JPH09117233A - 鳥類の飼育方法 - Google Patents

鳥類の飼育方法

Info

Publication number
JPH09117233A
JPH09117233A JP7300801A JP30080195A JPH09117233A JP H09117233 A JPH09117233 A JP H09117233A JP 7300801 A JP7300801 A JP 7300801A JP 30080195 A JP30080195 A JP 30080195A JP H09117233 A JPH09117233 A JP H09117233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
birds
breeding
raising
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7300801A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Sugimura
敬一郎 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUSOURI KK
Original Assignee
FUSOURI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUSOURI KK filed Critical FUSOURI KK
Priority to JP7300801A priority Critical patent/JPH09117233A/ja
Publication of JPH09117233A publication Critical patent/JPH09117233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 森林の伐採を抑止し、近代養鶏や食料問題な
どを解消しつつ鳥類を飼育する方法を提供する。 【解決手段】 天然あるいは栽培した植物(例えば、桑
の葉、草)を飼料として、昆虫(例えば、カイコ、バッ
タ)を大量飼育し、この昆虫を飼料として鳥類の飼育を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、養鶏などの鳥類の飼育
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】世界の人口が50憶人を突破しようとい
う現代において、その食糧確保が重要となる一方で、地
球環境の劣化や大気浄化能力の低下が深刻になってきて
いる。古来、人類にとって基本的な「食」を司る農・畜
産業は、田畑を開拓して植物を栽培し、また、その一部
を家畜に与えて営まれてきた。
【0003】このように、現代の農業生産は長い人知の
歴史の中で発展してきた。ところが、穀物を栽培するに
は畑地を作る必要があり、そのため森林の伐採が行われ
る。畑地は平面的かつ低密度であり、森林は立体的かつ
高密度である。したがって、農業が拡大することは、大
気浄化能力の低下につながる(図1参照)。
【0004】地球環境の劣化の原因は、主として鉱工
業、木材需要、各種開発、人間の諸活動などであると考
えられているが、これらの原因と同等あるいはそれ以上
に農業の拡大による森林伐採の影響が大であると考えら
れる(農業有害論)。それは、鉱工業や人間の諸活動が
拡大してもある程度の森林が確保されればその影響を相
殺しうるし、森林が伐採されても再度植林される場合は
森林が回復されるからであり、その意味では、農業の拡
大(すなわち森林の伐採)は地球環境の劣化を加速する
目に見えぬ大きな要因であるといえる。いずれにせよ、
大気浄化能力の低下の一因が、畜産業及びその飼料生産
のための農業にあることに異論はないであろう。
【0005】畜産、すなわち、動物による肉、卵、乳な
どの生産には、飼料として、主として穀類が使用されて
いる。これは、動物には光受容能力のある葉緑素がない
から、その育成も所詮穀物に依存するためである。現
在、畜産のための飼料として穀物が栽培され、それは森
林面積の低下につながっている。このように、近代養鶏
は、生産性は高いが、飼料穀物の栽培のための畑地を必
要とし、森林伐採による地球環境破壊の一因となってい
る。
【0006】一方、現在の畜産業は濃厚配合飼料に頼り
すぎており、人間の食料と家畜飼料との競合が起こって
いる。近代ブロイラー養鶏等は本来の畜産の姿とはかけ
離れた様相を呈してきている。
【0007】その背景として、配合飼料に依存した畜産
業の行き詰まりが指摘できる。すなわち、畜産の能率
は、動物栄養に最も合致した配合飼料が出来たおかげ
で、育成能率はほぼ最大(マキシマム)に至っているの
が現状である。しかし、穀物生産物の価格は高止まり維
持が世界的状況であり、また、配合飼料に必要な栄養素
を試薬レベルで添加してさらなる効率向上を期すること
から、飼料価格はますます高価格になる状況にある。先
進国における畜産業者にとっては飼料代金は経営を圧迫
するし、多くの途上国における農民等にとっては高価格
な配合飼料を購入する財力がない。先進国における畜産
経営にあっても、高価格な配合飼料を避けると飼育効率
