JPH09116860A - 動画範囲選択方法及びビデオ編集装置 - Google Patents

動画範囲選択方法及びビデオ編集装置

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JPH09116860A
JPH09116860A JP7297716A JP29771695A JPH09116860A JP H09116860 A JPH09116860 A JP H09116860A JP 7297716 A JP7297716 A JP 7297716A JP 29771695 A JP29771695 A JP 29771695A JP H09116860 A JPH09116860 A JP H09116860A
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JP7297716A
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English (en)
Inventor
Katsumi Goto
克巳 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像編集の際に必要な動画の範囲、即ち開始
点と終了点の指定を容易にすること。 【解決手段】 マスタVTR4を再生モードにし、出力
画像をビデオキャプチャ3で所定の時間間隔でサンプリ
ングし、表示用メモリ20に格納する。このサンプリン
グ画像6を編集画面17の時系列の順に格子状に整列表
示する。操作者は、マウス15等の指示手段を用いて、
編集画面17上の複数のサンプリング画像6から開始点
の画像と終了点の画像を選択する。各開始点と終了点の
タイムコードを主記憶メモリ19に記憶し、編集リスト
を作成する。次に、マスタVTR4を巻き戻して再生モ
ードにし、スレーブVTR7を録画モードにし、タイム
コードを基にダビング等を行って画像編集をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画映像のカット
編集等を行うための動画範囲選択方法及びビデオ編集装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像の基本的な編集作業は、素材とな
る動画の中から必要な部分を取り出して、これを複数つ
なぎ合わせることである。ここで、素材から取り出す一
つの範囲をクリップと呼び、クリップの開始点を編集イ
ン点、クリップの終了点を編集アウト点と呼ぶ。編集イ
ン点と編集アウト点とを総称して編集点と呼ぶ。
【0003】従来は、動画像の電子編集をするため、V
TR等の画像記録再生装置を2台以上を接続し、ダビン
グによって必要な画像のみをつなぐ方法が一般的であ
る。これを第1従来例として図15を用いて説明する。
【0004】図15は第1従来例のビデオ編集装置のシ
ステム構成図である。本図においてマスタVTR38は
編集対象動画の送り出し側であり、スレーブVTR39
は受け側である。制御コンソール40はマスタVTR3
8、スレーブVTR39の動作を制御する。編集作業の
操作者は、制御コンソール40に設けたジョグダイヤル
41を回転することで、マスタVTR38の動作を制御
する。ジョグダイヤル41の回転方向や回転速度に応じ
て、マスタVTR38の動作モードが早送り、巻き戻
し、通常再生、コマ送りなどに変化する。制御コンソー
ル40上のSボタン42とEボタン43はそれぞれ編集
イン点、編集アウト点を指示するためのボタンである。
操作者は、まずジョグダイヤル41を操作してマスタV
TR38を操作し、コマ送り等によって編集イン点とな
る画像(場面)を、マスタVTR38に接続したモニタ
44に表示する。編集イン点となる場面が表示される
と、Sボタン42を押して編集イン点を制御コンソール
40の記憶部(図示せず)に記憶する。
【0005】同様にジョグダイヤル41を操作して、編
集アウト点となる場面をマスタ側のモニタ44に表示さ
せて、Eボタン43を押して編集アウト点を記憶する。
こうすると、一組の編集イン点、編集アウト点が記憶さ
れたことになる。操作者はこのような操作を繰り返し
て、複数組の編集点を記憶部に記憶させる。複数組の編
集点の集まりを編集リストと呼ぶ。
【0006】次に、制御コンソール40上のダビング開
始ボタン45を押すと、記憶した編集リストに基づいて
マスタVTR38及びスレーブVTR39の動作を制御
して、指定した動画がスレーブVTR39側にダビング
される。すなわち制御コンソール40の制御部がマスタ
VTR38の動作を制御して編集リストの一組目から順
番に再生し、スレーブVTR39の動作を制御してマス
タVTR38の再生画像を録画する。このようにして編
集が行われる。
【0007】一方、近年においてはコンピュータを用い
て、コンピュータの画面上に複数の場面を表示し、編集
作業の効率化を図る手法が普及し始めている。これには
例えば特開平7−46462号公報に示されるものがあ
る。これを第2従来例として図16を用いて説明する。
【0008】図16は第2従来例のビデオ編集装置のシ
ステム構成図である。本図において、コンピュータ46
に設けられたハードディスク47上には、複数の素材の
動画が素材クリップ49として記録されている。素材ク
リップ49とは動画の一連の動きのひとまとまりをい
う。ここでの編集作業の大きな操作は次の2つである。
まず第1に、各素材クリップ49の長さを調整して必要
なクリップ49Aを指定することであり、第2にクリッ
プ49Aの順番を定めることである。ほかにも特殊効果
の指定という作業もあるが、ここではその説明を省略す
る。
【0009】図16に示すように、画面上にはいくつか
のウインドウがある。第1のウインドウ(以下、プロジ
ェクトウインドウ50と呼ぶ)には、複数の素材クリッ
プ49が一覧表示できるように、各素材クリップ49の
見出し画面52とその内容を示すタイトルが表示され
る。第2のウインドウ(以下、コンストラクションウイ
ンドウ51と呼ぶ)には、横軸に時間軸をとったトラッ
ク53と呼ばれるエリアが、複数トラックを上下に重ね
るように表示される。
【0010】操作者は、マウス54を操作してプロジェ
クトウインドウ50に表示されているクリップ49Aの
見出し画面52を、トラック53上に「ドラッグ」して
並べることで、クリップ49Aの順番を指示することが
できる。すなわちトラック53は時間軸を有するので、
クリップ49Aは時間軸に沿った順番が指示されること
になる。
【0011】一方、素材クリップ49の長さを調整する
とは、その素材クリップ49中の編集イン点48a、編
集アウト48b点を指定して、素材クリップ49の中か
ら必要な範囲のみを選択する操作のことである。コンス
トラクションウインドウ51に配置されたクリップ49
Aは、時間軸に沿う大きさでその長さを表す。このと
き、動画のフレームが時間軸のスケールに応じて引か
れ、トラック53に沿って整列表示される。このため操
作者は、編集イン点48a、編集アウト点48bの画像
を確認しながら調整することができる。
【0012】操作者は、トラック53に表示されたクリ
ップ49Aの左端即ち開始点、又は右端即ち終了点の境
界をマウス54で掴み、時間軸に沿って引き延ばし又は
縮小することで、クリップ49の開始点又は終了点の位
置を変更することができる。そしてマウス54の操作と
同時に、ハードディスク47からクリップ49Aのデー
タが検索され、トラック53の静止画フレームの表示が
再構築される。以上のようにしてクリップ49Aの順番
及び長さを指定することができる。
【0013】このようにして編集操作が行われると、操
作者が試写を指示したとき、指定された長さと順番でハ
ードディスク47からクリップ49Aのデータが検索さ
れ、試写ウインドウ(図示せず)に画像が表示され、編
集結果を確認することができる。
【0014】なお、前述した第2従来例では、一つのシ
ーンに対して一つの素材クリップ49が予め別々の見出
しをもって大容量記憶装置(上述ではハードディスクと
する)に格納されているものとしており、素材クリップ
49の生成方法については何ら触れられていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た2つの従来例には次のような課題がある。第1従来例
では、編集イン点及び編集アウト点を指定する際、画面
上に一つの画像しか表示されない。時間の変化と画像の
変化を把握するためには、VTRをコマ送り動作した
り、目的の場所を探すために早送り/巻き戻しの動作が
必要となる。このため画像編集における操作が煩雑にな
るという欠点があった。
