JPH09116341A - Catv受信装置におけるチューナ及びユニット - Google Patents

Catv受信装置におけるチューナ及びユニット

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JPH09116341A
JPH09116341A JP27541595A JP27541595A JPH09116341A JP H09116341 A JPH09116341 A JP H09116341A JP 27541595 A JP27541595 A JP 27541595A JP 27541595 A JP27541595 A JP 27541595A JP H09116341 A JPH09116341 A JP H09116341A
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JP
Japan
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signal
frequency
phase
local oscillation
band
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Application number
JP27541595A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Adachi
敏正 安達
Takasuke Izumi
隆輔 泉
Takeya Kudo
雄也 工藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡易な構成で良好な性能をもち、
経済的に有利であるCATV受信装置におけるチューナ
及びユニットを提供することを課題としている。 【解決手段】広帯域なテレビジョン信号を、テレビジョ
ン信号帯域より高い周波数帯へ周波数変換を行なう第1
の周波数変換部26と、第1の周波数変換部26により
周波数変換されたテレビジョン信号の周波数選択を行な
い、テレビジョン信号の1〜2チャンネル分の帯域をも
つ帯域通過型フィルタ29と、帯域通過型フィルタ29
により周波数選択されたテレビジョン信号の周波数帯を
より低い周波数帯へ周波数変換を行なうとともに、テレ
ビジョン信号に含まれるイメージ周波数の除去を行なう
第2の周波数変換部31,32,33,34,37とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CATV(ケー
ブル・テレビジョン)受信装置におけるチューナ及びユ
ニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、CATV受信装置に用い
られているチューナは、通常ダブル・スーパー・チュー
ナと称され、二つの周波数変換器及び二つの局部信号発
生器により構成されている。
【0003】図3は、このような従来のCATV受信装
置に用いられているチューナを示している。すなわち、
入力端子11には、例えば50MHzから550MHz
の広帯域なテレビジョン信号S1が供給されている。入
力端子11に供給されたテレビジョン信号S1は、ダイ
オード等で構成された第1の周波数変換器12の一方の
入力端に供給される。第1の周波数変換器12の他方の
入力端には、局部発振器13から増幅器14を介して出
力される局部発振信号S2が供給される。第1の周波数
変換器12は、テレビジョン信号S1と局部発振信号S
2とを演算し、この演算結果に対応する周波数を第1中
間周波数信号S3として得ている。すなわち、テレビジ
ョン信号S1は、第1の周波数変換器12によって、テ
レビジョン信号帯域の最も高い周波数より高い第1中間
周波数へ周波数変換される。
【0004】また、局部発振器13は、第1の周波数変
換器12で第1中間周波数信号S3を生成するため、常
に第1中間周波数より高い周波数を有する局部発振信号
S3を発生している。
【0005】そして、第1の周波数変換器12から出力
された第1中間周波数信号S3は、テレビジョン信号S
1一チャンネルの周波数帯域幅よりわずかに広い周波数
帯域幅を持つBPF(Band Pass Filter) 15により周
波数選択をされる。BPF15は、一般に、インダクタ
とコンデンサとで構成された複同調のフィルタが使用さ
れている。近年では、CATVに使用される帯域が広が
るに従い、第一中間周波数がより高くなっており、誘電
体(セラミック等)を使用した誘電体フィルタも使用さ
れつつある。
【0006】そして、BPF15を通過した第1中間周
波数信号S4は、増幅器16により増幅され、BPF1
7を通過する。ここで、BPF17は、上記BPF15
と同様の構成である。BPF17を通過した信号S5
は、第2の周波数変換器18の一方の入力端に供給され
る。第2の周波数変換器18の他方の入力端には、局部
発振器19から増幅器20を介して出力される局部発振
信号S6が供給される。第2の周波数変換器18は、信
号S5と局部発振信号S6とを演算し、この演算結果に
対応する周波数を第2中間周波数信号S7として得てい
る。
【0007】第2中間周波数は、テレビジョン受信機で
使用されるシングルスーパーチューナ出力中間周波数と
同じ周波数(日本国内では、55〜59MHz帯)に選
ばれたり、日本国内においては、テレビジョン信号の2
または3チャンネルに選ばれる場合が多い。また、局部