が下がるため競争に勝てない。このように、配合飼料に
依存した現代の畜産体系は成熟しきって行き詰まった状
況にあり、この状況を打開しうる新しい畜産体系の出現
が必要な状況にある。
【0008】特に、後進国や開発途上国においては、主
に地方農村部において、配合飼料を購入する資力がない
ため、栄養不良(飼料不良)による鶏の死亡率が高く、
生産性及び収益低下の原因となっており、自給できる飼
料資源の開発が強く望まれている。
【0009】なお、バイオテクノロジーによる食料の大
量生産は、上述した諸問題の有力な解決策の一つである
が、その実現はかなり先であると予想され、その過渡期
である現在において、上述した諸問題の解決を図りつつ
食料を確保する手段の実現が望まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、近代
養鶏は、生産性は高いが、飼料穀物の栽培のための畑地
を必要とし、森林伐採による地球環境破壊の一因となっ
ている。
【0011】また、配合飼料に依存した近代養鶏は成熟
しきって行き詰まった状況にあり、この状況を打開しう
る新しい飼育体系の出現が必要となっている。
【0012】本発明は上述した状況にかんがみてなされ
たものであり、森林の伐採を抑止し、上述した諸問題を
解消しつつ食料を確保する手段の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記背景の下
研究に研究を重ねた結果、森林の樹葉(人間にとっても
家畜にとっても食料価値のないもの)として拡散してい
る植物タンパク質が動物タンパク質として昆虫体に収斂
し、この昆虫体の動物性タンパク質が鳥類の生育に必要
なアミノ酸バランスと一致することを見出し、この知見
に基づき昆虫体を大量飼育しこれを飼料として鳥類の飼
育を行う方法を案出し、従来にない全く新しい鳥類の飼
育体系を確立するとともに、この方法(体系)が上述し
た諸問題の解消に寄与しつつ産業として十分成立しうる
ことを実証(実地検証)して本発明を完成するに至っ
た。
【0014】本発明は、人工的に生物連鎖をデザインし
たものであり、「昆虫養鶏」、あるいは、「森林養鶏」
又は「雑草養鶏」とでも呼ぶべき全く新しい鳥類の飼育
体系である(図1参照)。
【0015】穀物を生産する「作物学」の分野にあって
は、「Harvest Index」という概念がある。この概念
は、根、葉、茎などの総てを含めた植物の総重量に占め
る種実の重量をさす。すなわち、植物全体の働きで、デ
ンプンやタンパク質が種実に収斂する。特に、タンパク
質の重要性を問題にするならば、植物全体と種実とにそ
れぞれ窒素値を乗ずれば、植物全体に分散しているタン
パク質が種実に収斂していることがわかる。今、蝶蛾の
幼虫(芋虫、毛虫)を考えてみると、彼らは植物の葉を
食べ、自らの虫体を形成する。この虫体はかなり収斂し
た動物性タンパク質である。すなわち、虫は、タンパク
質含量の低い植物の葉から、植物の葉に薄く含まれて空
間に分散しているタンパク質を集め、濃い虫体タンパク
質となる。このことは、植物が自らの体内でタンパク質
を収斂してゆくのと、植物の葉と虫が合作でタンパク質
を収斂してゆくことの違いはあるが、鳥類に餌を提供す
る意味では結果的に同様であり、植物という大気浄化能
力のあるものの一部を用いて、虫体タンパク質とし、し
かもその時点ですでに動物性タンパク質に転換している
という意味で、鳥類の飼育には有利である。
【0016】本発明の鳥類の飼育方法は、大量飼育可能
な生物を大量飼育し、この生物を飼料として鳥類の飼育
を行う構成としてある。
【0017】また、本発明の鳥類の飼育方法は、天然あ
るいは栽培した植物を飼料として、昆虫を大量飼育し、
この昆虫を飼料として鳥類の飼育を行う構成としてあ
る。
【0018】さらに、本発明の鳥類の飼育方法は、上記
鳥類の飼育方法において、鳥類が、鶏、家鴨、鵞鳥、バ
リケン、七面鳥、鶉、雉、山鳥、珠鶏、コジュケイ、鳩
のうちから選ばれる家禽である構成、昆虫がリンシ目で
あり、植物がその食樹である構成、昆虫が蚕(カイコ)
であり、植物が桑の葉である構成、2令〜5令前期まで
のカイコを鳥類の飼料とする構成、昆虫がチョクシ目で
あり、植物がその食草である構成、昆虫がイナゴ、バッ
タ、殿様バッタ、コオロギから選ばれるいずれか一以上
であり、植物がコムギ、ペレニアルライ、ススキ、八丈
ススキから選ばれるいずれか一以上である構成、チョク
シ目を、日光浴をさせ、かつ、糞を遠ざけて飼育する構
成、あるいは、イオウを含むアミノ酸を含む飼料又はメ
チオニンを、飼料として補い与える構成としてある。
【0019】
【作用】本発明では、森林の伐採を必要とせず、かつ、
畑地から採れる穀物等に依存することなく、大量飼育可
能な生物を飼料として鳥類を飼育しているので、地球環
境や大気浄化能力を低下させずに鳥類の大量飼育が可能
である。
【0020】また、昆虫等は動物性タンパクであるの
で、穀物(植物性タンパク)に比べ、消化率がよく、飼
料効率の高い優れた鳥類飼育体系である。
【0021】また、昆虫等の動物性タンパクのアミノ酸
バランスは鳥類の要求するアミノ酸バランスに非常に近
いため、生育が速く、死亡率が少ない。このように、昆
虫等を餌とする方式は無駄の少ない優れた鳥類飼育体系
