JPH09120091A - カムコーダの手震え映像の補正装置 - Google Patents
カムコーダの手震え映像の補正装置Info
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- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気光学効果を有する結晶の屈折率を電気信
号によって制御し、入力画像である入射光を光学的に補
正して、高速の反応速度ばかりでなく、高精度の制御分
解能を有し、簡単な構造で構成されたカムコーダの手震
え映像の補正装置を提供する。 【解決手段】 本発明のカムコーダの手震え映像の補正
装置では、動き検出器２３は手震えによる映像の水平、
垂直方向の動きベクトルを検出し、電界駆動装置２２は
動き検出器２３からの動きベクトルを入力し、水平、垂
直方向の動きに対応する電圧を生成し、電気光学効果装
置２１は電界駆動装置２２からの水平、垂直方向の屈折
率制御電圧を印加し媒質の屈折率を制御し、入力される
映像の光信号に対する方向および位置を調節し、固体撮
像素子２１は電気光学効果装置２１からの光信号を電気
信号に変換する。
号によって制御し、入力画像である入射光を光学的に補
正して、高速の反応速度ばかりでなく、高精度の制御分
解能を有し、簡単な構造で構成されたカムコーダの手震
え映像の補正装置を提供する。 【解決手段】 本発明のカムコーダの手震え映像の補正
装置では、動き検出器２３は手震えによる映像の水平、
垂直方向の動きベクトルを検出し、電界駆動装置２２は
動き検出器２３からの動きベクトルを入力し、水平、垂
直方向の動きに対応する電圧を生成し、電気光学効果装
置２１は電界駆動装置２２からの水平、垂直方向の屈折
率制御電圧を印加し媒質の屈折率を制御し、入力される
映像の光信号に対する方向および位置を調節し、固体撮
像素子２１は電気光学効果装置２１からの光信号を電気
信号に変換する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカムコーダの手震え
映像の補正装置に関し、特に電気光学効果によって媒質
の屈折率を制御し光の位置を修正することにより、ズー
ムレンズの像を上下左右に移動させるなどして撮影の際
の手震えに伴なう像の震えの補正装置に関する。
映像の補正装置に関し、特に電気光学効果によって媒質
の屈折率を制御し光の位置を修正することにより、ズー
ムレンズの像を上下左右に移動させるなどして撮影の際
の手震えに伴なう像の震えの補正装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】動映像の信号から動きベクトルを検出す
ることは画像圧縮、画像認識および画像安定化などに必
要不可欠な技術である。
ることは画像圧縮、画像認識および画像安定化などに必
要不可欠な技術である。
【０００３】現在、携帯用ビデオカセットレコーダ（Ｖ
ＣＲ：Ｖｉｄｅｏ ＣａｓｓｅｔｅＲｅｃｏｄｅｒ）一
体型カムコーダを用いて撮影する際、特に歩行中に撮影
する場合、走行中に乗り物から撮影する場合においては
カメラの動きは不安定となり、震える映像が入力されや
すい。さらに、カムコーダの小型化に伴なって携帯型カ
メラが多く用いられているが、特に高倍率で撮影する場
合手震えによる映像の不安定が深化される。
ＣＲ：Ｖｉｄｅｏ ＣａｓｓｅｔｅＲｅｃｏｄｅｒ）一
体型カムコーダを用いて撮影する際、特に歩行中に撮影
する場合、走行中に乗り物から撮影する場合においては
カメラの動きは不安定となり、震える映像が入力されや
すい。さらに、カムコーダの小型化に伴なって携帯型カ
メラが多く用いられているが、特に高倍率で撮影する場
合手震えによる映像の不安定が深化される。
【０００４】最近広く愛用されているカムコーダおよび
カメラなどにおいては、各種手震え補正回路および装置
が内蔵され、その性能が消費者に多くの影響を与えてい
る。
カメラなどにおいては、各種手震え補正回路および装置
が内蔵され、その性能が消費者に多くの影響を与えてい
る。
【０００５】従来、具体的な手震え補正の方法として、
動体の動きが検出されると、元の画面に比べて小さな領
域である録画画面が記録され、手震え量に応じて反対の
領域を抽出する方法がある。
動体の動きが検出されると、元の画面に比べて小さな領
域である録画画面が記録され、手震え量に応じて反対の
領域を抽出する方法がある。
【０００６】このような方法を用いる補正装置は、入力
画像を１フィールド分遅延させた後、フィールドメモリ
を制御するか、または、広域固体撮像素子（ＣＣＤ：Ｃ
