧VAと基準電圧値VBの差の絶対値を出力し、発
振回路3が|VA−VB|回路2の出力電圧値に応じて
発振周波数を変化させることによりスイッチング素子Q
1,Q2の動作周波数を変化させて、ランプ電流ILa
の電源電圧変動に対する変動幅を低減する様に構成した
ものであり、その他の従来例と同一構成には同一符号を
付すことにより説明を省略する。なお、発振回路3の出
力を受けてスイッチング素子Q1,Q2を駆動するドラ
イブ回路4を設けている。また|VA−VB|回路2
は、例えば図2に示す様に比較器COMP1〜COMP
4,ダイオードD11〜D16,抵抗R11〜R21か
ら構成することにより実現される。
【0033】図1及び図2に示す様な回路構成とするこ
とにより、図17(d)に示すランプ電流ILaの波形
に於て、交流電源Eのピーク近傍及びゼロクロス近傍
で、例えばインバータ回路INVの動作周波数を高くす
ることによって、ランプ電流ILaのピーク値を抑える
ことができるので、故に、ランプ電流ILaのクレスト
ファクタCFを改善できると共に、電源電圧変動の際に
もランプ電流ILaの変動を抑えることが可能となり、
安定した光出力が供給可能となる。
【0034】(実施の形態2)本発明に係る第2の実施
の形態の回路図を図3に示す。
【0035】図1に示した第1の実施の形態と異なる点
は、整流器DBの出力電圧とインバータ回路INVに印
加される電圧Vc5とを、各々発振回路3により、抵抗
R1,R2と抵抗R3,R4とで分圧検出する様に構成
したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成
には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0036】抵抗R1,R2と抵抗R3,R4とで分圧
検出される電圧VR2,VR4の波形は、各々図4
(a),(b)に示す様になり、発振回路3では、電圧
VR2の値が高い程スイッチング素子Q1,Q2の動作
周波数を低く、また、電圧VR4の値が高い程スイッチ
ング素子Q1,Q2の動作周波数を高くする様に動作す
る。この場合、電圧VR2の変化に対するスイッチング
素子Q1,Q2の動作周波数の変化幅に照らし合わせ
て、電圧VR4の変化に対するスイッチング素子Q1,
Q2の動作周波数の変化幅を調整することにより、結果
的に、図17(d)に示すランプ電流ILaの波形に於
て、交流電源Eのピーク近傍及びゼロクロス近傍に於て
インバータ回路INVの動作周波数を高く設定すること
が可能となり、ランプ電流ILaのピーク値を抑えるこ
とができるので、故に、ランプ電流ILaのクレストフ
ァクタCFを改善できると共に、電源電圧変動の際にも
ランプ電流ILaの変動を抑えることが可能となり、安
定した光出力が供給可能となる。
【0037】(実施の形態3)本発明に係る第3の実施
の形態の回路図を図5に示す。
【0038】図3に示した第2の実施の形態と異なる点
は、ダイオードD1,D2の直列接続及びダイオードD
2の両端に並列接続されたコンデンサC2からなる回路
を整流器DBの低電圧側出力端に接続した点、リーケー
ジトランスタイプであってランプ電流限流用インダクタ
を含むトランスT2をトランスT1の代わりに設けた
点、インダクタンス素子L2,平滑コンデンサC3の直
列接続をダイオードD3を介してスイッチング素子Q1
の両端に並列接続し、またダイオードD3を介してスイ
ッチング素子Q2の両端にダイオードD4を並列接続し
た点であり、その他の第2の実施の形態と同一構成には
同一符号を付すことにより説明を省略する。なお、回路
動作については第1,第2の実施の形態に示したのと同
様である。また、発振回路3は、周波数制御回路5とデ
ューティ制御回路6とから成り、周波数制御回路5によ
り、整流器DBの低電圧側の出力電圧に応じてスイッチ
ング素子Q1,Q2の動作周波数を変化させ、また、デ
ューティ制御回路6により、整流器DBの高電位側の出
力電圧に応じてスイッチング素子Q1,Q2の導通期間
を制御する様にしている。
【0039】本実施の形態に於ては、以下に回路動作を
比較的詳細に説明する。スイッチング素子Q1がONに
なると、交流電源E→フィルター回路F→整流器DB→
スイッチング素子Q1→コンデンサC4→トランスT2
→ダイオードD1→整流器DB→フィルター回路F→交