である。
【0022】また、高価な配合飼料を必要としないた
め、特に、途上国で有利である。また、先進国において
も、より天然に近く自然な体系で鳥類を飼育しうる。こ
れは、畜産業の健全な姿であり、人間の感性とも一致す
る。
【0023】さらに、人間にとっても家畜にとっても食
料価値のない植物等を飼料として鳥類の飼育を行うの
で、人口増加に伴う食糧問題の解消の一助となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0025】本発明は、天然あるいは栽培した植物を飼
料として、昆虫を大量飼育し、この昆虫を飼料として鳥
類の飼育を行うことを特徴とする。
【0026】ここで、鳥類としては、鶏(ニワトリ)、
家鴨(アヒル)、鵞鳥(ガチョウ)、バリケン、七面鳥
(シチメンチョウ)、鶉(ウズラ)、雉(キジ)、山鳥
(ヤマドリ)、珠鶏(ホロホロ鳥)、コジュケイ、鳩
(ハト)などの家禽が挙げられる。また、各鳥類には、
それぞれ各種品種や雑種が含まれる。
【0027】昆虫としては、蛾(ガ)や蝶(チョウ)な
どの鱗し目(リンシ目と記す)、イナゴ、バッタ、殿様
バッタ、コオロギなどの直し目(チョクシ目と記す)な
ど大量飼育に適した昆虫であれば特に制限されない。
【0028】ただし、主飼料とする昆虫は、鳥類の要求
するアミノ酸バランス(鳥類にとっての必須アミノ酸の
種類(成分)及びその要求量)に近いことが必要であ
る。
【0029】カイコ幼虫やバッタ類のアミノ酸バランス
は、鳥類の要求する栄養的アミノ酸要求率に近いことを
本発明者は見出しており、飼料資源として良好であるこ
とを確認している。
【0030】詳しくは、昆虫の動物性タンパクのアミノ
酸バランスは鳥類の要求するアミノ酸バランスに非常に
近く、栄養的に優れる(全卵と比べても遜色はなく、グ
リシン、ヒスチジン、チロシン等が特に多い)ため、鳥
類の生育が速く、死亡率が少ない。このように、昆虫を
餌とする方式は無駄の少ない優れた体系である。また、
昆虫は動物性タンパクであるので、穀物(植物性タンパ
ク)に比べ、消化率がよく、飼料効率が高い。
【0031】なお、カイコ幼虫においては、硫黄を含ん
だアミノ酸が不足していることも本発明者は見出してお
り、したがって、メチオニンなどの含硫黄アミノ酸を飼
料に加える必要性がある。この場合、含硫黄アミノ酸と
しては、DLメチオニンが薬剤として安価であり好まし
い。含硫黄アミノ酸を豊富に含む他の飼料を与えてもよ
い。
【0032】飼育の難易、飼育効率の良否を考慮して昆
虫を選択する必要がある。
【0033】植物としては、昆虫が食する食樹とする。
この際、食用樹種の適正、食用樹の価格等を考慮する必
要がある。
【0034】リンシ目においては、蛾に関してはカイコ
の知識が豊富にあり、大量生産及び計画生産が可能であ
る。蝶に関しては大量飼育のノウハウが少ないが、蛾と
同様に大量生産及び計画生産が可能であると考えられ
る。
【0035】上記のようにカイコの知識は豊富にあり、
大量生産及び計画生産が可能であるが、カイコを鳥類の
餌とする場合、以下の点に留意する必要がある。
【0036】桑を飼料として家カイコ幼虫を大量飼育
し、この家カイコ幼虫を飼料として鳥類の飼育を行う場
合、5令前期までの家カイコ幼虫を飼料とするのが適当
である。これは、絹糸線形成すなわちフィブロイン形成
の時期は5令後半であり、この5令後半から飼料要求率
(カイコの体重増加に対する桑の食過量(消費量))が
急速に悪くなる(数値が高くなる;単位体重増えるのに
より多く食する意)とともに、アミノ酸バランスも急速
に悪くなるからである。したがって、絹糸を採る目的で
はないから、飼育すべき鳥の種類と週令に応じて、2令
〜5令前期までの家カイコを飼料とするのが効率上適当
である。このように、本発明では、糸タンパクすなわち
フィブロインの合成を必要としないので、糸生産(製糸
・紡績)に比べ、経費は安価で済む。
【0037】なお、桑畑は森林に比べれば大気浄化能力
に劣るものの、田畑に比べれば大気浄化能力に優る。
【0038】また、桑の育成等には経費がかかるが、桑
以外の素材でカイコを飼育することも可能である。例え
ば、カイコは「おから」等で飼育することが可能であ
る。また、エリ蚕はキャッサバの葉で飼育可能である。
さらに、野蚕(ワイルドモス)は、食樹の範囲が広く、
山桃、クヌギ、ナラ、栗、ミズナラ、キャスタバ(イモ
類)等で飼育することが可能である。
【0039】カイコの再生産は、カイコ幼虫の一部を蛹
(繭の中)を経過して蛾とし、これに産卵させる古来よ
り周知の方法を利用できる。
【0040】チョクシ目においては、イナゴ、バッタ、
殿様バッタ、コオロギなどの幼生の適用が適切である。
飼料としては、コムギ、ペレニアルライ、ススキ、八丈
ススキなどの禾本科の植物が適切である。このうち、イ
ナゴ−コムギ、殿様バッタ−ペレニアルライ、コオロギ
−ススキ、八丈ススキなどの昆虫−植物の組合せが最適
である。
【0041】なお、チョクシ目はカイコ幼虫に比べ飼料
要求率が高いので、ススキなどの安価な禾本科の植物を
飼料とすることが経営上好ましい。
【0042】禾本科の植物は、森林を伐採したり、田畑
を開墾したりする必要がなく、道端や野原などの余剰地
に自然発生的に育ち、安価かつ大量に入手することが可
