JPH09117517A - 能動植え込み型医療用装置における補充収縮間隔の変化を制御する方法および装置 - Google Patents

能動植え込み型医療用装置における補充収縮間隔の変化を制御する方法および装置

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JPH09117517A
JPH09117517A JP8139134A JP13913496A JPH09117517A JP H09117517 A JPH09117517 A JP H09117517A JP 8139134 A JP8139134 A JP 8139134A JP 13913496 A JP13913496 A JP 13913496A JP H09117517 A JPH09117517 A JP H09117517A
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cardiac rhythm
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JP8139134A
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Thierry Legay
レガイ ティエリー
Jean-Luc Bonnet
ルク ボネ ジャン
Laurence Geroux
ジュルー ローレンス
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Sorin CRM SAS
Original Assignee
Ela Medical SAS
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/365Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 刺激周波数が基準周波数の上方で増進され得
る心臓用ペースメーカーおよび/または除細動装置を提
供する。 【解決手段】 特に心臓ペースメーカーまたは除細動器
等の能動植え込み型医療用機器であり、これが機器の携
帯者の自発的または刺激された瞬間的な心臓リズムを検
出し、可変的な補充収縮間隔を伴った刺激パルスを発し
て、これが補充収縮間隔を徐々に増加させる。従来の検
出回路によって第一の時間周期を通じて検出された心臓
リズムの変化に相当する情報を記録し、調節される補充
収縮間隔は記録された情報より時間的に後方になり、特
に補充収縮間隔の可変的な上昇速度を設定し、この可変
的速度は実質的に記録された情報の関数として、および
/または先に検出された心臓リズムの積分処理によって
算定し、これによって補充収縮間隔の漸進的な増加を達
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、1990年6月20日付けの
EC審議会による法令第90/385/EEC号によっ
て定義されている“能動植え込み型医療用装置”に関
し、より具体的には、刺激周波数が基準周波数の上方で
増進され得る心臓用ペースメーカーおよび/または除細
動装置に関する。
【0002】この能動植え込み型の最初の機器は、平滑
化アルゴリズムを有するシングル・チャンバ・デマンド
・ペースメーカーであった。平滑化アルゴリズムは刺激
周波数が基準周波数の上方において自発的なリズム(す
なわち自然の心臓活動)に追随することを可能にし、こ
れは、自発的なリズムが存在しない場合に、刺激パルス
を供給して基準周波数よりも小さくなるまで徐々に低下
する刺激周波数を生成することによってリズムの継続性
を確保することにより達成される。ここで使用されてい
るように、“周波数”および“リズム”という用語は言
い換え可能である。
【0003】他の能動植え込み型の機器は心房の同期化
を有するダブル・チャンバ・ペースメーカーである。こ
の機器において、心室は心房の自発的リズムに応じて普
通に刺激される。心房障害(異常心収縮の際、または心
房生起が検出されない際)が発生した場合、心室が心房
から減結合され、心室に適用される刺激周波数は、再
び、基準または制御周波数以下に低下するまで徐々に低
減される。基準周波数は主に医師によってプログラムさ
れる。制御周波数は機器によって付加される基準周波数
に代わる他のリミットである。
【0004】同様にして、より新型の能動植え込み型心
臓用機器においては、刺激周波数は一つまたは複数のセ
ンサによって提供される情報(これらの情報は機器を携
帯する患者の心臓出力要求に相関する)に拘束され、す
なわちこれらの情報の関数として決定され、検知された
情報が欠如しているかまたは検知された情報があまりに
も低下している際、一つまたは複数のセンサによって提
供される情報に追随することなく、患者の生理機能を考
慮する方法によって、刺激周波数が制御周波数へと低下
しなければならない。刺激周波数または速度が患者の心
臓出力要求を現す検出されたパラメータに応答すること
から“速度対応”機器とも呼ばれる、この種の機器にお
いて、例えば激しい生理活動の終局時における検出され
たパラメータの欠損またはその大きさの明確な低下が刺
激速度の変化をもたらし、これは患者が生理的に耐え得
るものではない。したがって、このようなケースにおい
ては平滑化アルゴリズムが用いられる。
【0005】ELAメディカル社による欧州特許第EP
−A−0488840号ならびに第EP−A−0488
841号において、この発明の譲受人は、種々の構成に
おいて心臓リズムの低下を制御するための種々の方式に
ついて述べており、これは、例えば、場合に応じて、予
めプログラムされ、ペースメーカー機器がそのロジック
に従って基準または制御周波数への回帰を決定した際に
実行される減速スロープ(これは実質的に一心臓サイク
ルにつきミリ・セカンドの単位で設定され、一つの心臓
サイクルから次のサイクルへの補充収縮間隔の大きさの
変化を制限するために実施される)を使用することによ
って達成される。
【0006】心臓リズムの低下を制御するパラメータ
は、低下が開始する時点とプログラムされた基準周波数
に到達する時点との間の降下時間に基づいて設定するこ
とも可能である。
【0007】PCT出願第WO−A−93/23115
号(メドトロニック社)が提案している低下アルゴリズ
ムにおいては、減速スロープが生理センサによって集積
されたパラメータに基づいて計算され、これは患者の活
動に応じて“ワーク”信号を提供することを想定してい
る。しかしながら、この管理プロセスは、センサ(これ
もペースメーカーが生理パラメータに束縛される(すな
わち速度応答)タイプであることを前提としている)に
よって提供される情報のみに相応する減少を生成し、一
つまたは複数の生理センサを必要とする。
【0008】本発明の目的は、刺激周波数の低下に対し
て敏感な植え込み型ペースメーカーまたは除細動器にお
いて、患者の本来の心臓リズムに応じ、したがって患者
の生理的要求をより有効に考慮することにより、患者に
より効果的にする適応する方式を用いて、速度制御信号
の中断または欠如に対する解決策を提供することであ