発振信号S6は、55〜59MHz帯の出力周波数の場
合、第1中間周波数から出力周波数の中心周波数をひい
た周波数が使用され、テレビジョン信号の2,3チャン
ネルの出力周波数の場合、第1中間周波数から出力周波
数の中心周波数をたした周波数が使用される。そして、
第2の周波数変換器18によって変換された第2中間周
波数信号S7は、端子21から取り出される。
【0008】以上のように、一般の受信機の周波数変換
器で問題となるイメージ妨害は、第1の周波数変換器1
2のイメージ周波数が、第一中間周波数と受信信号周波
数との和となり、受信信号帯域の帯域外となるため、第
1の周波数変換器12の前に低域通過型フィルタを配置
すれば問題とはならなくなる。
【0009】また、第2の周波数変換器18のイメージ
周波数は、55〜59MHz帯の出力周波数の場合、第
1中間周波数と出力周波数の中心周波数の2倍の周波数
の差となり、前述の構成の通り、第1の周波数変換器1
2、BPF15,17により十分に抑圧される。
【0010】そこで、図4は、インダクタとコンデンサ
で構成した複同調タイプ帯域通過フィルタ一段における
通過特性を示している。図4において、縦軸は信号波レ
ベルを示し、横軸は周波数を示している。なお、周波数
において、f0 は共振周波数である。通常、NTSC等
のアナログ変調信号波を受信する場合、妨害波のレベル
としては、信号波レベルに比べ60dB程度低くしなけ
ればならないことが知られている。
【0011】ところで、図4において、信号波レベル
は、イメージ周波数fimに対して40dB程度しか得る
ことができない。このため、フィルタは、2個必要とさ
れる。しかしながら、二個の第1中間周波数のBPF1
5を持つということは、それぞれについての調整がかな
らず必要となり調整時間を長く費やすか、または、高価
なフィルタを使用し、フィルタ自身であらかじめ調整し
た物をチューナに組み込むためチューナの価格を引き上
げるという経済上不利を招くことになる。
【0012】一方、図5は、従来のCATVチューナと
このチューナからの信号をデジタル処理するために周波
数変換する周波数変換ユニット部とデジタル信号処理部
との構成を示している。すなわち、CATVチューナ2
2において、入力端子22aに供給された例えば50M
Hzから550MHzの広帯域なデジタル変調されたテ
レビジョン信号S8は、第1の周波数変換器22bの一
方の入力端に供給される。第1の周波数変換器22bの
他方の入力端には、局部発振器22cから増幅器22d
を介して局部発振信号S9が供給される。第1の周波数
変換器22bは、テレビジョン信号S8と局部発振信号
S9とを演算し、この演算結果に対応する周波数を第1
中間周波数信号S10として得ている。
【0013】そして、第1の周波数変換器22bから出
力された第1中間周波数信号S10は、テレビジョン信
号S8一チャンネルの周波数帯域幅よりわずかに広い周
波数帯域幅を持つBPF22eにより周波数選択をされ
る。BPF22eを通過した第1中間周波数信号S11
は、増幅器22fにより増幅され、BPF22gを通過
する。
【0014】そして、BPF22gを通過した信号S1
2は、第2の周波数変換器22hの一方の入力端に供給
される。第2の周波数変換器22hの他方の入力端に
は、局部発振器22iから増幅器22jを介して出力さ
れる局部発振信号S13が供給される。第2の周波数変
換器22hは、信号S12と局部発振信号S13とを演
算し、この演算結果に対応する周波数を第2中間周波数
信号S14として得ている。そして、第2の周波数変換
器22hから出力された第2中間周波数信号S14は、
出力端子22kを介して周波数変換ユニット部23に供
給される。この第2中間周波数信号S14の帯域は、通
常日本において、57MHzの中心周波数で6MHzの
帯域幅を持つ周波数帯が使用されることが一般的であ
る。
【0015】周波数変換ユニット部23において、入力
端子23aに供給された第2中間周波数信号S14は、
BPF23bに供給される。BPF23bは、周波数変
換ユニット部23におけるイメージ周波数帯域の抑圧を
するものである。そして、BPF23bを通過した第2
中間周波数信号S15は、AGC(Auto Gein Controll
er) 増幅器23cに供給される。AGC増幅器23c
は、第2中間周波数信号S15に利得制御を施し、出力
が一定となるように第2中間周波数信号S15のレベル
を調整する。
【0016】AGC増幅器23cで調整された信号S1
6は、周波数変換器23dの一方の入力端に供給され
る。周波数変換器23dの他方の入力端には、局部発振
器23eから増幅器23fを介して局部発振信号S17
が供給される。そして、周波数変換器23dは、信号S
16と局部発振信号S17とを演算している。ここでの
演算は、信号S16のデータレートの整数倍の周波数を
中心としたベースバンドの周波数帯へ周波数変換を行な
うものである。一般的には、ベースバンドの周波数帯と
してデータレートの一倍の5MHz程度が使用されるこ
とが多い。
【0017】ベースバンドの周波数帯へ周波数変換され
た信号S18は、ベースバンド増幅器23gによって増
幅された後、出力端子23hを介してデジタル信号処理
部24に供給される。
【0018】デジタル信号処理部24において、入力端
子24aに供給された信号S18は、A/D(Analog/Di
gital)変換器24bでデジタル信号S19に変換された