能である。
【0043】チョクシ目の大量飼育には、技術的工夫が
必要である。例えば、バッタ類は「日向ぼっこ」をする
ので、直射日光を与える必要がある。また、チョクシ目
は自らの糞を嫌うので、虫体と排泄された糞との間に距
離を置く必要がある。
【0044】このため、例えば、縦、横、高さ、1メー
トルほどの金網を張った飼育容器を作成し、直射日光の
当たる部分を設けるとともに、飼料草を置く位置の下部
には金網を配して糞が下落する構造とする。また、飼料
草を出し入れする開口部の側を黒布などで覆い暗くした
り、あるいは、開口部と反対側を照明したりして、飼料
草を出し入れする際に虫体を明るい部分に集め(虫は明
るい部分に集まる習性がある)、飼料草を出し入れする
際に虫体が逃げないようにする。この方式によると、効
率よくチョクシ目を密集して大量飼育可能である。
【0045】チョクシ目の再生産は、例えば、成虫の一
部を上述した飼育容器から別の箱に移し、その箱の中に
産卵用器具を設けて行う。産卵器具は、例えば、植木鉢
等の容器に海砂又はこれに似た素材(以下、砂と呼ぶ)
を入れ、その中に産卵させる。産卵及びふ化に際して
は、砂の温度、湿度、酸素供給量などの条件を適正値に
保つことが必要である。温度のコントロールによってふ
化時期を変えることが可能な場合もある。
【0046】より具体的には、例えば、産卵箱の中に深
さ15〜20センチメートルほどの箱を置き、塩を洗い
流した海砂を減菌(加熱)したものを入れ、これに産卵
させる。得られた卵は、本発明の鳥類の飼育体系におい
ては、商業的な売買対象となる。
【0047】なお、カイコ生産の「果実」としての採取
方法は、古来定まった方式の技術として定着しているか
ら、本発明においてもカイコ生産の過程にあっては、旧
来の方法を用いれば良いが、バッタの採卵などは必ずし
も一般的でない。このため、バッタ等を個体ごとの飼育
すなわち孤独層の状態から群生層に転換することも本発
明の重要な技術の一つであり、そのためには、糞臭を巧
みに利用して孤独層の状態と群生層の状態とをコントロ
ールする。採卵は、深さが少なくとも8cmの箱に洗浄
した海砂又は海砂様物質を入れ、状況に応じて孤独層又
は群生層から採卵する。卵嚢を集めて水洗し、砂をかけ
て保管する。風通しが良好で、日光が当たり、摂氏20
度以上の環境を作り、繁殖を図る。
【0048】雛の飼育を飼育箱と上記産卵箱とを組み合
わせて行うことも可能である。例えば、幼雛用ブルーダ
ーと、上記産卵箱又はカイコの産卵箱とを結合可能な設
計とし、両箱を結合して中仕切を抜く方式とする。これ
により、給餌の手間が省ける。
【0049】本発明では、必要に応じ、複数の昆虫飼料
を組み合わせて飼育を行う。例えば、ビールス等による
大量死による影響を回避するため、カイコとバッタを同
時に飼育し、これらを飼料として併用することで、危機
管理を行うことができる。
【0050】冬季に食餌が緊急に必要なときは、バッタ
やコオロギなどを例えば林檎果実や犬の餌のペレットな
どで冬季中も飼育し、これらを冬季等に給餌してもよ
い。また、カイコ幼虫やバッタ類を、凍結乾燥、冷凍、
乾燥などによって保存しておき、これを冬季等に給餌し
てもよい。さらに、冬季に発生する種(虫)(例えば、
フユシャク)を選択することによって、冬季等の給餌が
可能となる。なお、地域により、気候、風土、生態系な
どが異なるため、年間を通して給餌可能な地域では、こ
のような必要はない。
【0051】本発明は、上述したように植物を餌として
昆虫を大量飼育しこれを鳥類の飼料とする場合に限られ
ず、大量飼育可能な生物を大量飼育しこの生物を主又は
副飼料として鳥類の飼育を行う場合も含まれる。
【0052】すなわち、本発明は、大量飼育可能な生物
を大量飼育し、この生物を飼料として鳥類の飼育を行う
鳥類の飼育方法でもある。
【0053】例えば、腐葉土系の昆虫や九竜虫などの甲
虫を大量飼育し、これらを飼料として併用したり、季節
に応じこれらを飼料として用いてもよい。
【0054】また、ムカデ、ヤスデ、ゲジゲジ、ダンゴ
ムシなどを大量飼育し、これらを飼料として併用した
り、季節に応じこれらを飼料として用いてもよい。
【0055】同様に蜘蛛(クモ)等を飼料として利用し
てもよい。
【0056】また、堆肥系のミミズや糸ミミズなどの環
形動物を大量飼育し、これらを飼料として併用したり、
季節に応じこれらを飼料として用いてもよい。ただし、
堆肥に重金属が含まれているとこれがミミズに蓄積さ
れ、鳥類にも蓄積されるため注意が必要である。
【0057】さらに、プランクトン食生のテラピアなど
の魚類(飼育に労力が不要)を大量飼育し、これらを飼
料として併用したり、季節に応じこれらを飼料として用
いてもよい。
【0058】本発明では、必要に応じ、他の飼料を併用
して飼育を行う。
【0059】例えば、絹糸産業から出る絹糸以外の廃棄
物(例えば、茹でた蛹など)を飼料として利用してもよ
い。
【0060】また、配合飼料を全飼料の1/10程度使
用してもよい。魚粉、骨粉、カルシウム、ミネラルなど
や菜葉類を適宜与えてもよい。
【0061】さらに、タンパク源の他に、澱粉(デンプ
ン)、油脂などのカロリー源を適宜与えてもよい。
【0062】給餌方法や給餌量は特に制限されないが、
飼育効率の観点から、十分に与えることが好ましい。