ｈａｒｇｅ Ｃｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）を用いて
入力される領域を制御する。
画像を１フィールド分遅延させた後、フィールドメモリ
を制御するか、または、広域固体撮像素子（ＣＣＤ：Ｃ
ｈａｒｇｅ Ｃｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）を用いて
入力される領域を制御する。
【０００７】ところが、このような従来の補正装置は画
像劣化を防止するための余分な映像領域に相当するメモ
リまたは撮像素子を必要とするため、装置が大きくなり
複雑になるという短所がある。このような短所を解決す
るため、すなわち効率的に入力映像を活用するためソニ
ー社においてはアクティブプリズムで入力光の光軸を直
接光学的に制御する補正装置が開発されている。
像劣化を防止するための余分な映像領域に相当するメモ
リまたは撮像素子を必要とするため、装置が大きくなり
複雑になるという短所がある。このような短所を解決す
るため、すなわち効率的に入力映像を活用するためソニ
ー社においてはアクティブプリズムで入力光の光軸を直
接光学的に制御する補正装置が開発されている。
【０００８】以下、添付図面を参照して従来のソニー社
のカムコーダの手震え補正装置の原理について説明す
る。
のカムコーダの手震え補正装置の原理について説明す
る。
【０００９】図１は従来のソニー社のアクティブプリズ
ムを用いた手震え補正装置の原理を示す概念図である。
ムを用いた手震え補正装置の原理を示す概念図である。
【００１０】従来のソニー社のアクティブプリズムを用
いた手震え補正装置は、次のような原理で動作する。
いた手震え補正装置は、次のような原理で動作する。
【００１１】まず、ジャイロセンサなどを用いて映像の
動きを検出し、その動きの変位をアクティブプリズムを
用いて補正する。
動きを検出し、その動きの変位をアクティブプリズムを
用いて補正する。
【００１２】アクティブプリズムの具体的な原理を次に
示す。図１に示すように、入射光源はプリズム１１の流
動液１２を通ることにより、補正量に応じて屈折された
メイン映像固体撮像素子１３に入力される。
示す。図１に示すように、入射光源はプリズム１１の流
動液１２を通ることにより、補正量に応じて屈折された
メイン映像固体撮像素子１３に入力される。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなソニー社のアクティブプリズムを用いた手震え補
正装置はプリズムの方向および位置を機械的に制御する
ので、手震えを補正するためのプリズム駆動速度すなわ
ち手震えに対する反応速度、および、高倍率における制
御分解能で限界を有するという短所がある。
ようなソニー社のアクティブプリズムを用いた手震え補
正装置はプリズムの方向および位置を機械的に制御する
ので、手震えを補正するためのプリズム駆動速度すなわ
ち手震えに対する反応速度、および、高倍率における制
御分解能で限界を有するという短所がある。
【００１４】したがって、本発明はかかる問題点を解決
するためになされたものであって、その目的は、電気光
学効果を有する結晶の屈折率を電気信号によって制御
し、入力画像である入射光を光学的に補正して、高速の
反応速度ばかりでなく、高精度の制御分解能を有し、簡
単な構造で構成されたカムコーダの手震え映像の補正装
置を提供することである。
するためになされたものであって、その目的は、電気光
学効果を有する結晶の屈折率を電気信号によって制御
し、入力画像である入射光を光学的に補正して、高速の
反応速度ばかりでなく、高精度の制御分解能を有し、簡
単な構造で構成されたカムコーダの手震え映像の補正装
置を提供することである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカムコーダの手震え映像の補正装置は、動
き検出器から水平、垂直方向の動きベクトルを入力し、
水平、垂直方向の動きに対応する電圧を生成するための
電界駆動装置と、電界駆動装置から水平、垂直方向の屈
折率制御電圧が印加され、電気光学効果によって媒質の
屈折率を制御し、入力される映像の光信号に対する方向
および位置を調節するための手震え補正手段と、手震え
補正手段により制御された光信号を電気信号に変換する
ための固体撮像素子とを含んでいる。
めの本発明のカムコーダの手震え映像の補正装置は、動
き検出器から水平、垂直方向の動きベクトルを入力し、
水平、垂直方向の動きに対応する電圧を生成するための
電界駆動装置と、電界駆動装置から水平、垂直方向の屈
折率制御電圧が印加され、電気光学効果によって媒質の
屈折率を制御し、入力される映像の光信号に対する方向
