JPH09120232A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09120232A
JPH09120232A JP7278153A JP27815395A JPH09120232A JP H09120232 A JPH09120232 A JP H09120232A JP 7278153 A JP7278153 A JP 7278153A JP 27815395 A JP27815395 A JP 27815395A JP H09120232 A JPH09120232 A JP H09120232A
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JP
Japan
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cartridge
image forming
toner
forming apparatus
toner cartridge
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JP7278153A
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English (en)
Inventor
Shoji Maruyama
昌二 丸山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力のより小さいメインモータを用いること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 交換式トナーカートリッジ315が未使
用か否かを判定し、交換式トナーカートリッジ315が
未使用である場合は、メインモータ505からの駆動を
給紙ユニット600,700の給紙ローラ306,31
0に伝達するためのクラッチ507をOFFにし、この
状態で、メインモータ505により、所定時間、トナー
カートリッジ315および定着ユニット513を駆動
し、トナー容器406内の攪拌棒407を所定時間回転
させてトナー容器406内のトナーを攪拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換式トナーカー
トリッジを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置で用いられる未使用の交換
式トナーカートリッジの中には、輸送中に、カートリッ
ジ内のトナーが偏るものがあった。この現象をタッピン
グ現象というが、この現象は未使用トナーカートリッジ
を輸送したときに生じるだけでなく、使用中のトナーカ
ートリッジにおいても長時間放置することにより見られ
る。使用中のトナーカートリッジの場合は、トナーが一
方に偏るだけでなく、硬化することがある。
【0003】そこで、トナーカートリッジのトナー容器
内に、トナーを攪拌するための攪拌棒を設け、画像形成
装置のイニシャル駆動シーケンスにおいて、この攪拌棒
をメインモータにより駆動してトナーを攪拌させ、トナ
ーを現像シリンダに送り込むとともに、トナーがトナー
カートリッジ内で円滑に流動することができるようにし
ている。
【0004】また、交換式のカートリッジを用いた画像
形成装置には、カートリッジの交換時期をユーザに報知
するため、交換式のカートリッジ内のトナー残量を検出
し、トナー残量が少なくなったとき、「トナー少」のメ
ッセージを表示パネルまたはホストに送出し、その旨を
ユーザに報知する画像形成装置が知られている。
【0005】トナーの残量をさらに正確に把握するとと
もに、感光ドラムの寿命を正確に把握するため、交換式
のカートリッジに不揮発性RAM(rando access memor
y) を搭載し、画像記録する記録枚数をカウントし、得
られた記録枚数に不揮発性RAMのデータを更新し、所
定カウントに達したとき、ユーザに対し、カートリッジ
の交換を促す画像形成装置も知られている。
【0006】図9および図10はこのような画像形成装
置のイニシャルシーケンスを示すフローチャートであ
る。イニシャルシーケンスは、画像形成装置の電源投入
後や、トナーカートリッジを着脱する際に開閉するカバ
ーのオープン/クローズごとに実行されるものであり、
主に、レーザビームを走査するためのラスタスキャナの
スキャナモータと、メインモータと、冷却ファンを駆動
するためのファンモータの故障検知、感光ドラムのクリ
ーニング、装置内残留紙の有無検出を目的として実行さ
れる。
【0007】ステップS601にてレジストセンサおよ
び排紙センサにより記録紙の有無をチェックする。紙有