後、信号処理回路24cに供給される。信号処理回路2
4cは、入力されたデジタル信号S19にデータ処理を
施すことによって、映像信号S20と音声信号S21等
に復調する。これら映像信号S20及び音声信号S21
は、出力端子24d及び24eから取り出される。
【0019】ところで、周波数変換ユニット部23のイ
メージ妨害は、第二中間周波数のBPF23bにより抑
圧される。BPF23bとしては、隣接チャンネルの抑
圧が十分にとれ、又、帯域内の群遅延特性の優れた弾性
表面波フィルタが使用される。
【0020】図6は、弾性表面波フィルタ一段における
通過特性を示している。図6において、縦軸は信号波レ
ベルの減衰量を示し、横軸は周波数を示している。な
お、周波数において、f0 は共振周波数を示している。
通常64QAM,256QAM等のデジタル変調信号波
を受信する場合、妨害波のレベルとしては、信号波レベ
ルに比べ50dB程度低くしなければならないことが知
られている。ここでは、信号波レベルは、図6に示すよ
うに、イメージ周波数fimに対して40dB程度しか得
ることしかできないため、フィルタは弾性表面波フィル
タのみでなく、インダクタとコンデンサとで構成された
帯域通過フィルタまたはトラップ等のフィルタを組み合
わせて使用せざるを得なくなる。
【0021】しかしながら、二個の第二中間周波数のB
PF23bをもつということは、調整がかならず必要と
なり、調整時間を長く費やし、また、フィルタを二個使
用するため、チューナ及びユニットの価格を引き上げる
という経済上不利を招くという問題が生じている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
CATV用チューナ及びユニットでは、イメージ妨害を
防ぐために、2個のフィルタを必要とするので、調整に
長時間費やし、経済上不利を招くという問題を有してい
る。この発明の目的は、簡易な構成で良好な性能をも
ち、経済的に有利であるCATV受信装置におけるチュ
ーナ及びユニットを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係るCATV
受信装置におけるチューナは、広帯域なテレビジョン信
号を供給する入力端子と、第1の局部発振信号を出力す
る第1の局部発振手段と、入力端子に供給された広帯域
なテレビジョン信号と、第1の局部発振手段から出力さ
れた第1の局部発振信号とを演算することにより、テレ
ビジョン信号帯域より高い周波数帯へ周波数変換を行な
う第1の周波数変換部と、第1の周波数変換部により周
波数変換されたテレビジョン信号の周波数選択を行な
い、テレビジョン信号の1〜2チャンネル分の帯域をも
つ帯域通過型フィルタと、帯域通過型フィルタにより周
波数選択されたテレビジョン信号の周波数帯をより低い
周波数帯へ周波数変換を行なうとともに、テレビジョン
信号に含まれるイメージ周波数の除去を行なう第2の周
波数変換部とを備えるようにしたものである。
【0024】この構成によれば、1個の帯域通過型フィ
ルタで、チューナ全体の出力信号波レベルを向上させる
ことができ、構成の簡略化を図り、経済的にも有利とす
ることができる。
【0025】また、この発明に係るCATV受信装置に
おけるユニットは、チューナから出力される中間周波数
信号を、デジタル変調波のデータレートの正数倍の周波
数を中心とした周波数帯へ周波数変換する周波数変換部
であって、チューナから出力される中間周波数信号を通
過させ、中間周波数信号の1チャンネル分の帯域幅をも
つ帯域通過型フィルタと、帯域通過型フィルタを通過し
た中間周波数信号の周波数変換を行ない、中間周波数信
号に含まれるイメージ周波数を除去するミキサ部とを備
えるようにしたものである。
【0026】この構成によれば、1個の帯域通過型フィ
ルタで、ユニット全体の出力信号波レベルを向上させる
ことができ、構成の簡略化を図り、経済的にも有利とす
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態を示している。すなわち、入力端子25
に供給されたテレビジョン信号S22は、第1の周波数
変換器26の一方の入力端に供給される。第1の周波数
変換器26の他方の入力端には、局部発振器27から増
幅器28を介して局部発振信号S23が供給される。第
1の周波数変換器26は、テレビジョン信号S22と局
部発振信号S23とを演算し、この演算結果に対応する
周波数を第1中間周波数信号S24として得ている。
【0028】そして、第1の周波数変換器26から出力
された第1中間周波数信号S24は、テレビジョン信号
S22の1〜2チャンネル分の周波数帯域幅を持つ第1
中間周波数帯域通過フィルタであるBPF29により周
波数選択をされる。BPF29を通過した第1中間周波
数信号S25は、増幅器30により増幅され、位相器3
1に供給される。位相器31は、増幅器30からの第1
中間周波数信号S25を二つに分配し、この分配した信
号を位相をずらさない係数器311と位相を90度ずら
す係数器312とにそれぞれ供給する。
【0029】そして、係数器311及び312から出力
された信号S26及びS27は、第2の周波数変換器で
あるミキサ32及び33の一方の入力端にそれぞれ供給
される。ミキサ32及び33の他方の入力端には、位相
器34から出力される信号S28及びS29がそれぞれ
供給される。
【0030】位相器34において、局部発振器35から
