JPH09116962A - ディジタル無線電話装置 - Google Patents

ディジタル無線電話装置

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JPH09116962A
JPH09116962A JP7272273A JP27227395A JPH09116962A JP H09116962 A JPH09116962 A JP H09116962A JP 7272273 A JP7272273 A JP 7272273A JP 27227395 A JP27227395 A JP 27227395A JP H09116962 A JPH09116962 A JP H09116962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声符号化方式の切替データを記憶している
ため、複数の異なる音声符号化方式を切り替えて通話す
る場合、長時間の音声符号化信号の記憶ができなくなっ
てしまう。 【解決手段】 誤り訂正符号判別部41は、半導体記憶
装置31aから読み出された音声符号化信号の誤り訂正
符号の復号化を行い、誤り訂正符号復号化データに基づ
いて、入力された音声符号化方式を判別し、符号化方式
切替部35に符号化方式判別信号を出力する。スイッチ
部32は受信部30からの音声符号化信号又は記憶部3
1からの音声符号化信号の一方をシステム制御部40か
らの選択信号で選択する。スイッチ部32で選択した音
声符号化信号は、音声復号化部34a,34bによりそ
れぞれ異なる復号方式で復号され、そのうち符号化方式
判別信号により判別された方の復号信号が、符号化方式
切替部35で選択されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル無線電話
装置に係り、特にセルラー方式やパーソナルハンディホ
ン(PHS)方式の電話システムにあって、移動に伴う
ゾーン切り替えなどで複数の異なる音声符号化方式を切
り替えて通信を行うと共に、送信又は受信の通話を録音
し、かつ、再生するディジタル無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の異なる音声符号化方式
を切り替えて通信を行うディジタル無線電話装置とし
て、特開平1ー109945号公報に開示された「ディ
ジタル電話機」が知られている。
【0003】図2はこの公報記載の従来のディジタル電
話装置の一例のブロック図を示す。図2において、ディ
ジタル電話装置は同一構成のボタン電話機1a,1b
と、親機2とを有しており、ボタン電話機1a,1bに
は、それぞれ送受話回路11a,11b,A則の符号・
復号回路12a,12b、μ則の符号・復号回路13
a,13b、選択回路14a,14b、インピーダンス
回路15a,15b、制御回路16a,16b、メモリ
17a,17b、着信表示器18a,18b,A則又は
μ則の選択ボタンスイッチ19a,19b、ダイヤル2
0a,20b、外部装置から送られてくる符号化則を表
す信号を解読する解読装置21a,21bとが設けられ
ている。
【0004】この構成のディジタル電話装置では、選択
回路14a,14bは、制御回路16a,16bの制御
によって符号・復号回路12a,12b又はμ則の符号
・復号回路13a,13bのいずれか一方を選択する。
制御回路16a,16bは、A則又はμ則の選択ボタン
スイッチ19a,19bの選択結果をメモリ17a,1
7bに記憶させると共に、送信時に、その記憶結果を表
すデータを送信データに付加して送出する。また、この
制御回路16a,16bは外部装置から送られてくる信
号がA則、μ則のいずれであるかを表す信号を解読し
て、その解読結果に対応するように選択回路14a,1
4bを制御している。
【0005】また、複数の異なる音声符号化方式を有す
る留守番電話装置として、特開平5ー236087号公
報に開示された「留守番電話装置」が知られている。こ
の従来の電話装置では記録再生判別手段を有しており、
この記録再生判別手段から出力される判別信号によって
符号化手段の符号化方式を切り替えている。
【0006】更に、一般的な手法として、符号化方式を
切り替える場合、その符号化方式を表すコードを符号化
データに付加して記憶し、再生時に、そのコードを検出
して符号化方式を切り替えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディジタル
無線電話装置では、録音中に異なる符号化方式に複数
回、その切り替えを行っていないため、符号化方式が切
り替わるコードを付加しても、一つの録音データ中にせ
いぜい一つのコードデータが増加するのみであり、この
コードデータによって記憶容量を大幅に増加させること
はなかった。
【0008】しかしながら、セルラー方式やPHS方式
などの移動電話システムでは、通話中のゾーンから他の
ゾーンへの移動に伴うゾーン切り替えなどで複数の異な
る音声符号化方式を切り替えて通話(通信)を行う場合
があり、この音声符号化方式の切替データを記憶する
と、長時間の音声符号化信号の記憶ができなくなってし
まう。換言すれば、通話音声の録音、再生を行う際に大
容量の半導体記憶装置が必要になって、装置の小型化、
軽量化が困難になるという欠点があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
音声符号化信号(送信通話データ又は受信通話データ)
のみの記憶によって、異なる符号化方式を切り替えて記
憶した録音内容を再生でき、その記憶容量の増加を抑え
ることができ、大容量の半導体記憶装置が不要になっ
て、小型化、軽量化が可能になるディジタル無線電話装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数の異なる音声符号化方
式を切り替えて通信を行うと共に、通話音声を録音又は
再生するディジタル無線電話装置において、送話音声信
号をビットレートの異なる複数種類の符号化方式により
音声符号化する符号化手段と、符号化手段から出力した
複数の音声符号化信号のそれぞれに、その符号化方式に
対応する第1の誤り訂正符号を付加してから一の音声符
号化信号を無線送信する無線送信手段と、無線受信信号
から符号化方式に対応した第2の誤り訂正符号が付加さ
れた音声符号化信号を復調する無線受信手段と、無線受
信手段が出力する音声符号化信号及び無線送信手段が送
信する音声符号化信号の少なくとも一方を記憶する記憶
手段と、無線受信手段が出力する異なる音声符号化方式
のそれぞれの音声符号化信号を復号化して出力する複数
の復号化手段と、記憶手段から読み出した音声符号化信
号から複数の誤り訂正復号化を行い、得られた復号状態
により符号化方式を判別する判別手段と、複数の復号化
手段からの複数の音声復号信号のうち判別手段で判別し
た符号化方式に対応する一の音声復号信号を選択する選
択手段とを有するものである。
【0011】請求項2記載のディジタル無線電話装置
は、無線送信手段に、送話音声信号を複数の異なる音声
符号化方式中の一つの音声符号化信号に誤り訂正符号を
付加して出力する複数の送信音声符号化部と、複数の送
信音声符号化部からの音声符号化信号を送信する無線送
信部と、記憶再生を指示するための記憶再生指示部とを
備え、記憶再生指示部での指示によって、記憶手段に送
信音声符号化部からの音声符号化信号を記憶し、かつ、
この記憶後に読み出した音声符号化信号の誤り訂正符号
から判別手段が判別した符号化方式に対応する複数の復
号化手段中の一つを選択手段が選択している。
【0012】請求項3記載のディジタル無線電話装置
は、無線受信手段に、着信に自動応答する留守番応答部
と、記憶再生を指示するための再生指示部とを備え、留
守番応答部での着信に対する自動応答時の相手先用件で
ある無線受信手段が出力する音声符号化信号を記憶手段
で記憶し、かつ、再生指示部の再生指示で記憶手段から
読み出した音声符号化信号の誤り訂正符号に基づいて判
別手段が判別した符号化方式に対応する複数の復号化手
段中の一つを選択手段で選択している。
【0013】請求項4記載のディジタル無線電話装置
は、判別手段に符号化方式を記憶する記憶部を有し、判
別手段で、符号化方式を判別できない場合は、記憶して
いる過去の符号化方式に基づいて今回の符号化方式を判
別している。
【0014】このような請求項1,2,4記載の発明の
ディジタル無線電話装置は、異なる音声符号化方式で記
憶した受信通話データ又は留守番録音の用件通話データ
である音声符号化信号を読み出して再生する際に、音声
符号化信号の誤り訂正符号から判別した符号化方式に対
応する復号化手段中の一つを選択して、その復号化を行
っている。
【0015】したがって、従来、慣用的に行われている
ように複数の符号化方式中から選択する切替データを音
