JPH09120273A - 表示回路 - Google Patents
表示回路Info
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- JPH09120273A JPH09120273A JP29187096A JP29187096A JPH09120273A JP H09120273 A JPH09120273 A JP H09120273A JP 29187096 A JP29187096 A JP 29187096A JP 29187096 A JP29187096 A JP 29187096A JP H09120273 A JPH09120273 A JP H09120273A
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- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表示データの階調との関係を柔軟に設定可能と
する。 【解決手段】階調信号発生部17は、複数の階調信号を
生成する。階調選択部32は、設定に従い、表示データ
の各値に階調信号を割り当てる。階調制御部は、表示メ
モリ8、9、10から読み出された値に割り当てられた
階調信号を選択し、表示で得変換部20を介してLCD2
1に供給する。
する。 【解決手段】階調信号発生部17は、複数の階調信号を
生成する。階調選択部32は、設定に従い、表示データ
の各値に階調信号を割り当てる。階調制御部は、表示メ
モリ8、9、10から読み出された値に割り当てられた
階調信号を選択し、表示で得変換部20を介してLCD2
1に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の輝度情報で
表示可能な階調表示に係り、特に、カラー情報を輝度情
報に対応付けて表示する場合に好適な表示回路に関す
る。
表示可能な階調表示に係り、特に、カラー情報を輝度情
報に対応付けて表示する場合に好適な表示回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高集積化技術の発達により、OA
機器の小型化が進みポータブルパソコン等の新しい市場
が本格的に立ち上りつつある。ポータブル化の主要な要
素は表示装置であり、従来のCRT(Cathode
Ray Tube)に代わり液晶、プラズマ、EL(E
lectro Luminescence)等のフラッ
ト表示装置を駆動する技術が重要となっている。中でも
カラー表示をモノクロ画面でエミュレーションする階調
表示は、ソフトウェア財産を継承するという点で有用な
技術である。例えば、特開昭58−57192号公報に
開示されるように、液晶表示装置(以下、LCDと略
記)は、1画面周期単位で表示と非表示を制御し、中間
調を表示できる。以下、図2、3を参照して、上記階調
表示について説明する。
機器の小型化が進みポータブルパソコン等の新しい市場
が本格的に立ち上りつつある。ポータブル化の主要な要
素は表示装置であり、従来のCRT(Cathode
Ray Tube)に代わり液晶、プラズマ、EL(E
lectro Luminescence)等のフラッ
ト表示装置を駆動する技術が重要となっている。中でも
カラー表示をモノクロ画面でエミュレーションする階調
表示は、ソフトウェア財産を継承するという点で有用な
技術である。例えば、特開昭58−57192号公報に
開示されるように、液晶表示装置(以下、LCDと略
記)は、1画面周期単位で表示と非表示を制御し、中間
調を表示できる。以下、図2、3を参照して、上記階調
表示について説明する。
【0003】図2は従来例を示すパソコン表示系回路の
ブロック図である。同図において、1は中央演算処理装
置(以下、MPUと略記)、2はアドレスバス、3はデ
ータバス、4はLCDタイミングコントローラ(以下L
CTCと略記)、5はフレームラインマーカ信号(以
下、FLM信号と略記)、6は選択回路、7は複合アド
レスバス、8〜10は各々表示メモリR,G及びBであ
る。さらに、11〜13は並直変換回路(図中P→Sと
略記)、14〜16はRGBの各表示信号線、17は階
調信号発生部、18は階調制御部、19は映像信号線、
20は表示データ変換部、21は液晶表示装置(以下L
CDと略記)である。以下、図2、3回路の動作説明を
行なう。
ブロック図である。同図において、1は中央演算処理装
置(以下、MPUと略記)、2はアドレスバス、3はデ
ータバス、4はLCDタイミングコントローラ(以下L
CTCと略記)、5はフレームラインマーカ信号(以
下、FLM信号と略記)、6は選択回路、7は複合アド
レスバス、8〜10は各々表示メモリR,G及びBであ
る。さらに、11〜13は並直変換回路(図中P→Sと
略記)、14〜16はRGBの各表示信号線、17は階
調信号発生部、18は階調制御部、19は映像信号線、
20は表示データ変換部、21は液晶表示装置(以下L
CDと略記)である。以下、図2、3回路の動作説明を
行なう。
【0004】MPU1が表示メモリ8〜10をアクセス
する場合、選択回路6はアドレスバス2を選択する。こ
れにより、MPU1は複合アドレスバス7とデータバス
3を介して表示メモリ8〜10の内容を更新または読み
出すことができる。表示メモリ8〜10の内容をLCD
21に表示する場合、選択回路6はLCTC4が出力す
る表示アドレス情報を選択する。したがって、複合アド
レスバス7の情報によって、表示メモリ8〜10の内容
が表示走査順に読み出され、各々対応した並直変換部1
1〜13へ送られる。ここで、RGBの各表示信号14
〜16に変換され、階調制御部18へ表示情報として与
えられる。また、階調信号発生部17は8種類の階調信
号(Y0〜Y7)を上記階調制御部18へ送る。例え
ば、これらの階調信号のうちY0が最も暗く、Y7が最
も明るく表示する。階調制御部18は各表示信号14〜
16で送られる8色の表示情報に対応した階調信号を選
択し、映像信号線19へ出力する。これにより、8色の
カラー表示をモノクロ8階調表示にエミュレーションす
ることができる。具体的な色と階調の対応は図3に示
す。このような階調表示情報を含んだ映像信号線19は
表示データ変換部20においてLCD21で表示可能な
情報に変換される。LCD21はFLM信号5で画面同
期を取りつつ、送られる情報にしたがって表示する。以
上がLCDに8階調表示可能となる表示系回路の概略動
作である。
する場合、選択回路6はアドレスバス2を選択する。こ
れにより、MPU1は複合アドレスバス7とデータバス