増幅器36を介して出力された局部発振信号S30は、
二つに分配され、位相を90度ずらす係数器341と位
相をずらさない係数器342とにそれぞれ供給される。
そして、係数器341及び342から出力された局部発
振信号S28及びS29は、ミキサ32及び33の他方
の入力端にそれぞれ供給されることになる。
【0031】一方、ミキサ32は、第1中間周波数帯で
ある信号S26と局部発振信号S28とを乗算し、この
乗算結果を第2中間周波数信号S31として合成器37
の一方の入力端に供給している。また、ミキサ33は、
第1中間周波数帯である信号S27と局部発振信号S2
9とを乗算し、この乗算結果を第2中間周波数信号S3
2として合成器37の他方の入力端に供給している。合
成器37は、第2中間周波数信号S31及びS32を1
80度の位相で合成し、その合成した信号S33を出力
端子38を介して出力している。
【0032】なお、上記構成において、位相器31,3
4、局部発振器35、ミキサ32,33及び合成器37
は、第2の周波数変換部を構成している。ここで、イメ
ージ周波数帯の信号を抑圧する性能を持つミキサ32及
び33の動作について数式を使って説明する。
【0033】入力端子25に供給されるテレビジョン信
号S22の周波数をω1、局部発振周波数をω2とす
る。また、信号S25の周波数をω2+ω1、イメージ
周波数をω2−ω1とし、信号S25をAsin(ω2
+ω1)t、局部発振信号S30をBsin(ω2)t
とする。
【0034】すなわち、ミキサ32に与えられる信号S
26及び局部発振信号S28は、それぞれ次のようにか
ける。 信号S26=Asin(ω2+ω1)t (式1) 局部発振信号S28=Bcos(ω2)t (式2) ミキサ32の出力は、
【0035】
【数1】 同様にミキサ33の出力は、
【0036】
【数2】
【0037】二つの出力を逆相で足し合わせると、 (式3)−(式4)=A*B*sin(ω1)t (式5) となり信号S33が得られる。同様にイメージ周波数が
入力されるとすると、上記と同様にミキサ32の出力
は、
【0038】
【数3】 同様にミキサ33の出力は、
【0039】
【数4】
【0040】そして、上記ミキサ32,33の出力を逆
相で足し合わせると、 (式6)−(式7)=0 となりイメージ周波数成分は、出力されないこととな
る。
【0041】したがって、上記のような構成にすること
により、ミキサ32,33のイメージ周波数成分は、信
号S26,S27及び局部発振信号S28,S29の二
つの位相器31,34の位相が、正確に90度に保てれ
ば、全く出力されないこととなる。
【0042】ところで、位相器31については、信号S
25の入力信号帯域及びイメージ周波数帯域に対して、
90度の位相を保たなければならないが、実際には、周
波数帯域が100MHz程度あり、これを全帯域にわた
って90度の位相差にするのは困難である。ところが、
入力信号帯域及びイメージ周波数帯域における第1中間
周波数帯の周波数が高いため、入力信号帯域とイメージ
周波数帯域との比帯域は、5%程度以下となる。このた
め、入力信号帯域及びイメージ周波数帯域内における信
号S25の位相のずれは、実際に、入力信号帯域とイメ
ージ周波数帯域との中間である局部発振信号S30の第
2局部発振周波数付近が90度の位相を保っていれば、
2〜3度程度となる。また、妨害波レベルに対応するイ
メージ抑圧度は、位相のずれの分だけ劣化し、ゼロとは
ならなくなる。ところが、チューナ全体の出力に対応す
る信号波レベルは、イメージ抑圧度に影響されず、60
dB以上得られる。
【0043】ここで、イメージ抑圧度について説明す
る。例えばミキサ32において、信号S26の位相が3
度ずれた場合、このミキサ32のイメージ抑圧度として
は、約−26dBを得ることができる。一方、このミキ
サ32の前におかれるBPF29では、イメージ妨害を
与える帯域における減衰量が−40dB程度得られる。
そして、ミキサ32のイメージ抑圧度とBPF29の減
衰量との和は、約−66dBとなり、これがチューナと
してのイメージ抑圧度となる。一般に、イメージ妨害
は、信号波レベルに対し妨害波レベルが−60dB以下
であるとき、妨害として検知されないことは周知であ
る。このため、上記した構成を取ることにより、イメー
ジ妨害は、全く問題とならなくなる。
【0044】また、局部発振信号S28,S29に対応
する位相器34については、周波数の帯域幅がないこと
から、容易に正確な90度の位相差を得ることができ
る。以上のように、第1中間周波数信号S25及び局部
発振信号S30のそれぞれに対応する二つの位相器3
1,34について0度と90度ということで説明を行な
っているが、実際には、これが−45度と+45度の位
相器を使用しても明らかに上記説明と同様な事がいえ
る。−45度と+45度の位相器は、抵抗器とコンデン
サあるいは、インダクタとコンデンサを使用して容易に
構成されることは周知である。
【0045】以上の構成において、BPF29は、例え
ばインダクタとコンデンサとで構成される複同調の1段
のフィルタである。また、BPF29は、誘電体(セラ
ミック等)を使用した誘電体フィルタ、または、平衡型
の入力端をもつ弾性表面波フィルタでもよいことはもち
ろんのことである。ここで、BPF29が弾性表面波フ
ィルタで構成された場合、BPF29と位相器31との
間は、平衡線路で接続される。
【0046】さらに、近時では、集積回路の高周波化に
ともない、BPF29が弾性表面波フィルタで構成され
