JPH09115816A - 基板の周辺露光方法及び装置 - Google Patents

基板の周辺露光方法及び装置

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JPH09115816A
JPH09115816A JP7291916A JP29191695A JPH09115816A JP H09115816 A JPH09115816 A JP H09115816A JP 7291916 A JP7291916 A JP 7291916A JP 29191695 A JP29191695 A JP 29191695A JP H09115816 A JPH09115816 A JP H09115816A
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substrate
mark
exposure
alignment
wafer
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JP7291916A
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Shoji Kawakubo
昌治 川久保
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の周辺領域にアライメント用のマークを
形成した場合に、当該マークの形状を維持すること。 【解決手段】 基板(W)上の周辺領域内にアライメン
ト用のマーク(110)を形成した場合に、基板(W)
の後処理工程に応じて、マーク(110)を覆う感光層
の露光の要否を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板の周辺露光方法
及び装置に関し、特に、基板の周辺領域に位置合わせ用
のマークを形成した際の周辺露光方法及び装置に関す
る。
【0002】
【背景技術】周辺露光は、マスク上のパターンが転写さ
れる感光性の基板の周辺領域を露光するものである。こ
のような周辺露光は、主に基板の周辺領域を保護するた
めに行われる。すなわち、マスク上のパターンを基板に
転写露光する場合、先ず、基板の表面全体にフォトレジ
ストを塗布し、基板の周辺領域を露光する。その後、基
板のパターン露光領域にマスクのパターンを転写露光
し、現像、エッチング等の後処理が行われる。周辺露光
により、エッチング等の後処理により基板の周辺領域の
レジストが露光領域に侵入すを防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板の
周辺領域に位置合わせ用のマーク等を形成した場合、パ
ターン露光後の後処理によって、マーク形状が崩れ、又
は消滅してしまう可能性がある。このように位置合わせ
用のマークの形状が崩れ、又は消滅してしまうと、後に
マークの位置を検出して基板の位置合わせを行うような
場合に、マーク位置を正確に検出できなくなるという不
都合が生じる。
【0004】従って、本発明の目的は、基板の周辺領域
にアライメント用のマークを形成した場合に、当該マー
クの形状を維持できる周辺露光方法及び装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による周辺露光方法においては、基板上の周
辺領域内にアライメント用のマークを形成した場合に、
基板の後処理工程に応じて、マークを覆う感光層の露光
の要否を決定している。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明の実施の態様を以下に示す
実施例に基づいて詳細に説明する。本実施例を露光シス
テムに適用したものである。
【0007】
【実施例】図1は、本実施例の露光システムを示す。こ
のシステムは、本発明に係る周辺露光装置600と、周
辺露光装置600を組み込んだプリアライメント用の位
置合わせ装置100と、ウエハ搬送装置200と、露光
装置300とから構成されており、各装置は主制御部4
00により統括的に制御される。
【0008】プリアライメント用の位置合わせ装置10
0は、ウエハWを載置固定するプリアライメント用のウ
エハホルダ102と、このウエハホルダ102を回転駆
動するモータ106等の回転機構とを備えている。回転
機構106の動作は、主制御部400からの指令に応じ
て、回転制御部108を介して制御される。なお、回転
機構106、又はウエハホルダ102には、ロータリー
エンコーダ等の位置計測装置(不図示)が設けられてお
り、ウエハWの回転量(回転角)を計測できるように構
成されている。また、ウエハホルダ102の周囲には、
図2(A)に示すようなプリアライメントピン104
a、104b、104cが略同心円上に配置されてい