りの場合は、ステップS613に移行し、装置内残留紙
が存在することを促す異常処理シーケンスを実行する。
ついで、ステップS602にて、タイマを設定し、ステ
ップS603にてスキャナモータの駆動を開始する。そ
して、ステップS604にてタイマを確認し、ステップ
S605にてスキャナモータが所望の回転数になったか
否かをチェックする。
【0008】所定時間経過してもレディにならない場合
は、スキャナモータの故障とし、ステップS613に移
行し異常処理を実行する。スキャナモータの回転が正常
と判断した場合は、ステップS606にて高圧駆動制御
を開始する。これは感光ドラムおよび転写ローラにバイ
アスを印加させ、転写ローラに付着した余分なトナー
と、感光ドラムに付着した余分なトナーをクリーニング
する目的で行われる。そして、ステップS607にてク
ラッチをONにし、ステップS608にてメインモータ
を駆動させ、搬送ローラを駆動し、ステップS609に
てファンモータを駆動する。ステップS610にてタイ
マを確認し、タイムアウトした場合は、ステップS61
3に移行し異常処理を実行する。タイムアウトしていな
い場合は、ステップS612にてメインモータがレディ
になるまで待機する。
【0009】メインモータがレディになると、ステップ
S614にて、タイマを確認し、タイムアウトした場合
は、ステップS613に移行し異常処理を実行する。タ
イムアウトしていない場合は、ステップS615にてフ
ァンモータがレディになるまで待機する。そして、ファ
ンモータがレディになると、ステップS616にて、レ
ジストセンサおよび排紙センサにより用紙の有無をチェ
ックする。搬送されてきた用紙が有る場合は、ステップ
S613に移行し異常処理を実行する。用紙が無い場合
は、ステップS617にてタイマを監視し、所定時間、
駆動した後、ステップS618にて高圧制御を停止す
る。そして、ステップS619にてスキャナモータを停
止させ、ステップS620にてメインモータを停止さ
せ、ステップS621にてファンモータを停止させ、ス
テップS622にてクラッチをOFFにし、イニシャル
シーケンスを終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メイン
モータにより攪拌棒を回転させ、トナー容器内のトナー
を攪拌するようにしたので、次の(1) ないし(4) のよう
な問題点があった。すなわち、 (1) トナー容器内のトナーが偏り硬化した状態で、画像
形成装置のイニシャル駆動シーケンスにおいて、メイン
モータを駆動させ攪拌棒によりトナーを攪拌した場合、
メインモータに対し過大な負荷トルクが発生して、メイ
ンモータが回転不可能になり、最悪の場合、モータが故
障することがあった。
【0011】(2) 攪拌棒等を駆動するメインモータに
は、タッピング現象に起因する負荷トルク大の状態を、
攪拌棒を数秒駆動するだけで脱することができるだけの
出力が設定されている。しかし、メインモータのこの出
力の大きさは、一時的でかつ希な負荷大状態を脱するた
めだけの大きさであって、通常の画像記録動作では必要
のない大きさであるため、メインモータの出力仕様はオ
ーバスペックになっており、使用されているメインモー
タのコストパフォーマンスが良くなかった。
【0012】(3) メインモータとしてDCブラシレスモ
ータを使用した場合は、負荷に応じて消費電力がアップ
することになり、タッピング現象におけるイニシャルシ
ーケンス中の消費電力は過大となり、これに対処する電
源出力仕様を設定した場合は、使用されている電源のコ
ストパフォーマンスは良くなかった。
【0013】(4) タッピング現象が発生した状態でのイ
ニシャルシーケンス中の消費電力が大きく、消費電力を
減少させるには限界があった。
【0014】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、メインモータのコストパフォーマンスをより高く
することができる画像形成装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、メインモータとして
DCブラシレスモータを使用した場合に、電源のコスト
パフォーマンスをより高くすることができる画像形成装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
1) 本発明は、着脱式のトナーカートリッジを有し、
該トナーカートリッジ内のトナーを攪拌するための攪拌
手段を駆動するとともに、感光ドラムと給紙・搬送ロー
ラと定着ローラを駆動する駆動モータを有する画像形成
装置において、前記トナーカートリッジの固有情報に基
づき、装置のイニシャルシーケンスにおける駆動モータ