た場合、ミキサ32,33を集積回路で構成でき一つの
パッケージに収められることももちろんのことである。
【0047】したがって、上記実施の形態によれば、位
相器31,34によって、各信号S25,S30を2つ
に分配して、一方の信号の位相をπ/2ずらし、ミキサ
32,33によって、位相をずらした信号とずらさない
信号とに演算処理を施し、ミキサ32,33の出力S3
1,S32を合成器37で合成してイメージ周波数成分
を除去するようにしたので、1個のBPF29で、チュ
ーナ全体の出力信号波レベルを向上させることができ
る。また、この実施の形態では、位相器31,34によ
って、各信号S25,S30を2つに分配し、分配した
信号の位相をそれぞれπ/4,−π/4ずらすようにし
ても同様の効果が得られる。このとき、例えば係数器3
11,342をπ/4,係数器312,341を−π/
4に設定する。
【0048】図2は、この発明の第2の実施の形態であ
るユニットを示している。図2において、図中符号41
はチューナからの信号をデジタル処理するために周波数
変換するユニット部である。ユニット部41において、
入力端子41aに供給された信号S34は、BPF41
bに供給される。BPF41bは、ユニット部41にお
けるイメージ周波数帯域の抑圧をするものである。そし
て、BPF41bを通過した第2中間周波数信号S35
は、AGC増幅器41cに供給される。AGC増幅器4
1cは、第2中間周波数信号S35に利得制御を施し、
出力が一定となるように第2中間周波数信号S35のレ
ベルを調整する。
【0049】AGC増幅器41cで調整された信号S3
6は、位相器41dに供給される。位相器41dは、信
号S36を二つに分配し、この分配した信号を位相をず
らさない係数器41d1と位相を90度ずらす係数器4
1d2とにそれぞれ供給する。
【0050】そして、係数器41d1及び41d2から
出力された信号S37及びS38は、ミキサ41e及び
41fの一方の入力端にそれぞれ供給される。ミキサ4
1e及び41fの他方の入力端には、位相器41gから
出力される信号S39及びS40がそれぞれ供給され
る。
【0051】位相器41gにおいて、局部発振器41h
から増幅器41iを介して出力された局部発振信号S4
1は、二つに分配され、位相を90度ずらす係数器41
g1と位相をずらさない係数器41g2とにそれぞれ供
給される。そして、係数器41g1及び41g2から出
力された信号S39及びS40は、ミキサ41e及び4
1fの他方の入力端にそれぞれ供給されることになる。
【0052】一方、ミキサ41eは、第2中間周波数帯
である信号S37と局部発振信号S39とを演算し、こ
の演算結果であるベースバンド周波数帯の信号S42を
合成器41jの一方の入力端に供給している。また、ミ
キサ41fは、第2中間周波数帯である信号S38と局
部発振信号S40とを演算し、この演算結果であるベー
スバンド周波数帯の信号S43として合成器41jの他
方の入力端に供給している。合成器41jは、信号S4
2及びS43を180度の位相で合成し、その合成した
信号S44を出力端子41kを介して出力している。な
お、上記構成において、位相器41d,41g、局部発
振器41h,ミキサ41e,41f及び合成器41j
は、ミキサ部を構成している。
【0053】ここで、イメージ周波数帯の信号を抑圧す
る性能を持つミキサ41e及び41fの動作について数
式を使って説明する。入力周波数をω3、局部発振周波
数をω4とする。また、信号S34の周波数をω4+ω
3、イメージ周波数をω4−ω3とし、信号S36をD
sin(ω4+ω3)t、局部発振信号S41をEsi
n(ω4)tとする。
【0054】すなわち、ミキサ41eに与えられる信号
S37及び局部発振信号S39は、それぞれ次のように
かける。 信号S36=Dsin(ω4+ω3)t (式8) 局部発振信号S39=Ecos(ω4)t (式9) ミキサ41eの出力は、
【0055】
【数5】 同様にミキサ41fの出力は、
【0056】
【数6】
【0057】二つの出力を逆相で足し合わせると、 (式10)−(式11)=D*E*sin(ω3)t (式12) となり信号S44が得られる。同様にイメージ周波数が
入力されるとすると、上記と同様にミ キサ41eの出
力は、
【0058】
【数7】 同様にミキサ41fの出力は、
【0059】
【数8】
【0060】そして、上記ミキサ41e,41fの出力
S42,S43を逆相で足し合わせると、 (式13)−(式14)=0 となりイメージ周波数成分は、出力されないこととな
る。
【0061】したがって、上記のような構成にすること
により、ミキサ41e,41fのイメージ周波数成分
は、信号S37,S38及び局部発振信号S39,S4
0の二つの位相器41d,41gの位相が、正確に90
度に保てれば、全く出力されないこととなる。
【0062】ところで、位相器41dについては、信号
S35の入力信号帯域及びイメージ周波数帯域に対し
て、90度の位相保たなければならないが、実際には、
周波数帯域が16MHz程度あり、これを全帯域にわた
って90度の位相差にするのは困難である。ところが、
入力信号帯域及びイメージ周波数帯域における第2中間
周波数帯の周波数が高いため、入力信号帯域とイメージ
周波数帯域との比帯域は、25%程度以下となる。この
ため、入力信号帯域及びイメージ周波数帯域内における
信号S35の位相のずれは、実際に、入力信号帯域とイ