3を介して表示メモリ8〜10の内容を更新または読み
出すことができる。表示メモリ8〜10の内容をLCD
21に表示する場合、選択回路6はLCTC4が出力す
る表示アドレス情報を選択する。したがって、複合アド
レスバス7の情報によって、表示メモリ8〜10の内容
が表示走査順に読み出され、各々対応した並直変換部1
1〜13へ送られる。ここで、RGBの各表示信号14
〜16に変換され、階調制御部18へ表示情報として与
えられる。また、階調信号発生部17は8種類の階調信
号(Y0〜Y7)を上記階調制御部18へ送る。例え
ば、これらの階調信号のうちY0が最も暗く、Y7が最
も明るく表示する。階調制御部18は各表示信号14〜
16で送られる8色の表示情報に対応した階調信号を選
択し、映像信号線19へ出力する。これにより、8色の
カラー表示をモノクロ8階調表示にエミュレーションす
ることができる。具体的な色と階調の対応は図3に示
す。このような階調表示情報を含んだ映像信号線19は
表示データ変換部20においてLCD21で表示可能な
情報に変換される。LCD21はFLM信号5で画面同
期を取りつつ、送られる情報にしたがって表示する。以
上がLCDに8階調表示可能となる表示系回路の概略動
作である。
【0005】さらに、本発明に最も関連のある階調信号
発生部17と階調制御部18の詳細動作について以下説
明する。
発生部17と階調制御部18の詳細動作について以下説
明する。
【0006】図4は、階調信号発生部17が発生する階
調信号Y0〜Y7のタイムチャートである。基準となる
のは1画面周期(約70Hz)のFLM信号5である。
7クロック分を間引き周期とし、例えば、Y1は1/7
の割合いで表示ONする。つまり、7回画像走査のうち
1回の画像走査中に表示オン(ON)、残り6回の画像
走査中は(OFF)する。これにより、画面表示のデュ
ーティが変化し、中間調表示が可能となる。Y2〜Y6
も同様に中間調表示が可能となるようにデューティを変
化させる信号である。
調信号Y0〜Y7のタイムチャートである。基準となる
のは1画面周期(約70Hz)のFLM信号5である。
7クロック分を間引き周期とし、例えば、Y1は1/7
の割合いで表示ONする。つまり、7回画像走査のうち
1回の画像走査中に表示オン(ON)、残り6回の画像
走査中は(OFF)する。これにより、画面表示のデュ
ーティが変化し、中間調表示が可能となる。Y2〜Y6
も同様に中間調表示が可能となるようにデューティを変
化させる信号である。
【0007】次に、階調制御部18の詳細動作について
図5を用いて説明する。
図5を用いて説明する。
【0008】図5は階調制御部18を示すブロック図で
ある。同図において、図2、3と同一回路ブロック及び
同一信号線には同一符号を付してある。同図において、
22は3ビットのデコーダ回路、23〜30はAND回
路、31はOR回路である。デコーダ回路22はRGB
の各表示信号線14〜16の色情報をデコードし、その
色に対応する階調信号のAND回路だけをONする。例
えば色情報が黒であればAND回路23、青であればA
ND回路24等である。したがって、OR回路31は色
情報に対応する階調信号を映像信号線19へ出力する。
以上が色情報を階調情報へ変換する階調制御部18の動
作である。
ある。同図において、図2、3と同一回路ブロック及び
同一信号線には同一符号を付してある。同図において、
22は3ビットのデコーダ回路、23〜30はAND回
路、31はOR回路である。デコーダ回路22はRGB
の各表示信号線14〜16の色情報をデコードし、その
色に対応する階調信号のAND回路だけをONする。例
えば色情報が黒であればAND回路23、青であればA
ND回路24等である。したがって、OR回路31は色
情報に対応する階調信号を映像信号線19へ出力する。
以上が色情報を階調情報へ変換する階調制御部18の動
作である。
【0009】このように、モノクロ表示装置でカラーエ
ミュレーションするために階調表示するためには、カラ
ーの表示系回路に加えて、階調信号発生部17と階調制
御部18を追加すれば実現できる。これにより膨大な財
産であるカラーを意識したアプリケーションソフトウェ
アを継承しつつ、OA機器のポータブルかが実現でき
る。
ミュレーションするために階調表示するためには、カラ
ーの表示系回路に加えて、階調信号発生部17と階調制
御部18を追加すれば実現できる。これにより膨大な財
産であるカラーを意識したアプリケーションソフトウェ
アを継承しつつ、OA機器のポータブルかが実現でき
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、カラ
ー情報と輝度情報の対応関係が固定されており、カラー
情報を意識した既存のアプリケーションソフトウェアに
おいて、文字色「青」、背景色「黒」の文字表示が頻繁
に用いられる場合に、階調表示すると、文字色と背景色
の輝度差が小さいため、文字の判別が困難になるという
問題があった。更に、フレーム間引きによるデューティ
比と輝度の関係はLCDの特性によって異なる。つま
り、図4に示した階調信号はA社製LCDには好適であ
るがB社製LCDでは各階調の輝度差が一定でなく、例
えばY0〜Y3の階調は判別が困難となってしまうとい
う問題があり、B社製LCDの採用に際しては、階調信
号(Y0〜Y7)の間引きタイミングを変更し、好適な
輝度差となるように階調信号発生部の回路変更が必要と
なり、製品開発効率等に関し問題があった。
ー情報と輝度情報の対応関係が固定されており、カラー
情報を意識した既存のアプリケーションソフトウェアに
おいて、文字色「青」、背景色「黒」の文字表示が頻繁
に用いられる場合に、階調表示すると、文字色と背景色
の輝度差が小さいため、文字の判別が困難になるという
問題があった。更に、フレーム間引きによるデューティ
比と輝度の関係はLCDの特性によって異なる。つま
り、図4に示した階調信号はA社製LCDには好適であ
るがB社製LCDでは各階調の輝度差が一定でなく、例
えばY0〜Y3の階調は判別が困難となってしまうとい
う問題があり、B社製LCDの採用に際しては、階調信
号(Y0〜Y7)の間引きタイミングを変更し、好適な
輝度差となるように階調信号発生部の回路変更が必要と
なり、製品開発効率等に関し問題があった。
【0011】本発明の目的は、上記問題点を解決し、カ
ラー表示用アプリケーションソフトウェアの流用に好適
な階調表示装置を提供することにある。
ラー表示用アプリケーションソフトウェアの流用に好適
な階調表示装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、表示デューティ比と