【0016】これに対して、第2従来例の画像編集方法
では、編集イン点、編集アウト点を指定する際に、画面
上に表示したクリップを時間軸方向に引き延ばす又は縮
めるという作業によって行うものであり、操作の煩雑さ
の解消を狙うものである。しかし、この従来例では画面
上で横向きに時間軸をとり、一つのクリップを横一列に
しか表示しないものであった。即ち画面上に表示可能な
画像の画面数は数画面であり、編集イン点又は編集アウ
ト点を検索するには、視認性が低く、且つ指定の容易さ
において十分ではなかった。
【0017】さらに第2従来例では、クリップを大容量
記憶装置に格納しているが、これは実質的にはハードデ
ィスクなどのように高価な高速アクセス媒体を用いなけ
ればならず、磁気テープ媒体のような低コスト、低速ア
クセス媒体での運用は不可能である。すなわち、第2従
来例では実質的に大容量のディスク媒体が必要であり、
コスト面において課題があった。
【0018】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、動画映像の編集範囲を選択す
るための一覧性を向上させ、編集イン点と編集アウト点
の指定を容易にした動画範囲選択方法及びビデオ編集装
置を実現ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明では、所定の時間間隔でサンプリン
グした縮小画像を画面上に格子状に並べて表示し、その
表示画像から編集点を選択するため、一覧できる画像数
が多くなり、目的の編集点を簡単に指示することができ
る。これは他の発明についても同様である。
【0020】請求項2の発明は、請求項1の発明で示し
た動画選択方法を用いて作成した編集リストに基づい
て、ダビングをおこなうため、容易にビデオ編集が可能
になる。
【0021】請求項3、4の発明は、請求項1の発明で
示した動画選択方法を用いて作成した編集リストに基づ
いて、サブコードエリアに再生制御情報を記録すること
で、ダビングをすることなく、選択した動画像を指定通
り鑑賞することが可能になる。
【0022】請求項5の発明は、所定の時間間隔でサン
プリングした縮小画像を一旦大容量記憶部に記憶し、後
に呼び出すようにいているため、サンプリング時の時間
間隔と無関係な速度で縮小画像を呼び出すことができ
る。このため、検索性を増したより容易な動画範囲選択
が可能となる。また、所定の時間間隔で画面単位にサン
プリングし、かつ縮小画像に変換したものを大容量記憶
部に記憶させているので、動画像をそのまま記憶する場
合に比べその記憶容量を大幅に小さくすることができ
る。
【0023】請求項6の発明は、所定の時間間隔でサン
プリングした縮小画像に加え、音声信号もサンプリング
して大容量記憶部に記憶し、範囲指定の際に縮小画像を
指定すると同時に音声信号を再生するようにしている。
このため音声信号に基づいたより的確な編集点の指定が
可能となる。また、この場合も請求項5の発明と同様
に、動画像を記憶する場合に比べて大容量記憶部の容量
を大幅に小さくすることができる。
【0024】請求項7の発明は、格子状に表示した縮小
静止画像の境界部分を指示した場合は、補間によって編
集点を決定するため、サンプリング時の時間間隔に比
べ、容易かつより精密な編集点指定が可能となる。
【0025】請求項8の発明は、格子状に表示した縮小
静止画像に重ねてスケール目盛りを表示し、この目盛り
を指示することで、サンプリング時の時間間隔に比べ、
容易かつより精密な編集点指定が可能となる。
【0026】請求項9の発明は、縮小画像をサンプリン
グする際に、画像記録再生装置を早送り再生した状態で
行うため、サンプリングに要する時間を短縮することが
でき、短時間かつ容易に編集点の指定が可能となるもの
である。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、動画像を
所定の時間間隔毎にフレーム単位でサンプリングし、サ
ンプリングした複数の画像を時系列の順序に従ってモニ
タ画面上に格子状に整列表示し、整列表示した複数の画
像の中から特定の画像を選択することにより、動画編集
開始点と編集終了点とを選択することを特徴とするもの
である。
【0028】このような構成により、動画像を所定の時
間間隔毎にフレーム単位でサンプリングし、複数の画像
を時系列の順序に従ってモニタ画面上に格子状に整列表
示する。そしてこれらの複数の画像の中から特定の画像
を選択することにより、動画編集開始点と編集終了点と
を選択することにより、動画範囲を選択する。
【0029】請求項2記載の発明は、マスタ用画像記録
再生装置に記録された動画像のうちの特定の動画範囲を
選択し、選択画像をスレーブ用画像記録再生装置に記録
するビデオ編集装置であって、前記マスタ用画像記録再
生装置から出力される動画像の信号を所定の時間間隔ご
とにフレーム単位でサンプリングすると共に、サンプリ
ング画像を縮小静止画像に変換する画像サンプリング手
段と、前記画像サンプリング手段でサンプリングした縮
小静止画像の記録媒体における番地情報を抽出する番地
情報特定手段と、複数の前記縮小静止画像を時系列に従
って格子状に整列させて表示する画像表示手段と、前記
画像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像を順
次更新しつつ記憶する表示用画像記憶部と、前記画像表
示手段に表示された複数の前記縮小静止画像から、編集
開始画像と編集終了画像とを一対として選択すること
で、少なくとも一つの動画の切り出し範囲をビデオクリ
ップとして選択指示するクリップ指示手段と、前記各縮
小静止画像の番地情報、及び前記クリップ指示手段で指
示されたビデオクリップの集合を編集リストとして記憶
する主記憶部と、前記主記憶部の編集リストに基づいて
前記マスタ用画像記録再生装置から各クリップ範囲の動
画像を読み出し、前記スレーブ用画像記録再生装置にそ
の動画像をダビングする記録再生機器制御部と、を具備
することを特徴とするものである。
【0030】このような構成により、画像サンプリング
手段は、マスタ用画像記録再生装置から出力される動画
像の信号を所定の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプ
リングし、更にサンプリング画像を縮小静止画像に変換
する。番地情報特定手段はサンプリングした縮小静止画
像の記録媒体における番地情報を抽出する。表示用画像
記憶部は画像表示手段に表示すべき複数の縮小静止画像
を順次更新しつつ時系列に従って記憶する。画像表示手
段は複数の縮小静止画像を格子状に整列させて表示す
る。画像表示手段に表示された複数の縮小静止画像か
ら、クリップ指示手段を用いて編集開始画像と編集終了
画像とを一対として選択することにより、少なくとも一
つの動画の切り出し範囲を指示する。主記憶部は各縮小
静止画像の番地情報、及びクリップ指示手段で指示され
たビデオクリップの集合を編集リストとして記憶する。
そうすると記録再生機器制御部は、主記憶部の編集リス
トに基づいてマスタ用画像記録再生装置から各クリップ
範囲の動画像を読み出し、スレーブ用画像記録再生装置
にその動画像をダビングするよう制御する。
【0031】請求項3記載の発明は、画像記録再生装置
に記録された動画像のうちの特定の動画範囲を選択し、
選択画像の位置を示す再生制御情報を前記画像記録再生
装置の記録媒体に記録するビデオ編集装置であって、前
記画像記録再生装置から出力される動画像の信号を所定
の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプリングすると共
に、サンプリング画像を縮小静止画像に変換する画像サ
ンプリング手段と、前記画像サンプリング手段でサンプ
リングした縮小静止画像の記録媒体における番地情報を
抽出する番地情報特定手段と、複数の前記縮小静止画像
を格子状に整列させて表示する画像表示手段と、前記画
像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像を順次
更新しつつ時系列に従って記憶する表示用画像記憶部
と、前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止
画像から、編集開始画像と編集終了画像とを一対として
選択することで、少なくとも一つの動画の切り出し範囲
をビデオクリップとして選択指示するクリップ指示手段
と、前記各縮小静止画像の番地情報、及び前記クリップ
指示手段で指示されたビデオクリップの集合を編集リス
トとして記憶する主記憶部と、前記主記憶部の編集リス
トに基づいて、前記画像記録再生装置の記録媒体上のサ