る。これらのピン104a、104b、104cを半径
方向に駆動することによって、ウエハWの中心Oとウエ
ハホルダ102の中心O’とが一致するように位置合わ
せされる。その際、図2(B)に示すように、ウエハW
に配置合わせすべき所定の位置に対する微少なオフセッ
ト(2次元方向の位置ずれO−O’)と回転ずれ△θと
が残存している。
【0009】ウエハW(ウエハホルダ102)の上方に
は、アライメント光学系500が設置されている。アラ
イメント光学系500は、図3に示すように、光照射部
(503、506、508、510、512)と受光部
(512、510、514、516、518、520)
とを備えている。ウエハWの表面外周部には、図4に示
す基準マーク110が形成されており、この基準マーク
110がアライメント光学系500の光照射部(50
3、506、508、510、512)からの照明光5
04で照射され、同基準マーク110によって回折され
た光522が受光部(512、510、514、51
6、518、520)によって検出される。
【0010】図3は、レーザスポット504の長手方向
から見た構成図であり、実線はレーザビームの広がりを
示し、破線はその瞳像を示している。アライメント光学
系500は、レーザビーム光源503を備え、レーザ光
源503から射出されたレーザビーム504は、ビーム
エキスパンダ506、508によって広げられる。ビー
ムエキスパンダ506、608を透過したレーザビーム
504は、ハーフミラー510で偏向され、シリンドリ
カルレンズ512によって集光されてウエハWの表面
(基準マーク110)を照射する。ウエハWの表面(基
準マーク110)において反射された光は、シリンドリ
カルレンズ512を経て、ハーフミラー510を透過
後、リレーレンズ514、516によってアパーチャ5
18に達する。そして、アパーチャ518により選択さ
れた回折光又は散乱光のみが、受光器520に達するよ
うに構成されている。
【0011】主制御部400は、回転制御部108から
出力されるウエハW(ウエハホルダ102)の回転角度
を示す信号に同期して、アライメント光学系500の制
御部に同期信号を出力する。アライメント光学系500
の制御部502は、この同期信号に合わせて、受光器5
20により受光された回折光又は散乱光を取り込むよう
に構成されている。
【0012】ウエハ搬送装置200は、ウエハを搬送す
るウエハ搬送アーム202と、ウエハ搬送アーム202
を駆動するローダ駆動部204と、ウエハローダ制御部
206とから主に構成される。そして、主制御部400
からの指令に応じて、位置合わせ装置100によりプリ
アライメンとされたウエハWを露光装置300のウエハ
ホルダ302上に搭載するようになっている。
【0013】露光装置300は、投影光学系304を備
えており、レチクルステージ306上に載置されたレチ
クル又はマスク308に形成された回路パターンを投影
光学系304を介して、ウエハホルダ302上に載置さ
れたウエハW上に投影露光する。ウエハホルダ302
は、ウエハステージ310上に載置され、XY方向及び
θ方向に高精度にアライメントされる。図中、312
a、312bはレーザ干渉計であり、ウエハステージ3
10の位置を検出する。ウエハステージ制御部314
は、レーザ干渉計312bの出力を受けて、不図示の駆
動装置により、ウエハステージ310を精密にアライメ
ントする。
【0014】次に、図4を参照してウエハWの表面に形
成される基準マーク110の配置について説明する。基
準マーク110は、レーザアライメント光学系500に
より照射されるレーザ照明スポット504の長手方向に
格子状に形成されたマークである。基準マーク110
は、回路パターンが形成されるパターン形成領域114
の外側(周辺領域)に設けられ、ウエハを回転させた時
にアライメント光学系500からのレーザスポット50
4を横切るように配置されている。
【0015】図5(A)、(B)に、プリアライメント
装置100において、ウエハWの表面に形成された基準
マーク110にレーザスポット504を照射する様子を
示す。なお、図5(A)はレーザスポット504の長手
方向から見た様子であり、図5(B)はレーザスポット
504の幅方向から見た様子である。レーザスポット5
04を照射しながら、モータ106によってウエハWを
任意の位置から図4の矢印で示すように回転させなが
ら、回折光522を受光することにより、図6に示すよ
うな回折光の強度と回転角度θとの関係を得ることがで
きる。
【0016】次に、周辺露光装置600について説明す
る。周辺露光装置600は、周辺露光用の光を射出する
水銀ランプ602と、水銀ランプ602から出力された
光をウエハWの周辺領域に導く光ファイバ604と、光
ファイバ604をXY平面内で移動可能に支持する露光
