JP2023165184A - 回転機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高い回転機器を実現する。【解決手段】回転機器は、筐体と、モータ及び1又は複数のギアとを備える。筐体は、第1筐体と、当該第1筐体に係合する第2筐体と、を有する。モータ及び1又は複数のギアは、当該筐体に収容される。前記第2筐体の側壁部には、第1フックが設けられ、前記第1筐体の側壁部には、前記第1フックに係合する第1突出部が設けられる。前記第1の方向において、前記第1突出部に係合する前記第1フックの面と、前記第1フックに係合する前記第1突出部の面とは接触している。前記第1フック及び前記第1突出部の一方の面は他方の面に対して傾斜しており、前記第1フックの面は、前記第1筐体の側壁部に向けられている。【選択図】図5
Description
本発明は、回転機器に関する。
アクチュエータ等に用いられる回転機器として、係合する一対の筐体内に、モータやギアを収容する回転装置が知られている。例えば、ケース及びカバーの何れか一方に弾性変形可能な舌片部を形成し、他方に舌片部に係合可能な爪部を形成し、これら舌片部と爪部とがスナップフィットにより係合するモータ装置が知られている。
しかし、係合部を用いて筐体を組み合わせる場合、モータ等の振動により生じた反力が、係合部に加わった場合に、係合が外れやすいので、回転機器の信頼度が低下する場合がある。
一つの側面では、信頼性の高い回転機器を実現できることを目的とする。
一つの態様において、回転機器は、筐体と、モータ及び1又は複数のギアとを備える。筐体は、第1筐体と、当該第1筐体に係合する第2筐体と、を有する。モータ及び1又は複数のギアは、当該筐体に収容される。前記第2筐体の側壁部には、第1フックが設けられ、前記第1筐体の側壁部には、前記第1フックに係合する第1突出部が設けられる。前記第1の方向において、前記第1突出部に係合する前記第1フックの面と、前記第1フックに係合する前記第1突出部の面とは接触している。前記第1フック及び前記第1突出部の一方の面は他方の面に対して傾斜しており、前記第1突出部の面は、前記第1筐体の側壁部に向けられている。
一つの態様によれば、信頼性の高い回転機器を実現できる。
以下に、本願の開示する回転機器の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。各図面において、説明を分かりやすくするために、後に説明するモータ3の回転軸31が延在する方向をX軸方向とし、当該回転軸31と直交する、後に説明する出力軸51が延在する方向をZ軸方向とする座標系を図示する場合がある。
[実施形態]
図1は、実施形態における回転機器の一例を示す斜視図、図2は、実施形態における回転機器から第1筐体を取り外した平面図、図3は、実施形態における第1筐体の一例を説明する斜視図、図4は、実施形態における第2筐体の一例を説明する斜視図である。また、図5は、実施形態における筐体の一例を示す断面斜視図であり、図6は、実施形態における筐体の一例を示す別の断面斜視図である。図5は、図1の平面S1で切断した断面を示し、図6は、図1の平面S2で切断した断面を示す。なお、図5及び図6では、第1筐体21と第2筐体22とが結合した状態を示しており、図2に示す回転機器1の内部構造は図示されていない。実施形態に係る回転機器1は、例えば、車両用の空調システムなどに用いられるアクチュエータとして好適に用いることができ、風量等を制御するためのルーバーの回動動作を制御することができる。
図1は、実施形態における回転機器の一例を示す斜視図、図2は、実施形態における回転機器から第1筐体を取り外した平面図、図3は、実施形態における第1筐体の一例を説明する斜視図、図4は、実施形態における第2筐体の一例を説明する斜視図である。また、図5は、実施形態における筐体の一例を示す断面斜視図であり、図6は、実施形態における筐体の一例を示す別の断面斜視図である。図5は、図1の平面S1で切断した断面を示し、図6は、図1の平面S2で切断した断面を示す。なお、図5及び図6では、第1筐体21と第2筐体22とが結合した状態を示しており、図2に示す回転機器1の内部構造は図示されていない。実施形態に係る回転機器1は、例えば、車両用の空調システムなどに用いられるアクチュエータとして好適に用いることができ、風量等を制御するためのルーバーの回動動作を制御することができる。
図1及び図2に示すように、実施形態における回転機器1は、筐体2と、筐体2に収容された、モータ3及びギア群6と、を備える。図1及び図5に示すように、筐体2は、第1筐体21と、第1筐体21に係合する第2筐体22とを備えている。第1筐体21と第2筐体22とは、Z軸方向において対向する。すなわち、筐体2は、図3に示す開口部212を有する第1筐体21と、図4に示す開口部222を有する第2筐体22とを、Z軸方向において、開口部212,222同士を対向させた状態で連結して構成される。なお、Z軸方向は、第1の方向の一例である。
