JPH09117329A - 厨房用壁面カバー防火パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨房台の後部上方に位置決めした状態で壁面
に簡単且つ外観良好に取り付けることができ、しかも、
同壁面から簡単に取り外すことができて清掃作業を容易
に行うことができる厨房用壁面カバー防火パネルを提供
する。 【解決手段】 防火パネル本体１の下端部後縁に、厨房
台２上のカウンター３後端に立設されるバックガード４
裏面と壁面５との間に挿入係止される係止片６を垂設
し、同防火パネル本体１の裏面に凹所７を形成してこの
凹所７内に、壁面５に固定される係合受具８に着脱自在
に係着される係合部９を設け、この係合部９を防火パネ
ル本体１の上部に位置させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、厨房台、例えば、
流し台の側方カウンターに設けられるコンロやレンジ等
の厨房部分の後部上方の壁面に取り付けられて、該壁面
を厨房作業時の火炎、熱、油撥ね等から保護する厨房用
壁面カバー防火パネルに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、図８に示す如く、厨房台
（イ）の後部上方の壁面（ロ）に取り付けられて、該壁
面（ロ）を厨房作業時の火炎、熱、油撥ね等から保護す
る厨房用の壁面カバー防火パネル（ハ）は知られてい
る。該壁面カバー防火パネル（ハ）は石膏ボード、金属
板等の不燃性及び耐熱性に富んだ矩形板材でなり、その
四角部分に挿通されるビス（ニ）によって壁面（ロ）に
取着固定されている。又、厨房台（イ）は流し台の側方
に連続して並設され、その上面にはコンロ（ホ）が設け
られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、位置決め保持しながら壁面カバー
防火パネル（ハ）をビス（ニ）によって壁面（ロ）に取
着固定する作業が困難であり、しかも、取着固定された
該壁面カバー防火パネル（ハ）を取り外すことが難しく
て、表面に付着した油汚れを除去する等の同壁面カバー
防火パネル（ハ）の清掃作業も困難となり、又、ビス
（ニ）が壁面カバー防火パネル（ハ）の表面に露出して
外観も良くないものであった。

【０００４】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、厨房台の後部上方に位置決めした状態で壁面に簡単
且つ外観良好に取り付けることができ、しかも、同壁面
から簡単に取り外すことができて清掃作業を容易に行う
ことができる厨房用壁面カバー防火パネルを提供するこ
とである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
厨房用壁面カバー防火パネルは、防火パネル本体の下端
部後縁に、厨房台上のカウンター後端に立設されるバッ
クガード裏面と壁面との間に挿入係止される係止片を垂
設し、同防火パネル本体の裏面に凹所を形成して該凹所
内に、壁面に固定される係合受具に着脱自在に係着され
る係合部を設け、該係合部を防火パネル本体の上部に位
置させてなる。したがって、係止片をバックガード裏面
と壁面との間に挿入係止して防火パネル本体を位置決め
すると共に係合部を係合受具に係着して、該防火パネル
本体を壁面に簡単に取り付けることができる。この場
合、防火パネル本体は係合部と係止片とにより上下で確
実に支持され、又、係合部及び係合受具が同防火パネル
本体の裏側の凹所内に邪魔にならないよう外観良好に納
められる。しかも、係合部を係合受具から外すと共に係
止片を抜き外して防火パネル本体を壁面から簡単に取り
外すことができ、該取り外された防火パネル本体を容易
に清掃することができる。

【０００６】本発明の請求項２記載の厨房用壁面カバー
防火パネルは、上記請求項１記載の厨房用壁面カバー防
火パネルにおいて、防火パネル本体を金属板で裏方に開
口した薄型箱形状に形成して該裏方に開口した薄型箱形
状内部を凹所となし、同薄型箱形状の防火パネル本体の
下辺板部後端縁に下方へ折曲延出した係止片を一体に垂
設したことを特徴とする。したがって、この場合は、特
に、裏面に凹所を有する防火パネル本体を金属板によっ
て簡単に形成することができ、しかも、同金属板の延出
部分を折曲加工して係止片を簡単に一体形成することが
できる。