流電源Eの経路で電流が流れる。スイッチング素子Q1
がOFF,スイッチング素子Q2がONになると、コン
デンサC4,トランスT2,放電灯La1,コンデンサ
C6から成る振動回路に蓄積されていたエネルギーによ
り、トランスT2→コンデンサC2→スイッチング素子
Q2の内臓ダイオード→コンデンサC4→トランスT2
の経路で所謂回生電流が流れ、コンデンサC2には電荷
が蓄積される。コンデンサC2の充電電圧と整流器DB
の出力電圧(=コンデンサC1の両端電圧)との合成電
圧が電圧Vc5を越えると、コンデンサC1,C2の電
荷がダイオードD1を介してコンデンサC5に充電され
る。
【0040】そして、引き続きコンデンサC4を電源と
してコンデンサC4→スイッチング素子Q2→コンデン
サC2→トランスT2→コンデンサC4の経路で電流が
流れ、コンデンサC2の充電電圧が0Vになるとダイオ
ードD2がONとなる。スイッチング素子Q2がOF
F,スイッチング素子Q1がONになると、所謂回生電
流がトランスT2→コンデンサC4→スイッチング素子
Q1の内臓ダイオード→コンデンサC5→ダイオードD
2→トランスT2の経路で流れる。その後コンデンサC
5→スイッチング素子Q1→コンデンサC4→トランス
T2→コンデンサC2→コンデンサC5の経路で電流が
流れてコンデンサC2の充電が行われ、コンデンサC1
とコンデンサC2とによる合成電圧が電圧Vc5を越え
るとコンデンサC1,コンデンサC2の電荷がコンデン
サC5への充電として供給され、再び交流電源E→フィ
ルター回路F→整流器DB→スイッチング素子Q1→コ
ンデンサC4→トランスT2→ダイオードD1→整流器
DB→フィルター回路F→交流電源Eの経路で入力電源
が流れる。以上の様な動作を繰り返す。
【0041】即ち、スイッチング素子Q1,Q2のスイ
ッチング動作によりコンデンサC2の充放電を繰り返
し、コンデンサC2の充電電圧及び整流器DBの出力電
圧(=コンデンサC1の両端電圧)の合成電圧と電圧V
c5とを、ダイオードD1が比較することによって交流
電源Eから入力電流が供給される。
【0042】一方、スイッチング素子Q2がONする
と、交流電源E→フィルター回路F→整流器DB→イン
ダクタンス素子L2→平滑コンデンサC3→ダイオード
D3→スイッチング素子Q2→整流器DB→フィルター
回路F→交流電源Eの経路で平滑コンデンサC3に充電
電流が流れ、平滑コンデンサC3には略一定の電圧が充
電される。この平滑コンデンサC3への充電動作は平滑
コンデンサC3の両端電圧に対し、整流器DBの出力電
圧が高い場合にのみ行われる。平滑コンデンサC3の放
電は、整流器DBの出力電圧が平滑コンデンサC3の両
端電圧より低い場合に行われ、平滑コンデンサC3から
ダイオードD4を介してコンデンサC5に電荷が放電さ
れ、それがインバータ回路INVの電源として作用して
いる。
【0043】以上の様な動作を行う本実施の形態におい
ては、デューティ制御回路6により整流器DBの高電位
側の出力電圧つまり電圧Vc5を検出してスイッチング
素子Q1,Q2のデューティ制御を行い、電圧Vc5が
高くなるとスイッチング素子Q1,Q2の導通期間のア
ンバランス度を大きくすることにより、放電灯La1へ
の供給電力を低減することができるので、電圧Vc5の
上昇即ち交流電源Eの上昇に伴い、スイッチング素子Q
1,Q2の導通期間のアンバランス度を大きくして放電
灯La1に流れるランプ電流ILaの変動を抑制するこ
とが可能となる。なお、図6(b)に示す様に、電圧V
c5のピーク値近傍は交流電源Eのピーク値近傍と相似
の電圧変化を示すため、従って、交流電源Eのピーク値
近傍においては、スイッチング素子Q1,Q2のデュー
ティ制御によってランプ電流ILaの変動を抑制する。
【0044】ここでスイッチング素子Q2の導通期間
は、図7(b),(c)に示す様に、インバータの負荷
電流,平滑コンデンサC3の充電電流が流れている期間
に相当しているので、図8(a)に示す様に、スイッチ
ング素子Q2の導通期間を長くすることにより、図8
(d)に示す様に、スイッチング素子Q2のターンオフ
時のスイッチング電流(=ドレイン電流)を低減するこ
とが可能となる。また、スイッチング素子Q2の導通期
間を長くすることにより、スイッチング素子Q1の導通
期間が狭くなるため導通損失が低減できる。つまり、交
