JPH09118200A - ワイパ部品吊り下げ体形成方法及び装置 - Google Patents

ワイパ部品吊り下げ体形成方法及び装置

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JPH09118200A
JPH09118200A JP7277966A JP27796695A JPH09118200A JP H09118200 A JPH09118200 A JP H09118200A JP 7277966 A JP7277966 A JP 7277966A JP 27796695 A JP27796695 A JP 27796695A JP H09118200 A JPH09118200 A JP H09118200A
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JP
Japan
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wiper
wiper component
work
component
tab
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Application number
JP7277966A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Ide
清昭 井出
Isamu Toi
勇 遠井
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Nippon Wiper Blade Co Ltd
Original Assignee
Nippon Wiper Blade Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 塗装治具へ対するワイパ部品の分離引掛け作
業の作業性を向上させる。 【解決手段】 ワイパ部品15の一端部が、タブ21
と、開口19を備えたコネクタ20と、を介して送りサ
ン17へ連結された状態で打ち抜き成型されている成型
プレート16から、分離し、この分離したワイパ部品1
5を送りサン17へ引掛け固定しているワイパ部品吊り
下げ体100を形成するための少なくとも一個の作業ヘ
ッド32を有しているワイパ部品吊り下げ体形成装置1
2であって、タブ21を切断することによって成型プレ
ート16からワイパ部品15を分離するタブカット装置
40と、コネクタ20の開口19にひねりを加えるため
のひねり装置41と、ひねりを加えたコネクタ20の開
口19にワイパ部品15を引掛け保持する引掛け装置4
2と、を備えている少なくとも一個の作業ヘッド32を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパ部品の塗装
装置及び方法に関し、より詳細には各種のワイパ部品を
完全に自動化された状態で塗装するため、プレス装置で
打ち抜かれかつ成型されたワイパ部品を打ち抜きプレー
トから取り外し、かつこの取り外された複数のワイパ部
品をワイパ部品保持部材へ所定の状態で掛け止めし、ワ
イパ部品吊り下げ体を形成し、その後、このワイパ部品
吊り下げ体を塗装装置へ供給してそれらのワイパ部品に
塗装加工を施すためのワイパ部品の塗装準備方法及びそ
れを実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、各種のワイパ部品に対して各
種の塗装を施すための塗装装置自体は知られている。こ
の種の塗装装置においては、プレス作業によって連続的
に打ち抜き成型加工されたワイパ部品を、一つずつ作業
員が塗装装置の塗装治具へ手作業によって引掛けかつそ
こへ固定していた。その後このワイパ部品が吊るされた
塗装治具が塗装室内へ送られ、そこで該ワイパ部品へ例
えば粉末塗装作業が行われていた。即ち、これまでは、
打ち抜き成型加工されたワイパ部品を塗装治具へ引掛け
る作業は全て作業員が手作業によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この塗装作
業工程に先立つ前作業として行う引掛け作業には多くの
人手が必要となっており、またこの前作業は全て手作業
による作業であるため作業効率が極めて悪いという課題
があった。さらに、該ワイパ部品を引掛けかつそこへ固
定している塗装治具は、一回の塗装作業が終了する度毎
に、当該塗装治具の通電性をよくするために、該塗装治
具へついた塗膜をショットブラストにより焼却剥離する
という後作業としての余分な工程が必要であり、このた
め設備費が増大しかつまたそのための人員も必要である
という課題があった。その結果、これまでの塗装作業で
は、その塗装作業前後における前作業及び後作業に多く
の時間と人員とが必要となっており、全体として塗装作
業は作業性が著しく悪いものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数のワイ
パ部品と、これら複数のワイパ部品の両端を互いに連結
している送りサンと、を一体的に成型した後、送りサン
からワイパ部品を分離し、次いで、ワイパ部品を分離し
た送りサンへ対して、これらのワイパ部品を自動作業に
よって掛け止めし、この複数のワイパ部品が掛け止めさ
れた送りサンを塗装装置へ供給して塗装作業を行い、そ
の後、該送りサンを廃棄処分するという工程を経ること
により、これまでの手作業による掛け止め作業及び塗装
治具へ対するショットブラスト処理作業を完全に不要と
することにより、上記課題を解決するものである。この
ため本発明においては、ワイパ部品15の一端部が、タ
ブ21と、開口19を備えたコネクタ20と、を介して
送りサン17へ連結された状態においてワイパ部品15
を打ち抜き成型すること、該タブ21を切断することに
より該ワイパ部品15を送りサン17から分断するこ
と、ワイパ部品15と送りサン17とを連結していたコ
ネクタ20の開口19にひねりを加えること、該ひねり
