JPH09120046A - 投写型表示装置 - Google Patents
投写型表示装置Info
- Publication number
- JPH09120046A JPH09120046A JP7276044A JP27604495A JPH09120046A JP H09120046 A JPH09120046 A JP H09120046A JP 7276044 A JP7276044 A JP 7276044A JP 27604495 A JP27604495 A JP 27604495A JP H09120046 A JPH09120046 A JP H09120046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- liquid crystal
- crystal light
- valve
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 投写型表示装置の光学系を構成しているダイ
クロイックプリズムおよび液晶ライトバルブを簡単な作
業により正確に位置決めした状態で取り付け可能にす
る。 【解決手段】 ダイクロイックプリズム990は、3枚
の液晶ライトバルブ925が取付けられている箱状のバ
ルブ取付け枠1000によって覆われ、バルブ取付け枠
1000の三方の側板1001乃至1003には液晶ラ
イトバルブ925R、G,Bが、調整機構1200によ
って位置決めされた状態で取付けられている。プリズム
990はその下端の位置決め用の突出部がプリズム固定
板980の凹部に嵌め込むことにより位置決めされ、バ
ルブ取付け枠1000はその天板裏面の溝1006がプ
リズム990の上端の位置決め用の突出部に嵌め込むこ
とにより位置決めされている。従って、全体として、光
軸に対して正確に位置決めされた状態で各光学素子を取
り付けることができる。
クロイックプリズムおよび液晶ライトバルブを簡単な作
業により正確に位置決めした状態で取り付け可能にす
る。 【解決手段】 ダイクロイックプリズム990は、3枚
の液晶ライトバルブ925が取付けられている箱状のバ
ルブ取付け枠1000によって覆われ、バルブ取付け枠
1000の三方の側板1001乃至1003には液晶ラ
イトバルブ925R、G,Bが、調整機構1200によ
って位置決めされた状態で取付けられている。プリズム
990はその下端の位置決め用の突出部がプリズム固定
板980の凹部に嵌め込むことにより位置決めされ、バ
ルブ取付け枠1000はその天板裏面の溝1006がプ
リズム990の上端の位置決め用の突出部に嵌め込むこ
とにより位置決めされている。従って、全体として、光
軸に対して正確に位置決めされた状態で各光学素子を取
り付けることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの白色光
束を、赤、青、緑の3色光束に分解し、これらの各色光
束を液晶パネルから構成されるライトバルブを通して映
像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調光
束を色合成手段によって再合成して、投写レンズを介し
てスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関する
ものである。さらに詳しくは、本発明はこのような投写
型表示装置の光学系における色合成手段および液晶ライ
トバルブの取付け構造に関するものである。
束を、赤、青、緑の3色光束に分解し、これらの各色光
束を液晶パネルから構成されるライトバルブを通して映
像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調光
束を色合成手段によって再合成して、投写レンズを介し
てスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関する
ものである。さらに詳しくは、本発明はこのような投写
型表示装置の光学系における色合成手段および液晶ライ
トバルブの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置としては、光源と、ここ
から出射された白色光束を3原色の各色光束に分離する
色分離手段と、分離された各色の光束を変調する3枚の
液晶ライトバルブと、これらの液晶ライトバルブを介し
て変調された各色の変調光束を合成する色合成手段と、
合成された変調光束をスクリーン上に拡大投写する投写
レンズとを備えた構成のものが知られている。
から出射された白色光束を3原色の各色光束に分離する
色分離手段と、分離された各色の光束を変調する3枚の
液晶ライトバルブと、これらの液晶ライトバルブを介し
て変調された各色の変調光束を合成する色合成手段と、
合成された変調光束をスクリーン上に拡大投写する投写
レンズとを備えた構成のものが知られている。
【0003】色合成手段としては、ダイクロイックプリ
ズムが知られている。このようなダイクロイックプリズ
ムは、例えば、特公昭39−20049号公報、本願人
による特開昭62−1391号公報に開示されている。
これらの公報に開示されているように、ダイクロイック
プリズムは、4個の同一形状の三角プリズムを相互に貼
り合わせることにより構成されている。X状の貼り合わ
せ面には所定の色の選択反射特性を備えた誘電体膜等の
反射層が形成されている。
ズムが知られている。このようなダイクロイックプリズ
ムは、例えば、特公昭39−20049号公報、本願人
による特開昭62−1391号公報に開示されている。
これらの公報に開示されているように、ダイクロイック
プリズムは、4個の同一形状の三角プリズムを相互に貼
り合わせることにより構成されている。X状の貼り合わ
せ面には所定の色の選択反射特性を備えた誘電体膜等の
反射層が形成されている。
【0004】このように4個の三角プリズムを貼り合わ
せて四角柱状にしたダイクロイックプリズムの四周側面
のうちの3面は光入射面とされ、それらの側面に対向配
置した液晶ライトバルブを介して変調された各色の変調
光束が入射される。残りの1面は光出射面であり、ここ
からは合成された変調光束が出射し、投写レンズを介し
てスクリーン上に拡大投写される。
せて四角柱状にしたダイクロイックプリズムの四周側面
のうちの3面は光入射面とされ、それらの側面に対向配
置した液晶ライトバルブを介して変調された各色の変調
光束が入射される。残りの1面は光出射面であり、ここ
からは合成された変調光束が出射し、投写レンズを介し
てスクリーン上に拡大投写される。
【0005】ダイクロイッププリズムによる色合成を画
素ずれ等が出ることなく行なうためには、ダイクロイッ
クプリズムを光軸に対して正確に位置決めすると共に、
その光入射面に対峙している各液晶ライトバルブも光軸
に対して正確に位置決めすることが必要である。
素ずれ等が出ることなく行なうためには、ダイクロイッ
クプリズムを光軸に対して正確に位置決めすると共に、
その光入射面に対峙している各液晶ライトバルブも光軸
に対して正確に位置決めすることが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の投写型
表示装置においては、ダイクロイックプリズムおよび液
晶ライトバルブを簡単な方法により、精度良く位置決め
する機構は提案されていない。
表示装置においては、ダイクロイックプリズムおよび液
晶ライトバルブを簡単な方法により、精度良く位置決め
する機構は提案されていない。
【0007】本発明の課題は、この点に鑑みて、液晶ラ
イトバルブを簡単な作業により正確に位置決めできる構
成を備えた投写型表示装置を提案することにある。
イトバルブを簡単な作業により正確に位置決めできる構
成を備えた投写型表示装置を提案することにある。
【0008】また、本発明の課題は、ダイクロイックプ
リズムを正確に位置決めすることのできる構成を備えた
投写型表示装置を提案することにある。
リズムを正確に位置決めすることのできる構成を備えた
投写型表示装置を提案することにある。
【0009】さらに、本発明の課題は、液晶ライトバル
ブのフォーカシングおよびアライメント調整を簡単に行
なうことの可能な機構を備えた投写型表示装置を提案す
ることにある。
ブのフォーカシングおよびアライメント調整を簡単に行
なうことの可能な機構を備えた投写型表示装置を提案す
ることにある。
【0010】さらにまた、本発明の課題は、液晶ライト
バルブの冷却を効率良く行なうことの可能な構成を備え
た投写型表示装置を提案することにある。
バルブの冷却を効率良く行なうことの可能な構成を備え
た投写型表示装置を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、光源と、ここから出射された白色光束
を3原色の各色光束に分離する色分離手段と、分離され
た各色の光束を、与えられた映像信号に基づき変調する
3枚の液晶ライトバルブと、これらの液晶ライトバルブ
を介して変調された各色の変調光束を合成する色合成手
段と、合成された変調光束をスクリーン上に拡大投写す
る投写レンズとを有する投写型表示装置において、次の
構成を採用している。すなわち、上記の色合成手段を、
屈折率が等しい4個の直角二等辺三角形断面の三角プリ
ズムを相互に貼り合わせることにより構成された全体と
して四角柱状のダイクロイックプリズムとしてある。ま
た、このダイクロイックプリズムを、3枚の液晶ライト
バルブが取付けられている下方が開口している箱状のバ
ルブ取付け枠によって覆ってある。さらに、このバルブ