の駆動負荷制御を行うことを特徴とする。
【0017】2) 上記1)において、前記トナーカー
トリッジの固有情報に基づき、トナーの攪拌駆動による
駆動負荷大状態を推測し判定する判定手段と、該判定手
段により肯定判定された場合に、装置のイニシャルシー
ケンスで、トナーの攪拌動作を含む必要最小限の駆動を
行い、前記駆動モータの駆動負荷を軽減するように駆動
制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】3) 上記2)において、前記制御手段
は、前記判定手段による判定結果に応じて、装置のイニ
シャルシーケンスで、前記駆動モータと、装置内の他の
モータとの駆動シーケンスを異ならせることを特徴とす
る。
【0019】本発明では、トナーカートリッジの有する
固有情報に基づき、トナーの攪拌を行うか否かを判定手
段により判定し、肯定判定された場合に、装置のイニシ
ャルシーケンスで、駆動制御手段により、駆動モータの
駆動を攪拌手段と定着ローラのみに伝達して攪拌手段と
定着ローラを駆動制御する。
【0020】4) 上記1)において、トナーカートリ
ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジの使用状況
の情報を含むことを特徴とする。
【0021】5) 上記1)において、トナーカートリ
ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジが未使用か
否かの情報を含むことを特徴とする。
【0022】6) 上記1)において、トナーカートリ
ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジの未使用期
間を判断することのできる経時情報を含むことを特徴と
する。
【0023】7) 上記1)において、トナーカートリ
ッジの固有情報は当該カートリッジのカートリッジID
認識情報を含むことを特徴とする。
【0024】8) 上記1)において、イニシャルシー
ケンスは装置電源投入時の初期運転確認シーケンスであ
ることを特徴とする。
【0025】9) 上記1)において、イニシャルシー
ケンスは、カートリッジを装着後に実施される初期運転
確認シーケンスであることを特徴とする。
【0026】10) 上記1)において、制御手段は、
同じカートリッジIDのカートリッジが装着されたとき
と、異なるカートリッジIDのカートリッジが装着され
たときのイニシャルシーケンスにおける駆動モータ制御
を異ならしめることを特徴とする。
【0027】11) 上記1)において、制御手段は、
未使用カートリッジが装着されたときと、未使用でない
カートリッジが装着されたときのイニシャルシーケンス
における駆動モータ制御を異ならしめることを特徴とす
る。
【0028】12) 上記1)において、制御手段は、
未使用期間がある時間以上のカートリッジが装着された
ときとそうでないカートリッジが装着されたときのイニ
シャルシーケンスにおける駆動モータ制御を異ならしめ
ることを特徴とする。
【0029】13) 上記1)において、制御手段は、
イニシャルシーケンスで、カートリッジのトナー攪拌動
作を司るモータのみの駆動を所定時間行うことを特徴と
する。
【0030】14) 上記1)において、制御手段は、
イニシャルシーケンスで駆動モータのみの駆動を一定時
間行ってもその期間内に駆動モータが所定回転数に達し
なくてもモータ故障と判断しないことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0032】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。これは画像形成装置の例であり、
その構造を図2に示す。
【0033】図2に示すように、画像形成装置は画像形
成ユニット500と給紙ユニット600が一体になって
おり、給紙ユニット700は着脱可能になっている。
【0034】画像形成ユニット500を説明する。31
5は交換式トナーカートリッジであり、感光ドラム31
6が内蔵されており、その構造を図3に示す。509は
スキャナユニットであり、得られた画像データに基づき
レーザ駆動ユニット510(図1)を駆動し、レーザ駆
動ユニット510から出射されたレーザビームを図示し
ないポリゴンミラーに導き、ポリゴンミラーによりレー
ザビーム321を感光ドラム316上で走査させるもの
である。312は搬送ローラであり、給紙ユニット60
0,700により給紙された記録紙を搬送するものであ
る。313はレジストセンサであり、給紙、搬送された
記録紙が所定位置まで搬送されたことを検知するととも