【0063】飼育形態は、特に制限されず、いわゆる平
飼い(ひらがい)や粗放養鶏などの飼育形態であっても
よい。ブロイラー養鶏と比べた場合、平飼いや粗放養鶏
により適度に運動させることで、自然の餌との相乗効果
によって、食感を含めた風味(うまみ)の向上が期待で
きる。
【0064】なお、昆虫等の鳥類に対する薬理作用及び
それを食する人間に対する薬理作用は、現状では明らか
ではないが、中国漢方等を考慮するとある程度は期待で
きるといえる。
【0065】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0066】実施例1 カイコの飼育 刈り取った桑の葉を飼料としてふ化したカイコを、11
日間育てた3令のカイコ、15日間育てた4令のカイ
コ、19日間育てた5令前期のカイコ、23日間育てた
5令後期のカイコ、についてそれぞれ体重、水分、タン
パク量、アミノ酸成分及びその量、飼料要求率を調べ
た。この結果を表1及び図2に示す。
【0067】
【表1】
【0068】表1から明からように、5令後期から急激
に飼料要求率が高くなることがわかる。5令後期から急
激にアミノ酸成分が偏り始め、ニワトリの必須アミノ酸
バランスから遠ざかる。また、図2から明らかなよう
に、鳥類の要求するアミノ酸バランス(鳥類にとっての
必須アミノ酸の種類(成分)及びその要求量(図2では
100%で表示))に近いことがわかる。
【0069】実際に数十万匹のカイコを大量飼育し、こ
の飼育現場から任意に抽出した5令前期のカイコ幼虫を
飼料とした。なお、ニワトリ雛(ヒナ)の週令などの状
況に応じて(例えば、小雛時には週令の低いカイコ幼虫
を与える)、5令前期よりも若令のカイコ幼虫も飼料の
対象とした。
【0070】ニワトリの飼育 ふ化したニワトリのタイ国在来種雄性雛20羽に、飲用
水、メチオニン、砕米を不断給与のもとに、3令〜5令
前期の混合カイコ幼虫を、ふ化後6日目から自由摂取さ
せ、カイコを主飼料として85日間飼育したところ、生
体重0.9〜1.2kgの大雛(10週令以降の雛の呼
称)20羽を得た。なお、運動は、約300平方メート
ルの敷地(中央に樹木を配した)内を自由行動させた。
また、大雛に到るまでに、雛一羽につき、カイコ幼虫を
5令前期換算でおおよそ3000〜4500匹消費し
た。この成績は、同国における配合飼料による飼育成績
にほぼ匹敵し、同国農民による粗放的かつ低タンパク質
状況での飼育に比べてかなり良好である。
【0071】実施例2 実施例1と同種同羽数の雛を用い、同様の給餌条件で、
ふ化後5日目から中雛(50日令)までカイコ幼虫を自
由摂取させ、以後同国産配合飼料で85日まで飼育し、
生体重1.0〜1.2kgの大雛20羽を得た。餌付け
直後からの大切な時期において、カイコ幼虫が配合飼料
に比べ飼料として劣らないことが示唆されている。
【0072】実施例3 実施例1と同種の雛12羽を用い、同様の給餌条件(た
だし、竹編みケージ飼い)で、ふ化後5日目から14日
までカイコ幼虫を自由摂取させ、以後14日間配合飼料
を自由摂取させ、同様に交互に給餌して飼育した。生体
重1.0〜1.2kgの大雛を得るのにほぼ100日近
くを要した。実施例1及び2のように、飼育期間を通し
てカイコ幼虫を与えた場合と比較すると、実施例3はか
えって生育が劣ることがわかる。カイコ幼虫に生育阻害
要因があれば、実施例1及び2は実施例3と比較して生
育が良くない筈であるから、実施例3と実施例1及び2
とを比較することで、カイコ幼虫に生育阻害要因が殆ど
ないことが示唆されている。
【0073】実施例4 バッタの飼育 ペレニアルライグラス葉で1ヶ月間飼育したバッタ(成
虫)を摂氏60度で風乾したが、風乾によって得られた
水分は概ね80%であった。風乾物の化学成分を測定し
た。
【0074】この結果、水分:10%、タンパク質:7
0%、脂肪:6.5%、繊維:若干%、粗灰分:4%、
可溶性無窒素物(主に糖類、デンプンなどがこの項目に
含まれる):僅少であった。なお、これらの数値は、一
般成分定量法を適用して測定した測定値である。
【0075】アミノ酸の成績(粗タンパク質中の%)は
次のごとくであった。ニワトリの必須アミノ酸に関して
は、アルギニン3.7%、シスチン0.49%、グリシ
ン4.7%、ヒスチジン1.6%、イソロイシン2.9
%、ロイシン5.6%、リジン3.8%、メチオニン
1.0%、フェニルアラニン2.3%、スレオニン2.
4%、トリプトファン7.5%、チロシン3.9%、ヴ
ァリン4.4%(必須アミノ酸小計44.3%)であ
り、ニワトリの非必須アミノ酸に関しては、アラニン
9.0%、アスパラギン酸5.0%、グルタミン酸7.
0%、プロリン2.1%、セリン2.7%(非必須アミ
ノ酸小計25.8%)であった(アミノ酸総計70.1
%)。上記データに基づきカイコ幼虫の場合と同様に図
2と同じ計算手法でバッタのアミノ酸バランス及びその
要求量を調べたところ、カイコ幼虫と類似の傾向を示
し、メチオニンはカイコ幼虫と同様に不十分であった。
このことはバッタに限らず昆虫全般に共通する傾向であ
る。グリシンは潤沢である。
【0076】その他の栄養成分のうち、ミネラルの数値
において、バッタの数値を魚粉と比較すると、カルシウ
ム、リン、ナトリウム、鉄の数値が魚粉に比べ著しく劣
