JPH09117997A - 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルム - Google Patents

磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルム

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JPH09117997A
JPH09117997A JP21726096A JP21726096A JPH09117997A JP H09117997 A JPH09117997 A JP H09117997A JP 21726096 A JP21726096 A JP 21726096A JP 21726096 A JP21726096 A JP 21726096A JP H09117997 A JPH09117997 A JP H09117997A
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film
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magnetic recording
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JP21726096A
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Katsuya Okamoto
克哉 岡本
Koichi Abe
晃一 阿部
Toru Miyake
徹 三宅
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 A/B/Cの少なくとも3層以上の積層ポリ
エステルフィルムであって、A層表面の総突起数が10
0万個/mm2 以上であり、A層と反対側の最外層を構
成するC層の厚みが、フィルム全体の厚みの60〜90
%を占め、さらにA層側に磁性層を設けてなることを特
徴とする磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィ
ルム。 【効果】 本発明のフィルムは、少なくとも3層以上の
積層構成とし、磁性面側の突起数を規定し、さらに走行
面側を構成する積層部分のフィルム全体に対する厚み比
率を特定範囲としたので、特に高性能が要求されるデジ
タルVTRテープ用、大容量データストレージ用途にお
いて、優れた出力特性と、磁性面側の粗大突起低減によ
るドロップアウト抑制を両立することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体用二
軸配向積層ポリエステルフィルムに関するものであり、
磁気記録媒体用ベースフィルム、特にデジタル記録方式
のVTRテープ用もしくはデータカートリッジテープ用
のベースフィルムとして好適な積層ポリエステルフィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録媒体として代表的なもの
として、金属薄膜型磁気記録媒体や強磁性体を薄膜塗布
したものがある。金属薄膜型磁気記録媒体としては、ポ
リエステルフィルムにCo−NiやCo−Crなどから
なる金属薄膜型磁性層を設けてなる磁気記録媒体が知ら
れている(例えば、特開昭58−68225号公報)。
磁気記録のハード、ソフトの高性能化に伴い、磁気テー
プの磁性体もより高い出力が求められるようになってき
ており、今後登場が予想される、家庭用の小型デジタル
VTR用テープ、さらにHDTV方式対応のVTRテー
プの主力として、高性能メタル蒸着型テープの開発が進
められている。一方、塗布型磁気記録媒体においても高
出力化のために磁性層の薄膜化が進んでいる。このよう
な、磁気記録システムの変化に合わせて、磁気記録媒体
のベースフィルムにも様々な改良が加えられており、様
々な積層タイプのフィルムが知られている。従来の2層
積層の二軸配向ポリエステルフィルムにおいて、片面に
ついて平滑性(磁気テープにした時のC/N(キャリヤ
/ノイズ比)の高さに関与)と滑り性(磁気テープの走
行性に関与)、耐久性(耐摩耗性など)の3者を満足さ
せたものがある(例えば特開平2−77431号公
報)。さらに、磁性面側の平滑性を著しく高めて磁気テ
ープの出力を向上させるために、3層構成とし、表裏の
粗さに差を与えたものも知られている(例えば特開平5
−212788号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の積層ポリエステルフィルムでは、磁性面側(蒸着面
側)の粗さ(Ra)を小さくし、かつドロップアウトや
ヘッド偏摩耗などの原因となる粗大突起を極力減らす必
要から、磁性面側を構成する層と隣接する層(A/B/
C構成のB層にあたる)のポリマは出来る限り異物をな
くす必要があるため、通常触媒として添加される金属化
合物の含有量が少ないものを適用する必要があった。
