JPH09115763A - 電気部品 - Google Patents

電気部品

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JPH09115763A
JPH09115763A JP26755295A JP26755295A JPH09115763A JP H09115763 A JPH09115763 A JP H09115763A JP 26755295 A JP26755295 A JP 26755295A JP 26755295 A JP26755295 A JP 26755295A JP H09115763 A JPH09115763 A JP H09115763A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
electric component
electronic component
component element
capacitors
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Pending
Application number
JP26755295A
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English (en)
Inventor
Mamoru Katsumata
衛 勝又
Hiromi Suzuki
浩実 鈴木
Takahide Misu
孝英 三須
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気部品素子12をケースに収納しないで取付
可能とし、かつ、電気部品素子12を単独あるいは複数個
を一体化して使用可能とする。 【解決手段】 電気部品素子12に取付部材14を取り付け
る。取付部材14には他の電気部品素子12の取付部材14と
互いに嵌合可能とする嵌合部19を設ける。電気部品素子
12および取付部材14の表面に絶縁膜23を一体に形成す
る。取付部材14の嵌合部19によって他の電気部品素子12
の取付部材14と互いに嵌合可能であり、電気部品素子12
の単独での使用と複数個の電気部品素子12を一体化して
の使用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品素子を有
する電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気部品素子としては、例えば、
放電灯安定器に用いられる各種のコンデンサがあり、遅
相形放電灯安定器では力率改善用コンデンサが用いら
れ、進相形放電灯安定器では進相コンデンサ、雑防コン
デンサおよび起動用コンデンサなどが用いられる。
【0003】図5に示すように、このようなコンデンサ
1は、例えば金属膜が蒸着されたプラスチックフィルム
を巻回して形成されるフィルムコンデンサなどのコンデ
ンサ素子2を有し、このコンデンサ素子2の両端面に導
電性を有するメタリコン3を形成し、各メタリコン3に
電極4を機械的および電気的に接続する。このようなコ
ンデンサ素子2をケース5に収納し、ケース5内に例え
ばエポキシ樹脂などの絶縁性を有する充填材6を充填
し、コンデンサ素子2の絶縁性を高めている。
【0004】そして、図6に示すように、放電灯安定器
の安定器ケース7の端板8にコンデンサ1のケース5を
取付ねじ9によって取り付け、安定器ケース7内に安定
器本体と一緒にコンデンサ1を収納するようにしてい
る。
【0005】また、コンデンサとしては、ケースに収納
しないもので、コンデンサ素子の表面に絶縁塗装を施し
て絶縁膜を形成したディップコンデンサがあるが、この
コンデンサを放電灯安定器に用いる場合、コンデンサの
取付手段を考えずに、コンデンサを電極を介して安定器
本体に接続すると、コンデンサの自重でコンデンサが動
き、コンデンサの電極の根本部分の絶縁膜に亀裂などの
破損が生じたり、電極が曲がってコンデンサ素子の絶縁
膜が安定器ケースに近接して所定の絶縁距離を保てなく
なったり安定器ケースに接触して絶縁膜に破損を生じる
ような問題がある。
【0006】したがって、図5および図6に示すよう
に、放電灯安定器に用いられるコンデンサ1は、電極部
分に力が加わらないようにする目的からもコンデンサ素
子2をケース5に収納して機械的に保持する必要があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、コンデンサ素子2をケース5に収納するととも
に充填材6を充填したのでは、ディップコンデンサに比
べて大形化およびコストアップする問題がある。
【0008】また、放電灯安定器の種類に応じてコンデ
ンサ容量の異なるコンデンサ1が用いられるが、要求さ
れる多種類のコンデンサ容量に応じた専用のコンデンサ
1を多種類用意する必要があり、製造および管理が容易
でない。