ブコードエリアに再生開始、早送り、再生停止を含む再
生制御情報を書き込むサブコード変更手段と、前記再生
制御情報に基づいて前記画像記録再生装置の動作モード
を制御し、前記編集リストに基づいたクリップ範囲の動
画像の読み出し制御を行う記録再生機器制御部と、を具
備することを特徴とするものである。
【0032】請求項4記載の発明は、画像記録再生装置
に記録された動画像のうちの特定の動画範囲を選択し、
選択画像の位置を示す再生制御情報を前記画像記録再生
装置の記録媒体に記録するビデオ編集装置であって、前
記画像記録再生装置から出力される動画像の信号を所定
の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプリングすると共
に、サンプリング画像を縮小静止画像に変換する画像サ
ンプリング手段と、前記画像サンプリング手段でサンプ
リングした縮小静止画像の記録媒体における番地情報を
抽出する番地情報特定手段と、複数の前記縮小静止画像
を格子状に整列させて表示する画像表示手段と、前記画
像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像を順次
更新しつつ時系列に従って記憶する表示用画像記憶部
と、前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止
画像から、編集開始画像と編集終了画像とを一対として
選択することで、少なくとも一つの動画の切り出し範囲
をビデオクリップとして選択指示するクリップ指示手段
と、前記各縮小静止画像の番地情報、及び前記クリップ
指示手段で指示されたビデオクリップの集合を編集リス
トとして記憶する主記憶部と、前記主記憶部の編集リス
トに基づいて、前記画像記録再生装置の記録媒体上のサ
ブコードエリアに再生開始、早送り、再生停止を含む再
生制御情報を書き込むサブコード変更手段と、を具備
し、前記画像記録再生装置が記録媒体に記録された前記
再生制御情報を読み出し、この再生制御情報に基づいて
動作モードを制御し、前記編集リストに登録されたクリ
ップ範囲の動画像を再生することを特徴とするものであ
る。
【0033】このような構成により、画像サンプリング
手段は、マスタ用画像記録再生装置から出力される動画
像の信号を所定の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプ
リングし、更にサンプリング画像を縮小静止画像に変換
する。番地情報特定手段はサンプリングした縮小静止画
像の記録媒体における番地情報を抽出する。表示用画像
記憶部は画像表示手段に表示すべき複数の縮小静止画像
を順次更新しつつ時系列に従って記憶する。画像表示手
段は複数の縮小静止画像を格子状に整列させて表示す
る。画像表示手段に表示された複数の縮小静止画像か
ら、クリップ指示手段を用いて編集開始画像と編集終了
画像とを一対として選択することにより、少なくとも一
つの動画の切り出し範囲を指示する。主記憶部は各縮小
静止画像の番地情報、及びクリップ指示手段で指示され
たビデオクリップの集合を編集リストとして記憶する。
サブコード変更手段は主記憶部の編集リストに基づい
て、画像記録再生装置の記録媒体上のサブコードエリア
に再生開始、早送り、再生停止を含む再生制御情報を書
き込む。記録再生機器制御部は再生制御情報に基づいて
画像記録再生装置の動作モードを制御し、編集リストに
基づいたクリップ範囲の動画像の読み出し制御を行う。
【0034】請求項5記載の発明は、前記画像サンプリ
ング手段で得られた編集対象となる複数の縮小静止画像
を記憶し、動画像の編集時には前記縮小静止画像をサン
プリング時の時間間隔とは無関係の速度で読み出して前
記表示用画像記憶部に与える外部記憶装置を設けたこと
を特徴とするものである。
【0035】このような構成により、請求項2〜4記載
のビデオ編集装置において、外部記憶装置は画像サンプ
リング手段で得られた編集対象となる複数の縮小静止画
像を記憶し、動画像の編集時には縮小静止画像をサンプ
リング時の時間間隔とは無関係の速度で読み出し、表示
用画像記憶部に与える。
【0036】請求項6記載の発明は、前記マスタ用記録
再生装置又は前記記録再生装置が出力する音声信号を、
前記画像サンプリング手段のサンプリング時刻の前後に
渡って複数フレーム分サンプリングし、デジタル音声デ
ータとして取り込む音声サンプリング手段と、前記画像
サンプリング手段で得られた編集対象となる複数の縮小
静止画像と前記音声サンプリング手段で取り込んだデジ
タル音声データとを記憶し、動画像の編集時には前記縮
小静止画像と前記デジタル音声データをサンプリング時
とは無関係のタイミングで読み出し、複数の前記縮小静
止画像を前記表示用画像記憶部に与える外部記憶装置
と、前記外部記憶装置から読み出されたデジタル音声デ
ータを音声に再生する音声再生手段と、を設けたことを
特徴とするものである。
【0037】このような構成により、請求項2〜4記載
のビデオ編集装置において、音声サンプリング手段はマ
スタ用記録再生装置又は記録再生装置が出力する音声信
号を、画像サンプリング手段のサンプリング時刻の前後
に渡って複数フレーム分サンプリングし、デジタル音声
データとして取り込む。外部記憶装置は画像サンプリン
グ手段で得られた編集対象となる複数の縮小静止画像と
音声サンプリング手段で取り込んだデジタル音声データ
とを記憶する。そして動画像の編集時には縮小静止画像
とデジタル音声データをサンプリング時とは無関係のタ
イミングで読み出し、複数の縮小静止画像を表示用画像
記憶部に与える。音声再生手段は外部記憶装置から読み
出されたデジタル音声データを音声に再生する。
【0038】請求項7記載の発明では、前記クリップ指
示手段は、前記画像表示手段に表示された複数の前記縮
小静止画像から、編集開始画像と編集終了画像を一対と
して選択する際に、時間的に隣り合う縮小静止画像の境
界付近を指示した場合に、前記隣り合う縮小静止画像に
対応する番地情報の中間の番地を補間により生成し、こ
れらを編集開始点又は編集終了点としてビデオクリップ
を選択指示することを特徴とするものである。
【0039】このような構成により、請求項2〜6記載
のビデオ編集装置において、クリップ指示手段は、画像
表示手段に表示された複数の縮小静止画像から、編集開
始画像と編集終了画像を一対として選択する際に、時間
的に隣り合う縮小静止画像の境界付近を指示した場合
に、隣り合う縮小静止画像に対応する番地情報の中間の
番地を補間により生成し、これらを編集開始点又は編集
終了点としてビデオクリップを選択指示する。
【0040】請求項8記載の発明では、前記クリップ指
示手段は、前記画像表示手段に表示された各縮小静止画
像の前後時間に位置する複数の縮小静止画像に対し、そ
の番地情報を示すスケールをモニタ画面上に設け、複数
の前記縮小静止画像から編集開始画像と編集終了画像を
一対として選択する際に、前記スケールを指示すること
により、編集開始点と編集終了点とを含むビデオクリッ
プを選択することを特徴とするものである。
【0041】このような構成により、請求項2〜6記載
のビデオ編集装置において、クリップ指示手段は、画像
表示手段に表示された各縮小静止画像の前後時間に位置
する複数の縮小静止画像に対し、その番地情報を示すス
ケールをモニタ画面上に設け、複数の縮小静止画像から
編集開始画像と編集終了画像を一対として選択する際
に、スケールを指示することにより、編集開始点と編集
終了点とを含むビデオクリップを選択する。
【0042】請求項9記載の発明では、前記画像サンプ
リング手段は、前記マスタ用記録再生装置又は前記記録
再生装置を早送り再生させた状態で縮小静止画像をサン
プリングすることを特徴とするものである。
【0043】このような構成により、請求項2〜6記載
のビデオ編集装置において、画像サンプリング手段は、
マスタ用画像記録再生装置又は前記画像記録再生装置を
早送り再生させた状態で縮小静止画像をサンプリングす
る。
【0044】(実施の形態1)本発明の第1実施形態に
おける動画範囲選択方法及びビデオ編集装置ついて説明
する。図1は本実施形態の動画範囲選択方法を実現する
ためのビデオ編集装置のシステム構成図である。本実施
形態においては大容量記憶部としてハードディスク装置
を用い、画像の記録再生装置としてマスタVTR及びス
レーブVTRを用いるものとして説明するが、必ずしも
上記の装置を構成要素としなくてもよい。
【0045】図1に示すように、本実施形態のビデオ編
集装置はパーソナルコンピュータ2に画像信号をサンプ
リングするハードウェアとしてビデオキャプチャ3を装