を加えた開口19へ、ワイパ部品15を引掛け固定する
こと、からなるワイパ部品へ塗装加工を施すためのワイ
パ部品吊り下げ体100を形成するためのワイパ部品吊
り下げ体形成方法、及びワイパ部品15に塗装加工を施
すため、ワイパ部品15の一端部が、タブ21と、開口
19を備えたコネクタ20と、を介して送りサン17へ
連結された状態で打ち抜き成型されている成型プレート
16から、該ワイパ部品15を分離し、この分離したワ
イパ部品15を送りサン17へ引掛け固定しているワイ
パ部品吊り下げ体100を形成するための少なくとも一
個の作業ヘッド32を有しているワイパ部品吊り下げ体
形成装置12であって、タブ21を切断することによっ
て成型プレート16からワイパ部品15を分離するタブ
カット装置40と、コネクタ20の開口19にひねりを
加えるためのひねり装置41と、ひねりを加えたコネク
タ20の開口19にワイパ部品15を引掛け保持する引
掛け装置42と、を備えている少なくとも一個の作業ヘ
ッド32を有していることを特徴とするワイパ部品吊り
下げ体形成装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら述べる。図1は、ワイパ部品を打抜き
成型したプレートを収容し、そこから該プレートを繰り
出し、該ワイパ部品をプレートから分離しかつこの分離
した複数のワイパ部品を所定部材へ掛け止め固定し、ワ
イパ部品吊り下げ体100(図17)を形成し、こうし
て形成した複数のワイパ部品吊り下げ体100を公知の
塗装装置(図示なし)へ移送されるワイパ部品処理装置
10の一実施例を示している。即ち、この装置10は、
大別すると、打ち抜きプレート収納マガジン11と、タ
ブカット、ひねり及び引掛け作業等を行う処理作業本体
即ちワイパ部品吊り下げ体100を形成するワイパ部品
吊り下げ体形成装置12と、形成された複数のワイパ部
品吊り下げ体100を引き起こしこれらを順次立て掛け
た状態に収容するワーク収容ボックス13と、から構成
されている。ワーク収容ボックス13内へ収容された吊
り下げ体100はその後、図示していない公知の塗装装
置へ運ばれ、そこで所定の塗装加工されるのである。本
件発明は特に新規なワイパ部品吊り下げ体形成装置12
について開示している。
【0006】図2は、図1の円Aの部分の拡大図であ
り、複数のワイパ部品即ちワーク15を有している打ち
抜き成型プレート16を示している。この打ち抜き成型
プレート16には、それ自体公知のプレス装置(図示な
し)によって板状素材から複数のワーク15が打ち抜き
成型加工されている。このプレート16は、中央部に有
る複数のワイパ部品即ちワーク15と、上方送りサン1
7と、下方送りサン18と、上方送りサン17から一体
的に延在しておりかつその下方部分に概ね円形の打ち抜
き開口19(図4参照)を有しているコネクタ20と、
該コネクタ20の下端とワーク15の上端とを連結して
いる上タブ21と、下方送りサン18とワーク15の下
端とを連結している下タブ22と、により構成されてい
る。更にこれらのサン17、18には一定の間隔をもっ
て例えば円形の開口23が設けてある。これらの開口2
3は図示していないフィーダが該プレート16を間欠的
に送る際の送り装置位置決め手段を提供している。ま
た、上方送りサン17には、図4により良く示している
ように、開口23の内側部分に細長い溝24が打ち抜き
成型されている。同様に下方送りサン18には該開口2
3の内側部分に細長い溝25が打ち抜き成型されてい
る。これらの溝24、25は、ワーク成型時においてシ
ートプレートの変形を許容し、ワークの成型を容易にす
るための抜き穴である。これらのプレート16の長さ2
6は、通常は、許容塗装ワーク幅によって特定されるも
のである。
【0007】公知の図示していないプレス装置によって
打ち抜き成型され、図2に示すような形状を備えたプレ
ス加工品である打ち抜き成型プレート16は、該プレス
装置によって打ち抜き成型加工された後に、プレート収
納マガジン11内へ収納される。打ち抜きプレート収納
マガジン11には、図3に示すように、多数の打ち抜き
成型プレート16を上下方向に多数収納することが出来
るように、内部に多数の棚27が上下方向に積層した状
態に形成されている。更に、このマガジン11には、モ
ータ、油圧装置その他の公知の起動装置28(図1参
照)が設けてある。この起動装置28により該マガジン
11はその全体が同時に上下動することが出来、これに
よりプレス加工されたプレート16が常に同一高さ位置
に来るように調整された前記棚27内に順次収納され、
かつまたそこへ収納されたプレート16が同様に常に同
一高さ位置に来るように調整された棚27から順次処理
作業本体12へ供給出来るようになっている。またこの
マガジン11は、図1及び図3に示すように、その一側
端縁部に長手方向に沿って伸長している切り取り部29
が形成されている。この切り取り部29からはマガジン
11内に収納されたプレート16の一部が露出してお
り、この露出したプレート16の部分の開口23を介し
てフィーダ30が、順次、プレート16をマガジン11
から吊り下げ体形成装置12へ供給する作用をしてい
る。
【0008】公知のプレス装置(図示なし)により成形
加工されたプレート16がマガジン11の棚27へ収容
された後に、該マガジン11は、図1に示すように、吊
り下げ体成形装置12の上流位置へ配置される。しか
し、ある場合には、プレス装置の出口を直接該成形装置
12の上流位置へ連結して配置し、フィーダ30が該プ
レス装置からのプレート16を直接該成形装置12へ供
給することも出来る。この場合には、該マガジン11は
不要となることは明らかである。
【0009】マガジン11内へ収納されたプレート16
は、該吊り下げ体成形装置12の上流側に設けてあるフ
ィーダ30によって、図1の矢印31で示すように、該
マガジン11から一つづつ該本体12上に供給される。
フィーダ30は、ワイパ部品吊り下げ体成形装置12に