る。
【0009】別の言い方をすれば、持続時間が短いかま
たは大きさの上昇が小さい患者の苦痛(patient
effort)の場合において、本発明に係るシステ
ムは刺激周波数の急速な低下を選択し、これに対し、激
しいおよび/または長時間の患者の苦痛の場合には、シ
ステムは、より低速な低下を適用することにより、患者
の実際の変態要求により有効に適応する十分な回復時間
を患者に提供する方法でもって降下時間を延長する。
【0010】さらに、本発明は、その動作がセンサに束
縛(すなわち、例えば、能動性、加速、分間量、呼吸、
酸素飽和度、温度、または他の一つあるいは複数の生理
出力要求の表示に適したパラメータに基づいた速度応
答)されているかどうかにかかわらず、すべてのタイプ
のペースメーカーおよびこれと同様な機器に適用し得る
ことはもちろんである。したがって、本発明は、全ての
領域の能動植え込み型医療機器に適用可能であり、すな
わち、最も単純なペースメーカーも含まれ、これは、最
も単純なペースメーカーが心臓リズムのみに依存してて
おり、外部から得た情報の集積ならびに処理を必要とし
ないからである。さらに以下に明らかにされるように、
本発明は、アナログおよび/またはデジタル回路機構、
またはソリッド・ステート機器、および、より好適に
は、以下に記述するロジックを実行するための適宜なメ
モリおよびソフトウェア指令を有するマイクロプロセッ
サ制御機器を用いて実施することができる。本発明を実
行するために改良し得る好適なペースメーカーおよび除
細動器製品には、ELAメディカル社(フランス国モン
ルージュ)から市販されているオーパス、コーラス、デ
ィフェンダー等の製品が含まれる。
【0011】この結果、本発明の一面としては、瞬間的
な心臓リズムを検出して機器を携帯する人(すなわち患
者)の自発的(検出された)なものか、あるいは刺激
(ペースド)されたものであるかを検知するよう動作す
る検出回路手段と;可変的な補充収縮間隔を有する刺激
パルスを提供するよう動作する刺激回路手段と;補充収
縮間隔を徐々に増大させる回路手段とを備え、この補充
収縮間隔を徐々に増大させる回路手段がメモリならびに
前記検出回路手段によって現存する補充収縮間隔の増大
(これはまさに形成されようとしている増大である)に
先行して検出された心臓リズムを現す情報を記憶するた
めの回路手段を有するタイプのペースメーカーに適合し
ている。
【0012】好適な一実施例において、補充収縮間隔を
徐々に増大させる回路手段は、補充収縮間隔の可変的な
増大の速度を決定するよう動作し、この可変的な速度は
実質的に記憶された心臓リズムの関数として決定され
る。
【0013】補充収縮間隔を徐々に増大させる回路手段
は、検出回路手段によって現存する補充収縮間隔の増大
に先行して検出された心臓リズムを集積するよう動作す
る。さらに好適には、補充収縮間隔を徐々に増大させる
回路手段は、カウンタを増減し、したがって、現存する
補充収縮間隔の増大に対して適用される増加率が前記カ
ウンタによって得られた数値に応じて決定される。
【0014】この最後に述べたケースにおいて、補充収
縮間隔を増加させるために適用される増加率は、カウン
タの数値とは逆に適用される。一方、カウンタの数値を
あらかじめ設定された数値からなる一連のレンジと比較
することもでき、各レンジは与えられた適用される増加
率の数値に対応する。
【0015】さらに別の実施例において、許容されるカ
ウンタの変動は最小値と最大値との間に制限され、この
最大値は計算された補充収縮間隔数値の関数として変化
する数値となる。
【0016】好適には、カウンタの増加する速度は、こ
の増加速度に計算された補充収縮間隔数値の関数として
変化する乗算因数を付加することによって、計算された
補充収縮間隔数値に相応して変化させる。
【0017】さらに、好適には、カウンタが低減する速
度は、先行する心臓サイクルの間に、この低減速度に計
算された補充収縮間隔数値の関数として変化する乗算因
数を付加することによって設定される補充収縮間隔数値
に従って変化する。
【0018】さらに、本発明は補充収縮間隔が増加して
いるかまたは低下しているかを判定する回路手段を備
え、ここで増加率は、低下状態が検知された際に補充収
縮間隔を徐々に増大させるための処理手段によって設定
され、さらにそれによって提供された数値に維持され、
その結果この状態がさらに変化することはない。
【0019】本発明の種々の特徴ならびにその有効性
は、以下に述べる本発明の好適な実施例ならびに添付図
面を参照すれば、当業者においては容易に理解すること
ができるであろう。
【0020】図1を参照すると、本発明の好適な実施例
を実現するために改良された心臓ペースメーカーがブロ
ック線図の形式で示されている。ペースメーカーは二つ
の主要なブロック20および30によって示されてお
り、それぞれが相互依存した複数のモジュールから構成
されている。ブロック20は従来型のペースメーカー回
路機構に相当し、破線で示された追加的なモジュールを
含んでいる。ブロック30は、本発明を実施するために
データ処理(計算)領域、特に信号またはデータ処理回
路あるいはモジュール(アナログ、デジタルまたはハイ
ブリッド回路のいずれが使用されるかによる)の領域に
おいて従来型ペースメーカーを改良したものに相当す
る。
【0021】患者の心臓10は自発的な心臓リズムを生
成する。このリズムは従来型ペースメーカーの検出モジ
ュール21によって検出され、すなわち、回路は、特に
電気的心臓活動を検知して収縮を認識し、シングルまた
はマルチプル・チャンバ・ペースメーカーのいずれから
なるものかによって、心室および/または心房リズムを
検出する。
【0022】さらに、従来型ペースメーカーは刺激モジ
ュール22を備え、これは処理回路30によって決定さ
れた情報に基づいて刺激パルスを発し、または場合によ
って、検出モジュール21の制御下において刺激パルス
を自動的に発振することが禁止される。
【0023】任意によって、ブロック20は一つあるい
は複数の生理パラメータ用センサ23(一つのみが描か
れている)を備え、センサは、例えば、分間換気数、血
液内酸素飽和度、温度、加速(患者の動作)等を既知の
方法で測定する。この実施例においては、一つまたは複
数のセンサ23から得られた情報から補充収縮間隔に相
応する刺激速度を決定するために計算モジュール24が
設けられている。このパラメータはさらに計算ブロック
30に伝達される。
【0024】さらに、ブロック20は計算モジュール2
5を備え、これは、例えば、前述した欧州特許第EP−
A−0488841号(Elaメディカル社)に示され
ているように、検出モジュール21の情報を使用するこ
とによって、補充収縮間隔の平滑化を提供し、このこと
が心臓リズムの発作的な中断を防止する。
【0025】さらに、例えば、前述した欧州特許第EP
−A−0488840号(Elaメディカル社)または
米国特許第5226415号に記載されているように、
計算モジュール26が検出モジュール21の情報を使用
して“フォールド(fold)”補充収縮間隔を決定す
るよう構成することができ、これによってダブル・チャ