に、画像記録タイミングをとるためのものである。31
4は転写ローラであり、感光ドラム316上に形成され
たトナー像を記録紙を転写するためのバイアスを印加す
るとともに、トナー像が転写された記録紙を搬送するた
めのものである。513は定着ユニットであり、記録紙
上のトナー像を記録紙に融着させるものである。504
は排紙センサであり、記録紙が所定位置まで到達したこ
とを検知するとともに、記録紙が排紙状態にあることを
検知するものである。319は排紙ローラであり、定着
後の記録紙が排紙されたことを検知するためのものであ
る。
【0035】給紙ユニット600を説明する。302は
給紙カセットであり、記録紙308が収納してある。5
02は紙有無センサであり、給紙カセット302に記録
紙が存在するか否かを検知するものである。310は給
紙ローラであり、給紙カセット302に収納されている
記録紙308を分離するためのものである。311は搬
送ローラであり、給紙ローラ310により分離された記
録紙を搬送するためのものである。
【0036】給紙ユニット700を説明する。303は
給紙カセットであり、記録紙304が収納してある。5
19は紙有無センサであり、給紙カセット303に記録
紙が存在するか否かを検知するものである。306は給
紙ローラであり、給紙カセット303に収納されている
記録紙304を分離するためのものである。307は搬
送ローラであり、給紙ローラ306により分離された記
録紙を搬送するためのものである。
【0037】図3は図2に示すトナーカートリッジ31
5の構造を示す。図3において、315,316,32
1は図2と同一部分を示す。404は1次帯電ローラで
あり、感光ドラム316上をマイナスバイアス印加させ
るものである。406はトナー容器であり、トナーを収
容するためのものである。403は現像シリンダであ
り、マイナスバイアス印加することにより、現像シリン
ダ面上にトナーを均一に付着させるためのものである。
407は攪拌棒であり、トナー容器406内のトナーを
現像シリンダ403に送り込むとともに、トナー容器4
06内のトナーを攪拌して、トナーが流動しやすいよう
にするためのものである。405はブレードであり、記
録紙上に転写されないで感光ドラム316面上に付着し
ているトナーをクリーニングするためのものである。4
08はクリーナ容器であり、ブレード405により削り
取られたトナーを収容するためのものである。
【0038】図1を説明する。図1において、500,
502〜504,509,513,519,600,7
00は図2と同一部分を示す。505はメインモータで
あり、給紙ローラ306,310を駆動し、搬送ローラ
307,311,312を駆動し、トナーカートリッジ
315内の感光ドラム316等を駆動し、定着ユニット
513を駆動するものである。メインモータ505とし
ては、DCブラシレスモータが好ましい。509はスキ
ャナユニットであり、レーザ駆動ユニット510とスキ
ャナモータ511を有し、レーザ駆動ユニット510は
レーザを駆動し、スキャナモータ511はポリゴンミラ
ーを回転駆動させるものである。512は高圧ユニット
であり、転写、帯電、現像バイアスを生成するためのも
のである。514はファンモータであり、冷却ファンを
駆動するものである。515は電源ユニットであり、回
路ロジック電源および各駆動ユニットへ電力を供給する
ためのものである。507はクラッチであり、メインモ
ータの駆動力を給紙ユニット600,700の給紙ロー
ラ310,306に伝達するためのものである。
【0039】506はソレノイドであり、給紙ユニット
600内の給紙ローラ310を適正なタイミングで駆動
するためのものである。520はソレノイドであり、給
紙ユニット700内の給紙ローラ306を適正なタイミ
ングで駆動するためのものである。518はCPUであ
り、給紙ユニット700の各部を制御するものである。
【0040】508aはROM(read only memory)であ
り、制御プログラムが格納してある。508bはRAM
(random access memory)であり、作業領域として用いら
れている。508はCPUであり、ROM508aに格
納される制御プログラムに従って本装置の各部を制御す
るとともに、給紙ユニット700内のCPU518を制
御するものである。
【0041】531は不揮発性メモリであり、トナーカ
ートリッジ315に取り付けてあり、トナーカートリッ
ジ315の使用状況を記録するためのものである。図7
は不揮発性メモリ531のメモリマップを示す。図7に
おいて、201はトナーカートリッジ使用状況を表すバ
イトをストアした領域であり、アドレスが00H(Hは
16進数であることを表す)である。202はプリント