設けたレール30aと、公知のモータ等の起動手段によ
って該レール30a上を滑動するスライダブロックへ取
り付けられたブラケット30bと、該ブラケット30b
へ載置されたロータリアクチュエータ30cと、該ロー
タリアクチュエータ30cにより揺動運動するアーム3
0dと、から構成されている。アーム30dはその先端
部に爪部を備えている。しかしてロータリアクチュエー
タ30cにより図1に示すようにマガジン11側に回動
されたときアーム30dの爪部が成型プレート16のワ
ーク15間へ係合し、ブラケット30bがレール30a
上を矢印31方向へ移動するとき、マガジン11からプ
レート16を一個づつ形成装置12へ供給する。
【0010】形成装置12上に供給されたプレート16
は、次いで図5に示すような、該プレート16の上方送
りサン17を案内する上方案内レール34及び下方送り
サン18を案内する下方案内レール35まで案内され
る。案内レール34、35はそれぞれ中間部分において
互いに対向する面に前記送りサンを受け入れるための溝
36を有している。また該案内レール34、35にはこ
の溝36から上方及び下方に通じているそれぞれ長溝状
の開口37a及び開口37bが、プレート16の上方送
りサン17及び下方送りサン18に設けた開口23、2
3に一致する位置において、図1の矢印31で示す方向
に沿って断続的に設けてある。更にまたこれらの長溝状
の開口37a,開口37bに上下方向から嵌入する位置
には、係合ピン38a,38a;38b,38bが設け
てある。これらの係合ピンは前記矢印31方向に沿って
複数対設けてあり、上方の係合ピン38a、38aはプ
レート搬送用ピンであって、公知の手段によって、上下
方向に加え矢印31方向に沿って水平方向にも往復運動
をし、プレート16を所定距離づつ間欠的に矢印31方
向に沿って案内供給している。一方、下方の係合ピン3
8b,38bはプレート位置決めピンであって上下方向
にのみ往復運動をし、前記プレート16を所定位置へ位
置決めする機能を有している。なお、係合ピン38a,
38aと係合ピン38b,38bとは、上方の係合ピン
38a,38aが長溝状の開口37a、37aの一方の
端部を介してプレート16の開口23に係合しかつ該プ
レート16の開口23に係合したまま当該長溝状の開口
に沿ってプレート16を矢印31方向へ移動して長溝状
の開口37a、37aの他方の端部に至るまでは、下方
の係合ピン38b,38bは案内レール34、35の下
方に位置しており、上方の係合ピン38a,38aが長
溝状の開口37a、37aの他方の端部から上方に移動
するときに、下方の係合ピン38b,38bが開口37
b,37bを介してプレート16の開口23へ係合して
該プレート16を所定位置へ位置決めしている。しかし
て上方の係合ピン38a,38aが再度長溝状の開口3
7a、37aの一方の端部に係合するときには、下方の
係合ピン38b,38bが開口37b,37bから下方
に移動し、こうしてこれらの係合ピンは互いに案内送り
作用及び位置決め作用を提供している。
【0011】図1には示していないが、上方及び下方の
案内レール34、35及び係合ピン38a,38bは、
こうして、好ましくは最終作業ヘッドによる引掛け作業
が終了するまでプレート16の上方送りサン17及び下
方送りサン18を位置決めしかつ搬送する作用をしてい
る。現実には下方案内レール35及びこれに設けた長溝
状の開口37a及び開口37bに係合ピン38a,38
bは最終作業ヘッドによるタブカット作業が終了する時
点までプレート16の下方送りサン18を位置決めしか
つ搬送する作用をしている。
【0012】処理作業本体であるワイパ部品吊り下げ体
形成装置12へ位置決め搬送されたプレート16は、第
1作業ヘッド32及び第2作業ヘッド33の下方位置ま
で供給される。ここでこれらの作業ヘッド32、33
は、図6に示すように直線方向に一列に配列されてい
る。これらの作業ヘッド32、33は、共に図4に示す
ような、タブカット作業、ひねり作業及び引掛け作業を
行う。この装置の実施例においては、作業効率を考慮し
て、同様の作業を行う2つの作業ヘッド32、33を隣
接して設け、これらの作業ヘッドがそれぞれ上述のタブ
カット、ひねり及び引掛けの三つの処理を行うことが出
来る。各作業ヘッド32、33は、共に図7に示すよう
な同様の機構を有しており同様の作業を行うので、以下
においては説明を簡単にするため一方の作業ヘッド32
についてのみ述べる。勿論、作業ヘッドは1つでもよ
く、又は例えば3個又はそれ以上設けることも出来る。
また図4の例では、説明を容易にするため、1つのプレ
ート16は、14個のワーク15(W3〜W16)を備
えているものとする。しかしながら、この数値は、限定
的なものではなく、単に説明の容易のためである。更
に、図4において、ワーク15のうち、W3,W
5,....等の奇数番号位置のワーク15は第1作業
ヘッド32によって加工され、W4,W6,....等
の偶数番号位置のワーク15は第2作業ヘッド33によ
って加工されるものとする。また、図4において、これ
らのワークW3〜W16がこの時点において位置してい
る部所をそれぞれP1〜P14とする。
【0013】各作業ヘッド32、33は、打ち抜き加工
されたプレート16へ上記3つの作業を施すために、そ
れぞれ図8に示すようなタブカット装置40と、図12
に示すようなひねり装置41と、図14に示すような引
掛け装置42と、を有している。ここでタブカット装置
40は、図4のワーク位置P1、P10に示すように、
ワークW3、W12とプレート16とを連結している上
タブ21と下タブ22とを打ち抜き、該ワーク15をプ
レート16から分断する作業(タブカット作業)を行う
ものである。またひねり装置41は、図4のワーク位置
P3、P12に示すように、上方送りサン17に連結さ
れているコネクタ20の打ち抜き開口部19へひねりを
加える作業(ひねり作業)を行うものである。また引掛
け装置42は、図4のワーク位置P5、P14に示すよ