取付け枠は、前記ダイクロイックプリズムの上端面に取
付けられている四角形の天板と、この天板の四辺から垂
下していると共に、前記ダイクロイックプリズムの四周
側面にそれぞれ対峙している4枚の側板と、これらの側
板のうち前記ダイクロイックプリズムの光入射用の3枚
の側面にそれぞれ対峙している3枚の側板に形成した液
晶ライトバルブ取付け用の開口と、前記ダイクロイック
プリズムの光出射用の側面に対峙している1枚の側板に
形成した出射光束通過用の開口とを備えた構成としてあ
る。
めに、本発明は、光源と、ここから出射された白色光束
を3原色の各色光束に分離する色分離手段と、分離され
た各色の光束を、与えられた映像信号に基づき変調する
3枚の液晶ライトバルブと、これらの液晶ライトバルブ
を介して変調された各色の変調光束を合成する色合成手
段と、合成された変調光束をスクリーン上に拡大投写す
る投写レンズとを有する投写型表示装置において、次の
構成を採用している。すなわち、上記の色合成手段を、
屈折率が等しい4個の直角二等辺三角形断面の三角プリ
ズムを相互に貼り合わせることにより構成された全体と
して四角柱状のダイクロイックプリズムとしてある。ま
た、このダイクロイックプリズムを、3枚の液晶ライト
バルブが取付けられている下方が開口している箱状のバ
ルブ取付け枠によって覆ってある。さらに、このバルブ
取付け枠は、前記ダイクロイックプリズムの上端面に取
付けられている四角形の天板と、この天板の四辺から垂
下していると共に、前記ダイクロイックプリズムの四周
側面にそれぞれ対峙している4枚の側板と、これらの側
板のうち前記ダイクロイックプリズムの光入射用の3枚
の側面にそれぞれ対峙している3枚の側板に形成した液
晶ライトバルブ取付け用の開口と、前記ダイクロイック
プリズムの光出射用の側面に対峙している1枚の側板に
形成した出射光束通過用の開口とを備えた構成としてあ
る。
【0012】ここで、ダイクロイックプリズムの位置決
めためには次の構成を採用することが望ましい。すなわ
ち、このダイクロイックプリズムを、プリズム固定板の
上面に位置決めされた状態で接着固定するようにする。
そして、前記ダイクロイックプリズムを構成している三
角プリズムのうちの少なくとも1個の三角プリズムの下
端が、他の三角プリズムよりも下方に突出して、直交す
る2つの側面を備えた位置決め用の三角柱状突出部とな
るようにする。これに対して、前記プリズム固定板の上
面には、前記三角柱状突出部の直交する2つの側面に当
接可能な直交する2つの位置決め用側面を備えた凹部を
形成しておく。そして、前記ダイクロイックプリズム
を、その下端の位置決め用の三角柱状突出部の直交する
2つの側面が、前記プリズム固定板の上面に形成した前
記位置決め用側面に当接した状態で、当該三角柱状突出
部の下面が前記プリズム固定板の凹部に接着固定する。
めためには次の構成を採用することが望ましい。すなわ
ち、このダイクロイックプリズムを、プリズム固定板の
上面に位置決めされた状態で接着固定するようにする。
そして、前記ダイクロイックプリズムを構成している三
角プリズムのうちの少なくとも1個の三角プリズムの下
端が、他の三角プリズムよりも下方に突出して、直交す
る2つの側面を備えた位置決め用の三角柱状突出部とな
るようにする。これに対して、前記プリズム固定板の上
面には、前記三角柱状突出部の直交する2つの側面に当
接可能な直交する2つの位置決め用側面を備えた凹部を
形成しておく。そして、前記ダイクロイックプリズム
を、その下端の位置決め用の三角柱状突出部の直交する
2つの側面が、前記プリズム固定板の上面に形成した前
記位置決め用側面に当接した状態で、当該三角柱状突出
部の下面が前記プリズム固定板の凹部に接着固定する。
【0013】次に、ダイクロイックプリズムに対する箱
状のバルブ取付け枠の位置決めは次のように行なうこと
が望ましい。この場合には、前記ダイクロイックプリズ
ムを構成している三角プリズムのうちの少なくとも1個
の三角プリズムの上端を、他の三角プリズムよりも上方
に突出して、直交する2つの側面を備えた位置決め用の
三角柱状突出部としておく。これに対して、前記バルブ
取付け枠の前記天板の裏面には、前記三角柱状突出部の
直交する2つの側面に当接可能な直交する2つの位置決
め用側面を備えた溝を形成しておく。そして、前記バル
ブ取付け枠を、その天板裏面に形成した直交する位置決
め用側面が、前記ダイクロイックプリズムの上端に形成
した位置決め用三角柱状突出部の直交する2つの側面に
当接触した状態で、当該三角柱状突出部の上面に対して
接着固定する。
状のバルブ取付け枠の位置決めは次のように行なうこと
が望ましい。この場合には、前記ダイクロイックプリズ
ムを構成している三角プリズムのうちの少なくとも1個
の三角プリズムの上端を、他の三角プリズムよりも上方
に突出して、直交する2つの側面を備えた位置決め用の
三角柱状突出部としておく。これに対して、前記バルブ
取付け枠の前記天板の裏面には、前記三角柱状突出部の
直交する2つの側面に当接可能な直交する2つの位置決
め用側面を備えた溝を形成しておく。そして、前記バル
ブ取付け枠を、その天板裏面に形成した直交する位置決
め用側面が、前記ダイクロイックプリズムの上端に形成
した位置決め用三角柱状突出部の直交する2つの側面に
当接触した状態で、当該三角柱状突出部の上面に対して
接着固定する。
【0014】一方、バルブ取付け枠に取り付けた液晶ラ
イトバルブの位置決めのためには次のような構成を採用
することが望ましい。すなわち、前記バルブ取付け枠
は、前記液晶ライトバブル取付け用開口に取り付けた前
記液晶ライトバルブの取付け位置調整機構を備えてお
り、この取付け位置調整機構は、前記液晶ライトバルブ
の光軸方向の位置を調整するためのフォーカシング調整
手段と、前記液晶ライトバルブの光軸方向に直交する方
向の位置を調整するアライメント調整手段とのうちの少
なくも一方の手段を備えたものとする。
イトバルブの位置決めのためには次のような構成を採用
することが望ましい。すなわち、前記バルブ取付け枠
は、前記液晶ライトバブル取付け用開口に取り付けた前
記液晶ライトバルブの取付け位置調整機構を備えてお
り、この取付け位置調整機構は、前記液晶ライトバルブ
の光軸方向の位置を調整するためのフォーカシング調整
手段と、前記液晶ライトバルブの光軸方向に直交する方
向の位置を調整するアライメント調整手段とのうちの少
なくも一方の手段を備えたものとする。
【0015】ここで、前記フォーカシング調整手段は、
前記バブル取付け枠の側板に対して移動可能に取り付け
た調整部材を備え、この調整部材は、移動量に応じて前
記開口に取付けられている前記液晶ライトバルブを光軸
方向に移動させることの可能な作動面を備えたものとす
る。
前記バブル取付け枠の側板に対して移動可能に取り付け
た調整部材を備え、この調整部材は、移動量に応じて前
記開口に取付けられている前記液晶ライトバルブを光軸
方向に移動させることの可能な作動面を備えたものとす
る。
【0016】このような調整部材は次のような配置関係
で各側板に3個づつ配置することが好ましい。すなわ
ち、前記バルブ取付け枠の前記側板のぞれぞれに形成さ
れた前記開口の同一の側の側縁に第1の調整部材を取付
け、他方の側の側縁に第2および第3の調整部材を取付
ける。さらには、前記第1の調整部材は、前記第2およ
び第3の調整部材とは異なる高さ位置に設定する。
で各側板に3個づつ配置することが好ましい。すなわ
ち、前記バルブ取付け枠の前記側板のぞれぞれに形成さ
れた前記開口の同一の側の側縁に第1の調整部材を取付
け、他方の側の側縁に第2および第3の調整部材を取付
ける。さらには、前記第1の調整部材は、前記第2およ
び第3の調整部材とは異なる高さ位置に設定する。
【0017】同様に、前記アライメント調整手段として
も、前記バブル取付け枠の側板に対して移動可能に取り
付けた調整部材を備え、この調整部材は、当該調整部材
の移動量に応じて前記開口に取付けられている前記液晶
ライトバルブを光軸とは直交する方向に移動させること
の可能な作動面を備えたものとすることができる。
も、前記バブル取付け枠の側板に対して移動可能に取り
付けた調整部材を備え、この調整部材は、当該調整部材
の移動量に応じて前記開口に取付けられている前記液晶
ライトバルブを光軸とは直交する方向に移動させること
の可能な作動面を備えたものとすることができる。
【0018】この場合にも、前記バルブ取付け枠の前記
側板のぞれぞれに形成された前記開口の同一の側の側縁
に第1の調整部材を取付け、他方の側の側縁に第2およ
び第3の調整部材を取付け、さらには前記第1の調整部
材は、前記第2および第3の調整部材とは異なる高さ位
置に設定すればよい。
側板のぞれぞれに形成された前記開口の同一の側の側縁
に第1の調整部材を取付け、他方の側の側縁に第2およ
び第3の調整部材を取付け、さらには前記第1の調整部
材は、前記第2および第3の調整部材とは異なる高さ位
置に設定すればよい。
【0019】一方、箱状のバブル取付け枠に取付けた各
液晶ライトバルブの冷却を効率良く行なうためには、前
記バルブ取付け枠の天板に、当該バブル取付け枠の下方
から前記液晶ライトバルブが取付けられた開口が形成さ
れている側板に沿って上昇する冷却用空気流が通過する
通気用開口を形成しておくことが望ましい。
液晶ライトバルブの冷却を効率良く行なうためには、前
記バルブ取付け枠の天板に、当該バブル取付け枠の下方
から前記液晶ライトバルブが取付けられた開口が形成さ
れている側板に沿って上昇する冷却用空気流が通過する
通気用開口を形成しておくことが望ましい。
【0020】さらには、前記液晶ライトバルブが取付け