された枚数をカウントし、記録更新するプリント枚数カ
ウンタとしての領域であり、アドレスが01H〜FFH
である。トナーカートリッジが未使用である場合、不揮
発性メモリ531はトナーカートリッジ使用状況を表す
領域201と、プリント枚数カウンタである領域202
の内容が全て「0」になっている。他方、トナーカート
リッジが使用された場合は、トナーカートリッジ使用状
況を表す領域201の内容が全て「1」になっている。
トナーカートリッジ使用状況を表す領域201、すなわ
ち、アドレス00Hの内容が全て「0」か、あるいは、
全て「1」かのいずれであるかをCPU508により判
定することにより、トナーカートリッジが未使用か否か
を判定している。
【0042】次に、本装置の動作を説明する。図示しな
いホストコンピュータより画像記録指示があると、CP
U508により、スキャナユニット509のスキャナモ
ータ511とレーザ駆動ユニット510を駆動制御し
て、走査タイミングが所定時間となるようにするととも
に、メインモータ505を駆動する。そして、メインモ
ータ505が所定の回転数に達したことを確認すると、
給紙ユニット600の紙有無センサ502により給紙カ
セット302の記録紙の有無を確認する。そして、給紙
カセット302に記録紙の存在が確認されると、クラッ
チ507を駆動し、所定時間、ソレノイド506を駆動
して、給紙ローラ310を回転させ記録紙を給紙搬送す
る。そして、定着ユニット513を温調制御を開始する
と同時にファンモータ514を駆動する。
【0043】そして、給紙、搬送された記録紙がレジス
トセンサ503に到達すると、CPU508はクラッチ
507を一旦OFFさせ、記録紙の搬送を停止させる。
その後、定着ユニット513が所望の温度となったこと
を確認するとともに、スキャナユニット509が所望の
動作になったことを確認した後、ホストに対し画像デー
タ転送許可指示を出す。
【0044】ホストからの返答を受けると、再度、クラ
ッチ507をONする。そして、高圧ユニット512を
制御するとともに、レーザ駆動ユニット510を制御し
ながら、画像形成動作を行う。
【0045】排紙センサ504により記録紙先端が検知
されると、クラッチ507をOFFにし、その後、記録
紙後端が排紙センサ504により検知されると、スキャ
ナユニット509と、高圧ユニット512と、定着ユニ
ット513と、ファンモータ514の駆動を停止し、さ
らに、一定時間経過後、メインモータ505の駆動を停
止し、一連の画像形成動作を終了する。
【0046】一方、ホストから給紙ユニット700に対
して、記録指示があった場合は、画像形成ユニット50
0のCPU508により、給紙ユニット700のCPU
518に対し給紙指示および搬送指示を行い、上述した
シーケンスと同様の動作を行う。
【0047】次に、画像形成動作を説明する。1次帯電
ローラ404により感光ドラム316面上に均一にマイ
ナス電荷が与えられ、ついで、画像データに基づき変調
されたレーザビーム321が、スキャナユニット509
から感光ドラム316上に導かれ、感光ドラム316面
がレーザビーム321により走査される。レーザビーム
321が入射された感光ドラム316上の部分は、プラ
ス電荷となり、この時点で潜像が形成される。この潜像
には、現像シリング403によりトナーが付着され、ト
ナー像が形成される。感光ドラム316面上に形成され
たトナー像は、転写ローラ314により記録紙上に転写
され、記録紙上のトナー像は定着ユニット513により
定着される。
【0048】本実施の形態は従来例との比較でいえば、
未使用トナーカートリッジを装着した場合のイニシャル
シーケンスが相違する。すなわち、従来例では、メイン
モータの他に、装置冷却用のファンモータと、スキャナ
モータを駆動するとともに、高圧制御を行い、メインモ
ータによりトナーカートリッジ(感光ドラムを含む)
と、定着ユニットと、給紙搬送ローラを駆動していた。
これに対して、本実施の形態では、図1のROM508
aに格納される制御プログラムに従ってメインモータ5
05を駆動するようにした。
【0049】図4ないし図6は図1のROM508aに
格納されるイニシャルシーケンスにおける制御プログラ
ムの一例を示すフローチャートである。図5および図6
のステップS602〜S622は、図9および図10と
同一ステップを示す。ステップS101にて、レジスト
センサ503および排紙センサ504により、装置内の
残留紙の有無を確認し、ステップS102にて、トナー
カートリッジ315に搭載された不揮発性メモリ531
の内容を読み込む。そして、ステップS103にて、ト
ナーカートリッジ315が未使用か否かを判断する。判