流電源Eのピーク値近傍に於ては、スイッチング素子Q
2の導通期間をスイッチング素子Q1の導通期間に対し
て長くする様なデューティ制御を行うことにより、スイ
ッチング素子Q1,Q2の損失を低減することが可能と
なる。
【0045】一方、整流器DBの低電位側の出力電圧
は、コンデンサC5の低電位側を基準とすると、図6
(c)に示す様に交流電源Eのゼロクロス近傍で最大値
を得るため、交流電源Eのゼロクロス近傍に於ては、周
波数制御回路5により整流器DBの低電位側の出力電圧
を検出して周波数制御を行う、つまり、この電圧の上昇
に伴ってスイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を高
くすることにより、交流電源Eのゼロクロス近傍でのラ
ンプ電流ILaの変動を抑制することが可能となる。
【0046】なお、本実施の形態においては、電圧Vc
5の検出電圧によりスイッチング素子Q1,Q2の動作
周波数を変化させる様に周波数制御を行っても良く、更
に、整流器DBの低電位側の出力電圧を検出することよ
りデューティ制御を行っても良く、即ち、交流電源Eの
ピーク値近傍とゼロクロス近傍とで、電源電圧変動に対
するランプ電流ILaの変動特性が改善される様に制御
されれば良い。
【0047】更に、上記第1〜第3の実施の形態に示し
た、ダイオードD3,D4,インダクタンス素子L2,
平滑コンデンサC3から成る降圧チョッパ回路POWの
代わりに、図9に示す様なコンデンサC7,C8,ダイ
オードD6〜D8からなる部分平滑電源回路POWを用
いてもよい。また、コンデンサC2は、スイッチング素
子Q1,Q2の直列回路のダイオードD2に接続されて
いない一端とダイオードD1,D2の接点との間に接続
してもよい。
【0048】(実施の形態4)本発明に係る第4の実施
の形態の回路図を図10に示す。
【0049】図16に示した従来例と異なる点は、ダイ
オードD1,D2の直列接続及びダイオードD2の両端
に並列接続されたコンデンサC2からなる回路を整流器
DBの低電圧側出力端に接続した点、放電灯La2,コ
ンデンサC21からなる負荷をトランスT1,放電灯L
a1,コンデンサC6からなる負荷の代わりに設けた
点、インダクタンス素子L2,平滑コンデンサC3の直
列接続をダイオードD3を介してスイッチング素子Q1
の両端に並列接続し、またダイオードD3を介してスイ
ッチング素子Q2の両端にダイオードD4を並列接続し
た点、制御回路1aの代わりに制御回路1bを設けた点
であり、その他の従来例と同一構成には同一符号を付す
ことにより説明を省略する。なおフィルター回路Fは、
コンデンサC21,インダクタンス素子L21,L22
から構成される。
【0050】ここで制御回路1bは、放電灯La2の始
動時などの軽負荷時の平滑コンデンサC3の両端電圧V
c3(以下、電圧Vc3と呼ぶ。)の昇圧を抑制をさせ
るためのものである。軽負荷時の電圧Vc3の昇圧は、
スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数と、スイッチ
ング素子Q1オン時の図10に示す様な点線ル−プを流
れる電流I1のモード、つまり交流電源Eから直接LC
共振負荷に電力供給される動作モードとが影響している
と考えられる。このモードの発生時間が長ければ長いほ
ど、またこのモードが発生している時の交流電源Eの電
圧値が高ければ高いほど、電圧Vc3の昇圧度は大きく
なる。
【0051】そこで、この動作モードを少なくするため
に、軽負荷時に於て、スイッチング素子Q1、Q2のオ
ン時間をスイッチング素子Q1よりスイッチング素子Q
2の方が長くなるようにアンバランス制御し、電圧Vc
3の昇圧を抑制するために、交流電源Eと追従した谷埋
め電圧を検出して、交流電源Eの山部でのスイッチング
素子Q1,Q2の動作周波数を交流電源Eの谷部でのス
イッチング素子Q1,Q2の動作周波数よりも高く制御
することが考えられる。スイッチング素子Q1,Q2の
動作周波数を全体的に高くすれば当然電圧Vc3の昇圧
は低減されるが、放電灯La2への予熱電力が十分には
得にくくなる。
【0052】よって、本実施の形態は上述の様に構成
し、スイッチング素子Q1,Q2のアンバランス制御
と、交流電源Eの山部と谷部とでの周波数変調とを組み
合わせることにより、放電灯La2のへの予熱電力を確