られた開口が形成されている各側板における前記ダイク
ロイックプリズムに対峙する側の表面の下端側には、当
該側板の下方から上昇する冷却用空気流を上方に向けて
導くための整流板を取り付けることが望ましい。
られた開口が形成されている各側板における前記ダイク
ロイックプリズムに対峙する側の表面の下端側には、当
該側板の下方から上昇する冷却用空気流を上方に向けて
導くための整流板を取り付けることが望ましい。
【0021】液晶ライトバルブの冷却機構としては、前
記バルブ取付け枠における前記液晶ライトバルブが取付
けられた開口が形成されている側板に、当該開口の周囲
に沿って冷却液を流通させるための流通孔を内部に形成
した構成を採用することもできる。
記バルブ取付け枠における前記液晶ライトバルブが取付
けられた開口が形成されている側板に、当該開口の周囲
に沿って冷却液を流通させるための流通孔を内部に形成
した構成を採用することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した投写型表示装置を説明する。
適用した投写型表示装置を説明する。
【0023】(全体構成)図1には投写型表示装置の外
観を示してある。投写型表示装置1は、直方体形状をし
た外装ケース2を有している。外装ケース2は、基本的
には、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前
面を規定しているフロントケース5から構成されてい
る。フロントケース5の中央からは投写レンズユニット
6の先端側の部分が突出している。
観を示してある。投写型表示装置1は、直方体形状をし
た外装ケース2を有している。外装ケース2は、基本的
には、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前
面を規定しているフロントケース5から構成されてい
る。フロントケース5の中央からは投写レンズユニット
6の先端側の部分が突出している。
【0024】図2には、投写型表示装置1の外装ケース
2の内部における各構成部分の配置を示してある。この
図に示すように、外装ケース2の内部において、その後
端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも
装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8お
よび光学レンズユニット9が配置されている。光学レン
ズユニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6
の基端側が位置している。一方、光学レンズユニット9
の一方の側には、装置前後方向に向けて入出力インタフ
ェース回路が搭載されたインタフェース基板11が配置
され、これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載された
ビデオ基板12が配置されている。さらに、光源ランプ
ユニット8、光学レンズユニット9の上側には、装置駆
動制御用の制御基板13が配置されている。装置前端側
の左右の角には、それぞれスピーカ14R、14Lが配
置されている。光学レンズユニット9の裏面中央には冷
却用の吸気ファン15が配置され、光源ランプユニット
8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置さ
れている。そして、電源ユニット7における基板11、
12の端に面する位置には、吸気ファン14からの冷却
用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却
ファン17が配置されている。
2の内部における各構成部分の配置を示してある。この
図に示すように、外装ケース2の内部において、その後
端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも
装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8お
よび光学レンズユニット9が配置されている。光学レン
ズユニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6
の基端側が位置している。一方、光学レンズユニット9
の一方の側には、装置前後方向に向けて入出力インタフ
ェース回路が搭載されたインタフェース基板11が配置
され、これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載された
ビデオ基板12が配置されている。さらに、光源ランプ
ユニット8、光学レンズユニット9の上側には、装置駆
動制御用の制御基板13が配置されている。装置前端側
の左右の角には、それぞれスピーカ14R、14Lが配
置されている。光学レンズユニット9の裏面中央には冷
却用の吸気ファン15が配置され、光源ランプユニット
8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置さ
れている。そして、電源ユニット7における基板11、
12の端に面する位置には、吸気ファン14からの冷却
用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却
ファン17が配置されている。
【0025】(光学レンズユニット)光学レンズユニッ
ト9は、その色合成手段を構成しているプリズムユニッ
ト910以外の光学素子が、図3(a)に示す形状をし
た上下のライトガイド901、902の間に上下から挟
まれて保持された構成となっている。これらの上ライト
ガイド901、下ライトガイド902は、それぞれ、ア
ッパーケース3およびロアーケース4の側に固定ねじに
より固定されている。また、これらの上下のライトガイ
ド板901、902は、プリズムユニット910の側に
同じく固定ねじによって固定されている。プリズムユニ
ット910は、ダイキャスト板である厚手のヘッド板9
03における水平な底板部分904の上に固定ねじよっ
て固定されている。このヘッド板903の前面には、投
写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって
固定されている。
ト9は、その色合成手段を構成しているプリズムユニッ
ト910以外の光学素子が、図3(a)に示す形状をし
た上下のライトガイド901、902の間に上下から挟
まれて保持された構成となっている。これらの上ライト
ガイド901、下ライトガイド902は、それぞれ、ア
ッパーケース3およびロアーケース4の側に固定ねじに
より固定されている。また、これらの上下のライトガイ
ド板901、902は、プリズムユニット910の側に
同じく固定ねじによって固定されている。プリズムユニ
ット910は、ダイキャスト板である厚手のヘッド板9
03における水平な底板部分904の上に固定ねじよっ
て固定されている。このヘッド板903の前面には、投
写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって
固定されている。
【0026】(光学系)図4を参照して、光学レンズユ
ニット9、プリズムユニット910および投写レンズユ
ニット6から構成される光学系について説明する。本例
の光学系は、上記の光源ランプ805と、均一照明光学
素子であるインテグレータレンズ921、922から構
成される照明光学系923と、この照明光学系923か
ら出射される白色光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、
G、Bに分離する色分離光学系924と、各色光束を変
調するライトバルブとしての3枚の液晶ライトバルブ9
25R、925G、925Bと、変調された色光束を再
合成する色合成光学系としてのプリズムユニット910
と、合成された光束をスクリーン上に拡大投写する投写
レンズユニット6から構成される。また、色分離光学系
924によって分離された各色光束のうち、青色光束B
を対応する液晶バルブ925Bに導く導光系927を有
している。
ニット9、プリズムユニット910および投写レンズユ
ニット6から構成される光学系について説明する。本例
の光学系は、上記の光源ランプ805と、均一照明光学
素子であるインテグレータレンズ921、922から構
成される照明光学系923と、この照明光学系923か
ら出射される白色光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、
G、Bに分離する色分離光学系924と、各色光束を変
調するライトバルブとしての3枚の液晶ライトバルブ9
25R、925G、925Bと、変調された色光束を再
合成する色合成光学系としてのプリズムユニット910
と、合成された光束をスクリーン上に拡大投写する投写
レンズユニット6から構成される。また、色分離光学系
924によって分離された各色光束のうち、青色光束B
を対応する液晶バルブ925Bに導く導光系927を有
している。
【0027】光源ランプ805としては、ハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができる。均一照明光学系923は、反射ミラー9
31を備えており、照明光学系からの出射光のの中心光
軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにし
ている。このミラー931を挟み、インテグレータレン
ズ921、922が前後に直交する状態に配置されてい
る。