うに、該ひねりを加えたコネクタ20へワーク15の一
端部を引掛ける作業(引掛け作業)を行うものである。
引掛け作業によって上方送りサン17のコネクタ20へ
一端部が引掛けられた複数のワーク15は図1に示す吊
り下げ体形成装置12の下流位置又は図17に示すよう
に、あたかもメザシ形状にワイパ部品15が吊り下げら
れる。
【0014】図8に示すように、タブカット装置40
は、一対の下型50,50と、上方においてこれに対置
しているパンチガイドによって案内されている一対のタ
ブカットパンチ51,51と、から構成されている。下
型50,50は、ワーク15の長さに等しい距離だけ離
れて設置される。これらの下型50,50は、該下型位
置を上下方向に移動してワイパ部品15の着脱を確実に
行うためのエアシリンダ等の移動装置(図示なし)によ
り保持されている。下型が上方へ移動したときにこの下
型が振動又は揺れ等を発生しないように該下型を保持す
るため起動装置52、52が設けてある。この起動装置
52、52が起動するとその先端に設けてあるU字形の
押さえ部材が、上昇した下型保持軸(図示なし)にかみ
合って該下型を安定した状態に保持するのである。更に
下型50,50のワーク受け部53、53には、該ワー
ク15の端部に形成されている口金89、89の下面部
分にある切欠部90、90を受け入れる突起部54が設
けてある。また該ワーク受け部53の上面であってタブ
カットパンチ51が入り込む部分にタブ抜き穴55が設
けてあり、このタブ抜き穴55の下方部分は空気通路が
設けてある。この空気通路の一方にはエア送り管56が
またこの空気通路の他方にはバキューム管57が接続さ
れている。これによりタブカットパンチ51によって打
ち抜かれたタブ21、22と、打ち抜き開口19を形成
しており前記タブ21、22に連結している部分と、は
該タブ抜き穴55から所定の屑集積位置まで空気搬送さ
れる。
【0015】該タブカット装置40の下方部分にはワー
ク保持装置43(図16)が配置されている。このワー
ク保持装置43は、プレート16からタブカットされる
ワイパ部品即ちワーク15を下側から支持し、かつプレ
ート16から分断されたワークを引掛け作業位置まで移
送する作用を有している。このためこのワーク保持装置
43は、少なくとも2対のワーク受け台44、45と、
これらのワーク受け台を支持している概ねコ字形のプレ
ート46と、前記受け台44、45と共にプレート46
を上下方向に移動調整可能な昇降装置であって一対のガ
イドによって案内されている昇降装置47と、該昇降装
置47を保持している枠体48と、を有しており、枠体
48に設けた案内手段によって該ワーク保持装置43は
案内レール48aに沿って矢印49の方向へ移動可能と
なっている。
【0016】図5に示すようなプレート搬送を行う係合
ピン38aによってプレート16のワーク15(W3)
が図4において矢印39の方向へ向かって図4又は図6
に示すワーク位置P1まで送られて来た後、該ワーク1
5は前記タブカット装置40の一対の下型50,50間
に位置付けられる。このとき、該ワークの両端の口金8
9部分に設けられた切欠部90,90は、図9に(その
一方のみを)示すように確実に前記ワーク受け部53の
突起部54を跨いで位置付けられ、かつタブ21、22
が該ワーク受け部53のタブ抜き穴55上に来る位置に
セットされる。次いで、該ワーク位置P1の下方位置に
予め位置付けてある図16に示すワーク保持装置43の
ワーク受け台45が上昇して、図4に示すように、該ワ
ーク15の両端部の僅かに内側を下側から保持する。こ
の状態でタブカットパンチ51が降下し、タブ21、2
2を前記タブ抜き穴55内へ切り落とす。こうして打ち
抜かれたタブ21、22は前述の通り、該タブ抜き穴5
5から所定位置まで空気搬送される。こうしてプレート
16は、図11に示すように、ワーク保持装置43によ
って保持された状態でプレート16から完全に分離され
る。ワーク15が分離されたプレート16の下方送りサ
ン18はその後、所定の長さに分断され、処理される。
しかしながら、開口19を備えている上方送りサン17
はワイパ部品保持部材として機能するため、ワーク15
の移動に調時して矢印39の方向に移動する。
【0017】プレート16から分離されたワーク15
(W3)は次いでひねり作業位置P3へ移動しワーク1
5(W5)となる。即ち、図16に示すワーク保持装置
43が公知の直線方向移動手段により枠体48の側面に
係合しているレールに沿って矢印49方向へ移動して、
ワーク受け部45のワーク15(W3)をひねり作業位
置P3まで搬送する。ひねり作業位置P3へ移送された
ワーク15(W5)は先のタブカット装置40によって
既にプレート16から分離された状態となっている。ひ
ねり作業位置P3には、ワーク受け台45によって移送
されてきた該ワーク15(W5)を受け止める仮置き台
58(図4参照)が設けてある。この仮置き台58は図
示していない公知の手段によって上下方向に移動可能で
ある。ワーク受け台45によってワークがひねり作業位
置P3に移送されてきたとき、該仮置き台58が上昇し
て、該ワークを受け台45から分離し、次いで所定位置
まで下降する。仮置き台58は該ワークを確実に受け止
めるため、その表面には、ワークの中央部分を受け入れ
るための適当な凹みが形成されている。ワーク15が完
全に仮置き台58へ移された後、ワーク保持装置43の
ワーク受け台45はタブカット位置P1まで戻り、次の
ワーク15(W1)のタブカット作業の準備位置をと
る。
【0018】このひねり作業位置P3におけるひねり作
業は、前記上方送りサン17の開口19を形成している
コネクタ20へ付与される作業であり、この位置P3へ
移送され今や仮置き台58上に置かれているワーク15
(W5)自体に対しては、何ら加工が施されるものでは
ない。このひねり作業は、ひねり装置41によって達成
されるのである。
【0019】図12はひねり装置41の一例を示してい
る。この装置41は、上方送りサン17の下側に配置さ