【0009】そこで、例えば、標準的な複数個のコンデ
ンサ1を組み合わせて要求されるコンデンサ容量をえる
ようにすることも考えられるが、複数個のコンデンサ1
を一体化したとしても非常に大形になるため、放電灯安
定器が大形化する問題がある。したがって、コンデンサ
容量に応じた専用のコンデンサ1を多種類用意するしか
なかった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、電気部品素子をケースに収納しないで取付可能と
し、電気部品素子を単独あるいは複数個を一体化して使
用できる電気部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気部品
は、電気部品素子と、この電気部品素子に接続された電
極と、前記電気部品素子を支持し、一体化可能とする他
の電気部品素子側と互いに嵌合可能とする嵌合部を有す
る取付部材と、前記電気部品素子および取付部材の表面
に一体に形成された絶縁膜とを具備していることを特徴
とし、電気部品素子を支持する取付部材によって電気部
品素子がケースに収納しないでも支持可能となり、か
つ、その取付部材に設けられた嵌合部によって他の電気
部品素子の取付部材と互いに嵌合可能であり、電気部品
素子の単独での使用と複数個の電気部品素子を一体化し
ての使用が可能となる。
【0012】請求項2記載の電気部品は、請求項1記載
の電気部品において、電気部品素子はコンデンサ素子で
あることを特徴とし、コンデンサ容量に応じて複数個の
コンデンサ素子が一体化される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気部品の一実施
の形態を図1ないし図4を参照して説明する。
【0014】図1および図2において、11は電気部品と
してのコンデンサで、このコンデンサ11は、例えば放電
灯安定器の安定器本体と回路的に組み合わされる力率改
善コンデンサ、進相コンデンサ、雑防コンデンサ、始動
用コンデンサなどであり、構造的にはディップコンデン
サである。なお、図2には、コンデンサ容量に応じて一
体化される1組のコンデンサ11を示す。
【0015】コンデンサ11は、電気部品素子としてのコ
ンデンサ素子12を有し、このコンデンサ素子12は、例え
ば金属膜が蒸着されたプラスチックフィルムを巻回した
フィルムコンデンサであり、端面方向から視て断面長円
形状に形成されている。コンデンサ素子12の両端面には
導電性を有する金属粉末が吹き付けられて図示しないメ
タリコンが形成され、両メタリコンには一対の電極13が
電気的および機械的に接続されている。各電極13は、導
電性を有する金属板にて一対の電極片部13a ,13b を有
するほぼL字状に形成され、一方の電極片部13a がコン
デンサ素子12の長円方向に沿ってメタリコンに接続さ
れ、他方の電極片部13b がコンデンサ素子12の長円方向
と直交する一側面方向に突出されている。
【0016】コンデンサ素子12の電極13が突出する一側
面中央部には、コンデンサ素子12の長円方向に突出する
取付部材14が取り付けられている。この取付部材14は、
絶縁性を有する例えば樹脂製であり、一端にコンデンサ
素子12の一側面に接着剤によって接着固定される固定片
部15が形成され、この固定片部15の他端から電極13の他
方の電極片部13b の突出方向と平行に折曲片部16が形成
され、この折曲片部16の先端から電極13の一方の電極片
部13a の突出方向と平行に接合片部17が形成され、接合
片部17の先端から折曲片部16と平行に対向する取付片部
18が形成されている。
【0017】接合片部17には一体化される他のコンデン
サ11の取付部材14側と互いに嵌合可能とする嵌合部19が
形成されており、この嵌合部19は、凹部20と凸部21を有
し、図1に示すように、一体化される1組のコンデンサ
11の取付部材14に形成される凹部20と凸部21の位置を互
い違いとし、両取付部材14の接合片部17を接合した際に
凹部20と凸部21が互いに凹凸嵌合して一体化される。ま
た、取付片部18には取付孔22が形成されている。
【0018】そして、コンデンサ素子12の表面全体、メ
タリコンの表面全体、電極13の電極片部13a および取付
部材14の固定片部15に絶縁塗装を施して絶縁膜23が一体
に形成されている。
【0019】また、図3および図4には放電灯安定器の
安定器ケース31を示し、この安定器ケース31は、筒状の
ケース本体32およびこのケース本体32の両端内側に取り
付けられる端板を有し、安定器本体やコンデンサ11を収
納する。
【0020】そして、放電灯安定器の組立時において、
放電灯安定器の種類に応じたコンデンサ容量のコンデン
サ11が安定器本体と組み合わされて安定器ケース31内に
収納される。このとき、コンデンサ11は標準化されたい
くつかのコンデンサ容量のものが用意され、そのうちの
いずれか1個あるいは2個を一体化させて、安定器本体