【０００７】本発明の請求項３記載の厨房用壁面カバー
防火パネルは、上記請求項１又は２記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいて、防火パネル本体の下端部前縁
に、係止片と対になってバックガードを挟持するカバー
片を同前縁略全長にわたって垂設したことを特徴とす
る。したがって、この場合は、特に、カバー片と係止片
とが前後で対になってバックガードを挟持するため、防
火パネル本体の下端部がバックガードに確実に固定さ
れ、しかも、同カバー片は防火パネル本体の下端部前縁
に略全長にわたって垂設されているため、該カバー片に
よってバックガードと防火パネル本体との間の隙間が覆
い隠されて、該隙間に水やごみ等が侵入することが防止
されると共に外観も更に良好に仕上がる。

【０００８】本発明の請求項４記載の厨房用壁面カバー
防火パネルは、上記請求項２記載の厨房用壁面カバー防
火パネルにおいて、防火パネル本体の下端部前縁に略全
長にわたって垂設され、係止片と対になってバックガー
ドを挟持するカバー片を、薄型箱形状の防火パネル本体
の下辺板部前端縁部分を下方へ延設折り返して形成した
ことを特徴とする。したがって、この場合は、特に、カ
バー片と係止片とが前後で対になってバックガードを挟
持するため、防火パネル本体の下端部がバックガードに
確実に固定され、しかも、同カバー片は防火パネル本体
の下端部前縁に略全長にわたって垂設されているため、
該カバー片によってバックガードと防火パネル本体との
間の隙間が覆い隠されて、該隙間に水やごみ等が侵入す
ることが防止されると共に外観も更に良好に仕上がり、
又、薄型箱形状の防火パネル本体の下辺板部前端縁部分
を下方へ延設折り返して同カバー片を簡単に一体形成す
ることができる。

【０００９】本発明の請求項５記載の厨房用壁面カバー
防火パネルは、上記請求項１〜４のいずれか一つの請求
項記載の厨房用壁面カバー防火パネルにおいて、係合部
を係合受具に上方から係着されるものとなしたことを特
徴とする。したがって、この場合は、特に、防火パネル
本体を下方へスライド移動させて、係止片をバックガー
ド裏面と壁面との間に挿入係止すると共に係合部を係合
受具に上方から簡単に係着させることができる。

【００１０】本発明の請求項６記載の厨房用壁面カバー
防火パネルは、上記請求項５記載の厨房用壁面カバー防
火パネルにおいて、金属板で裏方に開口した薄型箱形状
に形成される防火パネル本体の上辺板部後端縁に、下方
へ折曲延出した垂下突片状の係合部を一体に形成したこ
とを特徴とする。したがって、この場合は、特に、金属
板の延出部分を折曲加工して係合部を簡単に一体形成す
ることができ、該係合部を係合受具に上方から簡単に係
着させることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１、図２、図３は、本発明の請
求項１、２、３、４、５、６全てに対応する一実施形態
を示し、該実施形態の厨房用壁面カバー防火パネルは、
防火パネル本体１の下端部後縁に、厨房台２上のカウン
ター３後端に立設されるバックガード４裏面と壁面５と
の間に挿入係止される係止片６を垂設し、同防火パネル
本体１の裏面に凹所７を形成して該凹所７内に、壁面５
に固定される係合受具８に着脱自在に係着される係合部
９を設け、該係合部９を防火パネル本体１の上部に位置
させてなる。

【００１２】該実施形態の厨房用壁面カバー防火パネル
においては、防火パネル本体１が金属板で裏方に開口し
た薄型箱形状に形成されて該裏方に開口した薄型箱形状
内部全体が凹所７となり、同薄型箱形状の防火パネル本
体１の下辺板部10後端縁に下方へ折曲延出した係止片６
が一体に垂設されている。又、防火パネル本体１の下端
部前縁に、係止片６と対になってバックガード４を挟持
するカバー片11が同前縁略全長にわたって垂設されてお
り、同カバー片11は薄型箱形状の防火パネル本体１の下
辺板部10前端縁部分が下方へ延設折り返されて形成され
ている。又、係合部９が係合受具８に上方から係着され
るものとなっており、この場合、薄型箱形状の防火パネ
ル本体１の上辺板部12後端縁に下方へ折曲延出した垂下
突片状の同係合部９が一体に形成されている。

