JPH09121508A - ギヤードモータ - Google Patents
ギヤードモータInfo
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- JPH09121508A JPH09121508A JP27558795A JP27558795A JPH09121508A JP H09121508 A JPH09121508 A JP H09121508A JP 27558795 A JP27558795 A JP 27558795A JP 27558795 A JP27558795 A JP 27558795A JP H09121508 A JPH09121508 A JP H09121508A
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- cover
- frame
- gear
- geared motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ギヤボックスを構成するフレームとカバーとを
強固に固定して動作中のガタツキを防止するとともに、
ギヤボックスを組み立てる際のフレームとカバーとの位
置合わせの精度を高めたギヤードモータを提供する。 【解決手段】 フレーム2には、出力ギヤおよびギヤ機
構が収納される収納凹部26が形成されるとともに、フ
レーム2に取り付けられてギヤボックスを構成するカバ
ーには、収納凹部26の内壁41,42に沿って収納凹
部26に嵌まり込む凸部が円弧状に形成され、フレーム
2の収納凹部とカバーの凸部とによって嵌合部であるイ
ンローを構成している。
強固に固定して動作中のガタツキを防止するとともに、
ギヤボックスを組み立てる際のフレームとカバーとの位
置合わせの精度を高めたギヤードモータを提供する。 【解決手段】 フレーム2には、出力ギヤおよびギヤ機
構が収納される収納凹部26が形成されるとともに、フ
レーム2に取り付けられてギヤボックスを構成するカバ
ーには、収納凹部26の内壁41,42に沿って収納凹
部26に嵌まり込む凸部が円弧状に形成され、フレーム
2の収納凹部とカバーの凸部とによって嵌合部であるイ
ンローを構成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤードモータに
関し、さらに詳しくは、例えば、光磁気ディスク装置の
記録媒体のローディングあるいはイジェクト動作などを
行わせるのに好適なギヤードモータに関する。
関し、さらに詳しくは、例えば、光磁気ディスク装置の
記録媒体のローディングあるいはイジェクト動作などを
行わせるのに好適なギヤードモータに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来例のギヤードモータ50
の外観斜視図であり、図12は、ギヤードモータ50の
カバー51を取り外した状態の底面図である。
の外観斜視図であり、図12は、ギヤードモータ50の
カバー51を取り外した状態の底面図である。
【0003】フレーム52およびカバー51から構成さ
れるギヤボックス53内には、図12に示されるように
モータ54の駆動軸55が突出し、この駆動軸55の回
転が複数のギヤ56〜58からなるギヤ機構59を介し
て最終の出力ギヤ60に伝達され、この出力ギヤ60の
上面側に突設された図11に示される作動ピン60a
が、図示しないレバーを作動して記録媒体のローディン
グやイジェクトを行うものである。
れるギヤボックス53内には、図12に示されるように
モータ54の駆動軸55が突出し、この駆動軸55の回
転が複数のギヤ56〜58からなるギヤ機構59を介し
て最終の出力ギヤ60に伝達され、この出力ギヤ60の
上面側に突設された図11に示される作動ピン60a
が、図示しないレバーを作動して記録媒体のローディン
グやイジェクトを行うものである。
【0004】出力ギヤ60の下面側には、図12に示さ
れるようにマグネット61が設けられるとともに、この
出力ギヤ60の下面に対向する回路基板62上にはホー
ルIC63が実装されており、このマグネット61およ
びホールIC63によって出力ギヤ60の回転角度(回
転位置)を検出する回転角度検出部が構成され、この検
出出力に基づいて、モータ54の駆動を制御するように
構成されている。
れるようにマグネット61が設けられるとともに、この
出力ギヤ60の下面に対向する回路基板62上にはホー