【0004】ポリエステルフィルムを製膜する際に、通
常、溶融押出したシート状ポリエステルを回転冷却ドラ
ムなどで急冷するが、この時の冷却ドラムとの密着性を
向上させ、製膜速度を向上させるための手段として静電
印加(SIと略記する)キャスト法などが行われている
が、一般に蒸着テープ用や高性能メタル塗布型テープ用
のフィルムの場合、含有金属化合物量が少ないため、キ
ャスティングドラムとの密着性が悪く、表面平滑性が損
なわれ、出力特性やドロップアウトが劣ったものとな
る。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決し、高性能
が要求される金属薄膜型テープや磁性層が薄膜化された
塗布型テープに用いたときも、ドロップアウトやヘッド
偏摩耗などの原因となる粗大突起が極めて少なく、それ
と同時に優れた出力特性が得られるような磁気記録媒体
用二軸配向積層ポリエステルフィルムを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルムは、
A/B/Cの少なくとも3層以上の積層ポリエステルフ
ィルムであって、A層表面の総突起数が100万個/m
2 以上であり、A層と反対側の最外層を構成するC層
の厚みが、該積層ポリエステルフィルム全体の厚みの6
0〜90%を占め、さらに該積層ポリエステルフィルム
のA層側に磁性層を設けて使用されることを特徴とする
ものからなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のフィルムを構成するポリ
マは、ポリエステルであれば特に限定されないが、特に
エチレンテレフタレート、エチレン−2,6−ナフタレ
ート単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要
構成成分とするのが望ましい。
【0008】また、本発明を構成するポリエステルは結
晶性である場合に、機械的特性、表面の走行耐久性が一
層良好となるので望ましい。なお、本発明のフィルム
は、上記組成物を主要成分とするが、本発明の目的を阻
害しない範囲内であれば、他種ポリマをブレンドしても
よいし、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、
結晶核生成剤等の無機または有機添加剤が添加されてい
てもよい。
【0009】本発明のフィルムは、少なくともA層、B
層、C層の3層がこの順に積層された(これをA/B/
Cと表す)少なくとも3層以上の積層フィルムであっ
て、一方の最外層を構成するA層の表面には、金属薄膜
型テープとした場合の走行耐久性を良好にする目的で、
微細な突起を高密度に形成させる必要がある。表面突起
数が100万個/mm2 よりも少ないと、磁性面の走行
摩擦が大きくなり、テープが磁気ヘッドに貼り付くなど
のトラブルの原因となる。表面突起数は、好ましくは2
00万個/mm2 以上、さらに好ましくは300万個/
mm2 以上の場合に磁性面の繰り返し走行耐久性が良好
となる。
【0010】上記の微細突起を形成させるために、A層
には不活性粒子をA層の総重量に対して0.05〜1.
5重量%含有させることが望ましい。含有量が上記範囲
より少ないと、突起数が少なすぎて走行摩擦が大きくな
り、また上記範囲より多いと出力、C/Nが低くなるの
で望ましくない。好ましくは0.2〜1.2重量%、さ
らに好ましくは0.5〜1.0重量%の場合に金属薄膜
型テープとした時の特性が特に良好となる。含有される
粒子の平均粒径は0.01〜0.20μm の範囲である
ことが好ましく、より好ましくは0.02〜0.10μ
m 、さらに好ましくは0.02〜0.06μm であるこ
とが望ましい。平均粒径が上記範囲より小さいと滑り性
と走行耐久性が悪化し、この範囲より大きいと、磁性面
に形成される突起の高さが大きくなりすぎるため、スペ
ーシング損失が大きくなり出力が低下するので好ましく
ない。本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子は、粒径比(粒
子の長径/短径)が1.0〜1.3の粒子、特に球形状
の粒子の場合に滑り性、走行耐久性がより一層良好とな
るので望ましい。
【0011】使用される不活性粒子の種類は特に限定さ
れないが、出力特性、走行耐久性の点からコロイダルシ
リカもしくは有機粒子、中でも架橋型有機粒子、特にジ
ビニルベンゼン粒子が好ましい。その他の粒子として、
アルミナ、ジルコニア、シリカ、酸化チタンなどの凝集
粒子、または単分散した炭酸カルシウム、酸化チタンな
ども適切なポリマ中での粒子分散により用いることが可
能である。これらの粒子を複数併用してもよい。
【0012】上記の粒子を所定量含有し、A層の厚みを
0.01〜0.3μm とすることにより、高さの均一な
突起が高密度に形成できるので好ましい。
【0013】さらに、A層表面の全反射ラマン結晶化指
数が20cm-1以下、好ましくは19cm-1以下である
場合に、走行耐久性が良好となるので望ましい。