【００１３】厨房台２は流し台13の側方に連ねて並設さ
れており、該厨房台２及び流し台13の上面には人造大理
石でなるカウンター３が一連に設けられている。該カウ
ンター３の厨房台２の部分にはコンロ14が設けられ、該
コンロ14に対応して同厨房台２の上部にはレンジ15が設
けられている。又、同カウンター３の流し台13の部分に
はシンク16が設けられ、該シンク16の後側に水栓金具17
が付設されている。

【００１４】カウンター３の後端には全長にわたってバ
ックガード４が一体に立設されており、同カウンター３
の前記流し台13に対応する後部上方の壁面５には窓18が
形成され、同カウンター３の前記厨房台２に対応する後
部上方の壁面５に防火パネル本体１が取り付けられてい
る。該窓18や防火パネル本体１の上側の壁面５にはカウ
ンター３に対応して一連に収納キャビネット19が取り付
けられており、該収納キャビネット19の側部には前記厨
房台２と対向してレンジフード20が設けられている。

【００１５】防火パネル本体１は、ステンレス板、アル
ミニウム板等の耐熱性、不燃性に富んだ金属板を折曲加
工して形成され、該防火パネル本体１の表面にはフッ素
樹脂コーティングが施されており、該防火パネル本体１
によって上記厨房台２のコンロ14やレンジ15における厨
房作業時に発生する火炎、熱、油撥ね等から壁面５が保
護される。又、同防火パネル本体１の表面には適宜吊り
下げ用のバー材21が取り付けられ、該バー材21に調理道
具、清掃道具等の台所用小物22が吊り下げ保持される。

【００１６】又、防火パネル本体１の下辺板部10の前端
縁及び後端縁には、各々略全長にわたってカバー片11と
係止片６とが一体に垂設されている。該カバー片11と係
止片６との間の間隔寸法はバックガード４の厚さ寸法に
略合致するように設定されていて、両者が同バックガー
ド４を強固に挟持できるようになっている。又、カバー
片11の上下巾寸法はバックガード４の高さ寸法に略合致
するように設定されていて、防火パネル本体１の下辺板
部10がバックガード４上に当接支持された状態で同バッ
クガード４の前面全体をカバー片11が覆い隠すようにな
っている。係止片６の上下巾寸法はカバー片11のそれよ
りも長いか同じ程度であることが好ましく、これは同係
止片６をバックガード４の裏側に挿入し易くするためで
ある。

【００１７】又、防火パネル本体１の上辺板部12の後端
縁にはその両側部に各々係合部９が一体に垂設されてお
り、該係合部９の下部には前方へ膨曲した湾曲部23が形
成されている。又、壁面５には前記係合部９に対応する
位置に対の係合受具８が各々ネジ24によって取着固定さ
れ、該係合受具８は屈曲状の帯状金属板でなりその前片
部25に前記係合部９の湾曲部23が上方から挿入係止され
る。この場合、係合受具８の前片部25の後面に係合部９
の湾曲部23の前面が弾性的に摺接し、スムーズに挿入係
止されると共に両者が相互にがたつきなく係止される。

【００１８】したがって、該実施形態の厨房用壁面カバ
ー防火パネルにおいては、係止片６をバックガード４裏
面と壁面５との間に挿入係止して防火パネル本体１を同
バックガード４上に位置決め載置すると共に係合部９を
係合受具８に係着して、該防火パネル本体１を壁面５に
簡単に取り付けることができる。この場合、防火パネル
本体１は係合部９と係止片６とにより上下で確実に支持
され、又、係合部９及び係合受具８が同防火パネル本体
１の裏側の凹所７内に邪魔にならないよう外観良好に納
められる。しかも、係合部９を係合受具８から外すと共
に係止片６を抜き外して防火パネル本体１を壁面５から
簡単に取り外すことができ、該取り外された防火パネル
本体１を容易に清掃することができる。