れている支持部材60と、上方送りサン17の上側に配
置されている押圧部材61と、により構成されている。
支持部材60は、その内部において上下方向に移動可能
な受け台62を有している。更にこの支持部材60は、
当該支持部材60を上下方向に移動調整するための位置
調整手段63を有している。この位置調整手段63は、
その先端部に設けてある楔片63aをばね63bの反発
力に抗して該支持部材60の下方位置へ差し込むことに
より受け台62を上下に移動調整出来、これにより一層
確実なひねり作用を達成することが出来るのである。受
け台62の上面は平坦な面を有しており、この面上に、
前記上方送りサン17と、そこから伸長しているコネク
タ20が載置される。該受け台62の、前記下方送りサ
ン18の方向へ対向している部分には、軸64が固定さ
れている。この軸64には、上方へ向かって伸びている
縦行部65と横方向へ向かって伸びている横行部66と
を有しているL字型の揺動片67の該横行部66が揺動
自在に枢着されている。図12において、揺動片67の
横行部66の右端下方にはばね66aが配置され、該揺
動片67を軸64の周りに反時計方向に付勢している。
またこのばね力に対抗するため縦行部65の下方にはス
トッパ66bが配置されている。
【0020】一方、押圧部材61は、図示していない公
知の起動手段によって上下方向に移動可能となってい
る。この押圧部材61には、常時、ばね68によって下
方へ付勢されているワーク押さえ69が搭載されてい
る。このワーク押さえ69はひねり加工位置P3へ送ら
れてきた上方送りサン17を支持部材60の受け台62
へ対して押圧保持する。しかしながらこのとき、コネク
タ20の先端の打ち抜き開口19を形成している部分
は、該受け台62から、前記上方送りサン17に対向し
て配置されている下方送りサン18の方向へ向かっては
み出す位置に配置されるようになっている。更にこの押
圧部材61には前述と同様に下方送りサン18の方向へ
対向している面部分に一対のひねりパンチ70、71が
配置されている。ここで、受け台62へ向かって押圧部
材61が降下したとき、押圧部材61のひねりパンチ7
1は受け台62に設けたL型揺動片67の横行部66の
先端部へ衝接し、該揺動片67を時計方向に回転する。
このため、該揺動片67の縦行部65が上方へ移動し、
図13に概略的に示すように、この縦行部65の先端部
は、その上方位置に配置されている上方送りサン17の
開口19の点T1を上方へ押し上げる。一方、押圧部材
61のひねりパンチ70は、同様に図13に概略的に示
すように、開口19の、前記点T1に対向した点T2を
下方に向かって押し下げる。このため、該上方送りサン
17に形成されているコネクタ20の先端部に設けてあ
る開口19は、図13に概略的に示すように、ひねり又
はねじり変形を受けることになる。ひねりパンチ70、
71にはその長さを調整するための調整手段72、73
が設けてある。
【0021】ひねり作業が完了した時点でプレート16
は1ピッチ(ワーク2つ分)だけ矢印39の方向へ送ら
れる。このため、タブカット位置P1ではワーク15
(W1)のタブカットが開始する。このため先に述べた
と同様に、ワーク15(W1)を下側から支承するため
ワーク保持装置43が上昇する。このとき、同時にワー
ク受け台44も上昇する。このため、このワーク受け台
44は、先に仮置き台58上に仮置きされたワーク15
(W5)を受け入れる。しかして、ワーク受け台45に
よって受け入れられたワーク15(W1)にタブカット
作業が施されてこのワークがひねり作業位置まで運ばれ
る際に、ワーク受け台44によって受け入れられたワー
ク15(W5)は引掛け位置P5まで移送されることに
なる。
【0022】引掛け位置には図14に示すような引掛け
装置42が配置されている。引掛け装置42は、本件装
置10のフレームに固定されておりかつ水平方向に伸び
ているレール74を備えている概ねL字形断面を有して
いる案内部材75と、該案内部材75のレール74によ
って支持されておりかつ垂直方向に伸びているレール7
6を備えている直立部材77と、該直立部材77のレー
ル76に支持されている垂直移動部材78と、前記直立
部材77をレール74に沿って水平方向に起動する水平
起動手段79と、前記垂直移動部材78をレール76に
沿って垂直方向に起動する垂直起動手段80と、を有し
ている。垂直移動部材78には、図1の矢印31で示す
方向に伸びているレール81を有している。該レール8
1には、水平脚部82と垂直脚部83とから構成されて
いるワーク受け取り部材84が案内されている。
【0023】前記図16に示すワーク保持装置43によ
って運ばれて来たワーク15は図14の引掛け装置42
の、L字形をなすワーク受け取り部材84の直前にて停
止する。その後、該ワーク15の、図14において左側
に、第2垂直脚部88が配置される。この第2垂直脚部
88は図16に示すワーク保持装置43の、ワーク受け
台44、44;45、45を支持しているプレート46
のU字形をなす切り込み部分内に配置されており、その
位置から隆起するか、又は、該ワーク保持装置43の上
方に配置されており、その位置から下降することによっ
て、所定位置へ配置されるようになっている。該第2垂
直脚部88が所定位置へ位置付けられた後、必要に応じ
て起動手段79、80が作動して、ワーク受け取り部材
84を所定の位置に位置調整する。該ワーク受け取り部
材84の垂直脚部83には3個の爪手段85が設けてあ
る(図14においては図面を明確にするため、手前側の
爪手段は省略してある)。同様に前記第2垂直脚部88
のワーク15に対置する面にも3個の爪手段87が設け
てある。ここで、これらの爪手段85、87のうち、中
央の爪手段はその両端の爪手段よりも長くなっている。
しかして、前記起動手段79、80による位置調整が完
了した後、垂直移動部材78の下方に取り付けてある別
の起動手段86を起動する。この起動手段86は該ワー
ク受け取り部材84をレール81に沿って移動する機能