着している。ハードディスク装置1は情報を格納する外
部記憶装置である。ビデオキャプチャ3は、マスタ用画
像記録再生装置であるマスタVTR4とAVケーブル5
を介して接続されており、画像サンプリング手段を構成
している。ビデオキャプチャ3は、パーソナルコンピュ
ータ2からの指示によって、マスタVTR4の再生信号
から1フレームの画像を取り込み、さらに画像サイズを
縮小してサンプリング画像6を生成するハードウェアで
ある。
【0046】マスタVTR4及びスレーブ用画像記録再
生装置であるスレーブVTR7には編集端子8が装備さ
れており、それぞれ編集ケーブル9を介してパーソナル
コンピュータ2上の機器制御部10に接続されている。
この機器制御部10から所定の制御信号を出力すること
で、マスタVTR4、スレーブVTR7の動作モードを
制御することができる。番地情報特定手段12は図2に
示すようなマスタVTR4のタイムコード、即ち映像信
号の番地情報11を読み出すことができる。タイムコー
ド又は番地情報11は図2に示すように、テープ始端か
らの時間として、時、分、秒、フレーム番号という形態
の情報を有し、テープ上での画面位置を一意的に定める
働きをしている。
【0047】また図1に示すように、マスタVTR4と
スレーブVTR7はダビング用ケーブル13で接続さ
れ、マスタVTR4の信号がスレーブVTR7に送信さ
れる。パーソナルコンピュータ2には、キーボード1
4、マウス15、ハードディスク装置1、ディスプレイ
モニタ16が接続されている。ディスプレイモニタ16
はパーソナルコンピュータ2の操作者に編集画面17を
表示する画像表示手段である。
【0048】キーボード14及びマウス15は、操作者
がパーソナルコンピュータ2に対して指示を与える入力
デバイスである。特にマウス15はディスプレイモニタ
16上のマウスカーソル18を移動し、画面上の位置を
指示するクリップ指示手段の一部を構成している。パー
ソナルコンピュータ2の内部には主記憶メモリ19と表
示用メモリ20とが設けられている。パーソナルコンピ
ュータ2の動作はソフトウェアによって管理される。通
常これらのソフトウェアはハードディスク装置1に格納
されており、プログラムの実行時には主記憶メモリ19
にロードされる。表示用メモリ20は、ディスプレイモ
ニタ16上に表示する内容を保持する表示用画像記憶部
である。以下の動作説明はこのソフトウェアによってプ
ログラムされて動作する。
【0049】編集画面17はディスプレイモニタ16の
表示部の中に設定した矩形の表示エリアであり、編集画
面17上には多数のサンプリング画像6がタイル状(格
子状)に整列表示される。本実施形態では上記したハー
ドウェアとソフトウェアを併せてビデオ編集装置を構成
している。
【0050】次に本実施形態のビデオ編集装置を用いた
動画範囲選択方法について図1〜図4を用いて説明す
る。ソフトウェアを実行して編集を開始すると、先ずマ
スタVTR4が再生状態になる。これは記録再生機器制
御部としての機器制御部10がマスタVTR4に再生動
作を指示する制御信号を送信することで実行される。パ
ーソナルコンピュータ2は、所定の時間間隔毎にビデオ
キャプチャ3に対して画像のサンプリングの指令を出
す。本実施形態では所定の時間間隔を1秒とする。ま
た、サンプリング画像6の大きさは、素材画像に対して
縮小し、例えば横128ドット、縦96ドットのサイズ
にする。素材画像のサイズが640ドット×480ドッ
トであれば、縦横それぞれ1/5に縮小したことにな
る。一方、編集画面の大きさも640×480ドットと
すれば、サンプリング画像6の大きさは編集画面17の
大きさの1/5となり、編集画面17上に25個のサン
プリング画像6を同時に表示することができる。
【0051】さらに、画像のサンプリングと同時に図2
に示すようなマスタVTR4のタイムコードを編集ケー
ブル9を介して読み出し、このデータをサンプリング画
像6の番地情報11として特定する。画像のサンプリン
グは所定の間隔、例えば1秒毎に行われるため、次々と
複数のサンプリング画像6が入力されることになる。サ
ンプリング画像6は図3に示すように編集画面17上の
左上から右下に向かってタイル状に整列表示される。図
3において各サンプリング画像6の番号は表示順序を示
す。まず、左上の(1)の位置から表示を始め、
(2)、(3)と番号順に表示していく。右下の(2
5)番に達した後、左上の(1)番の場所に戻り、新し
いサンプリング画像6に更新する。さらに(2)、
(3)番と次々と新しいサンプリング画像6に更新す
る。このようにすると、編集画面17上には最新の25
枚分、即ち25秒分の画像が同時に表示されることにな
る。
【0052】操作者は、次々と表示されるサンプリング
画像6を見ながら、マウスカーソル18を目的のサンプ
リング画像6に合わせる。そしてマウス15のボタンを
一旦押下げてすぐに離す(クリック)ことで、目的の画
像を指示する。操作者は、編集画面17を見ながら、取
り出したい範囲の編集イン点(開始点)と編集アウト点
(終了点)をマウス15で指示する。例えば、図4の編
集画面17におけるマウスカーソル18は、スキーの場
面の終了点を指示している。
【0053】図4の編集画面17には、25個のサンプ
リング画像6が表示されているが、途中でスキーヤーが
画面から外れてしまい、その後は風景しか映っていな
い。操作者は、スキーヤーが画面から外れたところを終
了点とするために、マウスカーソル18をサンプリング
画像6eに合わせてクリックすればよい。図5に示すよ
うに一組の編集イン点21aと編集アウト点21bを指
定することで、一つのクリップ範囲22を指示したこと
になる。
【0054】このとき、指示した編集点21の画像に対
応する番地情報11を図1の番地情報特定手段12によ
って読み出し、主記憶メモリ19に記憶し、図5に示す
編集リスト23を作成する。ここで編集リスト23と
は、複数組の編集イン点21a、編集アウト点21bの
番地情報11のリストである。ただし図5に示すものは
紙面上に表現するために表形式としているが、これは主
記憶メモリ19上に記憶されれば、必ずしもこのような
表現である必要はない。
【0055】編集リスト23の作成を終了したのち、操
作者がダビング指示をパーソナルコンピュータ2に対し
て入力すると、ダビング動作が開始する。前述したよう
に、パーソナルコンピュータ2は機器制御部10を介し
てマスタVTR4、スレーブVTR7の動作を制御する
ことができる。そこで、まずスレーブVTR7を録画待
機の状態にする。同時にマスタVTR4のテープ位置を
編集リスト23の一組めの編集イン点21aの直前ま
で、早送り又は巻き戻し動作によって移動させる。
【0056】続いてマスタVTR4を再生状態にして、
マスタVTR4のタイムコード11を監視する。VTR
4のタイムコードが編集イン点21aに一致すると同時
にスレーブVTR7を録画待機状態から録画状態へ変え
る。続いてマスタVTR4のタイムコードを監視し、一
組目の編集アウト点21bに一致すると、同時にスレー
ブVTR7を録画待機状態に変える。このようにして一
組目のクリップがマスタVTR4からスレーブVTR7
へダビングされる。
【0057】続いて編集リスト23に二組目以降の編集
点21が存在する場合には、マスタVTR4、スレーブ
VTR7の動作を同様に繰り返し、目的のクリップをダ
ビングする。編集リストの最後の組の編集アウト点21
bに到達した後、マスタVTR4とスレーブVTR7と
を停止状態にする。以上のようにして一連の編集作業が
完了する。
【0058】以上のことから明らかなように、本実施形
態によると、編集画面17によりマスタVTR4からの
再生画像を25秒分も一画面で閲覧できる。このため画
像の一覧性が高く、コマ送り動作などにより編集点21
を検索する必要がなくなり、動画範囲の指定、即ち編集
点21の指定が容易にできることとなる。
【0059】(実施の形態2)次に本発明の第2実施形
態における動画範囲選択方法及びビデオ編集装置ついて
説明する。図6は本実施形態の動画範囲選択方法を実現
するためのビデオ編集装置のシステム構成図である。
尚、図1に示す第1実施形態のビデオ編集装置と同一機
能を有する部分は、同一の符号を付けて説明を省略す
る。
【0060】第1実施形態と異なる点は、まずスレーブ
VTR7が設けられていないことである。さらに第1実
施形態と異なり、図7に示すようにパーソナルコンピュ
ータ2はマスタVTR4(本実施形態では単にVTR4
と呼ぶ)におけるテープ24上のサブコード25を書き
換えるサブコード変更手段26を有することである。こ
こでサブコード25とは画像や音声といったメインの情