断した結果、トナーカートリッジが未使用である場合
は、ステップS104にて、メインモータ505の駆動
時間を決定すべくタイマをセットする。ステップS10
5にて、メインモータ505からの駆動を給紙ユニット
600,700の給紙ローラ306,310に伝達する
ためのクラッチ507をOFFにし、この状態で、メイ
ンモータ505により、トナーカートリッジ315およ
び定着ユニット513の駆動を開始する。そして、ステ
ップS106にてタイムアウトすると、ステップS10
7にてメインモータ505を停止させる。このように、
メインモータ505を一定時間駆動することにより、ト
ナー容器406内の攪拌棒407が一定時間回転され、
トナー容器406内のトナーが攪拌されることになる。
【0050】一方、ステップS103にて判断した結
果、トナーカートリッジ315が未使用でない場合は、
従来例と同様に、ステップS602〜S622を実施す
る。
【0051】このように、本実施の形態では、イニシャ
ルシーケンスにおいて、メインモータ505によりトナ
ーカートリッジ315および定着ユニット513のみを
駆動するようにしたので、メインモータ505の負荷ト
ルクを軽減することができるとともに、電源ユニット5
15の最大出力も軽減することができる。
【0052】本実施の形態では、トナーカートリッジの
使用状況を、不揮発性メモリ531のアドレス'00'にス
トアした1バイトのトナーカートリッジ使用状況データ
から判断する例を説明したが、トナーカートリッジの使
用状況を、不揮発性メモリ531のアドレス'01'〜'FF'
に割り当てたプリント枚数データから判断することがで
きることは勿論である。
【0053】<第2の実施の形態>本実施の形態は第1
の実施の形態との比較で言えば、トナーカートリッジの
使用状況を判断するためのデータが相違する。すなわ
ち、第1の実施の形態では、トナーカートリッジの使用
状況を、不揮発性メモリ531に格納した1バイト(8
ビット)のトナーカートリッジ使用状況データから判断
したのに対して、本実施の形態では、トナーカートリッ
ジに搭載した不揮発性メモリ531に格納したトナーカ
ートリッジの製造年月と使用最終年月から判断するよう
にした。
【0054】トナーカートリッジに搭載される不揮発性
メモリのメモリマップを図8に示す。図8において、8
01は1バイトのトナーカートリッジ製造年月を格納す
るためのアドレス'00'のエリアである。1バイトのう
ち、上位4ビットで西暦の下1桁を表し、下位4ビット
で月を表す。図8に示す例では、アドレス'00'に「4」
と「1」が格納されているので、このトナーカートリッ
ジが1994年1月に製造されたことを表す。802は
画像形成装置がトナーカートリッジを使用した最終年月
を記録更新するためのアドレス'01'のエリアである。1
バイトのうち、上位4ビットで西暦の下1桁を表し、下
位4ビットで月を表す。図8に示す例では、アドレス'0
1'に、「5」と「12」が格納されているので、このト
ナーカートリッジの最新の記録更新が1995年12月
に行われたことを表す。
【0055】トナーカートリッジの使用状況の判断手順
をより詳細に説明する。トナーカートリッジが装置に装
着されると、装着されたトナーカートリッジに搭載され
ている不揮発性メモリから、トナーカートリッジの製造
年月と使用最終年月を読み出す。そして、使用最終年月
が記録されているか否か、すなわち、装着されたトナー
カートリッジが未使用であるか否かを判定する。判定し
た結果、未使用である場合は、製造年月と時刻機構(TO
D; time-of-day)の年月の差tを求め、その差tが所定
の時間T以上であるか否かを判定する。肯定判定された
場合は、図4ないし図6に示すステップS101〜S1
07と、ステップS602〜S622のイニシャルシー
ケンスを実行し、否定判定された場合は、図9および図
10に示す従来例のステップS602〜S622のイニ
シャルシーケンスを実行する。
【0056】他方、判定した結果、使用最終年月が記録
されている場合は、使用最終年月と時刻機構の年月の差
t´を求め、その差t´が所定の時間T´以上であるか
否かを判定する。肯定判定された場合は、図4ないし図
6に示すステップS101〜S107と、ステップS6
02〜S622のイニシャルシーケンスを実行し、否定
判定された場合は、図9および図10に示す従来例のス
テップS602〜S622のイニシャルシーケンスを実
行する。
【0057】<第3の実施の形態>本実施の形態は第1
の実施の形態との比較で言えば、トナーカートリッジの
使用状況を判断するためのデータが相違する。すなわ
ち、第1の実施の形態では、トナーカートリッジの使用