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができる。均一照明光学系923は、反射ミラー9
31を備えており、照明光学系からの出射光のの中心光
軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにし
ている。このミラー931を挟み、インテグレータレン
ズ921、922が前後に直交する状態に配置されてい
る。
【0028】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
ックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー94
2と、反射ミラー943から構成される。白色光束W
は、まず、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが
直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942
の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー942を通過し
て、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色
光束の出射部944からプリズムユニット910の側に
出射される。ミラー941において反射された青および
緑の光束B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942
において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光
束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。
このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の
出射部946から導光系の側に出射される。本例では、
均一照明光学素子の白色光束の出射部から、色分離光学
系924における各色光束の出射部944、945、9
46までの距離が全て等しくなるように設定されてい
る。
ックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー94
2と、反射ミラー943から構成される。白色光束W
は、まず、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが
直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942
の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー942を通過し
て、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色
光束の出射部944からプリズムユニット910の側に
出射される。ミラー941において反射された青および
緑の光束B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942
において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光
束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。
このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の
出射部946から導光系の側に出射される。本例では、
均一照明光学素子の白色光束の出射部から、色分離光学
系924における各色光束の出射部944、945、9
46までの距離が全て等しくなるように設定されてい
る。
【0029】色分離光学系924の各色光束の出射部9
44、945、946の出射側には、それぞれ集光レン
ズ951、952、953が配置されている。したがっ
て、各出射部から出射した各色光束は、これらの集光レ
ンズ951、952、953に入射して平行化される。
44、945、946の出射側には、それぞれ集光レン
ズ951、952、953が配置されている。したがっ
て、各出射部から出射した各色光束は、これらの集光レ
ンズ951、952、953に入射して平行化される。
【0030】このように平行化された各色光束R、G、
Bのうち、赤色および緑色の光束R、Gは液晶ライトバ
ルブ925R、925Gに入射して変調され、各色光に
対応した映像情報が付加される。すなわち、これらのラ
イトバルブは、不図示の駆動手段によって映像情報に応
じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過
する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は公
知の手段をそのまま使用することができる。一方、青色
光束Bは、導光系927を介して対応する液晶ライトバ
ルブ925Bに導かれて、ここにおいて、同様に映像情
報に応じて変調が施される。本例のライトバルブは、例
えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用
いたものを使用できる。
Bのうち、赤色および緑色の光束R、Gは液晶ライトバ
ルブ925R、925Gに入射して変調され、各色光に
対応した映像情報が付加される。すなわち、これらのラ
イトバルブは、不図示の駆動手段によって映像情報に応
じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過
する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は公
知の手段をそのまま使用することができる。一方、青色
光束Bは、導光系927を介して対応する液晶ライトバ
ルブ925Bに導かれて、ここにおいて、同様に映像情
報に応じて変調が施される。本例のライトバルブは、例
えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用
いたものを使用できる。
【0031】導光系927は、入射側反射ミラー971
と、出射側反射ミラー972と、これらの間に配置した
中間レンズ973と、液晶パネル925Bの手前側に配
置した集光レンズ973から構成される。各色光束の光
路長、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルま
での距離は緑色光束Bが最も長くなり、したがって、こ
の光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導光系92
7を介在させることにより、光量損失を抑制できる。よ
って、各色光束の光路長を実質的に等価にすることがで
きる。
と、出射側反射ミラー972と、これらの間に配置した
中間レンズ973と、液晶パネル925Bの手前側に配
置した集光レンズ973から構成される。各色光束の光
路長、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルま
での距離は緑色光束Bが最も長くなり、したがって、こ
の光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導光系92
7を介在させることにより、光量損失を抑制できる。よ
って、各色光束の光路長を実質的に等価にすることがで
きる。
【0032】次に、各液晶パネル925R、G、Bを通
って変調された各色光束は、色合成光学系910に入射
され、ここで再合成される。本例では、前述のようにダ
イクリックプリズムからなるプリズムユニット910を
用いて色合成光学系を構成している。ここで再合成され
たカラー映像は、投写レンズユニット6を介して、所定
の位置にあるスクリーン上に拡大投写される。
って変調された各色光束は、色合成光学系910に入射
され、ここで再合成される。本例では、前述のようにダ
イクリックプリズムからなるプリズムユニット910を
用いて色合成光学系を構成している。ここで再合成され
たカラー映像は、投写レンズユニット6を介して、所定
の位置にあるスクリーン上に拡大投写される。
【0033】(プリズムユニット910)図5、6、7
を参照して本例のプリズムユニット910を説明する。
このプリズムユニット910は、ヘッド板903の水平
な底板部分904の上に取付けられたプリズム固定板9
80と、このプリズム固定板980の上に接着固定され
たダイクロイックプリズム990と、このプリズム99
0を覆っている箱形のバルブ取付け枠1000を備えて
いる。バルブ取付け枠1000には3枚の液晶ライトバ
ルブ925R、925G、925Bが取付けられてい
る。
を参照して本例のプリズムユニット910を説明する。
このプリズムユニット910は、ヘッド板903の水平
な底板部分904の上に取付けられたプリズム固定板9
80と、このプリズム固定板980の上に接着固定され
たダイクロイックプリズム990と、このプリズム99
0を覆っている箱形のバルブ取付け枠1000を備えて
いる。バルブ取付け枠1000には3枚の液晶ライトバ
ルブ925R、925G、925Bが取付けられてい
る。
【0034】図7に示すように、ダイクロイックプリズ
ム990は、三角柱状の4個の屈折率の同じプリズムを
貼り合わせることにより、正方形断面の角柱状にしたも
のであり、各貼り合わせ面には誘電体膜が形成されて所
望の光学特性が付与されている。詳細に説明すると、4