【0014】さらに、A層表面の粗大突起を低減し、ド
ロップアウトやヘッド偏摩耗を抑制するために、A層に
隣接する層(B層とする)には、実質的に不活性粒子を
含有していないことが好ましい。本発明の積層フィルム
の場合、A層の厚みが薄いために、B層中に存在する粒
子やコンタミなどの影響がA層表面にまでおよび、結果
としてA層表面にうねりが生じやすくなるため、B層を
構成するポリマは出来る限り、重合時の触媒残査などに
起因するポリマに不溶性の粒子などが少ないものである
ことが望ましい。
【0015】ポリエステルにおいて上記不溶性粒子の原
因となるのは、例えばポリエチレンテレフタレート(P
ET)の場合は、エステル交換反応時に触媒として用い
られる、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、亜鉛化合物、マンガン化合物など、および反応終了
段階で添加されるリン化合物などであり、さらに、重縮
合反応触媒として用いられる金属化合物(例えば、アン
チモン化合物、チタン化合物、ゲルマニウム化合物な
ど)なども原因として挙げられる。
【0016】B層を構成するポリエステルとしては、エ
ステル交換反応時の金属化合物含有量が少なく、また、
重縮合反応触媒としては不溶性粒子が生成しにくいゲル
マニウム化合物を用いたものを使用することが望まし
い。
【0017】また、本発明の積層フィルムでは、前述の
B層のA層側とは反対側にC層を設けて少なくともA/
B/Cの3層構成の積層フィルムとすることが必要であ
る。これによって、ハンドリング性、走行耐久性、巻き
取り性が飛躍的に向上する。ここで、C層の厚みが、フ
ィルム全体の厚みの60〜90%を占めることが必要で
ある。好ましくは、62〜87%、さらに好ましくは6
5〜85%の場合に、口金よりキャストされたシートと
キャスティングドラムとの密着性が向上し、A層表面に
存在する粗大突起が極めて少なくなるので望ましい。
【0018】C層厚みが、上記範囲よりも小さいと、B
層を構成するクリーンなポリマの比率が高くなり、キャ
スト性に劣ったものとなり、ドラムとシートの密着性が
低下し、フィルム表面にうねりが発生するため出力特性
が劣ったものとなる。逆に、C層厚みが上記範囲よりも
大きいと、B層厚みが薄くなりすぎるため、C層中に含
有される粒子の影響がB層、A層を通して、A層表面に
粗大突起となって影響するため好ましくない。
【0019】C層には、A層、B層と同様のポリマを使
用することが望ましく、さらに不活性粒子を含有してい
ることが好ましい。この場合、平均粒径は0.1〜1.
0μm 、好ましくは0.2〜0.8μm 、含有量は0.
05〜2.0重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%
で、架橋型有機粒子、または炭酸カルシウム、アルミ
ナ、シリカ、酸化チタン、カーボンブラック等から選ば
れる粒子を含有することが望ましい。
【0020】また、C層を構成するポリエステルは、そ
の溶融比抵抗が9.0×108 Ω・cm未満、好ましく
は7.0×108 Ω・cm未満、さらに好ましくは3.
0×108 Ω・cm未満である場合に、キャスト性が向
上し、ドラムとの密着性が良好となり、表面平滑性に優
れたフィルムを得ることができるので望ましい。
【0021】ポリエステルの溶融比抵抗を本範囲とする
ためには、ポリエステル106 gあたりに含有されるア
ルカリ土類金属化合物、亜鉛化合物およびマンガン化合
物のモル数M、また、アルカリ金属化合物のモル数A、
ならびにリン化合物のモル数Pとした場合に次式を満足
することが望ましい。
【0022】M+(A/2)−P ≧ 0.5 ポリエステルの溶融比抵抗を制御する金属化合物として
は、ポリエステルの製造段階で添加される、アルカリ土
類金属、亜鉛、マンガン、アルカリ金属化合物の脂肪族
カルボン酸塩、ハロゲン化物およびメチラート、エチラ
ート、エチレングリコラートなどのアルコラートなどの
グリコール可溶性の金属化合物を挙げることができる。
特に、マグネシウム化合物、マンガン化合物、およびア
ルカリ金属化合物が粒子の析出や熱安定性の低下を抑制
するために好ましい。
【0023】また、リン化合物としては、リン酸、亜リ
ン酸、およびそれらのエステルから選ばれた少なくとも
1種類を用いることができる。具体的には、リン酸、モ
ノメチルホスフェート、ジメチルホスフェート、トリメ
チルホスフェート、トリブチルホスフェート、亜リン
酸、亜リン酸トリメチルなどが例示される。
【0024】本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せ
しめたフィルムである。一軸あるいは無配向フィルムで
は機械強度が不足するので好ましくない。
【0025】本発明においては、共押出法によって積層
フィルムとすることが好ましい。インラインあるいはオ
フラインでのコーティング法を用いることも可能である
が、フィルム表面の耐摩耗性を高め、さらに保存特性
(特に高湿度下での安定性)を高めるためには共押出法