輝度情報の関係が異なる表示装置に好適な表示回路を提
供することにある。
輝度情報の関係が異なる表示装置に好適な表示回路を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題達成
のために、フレーム毎の表示/非表示を表示データに従
って制御することにより、マトリックス型表示装置に中
間町表示を行う表示回路であって、前記表示データは、
N種類の階調を表し、N種類の階調の各々に対応する、
フレーム毎の表示/非表示の割合を設定することができ
ることを特徴とする表示回路を提供する。
のために、フレーム毎の表示/非表示を表示データに従
って制御することにより、マトリックス型表示装置に中
間町表示を行う表示回路であって、前記表示データは、
N種類の階調を表し、N種類の階調の各々に対応する、
フレーム毎の表示/非表示の割合を設定することができ
ることを特徴とする表示回路を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0015】図1は、本発明を適用したパソコン表示系
回路のブロック図である。同図において、図2、3と同
一回路ブロック及び同一信号には同一符号を付してあ
る。図中、32は階調選択部、33は階調信号線、34
は選択階調信号線である。階調選択部32は、アドレス
バス2とデータバス3により、階調選択情報を受け取
る。この情報をもとに、階調信号線33の情報を選択し
て、選択階調信号線34を介して階調制御部18へ渡
す。階調制御部18は、表示メモリ8〜10に格納され
ている色表示情報を、並直変換回路11〜13から受け
取る。これらの色表示情報に応じた、上記選択階調信号
線34の階調情報を選択し、階調表示信号線19へ出力
する。さらに、表示データ変換が可視情報を発生し、L
CD21において、階調表示が実現できる。このよう
に、階調選択部32へ情報を設定するだけで、カラー表
示の場合の色と階調表示の輝度との対応が自由にコント
ロールできる。
回路のブロック図である。同図において、図2、3と同
一回路ブロック及び同一信号には同一符号を付してあ
る。図中、32は階調選択部、33は階調信号線、34
は選択階調信号線である。階調選択部32は、アドレス
バス2とデータバス3により、階調選択情報を受け取
る。この情報をもとに、階調信号線33の情報を選択し
て、選択階調信号線34を介して階調制御部18へ渡
す。階調制御部18は、表示メモリ8〜10に格納され
ている色表示情報を、並直変換回路11〜13から受け
取る。これらの色表示情報に応じた、上記選択階調信号
線34の階調情報を選択し、階調表示信号線19へ出力
する。さらに、表示データ変換が可視情報を発生し、L
CD21において、階調表示が実現できる。このよう
に、階調選択部32へ情報を設定するだけで、カラー表
示の場合の色と階調表示の輝度との対応が自由にコント
ロールできる。
【0016】以下、本発明の主要部である階調選択部3
2の詳細について、図6を用いて説明する。
2の詳細について、図6を用いて説明する。
【0017】図6は階調選択部32の詳細を示すブロッ
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、35はデコーダ回路、36はデコード出力信号、
37は階調決定回路、38は選択階調信号線である。デ
コーダ回路35は、アドレスバス2の情報をデコードし
色毎に設けた8個の各階調決定回路へデコード信号を出
力する。例えば、選択階調信号線38は「黒」に対応す
る階調情報を伝える。したがって、デコード出力信号線
36は「黒」に対応する階調情報を設定するアドレスに
割り付けてある。さらに、階調決定回路37は階調信号
線33の情報のうち「黒」に対応するものを選択し、選
択階調信号線38へ出力する。図6において、階調決定
回路37からしたの回路ブロックは順に青、緑、水色、
赤、紫、黄、白に対応する階調決定回路である。
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、35はデコーダ回路、36はデコード出力信号、
37は階調決定回路、38は選択階調信号線である。デ
コーダ回路35は、アドレスバス2の情報をデコードし
色毎に設けた8個の各階調決定回路へデコード信号を出
力する。例えば、選択階調信号線38は「黒」に対応す
る階調情報を伝える。したがって、デコード出力信号線
36は「黒」に対応する階調情報を設定するアドレスに
割り付けてある。さらに、階調決定回路37は階調信号
線33の情報のうち「黒」に対応するものを選択し、選
択階調信号線38へ出力する。図6において、階調決定
回路37からしたの回路ブロックは順に青、緑、水色、
赤、紫、黄、白に対応する階調決定回路である。
【0018】以下、階調決定回路37について図7
(A)を用いて説明する。
(A)を用いて説明する。
【0019】図7(A)は階調決定回路37の詳細を示
す図である。同図において、図6と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、39は3ビットのランチ回路であり、データバス
3から送られるD2〜D0の情報を、デコード信号線3
6で与えられるタイミングで保持する。この情報は、図
5に示したものと同等の階調制御部18に送られ、階調
信号線33のY0〜Y7のうち1つを選択して選択階調
信号線38に出力させる。黒色に対応する階調決定回路
37内の階調制御部18におけるラッチ回路39の値と
階調との対応関係を図7(B)に示す。この図から判る
ように、ラッチ39に入力する値に応じて黒色に割り当
てられる階調をY0〜Y7から任意に選択することがで
きる。同様に、他の各色に対する階調もY0〜Y7のう
ち好適なものを自由に選択できる。
す図である。同図において、図6と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、39は3ビットのランチ回路であり、データバス
3から送られるD2〜D0の情報を、デコード信号線3
6で与えられるタイミングで保持する。この情報は、図
5に示したものと同等の階調制御部18に送られ、階調
信号線33のY0〜Y7のうち1つを選択して選択階調
信号線38に出力させる。黒色に対応する階調決定回路
37内の階調制御部18におけるラッチ回路39の値と
階調との対応関係を図7(B)に示す。この図から判る
ように、ラッチ39に入力する値に応じて黒色に割り当
てられる階調をY0〜Y7から任意に選択することがで
きる。同様に、他の各色に対する階調もY0〜Y7のう