ルIC63が実装されており、このマグネット61およ
びホールIC63によって出力ギヤ60の回転角度(回
転位置)を検出する回転角度検出部が構成され、この検
出出力に基づいて、モータ54の駆動を制御するように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のギヤードモータ
50では、ギヤボックス53を構成するフレーム52と
カバー51との位置合わせは、図12に示されるフレー
ム52に設けた突起66,67と、カバー51に設けた
前記突起66,67が嵌合する嵌合凹部とによって行わ
れているが、このような突起66,67と嵌合凹部とに
よる位置合わせでは、位置ずれが生じ易く、ギヤボック
ス53内にギヤを組み込む際のギヤの組立がやりにくい
という難点がある。
50では、ギヤボックス53を構成するフレーム52と
カバー51との位置合わせは、図12に示されるフレー
ム52に設けた突起66,67と、カバー51に設けた
前記突起66,67が嵌合する嵌合凹部とによって行わ
れているが、このような突起66,67と嵌合凹部とに
よる位置合わせでは、位置ずれが生じ易く、ギヤボック
ス53内にギヤを組み込む際のギヤの組立がやりにくい
という難点がある。
【0006】また、フレーム52とカバー51とは、上
述の突起66,67および嵌合凹部による嵌合ととも
に、図11に示されるように、フレーム52に設けた係
合突起68と、カバー51に設けた門形のフック69と
の係合によって一体的に組み立てられるが、トルクの大
きなモータを使用すると、その動作中に、フレーム52
とカバー51との間に作用する両者をずらそうとするラ
ジアル方向の力によって、ガタツキが生じる虞れがあ
る。
述の突起66,67および嵌合凹部による嵌合ととも
に、図11に示されるように、フレーム52に設けた係
合突起68と、カバー51に設けた門形のフック69と
の係合によって一体的に組み立てられるが、トルクの大
きなモータを使用すると、その動作中に、フレーム52
とカバー51との間に作用する両者をずらそうとするラ
ジアル方向の力によって、ガタツキが生じる虞れがあ
る。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、ギヤボックスを構成するフレームとカバーと
を強固に固定してガタツキを防止するとともに、ギヤボ
ックスを組み立てる際のフレームとカバーとの位置合わ
せの精度を高めることを目的とする。
であって、ギヤボックスを構成するフレームとカバーと
を強固に固定してガタツキを防止するとともに、ギヤボ
ックスを組み立てる際のフレームとカバーとの位置合わ
せの精度を高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
を達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、本発明は、フレームおよびカバ
ーで構成されるギヤボックスに、出力ギヤおよび該出力
ギヤにモータの回転を伝達するギヤ機構が組み込まれる
ギヤードモータにおいて、前記フレームには、前記出力
ギヤおよび前記ギヤ機構が収納される収納凹部が形成さ
れるとともに、前記カバーには、前記収納凹部の内壁に
沿って該収納凹部に嵌まり込む凸部が形成されてなる嵌
合部を有している。
ーで構成されるギヤボックスに、出力ギヤおよび該出力
ギヤにモータの回転を伝達するギヤ機構が組み込まれる
ギヤードモータにおいて、前記フレームには、前記出力
ギヤおよび前記ギヤ機構が収納される収納凹部が形成さ
れるとともに、前記カバーには、前記収納凹部の内壁に
沿って該収納凹部に嵌まり込む凸部が形成されてなる嵌
合部を有している。
【0010】前記嵌合部を、前記ギヤボックスに組み込
まれるギヤと同心状に、少なくとも2箇所に設けてもよ
い。
まれるギヤと同心状に、少なくとも2箇所に設けてもよ
い。
【0011】また、前記フレームまたはカバーの一方に
は、位置決め用の突起を形成し、他方には、前記突起が
嵌合する嵌合凹部を形成してもよい。
は、位置決め用の突起を形成し、他方には、前記突起が
嵌合する嵌合凹部を形成してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
の形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係るギヤードモータの外
観斜視図であり、図2は、図1のカバー3を取り外した