が望ましい。
【0026】また、本発明のフィルムは、フィルムの厚
さ方向の一部分、例えば、表層付近のポリマ分子の配向
が、無配向、あるいは一軸配向になっていない、すなわ
ち、厚さ方向の全部分の分子配向が二軸配向である場合
に出力特性がより良好となる。特にアッベ屈折計、レー
ザーを用いた屈折率計、全反射レーザーラマン法などに
よって測定される分子配向が、表面、裏面ともに二軸配
向である場合に出力特性がより一層良好となるので望ま
しい。
【0027】本発明のフィルムは特に高出力および低い
エラーレートが要求される、民生用および業務用、放送
局用デジタル記録方式VTR用磁気記録媒体のベースフ
ィルムもしくは大容量のデータカートリッジテープ用ベ
ースフィルムとして好ましく用いられる。
【0028】次に本発明フィルムの好ましい製造方法に
ついて説明するが、これに限定されるものではない。
【0029】まず、ポリエステルに粒子を含有せしめる
方法としては、ジオール成分であるエチレングリコール
のスラリーの形で分散せしめ、このエチレングリコール
を所定のジカルボン酸成分と重合せしめるのが好まし
い。また、粒子のエチレングリコールのスラリーを14
0〜200℃、特に180〜200℃の温度で30分〜
5時間、特に1〜3時間熱処理する方法は本発明の効果
をより一層高めるために有効である。
【0030】また、ポリエステルに粒子を含有せしめる
他の方法として、粒子をエチレングリコール中で熱処理
した後、溶媒を水に置換したスラリーの形でポリエステ
ルと混合し、ベント方式の二軸押出機を用いて混練して
ポリエステルに練り込む方法も本発明の目的を達成する
ためにはきわめて有効である。
【0031】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記方法で高濃度マスターを作っておき、それを製膜時に
粒子を実質的に含有しないポリマで希釈して粒子の含有
量を調節する方法が有効である。
【0032】かくして、粒子を所定量含有するポリエス
テルA(A層用)、粒子を実質的に含有せず、さらに金
属化合物量の少ないポリエステルB(B層用)、粒子を
所定量含有し、かつ金属化合物を比較的多く含有したポ
リエステルC(C層用)を必要に応じて乾燥する。
【0033】A/B/Cの3層構成の積層フィルムとす
る場合は、上記のポリエステルA、B、Cを3台の押出
機に供給し、3層のマニホールドまたは、合流ブロック
を用いて積層する。ここでポリマ押出量はC層が最も多
くなり、合流ブロックを用いて積層する場合、それぞれ
のポリマ流路断面積がA<B<Cの順に大きくなってい
るものを使用することが、本発明の積層構成のフィルム
を得るために有効である。積層されたシートを口金より
押出し、キャスティングロールで冷却して未延伸フィル
ムを作る。この場合、ポリエステルAのポリマ流路に、
スタティックミキサー、ギヤポンプを設置する方法は本
発明の効果をより一層良好とするために有効である。ま
た、C層側表面が、キャスティングロールと接触するよ
うにキャストすることが、出力特性、ドロップアウトの
点から好ましい。
【0034】次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二
軸配向させる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法また
は同時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手
方向、次に幅方向の延伸を行う逐次二軸延伸法が好まし
く、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦延伸倍
率を3.0〜6.5倍で行う方法が好ましい。ただし、
熱可塑性樹脂が溶融光学異方性樹脂である場合は、長手
方向延伸倍率は1.0〜1.1倍が適切である。長手方
向延伸温度は熱可塑性樹脂の種類によって異なり一概に
は言えないが、通常その1段目を50〜160℃とし、
2段目以降はそれより高くすることが本発明フィルムの
目的を達成するために有効である。長手方向延伸速度は
5,000〜50,000%/minの範囲が好適であ
る。幅方向の延伸方法としてはステンタを用いる方法が
一般的であり、延伸倍率は3.0〜7.0倍の範囲が適
当である。延伸速度は1,000〜20,000%/m
in、温度は80〜160℃の範囲が好適である。次に
この延伸フィルムを熱処理する。この場合の熱処理温度
は150〜240℃、特に170〜210℃、時間は
0.5〜60秒の範囲が好適である。
【0035】
【物性の測定方法ならびに効果の評価方法】本発明の特
性値の測定方法ならびに効果の評価方法は次の通りであ
る。
【0036】(1)粒子の平均粒径 フィルムを厚さ方向に1000〜8000オングストロ
ーム程度の超薄切片とし、透過型電子顕微鏡(日本電子
製JEM−1200EX)を用いて3万〜20万倍程度
の倍率で場所を変えて粒子を観察し、次式により求め
た。数平均径Dを平均粒径とした。