図2に示すように、回転機器1は、内部に、モータ3や、このモータ3からの動力を伝達する複数のギア(以下、ギア群と呼称する)6や、このギア群6に含まれる出力ギア50の回転角を検出するセンサー7等を備える。モータ3及びギア群6は、筐体2に収容される。なお、ギア群6は、複数のギアの一例である。
ギア群6には、モータ3の回転軸31に装着されたウォーム10と、第1伝達ギア61と、第2伝達ギア62と、出力ギア50とが含まれる。なお、ギア群6に代えて、回転機器1が、単一のギアを備えるような構成であってもよい。第1伝達ギア61は、図2に示すように、ウォーム10に対して、Y軸方向における正方向側に位置する。
ウォーム10の回転は、第1伝達ギア61のヘリカルギア61aに伝達されるとともに、このヘリカルギア61aと同軸上に設けられた、ヘリカルギア61aよりも小径のギア61bを介して第2伝達ギア62に伝達される。そして、第2伝達ギア62の回転は、出力ギア50に伝達される。また、出力ギア50には、出力軸51が設けられている。第1伝達ギア61及び第2伝達ギア62の回転軸は、出力軸51の方向(Z軸方向)に延在しており、ウォーム10の回転軸方向(X軸方向)に対して交差する方向に延在している。
こうして、モータ3の回転は、所定の減速比で減速されて、出力軸51から外部へ出力される。そして、この出力ギア50の回転角がセンサー7により検出される。センサー7で検出した出力ギア50の回転角の情報は、例えば図2に示す端子群4を介して外部に送信される。また、端子群4は、例えば図2に示すFPC8を介して、モータ3と接続されてもよい。なお、各図面においては、筐体2において出力軸51が挿通される孔部や、筐体2の詳細な内部構造の図示を省略している。
なお、センサー7が検出するのは、出力ギア50の回転角ではなく回転数であってもよいし、回転角及び回転数の両方であってもよい。また、本実施形態では、モータ3としてDCモータを採用しているが、ブラシレスモータやステッピングモータであってもよい。ブラシレスモータやステッピングモータを採用する場合、回転機器1としては、センサー7は不要となっても構わない。
図3に示すように、第1筐体21は、筐体2の天面部となる面部210と、この面部210の外周部に設けられた側壁部211とを有する。開口部212は、側壁部211で囲まれている。他方、第2筐体22は、図4に示すように、筐体2の底面部となる面部220と、この面部220の外周部に設けられた側壁部221とを有する。開口部222は、側壁部221で囲まれている。また、開口部212及び222には、図2に示すモータ3が収容される収容部213及び223がそれぞれ形成される。なお、筐体2は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS、ポリカーボネート等の弾性を有する、又は変形可能な樹脂材料で形成される。
第1筐体21及び第2筐体22における一側辺の両端部には、それぞれ外方へ突出する片(以下、接合片と呼称する)93が形成されている。接合片93には所定の固定部材として緊締具(不図示)が挿通される孔部(以下、連結孔として呼称する)94が設けられており、接合された第1筐体21と第2筐体22とは、4つの連結孔94を介して所定の緊締具により強固に連結され、一体の筐体2を構成する。
上述してきた筐体2の構成において、本実施形態では、第1筐体21の外周部をなす側壁部211の角部にボス部29が設けられ、第2筐体22の角部に第2の貫通孔292が設けられている。すなわち、第1筐体21には、たとえばボルトやビスなどの締結具を挿通可能な第1の貫通孔291を有する円筒状のボス部29が面部210から突出して形成されている。そして、第2筐体22には、ボス部29が嵌合する第2の貫通孔292が設けられる。
ボス部29は複数設けられており、それに応じて第2の貫通孔292も複数設けられている。複数のボス部29は、それぞれ第1筐体21の複数の角部に設けられており、複数の第2の貫通孔292についても、それぞれ第2筐体22の複数の角部に設けられている。本実施形態では、第1筐体21の面部210及び第2筐体22の面部220は、平面視で略矩形形状をしており、それぞれ角部にボス部29及び第2の貫通孔292が設けられる。なお、実施形態において、ボス部29及び第2の貫通孔292は、4隅の角部のうち3カ所に形成されているが、これに限られず、4隅の角部すべてに設けられていてもよく、またその他の場所に設けられていてもよい。
また、第1筐体21と第2筐体22には、それぞれ互いに対応する延在部219,229が形成されている。延在部219、229は、X軸正方向側、本実施形態においては端子群4が延在する方向に突出している。これら延在部219,229同士が接合して図1に示すコネクタ部209が形成される。このコネクタ部209には、図2に示す端子群4が保持される。
また、第2筐体22の側壁部221には、第1フック240が設けられ、第1筐体21の側壁部211には、第1フック240に係合する第1突出部230が設けられる。第1フック240は、支持部224により支持される。第1突出部230は、第1筐体21の側壁部211の外周部に一体に形成される。第1フック240及び支持部224は、第2筐体22の側壁部221に一体に形成されている。実施形態において、第1突出部230及び第1フック240は、X軸正方向側、すなわち延在部219が延在する側の側壁部211及び221に形成される。なお、以下において、第1突出部230と第1フック240とをまとめて、第1の係合部と表記する場合がある。