状態の底面図である。
観斜視図であり、図2は、図1のカバー3を取り外した
状態の底面図である。
【0014】この実施形態のギヤードモータ1は、光磁
気ディスク装置における記録媒体のローディングあるい
はイジェクトを行うためのものであり、このキヤードモ
ータ1は、上述の従来例のギヤードモータよりもトルク
の大きなモータ5に対応した構造となっている。
気ディスク装置における記録媒体のローディングあるい
はイジェクトを行うためのものであり、このキヤードモ
ータ1は、上述の従来例のギヤードモータよりもトルク
の大きなモータ5に対応した構造となっている。
【0015】このギヤードモータ1は、フレーム2およ
びカバー3から構成されるギヤボックス4内に、モータ
5の駆動軸が突出しており、この駆動軸の回転が複数の
ギヤ6〜8からなるギヤ機構10を介して最終の出力ギ
ヤ9に伝達されるように構成されている。すなわち、図
2に示されるように、モータ5の駆動軸と一体のギヤ
(図示せず)が、第1のギヤ6の大径ギヤに噛合し、こ
の第1のギヤ6の小径ギヤが第2のギヤ7の大径ギヤに
噛合し、この第2のギヤ7の小径ギヤが第3のギヤ8の
大径ギヤに噛合し、この第3のギヤ8の小径ギヤが出力
ギヤ9に噛合している。
びカバー3から構成されるギヤボックス4内に、モータ
5の駆動軸が突出しており、この駆動軸の回転が複数の
ギヤ6〜8からなるギヤ機構10を介して最終の出力ギ
ヤ9に伝達されるように構成されている。すなわち、図
2に示されるように、モータ5の駆動軸と一体のギヤ
(図示せず)が、第1のギヤ6の大径ギヤに噛合し、こ
の第1のギヤ6の小径ギヤが第2のギヤ7の大径ギヤに
噛合し、この第2のギヤ7の小径ギヤが第3のギヤ8の
大径ギヤに噛合し、この第3のギヤ8の小径ギヤが出力
ギヤ9に噛合している。
【0016】最終の出力ギヤ9の上面側に突設された図
1に示される作動ピン9aが、図示しないレバーを作動
して記録媒体のローディングやイジェクトを行うもので
ある。
1に示される作動ピン9aが、図示しないレバーを作動
して記録媒体のローディングやイジェクトを行うもので
ある。
【0017】また、出力ギヤ9の下面側には、図2に示
されるように、マグネット11が設けられるとともに、
この出力ギヤ9の下面に対向する位置には、後述のよう
にしてホールIC12が設けられており、マグネット1
1およびホールIC12によって出力ギヤ9の回転角度
(回転位置)を検出する回転角度検出部13が構成さ
れ、この検出出力に基づいて、モータ5の駆動を制御す
るように構成されている。なお、本発明の他の実施形態
として、ホールIC12に代えてホール素子を用いても
よい。
されるように、マグネット11が設けられるとともに、
この出力ギヤ9の下面に対向する位置には、後述のよう
にしてホールIC12が設けられており、マグネット1
1およびホールIC12によって出力ギヤ9の回転角度
(回転位置)を検出する回転角度検出部13が構成さ
れ、この検出出力に基づいて、モータ5の駆動を制御す
るように構成されている。なお、本発明の他の実施形態
として、ホールIC12に代えてホール素子を用いても
よい。
【0018】この実施形態のギヤードモータ1は、図1
2に示される従来の回路基板62に代えて、柔軟性のあ
る絶縁性フィルムの表面に導体パターンを形成したフレ
キシブル印刷配線基板(以下「フレキシブル基板」とい
う)14の所要部分を裏打板で補強した基板を使用して
おり、回転角度検出部13を構成するホールIC12
を、後述のように、フレキシブル基板14および裏打板
に形成された貫通した取付穴に、その本体部分を落とし
込んだ状態で取り付けるようにしている。
2に示される従来の回路基板62に代えて、柔軟性のあ
る絶縁性フィルムの表面に導体パターンを形成したフレ
キシブル印刷配線基板(以下「フレキシブル基板」とい
う)14の所要部分を裏打板で補強した基板を使用して
おり、回転角度検出部13を構成するホールIC12
を、後述のように、フレキシブル基板14および裏打板
に形成された貫通した取付穴に、その本体部分を落とし
込んだ状態で取り付けるようにしている。
【0019】図3は、フレキシブル基板14に、ホール
IC12を実装した状態を示す平面図であり、図4は、
その切断面線A−Aから見た断面図である。
IC12を実装した状態を示す平面図であり、図4は、
その切断面線A−Aから見た断面図である。
【0020】このフレキシブル基板14は、当該フレキ