声符号化信号に付加して記録する必要がなくなり、音声
符号化信号(送信通話データ又は受信通話データ)のみ
の記憶によって、異なる符号化方式を切り替えて記憶し
た録音内容の再生が行われる。この結果、記憶容量の増
加が抑えられる。
【0016】請求項3記載のディジタル無線電話装置
は、留守番録音時も、音声符号化信号のみの記憶によっ
て、異なる符号化方式の録音内容が再生されて、その記
憶容量の増加が抑えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のディジタル無線電
話装置の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明のディジタル無線電話装置の
一実施形態のブロック図を示す。図1において、この例
は受信処理系、送信処理系及び制御処理系を有してお
り、送信処理系は、送受信用のアンテナ21と、マイク
ロホン及び増幅器を有する音声入力部22と、この音声
入力部22からのアナログ音声信号をディジタル音声信
号に変換するA/D変換器23と、このA/D変換器2
3が出力するディジタル音声信号を圧縮して所定の符号
化信号に変換する音声符号化部24aとを有している。
【0019】また、A/D変換器23が出力するディジ
タル音声信号を、音声符号化部24aと異なる圧縮を行
って所定の符号化信号に変換する音声符号化部24b
と、音声符号化部24aが出力する符号化音声信号に対
し、伝送時に発生する符号誤りを、訂正するための誤り
訂正符号を付加する誤り訂正符号符号化部25aと、音
声符号化部24bが、出力する符号化音声信号に対し、
伝送時に発生する符号誤りを訂正するための誤り訂正符
号を付加する誤り訂正符号符号化部25bとが設けられ
ている。
【0020】さらに、誤り訂正符号符号化部25a,2
5bからの音声符号化信号の一方を符号化方式選択信号
によって選択して送出する符号化方式切替部26と、こ
の符号化方式切替部26が出力する音声符号化信号を所
定の送信信号形式に変換した高周波信号を出力する送信
部28と、送受信用のアンテナ21の送受信を切り替え
る送信/受信制御部29とを有している。
【0021】受信処理系は、送受信用のアンテナ21、
送信/受信制御部29を通じて入力された受信信号を所
定の信号形式、例えば、増幅し、周波数変換した中間周
波信号から音声符号化信号に変換する受信部30と、こ
の受信部30からの信号及び符号化方式切替部26が出
力する音声符号化信号を記憶する記憶部31とを有して
いる。
【0022】この記憶部31は半導体記憶装置31a
と、この半導体記憶装置31aに対し、書き込み又は読
み出しのアドレス指定の制御を行うアドレス制御部31
bとで構成されている。
【0023】また、受信部30からの音声符号化信号又
は記憶部31からの音声符号化信号の一方を選択信号で
選択するスイッチ部32と、このスイッチ部32からの
音声符号化信号に付加されている誤り訂正符号に基づい
て音声符号化信号の伝送誤りを訂正する誤り訂正符号復
号化部33aと、スイッチ部32からの音声符号化信号
に付加されている誤り訂正信号に基づいて音声符号化信
号の伝送路での誤り訂正を行う誤り訂正符号復号化部3
3bとを有している。
【0024】さらに、誤り訂正符号復号化部33aで誤
り訂正した音声符号化信号をディジタル音声信号に復号
する音声復号化部34aと、誤り訂正符号復号化部33
bで誤り訂正を行った音声符号化信号をディジタル音声
信号に復号する音声復号化部34bと、符号化方式選択
信号又は誤り訂正符号判別信号によって、音声復号化部
34a,34bからのディジタル音声信号を選択して出
力する符号化方式切替部35とが設けられている。
【0025】また、符号化方式切替部35からのディジ
タル音声信号をアナログ信号に変換して出力するD/A
変換器37と、D/A変換器37からのアナログ音声信
号を、増幅器で増幅してスピーカから出力する音声出力
部38とを有している。
【0026】制御処理系は、使用者の操作指示に基づい
て符号化方式選択信号を符号化方式切替部26に送出
し、かつ、選択信号をスイッチ部32に送出するシステ
ム制御部40とを有している。また、システム制御部4
0からの録音再生制御信号によって再生時に記憶部31
からの音声符号化信号を解析し、音声符号化に付加され
た誤り訂正符号から音声符号化方式を判別した符号化方
式判別信号を符号化方式切替部35に出力する誤り訂正
符号判別部41が設けられている。さらに、機能を選択