を有している。このため、ワーク受け取り部材84はレ
ール81に沿って移動してワーク受け台44によって支
持されているワーク15の方へ接近する。図示していな
い同様の手段によって、第2垂直脚部88も同時にワー
ク15の方へ接近する。この結果、垂直脚部83の中央
部の爪手段と、第2垂直脚部88の中央部の爪手段と、
が初めに、ワーク15の中央部にあるピン受け入れ孔1
5a内に接近し該ワーク15を保持することになる。更
に垂直脚部83と第2垂直脚部88とがワーク15に接
近することにより、それぞれ中央の爪手段がピン受け入
れ孔15a内に嵌合し、該ワーク15を回転自在に枢支
する。垂直脚部83と第2垂直脚部88とが更にワーク
15に接近すると、垂直脚部83の両端側の爪手段がそ
れぞれワーク15の上方面及び下方面に接近し、一方、
第2垂直脚部88の両端側の爪手段がそれぞれワーク1
5の下方面及び上方面に接近し、こうして、例えばワー
ク15のピン受け入れ孔15aの一端側は垂直脚部83
の第1の爪手段と第2垂直脚部88の第1の爪手段とに
よってその上下面を保持され、ワーク15のピン受け入
れ孔15aの他端側は垂直脚部83の第3の爪手段と第
2垂直脚部88の第3の爪手段とによってその上下面を
保持され、こうしてワーク15は完全に引掛け装置42
の爪手段によって回転不能な状態で保持される。ここで
理解されるべきことは、垂直脚部83、88によって挟
持されたワーク15の少なくとも一端部はこれらの垂直
脚部83、88からはみ出していることである。次いで
この引掛け装置42の爪手段を上昇させた後又はワーク
保持装置43を下降させた後、該ワーク保持装置43を
矢印49と反対の方向へ移動し、それぞれワーク受け台
44、45はひねり位置及びタブカット位置まで戻り、
所定の作業準備状態をとる。
【0024】これらの爪手段85、87がワーク15の
両側面の孔15a及びその上下面を安全にかつ確実に保
持した後、前記垂直起動手段80を更に上方へ起動し、
図15に示すように、該ワーク端部の概ね四角形断面を
有する口金89の部分を、前記上方送りサン17のコネ
クタ20先端部の開口19であって、前記ひねり装置4
1によってひねりを付加された開口19の上方部分まで
移動する。次いで水平起動手段79によってワーク15
の口金89を前記プレート16のコネクタ20上方付近
まで押し出す。その後、該垂直起動手段80を作動し
て、ワーク15の口金89の切欠部90が、コネクタの
下方部分まで下降し、該コネクタ20が口金89の内部
に位置するようにする。次いで水平起動手段79によっ
てワーク15の口金89を前記プレート16のコネクタ
20から開口19の方へ強く引き寄せる。その結果、ひ
ねりを加えられた該開口19は、図15に示すように、
概ね四角形断面を有する口金89の対角線上の角部に密
着した状態で嵌合することになる。
【0025】図4において、ヘッド32は、位置P1に
おいてワークW3をタブカットした後、位置P3におい
て上方送りサン17の開口19をひねり加工する。次い
で位置P5において今やワークW7となっている該ワー
クを開口19に引掛けた位置をとる。その後このワーク
は、順次、W9、W11、W13、W15、W17、W
19として矢印39方向へ送られる。一方、ヘッド33
は、それまでプレート16の上方送りサン17及び下方
送りサン18へタブ連結されているワークW12を位置
P10において該ワークをタブカットした後、位置P1
2において上方送りサン17の開口19をひねり加工す
る。次いで位置P14において今やワークW16となっ
ている該ワークを開口19に引掛けた位置をとる。その
後このワークは、順次、W18として矢印39方向へ送
られる。このため、本発明のワイパ部品処理作業本体1
2においては、位置P14を経過すると、全てのワーク
が、図17に示すように、上方送りサン17のひねり開
口に対して安定した掛け止め状態となって保持されてい
るワイパ部品吊り下げ体100が形成される。
【0026】このワイパ部品吊り下げ体100即ち、上
方送りサン17へ対してひねり開口19を介して掛け止
めされた所定数(図4の例では14個)のワーク15を
備えた組立体100は、次いで、供給装置91を介して
ワーク収容ボックス13のパレット92へ供給される。
供給装置91は、矢印31の方向に沿って、前記引掛け
装置42から送り出されたワイパ部品吊り下げ体100
を図1のBの位置からワーク収容ボックス13上のパレ
ット92の位置まで移動可能なように矢印31の方向に
沿って伸びている案内レール93に摺動自在に載置され
ている。更にこの供給装置91には、前記ワイパ部品吊
り下げ体100の送りサン17の端部より僅かに内側を
把持する一対のグリッパ95が設けてあり、公知の起動
部材(図示なし)が該グリッパ95を上下に移動可能に
支持している。一方、ワーク収容ボックス13の端部上
方には、前記ワイパ部品吊り下げ体100の送りサン1
7の端部を把持する一対のグリッパ94が設けてあり、
公知の起動部材(図示なし)によって該グリッパ94を
上下に移動可能に支持しており、更にこれらのグリッパ
94はモータ等によって90度回転出来るようになって
いる。このため、該供給装置は91は、グリッパ95に
よって、吊り下げ体形成装置12の床面にあるワイパ部
品吊り下げ体100の送りサン17を把持し、その後、
これを水平状態のまま該床面から上昇させる。次いで該
水平状態の吊り下げ体100をレール93に沿ってボッ
クス13の上面まで移送する。次いでその位置でワイパ
部品吊り下げ体100の送りサン17の端部がグリッパ
94によって把持されると同時に、グリッパ95による
把持が解放される。しかる後に、グリッパ94はワイパ
部品吊り下げ体100を水平状態に保持したまま所定の
高さまで上昇する。次いで該グリッパ94が90度回転
して、該吊り下げ体100を水平位置から垂直位置に姿
勢を変化させる。その後、グリッパ94が下降して吊り
下げ体100をパレット92上に案内する。パレット9
2は、底板と、この底板の両端から立ち上がっている一