【００１９】又、該実施形態の厨房用壁面カバー防火パ
ネルにおいては、裏面に凹所７を有する防火パネル本体
１が金属板を折曲加工することによって簡単に形成され
ており、しかも、同金属板の延出部分を折曲加工して係
止片６が簡単に一体形成されている。又、カバー片11と
係止片６とが前後で対になってバックガード４を挟持す
るため、防火パネル本体１の下端部がバックガード４に
確実に固定され、しかも、同カバー片11は防火パネル本
体１の下端部前縁に略全長にわたって垂設されているた
め、該カバー片11によってバックガード４と防火パネル
本体１との間の隙間が覆い隠されて、該隙間に水やごみ
等が侵入することが防止されると共に外観も更に良好に
仕上がる。又、この場合に、薄型箱形状の防火パネル本
体１の下辺板部10前端縁部分が下方へ延設折り返され
て、同カバー片11は簡単に一体形成されている。

【００２０】又、該実施形態の厨房用壁面カバー防火パ
ネルにおいては、係合部９が係合受具８に上方から係着
されるものであるため、防火パネル本体１を下方へスラ
イド移動させて、係止片６をバックガード４裏面と壁面
５との間に挿入係止すると共に係合部９を係合受具８に
上方から簡単に係着させることができ、防火パネル本体
１の取付作業が更に容易となっている。又、この場合
に、金属板で裏方に開口した薄型箱形状に形成される防
火パネル本体１の上辺板部12後端縁に、下方へ折曲延出
した垂下突片状の係合部９が簡単に一体形成されてい
る。

【００２１】図４、図５は、本発明の請求項１、２に対
応する別の実施形態を示し、該実施形態の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、上記実施形態におけるカバ
ー片11を省略して形成されている。又、防火パネル本体
１の裏面上部両側に各々断面のこ刃状の金属片が溶接固
定されて係合部９が突設されており、壁面５に前記係合
部９に対応して固定される係合受具８は合成樹脂でな
り、該係合受具８には断面略のこ刃状の凹溝部26が形成
され、該凹溝部26に前記係合部９が前方から挿入係止さ
れる。それ以外は上記実施形態と同様に構成されてお
り、カバー片11に関する点及び係合部９が係合受具８に
上方から係着される点についての作用効果以外の作用効
果が上記実施形態におけると同様に奏される。

【００２２】図６、図７は、本発明の請求項１、５に対
応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の厨房用壁
面カバー防火パネルにおいては、防火パネル本体１が石
膏ボードでなり、該防火パネル本体１の裏面上部に凹所
７が彫設され、該凹所７内に略ハット型に屈曲した帯状
金属板をネジ24によって取着固定して係合部９が設けら
れており、同防火パネル本体１の下端部後縁部分に凹段
部27が形成され、該凹段部27に金属平板片をネジ24によ
って取着固定して係止片６が同下端部後縁の両側部に各
々垂設されている。又、壁面５に固定される係合受具８
は屈曲状の帯状金属板でなりその上片部29は前方へ傾斜
するように上方へ突設されていて、該上片部29に前記略
ハット型の係合部９の中片部28が上方から挿合係止され
る。この場合、係合受具８の傾斜した上片部29の後面に
係合部９の中片部28の前面が摺接することによって、防
火パネル本体１が壁面５側へ引き寄せられて該防火パネ
ル本体１は壁面５に確実に当接される。それ以外は上記
実施形態と同様に構成されており、防火パネル本体１が
金属板で薄型箱形状に形成される点及びカバー片11に関
する点についての作用効果以外の作用効果が上記実施形
態におけると同様に奏される。

【００２３】

【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の厨
房用壁面カバー防火パネルにおいては、係止片を厨房台
のバックガードの裏側に挿入係止して防火パネル本体を
位置決めすると共に係合部を壁面に固定される係合受具
に係着して、該防火パネル本体を簡単に取り付けること
ができ、この場合、防火パネル本体は係合部と係止片と
により上下で確実に支持され、又、係合部及び係合受具
が同防火パネル本体の裏側の凹所内に邪魔にならないよ
う外観良好に納められ、しかも、係合部を係合受具から
外すと共に係止片を抜き外して防火パネル本体を簡単に
取り外すことができ、該取り外された防火パネル本体を
容易に清掃することができる。

【００２４】又、本発明の請求項２記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、特に、金属板によって凹所
を有する防火パネル本体を簡単に形成することができ、
しかも、同金属板の延出部分を折曲加工して係止片を簡
単に一体形成することができる。