および位置を調節するための手震え補正手段と、手震え
補正手段により制御された光信号を電気信号に変換する
ための固体撮像素子とを含んでいる。
【００１６】このような構成によって本発明を実施する
ための基本原理となる電気光学効果について説明する。
ための基本原理となる電気光学効果について説明する。
【００１７】電気光学効果とは、媒質の屈折率が電界に
従って変化する効果である。特に、反転対称性を有しな
い結晶で屈折率変化が印加電界に比例する効果を１次電
気光学効果という。反転対称性を有する結晶もしくは非
晶質の固体、液体においては１次電気光学効果が存在せ
ず、屈折率変化が電界強度の２乗に比例する２次電気光
学効果を有する。
従って変化する効果である。特に、反転対称性を有しな
い結晶で屈折率変化が印加電界に比例する効果を１次電
気光学効果という。反転対称性を有する結晶もしくは非
晶質の固体、液体においては１次電気光学効果が存在せ
ず、屈折率変化が電界強度の２乗に比例する２次電気光
学効果を有する。
【００１８】電気光学効果は電界による屈折率楕円体関
数の変形で表示することができる。１次電気光学効果に
おいて、屈折率楕円体関数 （１／ｎ2 ）1 ｘ2 ＋（１／ｎ2 ）2 ｙ2 ＋（１／
ｎ2 ）3 ｚ2＋２（１／ｎ2 ）4 ｙｚ＋２（１／ｎ2 ）
5 ｚｘ＋２（１／ｎ2 ）6 ｘｙ＝１の係数（１／ｎ2 ）
i 、（ｉ＝１、２、…、６）の電界Ｅj （ｊ＝１、２、
３）による変化分Δ（１／ｎ2 ）i は、 Δ（１／ｎ2 ）i ＝ｒi1Ｅ1 ＋ｒi2Ｅ2 ＋ｒi3Ｅ3 で表わされる。ここで、ｒij（ｉ＝１、２、…、６であ
り、ｊ＝１、２、３である）は電気光学係数と呼ばれる
係数である。
数の変形で表示することができる。１次電気光学効果に
おいて、屈折率楕円体関数 （１／ｎ2 ）1 ｘ2 ＋（１／ｎ2 ）2 ｙ2 ＋（１／
ｎ2 ）3 ｚ2＋２（１／ｎ2 ）4 ｙｚ＋２（１／ｎ2 ）
5 ｚｘ＋２（１／ｎ2 ）6 ｘｙ＝１の係数（１／ｎ2 ）
i 、（ｉ＝１、２、…、６）の電界Ｅj （ｊ＝１、２、
３）による変化分Δ（１／ｎ2 ）i は、 Δ（１／ｎ2 ）i ＝ｒi1Ｅ1 ＋ｒi2Ｅ2 ＋ｒi3Ｅ3 で表わされる。ここで、ｒij（ｉ＝１、２、…、６であ
り、ｊ＝１、２、３である）は電気光学係数と呼ばれる
係数である。
【００１９】結晶の対象性を考慮することにより、１８
個の電気光学係数の中で０になるもの、互いに同一であ
るものなどを決めることができるが、係数の値は実験に
よって求められる。
個の電気光学係数の中で０になるもの、互いに同一であ
るものなどを決めることができるが、係数の値は実験に
よって求められる。
【００２０】著しい１次電気光学効果を表わす結晶とし
てＫＨ2 ＰＯ4 （ＫＤＰ）、ＮＨ4Ｈ2 ＰＯ4 （ＡＤ
Ｐ）、ＬｉＮｂＯ3 、ＬｉＴａＯ3 などが知られてい
る。
てＫＨ2 ＰＯ4 （ＫＤＰ）、ＮＨ4Ｈ2 ＰＯ4 （ＡＤ
Ｐ）、ＬｉＮｂＯ3 、ＬｉＴａＯ3 などが知られてい
る。
【００２１】電気光学効果は光の強度変化や偏向、光ス
イッチなどに用いられている。
イッチなどに用いられている。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。
添付図面に基づいて詳細に説明する。
【００２３】図２は本発明の実施例に従うカムコーダの
手震え映像の補正装置のブロック構成図であり、図３は
本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装
置の電気光学効果装置の詳細図であり、図４は本発明の
実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装置の電気
光学効果装置の作動原理を示す概念図であり、図５は本
発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装置
の電気光学効果装置にプリズム形態を用いた構成図であ
る。
手震え映像の補正装置のブロック構成図であり、図３は
本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装
置の電気光学効果装置の詳細図であり、図４は本発明の
実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装置の電気
光学効果装置の作動原理を示す概念図であり、図５は本
発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装置
の電気光学効果装置にプリズム形態を用いた構成図であ
る。
【００２４】図２に示すように、本発明の実施例に従う