ンバ・ペースメーカーのケースにおける心房急性不整脈
または異常収縮を防止する。
【0026】別の実施例においては、ブロック20が追
加的に別のアルゴリズムに基づいて補充収縮間隔を計算
する一つまたは複数の計算モジュール27、28を備え
ることができ、これらはモジュール27内において検出
モジュール21によって提供される情報を使用し、モジ
ュール28内ではこの情報を使用しないよう構成でき
る。
【0027】次に、ブロック30はブロック20の刺激
モジュール22の制御を保持し、さらに各種のモジュー
ル25ないし28によって形成されたデータから補充収
縮間隔を計算するための計算モジュール31を備えてい
る。したがって、ブロック30は、各種のアルゴリズム
を結合して生理機能を最大に満たし患者を保護するよう
な方法によって“ファイナル(final)”補充収縮
間隔を設定する。この“ファイナル”補充収縮間隔は以
下“EIf”と呼称する。
【0028】この設定された数値EIfは、監督モジュ
ール32に付加され、これが以下に記述する方法で心臓
リズムの“上昇”と“低下”を区別する。さらに、この
監督モジュール32は解析モジュール33と速度計算モ
ジュール34を制御し、解析モジュール33は心臓活動
曲線を解析して心臓リズムの上昇および低下を計量し、
速度計算モジュール34は、患者の先行する心臓リズム
に従って、患者に適用することが望ましい補充収縮間隔
の増大に相当する心臓周波数の低下速度(これは“RA
TEdec”と呼称する)を決定する。この低下速度
は、心臓リズムの各上昇曲面中において、以下に記述す
る方法によって計算および設定される。これは、さら
に、監督モジュール32によって検知された心臓リズム
の低下曲面において使用される。
【0029】さらに、ブロック30は、計算モジュール
35を備えており、これがブロック20に適用する補充
収縮間隔を計算し、心臓サイクルの進行中に補充収縮間
隔を決定し、その終末点において検出モジュール21に
よって自発的活動が検出されない場合には刺激モジュー
ル22によって刺激パルスが供給される(あるいは、逆
に、自発的活動の検出によって刺激パルスの供給が禁止
される)。
【0030】ブロック30は、心臓リズムの進展に追随
して動作し、以下の方法によって刺激パルス周波数の低
下を制御する。明らかなように、本発明はマイクロプロ
セッサに基づいた機器において特に有効であり、処理を
実行するためのソフトウェアは当該技術に一般的に通じ
たものによれば適切に制作することができる。
【0031】以下において次の定義が使用される。心臓
リズムまたは周波数は同一のものとして“f”と称し、
min−1またはcpm(サイクル/分)で現し、補充
収縮間隔“EI”はミリセカンドで現し、周波数の上昇
は補充収縮間隔の低下に符合し、またその逆も成立す
る。
【0032】“Pn−1”という記号は、先行した心臓
周期を示し、実施形態に応じて、最後のx心臓周期(例
えばx=4)の平均、または先行した心臓周期(例えば
x=1)として割り当てることができる。
【0033】記号“EIf”は、前述したように、一つ
または複数のアルゴリズムによって計算された補充収縮
間隔であり、基準補充収縮間隔に等しいかまたはこれよ
り小さいインターバルを提供するためのものである。例
えば、インターバルEIfは束縛されたインターバル
(速度応答インターバル)または平滑化されたインター
バルとすることができる。このインターバル値は心臓周
期Pn−1に続く心臓周期Pnに相関する。
【0034】記号“EIn”は、本発明にしたがって計
算された補充収縮間隔を示し、心臓周期Pnに相関す
る。
【0035】記号“EIbase”は、基準刺激インタ
ーバルを示し、一般的に医師によって設定され(例え
ば、プログラムされ)、心臓ペースメーカーの種々のア
ルゴリズムによって使用される。
【0036】記号“EImin”は、連続する刺激間の
最小インターバルを示し、これも通常医師によって設定
される。
【0037】記号“EIthresh”は、補充収縮間
隔しきい値を示し、このしきい値と比較されるPn−1
の値に応じて二つの異なったレンジの心臓周期を識別す
るよう作用する。この実施例においては、EIthre
shは(EIbase+EImin)/2の値に任意に
固定される。別の形式の本発明の実施形態においては、
以下に示されるように、しきい値インターバルの概念を
排除するか、または一つではなく複数のしきい値インタ
ーバルを設定し、これによって異なる作用を提供するこ
とができる。
【0038】記号“RATEdec”は、前述したよう
に心臓リズムの低下の間の平滑化動力に相関し、リズム
の低下の各周期に対して患者の先行した心臓周期に適用
されたリズムの低下速度を一つ選択することによって作
成される。アルゴリズムはこの低下速度を計算する。こ
の実施例においては、低下速度RATEdecは心臓サ
イクル(cc)毎にミリセカンド(ms)の数値とな
る。
【0039】記号“CTR”は、患者の心臓プロフィー
ルを計量化するために使用されるカウンタの数値を示
す。その表示数値は患者の心臓リズムが加速する際に増
加し、患者の心臓リズムが減速する際に減少する。数値
的なカウンタのカウント値CTRが減速率RATEde
cの選択を決定する。本実施例においてはCTRレンジ
は0から255である。
【0040】記号“THRESHCtr”は、心臓周期
数値のレンジのためのカウンタ限界値を示す。
【0041】記号“G(EIf)”は、THRESHC
trの数値を数値EIfの関数として決定する関数Gを
示す。この関数は好適には対応表(図6に示す)の形式
によって実施され、これがカウンタ限界値をEIfの各
数値に対応させる。本実施例においては、EIbase
からEIfの範囲において8つのレンジに分割されてお
り、図6に設定されているように各レンジがTHRES
HCtr数値に対応している。
【0042】記号“Macc”および“Pacc”は、
カウンタ・カウント数値CTRを時間進行にともなって
に増加させる方式を定義するために使用する変数を示
す。数値Paccはカウンタ数値CTRに加算され、M
accはある段階でPaccに適用される乗算因子であ
る。本実施例においては、Pacc=1およびMacc
=3である。
【0043】これと同様に、記号“Mdec”および
“Pdec”は、カウンタ・カウント数値を終始低下さ
せる方式を定義する変数を示す。数値Pdecはカウン
トCTRから減算され、Mdecは少なくとも幾つかの
条件下においてPdecに適用される乗算因子である。
本実施例においては、Pdec=1およびMdec=3
である。
【0044】記号F(CTR)は、RATEdecをカ
ウント数値CTRにしたがって決定する関数を示す。こ
の関数も対応表(図7に示す)として実行することが好
ましく、各CTR数値に対して一つの数値RATEde
cが割り当てられる。本実施例においては、256のカ
ウンタ数値CTRをそれぞれ32の数値からなる8個の
レンジに分割し、各レンジが与えられたRATEdec
数値に対応する。例えば、カウント数値CTR0ないし
31に対しては、RATEdecは2ms/ccとな