位置制御機構606と、露光位置制御機構606を駆動
する駆動装置608と、ウエハWに達する周辺露光用の
光を必要に応じて遮光するシャッタ610と、シャッタ
610を駆動する駆動装置612と、周辺露光用の光の
うちウエハWから外れた光を検出するディテクタ614
と、主制御部400に接続され、周辺露光装置600全
体の制御を行う周辺露光制御部618と、主制御部40
0からの情報を記憶する記憶部620とを備えている。
【0017】上記のように構成された周辺露光装置60
0において、シャッタ610はウエハW上に形成された
基準マーク110への露光光の照射を選択的に制御する
ものであり、周辺露光制御部618からの指令により、
駆動装置612を介して制御される。そして、基準マー
ク110を露光する場合には、シャッタ610を解放状
態にしておく。この時、基準マーク110の回転位置
(角度)は、上述したようにプリアライメント装置10
0の回転機構106及び回転制御部108によって検出
される。一方、基準マーク110を露光しない場合に
は、回転制御部108によって検出される基準マーク1
10の回転位置に基づいて、基準マーク110が周辺露
光用の光の光路上にあるときにのみシャッタ610を閉
じるようにする。
【0018】基準マーク110を露光するか、否かの判
断は主制御部400又は不図示の入力装置によってなさ
れ、その露光制御情報がウエハWの各層(レイヤー)毎
に記憶部620に記憶される。周辺露光制御部618、
記憶部620に記憶された露光制御情報に基づいて、駆
動装置612を介してシャッタ610を制御する。基準
マーク110の露光、非露光は、露光装置300による
ウエハWの本露光後のプロセス処理等に基づき、基準マ
ーク110が後処理中に崩れたり、消滅したりしないよ
うに決定される。すなわち、ウエハW上に塗布されたレ
ジストがポジレジストであり、基準マーク110上のレ
ジストを除去した方がよい場合には、基準マーク110
を露光し、逆に、基準マーク110上のレジストを残し
ておいた方が良い場合には、基準マーク110を露光し
ないようにする。他方、ウエハW上に塗布されたレジス
トがネガレジストであり、基準マーク110上のレジス
トを除去した方がよい場合には、基準マーク110を露
光せず、逆に、基準マーク110上のレジストを残して
おいた方が良い場合には、基準マーク110を露光する
ようにする。なお、常に基準マーク110上のレジスト
を露光した方が良い、又は露光しない方が良いというよ
うに一定の場合には、記憶部620に記憶される基準マ
ーク110に対する露光制御情報は、ウエハWの各層
(レイヤー)毎でなく、装置定数として設定しておいて
も良い。
【0019】ディテクタ614は、周辺露光用の光のう
ちウエハWから外れた光を検出し、検出信号を周辺露光
制御部618に供給する。周辺露光制御部618は、デ
ィテクタ614からの信号に基づき、駆動装置608を
介して露光位置制御機構606をフィードバック制御す
る。そして、露光位置制御機構606により、ウエハW
からずれた露光光の漏れ量に応じて、光ファイバ604
の出力端の向きを調整する。これにより、ウエハWの適
切な位置に周辺露光用の光が照射される。
【0020】次に、図1に示すシステムの動作について
説明する。予め、ウエハWの表面の周辺領域の一部に基
準マーク110を形成し、基準マーク110を含めたウ
エハ表面全体にフォトレジストを塗布しておく。次に、
ウエハWをウエハホルダ102上に載置し、プリアライ
メントピン104a、104b、104cにより位置合
わせを行う。なお、ここでは接触式のプリアライメント
系で説明したが、光電検出により非接触でウエハWの外
形位置を検出する方式でXYの位置を求めても良い。次
に、レーザ光源503を起動してレーザビーム504を
射出する、射出されたレーザビーム504は、ビームエ
キスパンダ506、508により拡張された後、ハーフ
ミラー510によりウエハW方向に偏向され、シリンド
リカルレンズ512により集光されてウエハWの表面
(基準マーク110)を照射する。
【0021】このように、レーザビーム504によりウ
エハWの表面を照射した様子を図7に示す。なお、図7
は図3の視野方向に直交した方向、すなわちレーザビー
ム504の幅方向から基準マーク110を見た様子を示
す。所定間隔をあけて配置された格子状の基準マーク1
10に平行なレーザビーム504を照射することによ
り、格子状の基準マーク110からの反射光は、同じ方
向を戻る0次光522aと、±1次光522b、±2次
光522c等に分散された回折光522を構成する。
【0022】基準マーク110からの回折光522a、
522b、522cは、再びシリンドリカルレンズ51
2を経て、ハーフミラー510を透過後、リレーレンズ
514、516によってアパーチャ518に達する。ア
パーチャ518は、瞳位置に対応して配置されると共