また、図1に示すように、第2筐体22には、第2フック260が設けられており、第1筐体21には、第2突出部250が設けられている。第2フック260は、支持部225により支持される。第2突出部250は、第1筐体21の側壁部211の外周部に一体に形成されている。第2フック260及び支持部225は、第2筐体22の側壁部221に一体に形成されている。かかる第2フック260が、第1筐体21の第2突出部250に係合する。実施形態において、第2突出部250及び第2フック260は、図3及び図4に示すように、X軸負方向側、Y軸正方向側及びY軸負方向側の側壁部211及び221に、それぞれ形成される。なお、以下において、第2突出部250と第2フック260とをまとめて、第2の係合部と表記する場合がある。
なお、フックが第1筐体21に形成され、突出部が第2筐体22に形成されていてもよい。実施形態において、図1に示すように、第1筐体21の延在部219には、第3フック270が形成され、第2筐体22の延在部229には、第3突出部280が形成される。
また、図3に示すように、第1筐体21の側壁部211のZ軸負方向側の端部には、Z軸負方向側に突出する第1対向面215と、Z軸正方向側に位置する第2対向面217とが形成される。実施形態において、第1対向面215は、第2対向面217よりも内側、すなわち開口部212に近い位置に形成される。同様に、第2筐体22の側壁部221のZ軸正方向側の端部には、図4に示すように、Z軸正方向側に突出する第4対向面228と、Z軸負方向側に位置する第3対向面226とを備える。図4に示すように、第3対向面226は、第4対向面228よりも内側、すなわち開口部222に近い位置に形成される。なお、第1対向面215及び第2対向面217は、第1筐体の側壁部の端部の一例であり、第3対向面226及び第4対向面228は、第2筐体の側壁部の端部の一例である。
実施形態において、図5及び図6に示すように、筐体2において、第2筐体22の第4対向面228は、第1筐体21の第2対向面217と対向する位置に形成され、第3対向面226は、第1対向面215と対向する位置に形成される。かかる構成において、第1対向面215及び第2対向面217と、第4対向面228及び第3対向面226は係合している。
こうして、第1筐体21と第2筐体22を突き合わせて、図1に示す筐体2が形成される。すなわち、第2筐体22の第1フック240を第1筐体21の第1突出部230に係合させることで、第1筐体21と第2筐体22とが一体化され、前述したモータ3やギア群6などを収容する筐体2が構成される。
実施形態において、図7及び図8に示すように、第1の係合部の形状は、第2の係合部の形状と異なる。図7は、実施形態における回転機器の第1の係合部の一例を示す断面図、図8は、実施形態における回転機器の第2の係合部の一例を示す断面図である。図7は、図3の枠F1に示す部分を拡大した図であり、図8は、図4の枠F2に示す部分を拡大した図である。なお、図7においては、図1に示す平面S1に存在しない、第2筐体22の支持部224を、破線にて図示している。後に説明する図9についても同様である。また、図8においては、図1に示す平面S2に存在しない第2筐体22の第2フック260の支持部225を、破線にて図示している。
図7に示すように、第2筐体22に形成される第1フック240は、傾斜面241を備える。傾斜面241は、第1筐体21に形成される第1突出部230と接する。具体的には、Z軸方向において、第1突出部230に係合する第1フック240の傾斜面241と、第1フック240に係合する第1突出部230の傾斜面231とは接触している。同様に、第2筐体22に形成される第2フック260の傾斜面261は、図8に示すように、第1筐体21に形成される第2突出部250の傾斜面251と接触する。なお、傾斜面241は、第1フックの面の一例であり、傾斜面231は、第1突出部の面の一例である。
図8に示すように、第2フック260の傾斜面261は、第1筐体21の側壁部211と対向するように傾斜している。すなわち、第2突出部250の傾斜面251は、第2筐体22の外側に向けられており、第2フック260の傾斜面261は、第2筐体22の内側に向けられている。なお、傾斜面251及び261は、例えば、X軸方向、すなわちZ軸方向に略直交する方向に延在していてもよい。この場合、傾斜面251及び261は、第2筐体22の側壁部221に略直交する方向に向けられる。
一方、図7に示すように、第1突出部230の傾斜面231は、第1筐体21の側壁部211に向けられている。また、第1フック240の傾斜面241は、傾斜面231と略同一の角度に傾いて形成される。すなわち、傾斜面241は、第2筐体22の側壁部221とは反対の方向に向けられている。この場合において、第1突出部230の傾斜面231は、第1筐体21の内側に向けられており、第1フック240の傾斜面241は、第1筐体21の側壁部221よりも外側に向けられている。すなわち、実施形態における第1突出部230及び第1フック240は、いわゆる逆テーパ形状を備える。