シブル基板14をギヤボックス4外に引き出すために柔
軟性が必要とされる部分、図3において、Wで示される
範囲の引き出し部分15以外の所要部分には、機械的強
度を高めるために上述の裏打板16が接着されている。
また、フレキシブル基板14には、このフレキシブル基
板14をフレーム2に取り付ける際の位置決め用の貫通
孔19,20が形成されており、裏打板が接着されてい
ない引き出し部分15の遊端には、コネクタ部17が設
けられている。
シブル基板14をギヤボックス4外に引き出すために柔
軟性が必要とされる部分、図3において、Wで示される
範囲の引き出し部分15以外の所要部分には、機械的強
度を高めるために上述の裏打板16が接着されている。
また、フレキシブル基板14には、このフレキシブル基
板14をフレーム2に取り付ける際の位置決め用の貫通
孔19,20が形成されており、裏打板が接着されてい
ない引き出し部分15の遊端には、コネクタ部17が設
けられている。
【0021】このフレキシブル基板14および裏打板1
6には、図4に示されるように、ホールIC12を実装
するための貫通した取付穴18が形成されており、この
取付穴18は、ギヤボックス4内に組み込んだ際に、出
力ギヤ9のマグネット11が設けられた面に臨む所定の
位置に形成され、さらに、この取付穴18の形状は、ホ
ールIC12の本体12aに対応した矩形形状となって
いる。
6には、図4に示されるように、ホールIC12を実装
するための貫通した取付穴18が形成されており、この
取付穴18は、ギヤボックス4内に組み込んだ際に、出
力ギヤ9のマグネット11が設けられた面に臨む所定の
位置に形成され、さらに、この取付穴18の形状は、ホ
ールIC12の本体12aに対応した矩形形状となって
いる。
【0022】この実施形態のギヤードモータ1では、こ
のフレキシブル基板14および裏打板16の取付穴18
内に、図4に示されるように、ホールIC12の本体1
2aを落とし込むとともに、この本体12aから外方へ
水平に延びるリード端子12bを、フレキシブル基板1
4に半田付けするようにしている。
のフレキシブル基板14および裏打板16の取付穴18
内に、図4に示されるように、ホールIC12の本体1
2aを落とし込むとともに、この本体12aから外方へ
水平に延びるリード端子12bを、フレキシブル基板1
4に半田付けするようにしている。
【0023】この取付穴18は、上述のように、ホール
IC12の本体12aの外形に対応した形状となってお
り、ホールIC12を、取付穴18内に落とし込むこと
によってホールIC12の取り付け位置が規定されるよ
うに構成されている。
IC12の本体12aの外形に対応した形状となってお
り、ホールIC12を、取付穴18内に落とし込むこと
によってホールIC12の取り付け位置が規定されるよ
うに構成されている。
【0024】すなわち、このギヤードモータ1では、フ
レキシブル基板14へのホールIC12の実装は、フレ
キシブル基板14および裏打板16に形成された取付穴
18にホールIC12の本体12a部分を落とし込むこ
とにより、取付穴18とホールIC12の本体12aと
によって位置決めされることになり、これによって、位
置決め用治具などを用いてホールICの位置決めを行う
必要がなく、実装作業が簡略化されることになる。しか
も、フレキシブル基板14は、従来の回路基板62に比
べて取付穴18の寸法精度を高めることができるので、
位置決め用治具64を用いた実装に比べて取付位置の誤
差も小さくすることができ、これによって、ホールIC
12の位置決め精度が高まって出力ギヤ9の回転角度検
出の精度が高まることになる。
レキシブル基板14へのホールIC12の実装は、フレ
キシブル基板14および裏打板16に形成された取付穴
18にホールIC12の本体12a部分を落とし込むこ
とにより、取付穴18とホールIC12の本体12aと
によって位置決めされることになり、これによって、位
置決め用治具などを用いてホールICの位置決めを行う
必要がなく、実装作業が簡略化されることになる。しか
も、フレキシブル基板14は、従来の回路基板62に比
べて取付穴18の寸法精度を高めることができるので、
位置決め用治具64を用いた実装に比べて取付位置の誤
差も小さくすることができ、これによって、ホールIC
12の位置決め精度が高まって出力ギヤ9の回転角度検
出の精度が高まることになる。
【0025】さらに、裏打板16で補強されたフレキシ
ブル基板14の取付穴18内に、ホールIC12の本体