り、これは最も高速な低下に相当する。
【0045】記号“Ind”は、心臓リズムの状態また
は相を認識するために作用するバイナリ表示であり、す
なわち心臓リズムが上昇しているかあるいは低下してい
るかを示す。状態は本発明のアルゴリズムによって決定
および使用され、したがって“上昇”または“低下”の
二つの数値を有する。
【0046】記号“CTRacc”および“nbTHR
ESHacc”は、心臓リズムにおける無効な変化を抑
止することに使用される数値である。CTRaccは0
からnbTHRESHaccの範囲となり、nbTHR
ESHaccは本実施例においては4に固定されてい
る。
【0047】同様に、記号“CTRdec”および“n
bTHRESHdec”は、刺激された心臓リズムの減
速の無効な変化を抑止するために使用される数値であ
る。CTRdecは0からnbTHRESHdecの範
囲となり、nbTHRESHdecは本実施例において
は4に固定されている。
【0048】図2を参照すると、その上部は“苦痛”
(すなわち、休止状態より上の患者の活動性レベル)に
対応する心臓周波数の変化の一例を示しており、下部は
変数CTRの変化を示しており、これは減速率RATE
decの変化を制御するために使用されるカウンタの内
容というべきものである。
【0049】心臓周波数の変化を示している曲線につい
て考察してみると、時間T0からT1の間において、苦
痛によって引き起こされ得る心臓リズムの加速が観察さ
れる。心臓リズムは次第に安定化し、上昇したレベルに
おいて一定的な苦痛(すなわち、時間T1とT2との間
に小さな変化が存在する)が得られる。時間T2とT4
との間には苦痛の再開(または増加)が観察され、これ
は相関する心臓周波数のさらなる加速を伴っている。
【0050】この周波数の加速は自発的な心房活動の結
果、例えば速度応答アルゴリズム等による心臓ペースメ
ーカーのアルゴリズムの一つ、または基準インターバル
より高速な補充収縮間隔を生成しやすい他のいずれかの
アルゴリズムであり得ることが理解できる。
【0051】最後に時間T4とT5の間には、心臓リズ
ムの減速が観察され、血脈停止または信号の欠落の結果
であり得るとともに、同様に、例えば速度応答アルゴリ
ズム等のペースメーカーのアルゴリズムに起因する内部
制御信号の結果であり得る。本発明にしたがって、この
減速相は改善された生理的条件を生成することを制御
し、これは先行した苦痛が激しい(長時間の)苦痛であ
った場合に急速すぎる減速を防止することというべきで
あり、逆に、短時間の苦痛または低レベルの苦痛の後に
は低速すぎる減速であり、いずれのケースにおいても長
い回復時間は必要とされない。
【0052】以下の参照記号が適用される。:“Fba
se”は基準インターバルEIbaseに相当する周波
数であり;“Fthresh”は異なったレンジの心臓
リズムが上昇しているかまたは低下しているかを識別す
ることに使用されるインターバルしきい値EIthre
shに相当する周波数である。
【0053】図2の下方部にはカウンタ・カウント数値
CTRの変化が示されている。これは心臓リズムの上昇
に伴って上昇しており、その詳細については図3ないし
図6を参照して説明する。カウンタCTRは実質的に積
分器と飽和器(トリガ・スイッチ)の二つの役目を果た
している。積分器機能は機器が心臓プロフィールを蓄積
および解析することを可能にする(すなわち、この機能
は心臓周波数の変化を表記する)。飽和器機能は、しき
い値と以下に詳細に記述する平坦域の連続を利用するこ
とにより、機器が患者の生理機能に適応する減速を効果
的に保持することを可能にする。
【0054】例えば、図2に描かれている心臓プロフィ
ールにともなって、カウンタCTRは以下の様な手法で
動作する。時間T0以前には、患者は基準周波数Fba
seの心臓周波数を有する安息状態にある。カウンタC
TRは例えば0のインターバル数値を維持する。
【0055】時間T0とT1の間では、患者の心臓周波
数は上昇するが、この間はしきい値Fbaseの下方に
維持されている。カウンタCTRメータの数値はこの苦
痛の間Paccの数値(Macc=1)にしたがって規
則的に上昇する。カウンタCTRの各新数値に対して減
速率RATEdecの数値が決定される。
【0056】時間T1において、カウンタCTRは、現
在の心臓周波数数値に相当するカウンタ限界値に到達す
る。このカウンタ限界値は対応図を使用して計算され、
これは図6との関連において記述する。したがってPf
n+1と標識されたレンジ内で検出される周波数に対
し、カウンタCTRの上限はLn+1となる。カウンタ
・カウントは少なくとも時間T2までこの数値を保持す
る。
【0057】時間T2とT3の間において、心臓周波数
はその加速を再開する。そして、カウンタ限界値が変化
し、周波数がPfn+1と標識されたレンジを離脱した
以後、カウンタ数値はPacc数値(Macc=1)に
したがって規則的に増加する。 時間T3において、心
臓周波数はしきい値Fthreshより大きくなる。そ
れから、カウンタは各心臓サイクルにつきPaccに乗
算因子Macc(すなわちMacc=3)を乗じた数値
にしたがってカウンタCTRがその新しい限界値Ln+
3に達するまで増加する。
【0058】図2に示されているように、心臓周波数が
Pfn+3と標識されたレンジ内に滞留するため、カウ
ンタ・カウントCTRは時間T4までの間限界値Ln+
3で静止する。
【0059】時間T4において、心臓リズムの低下が検
出される。これは、本発明のアルゴリズムが刺激インタ
ーバルの低下の計算を実施する点である。
【0060】低下の瞬間においてカウンタの数値が限界
値Ln+3となっているため、時間T4の後に心臓リズ
ムの低下に対して選択される低下速度(RATEde
c)は、図6の対応図に示されるように、カウンタの数
値Ln+3に相応する低下速度となる。心臓リズムの低
下の間、カウンタは各心臓サイクルにつき数値Pdec
にしたがって低減される。
【0061】時間T5において、心臓周波数はその基準
値に達している。その後、カウンタはより急速に低下さ
れ、これは各心臓サイクルにつき数値Pdecに乗算因
子Mdecを乗じた数値にしたがってその初期値0に達
するまで低減される。
【0062】図3ないし5にはカウンタ制御アルゴリズ
ムが詳細に示されている。
【0063】図3を参照すると、ルーチンはステップ1
00において典型的な初期化処理をもって開始する。
【0064】数値EIn−1はEIbaseに初期化さ
れ、Indは低下に初期化され、CTRaccおよびC
TRdecは0に初期化され、CTRは0に初期化さ
れ、さらにRATEdecはその最低速値に初期化され
る。
【0065】その後、ルーチンはステップ101におい
てEIfの数値を設定する。この数値は種々のアルゴリ
ズムによって提供される種々の補充収縮間隔の中から選
択することができる。
【0066】速度応答関数および平滑化関数を処理する
心臓ペースメーカーの例においては、EIfは次の等式
で算定される: EIf=function(interv. smoo
thed;interv. fold;interv.