保しつつ電圧Vc3の昇圧抑制効果を実現するものであ
る。
【0053】その具体的な一例として、図11(b)に
示す様に、交流電源Eの谷部でのスイッチング素子Q1
のオンデュ−ティTonlをスイッチング素子Q1,Q
2の動作周期T2の半分であるT2/2より短く設定し
ておき、制御回路1bで電圧Vc5を検出して周波数変
調を行うことによって、つまり、図11(a)に示す様
に、交流電源Eの山部でのスイッチング素子Q1のオン
デュ−ティTonlをスイッチング素子Q1,Q2の動
作周期Tlの半分であるT1/2より短く設定して、且
つスイッチング素子Q1,Q2の動作周期をT2>T1
とすることで、図10の点線に示す電流Ilのモードを
少なくするアンバランス制御と、交流電源Eに応じた周
波数制御とを同時に行う。
【0054】この様な制御を行うことにより負荷への必
要電力を確保し、且つ電圧Vc3の昇圧抑制を可能と
し、軽負荷時の高電圧ストレスを低減可能とすることに
より、低耐量の素子の使用を可能とし、装置の小型化及
びコストダウンが図れる。
【0055】(実施の形態5)本発明に係る第5の実施
の形態の回路図を図12に示す。
【0056】図5に示した第3の実施の形態と異なる点
は、整流器DB出力低圧側の電圧検出として電圧VR
5,スイッチSW1を介して周波数制御回路5に接続
し、電圧Vc5の検出として抵抗R6,スイッチSW2
を介してデューティ制御回路6に接続し、且つ電圧Vc
5の検出として抵抗R6,スイッチSW3を介して周波
数制御回路5に接続することにより、周波数制御とデュ
ーティ制御とを用いて、例えば放電灯の点灯時などの定
常時の電源電圧変動に対するランプ電流変動の低減、及
びスイッチング素子Q1,Q2での損失低減と、例えば
放電灯の予熱・始動時などの軽負荷時の電圧Vc3の昇
圧抑制とを行う様に構成したことであり、その他の第3
の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより
説明を省略する。なお、本実施の形態では放電灯La1
の代わりに放電灯La11,La12の2灯直列とし、
この両端にコンデンサC21を設けている。
【0057】また、スイッチSW1〜スイッチSW3の
制御は表1に示した通りであり、放電灯の予熱・始動時
などの軽負荷時には、スイッチSW1,SW2をオフ、
スイッチSW3をオンすることにより、電圧Vc5の検
出によりスイッチング素子Q1,Q2の周波数変調制御
を行う。また放電灯の点灯時などの正常時には、スイッ
チSW1,SW2をオン、スイッチSW3をオフするこ
とにより、電圧Vc5の検出によりスイッチング素子Q
1,Q2のデューティ変調制御を行い、整流器DB出力
低圧側の電圧検出によりスイッチング素子Q1,Q2の
周波数変調制御を行う。
【0058】
【表1】
【0059】(実施の形態6)本発明に係る第6の実施
の形態の回路図を図13に、その動作波形図を図14に
示す。
【0060】図12に示した第5の実施の形態と異なる
点は、制御回路1bの代わりに制御回路1cを設けて負
荷を放電灯とした場合に於ける無負荷,エミレスなどの
異常状態に対する保護を行う様に構成したことであり、
その他の第5の実施の形態と同一構成には同一符号を付
すことにより説明を省略する。
【0061】上記第5の実施の形態に示した様なデュ−
ティ変調制御と周波数変調制御との組み合わせによる制
御に於ては、無負荷,エミレスなどの異常状態では、そ
のままの制御を継続することにより回路に過大なストレ
スが生じてしまう可能性が生じる。
【0062】ここで制御回路1cは、放電灯La11,
La12を点灯させる際の予熱・始動・点灯の3段階に
周波数を切替える予熱・始動・点灯切替え回路8(以
下、第1の制御回路8と呼ぶ。)と、スイッチSW1〜
SW3を含み構成されると共に、デューティ変調制御と
周波数変調制御との組み合わせ制御を表1に示した動作
シーケンスで行い、予熱・始動と点灯とを切替える(以
下、F/F切替と呼ぶ。)デューティ・周波数制御回路
11(以下、第2の制御回路11と呼ぶ。)と、トラン
スT2に設けられた2次巻線n3及びダイオードD21
を介してランプ電圧を検出し、無負荷,エミレスなどの
異常状態に於けるランプ電圧VLaの上昇を検出し保護
動作を行なうためのVLa検出回路7(以下、第3の制
御回路7と呼ぶ。)と、逆に正常ランプ状態に於て予熱