12aを落とし込んだ状態で取り付けるので、回路基板
62上にホールICを載置して実装する従来例に比べて
回転角度検出部13の厚みを薄くすることができる。
ブル基板14の取付穴18内に、ホールIC12の本体
12aを落とし込んだ状態で取り付けるので、回路基板
62上にホールICを載置して実装する従来例に比べて
回転角度検出部13の厚みを薄くすることができる。
【0026】また、このフレキシブル基板14は、上述
のようにフレーム2に取り付ける際の位置決め用の貫通
孔19,20を有し、この貫通孔19,20にフレーム
2に形成された後述の突起が挿通するように該フレーム
2に取り付けるのであるが、フレキシブル基板14は、
従来の回路基板62に比べて、この貫通孔19,20の
寸法公差を小さくすることができ、フレーム2に対する
フレキシブル基板14の位置決めの精度を高めることが
できる。なお、本発明の他の実施形態として、裏打板1
6を省略してもよい。
のようにフレーム2に取り付ける際の位置決め用の貫通
孔19,20を有し、この貫通孔19,20にフレーム
2に形成された後述の突起が挿通するように該フレーム
2に取り付けるのであるが、フレキシブル基板14は、
従来の回路基板62に比べて、この貫通孔19,20の
寸法公差を小さくすることができ、フレーム2に対する
フレキシブル基板14の位置決めの精度を高めることが
できる。なお、本発明の他の実施形態として、裏打板1
6を省略してもよい。
【0027】図5は、ギヤボックス4を構成するフレー
ム2の平面図であり、図6は、その底面図であり、図7
は、図6の切断面線ABCDから見た断面図であり、こ
れらの図および図1を参照しながらフレーム2の構成を
詳細に説明する。
ム2の平面図であり、図6は、その底面図であり、図7
は、図6の切断面線ABCDから見た断面図であり、こ
れらの図および図1を参照しながらフレーム2の構成を
詳細に説明する。
【0028】フレーム2には、上述の出力ギヤ9の一部
および該出力ギヤ9に突設された作動ピン9aが臨む円
形の大径開口部23が形成されるとともに、モータ5の
駆動軸が挿通する円形の小径開口部24が形成されてい
る。このフレーム2の上面側には、モータ5を係止固定
する3つの係止部25が突設されている。
および該出力ギヤ9に突設された作動ピン9aが臨む円
形の大径開口部23が形成されるとともに、モータ5の
駆動軸が挿通する円形の小径開口部24が形成されてい
る。このフレーム2の上面側には、モータ5を係止固定
する3つの係止部25が突設されている。
【0029】このフレーム2の側面の所要箇所には、係
合突起29が形成されており、これら係合突起29に、
カバー3に形成されている後述の門形のフックが係合す
ることにより、フレーム2およびカバー3が一体的に組
み立てられるように構成されている。さらに、このフレ
ーム2の隅部の3箇所には、当該ギヤードモータ1を所
要箇所に取り付けるための取付孔を有する取付部70〜
72が形成されている。
合突起29が形成されており、これら係合突起29に、
カバー3に形成されている後述の門形のフックが係合す
ることにより、フレーム2およびカバー3が一体的に組
み立てられるように構成されている。さらに、このフレ
ーム2の隅部の3箇所には、当該ギヤードモータ1を所
要箇所に取り付けるための取付孔を有する取付部70〜
72が形成されている。
【0030】一方、フレーム2の下面側、すなわち、カ
バー3が取り付けられる側には、上述の出力ギヤ9、ギ
ヤ機構10およびフレキシブル基板14のホールIC1
2が実装された部分が組み込まれる第1収納凹部26が
構成されるとともに、フレキシブル基板14の残余の部
分が組み込まれる第2収納凹部27が構成されている。
第1収納凹部26は、図6に示されるように、それに組
み込まれる出力ギヤ9およびギヤ機構10の第1〜第3
の各ギヤ6〜8の歯先円の一部に沿った形状に形成され
ており、出力ギヤ9に対応する内壁41と、第1〜第3
の各ギヤ6〜8に対応する内壁42〜45を有してい
る。この第1収納凹部26には、第1のギヤ6に対応す
る支軸28が形成されており、さらに、第2,第3のギ
ヤ7,8に対応する支軸も突設される。
バー3が取り付けられる側には、上述の出力ギヤ9、ギ
ヤ機構10およびフレキシブル基板14のホールIC1
2が実装された部分が組み込まれる第1収納凹部26が
構成されるとともに、フレキシブル基板14の残余の部