また、第1フック240は、第1筐体21の側壁部211に接触している。より具体的には、図9に示すように、第1フック240の側面243が、第1筐体21の側壁部211と接触している。図9は、実施形態における回転機器の第1の係合部の一例を示す拡大断面図である。図9に示すように、第1フック240の側面243は、Z軸方向と略同一の方向に延在する。また、第1筐体21の側壁部211における、側面243と対向する部分も、Z軸方向と略同一の方向に延在する。
筐体2において、第1筐体21と第2筐体22が離れる方向に外力が作用した場合、フック及び突出部に加わる反力は、フックと突出部とが接触する接触面における接線に対して垂直に作用する。例えば、図8に示す第2フック260及び第2突出部250においては、矢印D0に示す方向に作用する。この場合、第2フック260には、第2フック260を第2突出部250から引き離す方向D9に作用する力が加わる。
一方、第1フック240及び第1突出部230に加わる反力は、図9の矢印D1に示すように、第1突出部230と第1フック240とを引き離す方向に作用する。しかし、第1突出部230の傾斜面231は、第2筐体22の内側に向けられており、第1フック240の傾斜面241は、第2筐体22の外側に向けられているので、第1フック240が第1突出部230から外れることが抑制される。
具体的には、図9の矢印D1に示す応力により、第1フック240の側面243は、図9の矢印D2に示すように、第1筐体21の側壁部211に押し付けられる。また、第1フック240には、図9の矢印R1に示す方向回転モーメントがさらに加わることで、第1フック240が第1筐体21の側壁部211及び第1突出部230に押し付けられる。これにより、第1フック240が形成された第2筐体22が、第1筐体21から外れることが抑制される。
第2フック260において、第2突出部250と接触する傾斜面261は、図8に示すように、矢印D0に示す方向において、第1筐体21の側壁部211と対向する。一方、第1フック240と第1突出部230とが係合された状態において、第1突出部230の傾斜面231と第1フック240の傾斜面241とは、図9の矢印D1に示す方向、すなわちZ軸方向に対して傾斜した方向において対向する。
また、第1フック240を第1突出部230に取り付け、又は第1突出部230から取り外す場合、図9に示す第1フック240の先端部242を、第1突出部230の先端部232よりも、Z軸正方向側に移動する必要がある。実施形態において、第1フック240を第1突出部230に取り付ける場合、例えば第1フック240を、筐体2を形成する部材(例:樹脂)の伸縮を利用し、図7の矢印の方向に引き延ばすことにより、第1フック240の先端部242を、第1突出部230の先端部232よりもZ軸正方向側に移動させる。
以上説明したように、実施形態における回転機器1は、第1筐体21と、第1筐体21に係合する第2筐体22と、を有する筐体2と、筐体2に収容された、モータ3および1又は複数のギア6と、を備える。第1筐体21と第2筐体22とは、第1の方向において対向しており、第2筐体22の側壁部221には、第1フック240が設けられ、第1筐体21の側壁部211には、第1フック240に係合する第1突出部230が設けられる。第1の方向において、第1突出部230に係合する第1フック240の面241と、第1フック240に係合する第1突出部230の面231とは接触している。第1フック240及び第1突出部230の一方の面は他方の面に対して傾斜しており、第1突出部230の面231は、第1筐体21の側壁部211に向けられている。かかる構成によれば、第1筐体21と第2筐体22とが離れる方向に外力が作用したとしても、第1の係合部が有する傾斜面241及び傾斜面241に作用する反力により、第1フック240が第1突出部230から外れることが抑制されるので、ウォーム10を備えた回転機器1の静音化を実現できる。
[変形例]
以上、本実施形態における構成について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、逆テーパ形状のフックが、第1筐体21に形成され、第2筐体22に逆テーパ形状の突出部が形成されていてもよい。
以上、本実施形態における構成について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、逆テーパ形状のフックが、第1筐体21に形成され、第2筐体22に逆テーパ形状の突出部が形成されていてもよい。
また、逆テーパ形状は、モータ3の近辺等、振動等により応力が加わりやすい係合部に形成されることが好ましい。ただし、筐体2が、複数の逆テーパ形状の係合部との組み合わせを備えていてもよく、全ての係合部に逆テーパ形状が形成されていてもよい。例えば、第2フック260及び第2突出部250、又は第3フック270及び第3突出部280が、第1フック240及び第1突出部230と同様の逆テーパ形状を備えていてもよい。