カムコーダの手震え映像の補正装置の構成は、手震えに
よる映像の水平、垂直方向の動きベクトルを検出するた
め構成された動き検出器２３と、動き検出器２３から水
平、垂直方向の動きベクトルを入力され、水平、垂直方
向の動きに対応する電圧を生成するための電界駆動装置
２２と、電界駆動装置２２から水平、垂直方向の屈折率
制御電圧を入力し、電気光学効果を用いて媒質の屈折率
を制御し、入力される映像の光信号に対する方向および
位置を調節するための電気光学効果装置２１と、電気光
学効果装置２１により制御された光信号を電気信号に変
換するための固体撮像素子２４と、固体撮像素子２４の
アナログ信号をディジタル信号に変換するためのアナロ
グ／ディジタルコンバータ２５と、アナログ／ディジタ
ルコンバータ２５の出力信号を入力して映像信号に変換
するためのカメラ信号処理装置２６と、カメラ信号処理
装置２６から出力されるディジタル信号をアナログ信号
に変換するためのディジタル／アナログコンバータ２７
とからなる。
カムコーダの手震え映像の補正装置の構成は、手震えに
よる映像の水平、垂直方向の動きベクトルを検出するた
め構成された動き検出器２３と、動き検出器２３から水
平、垂直方向の動きベクトルを入力され、水平、垂直方
向の動きに対応する電圧を生成するための電界駆動装置
２２と、電界駆動装置２２から水平、垂直方向の屈折率
制御電圧を入力し、電気光学効果を用いて媒質の屈折率
を制御し、入力される映像の光信号に対する方向および
位置を調節するための電気光学効果装置２１と、電気光
学効果装置２１により制御された光信号を電気信号に変
換するための固体撮像素子２４と、固体撮像素子２４の
アナログ信号をディジタル信号に変換するためのアナロ
グ／ディジタルコンバータ２５と、アナログ／ディジタ
ルコンバータ２５の出力信号を入力して映像信号に変換
するためのカメラ信号処理装置２６と、カメラ信号処理
装置２６から出力されるディジタル信号をアナログ信号
に変換するためのディジタル／アナログコンバータ２７
とからなる。
【００２５】これらの構成による本発明の実施例に従う
カムコーダの手震え映像の補正装置は次のような作用を
有する。
カムコーダの手震え映像の補正装置は次のような作用を
有する。
【００２６】まず、使用者により電源が印加されると、
本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装
置の動作が始まる。動作が始まると、動き検出器２３で
手震えによる映像の動きベクトルが検出される。ここ
で、動きベクトルは動き検出器２３内のジャイロセンサ
などにより入力映像信号とは独立に予め検出される。
本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像の補正装
置の動作が始まる。動作が始まると、動き検出器２３で
手震えによる映像の動きベクトルが検出される。ここ
で、動きベクトルは動き検出器２３内のジャイロセンサ
などにより入力映像信号とは独立に予め検出される。
【００２７】次に、電界駆動装置２２においては、動き
検出器２３から動きベクトルを入力されて水平、垂直方
向の動きに対応する屈折率制御電圧が生成される。この
屈折率制御電圧は電気光学効果装置２１に入力され、電
気光学効果装置２１は屈折率制御電圧を透明電極に印加
し、印加された電界により電気光学効果装置２１の媒質
の屈折率は制御され、入力映像の光信号、すなわち入射
光に対する方向または位置が調節される。
検出器２３から動きベクトルを入力されて水平、垂直方
向の動きに対応する屈折率制御電圧が生成される。この
屈折率制御電圧は電気光学効果装置２１に入力され、電
気光学効果装置２１は屈折率制御電圧を透明電極に印加
し、印加された電界により電気光学効果装置２１の媒質
の屈折率は制御され、入力映像の光信号、すなわち入射
光に対する方向または位置が調節される。
【００２８】制御された光信号は、固体撮像素子２４に
入力されて電気信号に変換され、アナログ／ディジタル
コンバータ２５を通じてディジタル信号に変換される。
アナログ／ディジタルコンバータ２５から出力されるデ
ィジタル信号は、カメラ信号処理装置２６で映像信号に
変換される。
入力されて電気信号に変換され、アナログ／ディジタル
コンバータ２５を通じてディジタル信号に変換される。
アナログ／ディジタルコンバータ２５から出力されるデ
ィジタル信号は、カメラ信号処理装置２６で映像信号に
変換される。
【００２９】その後、カメラ信号処理装置２６から出力
されるディジタル信号はディジタル／アナログコンバー
タ２７でアナログ信号に変換されて出力される。