分が組み込まれる第2収納凹部27が構成されている。
第1収納凹部26は、図6に示されるように、それに組
み込まれる出力ギヤ9およびギヤ機構10の第1〜第3
の各ギヤ6〜8の歯先円の一部に沿った形状に形成され
ており、出力ギヤ9に対応する内壁41と、第1〜第3
の各ギヤ6〜8に対応する内壁42〜45を有してい
る。この第1収納凹部26には、第1のギヤ6に対応す
る支軸28が形成されており、さらに、第2,第3のギ
ヤ7,8に対応する支軸も突設される。
【0031】また、フレーム2には、上述のフレキシブ
ル基板14の位置決めおよびカバー3の位置決めを兼用
する円柱状の突起21,22が突設されている。
ル基板14の位置決めおよびカバー3の位置決めを兼用
する円柱状の突起21,22が突設されている。
【0032】第2収納凹部27には、フレキシブル基板
14の柔軟性を有する引き出し部分をギヤボックス4外
に引き出すための開口部30が形成されており、この開
口部30は、フレキシブル基板14を引き出すのに十分
な大きさを有しており、フレキシブル基板14の引き出
し作業が容易に行えるように構成されている。
14の柔軟性を有する引き出し部分をギヤボックス4外
に引き出すための開口部30が形成されており、この開
口部30は、フレキシブル基板14を引き出すのに十分
な大きさを有しており、フレキシブル基板14の引き出
し作業が容易に行えるように構成されている。
【0033】この実施形態のギヤードモータ1では、フ
レーム2とカバー3との固定を強固にして動作中に作用
するラジアル方向の力によってもガタツキが生じないよ
うにするために、フレーム2の第1収納凹部26の内壁
を、上述のようにギヤ6,9の歯先円に沿った同心状に
形成しており、この第1収納凹部26と、この第1収納
凹部26に嵌まり込むカバー3の後述の凸部とによって
嵌合部である、いわゆるインローを構成している。
レーム2とカバー3との固定を強固にして動作中に作用
するラジアル方向の力によってもガタツキが生じないよ
うにするために、フレーム2の第1収納凹部26の内壁
を、上述のようにギヤ6,9の歯先円に沿った同心状に
形成しており、この第1収納凹部26と、この第1収納
凹部26に嵌まり込むカバー3の後述の凸部とによって
嵌合部である、いわゆるインローを構成している。
【0034】図8は、カバー3の平面図であり、図9
は、図8の切断面線ABCDEから見た断面図であり、
これらの図および図1を参照しながらカバー3の構成を
詳細に説明する。
は、図8の切断面線ABCDEから見た断面図であり、
これらの図および図1を参照しながらカバー3の構成を
詳細に説明する。
【0035】カバー3には、ギヤ機構10の各ギヤ6〜
8および出力ギヤ9の支軸に対応する円形の支持凹部3
1〜34が形成されるとともに、フレーム2の突起2
1,22に対応する嵌合凹部35,36が形成されてい
る。
8および出力ギヤ9の支軸に対応する円形の支持凹部3
1〜34が形成されるとともに、フレーム2の突起2
1,22に対応する嵌合凹部35,36が形成されてい
る。
【0036】また、カバー3には、その周縁部の所要箇
所に、フレーム2の係合突起29に係合する門形のフッ
ク46が突設されている。
所に、フレーム2の係合突起29に係合する門形のフッ
ク46が突設されている。
【0037】このカバー3には、フレーム2の第1の収
納凹部26に嵌まり込む円弧状の凸部371〜3,38が
形成されており、大径円弧状の第1の凸部371〜3は、
図6に示される第1収納凹部26の出力ギヤ9に対応す
る内壁41に沿って嵌まり込み、小径円弧状の第2の凸
部38は、第1収納凹部26の第1のギヤ6に対応する
内壁42に沿って嵌まり込むように構成されている。ま
た、補強用のリブとして、中径円弧状の凸部39,40
が形成されている。
納凹部26に嵌まり込む円弧状の凸部371〜3,38が
形成されており、大径円弧状の第1の凸部371〜3は、
図6に示される第1収納凹部26の出力ギヤ9に対応す
る内壁41に沿って嵌まり込み、小径円弧状の第2の凸
部38は、第1収納凹部26の第1のギヤ6に対応する
内壁42に沿って嵌まり込むように構成されている。ま
た、補強用のリブとして、中径円弧状の凸部39,40
が形成されている。
【0038】このように、フレーム2には、第1収納凹
部26が形成されるとともに、カバー3には、前記第1
収納凹部26の内壁41,42に沿って嵌まり込む凸部
371〜3,38が形成されて嵌合部であるインローが構