of asserv.) ここで、“interv. smooth”は平滑化関
数内で使用されるインターバル、“interv. f
old”は心房異常収縮を識別するために使用されるイ
ンターバル、“interv. asserv.”はセ
ンサ23に基づいて設定される速度応答インターバルで
ある。
【0067】より正確には、ペースメーカーが心房増速
の相にある際、選択されるインターバルは平滑化インタ
ーバルと速度応答インターバルとの間において最低速の
ものとなる。“フォールド”の相(これは心房解離相と
いうべきである)においては、代わってフォールド補充
収縮間隔が選択される。
【0068】ステップ102においては、ルーチンは心
臓リズムが上昇しているか低下しているかを判定する。
この作業は、ルーチンの他の部分と同様に周期的に実行
される。本実施例においては、演算周期は4心臓サイク
ルに相当するが、本発明の別の実施例においては、1サ
イクル、または、より一般的な方法においてはnサイク
ルとすることもできる。心臓リズムが上昇しているかど
うかを判断するために、アルゴリズムはEIfとEIf
−1(ここでEIf−1は先行する心臓補充収縮間隔で
あり、EIfは心臓サイクルPnに相応する)とを比較
する。
【0069】EIfがEIfはEIn−1より著しく大
きいか、またはEIbase以上である場合、心臓リズ
ムの低下が疑われる。このケースBは後に説明する。逆
に、EIfがEIn−1以下でありさらにEIbase
未満である場合、心臓リズムの上昇が疑われる。
【0070】心臓リズムの上昇が疑われるケースにおい
て、ルーチンはステップ110(図4)にてケースAに
進入する。ここでは、Indの状態が検査されるInd
の数値が上昇である場合、心臓リズム上昇が既に確認さ
れており、ルーチンはステップ111においてIndを
“上昇”にセットし、ステップ112においてCTRd
ecを0にセットする。
【0071】その後、ルーチンはカウンタ数値CTRの
変更を実施する。ステップ113において、限界値TH
RESHCtrが関数Gとして、また計算されたEIf
数値をもとにして計算される。この関数Gは図6の対応
図によるものである。
【0072】ステップ114において、カウンタCTR
の数値がそのステップ113で算定された限界値THR
ESHCtrと比較される。
【0073】CTRがその限界値以上である場合、カウ
ンタ・カウントCTRは増大されず、一定に保持され
る。そこで、ルーチンはステップ119に進行する。逆
に、CTRがTHRESHCtr未満である場合、カウ
ンタを増加させることができる。増加の周期は数値EI
fによって設定されたように二相に分かれる。これはル
ーチンの次のステージで発生する。
【0074】ステップ115において、ルーチンはEI
fの数値をEIthreshと比較して検査する。EI
fがEIthreshより大きい場合、ステップ117
において、カウンタは、Paccによって増大されるカ
ウンタCTRの数値、ステップ113において設定され
るTHRESHCtr数値、およびこの例においては2
55となるカウンタの最大値の間でより小さな数値を取
り入れる。逆に、EIfがEIthresh以下である
場合、ステップ116において、カウンタは、Macc
を乗じたPaccによって増大されるカウンタCTRの
数値、ステップ113において設定されるTHRESH
Ctr数値、およびこの例においては255となるカウ
ンタの最大値の間で最小の数値を取り入れる。
【0075】カウンタCTRの数値はこの様にして決定
され、次にルーチンはステップ118において関数Fを
用いて低下速度RATEdecの数値を決定する。この
関数Fは図7の対応図によるものであり、各カウンタ数
値CTRを一つの数値RATEdectに対応させてい
る。
【0076】図8を参照すると、ある時点において実存
する周波数fもしくは心臓周期(EI)、カウンタ数値
CTRおよび減速率RATEdecの関連の一例が示さ
れている。EIbaseとEIminとの間に存在する
周期のインターバルは、等しい幅からなる8つのレンジ
の周期に分割されている。各レンジは対応するカウンタ
数値限界値THRESHCtrを有する。したがって、
EIが700msと625msの間にある与えられた周
期において、カウンタCTRの限界値は159となる。
したがって、カウンタは1から159までのCTR数値
を取り得る。この実施例においては、255の可能なカ
ウンタ数値が8つのレンジ内に均等に配分されている
が、これ以外の配分も使用できることはもちろんであ
る。
【0077】これに加えて、これらの各数値レンジはそ
れぞれ対応する低下速度RATEdecを有する。した
がって、与えられたEIに適用し得るカウンタ数値に対
し、カウンタの到達した数値CTRに従って、図8に示
されている16ms/4ccから8ms/12ccまで
の5つの減速率のうちの一つを有することができる。再
び図4を参照すると、ステップ119において、ルーチ
ンはEInに新しい数値を配置する(本発明は心臓リズ
ムの低下の周期のみを管理し;心臓リズムの上昇の周期
中は、アルゴリズムはEInにEIfの数値を配置す
る)。
【0078】図3に戻り、その後ルーチンはEInの数
値が最小値EIminおよび最大値EIbaseを超過
していないことを確認するためにさらに二つのテストを
実行する。ステップ120において、EInはEImi
nと比較される。EInがEIminより小さい場合、
EInはステップ121においてEIminに等しく設
定される。EInがEIminと等しいか、これより大
きい場合、ルーチンはステップ122に進行し、ここで
EInがEIbaseと比較される。EInがEIba
seより大きい場合、ステップ123においてEInは
EIbaseに等しく設定される。それ以外において
は、EInはその設定されていた数値で使用される。し
たがって、EInは心臓サイクルPnに対して計算され
た数値を現す。
【0079】図4を参照すると、ステップ110におい
てIndが“低下”に等しくなり、ステップ102のE
IfとEIn−1との比較により疑われた心臓リズムの
上昇が再度確認されることがない場合、ルーチンは異な
った動作を実施する。カウンタの数値が変更される前
に、ルーチンはリズムの上昇を確認する捜索を実行す
る。ステップ124において、ルーチンは第一の心臓リ
ズム確認検査を実行する。これはEIn−1とEIfと
の差に相関する。EIfがヒステリシス量(任意に固定
される量であり、この実施例においてはx=6.25
%)にしたがって低下するEIn−1に等しくなる限界
値より小さい場合、心臓リズムが有効に加速されたと判
定され、リズムの上昇が確認される。ルーチンはその後
ステップ111に進行する。
【0080】他方、ステップ124においてEIfが限
界値より大きい場合、上昇は確認されず、ルーチンはス
テップ125において第二の検査に進む。ステップ12
5で実施される検査は、リズムの上昇の確認を考慮する
とともにカウンタCTRaccの増加に備えた時間稼ぎ
である。カウンタCTRaccは低下の周期の間に0に
初期化される。カウンタCTRaccの数値がしきい値
nbTHRESHaccより大きい際、既に定義したよ