報以外の補助情報である。その意味では図2に示すタイ
ムコードもサブコード25の一種と言えるが、本例では
区別して取り扱う。
【0061】図7に示すようにサブコード25は、テー
プ24上にヘリカルに形成されるトラック27の終端部
のエリアのデータであり、映像信号や音声信号を記録す
るエリアとはその位置が独立している。このため、画像
や音声信号に影響を与えることなく、サブコード25の
みを書き換えることができる。本実施形態では、サブコ
ード25の書き換え制御及びサブコード情報(再生制御
情報)の伝達を、図5の編集ケーブル9及びサブコード
変更手段26を介して行う。
【0062】サブコード25に再生制御情報が記録され
ていると、再生時にサブコード25の情報を読み出した
ときに、VTR4はこの動作制御コードに基づいた動作
を行う。例えばサブコード25に再生制御情報と共に移
動先番地が記録されていると、所定の番地まで早送り又
は巻き戻し動作を行い、所定番地から再生動作を再開す
るというものである。この場合VTR4は、編集後の再
生状態ではパーソナルコンピュータ2から切り離されて
も、テープ24のサブコードエリア28をサーチするこ
とにより必要とするモードで動作できるものとする。又
VTR4がパーソナルコンピュータ2に接続されている
ときは、機器制御部10の指示により動作する。
【0063】次に本実施形態のビデオ編集装置を用いた
動画範囲選択方法について図6〜図8を用いて説明す
る。編集リストの作成までの動作は第1実施形態と同様
であり、その説明は省略する。図5のような編集リスト
23を作成した後、操作者がサブコード25の書き換え
を指示すると、パーソナルコンピュータ2はVTR4上
に装着されたテープ24のサブコード25の書き換えを
開始する。
【0064】パーソナルコンピュータ2は編集ケーブル
9を介してVTR4の動作を制御してサブコード25を
書き換えるため、テープ24を先頭まで移動させる。続
いてVTR4を再生状態にして、編集リスト中の最初の
編集イン点21aへの移動制御コードをサブコード25
に記録する。つまりテープ24の先頭に移動制御コード
が記録されることになる。続いてVTR4上のテープ2
4を、編集リスト中の一組目の編集アウト点21bまで
移動し、再生状態にする。
【0065】ここで、編集リストに二組目の編集点21
がない場合は、サブコード25に停止制御コードを記録
する。一方、二組目以降の編集点21が存在する場合、
二組目の編集イン点21aの番地までの移動制御コード
を記録する。その後早送り動作を行い、二組目の編集ア
ウト点21bまで移動する。更に編集リストに次の組の
編集点21が存在する場合、次の編集イン点21aへの
移動制御コードを同様に記録し、編集リストに次の組の
編集点21がなくなるまで繰り返す。最後の組の編集ア
ウト点21bまで移動した後、サブコード25に停止制
御コードを書き込む。以上で一連の動作が終了する。
【0066】以上のようにサブコード25を書き換えた
テープ24を再生する動作について図8を用いて説明す
る。まずテープ24の先頭を再生すると、ここのサブコ
ード25には一組目の編集イン点21aへの移動制御コ
ードが記録されている。このためVTR4は機器制御部
10の指示、又は単独でテープ24を早送りし、最初の
編集イン点21aへ移動し、再生モードに入る。続いて
一組目の編集アウト点21bに到達すると、ここのサブ
コード25には二組目の編集イン点21aへの移動制御
コードが記録されている。このためVTR4は機器制御
部10の指示、又は単独で早送り又は巻き戻し動作を行
い、目的地へ移動し、再生動作に移る。上記の動作を繰
り返し、最後の編集アウト点21bへ到達すると、この
部分のサブコード25に停止制御コードが記録してある
ので、その地点で停止する。
【0067】このような動作により、2つのVTRを用
いてダビングを行うことなく、指定した順序で指定した
動画像のみを鑑賞することができる。このような本実施
形態によると、第1実施形態同様に編集操作が容易にな
ることに加え、ダビング動作を伴わないため、スレーブ
VTRが不要になる。また再生画像に画質劣化が生じな
い。
【0068】(実施の形態3)次に本発明の第3実施形
態における動画範囲選択方法及びビデオ編集装置ついて
説明する。図9は本実施形態の動画範囲選択方法を実現
するためのビデオ編集装置のシステム構成図である。
尚、本実施形態のビデオ編集装置の主要部の構成は図1
〜図5に示すものとほぼ同じである。
【0069】第1実施形態との差異は、外部記憶装置で
あるハードディスク装置1Aがサンプリング画像6を記
憶することと、このサンプリング画像6をハードディス
ク装置1から表示用メモリ20を介して呼び出して編集
画面17上に表示し、このときに編集点21を指定する
ことである。つまり、第1、第2実施形態では、画像を
サンプリングすると同時に画面表示して、編集点21を
指定していたが、本実施形態ではこれに加えて、サンプ
リング画像6を一旦ハードディスク装置1に記憶し、後
にハードディスク装置1からサンプリング画像6を呼び
出して表示し、編集点21を指定するものである。
【0070】このような構成のビデオ編集装置を用いた
動画範囲選択方法について説明する。第1実施形態と同
様に所定の時間間隔(ここでは1秒)ごとに画像のサン
プリングを行い、その番地情報11を特定する。サンプ
リング画像6を図3に示すように編集画面17の左上か
ら右下に向かってタイル状に整列表示する。このように
すると、編集画面17上には最新の25秒分の画像が表
示されることとなる。ここで、サンプリング画像6及び
対応する番地情報11を順次ハードディスク装置1に記
録する。
【0071】このようにハードディスク装置1にサンプ
リング画像6を記録する過程においても、第1実施形態
と同様に、操作者は次々と表示されるサンプリング画像
6を見ながら、マウス15を用いて目的の画像を指示す
ることで編集点21を入力することができる。さらに、
本実施形態では、VTR4が一通り再生動作を終え、サ
ンプリング画像6をハードディスク装置1に格納した後
から、随時に編集点21を指示することが可能である。
即ちハードディスク装置1に格納したサンプリング画像
6を呼び出して、第1実施形態と同様に編集画面17上
に順次整列させて表示することで、サンプリング中の場
合と同様の表示が可能となる。操作者はマウス15で表
示しているサンプリング画像6を指示することで、編集
点21を入力することができる。
【0072】このようにすると、編集点21の指示の際
に検索性が増すという効果がある。即ち、サンプリング
中はサンプリング間隔が1秒毎であったため、1秒に1
画像しか表示されなかったが、ハードディスク装置1A
から呼び出す場合は、既にサンプリングが完了している
ので、サンプリング時の時間間隔とは無関係の速度で多
くの画像を呼び出すことができる。つまり、サンプリン
グ時は編集画面17一杯の画像を得るのに25秒を要し
ていたが、ハードディスク装置1から呼び出す場合は実
質的に瞬時に表示することができる。
【0073】もっと広範囲に表示映像をテープ24の送
り又は巻き戻しによって呼び出したい場合、早送り動作
や巻き戻し動作に時間が必要である。これに対し、ハー
ドディスク装置1Aはランダムアクセスが可能であるた
め、サンプリング画像6を実質的に瞬時に呼び出すこと
ができる。このように編集点21の指定の際に、サンプ
リング画像6をハードディスク装置1Aから呼び出すよ
うにすることで、操作者は検索性に優れた編集作業が行
え、操作に要する時間を短縮し、かつ容易に編集リスト
23を作成することができる。
【0074】編集リスト23の作成後の動作は第1実施
形態と同様である。即ち編集リストに基づいてマスタV
TR4及びスレーブVTR7の動作を制御し、ダビング
作業を行うものとする。このとき、サンプリング元の素
材画像のサイズを640×480ドットとし、サンプリ
ング画像6のサイズを128×96ドットとする。この
場合、1画素24ビットのフルカラー画像とした場合、
素材画像の1画面あたりのデータ量はおよそ0.9メガ
バイトになる。サンプリング画像6は面積で1/25の
大きさになるので36キロバイト程度である。画像圧縮
の手法については、ここでは考えないものとすると、本
実施形態ではサンプリングを1秒ごとに行っているの
で、1秒あたり36キロバイトの容量を消費することに
なる。1時間の動画をサンプリングすると、36キロバ
イト×3600秒なので、およそ130メガバイトの容
量をハードディスク装置1内で消費することになる。
【0075】一般のNTSC方式のテレビ信号は1秒間
に30フレームの動画であるが、通常は圧縮しないデジ
タル信号とすれば、およそ150メガビット毎秒のレー