成されるので、フレーム2とカバー3とによってギヤボ
ックス4を構成した際に、フレーム2とカバー3とを強
固に固定することができ、動作中にラジアル方向の力が
作用してもフレーム2とカバー3とがガタツクことがな
い。
部26が形成されるとともに、カバー3には、前記第1
収納凹部26の内壁41,42に沿って嵌まり込む凸部
371〜3,38が形成されて嵌合部であるインローが構
成されるので、フレーム2とカバー3とによってギヤボ
ックス4を構成した際に、フレーム2とカバー3とを強
固に固定することができ、動作中にラジアル方向の力が
作用してもフレーム2とカバー3とがガタツクことがな
い。
【0039】しかも、インローを、ギヤボックス4に組
み込まれるギヤ6,9と同心状に設けているので、位置
決め精度が高まってギヤの組み込み作業が容易となる。
み込まれるギヤ6,9と同心状に設けているので、位置
決め精度が高まってギヤの組み込み作業が容易となる。
【0040】なお、本発明の他の実施形態として、嵌合
部は、ギヤ6,9と同心状でなくてもよい。
部は、ギヤ6,9と同心状でなくてもよい。
【0041】カバー3には、フレーム2の上述の開口部
30から引き出される柔軟性のフレキシブル基板14の
引き出し位置を規制するための規制部47が突設されて
おり、図10に示されるように、フレーム2とカバー3
とを組み立ててギヤボックス4を構成したときには、ギ
ヤボックス4内に位置する規制部47が、フレキシブル
基板14の下面に当接してフレーム2の開口部30にお
けるフレキシブル基板14の引き出し高さを規定するこ
とになる。
30から引き出される柔軟性のフレキシブル基板14の
引き出し位置を規制するための規制部47が突設されて
おり、図10に示されるように、フレーム2とカバー3
とを組み立ててギヤボックス4を構成したときには、ギ
ヤボックス4内に位置する規制部47が、フレキシブル
基板14の下面に当接してフレーム2の開口部30にお
けるフレキシブル基板14の引き出し高さを規定するこ
とになる。
【0042】このようにフレキシブル基板14の引き出
し高さを規制することにより、当該ギヤードモータ1を
所要箇所に取り付ける際に、取付部70の上方をフレキ
シブル基板14が覆ってしまってネジ等による取付作業
を妨げるのを有効に防止することができる。
し高さを規制することにより、当該ギヤードモータ1を
所要箇所に取り付ける際に、取付部70の上方をフレキ
シブル基板14が覆ってしまってネジ等による取付作業
を妨げるのを有効に防止することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ギヤボッ
クスを構成するフレームには、収納凹部が形成されると
ともに、カバーには、前記収納凹部の内壁に沿って該収
納凹部に嵌まり込む凸部が形成されてなる嵌合部を有す
るので、フレームとカバーとの間の固定を強固にするこ
とができ、トルクの大きなモータの動作中にラジアル方
向の力が作用してもフレームとカバーとがガタツクこと
がない。
クスを構成するフレームには、収納凹部が形成されると
ともに、カバーには、前記収納凹部の内壁に沿って該収
納凹部に嵌まり込む凸部が形成されてなる嵌合部を有す
るので、フレームとカバーとの間の固定を強固にするこ
とができ、トルクの大きなモータの動作中にラジアル方
向の力が作用してもフレームとカバーとがガタツクこと
がない。
【0044】また、嵌合部を、ギヤボックス内に組み込
まれるギヤと同心状に形成することにより、ギヤボック
ス内に組み込まれるギヤの位置決めが容易となる。
まれるギヤと同心状に形成することにより、ギヤボック
ス内に組み込まれるギヤの位置決めが容易となる。
【0045】さらに、フレームまたはカバーの一方に、
位置決め用の突起を形成し、他方に、前記突起が嵌合す
る嵌合凹部を形成することにより、フレームとカバーと
の位置合わせが一層確実に行えることになる。
位置決め用の突起を形成し、他方に、前記突起が嵌合す
る嵌合凹部を形成することにより、フレームとカバーと
の位置合わせが一層確実に行えることになる。
【図1】本発明に係るギヤードモータの外観斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のギヤードモータのカバーを取り外した状
態の底面図である。
態の底面図である。
【図3】ホールICが実装されたフレキシブル基板の平
面図である。
面図である。
【図4】図3の切断面線A−Aから見た断面図である。