メージ周波数帯域との中間である局部発振信号S41の
局部発振周波数付近が90度の位相を保っていれば、4
〜5度程度となる。また、イメージ抑圧度は、位相のず
れの分だけ劣化し、ゼロとはならなくなる。ところが、
ユニット部41の出力に対応する信号波レベルは、イメ
ージ抑圧度に影響されず、50dB以上得られる。
【0063】ここで、イメージ抑圧度について説明す
る。例えばミキサ41eにおいて、信号S37の位相が
3度ずれた場合、このミキサ41eのイメージ抑圧度と
しては、約−26dBを得ることができる。一方、この
ミキサ41eの前におかれるBPF41bでは、イメー
ジ妨害を与える帯域における減衰量が−40dB程度得
られる。そして、ミキサ41eのイメージ抑圧度とBP
F41bの減衰量との和は、約−66dBとなり、これ
がチューナとしてのイメージ抑圧度となる。一般に、イ
メージ妨害は、信号レベルに対し妨害波レベルが−60
dB以下であるとき、妨害として検知されないことは周
知である。このため、上記した構成を取ることにより、
イメージ妨害は、全く問題とならなくなる。
【0064】また、局部発振信号S39,S40に対応
する位相器41gについては、周波数の帯域幅がないこ
とから、容易に正確な90度の位相差を得ることができ
る。以上のように、信号S36及び局部発振信号S41
のそれぞれに対応する二つの位相器41d,41gにつ
いて0度と90度ということで説明を行なっているが、
実際には、これが−45度と+45度の位相器を使用し
ても明らかに上記説明と同様な事がいえる。−45度と
+45度の位相器は、抵抗器とコンデンサあるいは、イ
ンダクタとコンデンサを使用して容易に構成されること
は周知である。
【0065】以上の構成において、BPF41bは、例
えばインダクタとコンデンサとで構成される複同調の1
段のフィルタである。また、BPF41bは、誘電体
(セラミック等)を使用した誘電体フィルタ、または、
平衡型の入力端をもつ弾性表面波フィルタでもよいこと
はもちろんのことである。ここで、BPF41bが弾性
表面波フィルタで構成された場合、BPF41bと位相
器41dとの間は、平衡線路で接続される。
【0066】さらに、近時では、集積回路の高周波化に
ともない、BPF41bが弾性表面波フィルタで構成さ
れた場合、ミキサ41e,41Fを集積回路で構成でき
一つのパッケージに収められることももちろんのことで
ある。
【0067】また、合成器41jは、差動増幅器によっ
て構成されても、全く同様の動作を行なうことはもちろ
んのことである。したがって、上記した第2の実施の形
態によれば、位相器41d,41gによって、各信号S
36,S41を2つに分配して、一方の信号の位相をπ
/2ずらし、ミキサ41e,41fによって、位相をず
らした信号とずらさない信号とに演算処理を施し、ミキ
サ41e,41fの出力S42,S43を合成器41j
で合成してイメージ周波数成分を除去するようにしたの
で、1個のBPF41bで、ユニット部41の出力信号
波レベルを向上させることができる。また、第2の実施
の形態では、位相器41d,41gによって、各信号S
36,S41を2つに分配し、分配した信号の位相をそ
れぞれπ/4,−π/4ずらすようにしても同様の効果
が得られる。このとき、例えば係数器41d1,41g
2をπ/4,係数器41d2,41g1を−π/4に設
定する。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
簡易な構成で良好な性能をもち、経済的に有利であるC
ATV受信装置におけるチューナ及びユニットを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るCATV受信装置におけるチュ
ーナの一実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】この発明に係るCATV受信装置におけるユニ
ットの一実施の形態を示すブロック構成図。
【図3】従来のCATV受信装置におけるチューナを示
すブロック構成図。
【図4】同従来装置におけるチューナの複同調タイプ帯
域通過フィルタ一段の通過特性を説明するために示す特
性図。
【図5】従来装置におけるチューナ,周波数変換ユニッ
ト部及びデジタル信号処理部を示すブロック構成図。
【図6】同従来装置の周波数変換ユニット部における弾
性表面波フィルタ一段の通過特性を説明するために示す
特性図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12…第1の周波数変換器、1
3…局部発振器、14…増幅器、15…BPF、16…
増幅器、 17…BPF、18…第
2の周波数変換器、 19…局部発振器、20…増幅
器、 21…端子、22…CAT
Vチューナ、 22a…入力端子、22b…第1の
周波数変換器、22c…局部発振器、22d…増幅器、
22e…BPF、22f…増幅器、22g…BPF、
22h…第2の周波数変換器、22i…局部発振器、
22j…増幅器、22k…出力端子、 2
3…周波数変換ユニット部、23a…入力端子、
23b…BPF、23c…AGC増幅器、
23d…周波数変換器、23e…局部発振器、
23f…増幅器、23g…ベースバンド増幅器、
23h…出力端子、24…デジタル信号処理部、 2
4a…入力端子、24b…A/D変換器、 24c…
信号処理回路、24d…出力端子、 24e
…出力端子、25…入力端子、 26…第1の周波