個のプリズム991、992、993、994は同一の
直角二等辺三角形の断面形状をしている。これらのう
ち、3個のプリズム991、992、993の長さは同
一であるが、残りの1個のプリズム994の長さはそれ
らよりも長く、両端において上下にそれぞれ突出した三
角柱状の突出部994a、994bが形成されている。
この結果、プリズムユニット990の上端においては、
3個のプリズム991、992、993の上端面よりも
上方に突出した直交する2つの側面994c、994d
が形成されている。同様に、プリズムユニット990の
下端においても、3個のプリズム991、992、99
3の下端面よりも下方に突出した直交する2つの側面9
94e、994fが形成されている。
ム990は、三角柱状の4個の屈折率の同じプリズムを
貼り合わせることにより、正方形断面の角柱状にしたも
のであり、各貼り合わせ面には誘電体膜が形成されて所
望の光学特性が付与されている。詳細に説明すると、4
個のプリズム991、992、993、994は同一の
直角二等辺三角形の断面形状をしている。これらのう
ち、3個のプリズム991、992、993の長さは同
一であるが、残りの1個のプリズム994の長さはそれ
らよりも長く、両端において上下にそれぞれ突出した三
角柱状の突出部994a、994bが形成されている。
この結果、プリズムユニット990の上端においては、
3個のプリズム991、992、993の上端面よりも
上方に突出した直交する2つの側面994c、994d
が形成されている。同様に、プリズムユニット990の
下端においても、3個のプリズム991、992、99
3の下端面よりも下方に突出した直交する2つの側面9
94e、994fが形成されている。
【0035】この構成のプリズム990は、その下端側
が、プリズム固定板980に接着固定されている。すな
わち、プリズム固定板980は合成樹脂製の正方形板で
あり、その上面には、プリズム990の下端に形成され
ている突出部994bを嵌め込み可能な三角形の凹部9
81が形成されている。したがって、プリズム990の
下端の突出部994bの2つの直交する側面994e、
fを、凹部981の直交する側面982、983に密接
するように取付ければ、プリズム990は正確に、その
中心を光軸上に位置させることができる。このようにし
てプリズム990を位置決めした後は、接着剤を用いて
プリズム990をプリズム固定板980に接着固定す
る。
が、プリズム固定板980に接着固定されている。すな
わち、プリズム固定板980は合成樹脂製の正方形板で
あり、その上面には、プリズム990の下端に形成され
ている突出部994bを嵌め込み可能な三角形の凹部9
81が形成されている。したがって、プリズム990の
下端の突出部994bの2つの直交する側面994e、
fを、凹部981の直交する側面982、983に密接
するように取付ければ、プリズム990は正確に、その
中心を光軸上に位置させることができる。このようにし
てプリズム990を位置決めした後は、接着剤を用いて
プリズム990をプリズム固定板980に接着固定す
る。
【0036】このように、本例では、プリズム990を
構成している1個のプリズムの下端を突出させて位置決
め用の2つの直交する側面994e、994fを形成す
ると共に、これらが密接可能な2つの直交する側面98
2、983を備えた凹部981をプリズム固定板980
の側に形成してある。したがって、ダイクロイックプリ
ズム990を正確に位置決めした状態となるように取り
付ける作業を簡単に行なうことができる。
構成している1個のプリズムの下端を突出させて位置決
め用の2つの直交する側面994e、994fを形成す
ると共に、これらが密接可能な2つの直交する側面98
2、983を備えた凹部981をプリズム固定板980
の側に形成してある。したがって、ダイクロイックプリ
ズム990を正確に位置決めした状態となるように取り
付ける作業を簡単に行なうことができる。
【0037】次に、図5、6に示すように、プリズム固
定板980の上に接着固定されたダイクロイックプリズ
ム990の上端側には、これを覆う状態で箱状のバブル
取付け枠1000が接着固定されている。バルブ取付け
枠1000は、プリズム990よりも一回り大きな寸法
に設定されており、プリズム990の四周側面に対峙し
ている4枚の側板1001、1002、1003、10
04と、これらの上端に一体形成されている天板100
5を備え、下方が開口している。このバルブ取付け枠1
000は、上方からプリズム990に被せた状態で、こ
のプリズム990の上端に接着固定されている。
定板980の上に接着固定されたダイクロイックプリズ
ム990の上端側には、これを覆う状態で箱状のバブル
取付け枠1000が接着固定されている。バルブ取付け
枠1000は、プリズム990よりも一回り大きな寸法
に設定されており、プリズム990の四周側面に対峙し
ている4枚の側板1001、1002、1003、10
04と、これらの上端に一体形成されている天板100
5を備え、下方が開口している。このバルブ取付け枠1
000は、上方からプリズム990に被せた状態で、こ
のプリズム990の上端に接着固定されている。
【0038】ここで、バルブ取付け枠1000の取付け
も、プリズム下端側の位置決めと同様な構造となってい
る。すなわち、上述したようにダイクロイックプリズム
990の上端には、三角柱状の突出部994aが形成さ
れている。これに対して、バルブ取付け枠1000の天
板1005の裏面には、この突出部994aを嵌め込み
可能な三角形の溝1006が形成されている。したがっ
て、バブル取付け枠100を被せた状態では、その裏面
の溝1006の三方の内周側面が、それぞれ、突出部9
94aの外周側面に密接した状態となり、この状態で、
プリズム990の上端に接着固定されている。この接着
固定のために接着剤を注入する作業を簡単に行なうこと
ができるように、バルブ取付け枠1000の天板100
5には、図6に示すように円形の接着剤注入口1007
が形成されている。
も、プリズム下端側の位置決めと同様な構造となってい
る。すなわち、上述したようにダイクロイックプリズム
990の上端には、三角柱状の突出部994aが形成さ
れている。これに対して、バルブ取付け枠1000の天
板1005の裏面には、この突出部994aを嵌め込み
可能な三角形の溝1006が形成されている。したがっ
て、バブル取付け枠100を被せた状態では、その裏面
の溝1006の三方の内周側面が、それぞれ、突出部9
94aの外周側面に密接した状態となり、この状態で、
プリズム990の上端に接着固定されている。この接着
固定のために接着剤を注入する作業を簡単に行なうこと
ができるように、バルブ取付け枠1000の天板100
5には、図6に示すように円形の接着剤注入口1007
が形成されている。
【0039】このように、本例では、プリズム固定板9
80の上に正確に接着固定されたプリズム990の上端
に対して、正確に位置決めされた状態となるようにバル
ブ取付け枠を取り付ける作業を簡単に行なうことができ
る。
80の上に正確に接着固定されたプリズム990の上端
に対して、正確に位置決めされた状態となるようにバル
ブ取付け枠を取り付ける作業を簡単に行なうことができ
る。
【0040】ここで、本例では、見切板1300a、1
300bおよび1300cを液晶ライトバルブ925
R、925Gおよび925Bの前に配置し、各液晶ライ
トバルブの外周に設けられる回路素子類の入射光による
誤動作による性能低下を防止している。
300bおよび1300cを液晶ライトバルブ925
R、925Gおよび925Bの前に配置し、各液晶ライ
トバルブの外周に設けられる回路素子類の入射光による
誤動作による性能低下を防止している。
【0041】次に、バルブ取付け枠1000の各側板1
001乃至1004の構造を説明する。これらの側板の
うち、液晶ライトバルブ925G、925Bおよび92
5Rに対峙している側板1001、1002および10
03は同一構造である。したって、液晶ライトバルブ9
25Gに対峙している側板1001の構造を説明し、残
りの2枚の側板についてはその説明を省略する。図5か
ら分かるように、側板1001の中央には、矩形の開口
1100が開いている。ここに、液晶ライトバルブ92
5Gが取付けられる。ここで、本例においては、側板1
001には、取付けられる液晶ライトバルブ925Gの
位置を調整するための調整機構が構成されている。すな
わち、液晶ライトバルブ925Gの光軸方向の位置を調
整するためのフォーカシング調整機構と、液晶ライトバ
ルブ925Gの光軸に直交する方向の位置を調整するた
めのアライメント調整機構とが備わっている。
001乃至1004の構造を説明する。これらの側板の
うち、液晶ライトバルブ925G、925Bおよび92
5Rに対峙している側板1001、1002および10
03は同一構造である。したって、液晶ライトバルブ9
25Gに対峙している側板1001の構造を説明し、残
りの2枚の側板についてはその説明を省略する。図5か
ら分かるように、側板1001の中央には、矩形の開口
1100が開いている。ここに、液晶ライトバルブ92
5Gが取付けられる。ここで、本例においては、側板1
001には、取付けられる液晶ライトバルブ925Gの
位置を調整するための調整機構が構成されている。すな
わち、液晶ライトバルブ925Gの光軸方向の位置を調
整するためのフォーカシング調整機構と、液晶ライトバ
ルブ925Gの光軸に直交する方向の位置を調整するた
めのアライメント調整機構とが備わっている。