ち好適なものを自由に選択できる。
【0020】したがって、モノクロ表示のパソコンにお
いてカラー用のアプリケーションソフトウェアを実行す
る際に、従来であれば図3に示した如く色と階調の対応
が固定となるところ、本実施例によれば、アプリケーシ
ョンソフトウェアで用いている配色に応じて、好適な色
と階調との対応が選択できる。例えば、従来の図3で
は、黒色は常に最も暗い階調Y0が割り当てられるが、
本実施例ではY0〜Y7から任意の1つを選ぶことがで
きる。したがって、どのような配色に対しても、最適な
カラーエミュレーションが可能となる。
いてカラー用のアプリケーションソフトウェアを実行す
る際に、従来であれば図3に示した如く色と階調の対応
が固定となるところ、本実施例によれば、アプリケーシ
ョンソフトウェアで用いている配色に応じて、好適な色
と階調との対応が選択できる。例えば、従来の図3で
は、黒色は常に最も暗い階調Y0が割り当てられるが、
本実施例ではY0〜Y7から任意の1つを選ぶことがで
きる。したがって、どのような配色に対しても、最適な
カラーエミュレーションが可能となる。
【0021】本発明はこの例に限るものではなく、例え
ばプラズマ表示装置(以下、PDPと略記)に適用する
場合を第2の実施例として以下説明する。
ばプラズマ表示装置(以下、PDPと略記)に適用する
場合を第2の実施例として以下説明する。
【0022】PDPはLCDに比べて応答速度が速いた
め、図4に示した階調信号Y1のタイミングでは、チラ
ツキが目立ち実用的ではない。そこで、8階調を実現す
るためには、4階調表示可能なPDPを用いる。輝度の
異なる2つの階調を1画面走査ごとに切り換えて中間調
を表示する必要がある。このような場合に本発明を適用
した場合を図8に示し、以下説明する。
め、図4に示した階調信号Y1のタイミングでは、チラ
ツキが目立ち実用的ではない。そこで、8階調を実現す
るためには、4階調表示可能なPDPを用いる。輝度の
異なる2つの階調を1画面走査ごとに切り換えて中間調
を表示する必要がある。このような場合に本発明を適用
した場合を図8に示し、以下説明する。
【0023】図8はPDPを用いた表示系回路のブロッ
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、40は階調発生選択部、41と47は選択階調信
号線、42は階調制御部、43と44は階調表示信号線
(PD0とPD1)、45は表示データ変換部、46は
4階調表示可能なPDP(例えば、松下製、MD400
F640PD4)である。階調制御部42は、表示信号
線14〜16の情報を、階調選択部40が出力する選択
階調信号線41と47の情報により、階調情報に変換す
る。この階調情報は4階調表示可能であるため、2ビッ
トの情報量であり、階調表示信号線43と44を介して
送られる。階調信号線43の情報をPD0、44の情報
をPD1として、これらと階調表示との関係を図9に示
す。これらの情報は、表示データ変換部45において可
視情報に変換され、PDP46に表示される。
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、40は階調発生選択部、41と47は選択階調信
号線、42は階調制御部、43と44は階調表示信号線
(PD0とPD1)、45は表示データ変換部、46は
4階調表示可能なPDP(例えば、松下製、MD400
F640PD4)である。階調制御部42は、表示信号
線14〜16の情報を、階調選択部40が出力する選択
階調信号線41と47の情報により、階調情報に変換す
る。この階調情報は4階調表示可能であるため、2ビッ
トの情報量であり、階調表示信号線43と44を介して
送られる。階調信号線43の情報をPD0、44の情報
をPD1として、これらと階調表示との関係を図9に示
す。これらの情報は、表示データ変換部45において可
視情報に変換され、PDP46に表示される。
【0024】以下、本発明の主要部である階調発生選択
部40の詳細について、図10を用いて述べる。
部40の詳細について、図10を用いて述べる。
【0025】図10は階調発生選択部40の詳細を示す
図である。同図において、図8と同一機能を有する回路
ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。同
図において、48はデコーダ回路、49は「黒」に対応
する階調情報を設定するためのデコード信号線、50は
「黒」に対応する階調決定回路、51と52は各々PD
0,PD1に対応する選択階調信号線、53は奇数フレ
ームと偶数フレームを区別するフレーム切換え信号であ
る。デコーダ回路48は、アドレスバス2の情報をデコ
ードし、8個の各階調決定回路へデコード信号を出力す
る。例えば、選択階調信号線51と52は「黒」に対応
する階調情報を伝える。したがって、デコード信号線4
9は「黒」に対応する階調情報を設定するアドレスに割
り付けてある。「黒」に対応する階調情報は、偶数番目
のフレームで表示する階調情報と、奇数番目のフレーム
で表示する階調情報から成り、FLM信号5を2分周し
たフレーム切換信号53を用いて、1フレーム単位に切
り換えて、選択階調信号線51と52へ出力する。図1
0において、階調決定回路50から下の回路ブロックは
順に、青、緑、水色、赤、紫、黄、白に対応する階調決
定回路である。選択階調信号線41は、8色分に対応す
る階調情報のうちPD0情報、42はPD1情報であ
る。
図である。同図において、図8と同一機能を有する回路
ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。同
図において、48はデコーダ回路、49は「黒」に対応
する階調情報を設定するためのデコード信号線、50は
「黒」に対応する階調決定回路、51と52は各々PD
0,PD1に対応する選択階調信号線、53は奇数フレ
ームと偶数フレームを区別するフレーム切換え信号であ
る。デコーダ回路48は、アドレスバス2の情報をデコ
ードし、8個の各階調決定回路へデコード信号を出力す
る。例えば、選択階調信号線51と52は「黒」に対応
する階調情報を伝える。したがって、デコード信号線4
9は「黒」に対応する階調情報を設定するアドレスに割
り付けてある。「黒」に対応する階調情報は、偶数番目
のフレームで表示する階調情報と、奇数番目のフレーム
で表示する階調情報から成り、FLM信号5を2分周し
たフレーム切換信号53を用いて、1フレーム単位に切
り換えて、選択階調信号線51と52へ出力する。図1
0において、階調決定回路50から下の回路ブロックは