数変換器、27…局部発振器、28…増幅器、29…B
PF、30…増幅器、31…位相器、311…係数器、
312…係数器、32…ミキサ、33…ミキサ、34…
位相器、341…係数器、342…係数器、35…局部
発振器、36…増幅器、37…合成器、38…出力端
子、 41…ユニット部、41a…入力端
子、 41b…BPF、41c…AGC増
幅器、 41d…位相器、41d1…係数器、
41d2…係数器、41e…ミキサ、
41f…ミキサ、41g…位相器、
41g1…係数器、41g2…係数器、
41h…局部発振器、41i…増幅器、
41j…合成器、41k…出力端子。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATV受信装置に用いられるダブルス
    ーパチューナであって、広帯域なテレビジョン信号を供
    給する入力端子と、 第1の局部発振信号を出力する第1の局部発振手段と、 前記入力端子に供給された前記広帯域なテレビジョン信
    号と、前記第1の局部発振手段から出力された前記第1
    の局部発振信号とを演算することにより、前記テレビジ
    ョン信号帯域より高い周波数帯へ周波数変換を行なう第
    1の周波数変換部と、 前記第1の周波数変換部により周波数変換されたテレビ
    ジョン信号の周波数選択を行ない、前記テレビジョン信
    号の1〜2チャンネル分の帯域をもつ帯域通過型フィル
    タと、 前記帯域通過型フィルタにより周波数選択された前記テ
    レビジョン信号の周波数帯をより低い周波数帯へ周波数
    変換を行なうとともに、前記テレビジョン信号に含まれ
    るイメージ周波数の除去を行なう第2の周波数変換部と
    を具備してなることを特徴とするCATV受信装置にお
    けるチューナ。
  2. 【請求項2】 前記帯域通過型フィルタは、インダクタ
    とキャパシタとで構成される複同調のフィルタ1段,誘
    電体共振器で構成されるフィルタ1個,弾性表面波フィ
    ルタ1個のうち少なくとも一つを備えること特徴とする
    請求項1記載のCATV受信装置におけるチューナ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記帯域通過型フィルタが弾性
    表面波フィルタである場合、前記帯域通過型フィルタと
    前記第2の周波数変換部との間は、平衡線路で接続され
    ていることを特徴とする請求項2記載のCATV受信装
    置におけるチューナ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記帯域通過型フィルタが弾性
    表面波フィルタである場合、前記第2の周波数変換部
    は、高周波集積回路で構成されてなることを特徴とする
    請求項3記載のCATV受信装置におけるチューナ。
  5. 【請求項5】 前記第2の周波数変換部は、 前記帯域通過型フィルタにより周波数選択された前記テ
    レビジョン信号を2つに分配し、一方の前記テレビジョ
    ン信号をそのまま通過させ、他方の前記テレビジョン信
    号をπ/2だけ位相シフトする第1の位相シフト手段
    と、 第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振手段と、 前記第2の局部発振手段から出力された前記第2の局部
    発振信号を2つに分配し、一方の前記第2の局部発振信
    号をそのまま通過させ、他方の前記第2の局部発振信号
    をπ/2だけ位相シフトする第2の位相シフト手段と、 前記第1の位相シフト手段から出力された前記テレビジ
    ョン信号と、前記第2の位相シフト手段によりπ/2だ
    け位相シフトされた第2の局部発振信号とを乗算する第
    1のミキサと、 前記第1の位相シフト手段によりπ/2だけ位相シフト
    されたテレビジョン信号と、前記第2の位相シフト手段
    から出力された前記第2の局部発振信号とを乗算する第
    2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と、前記第2のミキサの出
    力信号とを合成する合成手段とを具備してなることを特
    徴とする請求項1記載のCATV受信装置におけるチュ
    ーナ。
  6. 【請求項6】 前記第2の周波数変換部は、 前記帯域通過型フィルタにより周波数選択された前記テ
    レビジョン信号を2つに分配し、一方の前記テレビジョ
    ン信号をπ/4だけ位相シフトし、他方の前記テレビジ
    ョン信号を−π/4だけ位相シフトする第1の位相シフ
    ト手段と、 第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振手段と、 前記第2の局部発振手段から出力された前記第2の局部
    発振信号を2つに分配し、一方の前記第2の局部発振信
    号をπ/4だけ位相シフトし、他方の前記第2の局部発
    振信号を−π/4だけ位相シフトする第2の位相シフト
    手段と、 前記第1の位相シフト手段によりπ/4だけ位相シフト
    されたテレビジョン信号と、前記第2の位相シフト手段
    により−π/4だけ位相シフトされた第2の局部発振信
    号とを乗算する第1のミキサと、 前記第1の位相シフト手段により−π/4だけ位相シフ