【0042】なお、液晶ライトバルブ925R、925
G、925Bをバルブ取付け枠1000のプリズム99
0の側に配置してもよい。
G、925Bをバルブ取付け枠1000のプリズム99
0の側に配置してもよい。
【0043】図8には側板1001に構成した調整機構
を示してある。図8(A)に示すように、開口1100
の一方の側縁1101には2か所に調整機構1200が
配置されており、他方の側縁1102には、1か所に調
整機構1200が配置されている。各調整機構1200
は同一構造であるので、側縁1102の側に形成されて
いる調整機構1200のみを説明する。なお、後述する
調整機構の他の実施形態の説明においても、同一の箇所
に形成した場合を例に挙げて説明する。
を示してある。図8(A)に示すように、開口1100
の一方の側縁1101には2か所に調整機構1200が
配置されており、他方の側縁1102には、1か所に調
整機構1200が配置されている。各調整機構1200
は同一構造であるので、側縁1102の側に形成されて
いる調整機構1200のみを説明する。なお、後述する
調整機構の他の実施形態の説明においても、同一の箇所
に形成した場合を例に挙げて説明する。
【0044】図8(B)に示すように、本例の調整機構
1200は、側板1001の外周側面1201から側板
の面方向(光軸とは直交する方向)に開けた調整具装着
孔1202と、この装着孔1202の中に装着した調整
具1203を備えている。調整具1203は、円柱状の
胴部1204と、その先端に形成した先細りの円錐面1
205と、胴部1204の後端に形成したすり割り12
06を備えている。胴部1204の外周面には雄ねじが
形成されている。
1200は、側板1001の外周側面1201から側板
の面方向(光軸とは直交する方向)に開けた調整具装着
孔1202と、この装着孔1202の中に装着した調整
具1203を備えている。調整具1203は、円柱状の
胴部1204と、その先端に形成した先細りの円錐面1
205と、胴部1204の後端に形成したすり割り12
06を備えている。胴部1204の外周面には雄ねじが
形成されている。
【0045】この調整具1203が装着されている装着
孔1202は、途中まで大径孔であり、途中から小径孔
となり、その先端側は開口1100の内周側縁1101
に開口している。小径孔部分の内周面には調整具120
3に噛み合う雌ねじが形成されている。
孔1202は、途中まで大径孔であり、途中から小径孔
となり、その先端側は開口1100の内周側縁1101
に開口している。小径孔部分の内周面には調整具120
3に噛み合う雌ねじが形成されている。
【0046】調整具先端の円錐面1206は、開口11
00に取り付けた液晶ライトバルブ925Gの角に当た
っている。したがって、ねじ回し等の工具を用いて、装
着孔1202に装着した調整具1203を回せば、その
円錐面1205に当たっている液晶ライトバルブ925
Gの位置を調整できる。すなわち、調整具1203をね
じ込めば、その円錐面1205によって液晶ライトバル
ブ925Gは光軸方向に向けて、プリズム990の変調
光束(G)の入射面よりも離れる。逆方向に調整具12
03を回せば、液晶ライトバルブ925Gは光軸方向に
沿って逆方向の移動する。
00に取り付けた液晶ライトバルブ925Gの角に当た
っている。したがって、ねじ回し等の工具を用いて、装
着孔1202に装着した調整具1203を回せば、その
円錐面1205に当たっている液晶ライトバルブ925
Gの位置を調整できる。すなわち、調整具1203をね
じ込めば、その円錐面1205によって液晶ライトバル
ブ925Gは光軸方向に向けて、プリズム990の変調
光束(G)の入射面よりも離れる。逆方向に調整具12
03を回せば、液晶ライトバルブ925Gは光軸方向に
沿って逆方向の移動する。
【0047】このような光軸方向の移動、すなわち、フ
ォーカシング調整動作に加えて、調整具1203を回す
ことにより、液晶ライトバルブ925Gは光軸に直交す
る方向にも移動させられる。すなわち、アライメント調
整も同時に行なわれる。
ォーカシング調整動作に加えて、調整具1203を回す
ことにより、液晶ライトバルブ925Gは光軸に直交す
る方向にも移動させられる。すなわち、アライメント調
整も同時に行なわれる。
【0048】ここで、調整具1203は、図8(A)に
示すように、3箇所に配置されているので、これらの3
本の調整具1203を調整することにより、液晶ライト
バルブ925Gのフォーカシング調整およびアライメン
ト調整を行ない、それを正確な位置に位置決めすること
ができる。
示すように、3箇所に配置されているので、これらの3
本の調整具1203を調整することにより、液晶ライト
バルブ925Gのフォーカシング調整およびアライメン
ト調整を行ない、それを正確な位置に位置決めすること
ができる。
【0049】このように位置決めされた後は、液晶ライ
トバブル925Gの周囲と開口1100に内周縁の間
に、接着剤1207が注入され、液晶ライトバルブ92
5Gが接着固定される。同様に、調整具1203もその
装着孔1202の開口側から接着剤を注入して接着固定
しても良い。
トバブル925Gの周囲と開口1100に内周縁の間
に、接着剤1207が注入され、液晶ライトバルブ92
5Gが接着固定される。同様に、調整具1203もその
装着孔1202の開口側から接着剤を注入して接着固定
しても良い。
【0050】なお、他の側板1002、1003も同様
な調整機構が備わっている。図8(A)に示すように、
側板1001の一方の側には、側板1002の調整機構
を構成している装着孔1202が上下方向の中央の1か
所に形成されている。逆に、側板1003の側において
は、当該側板の調整機構を構成している装着孔1202
が2箇所に形成されている。したがって、隣接する側板
に形成されている調整機構は上下にオフセットした位置
に形成されることなる。
な調整機構が備わっている。図8(A)に示すように、
側板1001の一方の側には、側板1002の調整機構
を構成している装着孔1202が上下方向の中央の1か
所に形成されている。逆に、側板1003の側において
は、当該側板の調整機構を構成している装着孔1202
が2箇所に形成されている。したがって、隣接する側板
に形成されている調整機構は上下にオフセットした位置
に形成されることなる。
【0051】一方、プリズムの出射面に対峙している側
板1004の中央には、合成された光束を投写レンズユ
ニット6の側に導くための矩形の開口1009が形成さ
れている。
板1004の中央には、合成された光束を投写レンズユ
ニット6の側に導くための矩形の開口1009が形成さ
れている。
【0052】次に、図6に示すように、バルブ取付け枠
1000の天板1005には、液晶ライトバルブが取付
けられている3枚の側壁1001、1002、1003
の上端に沿って、冷却用空気の流通用開口1301、1
302、1303が形成されている。前述したように、
ヘッド板の底壁904の下側には冷却用のファン15が
取付けられており、ここからの冷却用空気は、各液晶ラ
イトバルブとプリズム990の入射面の間を上昇する。
したがって、図5に矢印で示すように、流通用開口13
01、1302、1303を開けておくことにより、上
昇する冷却用空気の流通を円滑に行なわせることができ
る。
1000の天板1005には、液晶ライトバルブが取付
けられている3枚の側壁1001、1002、1003
の上端に沿って、冷却用空気の流通用開口1301、1
302、1303が形成されている。前述したように、
ヘッド板の底壁904の下側には冷却用のファン15が
取付けられており、ここからの冷却用空気は、各液晶ラ
イトバルブとプリズム990の入射面の間を上昇する。
したがって、図5に矢印で示すように、流通用開口13
01、1302、1303を開けておくことにより、上
昇する冷却用空気の流通を円滑に行なわせることができ
る。
【0053】ここで、上昇する冷却用空気が速やかの上
昇するように、各側板1001、1002、1003の
下端には、想像線で示すように整流板1304を取り付
けて、冷却ファンから上方に吹きだされた旋回流を上昇
流となるように整流すれば、冷却用空気の流通が促進さ
れて、液晶ライトバルブの冷却を効率良く行なうことが
できる。
昇するように、各側板1001、1002、1003の
下端には、想像線で示すように整流板1304を取り付
けて、冷却ファンから上方に吹きだされた旋回流を上昇
流となるように整流すれば、冷却用空気の流通が促進さ
れて、液晶ライトバルブの冷却を効率良く行なうことが
できる。
【0054】さらには、各側板の内部に、液晶ライトバ
ルブ取付け用の開口の内周縁に沿って冷却液流通路を形
成しておき、ここに冷却液を流せば、一層効率良く、液
晶ライトバルブの冷却を行なうことができる。
ルブ取付け用の開口の内周縁に沿って冷却液流通路を形
成しておき、ここに冷却液を流せば、一層効率良く、液
晶ライトバルブの冷却を行なうことができる。
【0055】(調整機構の他の実施形態)図9には、図
8に示した調整機構の別の例を示してある。この図に示
す調整機構は、フォーカシング調整機構1400であ
り、側板1001に開けたくさび挿入孔1401と、こ
こに挿入したくさび1402を備えている。くさび挿入
孔1401の先端側には、くさび1042が摺動する摺
動面1403が形成されている。図から分かるように、
くさび1042を押し込むと、くさび1402は摺動面
1403に沿って光軸の側に移動する。このくさび14
02の裏面側の平坦面1404(光軸に直交する面)は
液晶ライトバルブ925Gの裏面に密着している。した