り、昆虫を主飼料として鳥類を飼育する際の留意点とし
て指摘できる。上記実施例においてこの欠点が著しく露
呈しないのは、「平飼い」であったことと、他の飼料が
常時補給されている状況のゆえと考えられる。必須アミ
ノ酸におけるメチオニンが不足する問題と同様に、本発
明においては、カルシウム、リン、ナトリウム、鉄など
の不足するミネラルを補う態様が含まれる。
【0077】白色レグホーン種(ニワトリ)を用いて、
風乾燥バッタを飼料の魚粉に置き換え、摂取量、消化
率、エネルギー利用率、有機物の消化率、粗タンパク質
の消化率、粗脂肪の消化率を測定した。その結果、バッ
タの粗脂肪の消化率が魚粉に劣ったほかは、バッタは魚
粉に劣らないことがわかった。
【0078】実施例1〜3と概ね類似した条件のもと
に、白色レグホーン雄性10羽を用い、ふ化後5日目か
らバッタの幼生(週令混合)を自由摂取させ、5週令で
生体重450〜650gの中雛10羽を得た。なお、1
5平方メートルの社屋内で平飼いした。
【0079】実施例5 コオロギの飼育 コオロギの飼育条件を検討した。糠と林檎を常時与え
て、暗所(日陰)と一部日光の当たる暗所とで21日間
比較した。バッタと同様に日光のある方が良く成長し
た。
【0080】4令以下のバッタ及びコオロギと、5〜6
令混合のバッタ及びコオロギとを雛に与えて、行動観察
を行った結果、4令以下のライキング(好み)が優れて
いることがわかった。
【0081】また、コオロギを主飼料としてニワトリ及
び白色レグホーンを飼育できることを上記実施例と同様
に確認した。
【0082】なお、実施例1〜5と同様にして定期的に
大量飼育した場合の死亡率を調べたところ、死亡率は1
5〜20%と低く、先進国における地鶏産業と比較して
も採算のとれる値であることがわかった。
【0083】また、特に、途上国の地方農村の現状(死
亡率50%)をはるかに下回るものであって、これらの
地域での実現性は極めて高いといえる。なお、途上国の
地方農村で死亡率が50%と高いのは、栄養源の不足が
主な原因である。伝染病によるとするものが記録として
は多いが、伝染病菌やビールスに対する抵抗力の低下
は、飼料、特にタンパク質の不足とその質の悪さ(アミ
ノ酸バランスの悪さ)にある。したがって、途上国農村
における鶏の飼育は確実に改善される。また、成長サイ
クルの短縮化(成長率の向上)も同時に図られる。
【0084】また、実施例1〜5で得られた鶏肉及び鶏
卵について、目視観察及び触感(触手)テスト、味覚
(風味)テストを行い、ブロイラー養鶏及び採卵養鶏で
得られた鶏肉及び鶏卵と比較したところ、色、艶、硬
さ、弾力性、風味のいずれにおいても実施例1〜5で得
られた鶏肉及び鶏卵の方が良好であった。また、風味が
微妙に異なるものもあり、飼料の選択や供給態様によっ
て風味をコントロールできる可能性が確認された。この
意味から、先進国においても、天然餌を使用した高級鶏
肉として畜産業的にみて十分実現可能があるといえる。
【0085】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0086】例えば、昆虫以外の大量飼育可能な生物を
主飼料又は副飼料として季節的にあるいは継続的に用い
てもよい。
【0087】また、ニワトリ以外の他の家禽を同様にし
て飼育してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鳥類の飼
育方法によれば、森林の伐採を必要とせず、畑地から採
れる穀物等に依存することなく、大量飼育可能な生物を
飼料としているので、地球環境や大気浄化能力を低下さ
せずに鳥類の大量飼育が可能である。
【0089】また、昆虫は動物性タンパクであるので、
穀物(植物性タンパク)に比べ、消化率がよく、飼料効
率が高い優れた鳥類飼育体系である。
【0090】また、昆虫の動物性タンパクのアミノ酸バ
ランスは鳥類の要求するアミノ酸バランスに非常に近い
ため、生育が速く、死亡率が少ない。昆虫を餌とする方
式は無駄の少ない優れた体系である。
【0091】また、高価格な配合飼料を必要としないた
め、特に、途上国で有利である。また、先進国において
も、より天然に近く自然な体系で鳥類を飼育しうる。こ
れは、畜産業の健全な姿であり、人間の感性とも一致す
る。
【0092】さらに、人間にとっても家畜にとっても食
料価値のない植物等を飼料として鳥類の飼育を行うの
で、人口増加に伴う食糧問題の解消の一助となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来及び本発明の鳥類飼育体系を説明するため
の概念図である。
【図2】カイコのアミノ酸バランスを示すグラフであ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大量飼育可能な生物を大量飼育し、この
    生物を飼料として鳥類の飼育を行うことを特徴とする鳥
    類の飼育方法。
  2. 【請求項2】 天然あるいは栽培した植物を飼料とし
    て、昆虫を大量飼育し、この昆虫を飼料として鳥類の飼
    育を行うことを特徴とする鳥類の飼育方法。
  3. 【請求項3】 鳥類が、鶏、家鴨、鵞鳥、バリケン、七
    面鳥、鶉、雉、山鳥、珠鶏、コジュケイ、鳩のうちから