から始動モードに移行した瞬間、つまり放電灯が点灯す
る瞬間に発生する電圧A(図14(b)の○印部に示
す)によりランプ電圧VLa検出が働かないよう、ラン
プ電圧VLa検出を停止するVLa検出禁止回路9(以
下、第4の制御回路9と呼ぶ。)と、第1〜第4の制御
回路を適切なタイミングで動作させるタイマー回路10
と、スイッチング素子Q1,Q2のドライブ回路4とか
ら構成される。
【0063】次に図14を参照して動作を簡単に説明す
る。時刻t0〜t2に於ては放電灯の予熱・始動を行う
が、この期間は上述の様に電圧Vc5の検出による周波
数変調制御を行い、時刻t2以降は上述の様にF/F切
替を行って電圧Vc5の検出によるデューティ変調制御
を行い、且つ整流器DB出力低圧側の電圧検出による周
波数変調制御を行なっている。ここで、F/F切替のタ
イミングとランプ電圧VLa検出禁止解除のタイミング
とは完全に放電灯が放電を開始した後、つまり始動の終
了する時刻t2以降で良いと考えられる。第1の制御回
路8を設けて予熱・始動・点灯の3段階モードを形成し
たのは、このタイミングを明確にする為である。
【0064】ここで、F/F切替のタイミングとランプ
電圧VLa検出禁止解除のタイミングとが同時の場合、
放電灯が無負荷,エミレスなどの異常状態に於て、回路
のバラツキやランプ電圧VLa検出の遅れ時間などによ
りF/F切替が先に動作、つまり軽負荷状態で定常勤作
モードになると、過電圧の発生、進相モードの発生等に
よる大きなストレスが回路に発生するので、ランプ電圧
VLa検出禁止解除は、回路のバラツキやランプ電圧V
La検出の遅れ時間などを考慮して、図14(c),
(d)に示す様に、F/F切替より時間tdだけ早く動
作する様に制御するのが望ましく、この様に動作するこ
とにより、放電灯が無負荷,エミレスなどの異常状態に
於て回路ストレスが発生することなく、確実に回路保護
動作に移行できる。
【0065】なお、上記全ての実施の形態に於ては、図
15に示す様に、インダクタンス素子L2,平滑コンデ
ンサC3の直列接続の両端に、インダクタンス素子L2
の回生電流を流すためのダイオードD5を並列接続する
ことによりスイッチング素子Q1のスイッチング電流
(=ドレイン電流)を更に低減することが可能となる。
また、負荷としては主に放電灯を含んでなるものを用い
たが、放電灯以外の負荷に用いてもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1から請求項5、請求項18から
請求項20、請求項22に記載の発明によれば、電源変
動特性が良好で、しかも入力力率が高力率かつ入力電流
歪改善可能な電源装置を提供することができる。
【0067】請求項6から請求項11に記載の発明によ
れば、スイッチング素子の損失を低減することが可能で
あると共に、電源変動特性が良好で、しかも入力力率が
高力率かつ入力電流歪改善可能な電源装置を提供するこ
とができる。
【0068】請求項12及び請求項21に記載の発明に
よれば、小型化可能で、電源変動特性が良好で、しかも
入力力率が高力率かつ入力電流歪改善可能な電源装置を
提供することができる。
【0069】請求項13から請求項16に記載の発明に
よれば、負荷への必要電力を確保しつつ平滑コンデンサ
の両端電圧の昇圧抑制効果を実現可能な電源装置を提供
することができる。
【0070】請求項17記載の発明によれば、軽負荷時
に於て、負荷への必要電力を確保しつつ平滑コンデンサ
の両端電圧の昇圧抑制効果を実現可能であると共に、軽
負荷及び無負荷でない様な正常負荷時に於て、スイッチ
ング素子の損失を低減することが可能で、電源変動特性
が良好で、しかも入力力率が高力率かつ入力電流歪改善
可能な電源装置を提供することができる。請求項23記
載の発明によれば、スイッチング素子の損失を低減する
ことが可能で、ランプ電流のクレストファクタCFを改
善可能であると共に、電源電圧変動の際にもランプ電流
の変動を抑えることが可能となり、安定した光出力が供
給可能で、しかも入力力率が高力率かつ入力電流歪改善
可能な電源装置を提供することができる。
【0071】請求項24記載の発明によれば、無負荷,
エミレスなどの異常状態に対する保護が可能で、スイッ
チング素子の損失を低減することが可能で、ランプ電流
のクレストファクタCFを改善可能であると共に、電源