状況を、不揮発性メモリ531に格納したトナーカート
リッジの使用状況データから判断した。これに対して、
本実施の形態では、トナーカートリッジが装着されたと
きに、装着されたトナーカートリッジのトナーカートリ
ッジIDと、RAM508bの不揮発エリアに格納されて
いる最新のトナーカートリッジIDとを比較し、比較した
結果、トナーカートリッジIDが異なる場合は、図4ない
し図6に示すステップS101〜S107とステップS
602〜S622のイニシャルシーケンスを実行し、同
一の場合は、図9および図10に示す従来例のステップ
S602〜S622のイニシャルシーケンスを実行する
ようにした。
【0058】なお、この不揮発性メモリに代えて、トナ
ーカートリッジIDを格納したROMや、個々のトナーカ
ートリッジのIDを識別する手段を用いても本質的に同様
の効果を奏することができることは勿論である。
【0059】<第4の実施の形態>本実施の形態は、メ
インモータとして、DCブラシレスモータに代えてステ
ッピングモータを用いた例である。ステッピングモー
タ、特に、出力を設定電流により変化させることができ
る定電流ステッピングモータを用い、定電流ステッピン
グモータの設定電流を、比較的負荷トルクが小さい場
合、例えば、図4に示すステップS101〜S107を
実行する場合は、出力を中または小になるように設定
し、負荷トルクが大きい場合、例えば、図9および図1
0に示す従来例のステップS602〜S622のイニシ
ャルシーケンスを実行する場合は、出力が大になるよう
に設定する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換式のトナーカートリッジが未使用であるか、あるい
は未使用期間が所定期間以上経過している場合に、イニ
シャルシーケンスにおいて、メインモータにより交換式
のトナーカートリッジおよび定着ユニットのみを駆動す
るようにしたので、次のような効果を奏することができ
る。
【0061】(1) メインモータの最大出力が軽減でき、
メインモータのコストダウンを図ることができる。
【0062】(2) 電源の最大消費電力を軽減することが
でき、電源のコストダウンおよび低消費電力化を図るこ
とができる。
【0063】(3) 交換式のトナーカートリッジのトナー
攪拌でメインモータが所定回転数に達しない場合でもメ
インモータの故障としないので、ユーザビリティを向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置の構造を
示す断面図である。
【図3】図2に示す交換式トナーカートリッジの構造を
示す断面図である。
【図4】図1のROM508aに格納されるイニシャル
シーケンスにおける制御プログラムの一例を示すフロー
チャート(その1)である。
【図5】図1のROM508aに格納されるイニシャル
シーケンスにおける制御プログラムの一例を示すフロー
チャート(その2)である。
【図6】図1のROM508aに格納されるイニシャル
シーケンスにおける制御プログラムの一例を示すフロー
チャート(その3)である。
【図7】第1の実施の形態における不揮発性メモリ53
1のメモリマップを示す図である。
【図8】第2の実施の形態における不揮発性メモリ53
1のメモリマップを示す図である。
【図9】従来の画像形成装置のイニシャルシーケンスの
一例を示すフローチャート(その1)である。
【図10】従来の画像形成装置のイニシャルシーケンス
の一例を示すフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
500 画像形成ユニット 502,519 紙有無センサ 503 レジストセンサ 504 排紙センサ 505 メインモータ 506,520 ソレノイド 507 クラッチ 508,518 CPU 508a ROM 508b RAM 509 スキャナユニット 510 レーザ駆動ユニット 511 スキャナモータ 512 高圧ユニット 513 定着ユニット 514 ファンモータ 515 電源ユニット 531 不揮発性メモリ 600,700 給紙ユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱式のトナーカートリッジを有し、該
    トナーカートリッジ内のトナーを攪拌するための攪拌手
    段を駆動するとともに、感光ドラムと給紙・搬送ローラ
    と定着ローラを駆動する駆動モータを有する画像形成装
    置において、 前記トナーカートリッジの固有情報に基づき、装置のイ
    ニシャルシーケンスにおける駆動モータの駆動負荷制御
    を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記トナーカートリ