トになる。言い換えれば1時間ではおよそ67ギガバイ
トにもなる。画像圧縮の手法を採用したとしても数ギガ
バイトは必要であり、きわめて大きな容量が必要であ
る。本実施形態ではこれらの数値を比較してわかる通
り、きわめて小さなディスク容量で1時間分のサンプリ
ング画像6を格納することができる。このように本実施
形態によれば、画像の検索性に優れ、かつハードディス
ク装置の容量を小さくできる効果がある。
【0076】なお、上述した第3実施形態においては、
第1実施形態と同様に編集リスト作成後にマスタVTR
4からスレーブVTR7へダビング動作を行っている
が、これに代えて第2実施形態と同様に編集リストに基
づいて、マスタVTR4上のテープ24のサブコード2
5に再生制御情報を記録するようにしてもよい。その際
の動作については第2実施形態に詳しく述べたので省略
する。
【0077】(実施の形態4)次に、本発明の第4実施
形態のビデオ編集装置を第3実施形態の変形例として、
図10を用いて説明する。図10は本実施形態の動画範
囲選択方法を実現するためのビデオ編集装置のシステム
構成図である。このビデオ編集装置では、第3実施形態
の構成要素に加えて、音声信号29をサンプリングする
音声サンプリング手段30、及びサンプリングした音声
をスピーカにより再生する音声再生手段31を設けた点
が大きな差異である。
【0078】音声信号29のサンプリングは、画像のサ
ンプリングとは異なり、連続信号として取り込まなけれ
ばならない。本実施形態では音声信号29の量子化ビッ
ト数を8ビット、サンプリングレートを22kHzとす
る。
【0079】このような構成のビデオ編集装置の動作を
説明する。第3実施形態と同様に外部記憶装置としての
ハードディスク装置1Bにサンプリング画像6を記録す
る。さらに、音声信号29もサンプリングして音声デー
タ32としてハードディスク装置1Bに記録する。音声
のサンプリングは画像のような1秒毎のサンプリングと
は異なり、連続信号として取り扱う。このときサンプリ
ング画像6と音声データ32を関連づけるために、音声
データ32には関連づけ情報を付加する。
【0080】第1実施形態と同様に所定の時間間隔(こ
こでは1秒)ごとに画像のサンプリングとその番地情報
11を特定する。サンプリング画像6は編集画面17の
左上から右下に向かってタイル状に整列表示する。この
ようにすると、編集画面17上には最新の25秒分の画
像が表示されることとなる。ここで、サンプリングした
画像6及びこれに対応する番地情報11を順次ハードデ
ィスク装置1Bに記録する。
【0081】本実施形態での関連づけ情報は、前記した
サンプリング画像6の番地情報11である。このように
すると、サンプリング画像6を呼び出しながら、対応す
る音声データ32を検索し、音声再生手段31から再生
することが可能になる。
【0082】さらに第3実施形態と同様にマスタVTR
4が一通り再生動作を終え、サンプリング画像6をハー
ドディスク装置1Bに格納した後から、編集点21を指
示することが可能である。即ちハードディスク装置1B
に格納したサンプリング画像6を順次呼び出して、第1
実施形態と同様に編集画面17に順次整列させて表示す
ることで、サンプリング中と同様の表示が可能となる。
更に第1実施形態と同様に、操作者はマウス15で表示
しているサンプリング画像6を指定することで、編集点
を入力することができる。
【0083】本実施形態においては、操作者がマウス1
5を用いてサンプリング画像6を選択すると、関連づけ
情報に基づいてハードディスク装置1から音声データ3
2を検索し、選択したサンプリング画像6に対応する時
点の近傍、たとえば前後5秒分の音声データ32を呼び
出して、音声再生手段31により音声を再生する。
【0084】このようにして編集点21を指示すると、
編集点21として音声信号29の切り替わり点を編集の
目印とすることができる。こうすると、画像の動きに変
化が少なく、音声の変化が重要である素材に対しても、
的確な編集点21の指示ができる。一方、音声が重要で
ない部分に関しては、サンプリング画像6の呼び出し時
に音声信号を再生せずに、第3実施形態と同様に高速で
サンプリング画像6を呼び出して表示すればよく、第3
実施形態と同様に検索性に優れた編集操作が可能とな
る。以上のように、本実施形態では第3実施形態と同様
に検索性に優れることに加え、音声信号に基づく編集点
21の指定が可能になるという効果がある。
【0085】(実施の形態5)次に本発明の第5実施形
態における動画範囲選択方法について説明する。図11
は本実施形態の動画範囲選択方法を示す編集画面の説明
図である。前述した第1〜第4実施形態では、編集点2
1の指定をするため、サンプリング画像6をマウス15
で指示することで行うものであった。しかし、サンプリ
ング画像6は上述したように所定の時間間隔、即ち1秒
間隔でサンプリングされているため、1秒刻みの指定し
かできない。本実施形態は、サンプリング画像6そのも
のの番地情報11を編集点21とするのではなく、2つ
の連続するサンプリング画像6の中間点を編集点21と
して指定するものである。ビデオ編集装置そのものの構
成は上記した第1〜第4実施形態と同様であるため、構
成の説明は省略する。指定方法の違いは図11に示すよ
うに、編集点21を指定する際に、時間的に隣り合う2
つのサンプリング画像6の境界線33をマウスで指示し
た際に、番地情報11を補間して算出する点である。
【0086】本実施形態の動作について説明する。第1
〜第4実施形態で示したように、サンプリング画像6は
編集画面17に整列して表示される。いま、図11中の
画像6A,画像6Bの中間を編集点21として指示する
場合を例とする。このとき、操作者は画像6Aと画像6
Bの境界線33の近傍にマウスカーソル18を合わせて
指示する。この場合パーソナルコンピュータ2は、画像
6Aと画像6Bの中間を指示されたと判断し、画像6A
の番地情報11と画像6Bの番地情報11の中間の番地
を、補間によって演算する。この番地を真の編集点21
として認識し、これを編集リスト23に追加する。これ
は、ソフトウエアによってプログラムすることで実現で
きる。本実施形態では、サンプリング間隔が1秒であ
り、画像6Aから画像6Bまでのフレーム数は30フレ
ームとなるので、画像6Aから15フレーム後の番地を
編集点21とすることになる。サンプリング間隔や単位
時間当たりのフレーム数が異なる場合も、それに応じて
補間すれば上記の例と同様に2つの連続するサンプリン
グ画像6の中間点を指定することができる。
【0087】なお、本実施形態では、画像6Aと画像6
Bの中間点として、両者の中央を補間によって算出して
いたが、操作者が画像6Aと画像6Bの境界をマウス1
5で指示した際に、補間の比率を入力する様にすると、
さらに詳細な指定が可能となる。例えば、図12のよう
に操作者に対して補間の比率を入力を促すようなメニュ
ー34を表示し、ここで比率を指定する。比率として操
作者がキーボード14から例えば0.3を入力すれば、
30×0.3=9なので、画像6Aから9フレーム目が
編集点21として指定されたことになる。
【0088】(実施の形態6)次に本発明の第6実施形
態における動画範囲選択方法について説明する。図13
は本実施形態の動画範囲選択方法を示す編集画面の説明
図であり、第5実施形態を変形したものである。本実施
形態の動画範囲選択方法は第5実施形態と同様に、2つ
の連続するサンプリング画像6の間を指定するものであ
る。その構成は基本的に第1〜第4実施形態と同様であ
るので説明は省略する。
【0089】画像のサンプリング間隔と原動画のフレー
ムレートとが決まっていると、2つの連続するサンプリ
ング画像間のフレーム数は定まる。これまで示した例で
は、29フレームである。この数を中間フレーム数と呼
ぶことにする。本実施形態では、図13に示すように、
フレーム毎に目盛り35を刻んだスケール36を表示手
段としてサンプリング画像6の上部又は下部に表示す
る。操作者は、2つの連続するサンプリング画像6の任
意の間を指定したいとき、このスケール36上の目盛り
35を直接マウス15にて指示することで、サンプリン
グ画像6の間を編集点として指示できる。
【0090】長い目盛り線35aは現在表示しているサ
ンプリング画像6自身の番地を示す。従って、操作者は
長い目盛り線35a間に描かれた短い目盛り線35のい
ずれかを指示すればよい。図13の例では、マウスカー
ソル18は長い目盛り線35aから右に3本目の短い目
盛り線35bを指示しているため、画像6Aから6フレ
ームが編集点21となる。このようにして編集点21を