電圧変動の際にもランプ電流の変動を抑えることが可能
となり、安定した光出力が供給可能で、しかも入力力率
が高力率かつ入力電流歪改善可能な電源装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】上記実施の形態に於ける|VA−VB|回路の
具体的な回路図である。
【図3】本発明に係る第2実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図5】本発明に係る第3実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図7】上記実施の形態に係る別の動作波形図である。
【図8】上記実施の形態に係る更に別の動作波形図であ
る。
【図9】上記第1から第3の実施の形態に係る別の電源
回路を示す回路図である。
【図10】本発明に係る第4実施の形態を示す回路図で
ある。
【図11】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図12】本発明に係る第5実施の形態を示す回路図で
ある。
【図13】本発明に係る第6実施の形態を示す回路図で
ある。
【図14】上記実施の形態に係る動作波形図である。
【図15】上記全ての実施の形態に於ける別の電源回路
を示す要部回路図である。
【図16】本発明に係る従来例を示す回路図である。
【図17】上記従来例に係る動作波形図を示す。
【符号の説明】
C コンデンサ D ダイオード DB 整流器 E 交流電源 INV インバータ回路 La 放電灯 Q スイッチング素子 POW 電源回路 V 電圧 Z 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲松▼本 多津彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流器と、前記整流
    器の出力電圧を直流電圧に変換して平滑コンデンサに出
    力する電源回路と、少なくとも第1のスイッチング素子
    を有し、前記直流電圧を交流の高周波電圧に変換して負
    荷に供給するインバータ回路とを備え、 前記交流電源電圧と前記交流電源からの入力電流とが略
    相似形であり、前記負荷に供給される高周波電流波形
    が、前記交流電源電圧のピーク値近傍では前記ピーク値
    に近づくに連れて前記高周波電流の絶対値が増加すると
    共に、前記交流電源電圧のゼロクロス近傍では前記ゼロ
    クロスに近づくに連れて前記高周波電流の絶対値が増加
    する低周波リップルを含有した波形を得るものである電
    源装置に於て、 前記整流器の出力電圧を検出することにより得られる検
    出値と予め設定された所定値との差の絶対値に応じて、
    前記高周波電流を制御することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記検出値と前記所定値との差の絶対値
    が増加すると、前記高周波電流の絶対値を減少方向に制
    御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記検出値と前記所定値との差の絶対値
    が増加すると、前記インバータ回路の発振周波数を増加
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    電源装置。
  4. 【請求項4】 前記所定値は、前記インバータ回路に印
    加される電圧を検出したものであることをことを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記所定値は、前記平滑コンデンサの両
    端電圧を検出したものであることをことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源を整流する整流器と、前記整流
    器の出力電圧を直流電圧に変換して平滑コンデンサに出
    力する電源回路と、少なくとも第1のスイッチング素子
    を有し、前記直流電圧を交流の高周波電圧に変換して負
    荷に供給するインバータ回路とから構成される電源装置
    であって、 前記交流電源電圧と前記交流電源からの入力電流とが略
    相似形であり、前記負荷に供給される高周波電流波形