【0037】D=ΣDi/N ここで、Diは粒子の円相当径、Nは個数である。
【0038】(2)粒子の含有量 熱可塑性樹脂を溶解し、粒子を溶解しない溶媒を選択
し、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
場合によっては、赤外分光法の併用も可能である。
【0039】(3)積層厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、表層か
ら深さ3000nmの範囲のフィルム中の粒子の内、最
も高濃度の粒子に起因する元素とポリエステルの炭素元
素の濃度比(M+ /C+ )を粒子濃度とし、表面から深
さ3000nmまで厚さ方向の分析を行う。表層では表
面という界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざか
るにつれて粒子濃度は高くなる。本発明フィルムの場合
はいったん極大値となった粒子濃度がまた減少し始め
る。この濃度分布曲線をもとに表層粒子濃度が極大値の
1/2となる深さ(この深さは極大値となる深さよりも
深い)を求め、これを積層厚さとした。条件は次の通り
とした。
【0040】 測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) 西独、ATOMIKA 社製 A-DIDA3000 測定条件 1次イオン種 :O2 + 1次イオン加速電圧:12kV 1次イオン電流 :200nA ラスター領域 :400μm □ 分析領域 :ゲート30% 測定真空度 :5.0×10-9Torr E−GUN :0.5kV−3.0A なお、表層から深さ3000nmの範囲に最も多く含有
される粒子が有機高分子粒子の場合はSIMSでは測定
が難しいので、表面からエッチングしながらXPS(X
線光電子分光法)、IR(赤外分光法)などで上記同様
のデプスプロファイルを測定し、積層厚さを求めても良
いし、また電子顕微鏡などによる断面観察で粒子濃度の
変化状態やポリマの違いによるコントラストの差から界
面を認識し、積層厚さを求めることもできる。さらに
は、積層ポリマを剥離後、薄膜段差測定機を用いて積層
厚さを求めることもできる。
【0041】(4)表面突起個数、高さ 4検出方式のフィールドエミッション電子線三次元粗さ
解析装置(エリオニクス社製ERA-8000 FE)を用い
て、フィルム表面の平坦面の高さを0としたときの突起
高さを測定した。ここで、走査型電子顕微鏡の倍率は50
00〜30000 倍の間を選択し、測定を100 視野について行
い、0.005 μm 以上の高さを有するものを突起として、
突起個数を求め、測定された突起についてその高さの平
均値を平均高さとした。なお、場合によっては、原子間
力顕微鏡(Digital Instruments社製 Nanoscope III
)を用いて、5μm 四方の視野を走査速度0.69Hzで走
査することによって得られる高さ情報を、上記粗さ解析
装置の値に読み替えてもよい。
【0042】(5)表面の分子配向(屈折率)、表面の
全反射ラマン結晶化指数 ナトリウムD線(589nm )を光源として、アッベ屈折率
計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレンを
用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの二軸
配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN1、
N2、N3とした時、(N1−N2)の絶対値が0.07以
下、かつ、N3/[(N1+N2)/2]が0.95以下で
あることをひとつの基準とできる。また、レーザー型屈
折率計を用いて屈折率を測定しても良い。さらに、この
方法では測定が難しい場合は全反射レーザーラマン法を
用いることもできる。レーザー全反射ラマンの測定は、
Jobin-Yvon社製Ramanor U-1000ラマンシステムにより、
全反射ラマンスペクトルを測定し、例えばPETの場合
では、1615cm-1(ベンゼン環の骨格振動)と1730cm
-1(カルボニル基の伸縮振動)のバンド強度比の偏光測
定比(YY/XX比など。ここでYY:レーザーの偏光
方向をYにしてYに対して平行なラマン光検出、XX:
レーザーの偏光方向をXにしてXに対して平行なラマン
光検出)が分子配向と対応することを利用できる。ポリ
マの二軸配向性はラマン測定から得られたパラメータを
長手方向、幅方向の屈折率に換算して、その絶対値、差
などから判定できる。また、カルボニル基の伸縮振動で
ある1730cm-1の半価幅をもって表面の全反射ラマン結晶
化指数とした。この場合の測定条件は次の通りである。
【0043】光源 アルゴンイオンレーザー(5145オンク゛ストローム ) 試料のセッティング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レーザーの
プリズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は6
0度とした。
【0044】検出器 PM:RCA31034/Photon Counting System(Hamamatsu C1
230) (supply 1600V) 測定条件 SLIT 1000μm LASER 100mW GATE TIME 1.0sec SCAN SPEED 12cm-1/min SAMPLING INTERVAL 0.2cm -1 REPEAT TIME 6
【0045】(6)溶融比抵抗 図1に示す溶融比抵抗測定装置を用いて測定した。すな
わち、一対の電極6を挿入した容器に、被測定物質であ
るポリエステル5を入れる。この容器を加熱体4中に浸
す。ポリエステル5を窒素ガス雰囲気下280℃で溶融
貯留し、直流高電圧発生装置1から電圧を印加する。こ
のときの電流計2および電圧計3を指示値および電極面
積、電極間距離により、次式に従い、溶融比抵抗を求め
た。
【0046】p=V×S/(I×D) p:溶融比抵抗(Ω・cm) V:印加電圧(V) S:電極の面積(cm2 ) I:測定電流(A) D:電極間距離(cm)
【0047】(7)出力特性(C/N) [金属薄膜型磁気記録媒体の場合]本発明のフィルムの
A層表面に、連続真空蒸着装置を用いて、微量の酸素の
存在下にコバルト・ニッケル合金(Ni20重量%)の厚
み200nm の蒸着層を設けた。次いで、蒸着層表面にカー
ボン保護膜、反対面にバックコート層を公知の手段で形
成させた後、8mm 幅にスリットし、パンケーキを作成し
た。次いで、このパンケーキから長さ200m分をカセット
に組み込み、カセットテープとした。
【0048】このテープについて、市販のHi8用VT
R(SONY社製 EV-BS3000 )を用いて、7MHz ±1
MHz のC/Nの測定を行った。
【0049】このC/Nを市販のHi8用ビデオテープ
(120分ME)と比較して、 +3dB以上 :優 +1〜+3dB :良 +1dB未満 :不良 と判定した。
【0050】[塗布型磁気記録媒体の場合]本発明のフ
ィルムのA層表面に下記組成の磁性塗料を塗布した後、
配向、乾燥処理を行い、磁性層厚み0.5μm となるよ
うにした。さらに、小型テストカレンダー装置(スチー
ルロール/ナイロンロール、5段)で、温度70℃、線
圧200kg/cmでカレンダー処理した後、70℃で
48時間キュアを行った。上記テープ原反を8mm 幅にス
リットし、パンケーキを作成した。次いで、このパンケ
ーキから長さ200m分をカセットに組み込み、カセットテ
ープとした。
【0051】(磁性塗料の組成) ・強磁性粉末 :100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 : 10重量部 ・ポリウレタンエラストマ : 10重量部 ・ポリイソシアネート : 5重量部 ・レシチン : 1重量部 ・メチルエチルケトン : 75重量部 ・メチルイソブチルケトン : 75重量部 ・トルエン : 75重量部 ・カーボンブラック : 2重量部 ・ラウリン酸 :1.5重量部 このテープについて、市販のHi8用VTR(SONY
社製 EV-BS3000 )を用いて、7MHz ±1MHz のC/N
の測定を行った。
【0052】このC/Nを市販のHi8用ビデオテープ
(120分MP)と比較して、 +3dB以上 :優 +1〜+3dB :良 +1dB未満 :不良 と判定した。
【0053】(8)ドロップアウト数 上記の8mm幅テープを市販のHi8用VTR(SON
Y社製 EV-BS3000 )を用いて評価を行った。TV試験
信号発生器から4.4MHz の信号を供給し、ドロップア
ウトカウンターを用いて、再生信号の減衰が−16dB
以上、長さが15μsec以上のドロップアウトの個数
を求めた。25℃、65%RH下で3分間再生/巻き戻
しを100回繰り返した後のドロップアウトの個数を1
分間あたりの個数に換算し、以下のように判定した。
【0054】 0〜15個/分 :優 16〜30個/分 :良 31〜 個/分 :不良
【0055】
【実施例】本発明を実施例、比較例に基づいて説明す
る。
【0056】実施例1 まずA層に用いる原料(ポリエステルA)を以下のよう
に作成した。平均粒径0.045μm のコロイダルシリ
カに起因するシリカ粒子を含有するエチレングリコール
スラリーを調製し、このエチレングリコールスラリーを
190℃で2時間熱処理した後、テレフタル酸ジメチル
とエステル交換反応させ、重縮合し、該粒子を1.0重
量%含有するポリエチレンテレフタレートのペレットを
作成した(重合触媒として、酢酸マグネシウム0.10
重量%、二酸化ゲルマニウム0.025重量%、リン化
合物としてトリメチルホスフェート0.024重量%を
用いた)。次に、粒子を含有しないポリエチレンテレフ
タレートを、重合触媒を、二酸化ゲルマニウム0.01
2重量%およびトリメチルホスフェート0.013重量
%のみとしたものを用いて作成した(ポリエステル
B)。さらに、C層に用いる原料として、平均粒径0.