し、例えば、留守番電話を設定する留守番設定キー、送
話音声の録音(記憶)を指示する送話メモキー、受話音
声の録音を指示する受話メモキー、録音再生指示キー
や、電話番号を入力するテンキー及び電源キー等を有す
る操作部42を有している。
【0027】次に、この実施形態の動作について説明す
る。
【0028】送話音声を記憶部31で記憶(送話メモ)
しない場合の通常時の送信動作では、使用者の送話によ
る音声信号が音声入力部22の図示しないマイクロホン
から入力され、その音声信号を増幅した後にA/D変換
器23に出力する。A/D変換器23で変換したディジ
タル音声信号は、音声符号化部24a,24bに入力さ
れ、ここで異なる圧縮を行って、それぞれビットレート
の異なる符号化方式で符号化された音声符号化信号に変
換される。
【0029】音声符号化部24a,24bからそれぞれ
出力された音声符号化信号は、誤り訂正符号符号化部2
5a,25bで伝送中に発生する符号誤りを訂正するた
めの誤り訂正符号が付加される。この誤り訂正符号符号
化部25a,25bが出力する音声符号化信号の一方
を、符号化方式切替部26が、使用者の操作指示に基づ
いてシステム制御部40から送出された符号化方式選択
信号で選択して送信部28に出力する。ここで音声符号
化信号を所定の送信信号形式に変換し、その高周波信号
を送信/受信制御部29、アンテナ21を通じて無線送
信する。
【0030】次に、通常動作時の受信動作、すなわち、
指示による受信音声の記憶(受信メモ)や、留守番動作
での受信音声を記憶部31で記憶しない場合の受信動作
では、アンテナ21、送信/受信制御部29を通じて受
信した、例えば、セル基地局からの無線受信信号が受信
部30に入力され、ここで所定の音声符号化信号に変換
して、スイッチ部32に入力する。スイッチ部32では
受信部30からの音声符号化信号又は記憶部31からの
音声符号化信号の一方をシステム制御部40からの選択
信号で選択する。
【0031】スイッチ部32で選択した音声符号化信号
は誤り訂正符号復号化部33a,33bに入力され、こ
こで音声符号化信号に付加されている誤り訂正符号に基
づいて音声符号化信号の伝送誤りが訂正され、さらに、
音声復号化部34a,34bでディジタル音声信号に復
号される。この音声復号化部34a,34bからの復号
信号は、符号化方式切替部35で選択されて出力され
る。符号化方式切替部35で選択された復号信号がD/
A変換器37でアナログ音声信号に変換され、音声出力
部38で増幅して、スピーカから音声出力される。
【0032】ここで使用者が受信通話の内容を記憶(受
信メモ)するために操作部42中の受話メモキーを押下
すると、システム制御部40は、この押下中に以下の制
御動作を行う。まず、記憶部31のアドレス制御部31
bに読み出しアドレスを指定する制御信号を送出して、
半導体記憶装置31aを記憶動作に設定する。符号化方
式切替部26及び受信部30から出力される音声符号化
信号を記憶部31で記憶する。
【0033】この記憶動作では、アドレス制御部31b
が半導体記憶装置31aのアドレスを指定し、その指定
した領域に記憶する。すなわち、通話中に相手先が通知
した、例えば、相手先の電話番号などを記憶(受信メ
モ)することができる。 この記憶後に、操作部42中
の録音再生指示キーが操作されると、システム制御部4
0が、この操作に対してスイッチ部32へ選択信号を送
出し、誤り訂正符号判別部41に符号化方式選択信号を
送出する。同時に記憶部31に録音再生制御信号を送出
する。
【0034】スイッチ部32はシステム制御部40から
の選択信号によって記憶部31からの音声符号化信号を
誤り訂正符号復号化部33a,33bに送出するように
切り替わる。また、記憶部31がシステム制御部40か
らの録音再生制御信号によって、読み出し状態に設定さ
れる。さらに、誤り訂正符号判別部41は、システム制
御部40からの符号化方式選択信号によって、記憶部3
1からの音声符号化信号を取り込み、その誤り訂正符号
の判別を行う。
【0035】誤り訂正符号判別部41は、複数の誤り訂
正符号復号化を行い、各々の誤り訂正符号復号化データ
の状態に基づいて、入力された音声符号化方式を判別
し、符号化方式切替部35に符号化方式判別信号を出力
する。なお、伝送路の状態が悪く、各々の誤り訂正符号
の判別が困難な場合は、システム制御部40中の図示し
ないメモリなどに記憶している前回(過去)の誤り訂正