対の柱部材とによって構成されており、ボックス13上
面及び内部に設けられたコンベアによって一方向に循環
するようになっている。吊り下げ体100の長さと実質
的に同一の距離だけ離れて配置されている前記柱部材の
上端部には、前記吊り下げ体100の両端を受け入れる
ための受け溝が設けてある。この溝に前記垂直状態に位
置した吊り下げ体100の両端が受け入れられ、その
後、グリッパ94が吊り下げ体100を解放する。次い
で、該吊り下げ体100はパレット92に支持された状
態でボックス13の上面に設けられたコンベアによって
一方向に移送され整列される。
【0027】ボックス13へ整列された該吊り下げ体1
00はその後、順次塗装処理過程へ送られ、塗装加工が
施される。
【0028】塗装加工が完了した後、作業員は、各ワー
ク15を上方送りサン17のひねり開口19から取り外
す。この取り外し作業は作業員が手動によって容易に達
成することが出来る。しかし必要なら、上記引掛け作業
と反対の工程を経ることにより容易に自動装置によって
達成することも出来る。なお、ワークを引掛け保持して
いたひねり開口及びコネクタを有している使用済みの上
方送りサン17は、ワークを取り外した後、廃棄処分す
る。
【0029】なお、図示の実施例において、打ち抜き開
口19の一部がタブ21と一緒に抜き取られているが、
これは必須の要件ではなく、ある場合には、タブカット
パンチ51は、タブ21のみを切断し、打ち抜き開口1
9は最後まで連続したリング状を保持することも出来
る。これにより開口19がひねり加工された場合の該開
口の剛性を更に強化することが出来る。また、引掛け装
置42において、図示の例ではワーク15を2つの垂直
脚部83、88の中央の長い爪手段とその両側の2本の
爪手段(合計6個)とを使用して保持しているが、これ
は中央の長い爪手段とその側方の1本の爪手段(合計4
個)とを使用して保持することも出来るのである。ま
た、本発明のワイパ部品処理装置10における供給装置
91においては、引掛け装置42から送り出されたワイ
パ部品吊り下げ体100を図1のBの位置からワーク収
容ボックス13上のパレット92の位置まで移動する際
に、グリッパ95からグリッパ94へ持ち変えている
が、当業者に明らかなように、一方のグリッパを上下移
動、左右移動及び回転運動可能なように取り付けること
により、他方のグリッパは不要となることは明らかであ
る。
【0030】
【発明の効果】この発明においては、ワークを塗装治具
へ引掛ける作業が完全に自動化されているので、作業効
率が高くなり、かつこれまでの人員が半減出来る。ま
た、専用の塗装治具が全く不要になっている。このため
一回の塗装作業が終了する度毎に、通電性をよくするた
めに、塗装治具へついた塗膜を焼却しショットブラスト
して剥離させるという面倒な工程が不要となり、設備費
が減少しかつまたそのための人員も不要となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス加工されたプレートを本件発明の装置へ
供給し次いでワイパ部品に塗装加工する前までの作業全
体を行うワイパ部品処理装置の全体斜視図である。
【図2】図1の円Aで示す部分の拡大図である。
【図3】打ち抜きプレート収容マガジンの全体斜視図で
ある。
【図4】本件発明の各工程を示すための処理位置とワイ
パ部品位置との関係を示す図である。
【図5】打ち抜き成形プレートを移送する手段の一例を
示す図である。
【図6】図1のワイパ部品処理装置の全体を示す平面図
である。
【図7】本発明のワイパ部品吊り下げ体形成装置の全体
を示す斜視図である。
【図8】本発明のワイパ部品吊り下げ体形成装置のタブ
カット装置部分を示す斜視図である。
【図9】図8に示すタブカット装置の当該装置とワイパ
部品との関係を示す側面図である。
【図10】図8に示すタブカット装置の当該装置とワイ
パ部品との関係を示す平面図である。
【図11】図8に示すタブカット装置によってタブカッ
トされた後の送りサンとワイパ部品との関係を示す斜視
図である。
【図12】本発明のワイパ部品吊り下げ体形成装置のひ
ねり装置を示す斜視図である。
【図13】図12に示すひねり装置によるひねり作業を
示す図である。
【図14】本発明のワイパ部品吊り下げ体形成装置の引
掛け装置を示す斜視図である。
【図15】図14に示す引掛け装置による引掛け作業を
示す図である。
【図16】ワイパ部品保持装置の全体斜視図である。
【図17】図1の円Bで示す部分の拡大図であり、本件
発明が形成するワイパ部品吊り下げ体の全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
10:ワイパ部品処理装置 11:打抜きプ
レート収納マガジン 12:ワイパ部品吊り下げ体形成装置 13:ワーク収
容ボックス 15:ワイパ部品、ワーク 15a:ピン受
け入れ孔 16:打ち抜き成形プレート 17、18:送
りサン 19:開口 20:コネクタ 21、22:タブ 23:開口 24、25:溝 30:フィーダ 30a:レール 30b:ブラケ
ット 30c:ロータリアクチュエータ 30d:アーム 32:第1作業ヘッド 33:第2作業
ヘッド 34、35:案内レール 36:溝 37a、37b:開口 38a,38
b:係合ピン 40:タブカット装置 41:ひねり装
置 42:引掛け装置 43:ワーク保
持装置 44、45:ワーク受け台 46:プレート 47:昇降装置 48:枠体 50:下型 51:タブカッ
トパンチ 52:起動装置 53:ワーク受
け部 54:突起部 55:タブ抜き
穴 56:エア送り管 57:バキュー
ム管 58:仮置き台 60:支持部材 61:押圧部材 62:受け台 63:位置調整手段 63a:楔片 63b:ばね 64:軸 65:縦行部 66:横行部 66a:ばね 66b:ストッ
パ 67:揺動片 69:ワーク押
さえ 70、71:ひねりパンチ 72、73:調
整手段 74:レール 75:案内手段 76:レール 77:直立部材 78:垂直移動部材 79:水平起動