3μm のジビニルベンゼン粒子(ジビニルベンゼン成分
81%)を含有するポリエチレンテレフタレート(重合
触媒:酢酸マグネシウム0.60重量%、三酸化アンチ
モン0.05重量%、トリメチルホスフェート0.25
重量%)を作成した。このポリマの溶融比抵抗は7.0
×108 Ω・cmであった。
【0057】これらの原料(ポリエステルA、B、C)
をそれぞれ180℃で6時間減圧乾燥(3Torr)し
た後、押出機1、押出機2、押出機3にそれぞれ供給
し、280℃で溶融した。これらのポリマを公知の方法
で濾過した後、3層用の矩形の合流ブロック(フィード
ブロック)にてA/B/Cの3層積層とした。なお、合
流ブロックにおけるポリマ流路断面積の比率がA:B:
C=1:3:45のものを用いた。また、各層の厚さは
それぞれのラインに設置されたギヤポンプの回転数を調
節し、押出量を制御することによって調節した。
【0058】これを静電印加キャスト法を用いて、表面
温度25℃のキャスティングドラムに、ドラムと接触す
る面がC層側となるように巻き付けて冷却固化し、未延
伸フィルムを作った。
【0059】この未延伸フィルムを温度92℃にて長手
方向に3.7倍延伸した。延伸は2組ずつのロールの周
速差で、4段階で行った。得られた一軸延伸フィルムを
ステンタを用いて延伸速度2000%/minで95℃
で幅方向に3.7倍延伸し、定長下で、220℃にて3
秒間熱処理し、総厚さ7μm の積層ポリエステルフィル
ムを得た。
【0060】このフィルムのA層側の表面に、前述の方
法によって、蒸着層を設け金属薄膜型磁気記録媒体を得
た。
【0061】フィルムの特性は表1、表2に示した通り
である。出力特性とドロップアウトが共に優れているこ
とがわかる。
【0062】実施例2 ポリエステルAに含有される粒子を、平均粒径0.03
μm のコロイダルシリカとし、添加量、A層厚みを変更
し、さらにC層厚み比を変更した以外は、実施例1と同
様のプロセスで積層ポリエステルフィルムを得た。この
フィルムのA層側の表面に、前述の方法によって、蒸着
層を設け金属薄膜型磁気記録媒体を得た。
【0063】実施例3 ポリエステルAに含有される粒子を、平均粒径0.06
μm のジビニルベンゼン粒子とし、添加量、A層厚みを
変更し、さらにC層厚み比を変更した以外は実施例1と
同様のプロセスで積層ポリエステルフィルムを得た。こ
のフィルムのA層側の表面に、前述の方法によって塗布
型磁性層を設けて磁気記録媒体を得た。
【0064】実施例4 ポリエステルA、B、Cにおいて、ベースポリマをポリ
エチレン−2,6−ナフタレートとし、フィルム厚みを
4.5μm とすること以外は、実施例1と同様のプロセ
スで積層ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの
A層側の表面に、前述の方法によって、蒸着層を設け金
属薄膜型磁気記録媒体を得た。
【0065】比較例1 実施例1のポリエステルAを用い、さらにポリエステル
Bとして、実施例1と同様の触媒組成で、さらに平均粒
径0.2μm のジビニルベンゼン粒子を0.05重量%
含有したものを用いて、A/B2層構成の積層ポリエス
テルフィルムを得た。このフィルムのA層側の表面に、
前述の方法によって、蒸着層を設け金属薄膜型磁気記録
媒体を得た。出力特性、ドロップアウトともに不良であ
った。
【0066】比較例2 ポリエステルAに含有される粒子を、平均粒径0.03
μm のコロイダルシリカとし、添加量を0.07重量
%、積層厚みを0.05μm とした。また比較例1で用
いたポリエステルBを用い、実施例1と同様のプロセス
にて積層ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの
A層側の表面に、前述の方法によって、蒸着層を設け金
属薄膜型磁気記録媒体を得た。出力特性、ドロップアウ
トともに不良であった。
【0067】比較例3 ポリエステルCとして、実施例1のポリエステルBと同
様の重合触媒とし、平均粒径0.1μm のコロイダルシ
リカを0.5重量%含有せしめたものを用い、さらにC
層厚み比を変更した以外は実施例2と同様のプロセスに
て積層ポリエステルフィルムを得た。C層厚みが薄す
ぎ、キャスト時の冷却ドラムとの密着性が悪く、ドロッ
プアウトが不良であった。このフィルムのA層側の表面
に、前述の方法によって、蒸着層を設け金属薄膜型磁気
記録媒体を得た。
【0068】比較例4 C層厚み比を変更した以外は、実施例2と同様のプロセ
スにて積層ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
のA層側の表面に、前述の方法によって塗布型磁性層を
設けて磁気記録媒体を得た。C層厚みがフィルム全体の
95%を占め、結果としてB層厚みが薄くなったため、
C層中の粒子の突き上げによる影響が、A層表面にまで
及んだため、出力特性、ドロップアウトともに不良であ
った。