    選ばれるいずれか一の家禽であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の鳥類の飼育方法。
  4. 【請求項4】 昆虫がリンシ目であり、植物がその食樹
    であることを特徴とする請求項2又は3に記載の鳥類の
    飼育方法。
  5. 【請求項5】 昆虫が蚕(カイコ)であり、植物が桑の
    葉であることを特徴とする請求項4に記載の鳥類の飼育
    方法。
  6. 【請求項6】 2令〜5令前期までのカイコを鳥類の飼
    料とすることを特徴とする請求項5に記載の鳥類の飼育
    方法。
  7. 【請求項7】 昆虫がチョクシ目であり、植物がその食
    草であることを特徴とする請求項2又は3に記載の鳥類
    の飼育方法。
  8. 【請求項8】 昆虫がイナゴ、バッタ、殿様バッタ、コ
    オロギから選ばれるいずれか一以上であり、植物がコム
    ギ、ペレニアルライ、ススキ、八丈ススキから選ばれる
    いずれか一以上であることを特徴とする請求項7に記載
    の鳥類の飼育方法。
  9. 【請求項9】 チョクシ目を、日光浴をさせ、かつ、糞
    を遠ざけて飼育することを特徴とする請求項8に記載の
    鳥類の飼育方法。
  10. 【請求項10】 含硫黄アミノ酸を含む飼料又はメチオ
    ニンを、飼料として補い与えることを特徴とする請求項
    1ないし9に記載の鳥類の飼育方法。
JP7300801A 1995-10-25 1995-10-25 鳥類の飼育方法 Pending JPH09117233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7300801A JPH09117233A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 鳥類の飼育方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7300801A JPH09117233A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 鳥類の飼育方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117233A true JPH09117233A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17889269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7300801A Pending JPH09117233A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 鳥類の飼育方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09117233A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855039B1 (ko) * 2008-07-02 2008-08-29 유수상 지에이비에이가 함유된 계란의 생산방법 및 이 방법으로생산된 계란
CN104770311A (zh) * 2015-04-07 2015-07-15 覃春燕 一种成年鹌鹑的饲养方法
WO2016126096A1 (ko) * 2015-02-05 2016-08-11 이삼구 항산화, 항노화 및 피부미용 개선 효과가 증진된 귀뚜라미 및 이를 함유하는 화장료 조성물
JP2019502396A (ja) * 2016-01-21 2019-01-31 ハッチテック・グループ・ビー・ブイHatchTech Group B.V. 人工気候室において孵化した雛に餌を与える方法
CN109526871A (zh) * 2019-01-03 2019-03-29 邵阳市万春园生态农业有限公司 一种利用轮养式养殖场混养鸡鸭的方法
JP2020505068A (ja) * 2017-01-24 2020-02-20 フラグシップ パイオニアリング イノベーションズ ブイ,インコーポレーテッド 食品及び飼料を製造するための方法並びに関連する組成物
KR102134100B1 (ko) * 2019-07-01 2020-07-15 조원준 생태순환적인 왕지네의 사육시스템 및 그러한 사육시스템의 구축방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855039B1 (ko) * 2008-07-02 2008-08-29 유수상 지에이비에이가 함유된 계란의 생산방법 및 이 방법으로생산된 계란
WO2016126096A1 (ko) * 2015-02-05 2016-08-11 이삼구 항산화, 항노화 및 피부미용 개선 효과가 증진된 귀뚜라미 및 이를 함유하는 화장료 조성물
CN104770311A (zh) * 2015-04-07 2015-07-15 覃春燕 一种成年鹌鹑的饲养方法