    トされたテレビジョン信号と、前記第2の位相シフト手
    段によりπ/4だけ位相シフトされた第2の局部発振信
    号とを乗算する第2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と、前記第2のミキサの出
    力信号とを合成する合成手段とを具備してなることを特
    徴とする請求項1記載のCATV受信装置におけるチュ
    ーナ。
  7. 【請求項7】 CATV受信装置に用いられるチューナ
    から出力される中間周波数信号を、デジタル変調波のデ
    ータレートの整数倍の周波数を中心とした周波数帯へ周
    波数変換する周波数変換部であって、 前記チューナから出力される前記中間周波数信号を通過
    させ、前記中間周波数信号の1チャンネル分の帯域幅を
    もつ帯域通過型フィルタと、 前記帯域通過型フィルタを通過した中間周波数信号の周
    波数変換を行ない、前記中間周波数信号に含まれるイメ
    ージ周波数を除去するミキサ部とを具備してなることを
    特徴とするCATV受信装置におけるユニット。
  8. 【請求項8】 前記帯域通過型フィルタは、インダクタ
    とキャパシタとで構成される複同調のフィルタ1段,誘
    電体共振器で構成されるフィルタ1個,弾性表面波フィ
    ルタ1個のうち一方のみを備えること特徴とする請求項
    7記載のCATV受信装置におけるユニット。
  9. 【請求項9】 さらに、前記帯域通過型フィルタが弾性
    表面波フィルタである場合、前記帯域通過型フィルタと
    前記ミキサ部との間は、平衡線路で接続されていること
    を特徴とする請求項8記載のCATV受信装置における
    ユニット。
  10. 【請求項10】 さらに、前記帯域通過型フィルタが弾
    性表面波フィルタである場合、前記ミキサ部は、高周波
    集積回路で構成されてなることを特徴とする請求項9記
    載のCATV受信装置におけるユニット。
  11. 【請求項11】 前記ミキサ部は、 前記帯域通過型フィルタを通過した前記中間周波数信号
    を2つに分配し、一方の前記中間周波数信号をそのまま
    通過させ、他方の前記中間周波数信号をπ/2だけ位相
    シフトする第1の位相シフト手段と、 局部発振信号を出力する局部発振手段と、 前記局部発振手段から出力された前記局部発振信号を2
    つに分配し、一方の前記局部発振信号をそのまま通過さ
    せ、他方の前記局部発振信号をπ/2だけ位相シフトす
    る第2の位相シフト手段と、 前記第1の位相シフト手段から出力された前記中間周波
    数信号と、前記第2の位相シフト手段によりπ/2だけ
    位相シフトされた局部発振信号とを乗算する第1のミキ
    サと、 前記第1の位相シフト手段によりπ/2だけ位相シフト
    された中間周波数信号と、前記第2の位相シフト手段か
    ら出力された前記局部発振信号とを乗算する第2のミキ
    サと、 前記第1のミキサの出力信号と、前記第2のミキサの出
    力信号とを合成する合成手段とを具備してなることを特
    徴とする請求項7記載のCATV受信装置におけるユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記ミキサ部は、 前記帯域通過型フィルタを通過した前記中間周波数信号
    を2つに分配し、一方の前記中間周波数信号をπ/4だ
    け位相シフトし、他方の前記中間周波数信号を−π/4
    だけ位相シフトする第1の位相シフト手段と、 局部発振信号を出力する局部発振手段と、 前記局部発振手段から出力された前記局部発振信号を2
    つに分配し、一方の前記局部発振信号をπ/4だけ位相
    シフトし、他方の前記局部発振信号を−π/4だけ位相
    シフトする第2の位相シフト手段と、 前記第1の位相シフト手段によりπ/4だけ位相シフト
    された中間周波数信号と、前記第2の位相シフト手段に
    より−π/4だけ位相シフトされた局部発振信号とを乗
    算する第1のミキサと、 前記第1の位相シフト手段により−π/4だけ位相シフ
    トされた中間周波数信号と、前記第2の位相シフト手段
    によりπ/4だけ位相シフトされた局部発振信号とを乗
    算する第2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と、前記第2のミキサの出
    力信号とを合成する合成手段とを具備してなることを特
    徴とする請求項7記載のCATV受信装置におけるユニ
    ット。
  13. 【請求項13】 前記合成手段は、差動増幅器であるこ
    とを特徴とする請求項11及び12のいずれかに記載の
    CATV受信装置におけるユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001308648A (ja) * 2000-03-24 2001-11-02 Nokia Mobile Phones Ltd ミキサーにて中間周波数信号を形成する方法及びミキサー
KR100444286B1 (ko) * 2001-06-29 2004-08-12 가부시끼가이샤 도시바 주파수 변환기 및 이를 이용한 무선통신장치

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