    が、前記交流電源電圧のピーク値近傍では前記ピーク値
    に近づくに連れて前記高周波電流の絶対値が増加すると
    共に、前記交流電源電圧のゼロクロス近傍では前記ゼロ
    クロスに近づくに連れて前記高周波電流の絶対値が増加
    する低周波リップルを含有した波形を得るものである電
    源装置に於て、 前記インバータ回路への入力の低電位側を基準として、
    前記整流器出力の低電位側と、前記インバータ回路への
    入力の高電位側とを検出した検出値に応じて、前記高周
    波電流を制御することを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 前記交流電源のピーク値近傍に於て、前
    記インバータ回路への入力の高電位側を検出した検出値
    に応じて前記インバータ回路の発振周波のオンデューテ
    ィを制御し、前記交流電源のゼロクロス近傍に於て、前
    記整流器出力の低電位側を検出した検出値に応じて前記
    インバータ回路の発振周波数を制御して、前記高周波電
    流を制御することを特徴とする請求項6記載の電源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記インバータ回路への入力の高電位側
    を検出した検出値に応じて前記インバータ回路の発振周
    波数を制御し、前記整流器出力の低電位側を検出した検
    出値に応じて前記インバータ回路の発振周波のオンデュ
    ーティを制御して、前記高周波電流を制御することを特
    徴とする請求項6記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のスイッチング素子の導通時間
    を長くすることにより、前記高周波電流の絶対値を減少
    することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか
    に記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のスイッチング素子の動作周
    波数を大きくすることにより、前記高周波電流の絶対値
    を減少することを特徴とする請求項6から請求項8のい
    ずれかに記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記インバータ回路は、前記第1のス
    イッチング素子を含む2つのスイッチング素子の直列回
    路を含んでなると共に、2つの前記スイッチング素子が
    交互にONOFFを繰り返すことにより前記負荷に高周
    波電力を供給するハーフブリッジインバータ回路であ
    り、 2つの前記スイッチング素子の接続点と前記整流器出力
    の一端との間に、前記負荷を含んでなる共振回路と第1
    のダイオードの直列回路が接続され、前記第1のダイオ
    ード及び前記共振回路の接続点と2つの前記スイッチン
    グ素子の直列回路の一端との間に第2のダイオード及び
    第1のコンデンサからなる並列回路が接続され、 前記電源回路は、前記整流器の出力電圧が一定値以下に
    なると、前記インバータ回路に電力供給し得る様に構成
    されたものであることを特徴とする請求項1から請求項
    10のいずれかに記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記電源回路は、前記スイッチング素
    子のいずれか一方がONした時に、前記交流電源から電
    力供給されるものであること特徴とする請求項11記載
    の電源装置。
  13. 【請求項13】 前記負荷が軽負荷である場合、前記イ
    ンバータ回路に印加される電圧の上昇を抑制する方向に
    前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項
    1から請求項11のいずれかに記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 前記負荷が軽負荷である場合、前記イ
    ンバータ回路に印加される電圧の上昇を抑制する方向に
    前記平滑コンデンサの両端電圧を制御することを特徴と
