JPH09117623A - フィルタ−装置 - Google Patents

フィルタ−装置

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Publication number
JPH09117623A
JPH09117623A JP27742495A JP27742495A JPH09117623A JP H09117623 A JPH09117623 A JP H09117623A JP 27742495 A JP27742495 A JP 27742495A JP 27742495 A JP27742495 A JP 27742495A JP H09117623 A JPH09117623 A JP H09117623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
woven fabric
dust
dust collecting
reinforced
Prior art date
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Pending
Application number
JP27742495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Takano
泰 鷹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27742495A priority Critical patent/JPH09117623A/ja
Publication of JPH09117623A publication Critical patent/JPH09117623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/08Regeneration of the filter
    • B01D2201/088Arrangements for killing microorganisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ−内でのフィルタ−の圧力損失を大
きくすることなく、フィルタ−内でのウイルスの不活性
化、および抗菌・抗カビの効果を発揮する。 【解決手段】 バックアップ用補強不織布2とこれにメ
ルトブロ−ン法により溶融状態で高速の加熱空気流また
はスチ−ム流で噴射開繊された極細不織布3の二層より
成る不織布で集塵フィルタ−1を形成し、集塵フィルタ
−1の補強不織布2の面に抗ウイルス・抗菌・抗カビな
どの薬剤5にバインダ−を加えて塗布または吹きつけ加
工した構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄器、エア
コン、ファンコイルユニットなどに使用されるフィルタ
−装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄器などに使用されるフィ
ルタ−に抗菌などの薬品処理をする場合は、図3(イ)
のように薬剤を付着させるための溶剤または水により、
帯電効果の低下による性能低下を覚悟してフィルタ−6
に薬剤処理をするか、もしくは集塵フィルタ−に薬品処
理をすると集塵性能の低下を招くことから、図3(ロ)
のように、集塵フィルタ−7はそのままにしておき、集
塵フィルタ−7と全く別の不織布8に薬品処理をして、
これを追加して二重又は三重ににしたものがほとんどで
あった。また、フィルタ−材料としては、色々な種類が
あるが、集塵性能がすぐれて比較的安価なBMF(ブロ
−ンマイクロファイバ−)の帯電処理した極細不織布は
集塵フィルタ−に非常に適している。しかしBMFそれ
自身は、集塵性能はすぐれているものの、強度がほとん
どないので、補強不織布またはそれに変わるものが必ず
必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなフ
ィルタ−に直接薬剤処理したものは性能低下が避けられ
ず、又集塵フィルタ−と全く別の不織布に薬品処理をし
てこれを追加して二重にしたものは、コストアップだけ
でなく圧力損失が大きくなり性能低下になっていた。
【0004】本発明は集塵フィルタ−の性能低下を起こ
させずに、かつBMFの特徴を生かして安価に抗菌・抗
ウイルスなどの薬品処理をしたフィルター装置を提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、補強不織布と
これにメルトブロ−ン法により溶融状態で高速の加熱空
気流またはスチ−ム流で噴射開繊された極細不織布の二
層より成る不織布で集塵フィルタ−を形成し、補強不織
布の面に抗ウイルス・抗菌・抗カビなどの薬剤をバイン
ダ−を加えて塗布または吹きつけ加工したもので、集塵
性能を発揮する極細の不織布の部分には薬剤処理を施し
てないので、フィルタ−の集塵性能を低下させることな
く、補強不織布の部分には薬剤処理がされているので、
薬剤による抗ウイルス、抗菌、抗カビ効果を発揮でき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、補強不織布とこれにメルトブロ−ン法により溶融状
態で高速の加熱空気流またはスチ−ム流で噴射開繊され
た極細不織布の二層より成る不織布で集塵フィルタ−を
形成し、補強不織布の面に抗ウイルス・抗菌・抗カビな
どの薬剤をバインダ−を加えて塗布または吹きつけ加工
したもので、集塵性能を発揮する極細の不織布の部分に
は薬剤処理を施してないので、フィルタ−の集塵性能を
低下させることなく、補強不織布の部分には薬剤処理が
されているので、薬剤による抗ウイルス、抗菌、抗カビ
効果を発揮できる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の集塵フィルタ−の補強不織布の面を塵埃通路
の上流側に位置させたもので、ほこりとともに吸い込ま
れたウイルス、細菌、カビは補強不織布2に塗布された
薬剤5に直接接触することにより、早く確実にウイルス