うに(さらにこの実施例においては4に固定される)、
ルーチンがこのテストを連続的にパスしたことを意味す
る。この結果上昇状態が確認され、ルーチンはステップ
111から先に進行する。
【0081】逆に、CTRaccがこのしきい値nbT
HRESHaccより小さい場合、上昇状態は確認され
ない。このような場合、ステップ126において、ルー
チンはカウンタ数値CTRaccを増加させ、上昇は確
認されず、ルーチンはカウンタCTRとRATEdec
のいずれも設定しない。むしろ、前述したようにルーチ
ンは直接ステップ119に進行する。
【0082】前述したプロセスの中で、ステップ102
において心臓リズムの上昇が疑われた。一方、ステップ
102においてEIfがEIn−1より大くなった場
合、またはEIfがEIbase以上であった場合、ル
ーチンは心臓リズムの低下を検出し、ケースBに従って
進行する。
【0083】図5に示されているように、ケースBにお
いて、ステップ130においてIndの数値が検査され
る。Indが低下に設定されている場合、心臓リズムの
低下が既に確認されたことを示す。このような場合、ス
テップ131においてIndが“低下”に設定され、ス
テップ132においてCTRaccの数値が0に設定さ
れる。
【0084】ステップ133において、ルーチンはEI
n−1の数値を検査する。EIn−1がEIbaseよ
り小さい場合、低下は終了しておらず、リズムは基準リ
ズムに達していない。さらに、ステップ134におい
て、カウンタ数値CTRは、Pdec(Mdec=1)
によって低減されるカウンタの数値CTRと0の間で最
大値に設定される。
【0085】他方、ステップ133においてEIn−1
がEIbaseより大きいかまたは等しくなった場合、
心臓リズムは休止状態に戻り、ステップ135におい
て、カウンタCTRは、Mdec(Mdec=3)を乗
じたPdecに従って低下するカウンタの数値CTRと
0との間で最大値を取り、カウンタ数値の減少を加速す
る。
【0086】次に、ステップ136においてEInが割
当てられる。したがって、本発明は心臓リズムの低下を
管理する。この点に関して、アルゴリズムは先行した心
臓補充収縮間隔のインターバルEIn−1と、ステップ
118で実効化された最後の低下速度RATEdecを
使用する。その後、ルーチンはEInをRATEdec
によって増加されるEIn−1の数値と判定する。さら
に、ルーチンは前述したようにステップ120,12
1,122および123にしたがって進行する。
【0087】Indが数値“上昇”に設定されている場
合、ステップ130において、ルーチンは心臓リズムの
低下を確認する検査を実行する。第一の検査はステップ
137においてEIfおよびEIn−1を使用して実施
される。EIfが、EIn−1にEIn−1のy%のヒ
ステリシス数値を加算した限界数値(ここでは任意にy
=12.5%に固定される)より大きい場合、ルーチン
はリズムの低下を確認し、前述したようにステップ13
1から続行する。
【0088】しかしながら、EIfがこのヒステリシス
に基づいた限界値より小さい場合、ルーチンはステップ
138の第二の検査に進行する。ステップ138におい
て、ルーチンは、心臓リズムの上昇の周期中に0に初期
化されたカウンタCTRdecの数値を検査する。この
カウンタは0としきい値THRESHdecの間のレン
ジを有する。ステップ138において、カウンタCTR
decがnbTHRESHdecより大きい場合、低下
が確認され、ルーチンはステップ131から続行する。
カウンタCTRdecがなおnbTHRESHdecよ
り小さい場合、ルーチンはステップ139においてカウ
ンタCTRdecの数値を増加させる。その後、カウン
タCTRdecの数値を調整することなく、ルーチンは
ステップ136においてEInをEIn−1 + RA
TEdecの数値に設定する。
【0089】低下周期中に使用されるヒステリシス・パ
ーセンテージyは、別の実施例においては、上昇を確認
するために使用されるヒステリシス・パーセンテージx
に等しくすることもできる。この典型的な実施例におい
て低下に対してより大きなヒステリシス・パーセンテー
ジyの使用を選択するのは、より厳密でより選択性高い
低下特性を達成するためである。
【0090】本発明によって、刺激リズムの減速率を先
行する心臓リズムおよび算定された刺激速度情報に基づ
いて制御することにより、従来の平滑化技術のものに比
べてより生理機能的な減速を得られることは明らかであ
る。この方法ならびに装置は、実質的に全ての心臓監視
および治療用の能動植え込み型医療用機器において有効
に実施することができる。
【0091】以上の実施例は説明を目的としたものであ
り、これに限定するものではなく、当業者であれば記述
された実施例以外にも本発明を実施し得ることは明らか
であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る能動植込み型医療用ペースメーカ
ー機器の好適な一実施例を示すブロック線図である。
【図2】本発明に従った心臓プロフィールの解析処理、
ならびに刺激された心臓リズムを解放および制御するモ
ード内における心臓リズムの変化を示す特性線図であ
る。
【図3】本発明の全体的な実行方式を示すフロー・チャ
ートである。
【図4】図3の部分Aのフロー・チャートである。
【図5】図3の部分Bのフロー・チャートである。
【図6】カウンタ限界値および計算された補充収縮間隔
に相関する数値の対応図である。
【図7】カウンタ数値および低下速度に相関する数値の
対応図である。
【図8】刺激周期、カウンタ数値および心臓リズムの減
速率との間の相対図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン ルク ボネ フランス国、92176 ヴァンヴェ、リュー サディ−カルノ 69 (72)発明者 ローレンス ジュルー フランス国、セデクス、92541 モンルー ジュ、リュー モーリス アルヌー 98− 100、ケアオブ エエルア メディカル ソシエテ アノニム

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者が携帯する能動植え込み型医療用装
    置であり、 患者の瞬間的心臓リズムを検出する手段と、 連続して供給される刺激パルス間に補充収縮間隔(EI
    n)を有する刺激パルスの供給手段と、 前記検出手段によって検出された前記心臓リズムの変化
    に相当する情報を記録するための手段を備えており前記
    補充収縮間隔を漸進的に上昇させる手段とからなり、こ
    の漸進上昇させる手段を動作して所定の補充収縮間隔を
    検出された心臓リズムの予め記録された情報の第一の関
    数として上昇させるよう動作する能動植え込み型医療用
    装置。
  2. 【請求項2】 漸進上昇させる手段がさらに補充収縮間
    隔変数(RATEdec)の上昇速度を前記記録された
    情報の第二の関数として算定し、第一の関数がさらにこ
    の算定された上昇速度変数(RATEdec)上で動作