    する請求項1から請求項11のいずれかに記載の電源装
    置。
  15. 【請求項15】 前記負荷が軽負荷である場合、前記イ
    ンバータ回路の発振周波のオンデューティを変化させる
    ことにより、前記インバータ回路に印加される電圧の上
    昇を抑制することを特徴とする請求項1から請求項14
    のいずれかに記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記負荷が軽負荷である場合、前記第
    1のスイッチング素子の導通期間を長くすることによ
    り、前記インバータ回路に印加される電圧の上昇を抑制
    することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれ
    かに記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 前記負荷が軽負荷であると、前記イン
    バータ回路に印加される電圧を検出することにより前記
    インバータ回路の動作周波数を制御すると共に、 前記負荷が軽負荷でなくなると、前記インバータ回路に
    印加される電圧を検出することにより前記インバータ回
    路の発振周波のオンデューティを制御し、且つ前記整流
    器出力の低圧側電圧を検出することにより前記インバー
    タ回路の動作周波数を制御することを特徴とする請求項
    1から請求項16のいずれかに記載の電源装置。
  18. 【請求項18】 前記電源回路は、少なくとも第2のス
    イッチング素子を含んでなる降圧チョッパ回路であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに記
    載の電源装置。
  19. 【請求項19】 前記電源回路は、少なくとも第2のス
    イッチング素子を含んでなる昇降圧チョッパ回路である
    ことを特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに
    記載の電源装置。
  20. 【請求項20】 前記電源回路は、部分平滑回路である
    ことを特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに
    記載の電源装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のスイッチング素子と前記第
    2のスイッチング素子とは同一であることを特徴とする
    請求項1から請求項19のいずれかに記載の電源装置。
  22. 【請求項22】 前記インバータ回路は、ハーフブリッ
    ジ式インバータ回路であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項17のいずれかに記載の電源装置。
  23. 【請求項23】 前記負荷は、放電灯を含んでなること
    を特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに記載
    の電源装置。
  24. 【請求項24】 前記放電灯が異常状態になると、前記
    放電灯のランプ電圧を検出して前記放電灯のランプ電圧
    の上昇を抑制する保護手段を備えると共に、前記放電灯
    の予熱・始動状態では前記放電灯のランプ電圧の検出禁
    止とし、前記放電灯の始動状態終了後で前記放電灯のラ
    ンプ電圧の検出可能とし、前記放電灯の始動状態終了か
    ら一定時間後に、前記放電灯の異常及び正常状態に応じ
    て前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求
    項23記載の電源装置。
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WO2003059021A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Matsushita Electric Works, Ltd. Ballast pour lampe a decharge

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