されるディジタル信号はディジタル／アナログコンバー
タ２７でアナログ信号に変換されて出力される。
【００３０】上述した過程において電気光学効果装置２
１について詳細に説明する。図３に示すように、電気光
学効果装置２１は、透明電極３１の間に電気光学効果を
表わす結晶３２を２組、２組の透明電極３１と結晶３２
との１組には、垂直方向動き補正電界３５が連結され、
もう１組には、水平方向動き補正電界３６が連結される
対称的な構造からなる。
１について詳細に説明する。図３に示すように、電気光
学効果装置２１は、透明電極３１の間に電気光学効果を
表わす結晶３２を２組、２組の透明電極３１と結晶３２
との１組には、垂直方向動き補正電界３５が連結され、
もう１組には、水平方向動き補正電界３６が連結される
対称的な構造からなる。
【００３１】このような構成による電気光学効果装置２
１は次のように動作する。カメラレンズ部から平行に入
力された時間的に不安定な映像を水平、垂直方向に補正
するため、検出された動きベクトルに相応する電圧が垂
直、水平方向動き補正電界３５、３６で発生される。
１は次のように動作する。カメラレンズ部から平行に入
力された時間的に不安定な映像を水平、垂直方向に補正
するため、検出された動きベクトルに相応する電圧が垂
直、水平方向動き補正電界３５、３６で発生される。
【００３２】このような電圧の発生により、透明電極３
１に電界が印加され、印加された電界により電気光学効
果を表わす結晶の屈折率が制御される。これによって、
手震え映像が光学的に補正される。
１に電界が印加され、印加された電界により電気光学効
果を表わす結晶の屈折率が制御される。これによって、
手震え映像が光学的に補正される。
【００３３】入射光を補正する原理は次のようである。
図４に示すように、電気光学効果を表わす板状の結晶
は、電気光学効果を表わす結晶３２と、結晶３２に電界
を印加するための両側面に位置する透明電極３１とから
なる。
図４に示すように、電気光学効果を表わす板状の結晶
は、電気光学効果を表わす結晶３２と、結晶３２に電界
を印加するための両側面に位置する透明電極３１とから
なる。
【００３４】さらに、入射光に対する屈折率変化が出力
光に表れるように、電気光学効果を表わす結晶と透明電
極は適当な傾きθで傾いている。
光に表れるように、電気光学効果を表わす結晶と透明電
極は適当な傾きθで傾いている。
【００３５】ここで、屈折率ηは電圧Ｖの関数であるた
め、電界による屈折率を調節することにより補正距離ｄ
が制御される。
め、電界による屈折率を調節することにより補正距離ｄ
が制御される。
【００３６】以下、入射光源を補正するための電気光学
効果を表わす結晶の構造でプリズム構造を有するカムコ
ーダの手震え映像の補正装置について説明する。
効果を表わす結晶の構造でプリズム構造を有するカムコ
ーダの手震え映像の補正装置について説明する。
【００３７】図５に示すように、プリズムの構造を有す
るカムコーダの手震え映像の補正装置は、透明電極５１
に印加された電界により屈折透過される映像の角度を制
御し、水平、垂直方向のプリズム５２で動きベクトルを
補正する。
るカムコーダの手震え映像の補正装置は、透明電極５１
に印加された電界により屈折透過される映像の角度を制
御し、水平、垂直方向のプリズム５２で動きベクトルを
補正する。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施例の
カムコーダの手震え映像の補正装置は、電気光学効果を
有する結晶の屈折率を電気信号に制御して入力画像の光
源を光学的に補正することにより、高速の反応速度ばか
りでなく、高精度の制御分解能を有し、簡単な構造で構
成されている。これらは、カメラ映像安定化に重要な役
割を果たすことができる。
カムコーダの手震え映像の補正装置は、電気光学効果を
有する結晶の屈折率を電気信号に制御して入力画像の光
源を光学的に補正することにより、高速の反応速度ばか
りでなく、高精度の制御分解能を有し、簡単な構造で構
成されている。これらは、カメラ映像安定化に重要な役
割を果たすことができる。
【図１】従来のソニー社のアクティブプリズムを用いた
手震え補正装置の原理を示す概念図である。
手震え補正装置の原理を示す概念図である。
【図２】本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像
の補正装置のブロック構成図である。
の補正装置のブロック構成図である。
【図３】本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像
の補正装置の電気光学効果装置の詳細図である。