に、図8に示すように、中央部に遮光帯518aを有
し、その両側に開口部518bを備えている、従って、
アパーチャ518に到達した回折光のうち、0次光52
2aは遮光帯518aで遮光され、±1次光522bと
±2次光522cとが開口部518bを透過し、受光器
520に達することになる。
【0023】そして、ウエハWが回転すると、その回転
角度θに同期して、受光器520からのアナログ信号
は、アライメント光学系500の制御器502によりデ
ジタル変換され、メモリ上に記憶される。その時得られ
る信号波形が図6に示されている。図6において、出力
信号θ1はウエハWが0°地点よりθ1度回転したとき
にレーザスポット504をマーク110が通過したこと
を表している。従って、主制御系400は、θ1の角度
に基づいてウエハの回転位置を知ることができる。
【0024】次に、ウエハWの周辺露光を行う。主制御
系400から記憶装置620に記憶された露光制御情報
が、基準マーク110を露光するという情報の場合に
は、周辺露光制御部618が駆動装置612を介してシ
ャッタ610を解放状態にする。この状態で、ウエハW
を回転機構106により回転しつつ、水銀ランプ602
からの光をウエハWの周辺露光領域に照射する。この
時、ディテクタ614は、周辺露光用の光のうちウエハ
Wから外れた光を検出する。周辺露光制御部618は、
ディテクタ614からの信号に基づき、駆動装置608
を介して露光位置制御機構606を制御して、水銀ラン
プ602から射出される周辺露光用の光がウエハW上の
適切な位置に照射されるようにする。
【0025】記憶装置620に記憶された露光制御情報
が、基準マーク110を露光しないという情報の場合に
は、回転制御部108から出力される回転角度信号に基
づいてウエハWの回転位置(基準マーク110の位置)
を主制御部400により常時モニタする。周辺露光開始
後、基準マーク110が露光光の光路上に達すると、周
辺露光制御部618が駆動装置612を介してシャッタ
610を露光光の光路を遮るように移動させる。そし
て、基準マーク110が露光光の光路から外れると、周
辺露光制御部618が駆動装置612を介してシャッタ
610を露光光の光路の外側に移動させる。
【0026】ウエハWの周辺露光が終了した後、ウエハ
回転制御部108は、θ1の角度に基づいてウエハを受
け渡し位置にまで回転させる。そして、この受け渡し位
置において、ウエハWをウエハ搬送アーム202に受け
渡すことで、プリアライメント動作が終了する。
【0027】次に、ウエハWをウエハ搬送アーム202
によって露光装置300のウエハステージ302に搭載
する。そして、ウエハWの各ショット領域に付設された
ウエハマーク(図示せず)により、EGA(エンハンス
ト・グローバル・アライメント)方式や、ダイ・バイ・
ダイ方式等によってウエハWのファインなアライメント
を行って、各ショット領域にレチクル308のパターン
像を露光する。なお、ウエハステージ302上のウエハ
Wのアライメントは、上述したEGA及びダイ・バイ・
ダイ方式に限定されない。ウエハWの各露光領域(ショ
ット領域)へのパターン露光が終了した後は、ウエハW
を図示しないプロセス処理装置に搬送して、現像等のプ
ロセス処理が行われる。本実施例においては、予めウエ
ハWの周辺領域に形成された基準マーク110が保護さ
れるように、基準マーク110上のレジストの露光制御
が行われているため、基準マーク110が潰れ、又は消
滅することがない。
【0028】次に、ウエハWの次の層に新たなパターン
を露光する場合には、新たなフォトレジストが塗布され
たウエハWを再びプリアライメント装置100のウエハ
ホルダ102上に載置し、上述したと同様の作業により
ウエハWの周辺露光を行う。この時、ウエハのプロセス
処理が前回の露光の場合と変わる場合には、そのプロセ
ス処理に応じて基準マーク110の露光、非露光を決定
する。その後は、基準マーク110を用いてプリアライ
メントを行い、上述したのと同様の作業によりパターン
露光を行う。
【0029】上述した実施例においては、ウエハWをウ
エハホルダ102に載置した後、プリアライメントピン
104a、104b、104cが当接するウエハWの外
形を基準として仮のウエハ中心Oを検出している。この
ため、ウエハの外形誤差分(例えば、約50μm程度)
だけ、図2(B)に示すように、ウエハWの中心Oと回
転中心O’にずれ(回転誤差△θ)が生じる場合があ
る。
【0030】そこで、この点を改良した本発明の別の実
施例を図9に示す。この実施例によれば、図9(A)に
示すように、2系統のアライメント光学系を設置して、
約180度離隔した2つのレーザスポット光530、5
32により基準マーク110からの回折光を検出するよ
うに構成することができる。この場合、ウエハ中心Oと