がって、この平坦面1404によって液晶ライトバルブ
925Gは光軸方向に押される。逆に、くさび1402
を引き抜く方向に移動すれば、液晶ライトバルブ925
Gを光軸方向の逆方向に移動させることができる。
8に示した調整機構の別の例を示してある。この図に示
す調整機構は、フォーカシング調整機構1400であ
り、側板1001に開けたくさび挿入孔1401と、こ
こに挿入したくさび1402を備えている。くさび挿入
孔1401の先端側には、くさび1042が摺動する摺
動面1403が形成されている。図から分かるように、
くさび1042を押し込むと、くさび1402は摺動面
1403に沿って光軸の側に移動する。このくさび14
02の裏面側の平坦面1404(光軸に直交する面)は
液晶ライトバルブ925Gの裏面に密着している。した
がって、この平坦面1404によって液晶ライトバルブ
925Gは光軸方向に押される。逆に、くさび1402
を引き抜く方向に移動すれば、液晶ライトバルブ925
Gを光軸方向の逆方向に移動させることができる。
【0056】この場合には、液晶ライトバルブ925G
のアライメント調整機構を別途配置する必要がある。こ
のような機構の例を以下に説明する図10に示してあ
る。なお、本例の場合にも、フォーカシング調整を行な
った後は、接着剤1207を用いて、液晶ライトバルブ
925Gを側板1001に接着固定すると共に、くさび
1402も同様に接着固定される。
のアライメント調整機構を別途配置する必要がある。こ
のような機構の例を以下に説明する図10に示してあ
る。なお、本例の場合にも、フォーカシング調整を行な
った後は、接着剤1207を用いて、液晶ライトバルブ
925Gを側板1001に接着固定すると共に、くさび
1402も同様に接着固定される。
【0057】図10には、アライメント調整機構の例を
示してある。図10(A)に示すアライメント調整機構
1500は偏心ピン1501を利用したものである。こ
の偏心ピン1501は、光軸方向に移動するように装着
されている。また、偏心回転する頭部外周面1502
は、液晶ライトバルブ925Gの外周側面に当たってい
る。偏心ピン1501を回転すれば、その外周面150
2によって液晶ライトバルブ925Gは光軸とは直交す
る方向に押される。したがって、この機構を用いれば、
液晶ライトバルブ925Gのアライメント調整を行なう
ことができる。
示してある。図10(A)に示すアライメント調整機構
1500は偏心ピン1501を利用したものである。こ
の偏心ピン1501は、光軸方向に移動するように装着
されている。また、偏心回転する頭部外周面1502
は、液晶ライトバルブ925Gの外周側面に当たってい
る。偏心ピン1501を回転すれば、その外周面150
2によって液晶ライトバルブ925Gは光軸とは直交す
る方向に押される。したがって、この機構を用いれば、
液晶ライトバルブ925Gのアライメント調整を行なう
ことができる。
【0058】次に、図10(B)に示すアライメント調
整機構1600は、くさび1601を利用したものであ
る。くさび1601を光軸方向に移動すれば、それが当
たっている液晶ライトバブル925Gは光軸とは直交す
る方向に移動して、アライメト調整が行なわれる。
整機構1600は、くさび1601を利用したものであ
る。くさび1601を光軸方向に移動すれば、それが当
たっている液晶ライトバブル925Gは光軸とは直交す
る方向に移動して、アライメト調整が行なわれる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投写型表
示装置においては、色合成手段を構成しているダイクロ
イックプリズムを、3枚の液晶ライトバルブが取付けら
れている下方が開口している箱状のバルブ取付け枠によ
って覆ってある。したがって、ダイクロイックプリズム
が箱状のバルブ取付け枠で覆われているので、他の部品
等の組み付け作業においてダイクロイックプリズムを傷
付ける等のおそれがなく、作業性が良い。また、ダイク
ロイックプリズム構成している1個の三角プリズムの上
下端を突出させてあるので、この突出部を利用して、ダ
イクロイックプリズムの取付け時の位置決めを簡単に行
なうことができる。同様に、その上端に対する箱状のバ
ルブ取付け枠の取付け作業においてもその位置決めを簡
単に行なうことができる。
示装置においては、色合成手段を構成しているダイクロ
イックプリズムを、3枚の液晶ライトバルブが取付けら
れている下方が開口している箱状のバルブ取付け枠によ
って覆ってある。したがって、ダイクロイックプリズム
が箱状のバルブ取付け枠で覆われているので、他の部品
等の組み付け作業においてダイクロイックプリズムを傷
付ける等のおそれがなく、作業性が良い。また、ダイク
ロイックプリズム構成している1個の三角プリズムの上
下端を突出させてあるので、この突出部を利用して、ダ
イクロイックプリズムの取付け時の位置決めを簡単に行
なうことができる。同様に、その上端に対する箱状のバ
ルブ取付け枠の取付け作業においてもその位置決めを簡
単に行なうことができる。
【0060】さらには、バルブ取付け枠には、そこに取
付けられる液晶ライトバルブのフォーカシングおよびア
ライメント調整機構が備わっている。したがって、液晶
ライトバルブを精度よく位置決めした状態でバルブ取付
け枠に取り付けることができる。
付けられる液晶ライトバルブのフォーカシングおよびア
ライメント調整機構が備わっている。したがって、液晶
ライトバルブを精度よく位置決めした状態でバルブ取付
け枠に取り付けることができる。
【0061】このように、本発明によれば、ダイクロイ
ックプリズムおよびその入射面に対向配置される液晶ラ
イトバルブを精度良く位置決めした状態で取り付けるこ
とができ、また、そのような取付け作業を簡単に行なう
ことができる。したがって、これらの部分の組み付け作
業性が改善され、また、画素ずれ等の弊害も発生しな
い。
ックプリズムおよびその入射面に対向配置される液晶ラ
イトバルブを精度良く位置決めした状態で取り付けるこ
とができ、また、そのような取付け作業を簡単に行なう
ことができる。したがって、これらの部分の組み付け作
業性が改善され、また、画素ずれ等の弊害も発生しな
い。
【図1】本発明の一実施例である投写型表示装置の外観
形状を示す図である。
形状を示す図である。
【図2】図1の装置の内部の各部品の配置を示す図であ
り、(a)はその平面的な配置を示す図、(b)はその
立体的な配置を示す図である。
り、(a)はその平面的な配置を示す図、(b)はその
立体的な配置を示す図である。
【図3】光学レンズユニットと投写レンズユニットの部
分を取り出して示す図であり、(a)はその概略平面構
成図、(b)はその概略断面構成図である。
分を取り出して示す図であり、(a)はその概略平面構
成図、(b)はその概略断面構成図である。
【図4】図1の装置に組み込まれている光学系の概略構
成図である。
成図である。
【図5】図1のプリズムユニットの部分を取り出して示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図6】図1のプリズムユニットの部分を取り出して示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
【図7】プリズムユニット内のダイクロイックプリズム
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
【図8】(A)はプリズムユニットのバルブ取付け枠を
示すための正面図であり、(B)はのB−B線で切断し
た部分の部分断面図である。
示すための正面図であり、(B)はのB−B線で切断し
た部分の部分断面図である。
【図9】液晶ライトバルブのフォーカシング調整機構の
別の実施形態を示す部分断面図である。
別の実施形態を示す部分断面図である。
【図10】液晶ライトバルブのアライメント調整機構の
別の実施形態の2例を示す部分断面図である。
別の実施形態の2例を示す部分断面図である。
1 投写型表示装置 1a 光軸 2 外装ケース 3 アッパーケース 4 ロアーケース 6 投写レンズユニット 7 電源ユニット 8 光源ランプユニット 9 光学レンズユニット 903 ヘッド板 904 ヘッド板の底板部分 910 プリズムユニット(ダイクロイックプリズム) 925R、925G、925B 液晶ライトバルブ 980 プリズム固定板 981 凹部 990 ダイクロイックプリズム 991、992、993、994 三角プリズム 994a、994b 突出部 994c994d、994e、994f 側面 1000 箱状のバルブ取付け枠 1001、1002、1003、1004 側板 1005 天板 1009 側板1004の開口 1100 液晶ライトバルブ取付け用の開口 1200 調整機構 1202 装着孔 1203 調整具 1205 円錐面 1207 接着剤
Claims (11)
- 【請求項1】 光源と、ここから出射された白色光束を
3原色の各色光束に分離する色分離手段と、分離された
各色の光束を、与えられた映像信号に基づき変調する3
枚の液晶ライトバルブと、これらの液晶ライトバルブを
介して変調された各色の変調光束を合成する色合成手段
と、合成された変調光束をスクリーン上に拡大投写する
投写レンズとを有する投写型表示装置において、 前記色合成手段は、屈折率が等しい4個の直角二等辺三
角形断面の三角プリズムを相互に貼り合わせることによ
り構成された全体として四角柱状のダイクロイックプリ
ズムであり、 このダイクロイックプリズムは、前記3枚の液晶ライト
バルブが取付けられている箱状のバルブ取付け枠によっ