符号に基づいて、今回の誤り訂正符号を判別する。
【0036】このように、この実施の形態では、ゾーン
切り替えなどで複数の異なる音声符号化方式を切り替え
て通話(通信)を行う場合には、誤り訂正符号から判別
した符号化方式に対応して受信音声符号化信号が復号化
されるため、符号化方式を表すコードの記憶が不要であ
り、よって、記憶容量の増加を抑えることができる。
【0037】記憶部31の半導体記憶装置31aに記憶
された音声符号化信号は、アドレス制御部31bで指定
した記憶領域から読み出され、スイッチ部32と誤り訂
正符号判別部41にそれぞれ供給される。スイッチ部3
2から入力された音声符号化信号は、まず、誤り訂正符
号復号化部33a,33bに入力され、次いで音声復号
化部34a,34bに入力されてディジタル音声信号に
復号される。
【0038】これらの復号信号は符号化方式切替部35
に入力され、ここで誤り訂正符号判別部41からの符号
化方式選択信号で選択された方の一の復号信号がD/A
変換器37に供給され、アナログ音声信号に変換された
後、音声出力部38で増幅されてスピーカから音声出力
される。
【0039】次に、留守番動作について説明する。
【0040】この留守番動作では操作部42中の留守番
設定キーが押下されるとシステム制御部40が留守番動
作となり、着信に対して応答メッセージを自動送出し、
相手先からの用件メッセージを記憶部31で記憶する。
この後の動作はの受信通話を記憶部31で記憶する前記
の受信メモの場合と同様である。また、録音再生指示キ
ーを押下して記憶(録音)内容の再生を行う動作も前記
の受信メモの再生動作と同じである。
【0041】次に、通信中の送話内容を記憶部31で記
憶する送話メモを行う場合について説明する。
【0042】この場合、操作部42中の図示しない送話
メモキー押下しながら送話すると、符号化方式切替部2
6からの送話音声データである音声符号化信号を記憶部
31で記憶する。この後の録音再生指示キーを押下して
行う記憶(録音)内容の再生動作も前記の受信メモの再
生動作と同じである。
【0043】このように、この実施の形態では、音声符
号化信号によって 異なる符号化方式を切り替えて録音
内容を再生できる。すなわち、従来、行われているよう
に複数の符号化方式中から選択する切替データを音声符
号化信号に付加して記録する必要がなくなり、その記憶
部31の半導体記憶装置31aにおける記憶容量の増加
を抑えることができるようになる。
【0044】なお、この実施の形態にあって送信系の符
号化方式切替部26を設けず、誤り訂正符号符号化部2
5a,25bと送信部28とを直結し、音声符号化部2
4a,24b及び誤り訂正符号符号化部25a,25b
の一方をシステム制御部40からの符号化方式選択信号
によって動作に設定し、かつ、他方を非動作に設定する
ようにして誤り訂正符号符号化部25a,25bからの
音声符号化信号の一方を送信部28に出力するようにし
てもよい。
【0045】同様に受信系でも符号化方式切替部35を
設けずに、音声復号化部34a,34bとD/A変換器
37を直結し、誤り訂正符号判別部41からの符号化方
式判別信号によって誤り訂正符号復号化部33a,33
b及び音声復号化部34a,34bの一方を動作に設定
し、かつ、他方を非動作に設定するようにし、音声復号
化部34a,34bからのディジタル音声信号の一方を
D/A変換器37に出力するようにしてもよい。この場
合、消費電流が低減できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,4
記載の発明のディジタル無線電話装置によれば、異なる
音声符号化方式で記憶した音声符号化信号が、記憶した
誤り訂正符号から判別した符号化方式に対応して復号化
されるため、音声符号化信号(送信通話データ又は受信
通話データ)のみの記憶によって、異なる符号化方式を
切り替えて記憶した録音内容の再生が行われる。この結
果、記憶容量の増加を抑えることができ、その大容量の
半導体記憶装置が不要になって、小型化、軽量化が可能
になる。
【0047】請求項3記載のディジタル無線電話装置
は、留守番録音時も、音声符号化信号のみの記憶によっ
て、異なる符号化方式の録音内容が再生され、その記憶
容量の増加を抑えることができ、大容量の半導体記憶装