順に、青、緑、水色、赤、紫、黄、白に対応する階調決
定回路である。選択階調信号線41は、8色分に対応す
る階調情報のうちPD0情報、42はPD1情報であ
る。
【0026】以下、階調決定回路50について図11
(A)を用いて説明する。
(A)を用いて説明する。
【0027】図11(A)は、階調決定回路50の詳細
を示す図であり、図10と同一機能を有する回路ブロッ
ク及び同一信号線には同一符号を付してある。図中、5
4は4ビットのラッチ回路、55は2組の選択回路であ
る。ラッチ回路54はデータバス3から送られるD3〜
D0の情報を、デコード信号線49で与えられるタイミ
ングで保持する。この保持した情報は選択回路55へ送
られる。選択回路55は、フレーム切換信号53が奇数
フレームを示している時、図と同様にQ0とQ2の情報
を選択し、各々選択階調信号線51と52へ送る。逆
に、フレーム切換信号線53が偶数フレームを示してい
る時、Q1とQ3の情報が選択される。「黒」に対応す
る階調情報とラッチ回路54に設定する情報との対応付
けを図11(B)に示す。要するに、図11(B)にし
たがって情報を設定すれば、「黒」に対応する階調情報
が自由に選択できる。同様に、黒以外の色に対応する階
調情報も、各々階調決定回路に情報を設定することによ
り、生成できる。
を示す図であり、図10と同一機能を有する回路ブロッ
ク及び同一信号線には同一符号を付してある。図中、5
4は4ビットのラッチ回路、55は2組の選択回路であ
る。ラッチ回路54はデータバス3から送られるD3〜
D0の情報を、デコード信号線49で与えられるタイミ
ングで保持する。この保持した情報は選択回路55へ送
られる。選択回路55は、フレーム切換信号53が奇数
フレームを示している時、図と同様にQ0とQ2の情報
を選択し、各々選択階調信号線51と52へ送る。逆
に、フレーム切換信号線53が偶数フレームを示してい
る時、Q1とQ3の情報が選択される。「黒」に対応す
る階調情報とラッチ回路54に設定する情報との対応付
けを図11(B)に示す。要するに、図11(B)にし
たがって情報を設定すれば、「黒」に対応する階調情報
が自由に選択できる。同様に、黒以外の色に対応する階
調情報も、各々階調決定回路に情報を設定することによ
り、生成できる。
【0028】以上の説明で判る様に、応答速度が速いP
DP等の階調表示においても本発明は容易に実現でき
る。したがって、第1の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
DP等の階調表示においても本発明は容易に実現でき
る。したがって、第1の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例を再び図1を
用いて説明する。基本的な動作は第1の実施例と同じで
あるが、階調信号発生部17と階調選択部32の動作が
異っている。したがって、これらの動作について以下に
述べる。
用いて説明する。基本的な動作は第1の実施例と同じで
あるが、階調信号発生部17と階調選択部32の動作が
異っている。したがって、これらの動作について以下に
述べる。
【0030】図4は、階調信号発生部17が出力する階
調信号線33のタイムチャートである。階調信号発生部
17はFLM信号の9クロック期間を間引き周期とし、
10種類の階調情報を生成する。これらの階調信号は、
9進カウンタと簡単な組み合せ回路で容易に実現でき
る。したがって、階調選択部32は、10種類の階調信
号のうちLCD21の表示に好適な8種類の階調信号を
選択する。
調信号線33のタイムチャートである。階調信号発生部
17はFLM信号の9クロック期間を間引き周期とし、
10種類の階調情報を生成する。これらの階調信号は、
9進カウンタと簡単な組み合せ回路で容易に実現でき
る。したがって、階調選択部32は、10種類の階調信
号のうちLCD21の表示に好適な8種類の階調信号を
選択する。
【0031】以下、階調選択部32の詳細について述べ
る。
る。
【0032】階調選択部32の基本的な構成は図6と同
一である。ただし、階調決定回路37の構成が異なるた
め、図13を用いて説明する。
一である。ただし、階調決定回路37の構成が異なるた
め、図13を用いて説明する。
【0033】図13は、10種類の階調信号のうち一つ
を選択する階調決定回路37の詳細図である。同図にお
いて、図6と同一機能を有する回路ブロック及び同一信
号線には同一符号を付してある。図中、56は4ビット
のラッチ回路、57は多階調選択部である。ラッチ回路
56は、4ビット分の階調選択情報を保持し、多階調制
御部57に渡す。多階調制御部57は、階調信号線33
の10種類の階調信号のうち1つを選択し、選択階調信
号線38へ出力する。
を選択する階調決定回路37の詳細図である。同図にお
いて、図6と同一機能を有する回路ブロック及び同一信
号線には同一符号を付してある。図中、56は4ビット
のラッチ回路、57は多階調選択部である。ラッチ回路
56は、4ビット分の階調選択情報を保持し、多階調制
御部57に渡す。多階調制御部57は、階調信号線33
の10種類の階調信号のうち1つを選択し、選択階調信
号線38へ出力する。
【0034】次に、多階調制御部57の詳細について述
べる。
べる。
【0035】図14は、多階調制御部57の詳細を示す
図である。同図において、図13と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、58は4ビットデコーダ回路、59はAND回
路、60は10入力のOR回路である。デコーダ回路5
8は、階調選択情報をデコードし、各階調信号に対応し
たAND回路59に、デコード信号を出力する。これに
より、AND回路59を10個とOR回路60とを用い
て、10種類の階調信号のうち1つを選択し、選択階調
信号線38へ出力する。このように、多階調制御部57
は、階調信号線33の情報を自由に選択できる。したが
って、8色の各カラー情報に対応する階調信号を、10
種類のうちから選択できることとなる。
図である。同図において、図13と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
図中、58は4ビットデコーダ回路、59はAND回
路、60は10入力のOR回路である。デコーダ回路5
8は、階調選択情報をデコードし、各階調信号に対応し
たAND回路59に、デコード信号を出力する。これに
より、AND回路59を10個とOR回路60とを用い
て、10種類の階調信号のうち1つを選択し、選択階調