    する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 漸進上昇させる手段の第一の関数が先に
    検出された心臓リズムの積分である請求項1記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに計数値(CTR)を有するカウン
    タと、補充収縮間隔の上昇速度(RATEdec)を算
    定する手段とからなり、漸進上昇させる手段が計数値C
    TRを検出された心臓リズムに応答して増減し、速度を
    算定する手段が上昇速度(RATEdec)を計数値
    (CTR)に応じて算定し、第一の関数がさらに前記算
    定された上昇速度RATEdec上で動作する請求項3
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 上昇速度RATEdecが計数値CTR
    の逆方向に変化する請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 速度算定手段がさらに複数の領域からな
    る数値を有し、各領域があらかじめ選択された上昇速度
    に相応し、カウンタ計数値を前記複数の領域と比較する
    手段を備え、計数値CTRに相応する上昇速度を選択す
    る請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 カウンタ計数値が上限値と下限値の間の
    範囲にあり、この上限値が算定された補充収縮間隔数値
    (EIf)の関数からなる変数である請求項4記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 さらにカウンタの増加速度を決定する手
    段を備え、増加速度は計算された補充収縮間隔数値(E
    If)に応じて変化する請求項4記載の装置。
  9. 【請求項9】 速度を決定する手段がさらに計算された
    補充収縮間隔数値(EIf)に相応する数値からなる乗
    算因子変数(Macc)を有する請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 さらにカウンタの増加速度を決定する
    手段を備え、増加速度が先行した心臓サイクルに対して
    算定された補充収縮間隔の数値に応じて変化する請求項
    4記載の装置。
  11. 【請求項11】 速度を決定する手段がさらに計算され
    た補充収縮間隔数値(EIf)に相応する数値からなる
    乗算因子変数(Mdec)を有する請求項10記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 さらに補充収縮間隔の上昇または低下
    状態(Ind)を判定する手段と、上昇速度を決定する
    手段とを備え、漸進上昇させる手段が検出された低下状
    態に応答して決定された増加速度を適用して前記補充収
    縮間隔を上昇させるよう動作し、また検出された上昇状
    態に応答して元の数値を保持する請求項1記載の装置。
  13. 【請求項13】 心臓刺激機器の補充収縮間隔を制御す
    る方法であり、 (a)心臓を基準心臓リズムで刺激するための基準補充
    収縮間隔を供給し; (b)自発的なおよび刺激された心臓動作を含む心電活
    動を監視し; (c)自発的心臓動作が欠如した際に心臓刺激用の補充
    収縮間隔を設定し; (d)設定された補充収縮間隔が心臓リズムの上昇に相
    当するかあるいは心臓リズムの低下に相当するかを判定
    し; (e)判定された心臓リズムの上昇に応答して: (i)心臓リズムの上昇の経歴を記録し: (ii)補充収縮間隔の上昇速度を記録された経歴の関
    数として算定し; (f)判定された心臓リズムの低下に応答して; (i)前記判定された心臓リズムの低下に先行する判定
    された心臓リズムの上昇の間に算定される上昇速度を付
    加して設定する補充収縮間隔を基準補充収縮間隔まで漸
    進的に上昇させ、 (ii)上昇した補充収縮間隔を前記装置に使用する;
    能動植え込み型医療用装置における補充収縮間隔方法。
  14. 【請求項14】 ステップ(e)がさらに前記判定され
    た心臓リズムの上昇中に装置内にて前記設定された補充
    収縮間隔を使用することからなる請求項13記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 ステップ(c)がさらに検出された心
    電活動に応答して前記補充収縮間隔を設定することから
    なる請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 ステップ(c)がさらに患者の心臓出
    力要求を現す生理パラメータを監視し、速度応答補充収
    縮間隔を前記監視された生理パラメータの関数として算
    定し、補充収縮間隔を算定された速度応答補充収縮間隔
    と検出された心電活動との関数として算定することから
    なる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 さらにステップ(c)が設定された補
    充収縮間隔をあらかじめ設定されたスロープに応じて平
    滑化することからなる請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらにステップ(c)が患者の心臓出
    力要求を現す生理パラメータを監視し、前記補充収縮間
    隔を前記監視された生理パラメータの関数として算定す
    ることからなる請求項13記載の方法。
  19. 【請求項19】 さらにステップ(c)が補充収縮間隔
    を決定するための複数のアルゴリズムの中の一つにした
    がって補充収縮間隔を選択することからなる請求項13
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 ステップ(d)がさらに:最後に算定
    された補充収縮間隔を先に算定された補充収縮間隔と比
    較し;先に算定された補充収縮間隔が最後に算定された
    補充収縮間隔より大きいことに応答して心臓リズムの上
    昇を宣言し;最後に算定された補充収縮間隔が先に算定
    された補充収縮間隔より大きいことに応答して心臓リズ
    ムの低下を宣言することからなる請求項13記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 さらにステップ(d)がn心臓サイク
    ル毎に実行され、nが2ないし16の整数であることか
    らなる請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 さらにステップ(d)が: (i)最後に算定された補充収縮間隔を先に設定された
    補充収縮間隔および基準補充収縮間隔と比較し; (ii)最後に算定された補充収縮間隔の一つが先に算
    定された補充収縮間隔より小さいかこれに等しくなり、