置が不要になって、小型化、軽量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル無線電話装置の一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】従来のディジタル電話装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
22 音声入力部 24a,24b 音声符号化部 25a,25b 誤り訂正符号符号化部 26 符号化方式切替部 28 送信部 29 送信/受信制御部 30 受信部 31 記憶部 31a 半導体記憶装置 31b アドレス制御部 32 スイッチ部 33a,33b 誤り訂正符号復号化部 34a,34b 音声復号化部 35 符号化方式切替部 38 音声出力部 40 システム制御部 41 誤り訂正符号判別部 42 操作部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/65 H04M 1/65 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる音声符号化方式を切り替え
    て通信を行うと共に、通話音声を録音又は再生するディ
    ジタル無線電話装置において、 送話音声信号をビットレートの異なる複数種類の符号化
    方式により音声符号化する符号化手段と、 前記符号化手段から出力した複数の音声符号化信号のそ
    れぞれに、その符号化方式に対応する第1の誤り訂正符
    号を付加してから一の音声符号化信号を無線送信する無
    線送信手段と、 無線受信信号から符号化方式に対応した第2の誤り訂正
    符号が付加された音声符号化信号を復調する無線受信手
    段と、 前記無線受信手段が出力する音声符号化信号及び前記無
    線送信手段が送信する音声符号化信号の少なくとも一方
    を記憶する記憶手段と、 前記無線受信手段が出力する異なる音声符号化方式のそ
    れぞれの音声符号化信号を復号化して出力する複数の復
    号化手段と、 前記記憶手段から読み出した音声符号化信号の誤り訂正
    符号から複数の誤り訂正復号化を行い、得られた復号状
    態により符号化方式を判別する判別手段と、 前記複数の復号化手段からの複数の音声復号信号のうち
    前記判別手段で判別した符号化方式に対応する一の音声
    復号信号を選択する選択手段とを有することを特徴とす
    るディジタル無線電話装置。
  2. 【請求項2】 前記無線送信手段は、 送話音声信号を複数の異なる音声符号化方式中の一つの
    音声符号化信号に誤り訂正符号を付加して出力する複数
    の送信音声符号化部と、 前記複数の送信音声符号化部からの音声符号化信号を送
    信する無線送信部と、記憶再生を指示するための記憶再
    生指示部とを備え、 前記記憶再生指示部での指示によって、前記記憶手段に
    前記送信音声符号化部からの音声符号化信号を記憶し、
    かつ、この記憶後に読み出した音声符号化信号の誤り訂
    正符号から前記判別手段が判別した符号化方式に対応す
    る前記複数の復号化手段中の一つを選択手段が選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のディジタル無線電話装
    置。
  3. 【請求項3】 前記無線受信手段は、 着信に自動応答する留守番応答部と、 記憶再生を指示するための再生指示部とを備え、 前記留守番応答部での着信に対する自動応答時の相手先
    用件である無線受信手段が出力する音声符号化信号を前
    記記憶手段で記憶し、かつ、前記再生指示部の再生指示
    で前記記憶手段から読み出した音声符号化信号の誤り訂
    正符号に基づいて前記判別手段が判別した符号化方式に
    対応する複数の復号化手段中の一つを前記選択手段で選
    択することを特徴とする請求項1記載のディジタル無線
    電話装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段に符号化方式を記憶する記
    憶部を設け、前記判別手段で、符号化方式を判別できな
    い場合は、記憶している過去の符号化方式に基づいて今
    回の符号化方式を判別することを特徴とする請求項1記
    載のディジタル無線電話装置。
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