の補正装置の電気光学効果装置の詳細図である。
【図４】本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像
の補正装置の電気光学効果装置の作動原理を示す概念図
である。
の補正装置の電気光学効果装置の作動原理を示す概念図
である。
【図５】本発明の実施例に従うカムコーダの手震え映像
の補正装置の電気光学効果装置にプリズム構造を用いた
構成図である。
の補正装置の電気光学効果装置にプリズム構造を用いた
構成図である。
２１ 電気光学効果装置 ２２ 電界駆動装置 ２３ 動き検出器 ２４ 固体撮像素子 ２５ アナログ／ディジタルコンバータ ２６ カメラ信号処理装置 ２７ ディジタル／アナログコンバータ ３１、５１ 透明電極 ３２ 結晶 ３５、３６ 補正電界 ５２ プリズム
Claims (5)
- 【請求項１】 手震えによる映像の水平、垂直方向の動
きベクトルを検出するための動き検出器と、 前記動き検出器から水平、垂直方向の動きベクトルを入
力し、水平、垂直方向の動きに対応する電圧を生成する
ための電界駆動装置と、 前記電界駆動装置から水平、垂直方向の屈折率制御電圧
が印加され、電気光学効果によって媒質の屈折率を制御
し、入力される映像の光信号に対する方向および位置を
調節するための手震え補正手段と、 前記手震え補正手段により制御された光信号を電気信号
に変換するための固体撮像素子とを含んで構成されるこ
とを特徴とするカムコーダの手震え映像の補正装置。 - 【請求項２】 前記手震え補正手段は、電気光学効果を
用いて媒質の屈折率を制御することにより、手震えによ
る映像を補正することを特徴とする請求項１に記載のカ
ムコーダの手震え映像の補正装置。 - 【請求項３】 前記電気光学効果装置は、透明電極の間
に電気光学効果を示す結晶を２組有し、前記透明電極と
結晶との１組には垂直方向の動き補正電界が連結され、
前記透明電極と結晶とのもう１組には水平方向の動き補
正電界が連結される対称的な構造からなることを特徴と
する請求項１または２に記載のカムコーダの手震え映像
の補正装置。 - 【請求項４】 前記手震え補正手段は入射光源を補正す
るための電気光学効果を表わす結晶としてプリズム構造
を有することを特徴とする請求項１に記載のカムコーダ
の手震え映像の補正装置。 - 【請求項５】 前記プリズムは透明電極に印加された電
界により屈折透過される映像の角度を制御し、水平、垂
直方向のプリズムで動きベクトルを補正することを特徴
とする請求項４に記載のカムコーダの手震え映像の補正
装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR95P27619 | 1995-08-30 | ||
| KR1019950027619A KR0163916B1 (ko) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 캠코더의 손떨림 영상의 보정장치 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120091A true JPH09120091A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=19425208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8216220A Pending JPH09120091A (ja) | 1995-08-30 | 1996-08-16 | カムコーダの手震え映像の補正装置 |
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|---|---|
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| JP (1) | JPH09120091A (ja) |
| KR (1) | KR0163916B1 (ja) |
| DE (1) | DE19618979B4 (ja) |
| GB (1) | GB2305053B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| DE19942900B4 (de) * | 1998-09-08 | 2004-01-22 | Ricoh Company, Ltd. | Vorrichtung zur Korrektur von Bildfehlern, die durch ein Kameraverwackeln hervorgerufen werden |