信号線38へ出力する。このように、多階調制御部57
は、階調信号線33の情報を自由に選択できる。したが
って、8色の各カラー情報に対応する階調信号を、10
種類のうちから選択できることとなる。
【0036】要するに、8階調表示を前提とする表示系
回路において、採用するLCDの特性に応じて、10階
調のうち8階調を選択する。例えば、A社製LCD採用
の場合、図12に示したY0、Y3〜Y9の階調信号を
用いれば、最も良好な階調表示が実現できる。これに対
して、B社製LCDの場合は、Y0〜Y6、Y9の階調
信号を用いれば最も良好な階調表示が実現できる。
回路において、採用するLCDの特性に応じて、10階
調のうち8階調を選択する。例えば、A社製LCD採用
の場合、図12に示したY0、Y3〜Y9の階調信号を
用いれば、最も良好な階調表示が実現できる。これに対
して、B社製LCDの場合は、Y0〜Y6、Y9の階調
信号を用いれば最も良好な階調表示が実現できる。
【0037】以上説明したように、本実施例は、LCD
の特性に応じて、ハードウェアの変更を要することな
く、ソフトウェアの設定により最も良好な階調表示が得
られる。特に、LCDの特性は、その表示品質改善に伴
ない変化するため、LCDを用いた表示装置のハードウ
ェア開発工数を大幅に削減できる。
の特性に応じて、ハードウェアの変更を要することな
く、ソフトウェアの設定により最も良好な階調表示が得
られる。特に、LCDの特性は、その表示品質改善に伴
ない変化するため、LCDを用いた表示装置のハードウ
ェア開発工数を大幅に削減できる。
【0038】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、LCDの特性バラツキに対応して、選択可能な階
調数を10以上とすることもできる。階調選択手段の自
由度が大きいほど、広範囲なLCDの特性バラツキをカ
バーできる。そこで、図12に示す階調信号の間引きパ
ターンを、そのまま記憶素子(RAM又はTOM)に記
憶し、階調信号を発生させることが可能である。この方
式を第4の実施例として、以下に説明する。
なく、LCDの特性バラツキに対応して、選択可能な階
調数を10以上とすることもできる。階調選択手段の自
由度が大きいほど、広範囲なLCDの特性バラツキをカ
バーできる。そこで、図12に示す階調信号の間引きパ
ターンを、そのまま記憶素子(RAM又はTOM)に記
憶し、階調信号を発生させることが可能である。この方
式を第4の実施例として、以下に説明する。
【0039】図15は、表示系回路の一部を示すブロッ
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
同図において61は16進カウンタ、62はカウンタ出
力線、63は本実施例の階調発生選択部である。階調発
生選択部63は、アドレスバス2とデータバス3によ
り、内部RAMへ間引きパターン情報を設定する。16
進カウンタ61はFLM信号5のカウンタ出力線62の
情報にしたがって、上記間引きパターン情報が選択さ
れ、選択階調信号線34へ出力する。これにより、階調
制御部18は、各表示色に対応する階調信号を出力する
こととなる。
ク図である。同図において、図1と同一機能を有する回
路ブロック及び同一信号線には同一符号を付してある。
同図において61は16進カウンタ、62はカウンタ出
力線、63は本実施例の階調発生選択部である。階調発
生選択部63は、アドレスバス2とデータバス3によ
り、内部RAMへ間引きパターン情報を設定する。16
進カウンタ61はFLM信号5のカウンタ出力線62の
情報にしたがって、上記間引きパターン情報が選択さ
れ、選択階調信号線34へ出力する。これにより、階調
制御部18は、各表示色に対応する階調信号を出力する
こととなる。
【0040】以下、本実施例の中枢部である階調発生選
択部63の詳細について説明する。
択部63の詳細について説明する。
【0041】図16は、階調発生選択部63の詳細を示
す図である。同図において、図15と同一機能を有する
回路ブロック及び同一信号線には、同一符号を付してあ
る。図中、64はデコーダ回路、65は選択回路、66
は16ワード×8ビットのRAMである。RAM66の
データの各ビットは各色に対応する。この例ではD7=
白、D6=黄、D5=紫、D6=黒としている。また、
RAM66の各アドレスは1フレームに対応し、そのア
ドレスのデータはそのフレーム中の各色についての表示
データON/OFF情報を表わす。RAM66への情報
設定は、アドレスバス2とデータバス3によって行な
う。デコーダ64は、アドレスバス2上のアドレスがR
AM66のアドレス情報を示す時、デコード信号を有効
にする。これにより、選択回路65はアドレス2を選択
し、データバス3の情報をRAM66へ設定する。これ
に対して、RAM66へ情報設定しない時は、選択回路
65がカウンタ出力線62を選択しており、RAM66
から設定した情報を読み出す。このとき、RAM66の
アドレスは16進カウンタ61の出力により指定される
ので、1フレーム毎にアドレスが更新される。したがっ
て、RAM66からはフレーム毎に順次アドレス0,
1,…15の設定データが読み出される。設定データの
各ビットは、前述のように各色の表示データON/OF
F情報であり、16アドレスの同ビットは16フレーム
周期の間引きパターンを構成する。
す図である。同図において、図15と同一機能を有する
回路ブロック及び同一信号線には、同一符号を付してあ
る。図中、64はデコーダ回路、65は選択回路、66
は16ワード×8ビットのRAMである。RAM66の
データの各ビットは各色に対応する。この例ではD7=
白、D6=黄、D5=紫、D6=黒としている。また、
RAM66の各アドレスは1フレームに対応し、そのア
ドレスのデータはそのフレーム中の各色についての表示
データON/OFF情報を表わす。RAM66への情報
設定は、アドレスバス2とデータバス3によって行な
う。デコーダ64は、アドレスバス2上のアドレスがR
AM66のアドレス情報を示す時、デコード信号を有効
にする。これにより、選択回路65はアドレス2を選択
し、データバス3の情報をRAM66へ設定する。これ
に対して、RAM66へ情報設定しない時は、選択回路
65がカウンタ出力線62を選択しており、RAM66
から設定した情報を読み出す。このとき、RAM66の
アドレスは16進カウンタ61の出力により指定される
ので、1フレーム毎にアドレスが更新される。したがっ
て、RAM66からはフレーム毎に順次アドレス0,
1,…15の設定データが読み出される。設定データの