JP2019502396A (ja) * 2016-01-21 2019-01-31 ハッチテック・グループ・ビー・ブイHatchTech Group B.V. 人工気候室において孵化した雛に餌を与える方法
JP2020505068A (ja) * 2017-01-24 2020-02-20 フラグシップ パイオニアリング イノベーションズ ブイ,インコーポレーテッド 食品及び飼料を製造するための方法並びに関連する組成物
CN109526871A (zh) * 2019-01-03 2019-03-29 邵阳市万春园生态农业有限公司 一种利用轮养式养殖场混养鸡鸭的方法
CN109526871B (zh) * 2019-01-03 2023-10-20 彭阳县益斌园农畜综合开发有限责任公司 一种利用轮养式养殖场混养鸡鸭的方法
KR102134100B1 (ko) * 2019-07-01 2020-07-15 조원준 생태순환적인 왕지네의 사육시스템 및 그러한 사육시스템의 구축방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Melesse Significance of scavenging chicken production in the rural community of Africa for enhanced food security
Defoliart Edible insects as minilivestock
Badubi et al. Morphological characteristics and feed resources available for indigenous chickens in Botswana
Behera Income and employment generation for small and marginal farmers through integrated farming systems
Aini Indigenous chicken production in South-east Asia
Khan et al. Worm meal: a potential source of alternative protein in poultry feed
CN102008031A (zh) 一种林地放养柴鸡的方法
CN102715130A (zh) 高山茶园生态互补牧鸡法
CN102578036A (zh) 一种节粮型生态虫草鸡的林下饲养方法
CN102017927A (zh) 一种林地放养黑鸡的方法
Khairunnesa et al. Hatching and growth performances of guinea fowl under intensive management system
Rajput et al. Duck farming, fascinating option in India.
Odjo et al. Organic waste management for the Maggots production used as source of protein in animal feed: A review
Dahouda et al. Guinea fowl rearing constraints and flock composition under traditional management in Borgou Department, Benin
JPH09117233A (ja) 鳥類の飼育方法
CN108244048B (zh) 一种土鸡的养殖方法
Ondwasy et al. Indigenous chicken production manual
Bista et al. DOMESTICATION AND PRODUCTION IN NEPAL
Patil et al. Duck farming: A potential to reduce poverty in rural households in Indian communities–A review
Acamovic et al. Poultry.
Haile et al. Characterization of village chicken production system in Jimma and Ilu Aba Bora zones, South Western Ethiopia
Panda Back yard poultry-a viable option for poverty alleviation
Kumar et al. Development of white butterfly, Pieris brassicae L. in cabbage ecosystem
Hanim et al. Maggot BSF cultivation development strateg y as economic resilience during pandemic
Okocha et al. Influence of various feeding regimes on the performance of Archachatina marginata snail

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050419