【0069】比較例5 実施例4で用いたポリエステルB、Cを用いて、C層厚
みを変更して、押出、キャストを行い、2層構成の未延
伸フィルムを得た。縦延伸後に水溶性ポリエステル、シ
リカ粒子ゾル(平均粒径30nm)を主成分とする塗剤
を均一に塗布し、A層を形成させ、以下同様に横延伸、
熱処理を行い、二軸延伸フィルムを得た。このフィルム
のA層側の表面に、前述の方法によって、蒸着層を設け
金属薄膜型磁気記録媒体を得た。A層表面の全反射ラマ
ン結晶化指数の値が本発明の好ましい範囲から外れてお
り、ドロップアウトが特に不良であった。
【0070】
【表1】
【表2】
【0071】
【発明の効果】本発明のフィルムは、少なくとも3層以
上の積層構成とし、磁性面側の突起数を規定し、さらに
走行面側を構成する積層部分のフィルム全体に対する厚
み比率を特定範囲としたので、特に高性能が要求される
デジタルVTRテープ用、大容量データストレージ用途
において、優れた出力特性と、磁性面側の粗大突起低減
によるドロップアウト抑制を両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融比抵抗を測定するための装置の概
略図である。
【符号の説明】
1:直流高電圧発生装置 2:電流計 3:電圧計 4:加熱体 5:ポリエステル 6:電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A/B/Cの少なくとも3層以上の積層ポ
    リエステルフィルムであって、A層表面の総突起数が1
    00万個/mm2 以上であり、A層と反対側の最外層を
    構成するC層の厚みが、該積層ポリエステルフィルム全
    体の厚みの60〜90%を占め、さらに該積層ポリエス
    テルフィルムのA層側に磁性層を設けて使用されること
    を特徴とする磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステル
    フィルム。
  2. 【請求項2】A層厚みが0.01〜0.3μmであり、
    かつA層中に平均粒径0.01〜0.20μmの不活性
    粒子を0.05〜1.5重量%含有していることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気記録媒体用二軸配向積層ポ
    リエステルフィルム。
  3. 【請求項3】A層表面の全反射ラマン結晶化指数が20
    cm-1以下であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィル
    ム。
  4. 【請求項4】B層は実質的に不活性粒子を含有していな
    いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁
    気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】C層を構成するポリエステルの溶融比抵抗
    が9.0×108 Ω・cm未満であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の磁気記録媒体用二軸配
    向積層ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】デジタル記録方式のVTRテープ用もしく
    はデータカートリッジテープ用に用いられることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁気記録媒体用
    二軸配向積層ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】金属薄膜型磁気記録媒体用に用いられるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の磁気記
    録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルム。
JP21726096A 1995-08-24 1996-08-19 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフィルム Pending JPH09117997A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100363869B1 (ko) * 1998-09-24 2003-02-19 에스케이씨 주식회사 적층 폴리에스테르 필름의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100363869B1 (ko) * 1998-09-24 2003-02-19 에스케이씨 주식회사 적층 폴리에스테르 필름의 제조방법

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