の不活性化、および抗菌・抗カビの効果を発揮できる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の薬剤に着色剤を加えたもので、抗ウイルス・
抗菌・抗カビの薬剤加工したことが一見してわかリ区別
できる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の集塵フィルタ−の後面に脱臭フィルタ−を重
ね合わせたもので、万一薬剤に臭気成分が含まれていて
も、脱臭フィルタ−により臭いを吸着できる。
【0010】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
を図にもとづいて説明する。図1、図2において、1は
集塵フィルタ−で、バックアップ用補強不織布2とこれ
にメルトブロ−ン法により溶融状態で高速の加熱空気流
またはスチ−ム流で噴射開繊された極細不織布3の二層
よりなり、これに高圧を印加して帯電処理したものであ
る。補強不織布2は比較的目が粗く太い繊維で構成さ
れ、圧力損失の低い材料で作られており、極細不織布3
は、1〜3μの非常に細い繊維で緻密に構成されてい
る。
【0011】4は脱臭フィルタ−で不織布に粉末又は粒
状の活性炭を含浸させて集塵フィルタ−と重ねてプリ−
ツ加工され枠体6によりフィルタ−に仕上げられてい
る。補強不織布2にはグラビア印刷などにより抗ウイル
ス・抗菌・抗カビなどの薬剤5をバインダ−を加えて印
刷又は塗布している。この場合、特に薬剤5の塗布は補
強不織布2だけにとどめ、極細不織布3に浸透しないよ
うに加工されている。このため、あらかじめ補強不織布
2に薬剤5を印刷又は塗布しておき、その後、メルトブ
ロ−ン法により溶融状態で高速の加熱空気流またはスチ
−ム流で噴射開繊して極細不織布を付けてもも何ら差し
支えない。また図では集塵フィルタ−の補強不織布2の
面を塵埃通路の上流側に位置させているが、これを逆に
しても一応の効果は得られ、薬剤5に着色剤を加えるこ
とも何ら差し支えない。
【0012】薬剤としては、チオスルファト銀錯塩を透
明なシリカゲルに坦持させたものやグレ−プフル−ツ種
子抽出物などがある。
【0013】上記構成でフィルタ−を空気清浄器などに
組み込んで運転すると、ほこりとともに吸い込まれたウ
イルス、細菌、カビは、ほとんど集塵フィルタ−の補強
不織布2で捕集され補強不織布2を通り抜けたものは極
細不織布3で捕集され、補強不織布2に塗布された薬剤
5によりウイルスの不活性化、および抗菌・抗カビ処理
される。また特に薬剤5の塗布は比較的目が粗く太い繊
維で構成された補強不織布2だけにとどめ、極細不織布
3に浸透しないように加工されているので、集塵フィル
タ−の圧力損失は大きくなることなく、かつ薬剤5の効
果は十分発揮されるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、補強不織布とこれにメルトブロ−ン法により溶融状
態で高速の加熱空気流またはスチ−ム流で噴射開繊され
た極細不織布の二層より成る不織布で集塵フィルタ−を
形成し、集塵フィルタ−の補強不織布の面に抗ウイルス
・抗菌・抗カビなどの薬剤にバインダ−を加えて塗布ま
たは吹きつけ加工しているので、BMFの特徴を生か
し、極細不織布の性能低下を起こさせずに、かつ集塵フ
ィルタ−の圧力損失は大きくなることなく、補強不織布
に塗布された薬剤によりウイルスの不活性化、および抗
菌・抗カビの効果を発揮する特徴がある。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
集塵フィルタ−の補強不織布の面を塵埃通路の上流側に
位置させたことにより、ほこりとともに吸い込まれたウ
イルス、細菌、カビは補強不織布に塗布された薬剤直接
接触することにより、早く確実にウイルスの不活性化、
および抗菌・抗カビの効果を発揮する特徴がある。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
加工薬剤に着色剤を加えることにより、抗ウイルス・抗
菌・抗カビの薬剤加工したことが一見してわかリ区別で
きる特徴がある。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
集塵フィルタ−の後面に脱臭フィルタ−を重ね合わせる
ことにより、万一薬剤に臭気成分が含まれていても、脱
臭フィルタ−により臭いを吸着する特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したフィルタ−装置の部
分断面図
【図2】同フィルタ−装置の全体斜視図
【図3】(イ)直接薬剤を含侵させた従来のフィルタ−
装置の部分断面図 (ロ)他の従来例を示すフィルタ−装置の断面図
【符号の説明】
1 集塵フィルタ− 2 補強不織布 3 極細不織布 4 脱臭フィルタ− 5 薬剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強不織布とこれにメルトブロ−ン法に
    より溶融状態で高速の加熱空気流またはスチ−ム流で噴
    射開繊された極細不織布の二層より成る不織布で集塵フ
    ィルタ−を形成し、集塵フィルタ−の補強不織布の面に
    抗ウイルス・抗菌・抗カビなどの薬剤にバインダ−を加
    えて塗布または吹きつけ加工したことを特徴とするフィ
    ルタ−装置。
  2. 【請求項2】 集塵フィルタ−の補強不織布の面を塵埃
    通路の上流側に位置させた請求項1に記載のフィルタ−
    装置。
  3. 【請求項3】 薬剤に着色剤を加えた請求項1または2
    に記載のフィルタ−装置。
  4. 【請求項4】 集塵フィルタ−の後面に脱臭フィルタ−
    を重ね合わせた請求項1〜3のいずれか1項に記載のフ
    ィルタ−装置。
JP27742495A 1995-10-25 1995-10-25 フィルタ−装置 Pending JPH09117623A (ja)

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