指定し、編集リストを作成した後の動作は、第1実施形
態、又は第2〜第4実施形態と同様である。
【0091】(実施の形態7)次に本発明の第7実施形
態における動画範囲選択方法について説明する。図14
は本実施形態の動画範囲選択方法を示す編集画面の説明
図である。この基本的構成も第1実施形態と同様である
ため説明は省略する。本実施形態の動作を説明すると、
第1実施形態ではサンプリング画像6を取り込む際に、
マスタVTR4を再生状態にして行なっていたが、本実
施形態ではマスタVTR4の動作モードを早送り再生
(サーチモード)にして行う。
【0092】ソフトウェアを実行して画像の編集を開始
すると、パーソナルコンピュータ2は図1の機器制御部
10を介してマスタVTR4を早送り再生モードにす
る。パーソナルコンピュータ2は所定の時間間隔毎にビ
デオキャプチャ3にサンプリングの指令を出す。本実施
形態では早送り再生時の再生速度を通常再生の5倍と
し、サンプリングの所定の時間間隔を0.2秒とする。
マスタVTR4の再生速度が5倍であるため、得られる
サンプリング画像6の間隔は実質1秒になる。
【0093】通常、早送り再生をすると、図14に示す
ような画面上にバーノイズ37と呼ばれる妨害が発生す
る。これにより、サンプリング画像には帯状画像6c、
6d、6e、6fが表れる。この帯状画像6c、6d、
6e、6fは一般に異なるフレームの画像であることが
知られている。そのため、1枚のサンプリング画像6に
対応する番地情報11は1つではなくなってしまうが、
本実施形態では例えばサンプリング画像6の画面中央に
近い帯状画像6dのフレームに相当する番地を、そのサ
ンプリング画像6の番地情報11とする。そのために、
番地情報特定手段12は読み出したタイムコード(図示
せず)に補正を加えてサンプリング画像6の番地情報1
1とする。
【0094】本実施形態では、タイムコードは図7で示
すサブコードエリアに記録しているものとすると、読み
出されるタイムコードはサンプリング画像6下端の帯状
画像6fに対応するものになる。よって、番地情報特定
手段12は、読み出したタイムコードの3フレーム前の
番地を演算によって補正し、サンプリング画像6の番地
情報11とする。
【0095】このようにして、サンプリング画像6を取
り込み、その番地情報11を特定する。以降の動作は、
第1〜第6実施形態で示した動作と同様であり、サンプ
リング画像6を編集画面17上に上下左右にタイル状に
整列表示し、マウス15を用いて編集点21を指示す
る。なお、VTRの方式や種類によっては上述したよう
なバーノイズ37が発生しないものもあるが、それらの
VTRの場合であっても、サンプリング画像6に相応し
い番地情報11を必要に応じて補正すればよい。このよ
うにすると、明らかにサンプリング画像6を得るために
必要な時間を大幅に短縮できる。上記の例では1/5に
短縮できる。
【0096】なお、上記の全ての実施形態において、ス
レーブ用画像記録再生装置としてVTRを用いるものと
しているが、これは必ずしもVTRでなければならない
ものではない。例えば、スレーブ用画像記録再生装置は
光ディスクやハードディスクの様なものであっても、全
く同等な効果を得ることができる。マスタ用画像記録再
生装置側もVTRでなくてもよい。第1、第2、第5、
第6実施形態においては、マスタ側が例えば光ディスク
のようなものであっても、全く同様の効果が得られるこ
とは明らかである。第3、4、7実施形態においては、
マスタ側としてVTRのようなアクセス速度の低いもの
が使われている場合に効果が大きく、アクセス速度の低
いものであれば、必ずしもマスタ側がVTRである必要
はない。
【0097】
【発明の効果】本願の請求項1〜9の発明によれば、編
集画面上に格子状にサンプリング画像が整列表示される
と、それを指示することにより編集点を容易に指示する
ことができる。このため、画面の一覧性に優れ、コマ送
り動作等の必要のない容易な編集操作が可能になる。
【0098】また本願の請求項3、4の発明によれば、
編集点指示後に、テープのサブコードに再生制御情報を
書き込むと、画像記録再生装置が指示した編集点通りの
範囲を再生する。このためダビングのためのスレーブ用
画像記録再生装置が不要になり、またダビングを行わな
いため画質劣化が発生しなくなる。
【0099】また本願の請求項5の発明によれば、サン
プリング画像を一旦ハードディスク等の外部記憶装置に
記憶して、記憶後に呼び出すことで、サンプリング画像
を編集画面上に表示する速度を早くすることができる。
また、検索性に優れた編集操作が可能になる。
【0100】また本願の請求項6の発明によれば、サン
プリング画像と同時に、音声信号もサンプリングしてハ
ードディスク等の外部記憶装置に記憶して、記憶後に呼
び出すようにしている。このため検索性に優れた編集操
作が可能になることに加え、音声信号に基づいた編集点
の指示が可能になる。
【0101】また本願の請求項7の発明によれば、時間
的に隣り合う2つのサンプリング画像の境界部を指示す
ることで、サンプリング画像間の中間点を編集点とする
ことができる。こうするとサンプリング間隔よりも細か
い間隔で編集点を指示することが可能になる。
【0102】また本願の請求項8の発明によれば、サン
プリング画像に重ねるか又は並べてスケール目盛りを表
示するようにしている。こうすると目盛り上を指示する
ことで、いっそう細かい編集点の指示が可能になる。
【0103】また本願の請求項9の発明によれば、サン
プリングによってサンプリング画像を得る際に、画像記
録再生装置を早送り再生した状態で行うことにより、サ
ンプリング画像を得るために必要な時間を大幅に短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるビデオ編集装置
のシステム構成図である。
【図2】各実施形態で用いられる番地情報の説明図であ
る。
【図3】各実施形態のビデオ編集装置における画像の表
示順序を示す説明図である。
【図4】編集終了点の指示状態を示す説明図である。
【図5】各実施形態に用いられる編集リストの説明図で
ある。
【図6】本発明の第2実施形態におけるビデオ編集装置
のシステム構成図である。
【図7】第2実施形態のビデオ編集装置において、トラ
ック上のサブコードエリアの説明図である。
【図8】第2実施形態のビデオ編集装置において、サブ
コード再生制御信号による動作の説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態におけるビデオ編集装置
のシステム構成図である。
【図10】本発明の第4実施形態におけるビデオ編集装
置のシステム構成図である。
【図11】本発明の第5実施形態のビデオ編集装置にお
ける編集点の指定方法の説明図である。
【図12】第5実施形態の境界指示時の入力要求の例を
示す説明図である。
【図13】本発明の第6実施形態のビデオ編集装置にお
ける編集点の指定方法の説明図である。
【図14】本発明の第7実施形態のビデオ編集装置にお
ける編集点の指定方法の説明図である。
【図15】第1従来例のビデオ編集装置のシステム構成
図である。
【図16】第2従来例のビデオ編集装置のシステム構成
図である。
【符号の説明】
1,1A,1B ハードディスク装置 2 パーソナルコンピュータ 3 ビデオキャプチャ 4 マスタVTR 5 AVケーブル 6 サンプリング画像 6A,6B 画像 6c〜6f 帯状画像 7 スレーブVTR 8 編集端子 9 編集ケーブル 10 機器制御部 11 番地情報(タイムコード) 12 番地情報特定手段 15 マウス 16 ディスプレイモニタ 17 編集画面 18 マウスカーソル 19 主記憶メモリ 20 表示用メモリ 21 編集点 21a 編集イン点 21b 編集アウト点 22 クリップ範囲 23 編集リスト 24 テープ 25 サブコード 26 サブコード変更手段 27 トラック 28 サブコードエリア 29 音声信号 30 音声サンプリング手段 31 音声再生手段 32 音声データ 33 境界線 34 入力ウインドウ 35,35a,35b 目盛り 36 スケール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像を所定の時間間隔毎にフレーム単
    位でサンプリングし、 サンプリングした複数の画像を時系列の順序に従ってモ
    ニタ画面上に格子状に整列表示し、 整列表示した複数の画像の中から特定の画像を選択する
    ことにより、動画編集開始点と編集終了点とを選択する
    ことを特徴とする動画範囲選択方法。
  2. 【請求項2】 マスタ用画像記録再生装置に記録された