手段 80:垂直起動手段 81:レール 82:水平脚部 83:垂直脚部 84:ワイパ部品受け取り部材 85:爪手段 86:起動手段 87:爪手段 88:第2垂直脚部 89:口金 90:切欠部 91:供給装置 92:パレット 93:案内レー
ル 94、95:グリッパ 100:ワイパ
部品吊り下げ体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパ部品15の一端部が、タブ21
    と、開口19を備えたコネクタ20と、を介して送りサ
    ン17へ連結された状態においてワイパ部品15を打ち
    抜き成型すること、 該タブ21を切断することにより該ワイパ部品15を送
    りサン17から分断すること、 ワイパ部品15と送りサン17とを連結していたコネク
    タ20の開口19にひねりを加えること、 該ひねりを加えた開口19へ、ワイパ部品15を引掛け
    固定すること、 からなるワイパ部品へ塗装加工を施すためのワイパ部品
    吊り下げ体100を形成するためのワイパ部品吊り下げ
    体形成方法。
  2. 【請求項2】 ワイパ部品受け台45が、タブ21を切
    断することにより送りサン17から分断されるワイパ部
    品15を予め受け止めること、 ワイパ部品受け台45が、送りサン17から分断された
    ワイパ部品15を、前記ひねりを加える位置まで搬送し
    そこで解放すること、 ワイパ部品受け台45が、送りサン17から分断される
    ワイパ部品15を受け止める位置へ復帰すること、 ワイパ部品受け台45が、再びワイパ部品15を予め受
    け止めること、 ワイパ部品受け台45が、該分断されたワイパ部品15
    を、前記ひねりを加える位置まで搬送すると同時に、該
    ワイパ部品受け台45が先にその位置に解放したワイパ
    部品15を、該ワイパ部品受け台45に連設した別のワ
    イパ部品受け台44が、当該先のワイパ部品15を送り
    サン17に引掛ける位置まで搬送すること、 の工程を含む請求項1に記載のワイパ部品吊り下げ体形
    成方法。
  3. 【請求項3】 ワイパ部品15に塗装加工を施すため、
    ワイパ部品15の一端部が、タブ21と、開口19を備
    えたコネクタ20と、を介して送りサン17へ連結され
    た状態で打ち抜き成型されている成型プレート16か
    ら、該ワイパ部品15を分離し、この分離したワイパ部
    品15を送りサン17へ引掛け固定しているワイパ部品
    吊り下げ体100を形成するための少なくとも一個の作
    業ヘッド32を有しているワイパ部品吊り下げ体形成装
    置12であって、 タブ21を切断することによって成型プレート16から
    ワイパ部品15を分離するタブカット装置40と、 コネクタ20の開口19にひねりを加えるためのひねり
    装置41と、 ひねりを加えたコネクタ20の開口19にワイパ部品1
    5を引掛け保持する引掛け装置42と、 を備えている少なくとも一個の作業ヘッド32を有して
    いることを特徴とするワイパ部品吊り下げ体形成装置。
  4. 【請求項4】 タブカット装置40が、ワイパ部品15
    の端部を確実に受け止める突出部54と切断されるタブ
    21、22を受け入れるタブ抜き穴55とを有している
    下型50と、タブを切断するためのタブカットパンチ5
    1と、により構成されている請求項3のワイパ部品吊り
    下げ体形成装置。
  5. 【請求項5】 ひねり装置41が、開口19の1側部分
    を1方向に押圧するひねり部材71、67と、開口19
    の他側部分を他方向に押圧するひねり部材70と、によ
    り構成されている請求項3又は4のワイパ部品吊り下げ
    体形成装置。
  6. 【請求項6】 引掛け装置42が、ワイパ部品15を保
    持する保持手段83、85、87、88及び86と、該
    保持手段を上下方向及びこれに直交する方向に起動する
    起動手段79、80と、により構成されている請求項3
    又は4又は5のワイパ部品吊り下げ体形成装置。
  7. 【請求項7】 タブカット装置40がタブ21、22を
    切断することにより送りサン17から分断されるワイパ
    部品15を予め受け止めるため、ワイパ部品保持装置4
    3が設けてあり、このワイパ部品保持装置43が一対の
    ワイパ部品受け台44、45と、該一対のワイパ部品受
    け台44、45を同時に上下方向及びこれに直交する方
    向に移動する手段47、48を有しており、一方のワイ
    パ部品受け台45がタブカット位置にあるとき、他方の
    ワイパ部品受け台44がひねり位置にあり、該一方のワ
    イパ部品受け台45がひねり位置にあるとき、他方のワ
    イパ部品受け台44が引掛け位置にあり、 更に、ひねり位置にはワイパ部品15を受け止める仮置
    き台58が設けてあることを特徴とする請求項6のワイ
    パ部品吊り下げ体形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6564441B2 (en) 2000-02-02 2003-05-20 Asmo Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing wiper levers
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CN108972009A (zh) * 2018-07-03 2018-12-11 合肥达凯工贸有限公司 一种车厢板生产系统
CN114378181A (zh) * 2021-12-15 2022-04-22 宁波凯理特机器人科技有限公司 一种雨刮边料折断机

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