【００２５】又、本発明の請求項３記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、特に、カバー片と係止片と
が厨房台のバックガードを挟持して、防火パネル本体の
下端部が同バックガードに確実に固定され、しかも、同
カバー片によってバックガードと防火パネル本体との間
の隙間が覆い隠されて、外観良好に仕上がると共に同バ
ックガードの裏側への水やごみ等の侵入も防止される。

【００２６】又、本発明の請求項４記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、特に、上記請求項３におけ
ると同様の効果が奏され、しかも、金属板でなる薄型箱
形状の防火パネル本体の下辺板部前端縁部分を下方へ延
設折り返してカバー片を簡単に一体形成することができ
る。

【００２７】又、本発明の請求項５記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、特に、防火パネル本体を下
方へスライド移動させて、係止片を厨房台のバックガー
ドの裏側に挿入係止すると共に係合部を係合受具に上方
から簡単に係着させることができ、防火パネル本体の取
付作業が更に容易となる。

【００２８】又、本発明の請求項６記載の厨房用壁面カ
バー防火パネルにおいては、特に、上記請求項５におけ
ると同様の効果が奏され、しかも、金属板の延出部分を
折曲加工して係合部を簡単に一体形成することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の厨房用壁面カバー防火パネルの一実施
形態を示す断面図。

【図２】同厨房用壁面カバー防火パネルを裏側からみた
斜視図。

【図３】同厨房用壁面カバー防火パネルの使用形態を示
す斜視図。

【図４】本発明の厨房用壁面カバー防火パネルの別の実
施形態を示す断面図。

【図５】同厨房用壁面カバー防火パネルを裏側からみた
斜視図。

【図６】本発明の厨房用壁面カバー防火パネルの更に別
の実施形態を示す断面図。

【図７】同厨房用壁面カバー防火パネルを裏側からみた
斜視図。

【図８】従来例の厨房用壁面カバー防火パネルの取付状
態を示す断面図。

【符号の説明】

１ 防火パネル本体 ２ 厨房台 ３ カウンター ４ バックガード ５ 壁面 ６ 係止片 ７ 凹所 ８ 係合受具 ９ 係合部 10 下辺板部 11 カバー片 12 上辺板部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 防火パネル本体の下端部後縁に、厨房台
   上のカウンター後端に立設されるバックガード裏面と壁
   面との間に挿入係止される係止片を垂設し、同防火パネ
   ル本体の裏面に凹所を形成して該凹所内に、壁面に固定
   される係合受具に着脱自在に係着される係合部を設け、
   該係合部を防火パネル本体の上部に位置させてなる厨房
   用壁面カバー防火パネル。
2. 【請求項２】 防火パネル本体を金属板で裏方に開口し
   た薄型箱形状に形成して該裏方に開口した薄型箱形状内
   部を凹所となし、同薄型箱形状の防火パネル本体の下辺
   板部後端縁に下方へ折曲延出した係止片を一体に垂設し
   たことを特徴とする請求項１記載の厨房用壁面カバー防
   火パネル。
3. 【請求項３】 防火パネル本体の下端部前縁に、係止片
   と対になってバックガードを挟持するカバー片を同前縁
   略全長にわたって垂設したことを特徴とする請求項１又
   は２記載の厨房用壁面カバー防火パネル。
4. 【請求項４】 防火パネル本体の下端部前縁に略全長に
   わたって垂設され、係止片と対になってバックガードを
   挟持するカバー片を、薄型箱形状の防火パネル本体の下
   辺板部前端縁部分を下方へ延設折り返して形成したこと
   を特徴とする請求項２記載の厨房用壁面カバー防火パネ
   ル。
5. 【請求項５】 係合部を係合受具に上方から係着される
   ものとなしたことを特徴とする請求項１〜４のいずれか
   一つの請求項記載の厨房用壁面カバー防火パネル。
6. 【請求項６】 金属板で裏方に開口した薄型箱形状に形
   成される防火パネル本体の上辺板部後端縁に、下方へ折
   曲延出した垂下突片状の係合部を一体に形成したことを
   特徴とする請求項５記載の厨房用壁面カバー防火パネ
   ル。