| JP2000338533A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-08 | Olympus Optical Co Ltd | 手ぶれ補正装置 |
| DE102004017730B4 (de) * | 2004-04-10 | 2006-05-24 | Christian-Albrechts-Universität Zu Kiel | Verfahren zur Rotationskompensation sphärischer Bilder |
| US20060044741A1 (en) * | 2004-08-31 | 2006-03-02 | Motorola, Inc. | Method and system for providing a dynamic window on a display |
| US20080231714A1 (en) * | 2007-03-22 | 2008-09-25 | Texas Instruments Incorporated | System and method for capturing images |
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| US8322622B2 (en) | 2010-11-09 | 2012-12-04 | Metrologic Instruments, Inc. | Hand-supportable digital-imaging based code symbol reading system supporting motion blur reduction using an accelerometer sensor |
| DE102011010012A1 (de) * | 2011-02-02 | 2012-08-02 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Optische Vorrichtung mit elektrooptischem Medium |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2918115B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1999-07-12 | キヤノン株式会社 | 防振機能を有した変倍光学系 |
| DD279326A1 (de) * | 1988-12-30 | 1990-05-30 | Zeiss Jena Veb Carl | Anordnung zur schwingungskompensation in einem mikroskop |
-
1995
- 1995-08-30 KR KR1019950027619A patent/KR0163916B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-05-01 US US08/641,649 patent/US5883733A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-07 GB GB9609637A patent/GB2305053B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-10 DE DE19618979A patent/DE19618979B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-16 JP JP8216220A patent/JPH09120091A/ja active Pending
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| GB9609637D0 (en) | 1996-07-10 |
| KR970014149A (ko) | 1997-03-29 |
| US5883733A (en) | 1999-03-16 |
| GB2305053A (en) | 1997-03-26 |
| GB2305053B (en) | 2000-02-02 |
| KR0163916B1 (ko) | 1999-01-15 |
| GB2305053B8 (en) | 2000-01-31 |
| DE19618979A1 (de) | 1997-03-06 |
| DE19618979B4 (de) | 2006-11-30 |
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