回転中心O’がY方向に△Yだけずれていると、レーザ
スポット光530、532の検出角度が 2×arcsin(△Y
/Y) だけ変化することになる。また、回転誤差△θ、
検出された回転角度θを arcsin(△Y/Y) で補正した
値として認識することができる。従って、本実施例によ
れば、Yほうこうのずれ△Yと、回転誤差△θについて
も正確に認識することが可能となり、より精度の高いア
ライメントを行うことができる。尚、本実施例におい
て、ウエハWの上下を認識可能にするためには、図示の
ように、レーザスポット光530、532の検出位置を
中心より△aだけずらすか、左右対称なマークは位置形
状にしておく必要がある。
【0031】また、図9(B)に示すように、2つの基
準マーク110a、110bを、例えば180度離して
配置し、これらの基準マーク110a、110bを単一
のレーザスポット光534により検出する構成により、
同図(A)と同様の効果を得ることができる。なお、本
実施例において、ウエハWの上下を認識可能にするため
には、基準マーク110a、110bの互いのマーク形
状やマルチマークピッチを変えることにより、双方のマ
ークの識別ができるように構成する必要がある。
【0032】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想としての
要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0033】上記実施例においては、シャッタ610で
マーク110上のフォトレジストに与えられる露光量を
100%、または0%という、ディジタルな切り替えで
ウエハWの周辺領域への露光光504の照射制御をして
いるが、必ずしもこのような方式である必要はない。す
なわち、実際には、ウエハW上のフォトレジストが後処
理(現像工程)で除去されるか、残るかの閾値以上の露
光量を与えるか否かを調整すれば良い。従って、例え
ば、減光部材を露光光504の光路中に配置して、周辺
領域への露光量を調整することもできる。また、光源6
02の発光強度を制御し、マーク110上のフォトレジ
ストに与えられる露光量を所定量(閾値)よりも多く、
又は少なくすることもできる。更に、ウエハWを回転し
つつ周辺露光を行う場合で、マーク110上のフォトレ
ジストに露光光504を閾値以下にする場合には、露光
光504がマーク110を通過するときのウエハWの回
転速度を速くするか、又は視野絞り等によってウエハW
上での露光光504の照射領域の移動方向の幅を狭くし
て、マーク110上のレジストに与えれられる露光量を
所定値(閾値)よりも少なくする方法もある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、基板上の周辺領域内にアライメント用のマークを形
成した場合に、基板の後処理工程に応じて、マークを覆
う感光層の露光の要否を決定しているため、基板を多層
に渡って露光を行った場合にも、マークの形状が崩れた
り、消滅したりすることがない。その結果、基板1枚に
つきアライメント用のマークを一回形成すれば良く、ス
ループットの向上にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した露光システムの一実
施例の概略を示す構成図である。
【図2】図2(A)、(B)は、それぞれ図1に示した
本発明の実施例の動作を示す説明図である。
【図3】図3は、図1に示した本発明の実施例のシステ
ムの要部の詳細をを示す側面図である。
【図4】図4は、図1に示した本発明の実施例のシステ
ムの動作を示す説明図(平面図)である。
【図5】図5(A)、(B)は、それぞれ図1に示した
本発明の実施例のシステムの動作を示す正面図である。
【図6】図6は、図1に示した本発明の実施例のシステ
ムの作用を示すグラフである。
【図7】図7は、図1に示した本発明の実施例のシステ
ムの動作を示す拡大正面図である。
【図8】図8は、図1に示した本発明の実施例のシステ
ムの要部の詳細を示す拡大平面図である。
【図9】図9(A)、(B)は、それぞれ本発明の他の
実施例を示す説明図(平面図)である。
【符号の説明】
100・・・プリアライメント装置 106・・・回転機構 108・・・回転制御部 110・・・基準マーク 200・・・搬送装置 300・・・露光装置 400・・・主制御部 600・・・周辺露光装置 602・・・水銀ランプ 610・・・シャッタ 618・・・周辺露光制御部 620・・・記憶部 W・・・ウエハ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上のパターンが転写される感光性
    の基板の周辺領域を露光する方法において、 前記基板上の周辺領域内にアライメント用のマークを形