との組み合わせで要求されるコンデンサ容量に対応する
ように構成されている。
【0021】すなわち、コンデンサ容量に応じていずれ
か1個のコンデンサ11を使用する場合には、図3に示す
ように、コンデンサ11の取付部材14の取付片部18を端板
33の内側に接合し、取付片部18の取付孔22を通じて取付
ねじ41を端板33に螺着し、コンデンサ11を端板33の内側
に位置決め固定する。
【0022】また、コンデンサ容量に応じて2個のコン
デンサ11を一体化して使用する場合には、図1および図
4に示すように、1組のコンデンサ11の両取付部材14の
接合片部17を接合して嵌合部19の凹部20と凸部21を互い
に凹凸嵌合させて一体化し、この両取付部材14の取付片
部18を端板33の内側に接合し、各取付片部18の取付孔22
を通じて取付ねじ41を端板33に螺着し、1組の一体化さ
れたコンデンサ11を端板33の内側に位置決め固定する。
なお、1組のコンデンサ11を一体化すると、両コンデン
サ11の電極13が互いに接合し、はんだ付け接続などによ
って電気的にも容易に接続することができる。
【0023】このように、取付部材14を介して端板33に
機械的に保持されたコンデンサ11は、ケースなどに収納
しなくても、一定位置に保持でき、安定器ケース31など
との絶縁距離が減少したり、コンデンサ素子12が安定器
ケース31に接触して絶縁膜23が破損されるようなことは
ない。しかも、コンデンサ11をケースに収納しないで取
付可能としたため、ケース収納コンデンサを用いた場合
に比べて小形化および安価にできる。したがって、2個
のコンデンサ11を一体化したとしても、従来のケース収
納コンデンサに比べて小形であり、放電灯安定器が大形
化することなくコンデンサ11を組み込むことができる。
【0024】また、コンデンサ11を単独あるいは2個の
コンデンサを取付部材14で一体化して使用できるため、
コンデンサ11としては標準化されたいくつかのコンデン
サ容量のものを用意しておけば、そのうちのいずれか1
個あるいは2個を一体化させて、安定器本体との組み合
わせで要求されるコンデンサ容量に対応することがで
き、コンデンサ11の標準化が可能となる。
【0025】なお、電気部品素子としてはコンデンサ素
子に限られず、他のインピーダンス素子や抵抗などに適
用しても同様の作用効果を得られる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の電気部品によれば、電気
部品素子を支持する取付部材によって電気部品素子をケ
ースに収納しないでも支持可能とし、かつ、その取付部
材には他の電気部品素子の取付部材と互いに嵌合可能と
する嵌合部が設けられているため、電気部品素子を単独
で使用できる他、複数個の電気部品素子を容易に一体化
して使用できる。
【0027】請求項2記載の電気部品によれば、請求項
1記載の電気部品の効果に加えて、電気部品素子はコン
デンサ素子であり、コンデンサ容量に応じて複数個のコ
ンデンサ素子を一体化できるので特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気部品の一実施の形態を示す1組の
コンデンサの斜視図である。
【図2】同上実施の形態のコンデンサの側面図である。
【図3】同上実施の形態の1個のコンデンサを使用する
場合の説明図である。
【図4】同上実施の形態の2個のコンデンサを一体化し
て使用する場合の説明図である。
【図5】従来のコンデンサの断面図である。
【図6】従来のコンデンサを使用する場合の説明図であ
る。
【符号の説明】
12 電気部品素子としてのコンデンサ素子 13 電極 14 取付部材 19 嵌合部 23 絶縁膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品素子と、 この電気部品素子に接続された電極と、 前記電気部品素子を支持し、一体化可能とする他の電気
    部品素子側と互いに嵌合可能とする嵌合部を有する取付
    部材と、 前記電気部品素子および取付部材の表面に一体に形成さ
    れた絶縁膜とを具備していることを特徴とする電気部
    品。
  2. 【請求項2】 電気部品素子はコンデンサ素子であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気部品。
JP26755295A 1995-10-16 1995-10-16 電気部品 Pending JPH09115763A (ja)

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JP26755295A JPH09115763A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 電気部品

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