    また最後に算定された補充収縮間隔が基準補充収縮間隔
    より小さくなることに応答して心臓リズムの上昇を疑
    い; (iii)疑われた心臓リズムの上昇を上昇と確認し; (iv)最後に算定された補充収縮間隔の一つが先に算
    定された補充収縮間隔より大きくなり、また最後に算定
    された補充収縮間隔が基準補充収縮間隔より大きいかあ
    るいはこれに等しいことに応答して心臓リズムの低下を
    疑い; (v)疑われた心臓リズムの低下を低下と確認すること
    からなる請求項13記載の方法。
  23. 【請求項23】 ステップ(e)が確認されていない疑
    われている心臓リズムの上昇には応答せず、ステップ
    (f)が確認されていない疑われている心臓リズムの低
    下には応答しないことからなる請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 さらにステップ(d)が: (g)確認された心臓リズムの上昇に相当する第一の状
    態と、確認された心臓リズムの低下に相当する第二の状
    態とからなる表示を保持し;さらにステップ(d)(i
    ii)が、表示の一つが第一の状態であることと、最後
    に算定された補充収縮間隔と第一のヒステリシス量にし
    たがって低減される先行した補充収縮間隔との間の相違
    が第一のヒステリシス量より大きくなることと、疑われ
    る心臓リズムの上昇の確認の試行が少なくともあらかじ
    め選択された回数連続して実施されたことを判断するこ
    とからなり、 さらにステップ(d)(v)が、表示の一つが第二の状
    態であることと、最後に算定された補充収縮間隔と第二
    のヒステリシス量にしたがって上昇する先行した補充収
    縮間隔との間の相違が第二のヒステリシス量より大きく
    なることと、疑われている心臓リズムの低下の確認の試
    行が少なくともあらかじめ選択された回数連続して実施
    されたことを判断することからななる請求項22記載の
    方法。
  25. 【請求項25】 さらにステップ(g)(iii)が確
    認された心臓リズムの上昇に応答して表示を第一の状態
    に設定することからなり、ステップ(g)(v)が確認
    された心臓リズムの低下に応答して表示を第二の状態に
    設定することからなる請求項24記載の方法
  26. 【請求項26】 ステップ(e)(i)がさらに計数値
    を有するカウンタを備え、検出された心臓リズムの上昇
    に相応して算定された補充収縮間隔に応答してカウンタ
    計数値を増加することからなり、 ステップ(e)(ii)がさらに上昇速度を増加された
    カウンタ計数値の関数として選択することからなる請求
    項13記載の方法。
  27. 【請求項27】 ステップ(f)がさらに(iii)検
    出された心臓リズムの低下に相応して算定された補充収
    縮間隔に応答してカウンタ計数値を低減することからな
    る請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 さらにステップ(e)(i)が計数値
    を有するカウンタと、下限計数値と、上限計数値と、下
    限計数値と上限計数値との間に位置するしきい値とを備
    え、心臓リズムの上昇に相応して算定された補充収縮間
    隔に応答してカウンタ計数値が第一の数値にしたがって
    増加するとともに前記計数値は計数しきい値未満に保持
    し、 心臓リズムの上昇に相応して算定された補充収縮間隔に
    応答してカウンタ計数値が第二の数値にしたがって増加
    するとともに前記計数値は計数しきい値より大きく保持
    され、計数値は計数上限の最大値を上限とし、前記第二
    の数値は前記第一の数値より大きくなり、 ステップ(e)(ii)がさらに上昇速度を増加された
    カウンタ計数値の関数として選択することからなる請求
    項13記載の方法。
  29. 【請求項29】 さらにステップ(f)が(iii)判
    定された心臓リズムの低下に相応して算定された補充収
    縮間隔に応答してカウンタ計数値が第三の数値にしたが
    って減少するとともに計数値は計数しきい値より大きく
    保持され、基準心臓リズム相応して算定された補充収縮
    間隔に応答してカウンタ計数値が第四の数値にしたがっ
    て減少し、計数値は計数下限の最小値を下限とし、前記
    第四の数値は前記第三の数値より大きくなる請求項28
    記載の方法。
  30. 【請求項30】 ステップ(e)(ii)がさらに:前
    記上限と下限の間に複数の領域からなる計数値を有し、 前記複数の領域のそれぞれが一つの上昇速度に対応し、 増加する計数値を含む一つの領域を設定し、 一つの領域に相関する一つの低下速度を選択することか
    らなる請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 ステップ(e)(ii)がさらに:前
    記上限と下限の間に複数の領域からなる計数値を有し、 前記複数の領域のそれぞれが予め選択された増加速度に
    相関し、 増加する計数値を含む一つの領域を設定し、 一つの設定された領域に相関する一つの予め選択された
    上昇速度を選択することからなる請求項28記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 予め選択された各上昇速度が最大速度
    と最小速度との間の領域内から選択される大きさを有
    し、選択された予め選択された速度の大きさの領域はカ
    ウンタ計数値に逆比例することからなる請求項31記載
    の方法。
  33. 【請求項33】 さらに第二の数値を第一の数値の乗算
    因子とし、第四の数値を第三の数値の乗算因子として設
    けることからなる請求項28記載の方法。
  34. 【請求項34】 さらに乗算因子を設定された補充収縮
    間隔の関数として算定し;第二の数値を第一の数値と設
    定された乗算因子の関数として設けることからなる請求
    項28記載の方法。
  35. 【請求項35】 さらに乗算因子を設定された補充収縮
    間隔の関数として算定し;第四の数値を第三の数値と設
    定された乗算因子の関数として設けることからなる請求
    項28記載の方法。
  36. 【請求項36】 さらにカウンタの上限を設定された補
    充収縮間隔の可変関数として設けることからなる請求項
    28記載の方法。
  37. 【請求項37】 ステップ(e)(i)がさらに検出さ
    れた心臓リズムを検出された補充収縮間隔に関連して積
    分することからなる請求項13記載の方法。
JP8139134A 1995-05-31 1996-05-31 能動植え込み型医療用装置における補充収縮間隔の変化を制御する方法および装置 Pending JPH09117517A (ja)

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