    成するとともに、前記パターンが転写された基板の後処
    理工程に応じて、前記マークを覆う感光層の露光の要否
    を決定し、前記後処理工程で前記マークを保護すること
    を特徴とする周辺露光方法。
  2. 【請求項2】 前記基板にはその外周部に切欠きが形成
    されていないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 感光層で覆われた基板をマスク上のパタ
    ーンの像で露光する方法において、 前記基板上の周辺領域内にアライメント用のマークを形
    成し、前記感光層を介して前記マークを光電検出して前
    記基板のアライメントを実行するとともに、前記パター
    ン像で前記基板を露光し、 前記パターン像で露光される基板の後処理工程に応じ
    て、前記マークを覆う感光層の露光の要否を決定し、該
    要否に従って前記基板上の周辺領域を露光することを特
    徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 前記基板にはその外周部に切欠きが形成
    されていないことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 周辺領域が露光される、外周部に切欠き
    が形成されていない感光性の基板上の複数の領域の各々
    を、該基板の移動位置を規定する座標系上の所定点にア
    ライメントする方法において、 前記基板上の周辺領域内にアライメント用の第1マーク
    を形成するとともに、該第1マークを光電検出して前記
    基板のプリアライメントを実行し、 前記複数の領域にそれぞれ付設されるアライメント用の
    第2マークを光電検出して前記領域の前記座標系上での
    位置を検出するとともに、該検出された位置を利用して
    前記基板を移動し、前記領域を前記所定点にアライメン
    トすることを特徴とするアライメント方法。
  6. 【請求項6】 マスク上のパターンが転写される感光性
    の基板の周辺領域を露光する装置において、 前記パターンが転写された基板の後処理工程に応じて選
    択される、前記周辺領域内のアライメントマークを覆う
    感光層の露光の要否に関する情報を記憶する記憶手段
    と;前記記憶された情報に基づき、前記後処理工程で前
    記マークが保護されるように前記周辺領域内の露光領
    域、又は露光量を調整する露光調整手段とを備えたこと
    を特徴とする周辺露光装置。
  7. 【請求項7】 前記露光調整手段は、前記周辺領域に照
    射される露光光を遮光、又は減光する光学部材を含むこ
    とを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 感光層で覆われた基板をマスク上のパタ
    ーンの像で露光する装置において、 前記基板上の周辺領域内に形成されたアライメント用の
    マークを前記感光層を介して光電検出し、前記基板のプ
    リアライメントを実行するプリアライメント手段と;前
    記パターン像で露光された基板の後処理工程に応じて選
    択される、前記マークを覆う感光層の露光の要否に関す
    る情報を記憶する記憶手段と;前記記憶された情報に基
    づき、前記後処理工程で前記マークが保護されるように
    前記周辺領域を露光する周辺露光手段とを備えたことを
    特徴とする露光装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998057361A1 (fr) * 1997-06-12 1998-12-17 Nikon Corporation Substrat de fabrication de dispositif, procede de fabrication de ce substrat, et procede d'exposition avec ce substrat
JP2007148361A (ja) * 2005-11-04 2007-06-14 Orc Mfg Co Ltd 周辺露光装置およびその方法

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WO1998057361A1 (fr) * 1997-06-12 1998-12-17 Nikon Corporation Substrat de fabrication de dispositif, procede de fabrication de ce substrat, et procede d'exposition avec ce substrat
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