て覆われており、 このバルブ取付け枠は、前記ダイクロイックプリズムの
上端面に取付けられている四角形の天板と、この天板の
四辺から垂下していると共に、前記ダイクロイックプリ
ズムの四周側面にそれぞれ対峙している4枚の側板と、
これらの側板のうち前記ダイクロイックプリズムの光入
射側の三方の側面にそれぞれ対峙している3枚の側板に
形成した液晶ライトバルブ取付け用の開口と、前記ダイ
クロイックプリズムの光出射側の側面に対峙している1
枚の側板に形成した出射光束通過用の開口とを備えてお
り、 前記バルブ取付け枠の前記液晶ライトバルブ取付け用の
各開口に、前記液晶ライトバルブのそれぞれが取付けら
れていることを特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ダイクロイック
プリズムを位置決めされた状態で接着固定するためのプ
リズム固定板を有し、 前記ダイクロイックプリズムを構成している三角プリズ
ムのうちの少なくとも1個の三角プリズムの下端は、他
の三角プリズムよりも下方に突出して、直交する2つの
側面を備えた位置決め用の三角柱状突出部となってお
り、 前記プリズム固定板の上面には、前記三角柱状突出部の
直交する2つの側面に当接可能な直交する2つの位置決
め用側面を備えた凹部が形成されており、 前記ダイクロイックプリズムは、その下端の位置決め用
の三角柱状突出部の直交する2つの側面が、前記プリズ
ム固定板の上面に形成した前記位置決め用側面に当接し
た状態で、当該三角柱状突出部の下面が前記プリズム固
定板の前記凹部に接着固定されていることを特徴とする
投写型表示装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ダイクロイック
プリズムを構成している三角プリズムのうちの少なくと
も1個の三角プリズムの上端は、他の三角プリズムより
も上方に突出して、直交する2つの側面を備えた位置決
め用の三角柱状突出部となっており、 前記バルブ取付け枠の前記天板の裏面には、前記三角柱
状突出部の直交する2つの側面に当接可能な直交する2
つの位置決め用側面を備えた溝が形成されており、 前記バルブ取付け枠は、その天板裏面に形成した直交す
る位置決め用側面が、前記ダイクロイックプリズムの上
端に形成した位置決め用三角柱状突出部の直交する2つ
の側面に当接触した状態で、当該三角柱状突出部の上面
に対して接着固定されていることを特徴とする投写型表
示装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記バルブ取付け枠
は、前記液晶ライトバブル取付け用の開口に取り付けた
前記液晶ライトバルブの取付け位置調整機構を備えてお
り、 この取付け位置調整機構は、前記液晶ライトバルブの光
軸方向の位置を調整するためのフォーカシング調整手段
と、前記液晶ライトバルブの光軸方向に直交する方向の
位置を調整するアライメント調整手段とのうちの少なく
も一方の手段を備えていることを特徴とする投写型表示
装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記フォーカシング
調整手段は、前記バブル取付け枠の側板に対して移動可
能に取り付けた調整部材を備え、この調整部材は、その
移動量に応じて前記開口に取付けられている前記液晶ラ
イトバルブを光軸方向に移動させることの可能な作動面
を備えていることを特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項6】 請求項5において、前記バルブ取付け枠
の前記側板のぞれぞれに形成された前記液晶ライトバル
ブ取付け用の開口における同一の側の側縁に第1の調整
部材が取付けられ、他方の側の側縁に第2および第3の
調整部材が取付けられ、前記第1の調整部材は、前記第
2および第3の調整部材とは異なる高さ位置に設定され
ていることを特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項7】 請求項4において、前記アライメント調
整手段は、前記バブル取付け枠の側板に対して移動可能
に取り付けた調整部材を備え、この調整部材は、その移
動量に応じて前記開口に取付けられている前記液晶ライ
トバルブを光軸とは直交する方向に移動させることの可
能な作動面を備えていることを特徴とする投写型表示装
置。 - 【請求項8】 請求項7において、前記バルブ取付け枠
の前記側板のぞれぞれに形成された前記液晶ライトバル
ブ取付け用の各開口の同一の側の側縁に第1の調整部材
が取付けられ、他方の側の側縁に第2および第3の調整
部材が取付けられ、前記第1の調整部材は、前記第2お
よび第3の調整部材とは異なる高さ位置に設定されてい
ることを特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項9】 請求項1において、前記バルブ取付け枠
の天板には、当該バブル取付け枠の下方から前記液晶ラ
イトバルブが取付けられた開口が形成されている側板に
沿って上昇する冷却用空気流が通過する通気用開口が形
成されていることを特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項10】 請求項9において、前記液晶ライトバ
ルブが取付けられた開口が形成されている各側板におけ
る前記ダイクロイックプリズムに対峙する側の表面の下
端側には、当該側板に沿って上昇する冷却用空気流を上
方に向けて導くための整流板が取付けられていることを
特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項11】 請求項1において、前記バルブ取付け
枠における前記液晶ライトバルブが取付けられた開口が
形成されている側板には、当該開口の周囲に沿って冷却
液を流通させるための流通孔が内部に形成されているこ
とを特徴とする投写型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7276044A JPH09120046A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 投写型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7276044A JPH09120046A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 投写型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120046A true JPH09120046A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17564014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7276044A Pending JPH09120046A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 投写型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09120046A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6057894A (en) * | 1997-10-15 | 2000-05-02 | Sony Corporation | Projection type liquid crystal display having a dichroic prism and polarizing and phase shifting properties |
KR100491240B1 (ko) * | 2001-03-28 | 2005-05-25 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 광학 부품의 장착 구조체 및 프로젝터 |
JP2007225787A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Sony Corp | 画像投射装置及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7276044A patent/JPH09120046A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6057894A (en) * | 1997-10-15 | 2000-05-02 | Sony Corporation | Projection type liquid crystal display having a dichroic prism and polarizing and phase shifting properties |
KR100491240B1 (ko) * | 2001-03-28 | 2005-05-25 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 광학 부품의 장착 구조체 및 프로젝터 |
JP2007225787A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Sony Corp | 画像投射装置及びその製造方法 |
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