各ビットは、前述のように各色の表示データON/OF
F情報であり、16アドレスの同ビットは16フレーム
周期の間引きパターンを構成する。
【0042】このようにして、RAM66の出力情報
は、各表示色に対応する8階調の信号として、選択階調
信号線34へ出力される。この場合、16フレームが間
引き周期となり、17種類の階調信号を生成することが
できる。RAM66のデータは任意に書き換えることが
できるので、各表示色について任意所望の階調を割り当
てることができる。この実施例はRAMを用いて説明し
たが、ROMを用いても容易に実現できる。この場合、
ソフトウェアによる間引きパターンの変更は不可能であ
るが、内容が異なるROMを差し換えることにより、対
応できる。また、上記説明より判るように、RAMのア
ドレスを増加することにより、選択する階調数を増加で
きると共に、データ幅を広げれば、8色だけでなく、さ
らに多い表示色に対応する階調信号が容易に実現でき
る。
は、各表示色に対応する8階調の信号として、選択階調
信号線34へ出力される。この場合、16フレームが間
引き周期となり、17種類の階調信号を生成することが
できる。RAM66のデータは任意に書き換えることが
できるので、各表示色について任意所望の階調を割り当
てることができる。この実施例はRAMを用いて説明し
たが、ROMを用いても容易に実現できる。この場合、
ソフトウェアによる間引きパターンの変更は不可能であ
るが、内容が異なるROMを差し換えることにより、対
応できる。また、上記説明より判るように、RAMのア
ドレスを増加することにより、選択する階調数を増加で
きると共に、データ幅を広げれば、8色だけでなく、さ
らに多い表示色に対応する階調信号が容易に実現でき
る。
【0043】以上の説明で判るように、本実施例は、記
憶素子を用いることにより、若干のコスト増となるもの
の、用意された階調信号を選択するだけでなく、階調信
号の間引きパターンまで自由に制御できるため、広範囲
な特性をもつLCDに対応できるという効果がある。
憶素子を用いることにより、若干のコスト増となるもの
の、用意された階調信号を選択するだけでなく、階調信
号の間引きパターンまで自由に制御できるため、広範囲
な特性をもつLCDに対応できるという効果がある。
【0044】次に、本発明の具体的な使用方法について
の実施例を説明する。図17は本発明の使用例である。
ユーザがカラー表示用のアプリケーションソフトウェア
(以下APソフトと略記)を実行し、作業を行なう場合
に、予め色と階調の対応を設定する。つまり、実行する
APソフトの配色をユーザが考慮し、好適と判断する対
応情報をユーザ自身が設定する手段を設けた点が特徴で
ある。
の実施例を説明する。図17は本発明の使用例である。
ユーザがカラー表示用のアプリケーションソフトウェア
(以下APソフトと略記)を実行し、作業を行なう場合
に、予め色と階調の対応を設定する。つまり、実行する
APソフトの配色をユーザが考慮し、好適と判断する対
応情報をユーザ自身が設定する手段を設けた点が特徴で
ある。
【0045】したがって、既存のAPソフトを何ら改良
することなく、良好なカラーエミュレーションが可能と
なる。特に、APソフトの数は通常、数百本以上が存在
するため、階調表示用にAPソフトを改良する工数は膨
大であり、このような使用方法は効果が大きい。
することなく、良好なカラーエミュレーションが可能と
なる。特に、APソフトの数は通常、数百本以上が存在
するため、階調表示用にAPソフトを改良する工数は膨
大であり、このような使用方法は効果が大きい。
【0046】以上の例は、色と階調に関する使用例につ
いて述べたものであるが、次に、LCDと階調に関する
使用例について説明する。図18は、LCDとそれに対
する階調に関する使用例を示す。パソコン等のシステム
を起動する前に、接続しているLCDを判別し、その特
性に応じた階調情報を選択する。例えば、A社製LCD
であれば、それに好適な階調情報を選択し、その情報を
用いてカラーエミュレーションを実行する。要するに、
ハードウェアだけでなくソフトウェアまで含めたシステ
ムとして、LCDの特性に依存しない点が特徴である。
いて述べたものであるが、次に、LCDと階調に関する
使用例について説明する。図18は、LCDとそれに対
する階調に関する使用例を示す。パソコン等のシステム
を起動する前に、接続しているLCDを判別し、その特
性に応じた階調情報を選択する。例えば、A社製LCD
であれば、それに好適な階調情報を選択し、その情報を
用いてカラーエミュレーションを実行する。要するに、
ハードウェアだけでなくソフトウェアまで含めたシステ
ムとして、LCDの特性に依存しない点が特徴である。
【0047】したがって、LCDの改良が進みその特性
が異なった場合でも、システムを再開発する必要性がな
く、効率の良い製品展開が図れる。
が異なった場合でも、システムを再開発する必要性がな
く、効率の良い製品展開が図れる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが表示色と階調
情報との対応を選択できるので、カラー表示用のアプリ
ケーションソフトウェア等を実行する場合に、階調表示
による最適なカラーエミシュレーションが実現できると
いう効果がある。さらに、表示デューティ比と輝度の特
性が異なる複数のLCD等に対応できるため、表示装置
の汎用性が高まりハードウェアの開発効率が向上する。
また、階調情報の間引きパターンを記憶素子に設定でき
るため、上記LCD等の特性に忠実な階調情報を生成
し、極めて汎用性の高い表示装置を提供できる。
情報との対応を選択できるので、カラー表示用のアプリ
ケーションソフトウェア等を実行する場合に、階調表示
による最適なカラーエミシュレーションが実現できると
いう効果がある。さらに、表示デューティ比と輝度の特
性が異なる複数のLCD等に対応できるため、表示装置
の汎用性が高まりハードウェアの開発効率が向上する。
また、階調情報の間引きパターンを記憶素子に設定でき
るため、上記LCD等の特性に忠実な階調情報を生成
し、極めて汎用性の高い表示装置を提供できる。
【0049】次に、本発明を適用したシステム全体から
見た場合、アプリケーションソフトウェアを変更するこ
となく、カラー表示を良好な階調表示でエミュレートで
きるため、上記変更に要する開発工数を削減できる。さ
らに、システム起動時に上記LCD等の特性を認識し最
適の階調情報が選択できるため、ハードウェアだけでな
くソフトウェアを含めたシステムとして、LCD等の特
性に依存しない汎用性の高い表示装置を提供できる。