【図5】図1のギヤードモータのフレームの平面図であ
る。
る。
【図6】図5のフレームの底面図である。
【図7】図6の切断面線ABCDから見た断面図であ
る。
る。
【図8】図1のギヤードモータのカバーの平面図であ
る。
る。
【図9】図8の切断面線ABCDEから見た断面図であ
る。
る。
【図10】図1のギヤードモータのフレキシブル基板の
引き出し部分の一部断面図である。
引き出し部分の一部断面図である。
【図11】従来例のギヤードモータの外観斜視図であ
る。
る。
【図12】図11のギヤードモータのカバーを取り外し
た状態の底面図である。
た状態の底面図である。
1 ギヤードモータ 2 フレーム 3 カバー 9 出力ギヤ 10 ギヤ機構 11 マグネット 12 ホールIC 14 フレキシブル基板 18 取付穴 26 第1収納凹部 30 開口部 371〜3,38 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 フレームおよびカバーで構成されるギヤ
ボックスに、出力ギヤおよび該出力ギヤにモータの回転
を伝達するギヤ機構が組み込まれるギヤードモータにお
いて、 前記フレームには、前記出力ギヤおよび前記ギヤ機構が
収納される収納凹部が形成されるとともに、前記カバー
には、前記収納凹部の内壁に沿って該収納凹部に嵌まり
込む凸部が形成されてなる嵌合部を有することを特徴と
するギヤードモータ。 - 【請求項2】 前記嵌合部を、前記ギヤボックスに組み
込まれるギヤと同心状に、少なくとも2箇所に有する請
求項1記載のギヤードモータ。 - 【請求項3】 前記フレームまたはカバーの一方には、
位置決め用の突起が形成され、他方には、前記突起が嵌
合する嵌合凹部が形成されている請求項1または2記載
のギヤードモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27558795A JPH09121508A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ギヤードモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27558795A JPH09121508A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ギヤードモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121508A true JPH09121508A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17557541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27558795A Pending JPH09121508A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ギヤードモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09121508A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009180325A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
JP2014087140A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Nidec Sankyo Corp | ギアードモータ |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP27558795A patent/JPH09121508A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009180325A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
JP2014087140A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Nidec Sankyo Corp | ギアードモータ |
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