    ッジの固有情報に基づき、トナーの攪拌駆動による駆動
    負荷大状態を推測し判定する判定手段と、 該判定手段により肯定判定された場合に、装置のイニシ
    ャルシーケンスで、トナーの攪拌動作を含む必要最小限
    の駆動を行い、前記駆動モータの駆動負荷を軽減するよ
    うに駆動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記制御手段は、前
    記判定手段による判定結果に応じて、装置のイニシャル
    シーケンスで、前記駆動モータと、装置内の他のモータ
    との駆動シーケンスを異ならせることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記トナーカートリ
    ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジの使用状況
    の情報を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記トナーカートリ
    ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジが未使用か
    否かの情報を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記トナーカートリ
    ッジの固有情報は、当該トナーカートリッジの未使用期
    間を判断することのできる経時情報を含むことを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記トナーカートリ
    ッジの固有情報は当該カートリッジのカートリッジID
    認識情報を含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記イニシャルシー
    ケンスは装置電源投入時の初期運転確認シーケンスであ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記イニシャルシー
    ケンスは、カートリッジを装着後に実施される初期運転
    確認シーケンスであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記制御手段は、
    同じカートリッジIDのカートリッジが装着されたとき
    と、異なるカートリッジIDのカートリッジが装着され
    たときのイニシャルシーケンスにおける駆動モータ制御
    を異ならしめることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記制御手段は、
    未使用カートリッジが装着されたときと、未使用でない
    カートリッジが装着されたときのイニシャルシーケンス
    における駆動モータ制御を異ならしめることを特徴とす
    る画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記制御手段は、
    未使用期間がある時間以上のカートリッジが装着された
    ときとそうでないカートリッジが装着されたときのイニ
    シャルシーケンスにおける駆動モータ制御を異ならしめ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1において、前記制御手段は、
    イニシャルシーケンスで、カートリッジのトナー攪拌動
    作を司るモータのみの駆動を所定時間行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項1において、前記制御手段は、
    イニシャルシーケンスで駆動モータのみの駆動を一定時
    間行ってもその期間内に駆動モータが所定回転数に達し
    なくてもモータ故障と判断しないことを特徴とする画像
    形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011449A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 キヤノン株式会社 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011449A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 キヤノン株式会社 画像形成装置

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