見た場合、アプリケーションソフトウェアを変更するこ
となく、カラー表示を良好な階調表示でエミュレートで
きるため、上記変更に要する開発工数を削減できる。さ
らに、システム起動時に上記LCD等の特性を認識し最
適の階調情報が選択できるため、ハードウェアだけでな
くソフトウェアを含めたシステムとして、LCD等の特
性に依存しない汎用性の高い表示装置を提供できる。
【図1】本発明の実施例を示す表示系回路ブロック図。
【図2】従来例を示すブロック図。
【図3】色と階調信号との対応を示す説明図。
【図4】階調信号のタイムチャート。
【図5】階調制御部の詳細図。
【図6】図1の階調選択部の詳細図。
【図7】(A)は図6の階調決定回路の詳細図、(B)
は階調選択情報に関する説明図。
は階調選択情報に関する説明図。
【図8】第二の実施例を示すブロック図。
【図9】PDPの表示信号と階調表示の対応を示す説明
図。
図。
【図10】図8の階調選択部の詳細図。
【図11】(A)は図10の階調決定回路の詳細図
(B)は階調選択情報に関する説明図。
(B)は階調選択情報に関する説明図。
【図12】第3の実施例における階調信号のタイムチャ
ート。
ート。
【図13】階調決定回路の詳細図。
【図14】図13の階調制御部57の詳細図。
【図15】第4の実施例を示すブロック図。
【図16】図15の階調選択部の詳細図。
【図17】本発明の使用例を示すフローチャート。
【図18】本発明の使用例を示すフローチャート。
1 MPU 17 階調信号発生部 18 階調制御部 21 LDC 32 階調選択部 46 PDP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 宏之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 土屋 信雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】フレーム毎の表示/非表示を表示データに
従って制御することにより、マトリックス型表示装置に
中間町表示を行う表示回路であって、 前記表示データは、N種類の階調を表し、 N種類の階調の各々に対応する、フレーム毎の表示/非
表示の割合を設定することができることを特徴とする表
示回路。 - 【請求項2】マトリックス型表示装置と、表示データを
格納する表示メモリと、当該表示メモリから表示データ
を読み出して、前記マトリックス型表示装置の表示を制
御する表示回路とを有し、 前記表示回路は、前記表示メモリから読み出した表示デ
ータの値に従って、フレーム毎の表示/非表示を制御す
るオン/オフ信号を生成し、マトリックス型表示装置に
送ることにより、マトリックス型表示装置に中間町表示
を行う表示回路において、 表示データの各値に対応する、フレーム毎の表示/非表
示の割合を設定することができることを特徴とする表示
回路。 - 【請求項3】請求項2記載の表示回路であって、 前記表示回路は、フレーム毎の表示/非表示の割合の変
更の際に、表示データの各値に対応する、フレーム毎の
表示/非表示の割合を規定する値を書き込むレジスタを
備えることを特徴とする表示回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29187096A JPH09120273A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表示回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29187096A JPH09120273A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表示回路 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63150541A Division JP2667204B2 (ja) | 1988-06-18 | 1988-06-18 | 階調表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120273A true JPH09120273A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17774508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29187096A Pending JPH09120273A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表示回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09120273A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990027309A (ko) * | 1997-09-29 | 1999-04-15 | 윤종용 | 다계조 표시를 위한 액정표시장치 |
KR100457484B1 (ko) * | 2001-01-22 | 2004-11-17 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 표시 장치 및 그 구동 방법 |
KR100835145B1 (ko) * | 2007-02-14 | 2008-06-04 | 주식회사 티엘아이 | 다수의 서브 픽셀을 구동하는 액정표시장치용 소스드라이버 구동회로 |
Citations (4)
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JPS59208587A (ja) * | 1983-05-12 | 1984-11-26 | 東芝ライテック株式会社 | 表示装置 |
JPS6314129A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-21 | Seiko Epson Corp | 液晶表示体の駆動回路 |
JPS6383798A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 | 株式会社東芝 | 階調表示方式 |
-
1996
- 1996-11-01 JP JP29187096A patent/JPH09120273A/ja active Pending
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