また、係合部を構成するフックと突出部とのうち、いずれか一方だけが逆テーパ形状であってもよい。この場合において、例えばフックのみに逆テーパ形状が形成されると、突出部からフックに加わる応力が、図9に示す矢印R1とは反対の方向に加わることにより、フックが突出部から外れやすくなる。そこで、フックと突出部とのいずれか一方のみに逆テーパ形状を形成する場合は、突出部のみを逆テーパ形状とすることが好ましい。
以上、本発明を実施形態及び各変形例に基づき説明したが、本発明は実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更が可能であることも言うまでもない。そのような要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 回転機器、2 筐体、3 モータ、4 端子群、6 ギア群、7 センサー、8 FPC、10 ウォーム、21 第1筐体、22 第2筐体、29 ボス部、31 回転軸、50 出力ギア、51 出力軸、61 第1伝達ギア、61a ヘリカルギア、61b ギア、62 第2伝達ギア、93 接合片、94 連結孔、209 コネクタ部、210,220 面部、211,221 側壁部、212,222 開口部、215 第1対向面、217 第2対向面、219,229 延在部、226 第3対向面、228 第4対向面、230 第1突出部、240 第1フック、250 第2突出部、260 第2フック、270 第3フック、280 第3突出部、231,241,251,261 傾斜面、232,242 先端部、243 側面、291 第1の貫通孔、292 第2の貫通孔
Claims (6)
- 第1筐体と、当該第1筐体に係合する第2筐体と、を有する筐体と、
前記筐体に収容された、モータおよび1又は複数のギアと、
を備え、
前記第1筐体と前記第2筐体とは、第1の方向において対向しており、
前記第2筐体の側壁部には、第1フックが設けられ、
前記第1筐体の側壁部には、前記第1フックに係合する第1突出部が設けられ、
前記第1の方向において、前記第1突出部に係合する前記第1フックの面と、前記第1フックに係合する前記第1突出部の面とは接触しており、
第1フック及び前記第1突出部の一方の面は他方の面に対して傾斜しており、
前記第1突出部の面は、前記第1筐体の側壁部に向けられている、
回転機器。 - 前記第1突出部の面は、前記第2筐体の内側に向けられており、
前記第1フックの面は傾斜しており、前記第2筐体の外側に向けられている、請求項1に記載の回転機器。 - 前記第1突出部は、前記第1筐体の側壁部に設けられている、請求項1又は2に記載の回転機器。
- 前記第2筐体には、第2フックが設けられており、
前記第1筐体には、第2突出部が設けられている、
請求項1乃至3のいずれか1つに記載の回転機器。 - 前記第1筐体の側壁部の端部と前記第2筐体の側壁部の端部は係合している、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の回転機器。
- 前記第1フックは、前記第1筐体の側壁部に接触している、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の回転機器。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP2022075917A JP2023165184A (ja) | 2022-05-02 | 2022-05-02 | 回転機器 |
CN202310358143.9A CN116995846A (zh) | 2022-05-02 | 2023-04-06 | 旋转设备 |
US18/307,075 US20240079925A1 (en) | 2022-05-02 | 2023-04-26 | Rotating device |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2022075917A JP2023165184A (ja) | 2022-05-02 | 2022-05-02 | 回転機器 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2022
- 2022-05-02 JP JP2022075917A patent/JP2023165184A/ja active Pending
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2023
- 2023-04-06 CN CN202310358143.9A patent/CN116995846A/zh active Pending
- 2023-04-26 US US18/307,075 patent/US20240079925A1/en active Pending
Also Published As
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US20240079925A1 (en) | 2024-03-07 |
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