    動画像のうちの特定の動画範囲を選択し、選択画像をス
    レーブ用画像記録再生装置に記録するビデオ編集装置で
    あって、 前記マスタ用画像記録再生装置から出力される動画像の
    信号を所定の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプリン
    グすると共に、サンプリング画像を縮小静止画像に変換
    する画像サンプリング手段と、 前記画像サンプリング手段でサンプリングした縮小静止
    画像の記録媒体における番地情報を抽出する番地情報特
    定手段と、 複数の前記縮小静止画像を時系列に従って格子状に整列
    させて表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像
    を順次更新しつつ記憶する表示用画像記憶部と、 前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止画像
    から、編集開始画像と編集終了画像とを一対として選択
    することで、少なくとも一つの動画の切り出し範囲をビ
    デオクリップとして選択指示するクリップ指示手段と、 前記各縮小静止画像の番地情報、及び前記クリップ指示
    手段で指示されたビデオクリップの集合を編集リストと
    して記憶する主記憶部と、 前記主記憶部の編集リストに基づいて前記マスタ用画像
    記録再生装置から各クリップ範囲の動画像を読み出し、
    前記スレーブ用画像記録再生装置にその動画像をダビン
    グする記録再生機器制御部と、を具備することを特徴と
    するビデオ編集装置。
  3. 【請求項3】 画像記録再生装置に記録された動画像の
    うちの特定の動画範囲を選択し、選択画像の位置を示す
    再生制御情報を前記画像記録再生装置の記録媒体に記録
    するビデオ編集装置であって、 前記画像記録再生装置から出力される動画像の信号を所
    定の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプリングすると
    共に、サンプリング画像を縮小静止画像に変換する画像
    サンプリング手段と、 前記画像サンプリング手段でサンプリングした縮小静止
    画像の記録媒体における番地情報を抽出する番地情報特
    定手段と、 複数の前記縮小静止画像を格子状に整列させて表示する
    画像表示手段と、 前記画像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像
    を順次更新しつつ時系列に従って記憶する表示用画像記
    憶部と、 前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止画像
    から、編集開始画像と編集終了画像とを一対として選択
    することで、少なくとも一つの動画の切り出し範囲をビ
    デオクリップとして選択指示するクリップ指示手段と、 前記各縮小静止画像の番地情報、及び前記クリップ指示
    手段で指示されたビデオクリップの集合を編集リストと
    して記憶する主記憶部と、 前記主記憶部の編集リストに基づいて、前記画像記録再
    生装置の記録媒体上のサブコードエリアに再生開始、早
    送り、再生停止を含む再生制御情報を書き込むサブコー
    ド変更手段と、 前記再生制御情報に基づいて前記画像記録再生装置の動
    作モードを制御し、前記編集リストに基づいたクリップ
    範囲の動画像の読み出し制御を行う記録再生機器制御部
    と、を具備することを特徴とするビデオ編集装置。
  4. 【請求項4】 画像記録再生装置に記録された動画像の
    うちの特定の動画範囲を選択し、選択画像の位置を示す
    再生制御情報を前記画像記録再生装置の記録媒体に記録
    するビデオ編集装置であって、 前記画像記録再生装置から出力される動画像の信号を所
    定の時間間隔ごとにフレーム単位でサンプリングすると
    共に、サンプリング画像を縮小静止画像に変換する画像
    サンプリング手段と、 前記画像サンプリング手段でサンプリングした縮小静止
    画像の記録媒体における番地情報を抽出する番地情報特
    定手段と、 複数の前記縮小静止画像を格子状に整列させて表示する
    画像表示手段と、 前記画像表示手段に表示すべき複数の前記縮小静止画像
    を順次更新しつつ時系列に従って記憶する表示用画像記
    憶部と、 前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止画像
    から、編集開始画像と編集終了画像とを一対として選択
    することで、少なくとも一つの動画の切り出し範囲をビ
    デオクリップとして選択指示するクリップ指示手段と、 前記各縮小静止画像の番地情報、及び前記クリップ指示
    手段で指示されたビデオクリップの集合を編集リストと
    して記憶する主記憶部と、 前記主記憶部の編集リストに基づいて、前記画像記録再
    生装置の記録媒体上のサブコードエリアに再生開始、早
    送り、再生停止を含む再生制御情報を書き込むサブコー
    ド変更手段と、を具備し、 前記画像記録再生装置が記録媒体に記録された前記再生
    制御情報を読み出し、この再生制御情報に基づいて動作
    モードを制御し、前記編集リストに登録されたクリップ
    範囲の動画像を再生することを特徴とするビデオ編集装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像サンプリング手段で得られた編
    集対象となる複数の縮小静止画像を記憶し、動画像の編
    集時には前記縮小静止画像をサンプリング時の時間間隔
    とは無関係の速度で読み出して前記表示用画像記憶部に
    与える外部記憶装置を設けたことを特徴とする請求項2
    〜4のいずれか1項記載のビデオ編集装置。
  6. 【請求項6】 前記マスタ用画像記録再生装置又は前記
    画像記録再生装置が出力する音声信号を、前記画像サン
    プリング手段のサンプリング時刻の前後に渡って複数フ
    レーム分サンプリングし、デジタル音声データとして取
    り込む音声サンプリング手段と、 前記画像サンプリング手段で得られた編集対象となる複
    数の縮小静止画像と前記音声サンプリング手段で取り込
    んだデジタル音声データとを記憶し、動画像の編集時に
    は前記縮小静止画像と前記デジタル音声データをサンプ
    リング時とは無関係のタイミングで読み出し、複数の前
    記縮小静止画像を前記表示用画像記憶部に与える外部記
    憶装置と、 前記外部記憶装置から読み出されたデジタル音声データ
    を音声に再生する音声再生手段と、を設けたことを特徴
    とする請求項2〜4のいずれか1項記載のビデオ編集装
    置。
  7. 【請求項7】 前記クリップ指示手段は、 前記画像表示手段に表示された複数の前記縮小静止画像
    から、編集開始画像と編集終了画像を一対として選択す
    る際に、時間的に隣り合う縮小静止画像の境界付近を指
    示した場合に、前記隣り合う縮小静止画像に対応する番
    地情報の中間の番地を補間により生成し、これらを編集
    開始点又は編集終了点としてビデオクリップを選択指示
    するものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    か1項記載のビデオ編集装置。
  8. 【請求項8】 前記クリップ指示手段は、 前記画像表示手段に表示された各縮小静止画像の前後時
    間に位置する複数の縮小静止画像に対し、その番地情報
    を示すスケールをモニタ画面上に設け、複数の前記縮小
    静止画像から編集開始画像と編集終了画像を一対として
    選択する際に、前記スケールを指示することにより、編
    集開始点と編集終了点とを含むビデオクリップを選択す
    るものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか
    1項記載のビデオ編集装置。
  9. 【請求項9】 前記画像サンプリング手段は、 前記マスタ用画像記録再生装置又は前記画像記録再生装
    置を早送り再生させた状態で縮小静止画像をサンプリン
    グするものであることを特徴とする請求項2〜6のいず
    れか1項記載のビデオ編集装置。
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